JP7005475B2 - 二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法 - Google Patents

二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法に関する。
蓄電システム、電気自動車やハイブリッド自動車には多数の二次電池を内蔵した組電池が適用されている。こうした組電池は、1つの二次電池の発熱に誘引されて複数の二次電池が熱暴走を起こすと損傷するおそれがある。そこで、組電池の安全を確保するための試験の1つとして、耐類焼試験が日本工業規格(JIS)等に規定されている。耐類焼試験では、満充電状態の組電池内のいずれか1つの単電池を加熱等の方法で熱暴走させた後、加熱等を停止し、一定時間放置して組電池の異常の有無を確認する。この耐類焼試験では、抵抗加熱器、熱伝導ヒータの使用等や他の手法を採用して単電池を加熱することが可能である。しかし、加熱対象とする単電池を的確に熱暴走させることは容易ではない。
そこで、加熱対象とする一つの単電池を熱暴走させて耐類焼性能を再現性よく確実に評価するための耐類焼試験の技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の耐類焼試験方法は、組電池を構成する複数の単電池のうちの一つが受光単電池である。耐類焼試験方法は、受光単電池のセル外側部材の受光部、又は受光単電池のセル外側部材に接して配置された金属製の受光部に、所定のレーザ照射条件にてレーザ照射することによって受光単電池を加熱する照射ステップを有する。また、耐類焼試験方法は、照射ステップを継続しながら、受光単電池の熱暴走を確認する熱暴走確認ステップと、熱暴走確認ステップの後にレーザ照射を停止する照射停止ステップとを有する。そして、耐類焼試験方法は、照射停止ステップの後に受光単電池以外の単電池の健全性を確認する他単電池健全性確認ステップを有する。レーザ照射条件は、受光部が溶け落ちずに溶融痕が形成される照射条件とする。
特開2017-45693号公報
耐類焼試験では、電池システム内の加熱対象とする1つの単電池を加熱しなければならないが、どのように加熱すべきかは特に指定されていない。例えば、特許文献1に記載の技術では、受光部にレーザ照射することで単電池を加熱するが、組電池として積層された単電池は、他の電池と当接するため、外部に露出されていてレーザ照射が可能である部分が極めて限られる。例えば、単電池同士が重なったところを加熱することによる耐類焼試験を行うことは容易ではない。このように、耐類焼試験を行うために加熱対象とする1つの単電池を適切に加熱するには工夫の余地がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐類焼試験のために二次電池を適切に加熱することのできる二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法を提供することにある。
上記課題を解決する二次電池の加熱装置は、非水電解質の二次電池からなる組電池を構成する単電池を加熱する二次電池の加熱装置であって、隣接する2つの前記単電池の間に設けられる仕切部材のうちの1つとして、前記単電池のうち1つの加熱対象の単電池と前記加熱対象の単電池の一方に隣接する他の単電池との間に加熱部材を備え、前記加熱部材は、前記仕切部材と同じ大きさを有する板状のベース部材と、前記ベース部材に配置されて前記加熱対象の単電池に当接するヒータと、前記ヒータの前記加熱対象の単電池に当接しない面に当接する遮熱板とを備え、前記ヒータの前記単電池との当接面と前記ベース部材の前記単電池との当接面とを含む平面が前記単電池の電池ケースに当接する。
このような構成によれば、2つの単電池の間に仕切部材又は加熱部材を挟んでいる組電池において加熱部材に設けられたヒータが、加熱対象の単電池を加熱するとともに、遮熱板を介して当接する他の単電池を加熱対象の単電池と比べて加熱しない。よって、非水電解質の二次電池の耐類焼試験で、加熱対象の単電池を選択的に加熱して、選択的に熱暴走させることができるようになる。これにより、耐類焼試験のために二次電池を適切に加熱することができるようになる。
また、ベース部材とヒータとが1つの平面として加熱対象の単電池の表面に当接する。換言すると、積層されたヒータと遮熱板とは、ベース部材の表面から突出しないため、ヒータ及び単電池に過剰な圧力の加わることが抑制される。
