JP7043693B2 - 水耕栽培装置及びその方法 - Google Patents

水耕栽培装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7043693B2
JP7043693B2 JP2019563006A JP2019563006A JP7043693B2 JP 7043693 B2 JP7043693 B2 JP 7043693B2 JP 2019563006 A JP2019563006 A JP 2019563006A JP 2019563006 A JP2019563006 A JP 2019563006A JP 7043693 B2 JP7043693 B2 JP 7043693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
spraying
plant
tank
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019563006A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019131233A1 (ja
Inventor
祐介 落合
一之 周藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASAIKOBO CO. LTD.
Original Assignee
YASAIKOBO CO. LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YASAIKOBO CO. LTD. filed Critical YASAIKOBO CO. LTD.
Publication of JPWO2019131233A1 publication Critical patent/JPWO2019131233A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7043693B2 publication Critical patent/JP7043693B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G31/00Soilless cultivation, e.g. hydroponics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M1/00Stationary means for catching or killing insects

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Insects & Arthropods (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

本発明は、野菜などを水溶液(培養液)を利用して栽培する水耕栽培装置及びその方法の改良に関するものである。
従来の水耕栽培装置ないし方法としては、例えば、下記特許文献1記載の「水耕栽培装置及び水耕栽培方法」がある。これは、主根と側根とを有する植物体を育成する際に適用されるもので、主根に対しては霧状に液体を噴霧することにより潅水を行い、側根に対しては液体に浸すことにより潅水を行うようにするとともに、主根潅水部による噴霧間隔又は噴霧時間の少なくとも一方を調整して主根に対する液体の噴霧量を必要量に制限することで、適切量の液体を植物体に供給するようにしたものである。
特開2014-150740号公報
ところで、上述した背景技術では、水溶液が湛えられている室内に特に双翅目類のうち水中に卵を産卵する虫が入り込むと、湛液中に産卵し、これが孵化して増殖するといった恐れがあり、衛生管理上、好ましいとは言えない。
本発明は、以上のような点に着目したもので、虫の発生を良好に低減することができる水耕栽培装置及びその方法を提供することを、その目的とする。
本発明の水耕栽培装置は、栽培ベッドに植え付けられた植物に潅水を行って栽培する水耕栽培装置であって、前記栽培ベッドのうち、前記植物の根側に噴霧槽を設けるとともに、この噴霧槽の底側に、植物で吸収されずに残った霧の水溶液を排水する排水口が設けられており、
前記噴霧槽の排水口から排水された水溶液から固形成分を取り除く前段フィルタと、噴霧する水溶液が貯蔵された水溶液タンクと、水溶液タンク内の水溶液を前記噴霧槽に送るポンプと、水溶液中に含まれる虫の卵を除去する後段フィルタと、前記噴霧槽内において、前記植物の根に対して前記水溶液を噴霧する噴霧手段とを備えており、前記前段フィルタを通過した水溶液を前記水溶液タンクに収容するとともに、該水溶液タンクの水溶液を、前記ポンプにより前記後段フィルタを通過させて、前記噴霧手段で噴霧槽に噴霧することで、水溶液を循環させる循環手段が構成されており、前記後段フィルタを、前記循環手段の循環経路のうち、最も噴霧手段に近い位置に配置するとともに、前記噴霧手段による水溶液の噴霧のみを行って、前記植物を栽培することを特徴とする。
