JP7004843B2 - 室外機の防音ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、室外機の騒音低下に用いられる防音ユニットに関する。
従来の防音ユニットとしては、室外機の少なくとも一部の面に対向して配置される防音板に、複数の貫通孔を設けた防音ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1の技術において、防音ユニットは複数の貫通孔が設けられた板状部材からなる防音板と、当該防音板に連結して設けられた複数の反射板とを有している。防音板は、室外機の排気口(吹出口)を有する面に対向して配置されている。また、反射板は、それぞれ室外機の上面及び左右側面に対向し、各々室外機に向かって広がるように傾斜して設けられたホッパー形状に配置されている。
防音板に設けられた複数の貫通孔には、それぞれ底に穴を有する椀形状の集音部と、集音部の底穴から延びる筒状の通気路とを有する防音デバイスが、集音部を室外機に対向するようにして設けられている。そして、防音板では、防音デバイスの通気路を介して、防音板の表裏面で空気の行き来が可能となっている。また、各反射板では、室外機の上面方向及び左右側面方向へ進む音を効果的に反射させることが可能となっている。このように、特許文献1の防音ユニットでは、室外機の動作中における排気を妨げることなく、当該室外機の騒音を抑制することができる。
特開2016-200385号公報
しかしながら、特許文献1の防音ユニットにおいては、吸音板及び反射板が、室外機の熱を積極的あるいは強制的に放出させるものではない。従って、特許文献1の技術では、防音ユニットが室外機を囲むように配置される分、当該防音ユニットを配置しない場合と比較して、室外機の排気を阻害する影響が大きくなる。これにより、室外機の放熱性が低下することで、防音ユニットと室外機との間の空間の温度が、当該室外機から排出される熱を帯びた空気によって上昇する。この結果、室外機の熱交換性能が低下したり、室外機内部の電気部品の温度上昇を招いたりして、室外機の性能を低下させる虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、室外機の騒音低下を図りつつ、当該室外機の性能低下を抑制できる室外機の防音ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る室外機の防音ユニットは、少なくとも室外機の吹出口と対向する空間を囲うように配置される防音壁部と、前記防音壁部によって囲われる前記空間に対して前記室外機から排出される前記室外機の熱を、前記空間の内部から外部へと積極的に放出する冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記防音壁部の一端側が前記室外機の外周を覆うケースに設けられた開口部を覆うように当該ケースと接続されてなる空気導入部を有し、前記空気導入部は、前記防音壁部によって囲われる前記空間の内部と、前記室外機の内部とを連通させ、前記空間の内部温度と、前記室外機の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用により、前記空間に排出される前記室外機の熱を、当該空間の内部から前記室外機の内部へと移動させて放出するものである。
本発明に係る室外機の防音ユニットによれば、少なくとも室外機の吹出口と対向する空間を囲うように防音壁部を配置した場合においても、防音壁部によって囲われる空間に排出される室外機の熱を、当該空間の内部から外部へと冷却装置が積極的に放出する。このため、室外機から排出される空気の流れを阻害することはない。よって、室外機における放熱性の低下を未然に回避でき、当該室外機における熱交換性能の低下を未然に回避できると共に、室外機内部の電気部品の温度上昇を未然に回避することができる。かくして、本発明に係る室外機の防音ユニットによれば、室外機の騒音低下を図りつつ、当該室外機の性能低下を抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る室外機及び防音ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る室外機の防音ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る室外機及び防音ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る室外機及び防音ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る室外機及び防音ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る室外機の防音ユニットを示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。すなわち、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、そのような変更を伴う室外機の防音ユニットも本発明の技術思想に含まれる。さらに、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、室外機としては、空気調和装置、低温機器、又は給湯機器等に配備される室外機を広く適用できる。
実施の形態1.
