JP7005761B2 - アドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサ - Google Patents

アドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサ Download PDF

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Description

本出願は、2017年11月17日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された、「アドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサ」と題する、中国特許出願第201711148120.6号の優先権を主張し、参照によりその全体が明細書に組み込まれている。
本出願は、通信技術の分野、特にアドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサに関する。
アドドロップフィルタは、ファイバー高密度波長分割多重化システムの鍵となるデバイスであり、一次ファイバーリンク内の特定の波長または特定の波長の組合せの合波及び分波を実現しうる。アドドロップフィルタは、固定された動作波長、例えば誘電体フィルムに基づくフィルタを使用し、またはチューニング可能な動作波長、例えばシリコン上の液晶(LCOS、Liquid Crystal On Silicon)に基づく波長選択性スイッチ(WSS、Wavelength Selective Switch)フィルタを使用しうる。
集積光学系を使用することにより、チューニング可能な動作波長を有するアドドロップフィルタも実現され、より小型の構造が実現されうる。アドドロップフィルタは、様々な光学的構造、例えば、マッハ-ツェンダー(Mach-Zehnder、MZ)構造、ゲーティング構造及びマイクロリング構造を使用することによって実現されうる。フィルタリングスペクトルのバターワースまたはチェビシェフ型は、複数マイクロリングカスケード構造を使用することによって実現されうる。例としてマイクロリングフィルタを使用すると、同じ波長の信号が、光学フィルタリングのために使用されるマイクロリング構造の入力ポート及び合波ポートに同時に入力されると、2つの入力光学信号は出力ポートで互いに補完し合い、出力ポートにおける光学信号のパワーは、マイクロリングの共振波長とともに変化することができない。この場合、閉ループ制御は、マイクロリングの共振波長において実行することができず、閉ループ制御は、アドドロップフィルタにおいて実行することができない。
本出願の実施形態は、アドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサを提供し、アドドロップフィルタに対して閉ループ制御を実現する。
前述の技術的課題を解決するために、本出願の実施形態は、以下の技術的解決手段を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、アドドロップフィルタを提供し、アドドロップフィルタは、入力ポートと、出力ポートと、合波ポートと、分波ポートと、を含み、合波ポートが変調器に接続され、第1の光学信号及びパイロット信号が変調器に別個に入力され、変調器が、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号を合波ポートに伝送するように構成され、第2の光学信号が合波ポートに入力され、第3の光学信号が入力ポートに入力され、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差が、自由スペクトル領域の整数倍であり、パワー検出器が、出力ポート及び/または分波ポートに接続され、パワー検出器が、出力ポートまたは分波ポートからの出力光学信号を得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。
本出願のこの実施形態において、アドドロップフィルタは、入力ポートと、出力ポートと、合波ポートと、分波ポートと、を含む。合波ポートが変調器に接続される。第1の光学信号及びパイロット信号が変調器に別個に入力される。変調器が、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号を合波ポートに伝送するように構成される。したがって、第2の光学信号が合波ポートに入力されてもよく、第3の光学信号が入力ポートに入力され、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差が、自由スペクトル領域の整数倍である。さらに、パワー検出器が、本出願のこの実施形態において提供されるアドドロップフィルタの出力ポート及び/または分波ポートに接続される。パワー検出器が、出力ポートまたは分波ポートからの出力光学信号を得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。本出願のこの実施形態において、第2の光学信号がアドドロップフィルタの合波ポートに入力され、第2の光学信号が、パイロット信号を第1の光学信号にロードすることによって得られ、そのため、合波ポートからの第1の光学信号が、分波ポートまたは出力ポートにおいて分離可能である。このようにして、測定される光学パワーは、入力ポートに入力される第3の光学信号によって影響を受けることなく、出力ポートまたは分波ポートにおいてロック可能である。したがって、アドドロップフィルタの波長は、リアルタイムで入射波長にロック可能であり、アドドロップフィルタに対する閉ループ制御を実現する。
本出願の第1の態様の可能な設計において、アドドロップフィルタがさらに、入力/出力導波路と、環状導波路と、アドドロップ導波路と、第1のマイクロヒーターと、を含む。第1のマイクロヒーターが、環状導波路の周囲に配置される。入力/出力導波路が、入力ポート及び出力ポートを含む。入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成する。環状導波路及びアドドロップ導波路が、第2の結合位置において第2のカプラーを形成する。アドドロップ導波路が、合波ポート及び分波ポートを含む。第1のマイクロヒーターが、環状導波路の周囲に配置される。入力/出力導波路が、入力ポート及び出力ポートを含む。アドドロップ導波路が、合波ポート及び分波ポートを含む。具体的には、アドドロップフィルタの4つのポートが、入力/出力導波路及びアドドロップ導波路のポートによって実現されうる。入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成し、環状導波路及びアドドロップ導波路が、第2の結合位置において第2のカプラーを形成する。この構造におけるアドドロップフィルタは、第1のマイクロヒーターの電圧または電流を調整することによって、アドドロップフィルタにおける閉ループ制御を実現しうる。
本出願の第1の態様の可能な設計において、アドドロップフィルタがさらに光学分離器を含む。入力/出力導波路が、光学分離器を通してパワー検出器に接続され、または、アドドロップ導波路が、光学分離器を通してパワー検出器に接続される。光学分離器は受動構成要素であり、光分離器とも呼ばれ、外部エネルギーを必要とせず、入力光が存在する場合に提供される光学分離機能を実現することができる。任意選択的に、入力/出力導波路は、光学分離器を使用することなくパワー検出器に直接接続されてもよく、アドドロップ導波路は、光学分離器を使用することなくパワー検出器に直接接続されてもよい。