主要な形態の一つによれば、前記水溶液タンクに、水ないし肥料を供給する補充装置を設けたことを特徴とする。他の形態によれば、前記噴霧手段が、前記噴霧槽の底面側に沿って敷設された給水パイプに設けられており、前記後段フィルタを通過した水溶液が噴霧される複数の噴霧ノズルを備えていることを特徴とする。
更に他の形態によれば、前記噴霧ノズルを、前記植物の植付面積0.08m~1.0m当たり1個の割合で設置したことを特徴とする。もしくは、前記噴霧ノズルにおける異物通過径を、0.15mm~0.9mmとしたことを特徴とする。
更に他の形態によれば、前記後段フィルタのメッシュサイズを、200μm~55μmとしたことを特徴とする。
本発明の水耕栽培方法は、前記いずれかに記載の水耕栽培装置を利用して植物に潅水を行って栽培する水耕栽培方法であって、前記噴霧手段で前記水溶液を前記植物の根に噴霧する噴霧工程と、前記循環手段で噴霧した水溶液を回収して再び噴霧する循環工程と、前記循環手段の循環経路うち、最も噴霧手段に近い位置で、前記水溶液中の卵を除去する卵除去工程とを含み、前記噴霧工程による水溶液の噴霧のみを行って、前記植物を栽培することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、植物の根に対する溶液の噴霧のみを行い、更には、虫の卵を除去するようにしたので、虫の発生を良好に低減することができ、更には菌の付着も低減することができる。
本発明の一実施例における水耕栽培装置の全体を示す図である。(A)は平面から内部を見た図であり、(B)は側面から内部を見た図である。 前記実施例の主要部を示す図である。 噴霧ノズル226の異物通過径の大小を比較して示す図である。 噴霧ノズル226の他の配置形態を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には本実施例にかかる水耕栽培装置の全体の様子が示されており、その主要部が図2に示されている。これらの図において、水耕栽培装置100は、栽培ベッド200と、循環ユニット300を中心に構成されている。
栽培ベッド200は、細長い枠体202の上部に、植付パネル210が多数配置されており、前記枠体202の下側に噴霧槽220を形成した構造となっている。植付パネル210は、例えば発泡スチロールなどによって形成されており、複数の植付穴212が形成されている。植付け対象の植物214は、ウレタンスポンジなどの柔軟性・通気性のある素材で作られた保持材216で茎部分が保持されて、前記植付穴212に植え付けられる。
一方、噴霧槽220は、例えば塩化ビニールのシートによって構成されており、室内には、その底面側の長手方向に沿って両側に給水パイプ222,224がそれぞれ敷設されており、それらには適宜の間隔で噴霧ノズル226が設けられている。図示の例では、噴霧ノズル226は、噴霧槽220の長手方向に対して交互に給水パイプ222,224に設けられている。更に、噴霧槽220の中央付近には、排水口228が設けられている。
噴霧ノズル226から噴霧された水溶液の霧は、上方に向かって放出され、植付パネル210に植え付けられている植物214の根に対して噴霧される。植物214で吸収されずに残った水溶液の霧は、噴霧槽220内で沈降し、あるいは壁面に付着して落下し、排水口228から排水されて回収される。このように、本実施例では、噴霧によって植物214に対する潅水が行われるようになっており、積極的に水溶液に浸す湛液による潅水は行われない。
次に、循環ユニット300は、噴霧槽220から回収した水溶液を再び噴霧槽220に循環させるためのもので、図2に詳細を示すように、前段フィルタ310,水溶液タンク320,補充装置330,ポンプ340,後段フィルタ350を中心に構成されている。これらのうち、前段フィルタ310は、配管302によって、上述した噴霧槽220の排水口228に接続されている。前段フィルタ310の出口側には水溶液タンク320が設けられており、噴霧する水溶液が貯蔵されている。この水溶液タンク320には、補充装置330が設けられており、タンク内の水溶液が一定量以下となったときは、水や肥料が適宜供給されるようになっている。水溶液タンク320内の水溶液は、ポンプ340によって後段フィルタ350に送り出されるようになっており、後段フィルタ350の出口側は、配管304によって、上述した噴霧槽220の給水パイプ222,224に接続されている。上述した前段フィルタ310としては、例えば液体から固形成分を取り除くために用いる網状の器具であるストレーナが使用され、後段フィルタ350としては、例えばディスクタイプのものが使用される。
