JP7007137B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理用プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、航空機の対地高度に係る処理を行う技術に関する。
無人航空機(UAV(Unmanned Aerial Vehicle))を航空写真測量に用いる技術が知られている。この技術では、UAVの対地高度(地表面からの高度)の精度が重要となる。UAVの三次元位置を特定する技術として、飛行するUAVをTS(トータルステーション)で追尾する方法がある(例えば、特許文献1を参照)。この方法では、TSが備えたターゲットの追尾機能を用いてUAVが追跡され、TSが備えるレーザー測距機能を用いて飛行するUAVの位置の特定が行われる。
US2014/0210663号公報
GNSSを用いる場合、相対測位であれば、精度の高い平均海面からの高度が取得できる。しかしながら、そもそも測量の対象となる土地は、その細かい標高のデータが不十分であり、精度の高い対地高度の取得は期待できない。これは、TSを用いる場合も同様であり、TSによりUAVの三次元位置を特定しても、UAV直下の地表面の標高が正確に分からなければ対地高度の精度は得られない。また、土木工事現場等では、工事により地形が変化し、地表面の標高が正確に分からない場合もある。この場合も正確な対地高度の取得は困難となる。
このような背景において、本発明は、航空機の対地高度を精度よく取得する技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、レーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得部と、前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得部と、前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部とを備える無人航空機に係る情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と、前記航空機の飛行計画および/または前記航空機の飛行軌跡に基づき前記航空機の未来位置を予想する未来位置予想部と、前記未来位置に基づき、前記レーザースキャンデータを取得するためのスキャン範囲の設定を行うスキャン範囲設定部とを備える情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と、前記対地高度算出部が算出した対地高度と予め定められた対地高度との差を減少させるための飛行制御を行うための制御信号を生成する制御信号生成部とを備える情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部とを備え、前記地表位置取得部は、前記レーザースキャンデータにおける前記Pの位置を囲む複数の点の座標に基づき前記対地高度の算出を行う情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部とを備え、前記Pの位置は、飛行予定の位置であり、前記対地高度は、前記飛行予定の位置における値である情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、レーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得ステップと、前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得ステップと、前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出ステップとを備える無人航空機に係る情報処理方法である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに読み取らせて実行させるプログラムであって、コンピュータをレーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得部と、前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得部と、前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部として機能させる情報処理用プログラムである。
本発明によれば、航空機の対地高度を精度よく取得する技術が得られる。
実施形態の概念図である。 実施形態のブロック図である。 実施形態の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態の概念図である。 実施形態のブロック図である。 実施形態の概念図である。 実施形態のブロック図である。
1.第1の実施形態
(構成)