本出願の第1の態様の可能な設計において、入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成することが、入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置においてチューニング可能なカプラーを形成することを含む。第1のカプラーの結合係数は、第1のマイクロヒーターの電流または電圧を制御することによって調整されうる。
本出願の第1の態様の可能な設計において、アドドロップフィルタがさらに第2のマイクロヒーターを含む。第2のマイクロヒーターが、入力/出力導波路の周囲に配置される。第2のマイクロヒーターが、チューニング可能なカプラーの結合係数を0であるように調整するように構成される。入力/出力導波路がさらに、チューニング可能なカプラーの結合係数が0であるように調整される場合に、出力ポートを通して第3の光学信号を出力するように構成される。第1のマイクロヒーターが、第1のマイクロヒーターの電流または電圧を調整することによって、アドドロップフィルタの共振波長を目標動作波長に設定するように構成される。第2のマイクロヒーターが、チューニング可能なカプラーの結合係数を目標値に戻すように構成される。アドドロップフィルタの共振波長における調整は、第2のマイクロヒーター及び第1のマイクロヒーターを制御することによって完了され、それによってアドドロップフィルタにおける閉ループ制御を実現しうる。
本出願の第1の態様の可能な設計において、入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成することが、入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において方向性カプラーまたはマルチモード干渉カプラーを形成することを含む。
本出願の第1の態様の可能な設計において、環状導波路が、互いに結合されたN個のカスケード環状導波路を含み、Nが2以上の正の整数である。第1のマイクロヒーターが、N個のカスケード環状導波路の周囲にそれぞれ配置されたN個のマイクロヒーターを含む。N個のマイクロヒーターが、対応するマイクロヒーターの電流または電圧を非同期的に調整することによって、アドドロップフィルタの共振波長を目標動作波長に設定するように構成される。
本出願の第1の態様の可能な設計において、第1の光学信号及びパイロット信号が、同じ光学信号発生器によって生成される。本出願のこの実施形態において、第1の光学信号及びパイロット信号は、1つの光学信号発生器を使用することによって生成されてもよく、サービス光学信号を生成する元の光学信号発生器が使用され、パイロット信号発生器が独立に配置される必要がない。
本出願の第1の態様の可能な設計において、ビット情報がパイロット信号にロードされる。パイロット信号は、第1の光学信号での変調に使用されるだけでなく、2次的な変調にも使用される。ビット情報がパイロット信号にロードされる。ビット情報は、アドドロップフィルタにおける制御を実現するために使用されうる。そのため、ビット情報をパイロット信号にロードすることによって、制御シグナリングのオーバーヘッドが低減され、パイロット信号の利用性が向上されうる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態はさらに、光学アドドロップマルチプレクサを提供する。光学アドドロップマルチプレクサは、第1の態様のいずれか1つに従うアドドロップフィルタ、変調器及びパワー検出器、並びにコントローラを含む。コントローラが変調器、アドドロップフィルタ及びパワー検出器と接続される。変調器が、アドドロップフィルタの合波ポートと接続される。パワー検出器が、アドドロップフィルタの出力ポート及び/または分波ポートと接続される。コントローラが、変調器を使用することによって、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号をアドドロップフィルタの合波ポートに伝送するように構成される。パワー検出器が、出力光学信号をアドドロップフィルタの出力ポートまたは分波ポートから得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。
本出願の第2の態様の可能な設計において、コントローラがさらに、プリセット周波数において、周波数に対応する光学信号の光学パワーを復調するように構成される。コントローラはさらに、プリセット周波数の光学パワーを得るために光学信号を復調するように構成され、それによって光学パワー分析を実行しうる。
本出願の第2の態様の可能な設計において、光学アドドロップマルチプレクサがM個のカスケードアドドロップフィルタを含み、Mが1以上の正の整数である。
本出願の第2の態様の可能な設計において、アドドロップフィルタがさらにマイクロヒーターを含む。コントローラがさらに、マイクロヒーターの電流または電圧を調整するように構成される。アドドロップフィルタがさらに、マイクロヒーターの調整された電流または電圧に基づいて、共振波長を目標動作波長に設定するように構成される。コントローラは、マイクロヒーターの電流または電圧を調整し、アドドロップフィルタは、マイクロヒーターの調整された電流または電圧に基づいて共振波長を目標動作波長に設定し、それによって、アドドロップフィルタの波長スイッチングを実現しうる。
本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの接続関係性の概略図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの合波ポートと出力ポートとの間の接続関係性の概略図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの合波ポートと出力ポートととの間の接続関係性の別の概略図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の別の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の別の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の別の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の別の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うアドドロップフィルタの構成の別の概略構造図である。 本出願の実施形態に従うパイロット信号のビット情報をローディングする概略図である。 本出願の実施形態に従う光学アドドロップマルチプレクサの構成の概略構造図である。
本出願の実施形態は、アドドロップフィルタ及び光学アドドロップマルチプレクサを提供し、アドドロップフィルタにおける閉ループ制御を実現することができる。
以下に、添付する図面を参照して、本出願の実施形態を説明する。
本出願の明細書、特許請求の範囲及び添付した図面において、「第1の」、「第2の」などの用語は、類似する物体を区別することを意図されるが、必ずしも特定の順序または順番を意味するものではない。このように使用される用語は、適切な状況において相互に変換可能であり、同じ属性を有する物体が本出願の実施形態で説明される場合に使用される単なる識別方法であることは理解されるべきである。さらに、「含む」、「包含する」との用語及びその他任意の変形は、非排他的な包含関係をカバーすることを意味し、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、必ずしもそれらのユニットに限定されるものではなく、明示的に列挙されず、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品またはデバイスに不可避でないその他のユニットを含みうる。