好ましい構成として、前記加熱部材は、前記ヒータと前記遮熱板とが積層配置される貫通孔を備え、前記遮熱板は、前記加熱対象の単電池に対向している単電池に当接する。
このような構成によれば、ヒータと遮熱板とが加熱部材に適切に配置されるとともに、ヒータと遮熱板との厚みを加熱部材の厚さの範囲で定められるようになる。また、厚さを確保することができれば発熱量を大きくすることができるので、加熱範囲を狭くして、異物混入による熱暴走の再現を好適に行えるようになる。
好ましい構成として、前記ヒータは、前記加熱対象の単電池の内部に収容されている電極体に前記単電池の電池ケースを介して当接している。
このような構成によれば、ヒータによって単電池内の電極体を加熱することができるようになる。
好ましい構成として、前記ヒータは、前記ヒータの前記当接面の面積が前記ベース部材の外周が囲う面積に対して15%以下である。
このような構成によれば、仕切部材が加熱部材に置き換えられたとしてもヒータの面積に比べてベース部材の面積が広く確保されるため、実際に使用されている組電池に近い状態を再現することができる。
好ましい構成として、前記ヒータは、前記ヒータの前記当接面の面積が前記ベース部材の外周が囲う面積に対して10%以下、かつ、2.5%以上である。
このような構成によれば、ベース部材の部分をより広く確保する一方で、加熱対象とする単電池の狭い範囲を迅速に加熱して加熱対象とする単電池に熱暴走を起こさせることができる。
好ましい構成として、前記仕切部材は、ポリプロピレン(PP)の樹脂材料から構成され、前記ベース部材は、前記仕切部材と同じ樹脂材料から構成され、前記遮熱板は、フェノール樹脂(PS)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、フッ素樹脂(PTFE)、エポキシ樹脂(ET)の少なくとも1つを含む樹脂材料から構成され、前記ヒータは、窒化アルミヒータから構成される。
このような構成によれば、仕切部材よりも遮熱板の耐熱温度を高くすることでヒータによる他の単電池の加熱が抑制される。また、窒化アルミヒータは、狭い範囲に必要な熱量を短時間で加えることができる。
上記課題を解決する二次電池の加熱方法は、非水電解質の二次電池からなる組電池を構成する単電池を加熱する二次電池の加熱方法であって、前記組電池には、単電池を加熱する上記記載の二次電池の加熱装置が設けられており、前記二次電池の加熱装置の前記加熱部材の前記ヒータによって加熱することにより、加熱対象の単電池を熱暴走させる熱暴走ステップと、前記熱暴走が始まることに応じて前記ヒータによる加熱を停止する停止ステップとを備える。
このような方法によれば、二次電池について耐類焼試験を行うことができる。
好ましい方法として、前記熱暴走ステップでは、前記ヒータによって加熱を開始してから30秒以内に前記加熱対象の単電池が前記熱暴走するように前記ヒータの熱量が調整されている。
このような方法によれば、加熱部材を構成する樹脂材料が溶融等により遮熱性能が大きく低下するまでに単電池を熱暴走させることができる可能性が高まる。
好ましい方法として、前記熱暴走の始まりを、前記加熱対象の単電池の表面温度が急激に上昇したことによって判定する判定ステップを更に備える。
このような方法によれば、単電池の熱暴走が適切に判定されて、過剰な加熱による不具合の発生が抑制されるようになる。
本発明によれば、耐類焼試験のために二次電池を適切に加熱することができる。
二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法の一実施形態を示す概略図。 同実施形態の二次電池の断面構造を示す模式図。 同実施形態の二次電池の側面構造を示す側面図。 同実施形態のヒータ領域の割合をリストで示す図。
図1~図4に従って、二次電池の加熱装置及び二次電池の加熱方法の一実施形態を説明する。なお、本実施形態では、二次電池はリチウムイオン二次電池からなる組電池である。
図1に示すように、組電池10は、図示しないバスバーで複数の単電池100が接続されることにより構成される。組電池10は、電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載され、電動モータ等に電力を供給する。単電池100は、外形が直方体形状の密閉式電池である。