<室外機1の構成>
図1及び図2を参照しながら、本発明の実施の形態1に係る防音ユニット20について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る室外機1及び防音ユニット20を示す断面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る室外機1の防音ユニット20を示す斜視図である。
図1に示すように、室外機1は、外郭を構成するケースとしての筐体2が直方体形状で形成されている。筐体2の内部は、仕切板3によって風路室4と機械室5とに区画されている。風路室4における筐体2の前面側には、プロペラファン6が設置されている。また、風路室4におけるプロペラファン6の背面側には、筐体2の風路室4における背面側から側面側にかけてL字状に搭載される熱交換器7が設置されている。
プロペラファン6は、回転中心となるボス8の外周に複数の翼9が設けられ、図示省略するファンモーターにより回転駆動される。また、筐体2におけるプロペラファン6の前面側に位置する前面パネルには、筐体2の内部の空気を当該筐体2の外部へと排出するためのスリット状の吹出口2aが設けられている。熱交換器7は、詳細な図示を省略するが冷媒を流通させる伝熱管と、伝熱管を流れる冷媒と外気との間の伝熱面積を大きくするためのフィンとを備えた構造を有している。
機械室5には、熱交換器7と不図示の配管を介して接続され、当該熱交換器7へと冷媒を供給する圧縮機10が設置されている。また、機械室5には、室外機1の運転有無を検知する電流センサー11の他、図示省略するパワーモジュール、及びインバータ基板等の発熱する電気部品が設置されている。そして、機械室5と風路室4との間の仕切板3には、風路室4から空気を取り込むための通風孔3aが設けられている。また、筐体2の機械室5側の側面パネルには、当該機械室5内の熱を放出するための排熱孔5aが設けられている。この排熱孔5aは、外部から機械室5への雨水又はドレン水等の浸入を防止するべくスリット状に形成されることが望ましい。
室外機1では、プロペラファン6が回転することで熱交換器7に送風を行う。このとき、背面側及び側面側等から筐体2内に吸引された外部の空気が、熱交換器7を通過する間に当該熱交換器7の内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う。そして、このように熱交換された空気のうちの大部分が吹出口2aから筐体2の外部へと排出される(矢印A)。また、このとき熱交換された空気の残りの一部は、仕切板3の通風孔3aを介して機械室5へと導入され、機械室5内の電気部品を冷却した後、排熱孔5aから筐体2の外部へと排出される(矢印B)。
<防音ユニット20の構成>
次に、図1及び図2を参照しながら防音ユニット20について説明するが、図2は防音ユニット20を背面側から見て示す斜視図であり、当該防音ユニット20の内部側の構造については図示されていない。そのため、防音ユニット20の具体的な構造、室外機1との位置関係、及び室外機1から排出される空気の流れ等については、主に図1を参照されたい。
防音ユニット20は、少なくとも室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される防音壁部21を備えている。また、防音ユニット20は、防音壁部21によって囲われる空間Mに対して室外機1から排出される当該室外機1の熱を、空間Mの内部から外部へと積極的に放出する冷却装置としての強制循環ファン22を備えている。
本実施の形態1の場合、防音壁部21は室外機1の前面パネルに向けて開口した平断面コの字状に形成されており、少なくとも前面パネルの吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される。また、防音壁部21の両側部の各々には、当該防音壁部21の表裏を貫通する貫通孔23が設けられている。そして、貫通孔23には、強制循環ファン22が設置されている。さらに、防音壁部21の内部には、室外機1から排出された空気の温度を検知する温度センサー24と、強制循環ファン22の動作を制御する制御部25とが設置されている。
防音ユニット20では、制御部25が、温度センサー24の検知によって冷房運転の有無を判定することで、強制循環ファン22の運転要否を判断する。そして、制御部25は、温度センサー24の検知結果が、室外機1の冷房運転状態を示す基準値を上回った場合、強制循環ファン22の運転が必要と判断する。そして、図示省略するファンモーターによって強制循環ファン22を作動させる。これにより、強制循環ファン22は、空間Mに対して室外機1の吹出口2aから排出される熱を帯びた空気(矢印A)を、当該空間Mの外部へと積極的に放出する。
なお、制御部25は、電流センサー11の検知によって室外機1の運転状態の有無を判定し、この判定結果と温度センサー24の検知結果とを用いて強制循環ファン22の運転が必要か否かを判断するようにしてもよい。これにより、より的確に強制循環ファン22の動作を制御することができる。
また、防音壁部21は、当該防音壁部21の表裏を貫通する不図示のスリットを更に備えていてもよい。これにより、空間Mの内部から外部への放熱性を向上させることができる。
<実施の形態1における効果>
以上、説明したように、本実施の形態1の防音ユニット20では、室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように防音壁部21を配置することで、室外機1の動作中における騒音を抑制することができる。このとき、この防音ユニット20では、温度センサー24の検知結果に基づき、制御部25が強制循環ファン22を回転駆動させる。これにより、防音ユニット20では、空間Mに対して排出される室外機1からの熱を帯びた空気を、強制循環ファン22によって、当該空間Mの外部へと積極的に放出することができる。このため、室外機1から排出される空気の流れを阻害することはない。よって、室外機1における放熱性の低下を未然に回避でき、当該室外機1における熱交換性能の低下を未然に回避できると共に、室外機1の内部の電気部品の温度上昇を未然に回避することができる。かくして、本実施の形態1に係る室外機1の防音ユニット20によれば、室外機1の騒音低下を図りつつ、室外機1の性能低下を抑制できる。
実施の形態2.