本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタ(Add/Drop Filter,ADF)はまた、マイクロリングフィルタとも呼ばれうる。すなわち、光学フィルタリングに使用されるマイクロリング構造は、アドドロップフィルタ内に配置される。本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタは、入力ポート(Input Port)、出力ポート(Output Port)、合波ポート(Add Port)及び分波ポート(Drop Port)を含みうる。入力ポート及び合波ポートは、それぞれ光学信号を入力するように構成され、出力ポート及び分波ポートは、光学信号を出力するように構成されうる。アドドロップフィルタの出力ポートは、スルーポート(Through Port)とも呼ばれうる。同じ波長を有する光学信号が、入力ポート及び合波ポートに同時に入力されると、入力ポート及び合波ポートからの光学信号は、スルーポートまたは合波ポートにおいて互いに重ね合わせられる。具体的に、2つの入力光学信号が同じパワーを有する場合、出力光学信号のパワーは互いに補完し合い、スルーポートまたは分波ポートにおける光学パワーは、マイクロリングの共振波長とともに変化しない。したがって、マイクロリングの共振波長における閉ループ制御が、分波ポートまたはスルーポートにおける合計光学パワーをフィードバック量として使用することによって実行できない。本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタは、スルーポートまたは分波ポートにおける入力光学信号を分離し、測定される光学パワーは、入力ポートに入力される光学信号に影響を受けることなく、出力ポートまたは分波ポートにおいてロックされうる。したがって、アドドロップフィルタの波長は、アドドロップフィルタにおける閉ループ制御を実現するために、リアルタイムで入射波長においてロックされうる。
本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタは、以下に詳細に説明される。図1を参照すると、本出願の実施形態は、アドドロップフィルタ100を提供する。アドドロップフィルタ100は、入力ポート101と、出力ポート102と、合波ポート103と、分波ポート104と、を含む。
合波ポート103は、変調器200に接続される。第1の光学信号及びパイロット信号は、別個に変調器200に入力される。変調器200は、第2の光学信号を得るためにパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号を合波ポート103に伝送するように構成される。
第2の光学信号は、合波ポート103に入力される。第3の光学信号は、入力ポート101に入力される。第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。
パワー検出器300は、出力ポート102及び/または分波ポート104に接続される。パワー検出器300は、出力ポート102または分波ポート104から出力光学信号を得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。
本出願の実施形態で提供されるアドドロップフィルタ100は、それぞれ入力ポート101、出力ポート102、合波ポート103及び分波ポート104として定義される4つのポートを有して提供される。入力ポート及び合波ポートは、光学信号を入力するようにそれぞれ構成され、出力ポート及び分波ポートは光学信号を出力するように構成されうる。本出願の実施形態において提供される合波ポートは、変調器200に接続され、変調器200は、光学変調器とも呼ばれうる。変調器200は、入力ポート及び出力ポートを有して提供される。第1の光学信号及びパイロット信号は、変調器200の入力ポートに別個に入力され、変調器200の出力ポートはアドドロップフィルタ100の合波ポート103に接続される。変調器200は、第1の光学信号への変調を実施してもよく、第1の光学信号は、アドドロップフィルタ100に入力されることが必要なサービス信号である。具体的に、変調器200は、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号にロードしうる。パイロット信号は、変調器200を使用することによって第1の光学信号にロードされ、得られる第2の光学信号は、第1の光学信号と同じ波長を有する。パイロット信号は、測定またはモニタリングのために送信される信号である。パイロット信号は通常、検出及び識別を容易にするために、単一の周波数を有する。変調器200は、変調器200の出力ポートを通して第2の光学信号を合波ポート103に伝送する。したがって、第2の光学信号は、変調器200を使用することによって、合波ポート103に入力されうる。
アドドロップフィルタの異なるポートにおける光学信号を区別するために、入力ポート101に入力される光学信号は、「第3の光学信号」として定義される。第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。自由スペクトル領域は、アドドロップフィルタによって測定可能である光の周波数または波長の範囲である。第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。例えば、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、0に等しい。すなわち、第2の光学信号及び第3の光学信号は、同じ波長を有しうる。別の例として、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域に等しいこれは本明細書の一例にすぎず、本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタを限定するために使用されるものではない。
従来技術において、アドドロップフィルタの合波ポートに入力される光学信号及び、アドドロップフィルタの入力ポートに入力される光学信号が同じ波長を有する場合、2つの入力信号のパワーは、2つの出力ポートにおいて互いに正確に補完し合う。スルーポートまたは分波ポートにおけるパワーは、マイクロリングの共振波長とともに変化しない。したがって、閉ループ制御は、マイクロリングの共振波長で実行できない。本出願の実施形態において、アドドロップフィルタの合波ポートに入力される第2の光学信号とアドドロップフィルタの入力ポートに入力される第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。閉ループ制御がアドドロップフィルタで実行できないという問題を解決するために、アドドロップフィルタは、変調器に接続される。変調器はパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第1の光学信号及び、入力ポートに入力される第3の光学信号は、2つの出力ポートにおいて分離される。このように、第1の光学信号は正しく識別されるため、アドドロップフィルタにおける閉ループ制御が実現される。
本出願の実施形態において、パワー検出器は、アドドロップフィルタの出力ポート及び/または分波ポートに接続される。例えば、図2に示されるように、パワー検出器は出力ポート10に接続されてもよく、またはパワー検出器は分波ポートに接続される。代替的に、図3に示されるように、出力ポート及び分波ポートはそれぞれ1つのパワー検出器に接続される。出力ポート及び分波ポートがそれぞれのパワー検出器に接続される場合、2つのパワー検出器のうち1つのみが使用される必要があることに注意すべきである。本出願の実施形態において、アドドロップフィルタは、パワー検出器に接続される。パワー検出器はまた、光学パワー検出器とも呼ばれ、出力ポートまたは分波ポートからの出力光学信号を得て出力光学信号の光学パワーを検出するように構成されうる。例えば、分波ポートがパワー検出器に接続されると、パワー検出器は、分波ポート104から出力された光学信号の全パワー、すなわち分波ポートにおける第2の光学信号及び第3の光学信号の全光学パワーを検出する。