図1には、実施形態の概念図が示されている。図1には、飛行するUAV200と地上に設置されたTS(トータルステーション)100が示されている。UAV200は、カメラ201を備え、飛行しながら航空写真測量のための撮影を行う。
TS100は、飛行するUAV200を追跡しながら測距光を用いたUAV200の三次元位置の測定を行う。UAV200の追跡は、探索光を用いてUAV200が備えた反射プリズム202を探索することで行われ、UAV200の位置の測定は、測距光を反射プリズム202に照射し、その反射光を検出することで行われる。また、TS100は、飛行するUAV200の対地高度の算出、および飛行するUAV200の対地高度を規定の値とするための制御を行う。
UAV200の飛行は、飛行計画に従う自律飛行の形態と、操縦者の遠隔操作により操縦される形態とがある。航空写真測量の場合、効率よくまた漏れがないように撮影を行うために予め定めた飛行計画に従った飛行を行う場合が多いが、マニュアル操作による飛行も可能である。
UAV200は市販されている機種であり、特別なものではない。UAV200は、飛行のための制御系、GNSS位置測定装置、無線通信装置、飛行計画や飛行ログを記憶する記憶装置、高度計を備えている。
UAV200の下部には、TS100による測量のターゲットとなる反射プリズム202が取り付けられている。また、UAV200はカメラ201を搭載しており、空中から地表の撮影を行う。
TS100は、GNSSを用いた自身の位置測定装置、測量対象(UAV200)の画像を取得するカメラ、ターゲット(UAV200の反射プリズム202)を探索する探索用レーザースキャン機能、測距用レーザー光を用いてターゲット(反射プリズム202)までの距離を測距するレーザー測距機能、レーザー測距されたターゲットの方向(水平角と垂直角(仰角または俯角))を測定する機能、ターゲットまでの距離と方向からターゲットの三次元位置を算出する機能、外部の機器との間で通信を行う機能、点群データを得るためのレーザースキャン機能を有する。
ターゲットまでの距離と方向を測定することで、TS100に対するターゲットの位置を測定できる。ここで、TS100の位置が判っていれば、ターゲット(この場合はUAV200)の地図座標系における位置(緯度・経度・高度もしくは直交座標系上のXYZ座標)を知ることができる。この機能は、市販のTSが持っている機能であり、特別なものではない。TSに関する技術としては、例えば、特開2009-229192号公報や特開2012-202821号公報等に記載されている。なお、地図座標系というのは、地図情報を扱う座標系(例えば、緯度,経度,高度(標高))であり、例えばGNSSで得られる位置情報は通常地図座標系で記述される。
以下、本実施形態で利用するTS100の一例を説明する。図2には、TS100のブロック図が示されている。TS100は、カメラ101、ターゲット探索部102、測距部103、水平・垂直方向検出部104、水平・垂直方向駆動部105、データ記憶部106、位置測定部107、通信装置108、ターゲット位置算出部(UAV位置算出部)109、UAV追跡制御部111、レーザースキャナ112、制御用マイコン113、UAV位置データ取得部114、レーザースキャンデータ取得部115、UAV対応地表位置取得部116、UAV対地高度算出部117、UAV未来位置予想部118、レーザースキャン範囲設定部119、飛行制御信号生成部120を備えている。
図2に示す各機能部は、専用のハードウェアで構成してもよいし、マイコンによりソフトウェア的に構成できるものはソフトウェア的に構成してもよい。図2の構成を実現するために利用するハードウェアとしては、各種の電子デバイス(例えば、カメラ101を構成するカメラモジュールや通信装置108を構成する無線モジュール等)、モータ等を利用した各種の駆動機構、センサユニット、光学部品、各種の電子回路、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。以上のハードウェアの構成に関しては、UAV200についても同じである。
カメラ101は、UAV200やターゲット等の測量対象の動画像または静止画像を撮影する。カメラ101は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサを用いたカメラモジュールを利用して構成され、望遠鏡を介して測位対象(例えばUAV200)の撮影を行い、その画像データを得る。通常、カメラ101が望遠鏡を介して撮影した画像を利用して測量対象となるターゲットの概略の視準が操作者により行われ、その後自動追尾機能による自律動作によりターゲットの精密な視準が行われる。
カメラ101の光軸と後述する測距部103の光軸(測距用レーザー光の光軸)とは一致しており、位置の特定を行うターゲットは、カメラ101の撮影画像の中心に捉えられる。TS100は小型のディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ等)を備えており、カメラ101が撮影した画像は、そこに表示可能である。カメラ101が撮影した画像のデータは、外部に出力可能であり、適当なディスプレイに表示できる。