組電池10は、隣接する2つの単電池100の間に仕切部材200を挟んで複数の単電池100を積層配置させている。本実施形態では、単電池100のうちの1つが耐類焼試験のための加熱対象の単電池100である。加熱対象の単電池100は、一方に隣接する単電池100(図1において右側)との間に加熱部材210が積層され、他方に隣接する単電池100(図1において左側)との間に仕切部材200が積層されている。複数の単電池100は、圧縮力を加える図示しない2つのエンドプレートの間に挟まれて、仕切部材200又は加熱部材210を介して密着している。単電池100は、電池ケース101の内部に巻回された電極体110を有している。
加熱部材210には、加熱を制御する加熱制御部20が電気的に接続されている。加熱制御部20は、ECU等の小型の演算装置を備え、プログラム処理により、加熱部材210による加熱を制御する。加熱制御部20は、加熱部材210に電力を供給することで発熱量を調整することができる。また、加熱制御部20は、加熱対象の単電池100の表面温度を測定する図示しない温度センサから温度を取得する。
単電池100は、電池ケース101と、電池ケース101の内部に収容される電極体110と、電池ケース101内に注入された液体状の非水電解質(図示略)とを備える。単電池100は、電池ケース101の上部101aに、電力の充放電に用いられる2つの外部端子115を備えている。一方の外部端子115が正極外部端子であり、他方の外部端子115が負極外部端子である。
図2に示すように、電池ケース101は、外部端子115が配置される上述の上部101aと、底になる底部101bと、積層されたとき他の単電池100に対向することができる長側面101c,101dと、積層されたとき単電池100の側面に並ぶ端側面を有する。
電極体110は、正極板111と負極板112とそれらの間に配置されたセパレータ113とが扁平に捲回されて形成されている。電極体110は、捲回される方向(捲回方向)の両端(図2において上端及び下端)で折り返されることにより多重に積層されている。
セパレータ113は、正極板111及び負極板112の間に非水電解質を保持するためのポリプロピレン製等の不織布である。正極板111は、電極芯体であるアルミニウム合金箔としての正極基材の両面にそれぞれ正極合剤が塗布されているものであるが、リード部111A(図3参照)には、正極合剤は塗布されていない。負極板112は、電極芯体である集電箔としての負極基材の両面にそれぞれ負極合剤が塗布されているものであるが、リード部112A(図3参照)には、負極合剤は塗布されていない。詳述すると、捲回されている正極板111と負極板112とは、合剤塗布範囲114(図3参照)で正極合剤と負極合剤とがセパレータ113を挟んで積層されている。
図3に示すように、電極体110は、捲回方向に直交する方向(捲き軸方向)の一端側に正極板111だけがはみ出た正極のリード部111A(図3参照)と、同直交する方向の他端側に負極板112だけがはみ出た負極のリード部112A(図3参照)とを有する。正極のリード部111A及び負極のリード部112Aはそれぞれ集電板を介して外部端子115に接続されている。
図2に示すように、仕切部材200は、単電池100の長側面101c,101dと略同じ大きさの矩形の板材であって、所定の厚さW1を有している。仕切部材200は、冷却用の空気通路が形成されていてもよい。よって、所定の厚さW1は、冷却用の空気通路を確保することができるとともに、各種の安全性を確保することができる厚さに設定されている。例えば、所定の厚さW1は、5[mm]である。また、仕切部材200は、車両に搭載される組電池10において単電池100の間に配置されるものと同じものであることが好ましい。これにより、実際の車両搭載時を模擬することができるようになる。
仕切部材200は、樹脂材料からなる。樹脂材料は、例えば、ポリプロピレン(PP)等である。耐熱温度は、PPは、120~130[℃]である。なお、仕切部材200は、冷却用の空気通路の確保及び各種の安全性を確保することができるのであれば、その他の樹脂材料でもよい。
加熱部材210は、ベース部材211と、ベース部材211を貫通する貫通孔212と、貫通孔212に積層配置されたヒータ220及び遮熱板230とを備える。
