JP7003828B2 - 冷却器 - Google Patents

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本発明は、電子部品を冷却する冷却器に関する。
例えば、電力変換装置は、電子部品を冷却するための冷却器を備えている。特許文献1に開示された冷却器は、第1仕切壁(以下において、ベースプレートという)と第2仕切壁(以下において、カバープレートという)との間に、冷媒流路を形成している。そして、ベースプレートとカバープレートとは、その外周部分において、シール材を介して密着している。
特開2017-112768号公報
しかしながら、特許文献1に開示された冷却器においては、以下の課題がある。
すなわち、冷媒流路が略U字形状に形成されており、折り返された2つの流路部の間に立設壁が存在している。そうすると、カバープレートをベースプレートに固定する際に、立設壁にカバープレートが干渉しないようにする必要がある。つまり、立設壁が高すぎると、立設壁にカバープレートが干渉して、冷媒流路の周囲のシール面において、シールが確実にし難くなる。それゆえ、立設壁とカバープレートとの間には、若干の隙間を設けることが望ましく、シール面から離れた位置においては立設壁とカバープレートとの間にシール材が配置されない。
一方、シール面に配置されたシール材が冷媒流路側に若干はみ出ることで、冷媒の漏れを効果的に防ぎやすい。つまり、シール面においては、シール材が薄く押し伸ばされる状態にあるが、これが冷媒流路側にはみ出ることで、その部分に比較的厚みの大きいシール材溜りが形成される。このシール材溜りが形成されていることで、冷媒の圧力に対する耐久性を確保しやすい。つまり、シール面と冷媒流路との間の境界部にシール材溜りが存在することで、冷媒に対する耐久性を向上させることができる。
ところが、シール面の一部から延設された立設壁には、シール面側の一部において、カバープレートとの間にシール材が介在し、シール面から遠い部分においては、カバープレートとの間にシール材が介在しない構成となる。そうすると、立設壁におけるシール材が途切れる部分においては、シール材溜りが形成されない。そうすると、この部分においては、シール面と冷媒流路との間の境界部にシール材溜りが形成されないこととなる。それゆえ、冷媒の圧力に対する耐久性の観点で改善の余地があるといえる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、冷媒の圧力に対する耐久性を向上させることができる冷却器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電子部品(5)を搭載するベースプレート(2)と、
該ベースプレートにおける上記電子部品と反対側に固定されたカバープレート(3)と、
上記ベースプレートと上記カバープレートとの間のシール面(40)をシールするシール材(4)と、を有し、
上記ベースプレートと上記カバープレートとの間には、冷媒(W)を流通させる冷媒流路(11)が形成されており、
上記冷媒流路は、上記ベースプレートと上記カバープレートとの重なり方向(Z)から見たとき、立設壁(12)を挟んで隣り合うと共に冷媒の流通方向が互いに逆向きとなる第1流路部(111)及び第2流路部(112)と、上記第1流路部の下流側と上記第2流路部の上流側とを繋ぐ折返し部(114)と、を少なくとも有し、
上記立設壁は、上記ベースプレートと上記カバープレートとの少なくとも一方から、上記重なり方向に立設してなり、
上記重なり方向から見たとき、上記シール面は、上記冷媒流路及び上記立設壁を全周にわたって囲むように形成されており、
上記重なり方向から見たとき、上記立設壁は、上記シール面の一部から、上記折返し部へ向かって延びるように形成されており、
上記立設壁における上記シール面に隣接する位置には、上記第1流路部と上記第2流路部とに連結された溝部(13)が形成されており、
上記シール材の一部が、上記溝部の少なくとも一部に、上記シール面側から連続して配置されている、冷却器(1)にある。
上記冷却器においては、上記立設壁における上記シール面に隣接する位置に、上記溝部が形成されている。そして、上記シール材の一部が、溝部の少なくとも一部に、シール面側から連続して配置されている。すなわち、溝部内に、シール材の一部であって厚みの大きい部分であるシール材溜りが形成される。これにより、シール材における厚みの薄い部分が冷媒に面することを防ぐことができる。そのため、冷媒の圧力に対するシール材の耐久性を向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、冷媒の圧力に対する耐久性を向上させることができる冷却器を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、カバープレートを取り外した状態の冷却器の平面図。 実施形態1における、図1のII-II線矢視断面に相当する、冷却器の断面図。 実施形態1における、図1のIII-III線矢視断面に相当する、冷却器の断面図。 