カメラ101として市販のデジタルカメラを用い、それを外付けでTS100に装着する形態も可能である。カメラ101が撮影した画像のデータは、測距対象に係る測定時刻、測定方向、測定距離、測定対象の位置等のデータと関連付けされて適当な記憶領域に記憶することができる。
ターゲット探索部102は、三角錐型または扇形ビームを有した探索用レーザー光を用いたタ-ゲット(UAV200の反射プリズム202)の探索を行う。ターゲットの探索は、TS100を基準位置として行われる。ターゲットを探索する技術については、例えば日本国特許第5124319号公報に記載されている。
測距部103は、測距用レーザー光を用いたターゲットまでの距離の測定を行う。測距部103は、測距用レーザー光の発光素子、照射光学系、受光光学系、受光素子、測距演算部、基準光の光路を備えている。対象物までの距離は、対象物から反射された測距光と基準光の位相差から算出される。距離の算出方法は、通常のレーザー測距と同じである。
水平・垂直方向検出部104は、測距部103が測距したターゲットの水平方向角と垂直方向角(仰角および俯角)を計測する。ターゲット探索部102、測距部103の光学系およびカメラ101を備えた筐体部分は、水平回転および仰角(俯角)制御が可能であり、水平方向角と垂直方向角は、エンコーダにより計測される。このエンコーダの出力が水平・垂直方向角検出部104で検出され、水平方向角と垂直方向角(仰角および俯角)の計測が行われる。
水平・垂直方向駆動部105は、ターゲット探索部102、測距部103の光学系およびカメラ101を備えた筐体部分の水平回転および仰角制御(および俯角制御)を行うモータ、該モータの駆動回路、該駆動回路の制御回路を備えている。なお、この筐体部分には後述するレーザースキャナ112も配置されている。データ記憶部106は、TS100の動作に必要な制御プログラム、各種のデータ、測量結果等を記憶する。
位置測定部107は、GNSSを用いたTS100の位置の測定を行う。位置測定部107は、相対測位と単独測位の両方が可能である。相対測位を行える環境であれば、相対測位を用いたTS100の位置の測定が好ましいが、相対測位が困難な場合は単独測位によるTS100の位置の測定が行われる。なお、通常は既知の位置にTS100が設置去る場合が多く、その場合、位置測定部107は不要となる。
通信装置108は、外部の機器との間で通信を行う。TS100は、外部の端末(専用端末、PC、タブレット、スマートフォン等)による操作が可能であり、この際の通信が通信装置108を用いて行われる。また、通信装置108は、TS100の動作に必要な各種のデータの受け付け、およびTS100が取得した各種のデータの外部への出力を行う。例えば、TS100からインターネット回線を介して地図情報や地形情報を扱うデータサーバにアクセスし、測量に係る各種の情報をTS100が取得することができる。また、図2に示す機能の一部を外付けの機器で行う構成も可能であり、その場合、通信装置108を介して各種のデータのやり取りが行われる。また、通信装置108は、UAV200に飛行制御を行うための制御信号をUAV200に向けて送信する。
ターゲット位置算出部109は、ターゲット(この場合は、UAV200搭載の反射プリズム202)までの距離と方向からTS100に対するターゲットの位置(座標)を算出する。ここで、ターゲットまでの距離は、測距部103で得られ、ターゲットの方向は水平・垂直方向検出部104で得られる。基準位置となるTS100の位置は、位置測定部107で特定されるので、TS100に対するターゲットの位置を求めることで、ターゲットの地図座標系における位置を求めることができる。
UAV追跡制御部111は、補足したUAVを追尾する制御を行う。すなわち、ターゲット探索部102で検出した追尾光(UAV200から反射した追尾光)の入射方向に対応させてTS100の光軸方向を制御し、空中を移動するUAV200に常にTS100の光軸が向くようにする動的な制御がUAV追跡制御部111で行われる。具体的には、ターゲット(反射プリズム202)から反射した追尾光のTS100に対する入射方向を検出し、それに基づき反射プリズム202の位置にTS100の光軸(測距部103からの測距光の光軸)が常に向くように、水平・垂直方向駆動部105に制御信号を出力する処理がUAV追跡制御部111で行われる。
レーザースキャナ112は、測距用レーザー光をスキャン光として用いて点群データを得る。点群データは、対象物を三次元座標が判明した点の集合として捉えたデータである。この例では、ターゲット探索部102とレーザースキャナ112は別構成であり、レーザースキャナ112は、ターゲット探索部102とは別に動作する。ここで、レーザースキャナが扱うレーザー光の波長は、ターゲット探索部102が用いるレーザー光と干渉しないように、ターゲット探索部102が用いるレーザー光とは別の波長が選択されている。点群データを得るレーザースキャナについては、例えば特開2010-151682号公報、特開2008―268004号公報、米国特許8767190号公報、米国特許7969558号公報等に記載されている。