ベース部材211は、加熱対象の単電池100に当接する第1当接面210aと加熱対象ではない単電池100に当接する第2当接面210bとを備えている板状であって、仕切部材200と同様の大きさ及び厚さを有している。つまり、ベース部材211は、単電池100の長側面101c,101dと略同じ大きさの矩形の板材であって、長手方向に単電池100の長側面の長手方向長さと同じ長さL1と、短手方向に単電池100の長側面の短手方向長さと同じ長さH1とを有する。
また、ベース部材211は、所定の厚さW1と略同じ所定の厚さW2を有している。ベース部材211は、冷却用の空気通路が形成されていてもよい。よって、所定の厚さW2は、冷却用の空気通路を確保することができるとともに、各種の安全性を確保することができる等、仕切部材200の性能に近い性能となる厚さに設定されている。例えば、所定の厚さW2は、5[mm]である。
また、ベース部材211は、仕切部材200と同様の樹脂材料として、例えば、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材料からなる。
図2及び図3に示すように、貫通孔212は、ベース部材211の中央付近に貫通孔として設けられており、ヒータ220と遮熱板230とが設置される。貫通孔212は、単電池100の長手方向に長手方向長さL11であり、単電池100の短手方向に短手方向長さH11である。なお、本実施形態では、ベース部材211は、仕切部材200に貫通孔212をあけたものからなる。これにより、仕切部材200が加熱部材210に置き換えられたとしても、置き換えによる組電池10や単電池100への影響が、ヒータ220と遮熱板230との存在のみに低減される。よって、ヒータ220の加熱による単電池100や組電池10への影響が適切に模擬されるようになる。
ところで、電極体110は、電池ケース101の内部において、活物質の設けられている範囲が合剤塗布範囲114である。合剤塗布範囲114は、長手方向に長手方向長さL3であり、短手方向に短手方向長さH2である。
加熱部材210は、合剤塗布範囲114を加熱する必要があるとともに、合剤塗布範囲114の表面積S1に対する、加熱範囲の表面積S2の割合が過熱に影響を及ぼす。逆に、正極のリード部111Aや負極のリード部112Aに対応する長手方向両端部にそれぞれ確保される長さL2の範囲や、外部端子115を接続したりするための空間が設けられている範囲は耐類焼試験のために加熱するには不適切な範囲である。
よって、貫通孔212は、長手方向長さL11が、合剤塗布範囲114の長手方向長さL3よりも短いとともに、短手方向長さH11が、合剤塗布範囲114の短手方向長さH2よりも短い。
ヒータ220は、加熱制御部20から発熱するための電力が配線を通じて供給される。配線は、ベース部材211の通気通路や溝に配設されることで、ベース部材211の中央に配置されているヒータ220を駆動可能にしている。
ヒータ220は、貫通孔212に配置可能な矩形板状の大きさを有しており、長辺の長さが長手方向長さL11よりも若干短く、短辺の長さが短手方向長さH11よりも若干短い。また、厚さが遮熱板230と積層されたとき、ベース部材211の厚さW2を超えない厚さW3である。例えば、厚さW3は、4[mm]以上、かつ、4.95[mm]以下であることが好ましい。
ヒータ220は、貫通孔212に配置されて、加熱対象の単電池100を電池ケース101の外側から加熱して、所定の条件で熱暴走させる。ヒータ220は、合剤塗布範囲114に対して狭い範囲であるが、ここを熱暴走させるように加熱するために高い発熱量が必要である。例えば、ヒータ220は、100[W/cm^2]以上、155[W/cm^2]以下の高い発熱量を有することが好ましく、例えば、窒化アルミヒータが採用される。
遮熱板230は、貫通孔212の内寸と同等の大きさで、貫通孔212内に配置可能な矩形板状の大きさを有しており、長辺の長さが略長手方向長さL11であり、短辺の長さが略短手方向長さH11である。また、厚さがヒータ220と積層されたとき、ベース部材211の厚さW2を超えない厚さW4である。例えば、厚さW4は、0.05[mm]以上、かつ、1.0[mm]以下であることが好ましい。0.05[mm]未満であると、断熱効果が発揮されづらく、1.0[mm]より厚いと組み込みに係る自由度が低下する。
遮熱板230は、貫通孔212に配置されて、ヒータ220と加熱対象の単電池100に隣接する単電池100との間に挟まれる。遮熱板230は、1面がヒータ220に当接し、他面が加熱対象の単電池100に隣接する単電池100の電池ケース101の外側に当接する。