図3において、出力ポート及び分波ポートは、1つのパワー検出器にそれぞれ接続されることに注意すべきである。図3において、2つのパワー検出器及び変調器は、コントローラに別個に接続される。コントローラは、変調器を使用することによって、第2の光学信号を得るためにパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号をアドドロップフィルタの合波ポートに伝送するように構成される。また、コントローラはさらに、出力光学パワーを検出するために、2つのパワー検出器を制御するように構成される。また、コントローラはさらに、アドドロップフィルタの共振波長を調整するために、アドドロップフィルタを制御するように構成される。詳細については、以下の実施形態のコントローラの詳細な説明を参照する。
本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタの応用シナリオは、以下に説明される。アドドロップフィルタは、2つの平行な直線導波路と、2つの平行な直線導波路に結合された環状導波路とを含みうる。直線導波路の一方の2つのポートは、それぞれ入力ポート及び出力ポートであり、もう一方の直線導波路の2つのポートは、それぞれ合波ポート及び分波ポートである2つの直線導波路は、案内導波路またはポート導波路とも呼ばれ、方向性カプラーまたはマルチモード干渉(Multimode Interference、MMI)カプラーを使用することによってマイクロリングに結合されうる。例えば、方向性カプラーは、エバネセント波原理に基づいて、直線導波路と環状導波路との間の結合を実現しうる。
本出願のいくつかの実施形態において、集積光学系を使用することによって実現されるアドドロップフィルタに関し、デバイスプロセス許容量並びに動作環境の変化、例えば動作温度及びレーザー波長ドリフトの両方が、アドドロップフィルタの実際の適用に影響を与える。本出願の実施形態はさらに、アドドロップフィルタを提供する。マイクロヒーターは、アドドロップフィルタの導波路の周りに集積される。フィルタの特定のポートの光学パワーは、光通過状態において測定される。マイクロヒーターの電圧または電流は、具体的なアルゴリズムを使用することによって閉ループで調整され、マイクロリングの局所的な温度が制御され、それによって集積光学フィルタのフィルタリングスペクトルタイプ及び動作波長に対する安定した制御を実現する。図4を参照すると、アドドロップフィルタはさらに、入力/出力導波路と、環状導波路と、アドドロップ導波路と、第1のマイクロヒーターと、を含む。
第1のマイクロヒーターは、環状導波路の周りに配置される。
入力/出力導波路は、入力ポート及び出力ポートを含む。
入力/出力導波路及び環状導波路は、第1の結合位置において第1のカプラーを形成する。
環状導波路及びアドドロップ導波路は、第2の結合位置において第2のカプラーを形成する。
アドドロップ導波路は、合波ポート及び分波ポートを含む。
第1のマイクロヒーターは、環状導波路の周りに配置される。例えば、第1のマイクロヒーターは、環状導波路と同じ面内に配置されてもよく、または第1のマイクロヒーターは、環状導波路とは異なる面内に位置してもよく、第1のマイクロヒーターは環状導波路の周囲に配置されて提供される。図4において、第1のマイクロヒーターが環状導波路とは異なる面内に位置しうることは、説明の例として使用される。入力/出力導波路及びアドドロップ導波路は、前述の実施形態において2つの直線導波路でありうる。入力/出力導波路は、入力ポート及び出力ポートを含み、アドドロップ導波路は、合波ポート及び分波ポートを含む。すなわち、アドドロップフィルタの4つのポートは、入力/出力導波路及びアドドロップ導波路のポートによって実現されうる。
図4に示されるように、入力/出力導波路及び環状導波路は、第1の結合位置において第1のカプラーを形成し、環状導波路及びアドドロップ導波路は、第2の結合位置において第2のカプラーを形成する。説明は、例を使用することによって以下に提供される。3つの波長の光学信号λ1、λ2及びλ3は入力ポートから入力され、1つの波長の光学信号λAは合波ポートから入力される。λ2及びλAは、マイクロリングの共振条件を満たし、すなわち、2×π×R×Neff=mλであり、mは整数であり、Rは環状導波路の半径であり、Neffは環状導波路の有効屈折率である。共振条件を満たす光学信号はマイクロリング内で強め合うように干渉し、光学信号が1つの導波路のポートから入力される場合、光学信号は別の導波路の対応するポートから出力される。入射導波路がマイクロリング共振条件を満たす場合、入力及び出力ポートの可能な組み合わせは、入力ポートから分波ポートへ、または合波ポートから出力ポートへ、である。図4に示されるように、入力ポートから入力される波長λ2を有する光学信号は、別の導波路の分波ポートから出力され、合波ポートから入力された波長λAを有する光学信号は、出力ポートから出力される。同様に、共振条件を満たさない光学信号はマイクロリング内で弱め合うように干渉し、同じ導波路の別のポートから出力される。λ1及びλ3が共振条件を満たさない場合、λ1及びλ3は入力ポートから入力され、同じ導波路の出力ポートから直接出力される。
マイクロリングの共振波長のチューニングは、光学導波路の材料を製造するために使用されることは注意すべきである。例えば、誘電体材料(二酸化シリコンもしくは窒化シリコン)または半導体材料(III-V材料もしくはシリコン材料)は、熱光学効果を有する。したがって、導波路の有効屈折率は、マイクロリングの局所温度を制御することによって変化され、それによってマイクロリングの共振波長を変化させうる。例えば、本出願の実施形態において、マイクロヒーターは環状導波路の上方に集積され、マイクロリングの局所温度は、マイクロヒーターの電圧または電流を制御することによって変更される。
本出願のいくつかの実施形態において、アドドロップフィルタはさらに、光学分離器を含む。入力/出力導波路は、光学分離器を通してパワー検出器に接続され、またはアドドロップ導波路は、光学分離器を通してパワー検出器に接続される。図4に示されるように、分波ポートが光学分離器を通してパワー検出器に接続される例は、説明のために使用されている。光学分離器は受動構成要素であり、光分離器とも呼ばれ、外部エネルギーを必要とせず、入力光が存在するように提供された光学分離機能を実現することができる。任意選択的に、本出願のいくつかの実施形態において、入力/出力導波路は、光学分離器を使用せずに、光を分離しない光学パワー検出器を直接使用してもよく、同様に、アドドロップ導波路は、光学分離器を使用せず、光を分離しない光学パワー検出器に直接接続されてもよい。光を分離しない光学パワー検出器は、光学パワー検出機能を有する構成要素及び光学導波路を直接集積し、それによって、光学分離器なしに、導波路を通過する光学信号のパワーを直接検出する。
本出願のいくつかの実施形態において、入力/出力導波路及び環状導波路が第1の結合位置において第1のカプラーを形成することは、入力/出力導波路及び環状導波路が第1の結合位置においてチューニング可能なカプラーを形成することを含む。
図5に示されるように、入力/出力導波路はさらに2つの円弧型導波路を含みうる。2つの円弧型導波路はそれぞれ、環状導波路と第1の結合位置を形成する。このとき、コントローラは、第1のマイクロヒーターの電流または電圧を制御することによって第1のカプラーの結合係数への調整を実現してもよく、そのため、第1のカプラーは、具体的にはチューニング可能なカプラーである。