以下、レーザースキャナ112について説明する。レーザースキャナ112は、測距用レーザー光の照射部、対象物から反射した測距用レーザー光を受光する受光部、測距用レーザー光の飛行時間に基づき対象物までの距離を検出する測距部、測距用レーザー光の照射方向(測距方向)を検出する測距方向検出部を備える。また、レーザースキャナ112は、自身の位置、測距距離および測距方向に基づき測距用レーザー光の反射点の三次元位置を算出する測距対象点の位置算出部、測距用レーザー光の照射方向とその反射光の受光方向(測距光の光軸)を制御するスキャン制御部を備える。
測距用レーザー光は、特定の繰り返し周波数でパルス出力され、スキャンされながら特定の範囲に点々と照射される。測距用レーザー光の飛行時間から反射点までの距離が計算される。通常は、装置内に設けられた基準光路を飛翔したリファレンス光と対象物に照射されそこから反射された測距光との位相差から対象物までの距離が算出される。測距された距離、測距用レーザー光の照射方向およびとレーザースキャナ112の位置から、反射点のレーザースキャナ112の位置を原点とした三次元位置が計算される。この反射点の位置を多数測定することで点群データが得られる。ここで、TS100におけるレーザースキャナ112の位置と向きは、予め既知の情報として取得されており、レーザースキャナ112の地図座標系における位置は、位置測定部107の測位データに基づき算出される。よって、スキャンされた各点(反射点)の地図座標系における三次元座標を取得できる。
測距用レーザー光が特定の発振周波数でスキャンして照射されることで対象物における多数の反射点それぞれの三次元座標が取得される。この対象物における多数の反射点の集合が点群データとなる。点群データでは、三次元位置が特定された点の集合として対象物が捉えられる。
レーザースキャナ112は、反射点からの反射光の反射強度およびRGB強度を取得できる。RGB強度は、反射光をR用フィルタ、G用フィルタ、B用フィルタで選別し、各色の光強度を検出することで得られる。よって、得られる点群データ各点のRGB強度に関するデータも得られる。なお、RGBに限定されず、一または複数の特定の色情報の強度を取得する形態も可能である。
制御用マイコン113は、後述する図3の処理の手順の制御およびTS100全体の動作の制御を行う。UAV位置データ取得部114は、ターゲット位置算出部109が算出したターゲット(反射プリズム202)の位置のデータ(経度、緯度、高度、あるいは適当な座標系における三次元座標値)をUAV200の位置として取得する。この段階における高度は、平均海面を基準とした値である。UAV位置データ取得部114が取得するUAV200の位置として、UAV200が搭載するGSNN位置特定装置の測位データに基づく値を用いることもできる。この場合、精度を確保するために、GNSSを利用した相対測位により、UAV200の測位を行うことが好ましい。
レーザースキャンデータ取得部115は、レーザースキャナ112が取得した点群データを取得する。点群データの各点の座標は、(経度、緯度、高度、あるいは適当な座標系における三次元座標値)によって特定されている。なお、点群データにおける高度も平均海面を基準とする。レーザースキャナを別に用意し、そこで得られたレーザースキャンデータをレーザースキャンデータ取得部115で取得してもよい。
UAV対応地表位置取得部116は、UAV200の位置に対応する地表面の位置(経度・緯度、あるいは適当な座標系における2次元座標位置)をレーザースキャナ112が取得した点群データに基づいて取得する。UAV200の位置に対応する地表面の位置とは、UAV200鉛直下方の地表面の位置である。例えば、位置データ取得部114で取得されたある時刻におけるUAV200の三次元位置が(X,Y,Z)であるとする。この場合、レーザースキャナ112が取得した点群データの中から(X,Y)の座標にある点(X,Y,Z)を取得する処理がUAV対応地表位置取得部116で行われる。
ここで、ZはUAV200の対海面高度であり、ZはUAV200の鉛直直下の地表面の対海面高度である。そして、後述するがZ-ZがUAV200の対地高度(地表面からの高度)となる。
ところで、レーザースキャナで得た点群データは、点々と点の三次元位置を取得したデータであり、上記の場合でいうと(X,Y)の位置に完全に一致した点が点群データの中から得られない場合も有り得る。そこで、以下の処理を行い点群データの中から(X,Y)に対応する点を取得する。
まず、許容できる閾値を設定し、この閾値以下の範囲において点群データの中から(X,Y)に対応する点を抽出する。閾値以下の範囲に点群データがない場合、UAV200直下の点として指定された点(座標(X,Y)の点)を含む領域を設定し、そこから複数の点を選択する。そして、選択された複数の点のZ値の平均値を算出し、それをZの値とする。以上の処理がUAV対応地表位置取得部116で行われる。