遮熱板230は、当接しているヒータ220に加熱されることから、ベース部材211よりも耐熱温度が高い樹脂材料から構成される。耐熱温度が低い樹脂材料は、ヒータ220の加熱において溶融し、加熱対象の単電池100以外の単電池を加熱して試験に影響を与えるおそれがある。耐熱温度が高い樹脂材料であれば、ヒータ220の加熱による溶融が抑制されて、加熱対象の単電池100以外の単電池を試験に影響を生じるほどに加熱するおそれが抑制される。
樹脂材料は、例えば、PF(フェノール樹脂(ベークライト))、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PTFE(フッ素樹脂)、EP(エポキシ樹脂)の少なくとも1つの樹脂材料から構成される。例えば、PFは、耐熱温度が150~180[℃]である。PPSは、耐熱温度が240[℃]である。PTFEは、耐熱温度が260[℃]である。EPは、耐熱温度が100~250[℃]である。
例えば、ベース部材211の厚さW2が5[mm]であるとき、ヒータ220と遮熱板230とを積層した厚さも5[mm]となる。「W2=W3+W4」の関係から、遮熱板230の厚さW4が0.05[mm]以上、かつ、1.0[mm]以下であるとすると、ヒータ220の厚さW3は4[mm]以上、かつ、4.95[mm]以下となる。これにより、加熱対象の単電池100に対向するベース部材211の第1当接面210aとヒータ220の当接面220aとが加熱対象の単電池100の長側面101cに当接する。このとき、ベース部材211の第1当接面210aとヒータ220の当接面220aとは1つの平面に含まれる。
なお、遮熱板230は、ヒータ220と同じ大きさでもよいし、小さくてもよいし、逆に、大きくてもよい。例えば、ヒータ220と遮熱板230とが同じ大きさであれば、貫通孔212を段差のない周面を有する孔として設けることができる。ヒータ220よりも遮熱板230が小さければ、貫通孔212が段差のある周面となるが、ヒータ220の配置位置が貫通孔の段差で規定される。ヒータ220よりも遮熱板230が大きければ、加熱対象ではない単電池100がヒータ220から加熱される速度を遅くすることができる。
ここで、二次電池に行う耐類焼試験について説明する。
耐類焼試験は、JIS(日本工業規格)や社団法人電池工業会から発行される業界規格に規定されている。JISでは、「JIS C 8715-2:2012 産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム-第2部:安全性要求事項」で規定され、業界規格では、「産業用リチウム二次電池の安全性試験(単電池及び電池システム)」SBAS1101:2011で規定されている。
耐類焼試験の概要は、満充電状態の電池システム内のいずれか一つの単電池を熱暴走するまで加熱し、単電池が熱暴走し始めたら加熱を停止し、1時間放置する。そして、電池システム外装からの発火、電池システム外装の破裂ないことを確認する試験である。なお、これらの規格には、「単電池の表面温度を測定し、急激に温度が上昇した時点を熱暴走」とみなすことや、単電池を加熱する方法として、「抵抗加熱器や熱伝導ヒータの使用」等が例示されている。
ところで精度の高い耐類焼試験を行うためには、組電池10の構成が実際に使用されている構成に近いほうがよいと考えられる。詳述すると、試験対象の組電池10は、単電池100の間に仕切部材200が配置される構成である。耐類焼試験のために、この組電池10を試験するとき、単電池100の長側面101cと仕切部材200との間にヒータを挟んで加熱することもできるが、2つの単電池の間の間隔が、挟み込んだヒータの厚さの分だけ仕切部材200の厚さよりも厚くなったり、ヒータが加熱対象の二次電池のみならず隣接する二次電池も加熱したりするおそれがある。また、単電池100の熱暴走は、電極体110の局所的な範囲の温度上昇から生じると考えられているところ、加熱範囲が広くなると、実際の発熱態様と相違するとも考えられる。なお、実際の発熱態様の一例は、電池ケース無いに混入した金属片によって電極体110に生じる正極板111と負極板112との間の短絡である。
(実施例と比較例)
図4を参照して、加熱部材210のヒータ220による加熱範囲毎に耐類焼試験への適用が適切であるか否かの結果を説明する。ここで、加熱範囲とは、ヒータ220及び遮熱板230の大きさであって、電池ケース101の長側面101cの表面積S0に対する、加熱範囲の表面積S2の割合で示される。