上述した噴霧槽220の排水口228から排出された水溶液は、配管302から前段フィルタ310に導入され、ここでゴミや根の断片などが除去されて水溶液タンク320に戻る。そして、再び、ポンプ340で送り出され、後段フィルタ350で噴霧ノズル226が詰まらないようにフィルタ処理が行われて、配管304から噴霧槽220に供される。
ところで、後段フィルタ350については、従来は噴霧ノズル226が詰まらないようにするためのものであることから、メッシュサイズはノズル径以下となっている。これに対し、本実施例では、後段フィルタ350の目を更に細かくして、虫の卵が通過できないようにしている。具体的には、メッシュサイズ(目の径の大きさ)が400μm以下であれば、卵を除去できるが、あまり細かくすると、植物214の成長に必要な水溶液量を確保するためにポンプ340の送圧を高くする必要も生ずるので、200μm~55μm程度が好ましい。このようにすることで、異物による噴霧ノズル226の詰まりを防止するのみならず、水溶液中に含まれている虫の卵も除去するようになっている。
次に、上述した噴霧ノズル226としては、ノズル本体内にクローザーが有るもの,又は無いものなど、公知の各種のものを適用してよい。ノズル自体の構造が同じであれば、霧の粒径と異物の通過径は、ほぼ比例関係にあるが、構造が異なる場合は、霧の発生方法も異なるため、霧の粒径が大きくても異物通過径は小さい(あるいはその逆)ということがあり得る。図3には、同じ構造のノズル226における先端の断面を示しており、異物通過径は、同図(A)が最も狭く、同図(B)は中ぐらいで、同図(C)が最も大きくなっている。栽培する植物214には、適切に成長するためにどの程度の水分量を与えるとよいかといった目安が存在する。例えば、レンコンに水を少ししか与えなければ枯れてしまうし、逆にサボテンに水を与えすぎると根腐れ等を起こして生育しなくなる。前記噴霧ノズル226の異物通過径は、ノズルの構造が同じであれば、その大小が霧の粒径に影響し、植物214に与えられる水分量に直結する。従って、異物通過径を、栽培する植物214に対応して適切な大きさに設定することが望ましい。
例えば、図3(B)に示す状態を適切な異物通過径であるとする。これに対し、同図(A)に示すように、同じノズル構造で異物通過径を小さくすると、噴霧される霧の粒径も小さくなる。一方、同図(C)に示すように、同じノズル構造で異物通過径を逆に大きくすると、霧の粒径も大きくなるとともに、大量の水を流さなくてはいけなくなることから、ポンプやその他の付帯設備の製造コストが高くなってしまう。これらの点を考慮して実験を行ったところ、異物通過径は、0.15mm~0.9mm程度が好適であり、本実施例では、0.5mmのものを使用している。
次に、噴霧槽220内における噴霧ノズル226の設置数であるが、栽培する植物214によって適宜設定してよいが、本実施例では、植付パネル210における植物214の植付面積0.3m~0.6mとに対して噴霧ノズル226を1個程度の割合で設置している。また、噴霧ノズル226の設置間隔は、本実施例では、600mm~700mmとしている。
次に、本実施例の全体の動作を説明する。噴霧ノズル226から噴霧された水溶液の霧は、上方に向かって放出され、植付パネル210に植え付けられている植物214の根に対して噴霧される。植物214で吸収されずに残った霧は、噴霧槽220内で沈降し、あるいは壁面に付着して落下し、排水口228から排水される。このとき、植物214の葉側と噴霧槽220とが植付パネル210によって隔離されていることから、噴霧槽220内への虫500の侵入が低減されるようになる。なお、植付パネル210と植物214との隙間は、保持材216で保持されているので、この部分からの噴霧槽220への虫500の侵入は、ほとんどない。
また、前記隔離により、噴霧槽220内で噴霧された水溶液の植物214の葉に対する付着も低減される。菌は水溶液に繁殖することから、水溶液の付着が低減されることで、植物214の菌の数も低減されるようになる。更に、前記隔離により、噴霧槽220内への外光の侵入も阻止されるようになる。このため、噴霧槽220内における藻などの発生も低減されるようになり、これによっても、菌の繁殖が抑制されるようになる。
しかし、ごくまれに、噴霧槽220内に虫500が侵入し、水溶液中に産卵する可能性があり、排出して回収される水溶液中に卵が含まれることとなる。この卵504は、水溶液とともに、循環ユニット300の前段フィルタ310を通過し、水溶液タンク320に収容される。なお、水溶液タンク320は絶えず水溶液を貯蔵しており、タンク内の点検作業中に虫500が入り込んで卵504を産む可能性が少ないながらもある。