UAV対地高度算出部117は、UAV200の対地高度を算出する。具体的には、UAV位置データ取得部114が取得したUAV200の高度(平均海面を基準とした高さ)Zと、対応するUAV200直下の地表面の高度(平均海面を基準とした高さ)Zとの差(Z-Z)を対地高度として計算する。
以下、UAV対地高度算出部117で行われる具体的な処理の1例について説明する。例えば、位置データ取得部114で取得されたある時刻tにおけるUAV200の三次元位置がP1(X,Y,Z)であるとする。この場合、対応する地表面の位置P2(P1の鉛直下方の地表面の座標)は(X,Y)となる。そして、レーザースキャンデータ取得部115が取得した点群データの中から、緯度経度の座標が(X,Y)に一致または最も近接する位置を探索し、該当する点のZ値(Z)(位置P2の平均海面からの高さ(標高))を取得する。次いで、Z-Zを計算し、UAV200の時刻tにおける対地高度を得る。
UAV未来位置予想部118は、飛行計画および/または飛行軌跡に基づき未来時刻におけるUAV200の位置を予想し、その位置を取得する。まず、飛行計画に基づく未来位置の予想について説明する。この場合、まず予想を行う時点tにおけるUAV200の位置Pをターゲット位置算出部109の出力から取得する。次いで、Pを原点として飛行計画から未来時刻tにおけるUAV200の位置Ptを算出する。
次に、飛行軌跡に基づき未来時刻におけるUAV200の位置を予想する場合を説明する。まず、ターゲット位置算出部109の出力からその時点以前におけるUAV200の飛行経路(飛行軌跡)のデータを取得する。ついで、取得した飛行経路に従って未来も飛行するものと予想し、予想時刻におけるUAV200の位置を算出する。例えば、その時点(予測を行う時点の時刻)でUAVが直線飛行していたなら、そのままの状態で直線飛行を続けると仮定し、未来時刻におけるUAV200の位置を予想する。また例えば、その時点でUAVが旋回飛行していたなら、その旋回が以後も続くと仮定し、未来時刻におけるUAV200の位置を予想する。なお、飛行軌跡という概念には、その時点における速度(速さと向き:速度ベクトル)も含まれる。
飛行計画と飛行軌跡の両方の情報を用いて未来位置の予測を行ってもよい。この場合、まず過去の飛行軌跡を取得し、それを飛行計画に当てはめて、以後の飛行経路を予測する。そして、この予測した飛行経路に基づき、未来時刻におけるUAV200の位置を予想する。
レーザースキャン範囲設定部119は、UAV未来位置予想部118が予想したUAV200の未来位置に基づき、レーザースキャナ112のスキャン範囲の設定を行う。レーザースキャンによる点群データが必要とされるのは、UAV200の飛行経路の鉛直直下の領域である。そこで、UAV200の飛行が予想される空域の鉛直下方の地表面に対して集中的に密度の高いレーザースキャンを行う設定とする。こうすることで、スキャンデータ(点群データ)の密度を高くし、またスキャンの効率を高める。
具体的な処理の一例を以下に示す。まず、未来時刻tにおけるUAV200の位置PをUAV未来位置予想部118で予想する。次に、位置Pの鉛直真下の座標を取得する。例えば、P(X,Y,Z)である場合、P’(X,Y)が求める地表の座標となる。次に、P’(X,Y)を含む特定の領域をスキャン範囲として設定する。例えば、UAV200の進行方向に沿って特定の長さおよび幅のスキャン範囲を設定するならば、P’(X,Y)が含まれる長さ30m、幅10mの長方形のスキャン範囲を設定する。この処理を未来時刻t,t,t,t・・・tにおいて行いスキャン範囲を刻々と設定する。
上記のようにレーザースキャンの範囲を設定することで、レーザースキャン密度が高まり、UAV200鉛直下方の位置に一致または極力近接する点を取得できる確率が高まる。よって、UAV200の対地高度の算出精度を高くできる。
飛行制御信号生成部120は、UAV対地高度算出部117で算出されたUAV200の対地高度に基づき、UAV200が予め定めた対地高度で飛行するようにする制御信号を生成する。この制御信号がUAV200に送られ、UAV200の飛行制御が行われる。
以下、飛行制御信号生成部120で行われる処理の詳細について説明する。例えば、時刻tにおいて算出された対地高度がZであるとする。他方で、飛行計画における該当する位置における対地高度がZであるとする。この場合、Z<Zであれば、対地高度がZになるようにUAVを上昇させる制御信号が生成され、それがUAV200に送られる。また、Z>Zであれば、対地高度がZになるようにUAVを下降させる制御信号が生成され、それがUAV200に送られる。