<防音ユニット30の構成>
次に、図3及び図4を参照しながら、本発明の実施の形態2に係る防音ユニット30について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係る室外機1及び防音ユニット30を示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態2に係る室外機1及び防音ユニット30を示す斜視図である。なお、本実施の形態2における室外機1は、筐体2の機械室5側の側面パネルに、当該機械室5内の熱を放出するための排熱孔5aの近傍に後述する開口部12が設けられている点を除き、前述した実施の形態1における室外機1と同様の構成である。このため、室外機1の構成に関する重複した説明は割愛するものとする。
図3及び図4に示すように、防音ユニット30は、少なくとも室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される防音壁部31を備えている。また、防音ユニット30は、防音壁部31によって囲われる空間Mに対して室外機1から排出される当該室外機1の熱を帯びた空気(矢印A)を、空間Mの内部から外部へと放出するための冷却装置として、後述する空気導入部を有している。
具体的に、防音壁部31は、室外機1の前面パネルに向けて開口した平断面コの字状に形成されており、少なくとも前面パネルの吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される。防音壁部31は、一端32側が室外機1の外周を覆う筐体2に設けられた開口部12を覆うように、筐体2に向けて平面逆L字状に屈曲している。そして、この一端32が開口部12の周囲における筐体2に対し、不図示のネジ、ボルト又はビス等によって固定されることで、防音壁部31と筐体2とが一体的に接続され、空気導入部を構成している。
このとき、防音壁部31の内部側である空間Mにおいては、空気導入部としての筐体2の開口部12と、当該開口部12を覆うように接続された一端32とに沿って、空間Mと機械室5の内部とが開口部12を介して連通している。また、防音壁部31は、他端33側に空間Mの内部と外部とを貫通するスリット部34を備えている。そして、防音壁部31は、他端33が室外機1の風路室4側の側面パネルに対し、平行した状態で密着して配置されている。
本実施の形態2の場合、防音ユニット30では、空間Mに排出される室外機1の熱を、冷却装置としての空気導入部である開口部12と一端32とに沿って当該空間Mの外部へと積極的に放出する。このとき、空間Mの内部温度と、室外機1の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用を利用する。
具体的には、室外機1において、熱交換された空気のうちの大部分が吹出口2aから空間Mへと排出される(矢印A)。そして、防音ユニット30では、空間Mの内部温度と、室外機1の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用を利用することで、風路室4を通って室外機1の吹出口2aから空間Mに排出された熱を帯びた空気(矢印A)を、防音壁部31に沿って移動させる。このとき、熱を帯びた空気の一部は、開口部12を介して機械室5の内部へと移動する(矢印C)。また、熱を帯びた空気のその他は、スリット部34を介して空間Mの外部へと放出される。
一方、室外機1において、熱交換された空気の残りの一部は、仕切板3の通風孔3aを介して機械室5へと導入される。そして、当該導入された空気と、開口部12を介して空間Mから機械室5の内部へと移動した空気とが、機械室5内の電気部品を冷却した後、排熱孔5aから筐体2の外部へと放出される(矢印B)ことで冷却装置として機能する。
<実施の形態2における効果>