水溶液タンク320内の水溶液は、ポンプ340によって、後段フィルタ350に送り出される。後段フィルタ350は、上述したように、卵504を除去することができるようにメッシュ値が設定されている。このため、虫500の卵504は、後段フィルタ350を通過することができず、卵504が含まれていない水溶液が配管304から給水パイプ222,224に供給される。このため、噴霧ノズル226からは、卵504が含まれていない水溶液が噴霧されるようになる。このとき、虫500の卵504のみならず、他の有機物なども除去される。菌の繁殖の要因となる有機物が除去されることでも、噴霧槽220内における菌の繁殖が抑制されるようになる。
以上のように、本実施例によれば、以下のような効果が得られる。
a,噴霧による潅水のみが行われ、積極的に湛液による潅水は行われないため、湛液に虫による卵の産卵がないことから、虫の発生が低減されるようになる。
b,噴霧槽220や水溶液タンク320に虫が侵入して産卵したとしても、後段フィルタ350によって水溶液中から除去されるため、噴霧槽220内での虫の孵化が防止される。
c,植物214と噴霧槽220を植付パネル210によって隔離していることから、菌が繁殖する水溶液の植物214への付着が低減される。また、噴霧槽220内への外光の侵入が阻止され、あるいは、噴霧槽220内における藻などの発生も低減されるようになり、噴霧槽220内における菌の繁殖が抑制されるようになる。このため、植物214に付着する菌の数も低減されるようになり、全体として低細菌化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例では、水耕栽培装置100を細長い形状としたが、必要に応じて各種の形状としてよい。給水パイプ222,224や噴霧ノズル226,排水口228についても同様であり、配管形状や設置数は、必要に応じて適宜設定してよい。
(2)前記実施例では、前段・後段の2つのフィルタを設けたが、フィルタの数は、必要に応じて増減してよく、目の粗いフィルタと細かいフィルタを組み合わせて多段式とするといった公知の手法を適用してよい。
(3)噴霧する水溶液としては、植物214によるが、例えば、レタスの場合、チッソ,カリウム,カルシウムを水に混合したものを使用する。具体的には、カネコ種苗株式会社製のファームエース1号,2号,3号などを使用する。水のみということもあり得る。
(4)前記実施例では、噴霧槽220や水溶液タンク320への虫500の侵入による水溶液への産卵を典型的な例として示したが、他の経路から虫500が侵入する恐れもある。しかし、水溶液の流路のうち、噴霧ノズル226に近い位置に後段フィルタ350を設けることで、他の経路から侵入した虫500が産卵した卵についても除去することができる。
(5)本発明では、水溶液の噴霧のみを行っており、植物214の根を水溶液に意図的ないし積極的に浸すことは行わないが、噴霧した水溶液が噴霧槽220内に多少溜まって、これに植物214の根が浸かることがある。このような場合も本発明における「水溶液の噴霧のみを行う」には含まれるものであり、意図的・積極的な湛液による潅水は行わない趣旨である。
(6)前記実施例では、植付パネル210における植物214の植付面積0.18m~0.42m毎に噴霧ノズル226を1個程度の割合で設置したが、栽培する植物214に応じて、適宜増減してよい。しかし、噴霧ノズル226の設置数を必要以上に増やしてもコストがかさむことになり、逆に設置数を減らすと十分な噴霧を行うことができない。このような観点からすると、植付面積0.08m~1.0m当たり1個程度の割合が好適と考えられるが、上記実施例では、植付面積0.18m~0.42mにノズル1個としている。
(7)前記実施例では、図1(A)に示したように、噴霧槽220の長手方向の両側に交互に噴霧ノズル226を配置したが、図4(A)に示すように、一方の側にのみ噴霧ノズル226を配置してもよい。また、必ずしも等間隔で配置する必要はなく、同図(B)に示すように、2つずつ寄せて配置し、噴霧方向を適宜設定するようにしてもよい。
(8)前記実施例では、噴霧槽220の両側に給水パイプ222,224を配置したが、噴霧槽220の中央に給水パイプを設置してもよいし、S字状,クランク状など、各種の配置としてよい。噴霧槽220についても同様である。
本発明によれば、植物の根に対する溶液の噴霧のみを行い、更には、虫の卵を除去するようにしたので、虫の発生を良好に低減することができ、更には菌の付着も低減することができ、野菜などの水耕栽培に好適である。
100:水耕栽培装置
200:栽培ベッド
202:枠体
210:植付パネル
212:植付穴
214:植物
216:保持材
220:噴霧槽
222,224:給水パイプ
226:噴霧ノズル
228:排水口
300:循環ユニット
302:配管
304:配管
310:前段フィルタ
320:水溶液タンク
330:補充装置
340:ポンプ
350:後段フィルタ
500:虫
504:卵