以下の処理を飛行制御信号生成部120で行ってもよい。まず、飛行を開始した適当な時点でホバリングを行い、その時点におけるUAV200の三次元位置をTS100の機能により取得する。また、この際におけるUAV200の鉛直直下の地表面の三次元位置をレーザースキャナ112が得た点群データに基づいて取得する。また、飛行計画に基づき以後の予定飛行経路に沿った地表のレーザースキャン(予定飛行経路の鉛直下方の地表のレーザースキャン)を行い、該当する地表の点群データを得る。
そして、ホバリング地点を起点として以後の飛行するUAV200の高度をレーザースキャンで得た飛行経路の鉛直下方の地表面の標高の変化に対応させて制御する。この場合、飛行予定の地点の標高(レーザースキャンで求めた標高)に基づき、高度の制御が行われる。つまり、対地高度が予定高度からずれたことを検出し、その差を是正する制御でなく、予定地点の標高をレーザースキャンで予め調べておき、その地点で予定の対地高度となるようにUAV200の飛行制御が行われる。もちろん、予定した高度からずれる場合もあり、その場合は、図1の原理により求めた対地高度と予定高度との差に基づく高度の修正が行われる。
(処理の一例)
以下、TS100で行われる処理の一例を説明する。図3は、処理の手順の一例を示すフローチャートである。図3の処理を実行するプログラムは、データ記憶部106等の適当な記憶領域に記憶され、そこから読み出されて実行される。当該プログラムを適当な記憶媒体やデータサーバ等に記憶させ、そこから読み出して実行する形態も可能である。
以下の処理において、TS100の外部標定要素は予め取得されている。処理が開始されると、まずUAV200の追跡が開始される(ステップS101)。この処理では反射プリズム202の探索が行われ、更に反射プリズム202の追跡が開始される。
反射プリズム202の探索は、ターゲット探索部102で行われ、反射プリズム202の追跡は、UAV追跡制御部111で行われる。また、図3に図示されていないが、ターゲットである反射プリズム202が捕捉できた段階で反射プリズム202の測位を位置測定部107で行い、UAV200の位置のデータを得る。
次に、レーザースキャナ112のスキャン範囲が設定される(ステップS102)。この処理では、この段階で得られているUAV200の位置に基づくスキャン範囲の設定が行われる。この処理は、レーザースキャン範囲設定部119で行われる。そして地表に向けてのレーザースキャンが開始され(ステップS103)、更にレーザースキャンによる地表の点群データを得る(ステップS104)。
次に、UAV200の測位を行う(ステップS105)。この処理は、位置測定部107で行われる。次に、UAV200の位置に対応した地表面の位置(経度,緯度、標高)、すなわち空中にあるUAV200の鉛直真下の地表面の三次元位置をレーザースキャンによって得た点群データに基づいて取得する(ステップS106)。この処理は、UAV対応地表位置取得部116で行われる。
次に、ステップS105で求めたUAVの三次元位置と、ステップS106で求めたUAV200の位置に対応した地表面の三次元位置とを差からUAV200の対地高度を算出する(ステップS107)。この処理は、UAV対地高度算出部117で行われる。
そして、ステップS108で算出した対地高度と予め定めた高度(飛行計画における予定対地高度)との差が予め定めた閾値以上であるか否か、が判定される(ステップS108)。ここで、上記高度の差が閾値以上である場合、算出された高度を予め定めた高度に修正するための制御信号が飛行制御信号生成部120で生成される。この制御信号は、UAV200に送られ、飛行高度の修正が行われる。また、上記高度の差が閾値未満である場合、ステップS102以下の処理を繰り返す。
(優位性)
飛行区域の地表の標高が正確に判っていなくてもレーザースキャンデータを利用して対地高度の正確な値が得られる。また計測した対地高度に予め定めた対地高度からのズレがあってもそれを適時修正することができる。
例えば、図4に示すような法面の写真測量をUAVによって行う場合、法面に沿って特定の対地高度を維持しつつ飛行し、写真測量を行う必要がある。この際、本発明を利用すると法面の正確な測量データが得られていなくても、飛行するUAVの対地高度が常に計測され、またこの計測の結果を受けてUAVの対地高度が適宜修正される。
施工現場では、地形が日々変化している場合もあり、予め正確な標高のデータが用意できない場合がある。このような場合でも本発明を利用することで、UAVの正確な対地高度が得られ、また対地高度の制御が可能となる。
また、災害現場等において、地形が変化してしまい正確な地表の標高のデータがない場合であっても、飛行するUAVの対地高度を把握でき、またUAVを特定の対地高度で制御しながら飛ばすことができる。
2.第2の実施形態
UAVの対地高度に係る処理を独立した装置で行う例も可能である。図5には、UAV対地高度情報処理装置250のブロック図が示されている。UAV対地高度情報処理装置250は、通信装置108、制御用マイコン113、UAV位置データ取得部114、レーザースキャンデータ取得部115、UAV対応地表位置取得部116、UAV対地高度算出部117、UAV未来位置予想部118、レーザースキャン範囲設定部119、飛行制御信号生成部120を備える。