本出願のいくつかの実施形態において、アドドロップフィルタはさらに第2のマイクロヒーターを含み、第2のマイクロヒーターは、入力/出力導波路の周囲に配置される。
第2のマイクロヒーターは、チューニング可能なカプラーの結合係数を0となるように調整するように構成される。
入力/出力導波路はさらに、チューニング可能なカプラーの結合係数が0となるように調整された場合に、出力ポート102を通して第3の光学信号を出力するように構成される。
第1のマイクロヒーターは、アドドロップフィルタの共振波長を、第1のマイクロヒーターの電流または電圧を調整することによって目標動作波長に設定するように構成される。
第2のマイクロヒーターは、チューニング可能なカプラーの結合係数を目標値に戻すように構成される。
図5に示されるように、第2のマイクロヒーターは、入力/出力導波路の周囲に配置される。例えば、第2のマイクロヒーターは、入力/出力導波路と同じ面内に配置されてもよく、または第2のマイクロヒーターは、入力/出力導波路とは異なる面内に位置してもよく、第2のマイクロヒーターが入力/出力導波路の周囲に配置されるように提供される。図5において、第2のマイクロヒーターが入力/出力導波路と同じ面内に位置しうる例が、説明のために使用される。入力/出力導波路は、入力ポート及び出力ポートを含み、アドドロップ導波路は、合波ポート及び分波ポートを含む。すなわち、アドドロップフィルタの4つのポートは、入力/出力導波路及びアドドロップ導波路のポートによって実現されうる。図5に示されるように、入力/出力導波路はさらに、2つの円弧型導波路を含みうる。2つの円弧型導波路はそれぞれ、環状導波路と、第1の結合位置を形成する。
アドドロップフィルタの共振波長における調整は、以下のプロセスを含みうる。まず、第2のマイクロヒーターが、チューニング可能なカプラーの結合係数を0となるように調整し、チューニング可能なカプラーの結合係数が0となるように調整されると、入力/出力導波路は、出力ポートを通して第3の光学信号を出力する。この場合、入力/出力導波路と環状導波路との間の関連性は接続解除されてもよく、入力ポートから入力される全ての波長の光学信号は、出力ポートから直接出力される。次に、第1のマイクロヒーターが、第1のマイクロヒーターの電流または電圧を調整するように制御されうる。アドドロップフィルタの共振波長は、目標動作波長に設定される。最後に、第2のマイクロヒーターが、チューニング可能なカプラーの結合係数を目標値に戻すように制御される。チューニング可能なカプラーは、「オン」及び「オフ」として定義される2つの状態を有する。「オフ」状態に対応する結合係数は0であり、「オン」状態に対応する結合係数はゼロではない目標値である。動作原理において、その値は、最後の環状導波路とアドドロップ導波路との間の結合係数に等しくなるべきである。
本出願のいくつかの実施形態において、入力/出力導波路及び環状導波路が第1の結合位置において第1のカプラーを形成することは、入力/出力導波路及び環状導波路が、第1の結合位置において方向性カプラーまたはマルチモード干渉カプラーを形成することを含む。
図4に示されるように、入力/出力導波路は直線導波路でありうる。入力/出力導波路及び環状導波路は、第1の結合位置において方向性カプラーまたはマルチモード干渉カプラーを形成する。入力/出力導波路の周囲にはマイクロヒーターは配置されず、第1のマイクロヒーターは、環状導波路の周囲に配置される。したがって、入力/出力導波路と環状導波路との間の結合係数は固定され、調整される必要がない。
本出願のいくつかの実施形態において、図6に示されるように、光学信号はそれぞれアドドロップフィルタの入力ポート及び合波ポートに入力される。マイクロヒーターは、アドドロップフィルタの上変調アーム導波路の周囲に配置され、アドドロップフィルタの動作波長は、マイクロヒーターの電流または電圧を調整することによって調整される。
図7に示されるように、アドドロップフィルタの入力ポート及び合波ポートはそれぞれ、光学信号を出力する。マイクロヒーターは、アドドロップフィルタのゲーティングの周囲に配置され、アドドロップフィルタの動作波長は、マイクロヒーターの電流または電圧を調整することによって調整される。
本出願のいくつかの実施形態において、環状導波路は、互いに結合されたN個のカスケード環状導波路を含み、Nは2以上の正の整数である。
第1のマイクロヒーターは、N個のカスケード環状導波路の周囲にそれぞれ配置されたN個のマイクロヒーターを含む。
N個のマイクロヒーターは、アドドロップフィルタの共振波長を、対応するマイクロヒーターの電流または電圧を非同期的に調整することによって目標動作波長に設定するように構成される。
アドドロップフィルタ内の環状導波路は、互いに結合されたN個のカスケード環状導波路によって形成され、N個のマイクロヒーターは、N個のカスケード環状導波路の周囲に配置される。具体的には、1つのマイクロヒーターは1つのカスケード環状導波路の周囲に配置され、1つのマイクロヒーターを調整することによって、そのマイクロヒーターに対応するカスケード環状導波路が制御可能である。したがって、N個のマイクロリング(マイクロリングの数Nは2以上である)の非同期チューニングを通して、アドドロップフィルタの波長のヒットレススイッチングが実現されうる。
本出願のいくつかの実施形態において、第1の光学信号及びパイロット信号は、同じ光学信号発生器によって生成される。具体的には、第1の光学信号及びパイロット信号は、1つの光学信号発生器を使用することによって生成されてもよく、サービス光学信号を生成する元の光学信号発生器が使用され、パイロット信号発生器は独立に配置される必要がない。
本出願のいくつかの実施形態において、ビット情報がパイロット信号にロードされる。具体的には、パイロット信号は第1の光学信号での変調のために使用されるだけでなく、2次変調のためにも使用される。ビット情報がパイロット信号にロードされる。ビット情報は、アドドロップフィルタを通過するサービス信号に対する監視を実現するために使用されうる。したがって、パイロット信号にビット情報をロードすることによって、制御シグナリングのオーバーヘッドが低減され、パイロット信号の利用性が改善されうる。
本出願の前述の実施形態の例から、アドドロップフィルタが入力ポート、出力ポート、合波ポート及び分波ポートを含むことがわかる。合波ポートは変調器に接続される。第1の光学信号及びパイロット信号は、変調器に別個に入力される。変調は、第2の光学信号を得るためにパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号を合波ポートに伝送するように構成される。したがって、第2の光学信号は合波ポートに入力されてもよく、第3の光学信号は入力ポートに入力され、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。さらに、パワー検出器は、本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタの出力ポート及び/または分波ポートに接続される。パワー検出器は、出力ポートまたは分波ポートから出力光学信号を得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。本出願の実施形態において、第2の光学信号は、アドドロップフィルタの合波ポートに入力され、第2の光学信号は、第1の光学信号にパイロット信号をロードすることによって得られ、合波ポートからの第1の光学信号は、分波ポートまたは出力ポートにおいて分離可能である。このようにして、測定される光学パワーは、出力ポートまたは分波ポートにおいて、入力ポートに入力される第3の光学信号に影響を与えられることなくロック可能である。したがって、アドドロップフィルタの波長は、リアルタイムで入射波長において、アドドロップフィルタに閉ループ制御を実現するためにロック可能である。