Claims (7)

  1. 栽培ベッドに植え付けられた植物に潅水を行って栽培する水耕栽培装置であって、
    前記栽培ベッドのうち、前記植物の根側に噴霧槽を設けるとともに、この噴霧槽の底側に、植物で吸収されずに残った霧の水溶液を排水する排水口が設けられており、
    前記排水口から排水された水溶液から固形成分を取り除く前段フィルタと、
    噴霧する水溶液が貯蔵された水溶液タンクと、
    水溶液タンク内の水溶液を前記噴霧槽に送るポンプと、
    水溶液中に含まれる虫の卵を除去する後段フィルタと、
    前記噴霧槽内において、前記植物の根に対して前記水溶液を噴霧する噴霧手段と、
    を備えており、
    前記前段フィルタを通過した水溶液を前記水溶液タンクに収容するとともに、該水溶液タンクの水溶液を、前記ポンプにより前記後段フィルタを通過させて、前記噴霧手段で噴霧槽に噴霧することで、水溶液を循環させる循環手段が構成されており、
    前記後段フィルタを、前記循環手段の循環経路のうち、最も噴霧手段に近い位置に配置するとともに、前記噴霧手段による水溶液の噴霧のみを行って、前記植物を栽培することを特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記水溶液タンクに、水ないし肥料を供給する補充装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。
  3. 前記噴霧手段が、
    前記噴霧槽の底面側に沿って敷設された給水パイプに設けられており、前記後段フィルタを通過した水溶液が噴霧される複数の噴霧ノズルを備えていることを特徴とする請求項1記載の水耕栽培装置。
  4. 前記噴霧ノズルを、前記植物の植付面積0.08m~1.0m当たり1個の割合で設置したことを特徴とする請求項3記載の水耕栽培装置。
  5. 前記噴霧ノズルにおける異物通過径を、0.15mm~0.9mmとしたことを特徴とする請求項3又は4記載の水耕栽培装置。
  6. 前記後段フィルタのメッシュサイズを、200μm~55μmとしたことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の水耕栽培装置。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載の水耕栽培装置を利用して植物に潅水を行って栽培する水耕栽培方法であって、
    前記噴霧手段で前記水溶液を前記植物の根に噴霧する噴霧工程と、
    前記循環手段で噴霧した水溶液を回収して再び噴霧する循環工程と、
    前記循環手段の循環経路うち、最も噴霧手段に近い位置で、前記水溶液中の卵を除去する卵除去工程と、
    を含み、
    前記噴霧工程による水溶液の噴霧のみを行って、前記植物を栽培することを特徴とする水耕栽培方法。
JP2019563006A 2017-12-28 2018-12-15 水耕栽培装置及びその方法 Active JP7043693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017252966 2017-12-28
JP2017252966 2017-12-28
PCT/JP2018/046213 WO2019131233A1 (ja) 2017-12-28 2018-12-15 水耕栽培装置,そのフィルタ,その方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019131233A1 JPWO2019131233A1 (ja) 2020-11-19
JP7043693B2 true JP7043693B2 (ja) 2022-03-30