以上、説明したように、本実施の形態2の防音ユニット30では、室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように防音壁部31を配置することで、室外機1の動作中における騒音を抑制することができる。このとき、この防音ユニット30では、空間Mの内部温度と、室外機1の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用を利用して冷却装置としての空気導入部を機能させる。これにより、防音ユニット30では、空間Mに対して排出される室外機1からの熱を帯びた空気の一部を、一端32に沿って開口部12を介して機械室5の内部へと移動させる。また、防音ユニット30では、熱を帯びた空気のその他を、スリット部34を介して空間Mの外部へと放出させる。そして防音ユニット30では、室外機1から仕切板3の通風孔3aを介して機械室5へと導入された空気と、開口部12を介して空間Mから機械室5へと移動された空気とを、機械室5内の電気部品の冷却に利用した後、排熱孔5aから筐体2の外部へと放出させる。このようにして、防音ユニット30では、空間Mに対して排出される室外機1からの熱を帯びた空気を、空間Mの外部へと積極的に放出できるばかりか、機械室5内の電気部品をも効率的に冷却することができる。このため、室外機1から排出される空気の流れを阻害することはない。よって、室外機1における放熱性の低下を未然に回避でき、当該室外機1における熱交換性能の低下を未然に回避できると共に、室外機1の内部の電気部品の温度上昇を未然に回避することができる。かくして、本実施の形態2に係る室外機1の防音ユニット30によれば、室外機1の騒音低下を図りつつ、室外機1の性能低下を抑制できる。
実施の形態3.
<防音ユニット30の構成>
次に、図5及び図6を参照しながら、本発明の実施の形態3に係る防音ユニット40について説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係る室外機1及び防音ユニット40を示す断面図である。図6は、本発明の実施の形態3に係る室外機1の防音ユニット40を示す斜視図である。なお、本実施の形態3における室外機1は、前述した実施の形態1における室外機1と同様の構成である。このため、室外機1の構成に関する重複した説明は割愛するものとする。
図5及び図6に示すように、防音ユニット40は、少なくとも室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される防音壁部41を備えている。また、防音ユニット40は、防音壁部41によって囲われる空間Mに対して室外機1から排出される当該室外機1の熱を帯びた空気(矢印A)を、空間Mの内部から外部へと放出するための冷却装置として、防音壁部41に対して散水する散水部42を備えている。さらに、防音ユニット40は、内部である空間M側に室外機1から排出される空気の温度を検出する温度検出部としての温度センサー43と、散水部42の動作を制御する散水制御部44とを備えている。
具体的に、防音壁部41は、室外機1の前面パネルに向けて開口した平断面コの字状に形成されており、少なくとも前面パネルの吹出口2aと対向する空間Mを囲うように配置される。防音壁部41は、一端45及び他端46の両側において、室外機1の側面パネルを覆うように、当該室外機1との間に各々隙間47を設けて配置されている。また、防音壁部41の上面41aには、例えば筒状の形状をなし、冷却用の水Wを排出するための複数の孔42aが形成された散水部42が設けられている。
本実施の形態3の場合、室外機1においては、前述した実施の形態1の場合と同様、熱交換された空気のうちの大部分が吹出口2aから空間Mへと排出される(矢印A)。そして、防音ユニット40では、温度センサー43の検知結果が室外機1の冷房運転状態を示す基準値を上回った場合、散水制御部44が散水部42を作動させる。
これにより、空間Mの内部温度と、室外機1の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用を更なる冷却装置として利用することで、風路室4を通って室外機1の吹出口2aから空間Mに排出された熱を帯びた空気を、防音壁部41に沿って移動させる(矢印D)。
そして、防音ユニット40では、防音壁部41によって囲われる空間Mに対して排出される、室外機1の熱を帯びた空気を、当該防音壁部41の一端45及び他端46と、室外機1との間の隙間47から空間Mの外部へと積極的に放出させる(矢印E)。
一方、室外機1において、熱交換された空気の残りの一部は、仕切板3の通風孔3aを介して機械室5へと導入される。そして、当該導入された空気が、機械室5内の電気部品を冷却した後、排熱孔5aから筐体2の外部へと放出される(矢印B)。