電池ケース101の長側面101cの表面積S0と、ヒータ220の表面積をS2との割合の相違する加熱部材210を作成し、各加熱部材210により、加熱対象の単電池100を加熱する試験を行ったときの結果をリスト40に示す。表面積S0と表面積をS2の割合を「S2/S0」で示すとき、実施例1を2.8[%]、実施例2を3.7[%]、実施例3を5.6[%]、実施例4を7.5[%]、実施例5を9.3[%]、そして比較例を18.7[%]の割合とした。そして、実施例1~5及び比較例について、その結果を得た。
リスト40には、適用が極めて適切であった結果を「◎」、適用が適切であった結果を「○」、適用が適切ではなかった結果を「×」で示した。なお、極めて適切であった結果は、加熱対象の単電池100が熱暴走するとともに、破壊弁からガスが噴出するまでの時間が30秒未満となる場合である。適切であった結果は、加熱対象の単電池100が熱暴走するとともに、破壊弁からガスが噴出するまでの時間が30秒以上となる場合である。適切ではなかった結果は、加熱対象の単電池100の電池ケース101が損傷したり、他の単電池100への影響が過大であったりする場合である。
結果として、実施例3~4には、極めて適切であった結果「◎」が得られ、実施例1,2には、適切であった結果「○」が得られ、比較例には、適切ではない結果「×」が得られた。リスト40によれば、電池ケース101の長側面101cの表面積S0に対するヒータ220の表面積S2の割合(以下、「S2/S0」)が、2.8[%]以上、かつ、9.3[%]以下の範囲が好ましい範囲に含まれ、5.6[%]以上、かつ、9.3[%]以下の範囲がより好ましい範囲に含まれる。なお、「S2/S0」が18.7[%]であると好ましくない。よって、「S2/S0」は、15[%]以下であると好ましく、10[%]以下、かつ、2.5[%]以上であるとより好ましい。
なお、ヒータ220の発熱量は、100[W/cm^2]から155[W/cm^2]間での間で変化させたが、同様の結果が得られた。
(耐類焼試験方法)
組電池10の耐類焼試験方法について説明する。
まず、組電池10のうちの任意の1つの単電池100を加熱対象の単電池100として定め、加熱対象の単電池100の一側面と、当該一側面に隣接する単電池との間に、仕切部材200に変えて加熱部材210を挟み込む(挟み込むステップ)。
次に、加熱制御部20が加熱部材210のヒータ220に所定の電力を供給することで、加熱対象の単電池100をヒータ220によって加熱することにより、加熱対象の単電池100を熱暴走させる(熱暴走ステップ)。
このとき、加熱制御部20は、測定している単電池100の表面温度の変化に基づいて熱暴走の始まりを判定し、熱暴走が始まったらヒータ220による加熱を停止する(停止ステップ)。なお、熱暴走が起きると単電池100の破壊弁が開弁するとともに、単電池100の出力電圧が低下する。そこで、単電池100の熱暴走を検知する方法としては、圧力計等により破壊弁の開弁を検知する方法や、単電池100の出力電圧の変化を計測する方法なども挙げられる。
そして、停止後、1時間放置して、加熱中に加熱対象の単電池100に生じたものを除いて、組電池10を構成する複数の単電池100(電池システム)の外装からの発火、電池システム外装の破裂ないことを確認する(確認ステップ)。
これにより、組電池10に対して耐類焼試験を行うことができる。
なお、耐類焼試験では、加熱制御部20が加熱部材210のヒータ220に供給する電力を調整することができる。例えば、加熱制御部20は、供給する電力を、ヒータ220の加熱を開始してから30秒以内に熱暴走させるようなヒータの熱量となるように調整することができる。なお、ヒータ220の熱量が大きすぎると、電池ケース101や遮熱板230の損傷が大きくなおそれがあるので、これらも考慮する。これにより、加熱部材210を構成する樹脂材料が溶融等により遮熱性能が大きく低下するまでに単電池100を熱暴走させることができる可能性が高まる。つまり、耐類焼試験を適切に行うことができる。
また、加熱制御部20は、加熱対象の単電池100の熱暴走を、単電池100の表面温度が急激に上昇したことによって判定する(判定ステップ)を更に備えてもよい。これにより、単電池の熱暴走が適切に判定されて、過剰な加熱による不具合の発生が抑制されるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載するような効果が得られるようになる。