Family

ID=67067277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019563006A Active JP7043693B2 (ja) 2017-12-28 2018-12-15 水耕栽培装置及びその方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7043693B2 (ja)
WO (1) WO2019131233A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102334424B1 (ko) * 2021-07-03 2021-12-02 박윤희 수경재배장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238382A (ja) 2001-02-19 2002-08-27 Sharp Corp 植物浸漬装置
JP3924753B2 (ja) 2003-12-19 2007-06-06 株式会社生物機能工学研究所 植物の害虫離脱駆除方法
JP2007166956A (ja) 2005-12-21 2007-07-05 Centralsun:Kk ベビーリーフの噴霧水耕栽培法
US20170202156A1 (en) 2016-01-20 2017-07-20 Nano Evaporative Technologies, Inc. Hydroponic Electroculture System and Methods of Use

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0437419Y2 (ja) * 1987-02-19 1992-09-02

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238382A (ja) 2001-02-19 2002-08-27 Sharp Corp 植物浸漬装置
JP3924753B2 (ja) 2003-12-19 2007-06-06 株式会社生物機能工学研究所 植物の害虫離脱駆除方法
JP2007166956A (ja) 2005-12-21 2007-07-05 Centralsun:Kk ベビーリーフの噴霧水耕栽培法
US20170202156A1 (en) 2016-01-20 2017-07-20 Nano Evaporative Technologies, Inc. Hydroponic Electroculture System and Methods of Use

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019131233A1 (ja) 2020-11-19
WO2019131233A1 (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10070600B2 (en) Aeroponic system
US7823328B2 (en) Aeroponic plant growing system
US20210251163A1 (en) Hybrid aeroponic/hydroponic growing system
US20170086399A1 (en) Irrigation System
US20170105368A1 (en) Hybrid Hydroponic Plant Growing Systems
EP3397046B1 (en) Agricultural air injection apparatus
EP3799715A2 (en) Pressurized growing air system for vertical and horizontal planting systems
KR101625647B1 (ko) 인삼 수경 재배 시스템
WO2015033495A1 (ja) 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
JP6053088B1 (ja) メディアベッド、システム、栽培方法及び養殖方法
JP7043693B2 (ja) 水耕栽培装置及びその方法
Manda et al. Role of drip irrigation in plant health management, its importance and maintenance
US20210037730A1 (en) Hydroponic System Module
KR101740571B1 (ko) 씨감자 생산용 순환식 담액수경 장치와 이를 이용한 재배방법
US20210204497A1 (en) Sub-irrigation bed and cultivation apparatus
KR102285559B1 (ko) 농작물 재배용 점적 조절장치
RU2231951C2 (ru) Система капельного орошения
JP6006182B2 (ja) 栽培槽の給水装置
JP7373467B2 (ja) 植物栽培方法
JP6782874B2 (ja) 水耕栽培装置
Shock et al. Drip irrigation guide for onion growers
Davis et al. Subsurface irrigation easily automated
JP2000069869A (ja) ビニールハウス用畑・田装置
KR20160001429U (ko) 수경재배용 화분
JP6640549B2 (ja) 水耕栽培システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211124

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211124

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211202

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7043693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150