実施形態1における、図1のIV-IV線矢視断面に相当する、冷却器の断面図。 実施形態1における、図2と同じ断面の、溝部周辺の断面拡大図。 実施形態1における、図2と同じ断面の、折返し部周辺の断面拡大図。 実施形態1における、溝部の拡大平面図。 実施形態1における、シール材の一部が配置された溝部の拡大平面図。 実施形態2における、図1のII-II線矢視断面に相当する、冷却器の断面図。 実施形態2における、図1のIII-III線矢視断面に相当する、冷却器の断面図。 実施形態3における、カバープレートを取り外した状態の冷却器の平面概略図。 実施形態3における、溝部の平面図。 実施形態3における、他の形状の溝部の平面図。 実施形態3における、さらに他の形状の溝部の平面図。 実施形態3における、直線形状の溝部の平面図。 実施形態4における、カバープレートを取り外した状態の冷却器の平面概略図。
(実施形態1)
冷却器に係る実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
本形態の冷却器1は、図2、図3に示すごとく、ベースプレート2と、カバープレート3と、シール材4と、を有する。ベースプレート2は、電子部品5を搭載する。カバープレート3は、ベースプレート2における電子部品5と反対側に固定されている。シール材4は、ベースプレート2とカバープレート3との間のシール面40をシールする。
ベースプレート2とカバープレート3との間には、冷媒Wを流通させる冷媒流路11が形成されている。
冷媒流路11は、図1に示すごとく、ベースプレート2とカバープレート3との重なり方向Zから見たとき、第1流路部111及び第2流路部112と、折返し部114と、を少なくとも有する。第1流路部111及び第2流路部112は、立設壁12を挟んで隣り合うと共に冷媒Wの流通方向が互いに逆向きとなる部分である。折返し部114は、第1流路部111の下流側と第2流路部112の上流側とを繋ぐ部分である。
なお、ベースプレート2とカバープレート3との重なり方向を、以下において、適宜、単に重なり方向Z、もしくは、Z方向ともいう。また、Z方向に直交する方向であって、第1流路部111及び第2流路部112が沿う方向を、適宜、X方向という。さらに、X方向とZ方向との双方に直交する方向を、適宜、Y方向という。
立設壁12は、ベースプレート2とカバープレート3との少なくとも一方から、重なり方向Zに立設してなる。本形態においては、図2、図3に示すごとく、立設壁12は、ベースプレート2に設けられ、ベースプレート2から立設している。
図1に示すごとく、重なり方向Zから見たとき、シール面40は、冷媒流路11及び立設壁12を全周にわたって囲むように形成されている。
重なり方向Zから見たとき、立設壁12は、シール面40の一部から、折返し部114へ向かって延びるように形成されている。
図1、図2、図5、図7に示すごとく、立設壁12におけるシール面40に隣接する位置には、溝部13が形成されている。溝部13は、第1流路部111と第2流路部112とに連結されている。
図5、図8に示すごとく、シール材4の一部が、溝部13の少なくとも一部に、シール面40側から連続して配置されている。すなわち、シール面40に配されたシール材4の一部が、溝部13の少なくとも一部に溜まる。そして、この部分に、シール材4の厚みが大きいシール材溜り41が形成されている。
また、図3~図6に示すごとく、シール面40の略全体に、シール材4が配置されている。さらには、シール面40の内側端縁及び外側端縁から、シール材4の一部がはみ出ている。このシール材4がはみ出た部分にも、シール材溜り41が形成されている。
図2、図3に示すごとく、ベースプレート2は、電子部品5を収容する収容部201を有するケース20の一部である。収容部201は、ベースプレート2における冷媒流路11と反対側に設けてある。具体的には、ケース20の底壁部がベースプレート2となっており、その収容部201側の面に電子部品5が搭載され、他方側の面とカバープレート3との間に冷媒流路11が配されている。
本形態の冷却器1は、電力変換装置の電子部品5を冷却するものである。電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、直流電力と交流電力との間の電力変換を行うことができるよう構成されている。すなわち、電子部品5として、例えば、コンデンサ、リアクトル等が、ベースプレート2に搭載され、冷却器1は、これらの電子部品5を冷却するよう構成されている。
なお、冷媒流路11を流れる冷媒Wとしては、例えば、水などの液冷媒を用いることができる。また、図示を省略するが、冷媒流路11の上流端と下流端とには、それぞれ、冷媒流路11に冷媒を導入する導入口と、冷媒流路11から冷媒を排出する排出口とが設けてある。すなわち、第1流路部111の上流端に導入口が設けられ、第2流路部112の下流端に排出口が設けられている。
図2、図3に示すごとく、ベースプレート2は、冷媒流路11を構成する流路凹部21を有すると共に、立設壁12を設けてなる。つまり、シール面40は、ベースプレート2側から突出した外周突出壁22の突出端面と、カバープレート3との間に形成されている。