UAV対地高度情報処理装置250における図2と同じ機能部の構成は、図2に関連し説明した内容と同じである。なお、制御用マイコン113は、UAV対地高度情報処理装置250で行われる処理を統括して制御する。
UAV対地高度情報処理装置250は、CPUおよびその他の演算回路を備えたコンピュータとして動作するハードウェアであり、汎用のコンピュータを利用して構成してもよいし、FPGA等を用いた専用のハードウェア(電子回路)で構成してもよい。
UAV対地高度情報処理装置250は、第1の実施形態で説明した対地高度に係る処理を行い、UAV200の対地高度の算出およびUAVの対地高度の制御を行う。UAV対地高度情報処理装置250は、汎用のTSと協同して用いられる。この場合、UAV200の追跡と測位は、汎用のTSを用いて行われる。また、通信部122を用いてTSおよびUAVとの間で通信が行われる。
具体的には、UAV対地高度情報処理装置250は、汎用のTSからUAVの位置データとレーザースキャンデータを取得し、更にTSにスキャン範囲の指示を行う。また、UAVに対して対地高度の制御を行う。
3.第3の実施形態
図6には、本発明を利用した他の例のシステムが記載されている。この例では、TSは利用せず、独立したレーザースキャナ500を用いる。またこの例では、UAV対地高度情報処理装置400を用いる。
図7にUAV対地高度情報処理装置400のブロック図を示す。UAV対地高度情報処理装置400は、通信装置108、制御用マイコン113、UAV位置データ取得部114、レーザースキャンデータ取得部115、UAV対応地表位置取得部116、UAV対地高度算出部117、UAV未来位置予想部118、レーザースキャン範囲設定部119、飛行制御信号生成部120、UAV測位部121を備える。
UAV対地高度情報処理装置400における図2と同じ機能部の構成は、図2に関連し説明した内容と同じである。なお、制御用マイコン113は、UAV対地高度情報処理装置250で行われる処理を統括して制御する。
UAV対地高度情報処理装置400は、コンピュータとして動作するハードウェアであり、汎用のコンピュータを利用して構成してもよいし、FPGA等を用いた専用のハードウェア(電子回路)で構成してもよい。
この例では、UAV200とUAV対地高度情報処理装置400とは通信が可能となっている。通信は、無線LAN規格等の公知の無線通信規格が利用される。UAV200はGNSS装置を備え、そこで計測されたUAV200の位置データ(経度、緯度、高度)がUAV位置データ取得部114で取得される。
UAV測位部121は、相対測位によりUAV200の測位を行う。この処理は以下のようにして行われる。この例において、レーザースキャナ500は、既知の位置に設置され、その外部標定要素は予め取得されている。また、その設置位置は、図示しない高精度GNSS装置を用いて継続して測位されている。他方でUAV200は、通信装置108を介して自身の測位データをUAV測位部121に送る。UAV測位部121では、上記の高精度GNSS装置の測位データとUAV200から送られてきた測位データとを用いてUAV200の相対測位を行う。
UAV対地高度情報処理装置400には、UAV200からの測位データとレーザースキャナ500からの測位データが入力される。そして、この2つの測位データに基づくUAV200の相対測位がUAV測位部121で行われる。このUAV200に係る相対測位データがUAV位置データ取得部114で取得される。なお、レーザースキャンに係る処理は、第1の実施形態の場合と同じである。
4.その他
TSを複数台用いることもできる。TSとレーザースキャナを別々に用いることもできる。この場合、TSとレーザースキャナの位置が離れていてもよい。ただし、TSとレーザースキャナの外部標定要素は予め取得しておく。
遠隔操作でUAVを操縦する場合に、本発明を利用してUAVの対地高度を常に監視し、その結果をオペレータに報知する形態も可能である。また、規定の対地高度からずれた場合にそれをオペレータに報知する形態も可能である。本発明の対象となるのは、無人航空機が主であるが、有人航空機であってもよい。
対地高度として、地表面に垂直な方向における地表面とUAV(航空機)との距離を採用することもできる。例えば、傾斜面の写真測量の場合、傾斜面に垂直な方向における地表面とUAVとの距離が問題とされる場合が考えられる。この場合、地表面に垂直な方向で見た方向線上における地表面とUAVとの間の距離を対地高度として採用する。
この場合、地表面のレーザースキャンデータにおいて、地表面を9点×9点や15点×15点等で構成される多数の局所領域に分割する。そして、各局所領域にフィッティングする平面を求め、この平面の垂線を求める。そしてこの垂線上にUAVが位置する局所領域を探し出し、当該局所領域に垂直な方向における当該局所領域とUAVとの間の距離を対地高度として求める。