本出願の実施形態の前述の解決手段のよりよい理解及び実施のために、具体的な説明が、例として対応する用途シナリオを使用することによって以下に提供される。
本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタにおいて、同じ波長の信号が入力ポート及び合波ポートに同期して入力されると、入力ポート及び合波ポートからの信号は、出力ポートまたは分波ポートにおいて互いに重ね合わせられる。同じパワーを有する場合、2つの入力信号は、2つの出力ポートにおいて互いに正確に補完し合い、出力ポートまたは分波ポートにおけるパワーは、マイクロリングの共振波長とともに変化しない。したがって、マイクロリングの共振波長における閉ループ制御は、分波ポートまたは出力ポートの全光学パワーをフィードバック量として使用することによって実施することができない。
本出願の実施形態において、パイロット信号は、合波ポートにおいて入力信号に導入され、合波ポートからの信号は分波ポートまたは出力ポートにおいて分離可能である。このようにして、測定される光学パワーは、入力ポート信号によって影響を受けない場合があり、測定される光学パワーが出力ポートにおいてロックされる場合に最大値に到達し、検出される光学信号が分波ポートにおいてロックされる場合に最小値に到達する。したがって、アドドロップフィルタの波長は、リアルタイムで入射波長においてロック可能である。
図9に示されるように、本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタは、入力/出力導波路と、互いに結合されたカスケード環状導波路と、アドドロップ導波路と、合波ポートに接続された変調器と、分波ポート/出力ポートに位置する光学パワー検出器と、を含む。チューニング可能なカプラーは、入力/出力導波路と環状導波路との間に形成される。図9において、環状導波路が具体的に3つのカスケード環状導波路である例が使用される。1つのマイクロヒーターは、各カスケード環状導波路の周囲に配置され、マイクロヒーターは、それぞれマイクロヒーターR1、R2及びR3である。マイクロヒーターR0は、入力/出力導波路の周囲に配置される。
本出願の実施形態において、合波ポートのサービス信号及びパイロット信号は、アドドロップフィルタにおけるスペクトル整形及び波長制御を実現するために使用されうる。例えば、スペクトル整形に関して、分波ポートまたは出力ポートの信号はフィードバック量として使用され、フィルタのスペクトル整形は、3つの独立したマイクロヒーターの制御を通して最大値または最小値に関する探索によって実現される。
動作波長のヒットレス(Hitless)スイッチングは、4つの段階に分割される。
ステップ10。入力/出力導波路とマイクロリングとの間の結合係数は、0であるように調整される(初期値がk0であり、0<k0<1である)。この場合、入力/出力導波路とマイクロリングフィルタとの間の関連性が接続解除され、入力ポートから入力される全ての波長の光学信号が、出力ポートから直接出力される。
ステップ11。アドドロップフィルタの共振波長を開ループ方式でプリセット動作波長に近くなるように設定する。例えば、共振波長は、波長スイッチングテーブルを照会することによって調整されうる。
ステップ12。入力/出力導波路とマイクロリングとの間の結合係数を元に戻す。例えば、結合係数はk0であり、0<k0<1である。
ステップ13。光学パワー検出器を使用することによって分波ポートまたは出力ポートにおける光学信号のパワーを試験し、得られた電気信号からパイロット信号を復調して、アップロード光学信号の光学パワーを分離し、最大値または最小値アルゴリズムを使用することによって、リアルタイムでマイクロリングの動作波長に対する精密な制御を実行する。
初期状態は、アドドロップフィルタが現在の波長で通常通り働くことである。
以下の例を使用することにより、以下に説明を提供する。入力/出力導波路が第1の環状導波路から接続解除される。接続解除は物理的な接続解除ではなく、光学的な接続解除である。マイクロヒーターR1、マイクロヒーターR2及びマイクロヒーターR3の電圧は、目標波長に対応する電圧に設定される。マイクロヒーターの電圧が回復され、精密な波長ロッキングが実行される。
制御ステップは上述のとおりである。合波ポートに位置する前述の変調器は、パイロット信号を合波ポートの光学信号にロードするように構成される。
図10に示されるように、本出願の実施形態におけるアドドロップマイクロリング共振器は、入力/出力導波路と、互いに結合されたカスケード環状導波路と、アドドロップ導波路と、合波ポートに接続された変調器と、分波ポート(または出力ポート)に位置するパワー検出器と、を含む。構造は、2つの波長ロッキング解決手段、すなわち最大値ロッキング解決手段(パワー検出器が出力ポートに位置する)及び最小値ロッキング解決手段(パワー検出器が分波ポートに位置する)を可能にする。最大値ロッキングを例として使用することで、波長のヒットレス波長スイッチングプロセスを以下に説明する。
ステップ20。合波ポートにおいて、パイロット信号を搬送するサービスを入力する。
ステップ21。合波ポートからの光学信号のパワーを測定するために、光学パワーを検出し、出力ポートにおいてパイロット信号を復調する。
ステップ22。マイクロリングのマイクロヒーターの駆動電圧または電流を、リアルタイムで、合波ポートからの光学パワーをフィードバック量として使用することにより、座標変換アルゴリズムなどのアルゴリズムを使用して設定し、マイクロヒーターの共振波長を現在の動作波長にロックする。
ステップ23。別の波長の信号を合波ポートに入力する。
ステップ24。3つのマイクロヒーターの電圧を、新しい目標動作波長に非同期的に設定し、前述のロッキングプロセスを繰り返す。
本出願の実施形態において、アドドロップフィルタに関し、入力/出力導波路が第1の環状導波路に結合される位置において、チューニング可能な結合係数を有するチューニング可能なカプラーよりもむしろ、固定された結合係数を有する方向性カプラーが存在する。前述の実施形態におけるヒットレス波長スイッチングは、入力/出力導波路と第1の環状導波路との間の結合係数を、チューニング可能なカプラーを使用することによって0となるように調整し、次いでマイクロリング部分の全ての共振波長をチューニングし、その後、チューニング可能なカプラーをリカバーすることによって実現される。この実施形態において、ヒットレス波長スイッチングは、N個のマイクロリングを非同期的にチューニングすることによって実現され、マイクロリングの数Nは2以上である。
前述の2つの実施形態において、パイロット信号は合波ポートの変調器を使用することによってサービス信号にロードされ、パイロット信号は、アドドロップフィルタの別のノード、例えばサービス信号が生成される基板において代替的に追加されうる。パイロット信号の使用は、マイクロリングの順序に限定されず、チューニング可能なカプラーが存在するか否かに限定されず、パイロット信号が独立した変調器を使用することによって生成されるか否かに限定されない。例えば、マイクロリングの順序が3から4に増やされた場合、図9に示された実施形態における制御手順は変化しないが、1つのマイクロヒーターの電圧は、閉ループ制御ループにおける制御量に追加される。図10に示された実施形態に関し、動作波長のヒットレススイッチングの間、第1のマイクロヒーター及びその他のマイクロヒータは、依然として目標波長に非同期的に調整される必要があり、1つのマイクロヒーターの電圧のみが、制御量に追加される。