Z方向から見たとき、図1に示すごとく、外周突出壁22の一部から、立設壁12が、冷媒流路11の折返し部114に向って突出している。また、外周突出壁22の突出端面には、その内側端縁及び外側端縁に、テーパ面221が形成されている。これらのテーパ面221とカバープレート3との間に、くさび状の空間が形成される。そして、この空間に、シール材4の一部が配置されて、シール材溜り41を形成している。
図2、図3に示すごとく、カバープレート3は、その外周部において、複数のボルト15によって、ベースプレート2に締結固定されている。図1に示すごとく、本形態において、ベースプレート2における外周突出壁22には、その突出端面からZ方向に穿設されたネジ孔150が複数形成されている。カバープレート3の挿通孔に挿通した複数のボルト15を、それぞれ複数のネジ孔150に螺合することにより、図2、図3に示すごとく、カバープレート3が、ベースプレート2に固定されている。
立設壁12は、溝部13を挟んでシール面40と反対側の部分において、図3、図5に示すごとく、カバープレート3との間に隙間14を形成する部分を有する。立設壁12は、シール面40に連続する部分においては、Z方向の高さ位置を、外周突出壁22の高さ位置と同じ位置に形成しているが、隙間14を設ける部分は、それよりもZ方向の高さ位置を、ベースプレート2側に位置させている。これにより、立設壁12とカバープレート3との間に隙間14を確実に形成している。
図5に示すごとく、溝部13は、シール面40との境界部分に、シール面40に対して傾斜した傾斜面134を有する。傾斜面134は、溝部13の幅方向及び深さ方向に沿った平面による断面の形状において、シール面40の延長線とのなす角度が、鋭角となるように形成されている。なお、図2に示すごとく、溝部13の深さは、冷媒流路11の流路凹部21の深さよりも浅い。また、溝部13の深さは、隙間14の高さよりも大きい。
また、図1、図7に示すごとく、溝部13は、重なり方向Zから見たとき、屈曲部133を有する。より具体的には、本形態において、溝部13は、第1流路部111に接続された第1直線部131と、第2流路部112に接続された第2直線部132とを有する。第1直線部131と第2直線部132とは、Y方向に沿って形成されている。第1直線部131と第2直線部132とは、互いにX方向にずれた位置に形成されている。
そして、第1直線部131と第2直線部132とを繋ぐように、屈曲部133が形成されている。
上記冷却器1を製造するにあたっては、シール面40となる、ベースプレート2の外周突出壁22の突出端面に、シール材4を配置する。シール材4としては、例えば、シリコーン樹脂等からなる液状ガスケット等、少なくともシール面40に配置する際に流動性を有するシール材を用いることができる。この液状のシール材4を突出端面に、塗布する。なお、シール材4の配置は、カバープレート3におけるシール面40となる部分に配置してもよい。
次いで、ベースプレート2とカバープレート3とを重ね合わせる。そして、複数のボルト15によって、カバープレート3をベースプレート2に締結する。ここで、カバープレート3をベースプレート2にZ方向に押し込む。なお、カバープレート3の押込みは、ボルト15の締結を進めることによって行ってもよいし、別手段によりカバープレート3を押し込んだのち、ボルト締結を行ってもよい。カバープレート3をベースプレート2に押し込むとき、全周にわたり、押圧力が略均等となるようにする。
このとき、シール面40に沿って、シール材4が引き伸ばされる。つまり、シール材4が、ベースプレート2とカバープレート3とに密着しつつ厚みが薄くなりながら広がる。そして、シール材4の一部が、シール面40の外側端縁及び内側端縁から、それぞれはみ出て、図5、図6に示すごとく、シール材溜り41を形成する。
ここで、シール面40から立設壁12へ向かって広がるシール材4の一部は、溝部13に流れ込む。この溝部13に流れ込んだシール材4も、図5、図8に示すごとく、シール材溜り41となる。このように、シール面40と立設壁12とが連続する部分においても、シール材溜り41が形成される。この溝部13におけるシール材溜り41は、図8に示すごとく、シール面40の内側端縁のシール材溜り41と連続している。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
上記冷却器1においては、立設壁12におけるシール面40に隣接する位置に、溝部13が形成されている。そして、シール材4の一部が、溝部13の少なくとも一部に、シール面40側から連続して配置されている。すなわち、溝部13内に、厚みの大きいシール材4の一部であるシール材溜り41が形成される。これにより、シール材4における厚みの薄い部分が冷媒Wに面することを防ぐことができる。そのため、冷媒Wの圧力に対するシール材4の耐久性を向上させることができる。
溝部13は、屈曲部133を有する。これにより、溝部13における流路抵抗を大きくすることができる。それゆえ、第1流路部111から溝部13を介して第2流路部112へ、冷媒Wが流通することを防ぐことができる。すなわち、第1流路部111から折返し部114を通って第2流路部112へ流れる冷媒Wの流量を充分に確保することができる。