地表面の平坦性が良好な場合、上記の局所領域を広域な範囲としてもよい。なお、地表面が水平面であるなら、この場合の対地高度と第1の実施形態における対地高度とは一致する。
レーザースキャナ112や500としてスキャンを電子式に行う電子式レーザースキャナを用いることもできる。電子式レーザースキャナでは、測距光の指向方向の制御を機械式のミラーではなく、電子式(solid state optical phased array方式)で行う。この技術に関しては、例えば米国公開公報US2015/0293224号公報に記載されている。
100…TS(トータルステーション)、200…UAV、201…カメラ、200…反射プリズム。

Claims (7)

  1. レーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得部と、
    前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得部と、
    前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と
    を備える無人航空機に係る情報処理装置。
  2. 飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、
    前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、
    前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と、
    前記航空機の飛行計画および/または前記航空機の飛行軌跡に基づき前記航空機の未来位置を予想する未来位置予想部と、
    前記未来位置に基づき、前記レーザースキャンデータを取得するためのスキャン範囲の設定を行うスキャン範囲設定部と
    を備える情報処理装置。
  3. 飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、
    前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、
    前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と、
    前記対地高度算出部が算出した対地高度と予め定められた対地高度との差を減少させるための飛行制御を行うための制御信号を生成する制御信号生成部
    を備える情報処理装置。
  4. 飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、
    前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、
    前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と
    を備え、
    前記地表位置取得部は、前記レーザースキャンデータにおける前記Pの位置を囲む複数の点の座標に基づき前記対地高度の算出を行う情報処理装置。
  5. 飛行する航空機の三次元位置P を取得する航空機位置取得部と、
    前記P に対応する地表に対するレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置P のデータを取得する地表位置取得部と、
    前記P と前記P の差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部と
    を備え、
    前記Pの位置は、飛行予定の位置であり、
    前記対地高度は、前記飛行予定の位置における値である情報処理装置。
  6. レーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得ステップと、
    前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得ステップと、
    前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出ステップと
    を備える無人航空機に係る情報処理方法。
  7. コンピュータに読み取らせて実行させるプログラムであって、
    コンピュータを
    レーザースキャナを備えたトータルステーションにより測位された飛行する航空機の三次元位置Pを取得する航空機位置取得部と、
    前記Pに対応する地表に対する前記レーザースキャナによるレーザースキャンにより得たレーザースキャンデータに基づき、前記飛行する航空機の位置に対応する地表位置Pのデータを取得する地表位置取得部と、
    前記Pと前記Pの差に基づき前記航空機の対地高度を算出する対地高度算出部として機能させる情報処理用プログラム。
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