本出願のいくつかの実施形態において、アドドロップフィルタに基づく光学アドドロップマルチプレクサがさらに提供される。光学アドドロップマルチプレクサは、複数のカスケードアドドロップフィルタを含み、各アドドロップフィルタは、異なる周波数のパイロット信号を使用し、それによって相互干渉を防止しうる。閉ループ制御を必要とするアドドロップフィルタに関し、本出願の実施形態において提供される閉ループ方式で制御されるアドドロップフィルタは、アドドロップフィルタのカスケード特性に影響を与えない。
本出願のいくつかの実施形態において、パイロット信号は、合波ポートの第1の光学信号に導入される。パイロット信号は、第1の光学信号のパワーを試験するために使用することができるだけでなく、パイロット信号における2次的な変調も可能にし、ネットワーク管理信号を伝送するためのビット情報をロードする。
アドドロップフィルタの入力ポート及び合波ポートの両方において入力が存在する場合、本出願の実施形態は、動作波長を制御する問題を解決する。光学信号が高密度波長分割多重化(Dense Wavelength Division Multiplexing,DWDM)信号である場合、2つの相補的な対称チャネルが、合波ポートからの光学信号を使用することによって同期的にロックされる。アドドロップフィルタのヒットレススイッチングは、アドドロップフィルタの動作波長の、現在の波長(Wavelength_existing)から目標波長(Wavelength_target)へのスイッチングのプロセスにおいて、アドドロップフィルタの入力ポートから入力される他の波長が、アドドロップフィルタの出力ポートからの出力に影響を与えないものでありうることである。さらに、波長ロッキングプロセスは時間を必要とするが、ロッキングの目的は、目標波長におけるアドドロップフィルタの動作波長を正確に制御することであることは注意すべきである。マイクロヒーターの開ループ制御が完了した後、マイクロヒーターの電圧または電流が、目標波長に対応する値に調整され、アドドロップフィルタのフィルタリングスペクトルは、もはや他の波長に影響を及ぼさない。
本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタによれば、アドドロップフィルタの動作周波数は、合波ポートから入力される光学信号を使用することによってロックされ、パイロット信号はアップロード光学信号に導入され、アップロード光学信号の光学パワーは、ダウンロード光学信号によって影響されることなく、検出点において得られうる。本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタは、ヒットレス波長スイッチングをサポートする。パイロット信号が入力ポートにおいて信号にロードされる必要はなく、または、パイロット信号は入力ポートにおいて信号に含まれさえし、パイロット信号は直接破棄されてもよく、アドドロップフィルタのカスケード使用は影響されない。アドドロップフィルタにおける光学信号は、パイロット信号を使用することによって区別され、アドドロップフィルタの動作波長における閉ループ制御を実現し、それによって、デバイスのカスケーディングに影響を与えることなくヒットレス波長スイッチングを可能にする。
図11に示されるように、本出願の実施形態はさらに、光学アドドロップマルチプレクサ1000を提供する。光学アドドロップマルチプレクサ1000は、前述の実施形態で提供されるアドドロップフィルタ100、変調器200及びパワー検出器300、並びにコントローラ400を含む。
コントローラ400は、変調器200、アドドロップフィルタ100及びパワー検出器300に接続される。
変調器200は、アドドロップフィルタ100の合波ポートに接続される。
パワー検出器300は、アドドロップフィルタ100の出力ポート及び/または分波ポートに接続される。
コントローラ400は、変調器200を使用することによって、第2の光学信号を得るためにパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号をアドドロップフィルタの合波ポートに伝送するように構成される。
パワー検出器300は、アドドロップフィルタの出力ポートまたは分波ポートから出力光学信号を得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。
光学アドドロップマルチプレクサ1000は、具体的にはチューニング可能な光学アドドロップマルチプレクサ(Tunable Optical Add/Drop Multiplexer,T-OADM)でありうる。アドドロップフィルタ100、変調器200及びパワー検出器300の説明については、前述の実施形態における説明を参照されたい。本出願のこの実施形態で提供されるコントローラ400は、変調器200を使用することによって、第2の光学信号を得るためにパイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号をアドドロップフィルタの合波ポートに伝送するように構成される。
本出願のいくつかの実施形態において、コントローラ400はさらに、プリセット周波数において、周波数に対応する光学信号の光学パワーを復調するように構成される。コントローラ400はさらに、プリセット周波数の光学パワーを得るために光学信号を復調するように構成され、それによって光学パワー分析を実行しうる。
本出願のいくつかの実施形態において、光学アドドロップマルチプレクサは、M個のカスケードアドドロップフィルタを含む。Mの値は、応用例のシナリオに依存する。例えば、Mは1以上の正の整数である。
本出願のいくつかの実施形態において、アドドロップフィルタはさらに、マイクロヒーターを含む。
コントローラはさらに、マイクロヒーターの電流または電圧を調整するように構成される。
アドドロップフィルタはさらに、マイクロヒーターの調整された電流または電圧に基づいて、共振波長を目標動作波長に設定するように構成される。
アドドロップフィルタはさらに、マイクロヒーターを含む。図4、図5、図6、図7、図9及び図10に示されるように、マイクロヒーターは、アドドロップフィルタ内の導波路の周囲に配置されうる。この場合、アドドロップフィルタはコントローラに接続され、コントローラはマイクロヒーターの電流または電圧を調整しうる。したがって、アドドロップフィルタは、マイクロヒーターの調整された電流または電圧に基づき、共振波長を目標動作波長に設定し、それによってアドドロップフィルタの波長スイッチングを実現しうる。
本出願の前述の実施形態の例から、光学アドドロップマルチプレクサはアドドロップフィルタを含み、アドドロップフィルタは、入力ポートと、出力ポートと、合波ポートと、分波ポートと、を含むことが分かる。合波ポートは変調器に接続される。第1の光学信号及びパイロット信号は、変調器に別個に入力される。変調器は、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号にロードし、第2の光学信号を合波ポートに伝送するように構成される。したがって、第2の光学信号は合波ポートに入力されてもよく、第3の光学信号は入力ポートに入力され、第2の光学信号と第3の光学信号との間の波長差は、自由スペクトル領域の整数倍である。さらに、パワー検出器は、本出願の実施形態において提供されるアドドロップフィルタの出力ポート及び/または分波ポートに接続される。パワー検出器は、出力光学信号を出力ポートまたは分波ポートから得て、出力光学信号の光学パワーを検出するように構成される。本出願の実施形態において、第2の光学信号はアドドロップフィルタの合波ポートに入力され、第2の光学信号は第1の光学信号のパイロット信号をロードすることによって得られ、したがって、合波ポートからの第1の光学信号は、分波ポートまたは出力ポートにおいて分離されうる。このようにして、測定される光学パワーは、入力ポートに入力される第3の光学信号によって影響を受けることなく、出力ポートまたは分波ポートにおいてロックされうる。したがって、アドドロップフィルタの波長は、リアルタイムで入射波長にロック可能であり、アドドロップフィルタの閉ループ制御を実現する。