(1)2つの単電池100の間に仕切部材200又は加熱部材210を挟んでいる組電池10において加熱部材210に設けられたヒータ220が、加熱対象の単電池100を加熱するとともに、遮熱板230を介して当接する他の単電池100を加熱対象の単電池100と比べて加熱しない。よって、非水電解質の二次電池の耐類焼試験で、加熱対象の単電池100を選択的に加熱して、選択的に熱暴走させることができるようになる。これにより、耐類焼試験のために二次電池を適切に加熱することができる。
また、ベース部材211とヒータ220とが1つの平面として加熱対象の単電池100の長側面101c(平面)に当接する。換言すると、積層されたヒータ220と遮熱板230とは、ベース部材211の表面から突出しないため、ヒータ220又は単電池100に過剰な圧力の加わることが抑制される。
(2)ヒータ220と遮熱板230とが加熱部材210に適切に配置されるとともに、ヒータ220と遮熱板230との厚みを加熱部材210の厚さの範囲で定められるようになる。また、厚さを確保することができれば発熱量を大きくすることができるので、加熱範囲を狭くして、異物混入による熱暴走の再現を好適に行えるようになる。
(3)ヒータ220が加熱対象とする単電池100の内部に収容されている電極体110に対応する位置に当接するので、ヒータ220によって単電池内の電極体110を加熱することができるようになる。
(4)仕切部材200が加熱部材210に置き換えられたとしてもヒータ220の面積に比べてベース部材211の面積が広く確保されるため、実際に使用されている組電池に近い状態を再現することができる。
(5)ベース部材211の部分をより広く確保する一方で、加熱対象とする単電池100の狭い範囲を迅速に加熱して加熱対象とする単電池100に熱暴走を起こさせることができる。
(6)ベース部材211よりも遮熱板230の耐熱温度を高くすることでヒータ220による他の単電池100の加熱が抑制される。また、窒化アルミヒータは、狭い範囲に必要な熱量を短時間で加えることができる。
(7)熱暴走させるステップと停止するステップとを有することにより、二次電池について耐類焼試験を行うことができる。
(8)加熱を開始してから30秒以内に加熱対象の単電池100が熱暴走するようにヒータ220の熱量が調整される。これにより、加熱部材210を構成する樹脂材料が溶融等により遮熱性能が大きく低下するまでに単電池を熱暴走させることができる可能性が高まる。
(9)表面温度の測定によって単電池100の熱暴走が適切に判定されて、過剰な加熱による不具合の発生が抑制されるようになる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・耐類焼試験のための加熱を開始するとき、複数の単電池の各外部端子が対応する他の外部端子に電気的に接続されていてもいいし、開放されていてもよい。
・合剤塗布範囲114に対応するようにヒータ220を配置することができるのであれば、貫通孔212は、ベース部材211の任意の位置に設けられていてもよい。
・上記実施形態では、貫通孔212は、内周面に段差がない場合について例示したが、これに限らず、貫通孔は、内周面に1段の段差があって、一方が大きい孔、他方が小さい孔であってもよい。
例えば、大きい孔にヒータを配置し、小さい孔に遮熱板を配置することができる。この場合、ヒータが貫通孔によって仕切部材に位置決めされる。
また、例えば、小さい孔にヒータを配置し、大きい孔に遮熱板を配置することができる。この場合、ヒータと他の二次電池との間に、ヒータよりも広い遮熱板が配置されるので、ヒータの加熱が他の二次電池に影響を及ぼすおそれが抑制されるようになる。
・上記実施形態では、二次電池が単電池100である場合について例示したが、二次電池が電池ケースに複数の単電池を備える電池モジュールであってもよい。電池モジュールである場合、収容している任意の単電池を加熱することができるように加熱部材にヒータを設置するとよい。
・上記実施形態では、ヒータ220と遮熱板230とが貫通孔212に積層配置される場合について例示したが、これに限らず、ベース部材に凹部を設け、ヒータと遮熱板とをヒータが外側になるように凹部に積層配置するようにしてもよい。