なお、防音壁部41は、当該防音壁部41の表裏を貫通する不図示のスリットを更に備えていてもよい。これにより、空間Mの内部から外部への放熱性を向上させることができる。
<実施の形態3における効果>
以上、説明したように、本実施の形態3の防音ユニット40では、室外機1の吹出口2aと対向する空間Mを囲うように防音壁部41を配置することで、室外機1の動作中における騒音を抑制することができる。このとき、この防音ユニット40では、温度センサー43の検知結果が室外機1の冷房運転状態を示す基準値を上回った場合、散水制御部44が散水部42を作動させる。これにより、空間Mの内部温度と、室外機1の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用を更なる冷却装置として利用することで、風路室4を通って室外機1の吹出口2aから空間Mに排出された熱を帯びた空気を、防音壁部41に沿って移動させる。そして、防音ユニット40では、防音壁部41によって囲われる空間Mに対して排出される、室外機1の熱を帯びた空気を、当該防音壁部41の一端45及び他端46と、室外機1との間の隙間47から空間Mの外部へと積極的に放出させる。このようにして、防音ユニット40では、空間Mに対して排出される室外機1からの熱を帯びた空気を、空間Mの外部へと積極的に放出することができる。このため、室外機1から排出される空気の流れを阻害することはない。よって、室外機1における放熱性の低下を未然に回避でき、当該室外機1における熱交換性能の低下を未然に回避できると共に、室外機1の内部の電気部品の温度上昇を未然に回避することができる。かくして、本実施の形態3に係る室外機1の防音ユニット40によれば、室外機1の騒音低下を図りつつ、室外機1の性能低下を抑制できる。
1 室外機、2 筐体、2a 吹出口、3 仕切板、3a 通風孔、4 風路室、5 機械室、5a 排熱孔、6 プロペラファン、7 熱交換器、8 ボス、9 翼、10 圧縮機、11 電流センサー、12 開口部、20、30、40 防音ユニット、21、31、41 防音壁部、22 強制循環ファン、23 貫通孔、24、43 温度センサー、25 制御部、32、45 一端、33、46 他端、34 スリット部、41a 上面、42 散水部、42a 孔、44 散水制御部、47 隙間、A、B、C、D、E 矢印、M 空間、W 水。

Claims (4)

  1. 少なくとも室外機の吹出口と対向する空間を囲うように配置される防音壁部と、
    前記防音壁部によって囲われる前記空間に対して前記室外機から排出される前記室外機の熱を、前記空間の内部から外部へと積極的に放出する冷却装置と、
    を備え
    前記冷却装置は、
    前記防音壁部の一端側が前記室外機の外周を覆うケースに設けられた開口部を覆うように当該ケースと接続されてなる空気導入部を有し、
    前記空気導入部は、前記防音壁部によって囲われる前記空間の内部と、前記室外機の内部とを連通させ、
    前記空間の内部温度と、前記室外機の内部温度との温度差によって生じる伝熱作用により、前記空間に排出される前記室外機の熱を、当該空間の内部から前記室外機の内部へと移動させて放出する室外機の防音ユニット。
  2. 少なくとも室外機の吹出口と対向する空間を囲うように配置される防音壁部と、
    前記防音壁部によって囲われる前記空間に対して前記室外機から排出される前記室外機の熱を、前記空間の内部から外部へと積極的に放出する冷却装置と、
    を備え、
    前記冷却装置は、
    前記防音壁部に対して散水する散水部を有し、
    前記散水部を作動させ、前記防音壁部によって囲われる前記空間に対して排出される前記室外機の熱を、当該空間の内部から外部へと放出する室外機の防音ユニット。
  3. 前記室外機から排出される空気の温度を検出する温度検出部と、
    前記散水部の動作を制御する散水制御部と、を有し、
    前記散水制御部は、
    前記温度検出部の検知結果が前記室外機の運転状態を示す基準値を上回った場合、前記散水部を作動させる請求項に記載の室外機の防音ユニット。
  4. 前記防音壁部は、当該防音壁部の表裏を貫通するスリットを更に有する請求項1~のいずれか1項に記載の室外機の防音ユニット。
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