さらに、説明された装置の実施形態は、単なる例であることは注意すべきである。別個の部品として説明されたユニットは、物理的に分離されてもされていなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置してもよく、または複数のユニットに分布されてもよい。いくつかの、または全てのモジュールは、実施形態の解決手段の目的を達成するための実際の必要性に従って選択されうる。さらに、本出願によって提供される装置の実施形態の添付図面において、モジュール間の接続関係は、モジュールが互いに通信接続を有することを示し、これは、具体的には1つまたは複数の通信ケーブルまたは信号ケーブルとして実現されうる。当業者であれば、創造的な努力を必要とすることなく、本発明の実施形態を理解し、実現するであろう。
100 アドドロップフィルタ
101 入力ポート
102 出力ポート
103 合波ポート
104 分波ポート
200 変調器
300 パワー検出器
400 コントローラ

Claims (11)

  1. アドドロップフィルタであって、入力ポートと、出力ポートと、合波ポートと、分波ポートと、を含み、
    前記合波ポートが変調器に接続され、第1の光学信号及びパイロット信号が前記変調器に別個に入力され、前記変調器が、第2の光学信号を得るために、前記パイロット信号を前記第1の光学信号に重畳し、前記第2の光学信号を前記合波ポートに伝送するように構成され、
    前記第2の光学信号が前記合波ポートに入力され、第3の光学信号が前記入力ポートに入力され、前記第2の光学信号と前記第3の光学信号との間の波長差が、前記アドドロップフィルタによって測定可能である光の周波数の範囲または波長の範囲である、前記アドドロップフィルタの自由スペクトル領域の整数倍であり、
    パワー検出器が、前記出力ポート及び/または前記分波ポートに接続され、前記パワー検出器が、前記出力ポートまたは前記分波ポートからの出力光学信号を得て、前記出力光学信号の光学パワーを検出するように構成され、
    前記アドドロップフィルタがさらに、入力/出力導波路と、前記第2の光学信号と前記第3の光学信号とが前記環状導波路の共振条件を満たす環状導波路と、アドドロップ導波路と、第1のマイクロヒーターと、を含み、
    前記第1のマイクロヒーターが、前記環状導波路の周囲に配置され、
    前記入力/出力導波路が、前記入力ポート及び前記出力ポートを含み、
    前記入力/出力導波路及び前記環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成し、
    前記環状導波路及び前記アドドロップ導波路が、第2の結合位置において第2のカプラーを形成し、
    前記アドドロップ導波路が、前記合波ポート及び前記分波ポートを含み、
    前記アドドロップフィルタがさらに第2のマイクロヒーターを含み、前記第2のマイクロヒーターが、前記入力/出力導波路の周囲に配置され、
    前記第2のマイクロヒーターが、前記第1のカプラーの結合係数を0であるように調整するように構成され、
    前記入力/出力導波路がさらに、前記第1のカプラーの前記結合係数が0であるように調整される場合に、前記出力ポートを通して前記第3の光学信号を出力するように構成され、
    前記第1のマイクロヒーターが、前記第1のマイクロヒーターの電流または電圧を調整することによって、前記アドドロップフィルタの共振波長を目標動作波長に設定するように構成され、
    前記第2のマイクロヒーターが、前記第1のカプラーの前記結合係数を目標値に戻すように構成される、アドドロップフィルタ。
  2. 前記アドドロップフィルタがさらに光学分離器を含み、
    前記入力/出力導波路が、前記光学分離器を通して前記パワー検出器に接続され、または、
    前記アドドロップ導波路が、前記光学分離器を通して前記パワー検出器に接続された、請求項1に記載のアドドロップフィルタ。
  3. 前記入力/出力導波路及び前記環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成することが、
    前記入力/出力導波路及び前記環状導波路が、第1の結合位置においてチューニング可能なカプラーを形成することを含む、請求項1に記載のアドドロップフィルタ。
  4. 前記入力/出力導波路及び前記環状導波路が、第1の結合位置において第1のカプラーを形成することが、
    前記入力/出力導波路及び前記環状導波路が、前記第1の結合位置において方向性カプラーまたはマルチモード干渉カプラーを形成することを含む、請求項1に記載のアドドロップフィルタ。
  5. 前記環状導波路が、互いに結合されたN個のカスケード環状導波路を含み、Nが2以上の正の整数であり、
    前記第1のマイクロヒーターが、前記N個のカスケード環状導波路の周囲にそれぞれ配置されたN個のマイクロヒーターを含み、
    前記N個のマイクロヒーターが、対応する前記マイクロヒーターの電流または電圧を非同期的に調整することによって、前記アドドロップフィルタの共振波長を目標動作波長に設定するように構成された、請求項4に記載のアドドロップフィルタ。
  6. 前記第1の光学信号及び前記パイロット信号が、同じ光学信号発生器によって生成された、請求項1から5のいずれか一項に記載のアドドロップフィルタ。
  7. ビット情報が前記パイロット信号に重畳された、請求項1から5のいずれか一項に記載のアドドロップフィルタ。
  8. 光学アドドロップマルチプレクサであって、請求項1から7のいずれか一項に記載の前記アドドロップフィルタ、前記変調器及び前記パワー検出器、並びにコントローラを含み、
    前記コントローラが前記変調器、前記アドドロップフィルタ及び前記パワー検出器と接続され、
    前記変調器が、前記アドドロップフィルタの前記合波ポートと接続され、
    前記パワー検出器が、前記アドドロップフィルタの前記出力ポート及び/または前記分波ポートと接続され、
    前記コントローラが、前記変調器を使用することによって、第2の光学信号を得るために、パイロット信号を第1の光学信号に重畳し、前記第2の光学信号を前記アドドロップフィルタの前記合波ポートに伝送するように構成され、
    前記パワー検出器が、出力光学信号を前記アドドロップフィルタの前記出力ポートまたは前記分波ポートから得て、前記出力光学信号の光学パワーを検出するように構成された、光学アドドロップマルチプレクサ。
  9. 前記コントローラがさらに、プリセット周波数において、前記周波数に対応する光学信号の光学パワーを復調するように構成された、請求項8に記載の光学アドドロップマルチプレクサ。
  10. 前記光学アドドロップマルチプレクサがM個のカスケードアドドロップフィルタを含み、Mが1以上の正の整数である、請求項8に記載の光学アドドロップマルチプレクサ。
  11. 前記アドドロップフィルタがさらにマイクロヒーターを含み、
    前記コントローラがさらに、前記マイクロヒーターの電流または電圧を調整するように構成され、
    前記アドドロップフィルタがさらに、前記マイクロヒーターの調整された電流または電圧に基づいて、共振波長を目標動作波長に設定するように構成された、請求項8に記載の光学アドドロップマルチプレクサ。
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