・上記実施形態では、加熱部材210にヒータ220が1つ設けられる場合について例示したが、これに限らず、単電池を加熱することができるのであれば、加熱部材に複数のヒータが設けられてもよい。このとき遮熱板も複数設けられてもよい。
・組電池10は、電気自動車もしくはハイブリッド自動車に搭載されなくてもよい。例えば、組電池10は、ガソリン自動車やディーゼル自動車等の車両に搭載されてもよい。また組電池10は、鉄道、船舶、及び航空機等の移動体や、ロボットや、情報処理装置等の電気製品の電源として用いられてもよい。
10…組電池、20…加熱制御部、40…リスト、100…単電池、101…電池ケース、101a…上部、101b…底部、101c,101d…長側面、110…電極体、111…正極板、111A,112A…リード部、112…負極板、113…セパレータ、114…合剤塗布範囲、115…外部端子、200…仕切部材、210…加熱部材、210a…第1当接面、210b…第2当接面、211…ベース部材、212…貫通孔、220…ヒータ、220a…当接面、230…遮熱板。

Claims (9)

  1. 非水電解質の二次電池からなる組電池を構成する単電池を加熱する二次電池の加熱装置であって、
    隣接する2つの前記単電池の間に設けられる仕切部材のうちの1つとして、前記単電池のうち1つの加熱対象の単電池と前記加熱対象の単電池の一方に隣接する他の単電池との間に加熱部材を備え、
    前記加熱部材は、前記仕切部材と同じ大きさを有する板状のベース部材と、前記ベース部材に配置されて前記加熱対象の単電池に当接するヒータと、前記ヒータの前記加熱対象の単電池に当接しない面に当接する遮熱板とを備え、
    前記ヒータの前記単電池との当接面と前記ベース部材の前記単電池との当接面とを含む平面が前記単電池の電池ケースに当接する
    二次電池の加熱装置。
  2. 前記加熱部材は、前記ヒータと前記遮熱板とが積層配置される貫通孔を備え、
    前記遮熱板は、前記加熱対象の単電池に対向している単電池に当接する
    請求項1に記載の二次電池の加熱装置。
  3. 前記ヒータは、前記加熱対象の単電池の内部に収容されている電極体に前記単電池の電池ケースを介して当接している
    請求項1又は2に記載の二次電池の加熱装置。
  4. 前記ヒータは、前記ヒータの前記当接面の面積が前記ベース部材の外周が囲う面積に対して15%以下である
    請求項1~3のいずれか一項に記載の二次電池の加熱装置。
  5. 前記ヒータは、前記ヒータの前記当接面の面積が前記ベース部材の外周が囲う面積に対して10%以下、かつ、2.5%以上である
    請求項1~4のいずれか一項に記載の二次電池の加熱装置。
  6. 前記仕切部材は、ポリプロピレン(PP)の樹脂材料から構成され、
    前記ベース部材は、前記仕切部材と同じ樹脂材料から構成され、
    前記遮熱板は、フェノール樹脂(PS)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、フッ素樹脂(PTFE)、エポキシ樹脂(ET)の少なくとも1つを含む樹脂材料から構成され、
    前記ヒータは、窒化アルミヒータから構成される
    請求項1~5のいずれか一項に記載の二次電池の加熱装置。
  7. 非水電解質の二次電池からなる組電池を構成する単電池を加熱する二次電池の加熱方法であって、
    前記組電池には、単電池を加熱する請求項1~6のいずれか一項に記載の二次電池の加熱装置が設けられており、
    前記二次電池の加熱装置の前記加熱部材の前記ヒータによって加熱することにより、加熱対象の単電池を熱暴走させる熱暴走ステップと、
    前記熱暴走が始まることに応じて前記ヒータによる加熱を停止する停止ステップとを備える
    二次電池の加熱方法。
  8. 前記熱暴走ステップでは、前記ヒータによって加熱を開始してから30秒以内に前記加熱対象の単電池が前記熱暴走するように前記ヒータの熱量が調整されている
    請求項7に記載の二次電池の加熱方法。
  9. 前記熱暴走の始まりを、前記加熱対象の単電池の表面温度が急激に上昇したことによって判定する判定ステップを更に備える
    請求項7又は8に記載の二次電池の加熱方法。
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