また、溝部13は、シール面40との境界部分に傾斜面134を有する。これにより、シール面40から連続して形成されるシール材4が、溝部13内においてシール材溜り41を形成しやすい。
立設壁12は、溝部13を挟んでシール面40と反対側の部分において、カバープレート3との間に隙間14を形成する部分を有する。これにより、立設壁12がカバープレート3と干渉することを防ぎ、シール面40のシール性が阻害されることを防ぐことができる。
ベースプレート2は、流路凹部21を有すると共に立設壁12を設けてなる。これにより、カバープレート3の形状を簡素化することができる。
また、ベースプレート2は、ケース20の一部である。そして、収容部201は、ベースプレート2における冷媒流路11と反対側に設けてある。これにより、収容部201に配された電子部品5を冷却する冷却器1を、コンパクトに形成することができる。
以上のごとく、本形態によれば、冷媒の圧力に対する耐久性を向上させることができる冷却器を提供することができる。
(実施形態2)
本形態は、図9、図10に示すごとく、カバープレート3に、立設壁12を設けた冷却器1の形態である。
そして、本形態においては、カバープレート3に流路凹部31が形成されている。
また、カバープレート3の立設壁12は、溝部13を挟んでシール面40と反対側の部分において、ベースプレート2との間に、隙間14を形成する部分を有する。
その他の構成は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、ベースプレート2の構造を簡素化することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本形態は、図11、図12に示すごとく、Z方向から見た溝部13の形状を、実施形態1にて示したもの(図1、図7参照)と異ならせたものである。
本形態においては、Z方向から見た形状において、溝部13は、略V字状に形成されている。すなわち、溝部13は、屈曲部133を有し、その屈曲部133から第1流路部111及び第2流路部112にそれぞれ近付くほど、X方向における折返し部114に近付くような形状となっている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本形態においても、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、Z方向から見たときの溝部13の形状は、種々変更することができ、例えば、図13、図14に示すように、屈曲部133を2か所以上に設けることもできる。
また、図15に示すように、屈曲部133を設けずに、直線状の溝部13とすることもできる。ただし、この場合には、溝部13の流路抵抗を高める工夫を施すことが好ましい。例えば、図15に示すごとく、直線状の溝部13において、第1流路部111との連結部から第2流路部112との連結部へ向かう方向が、第1流路部111における冷媒Wの流通方向に対して、逆向きのベクトルを有するように、形成する。
溝部の形状は、上記以外にも、種々変更可能である。
(実施形態4)
本形態は、図16に示すごとく、冷媒流路11が、第2流路部112の下流端側に、第2の折返し部115を介して接続された第3流路部113を、さらに設けた冷却器1の形態である。
第3流路部113は、Z方向から見たとき、第2流路部112に、立設壁120を挟んで隣り合っている。また、第3流路部113は、冷媒Wの流通方向が、第2流路部112に対して逆向きとなるよう構成されている。
すなわち、本形態の冷却器1は、冷媒流路11が、第1流路部111、第2流路部112、及び第3流路部113を有する。そして、冷媒流路11は、第1流路部111と第2流路部112とを繋ぐ第1の折返し部114と、第2流路部112と第3流路部113とを繋ぐ第2の折返し部115とを有する。
第1流路部111と第3流路部113とは、冷媒Wの流通方向が略同一である。本形態においては、第1流路部111の上流端に導入口が設けられ、第3流路部113の下流端に排出口が設けられる。
そして、第2流路部112と第3流路部113との間の立設壁120に、第2の溝部130が形成されている。
すなわち、立設壁120における、シール面40に隣接する位置には、第2流路部112と第3流路部113とに連結された第2の溝部130が形成されている。この第2の溝部130は、第1の溝部13と同様の構成とすることができる。そして、第2の溝部130にも、シール材4の一部が、シール面40側から連続して配置されている。すなわち、第2の溝部130にも、第1の溝部13と同様に、シール材溜り41が設けられている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
本形態のように、冷媒流路11が折返し部114、115を複数有するような形状の場合において、複数の溝部13、130を適切な個所に設けることで、実施形態1と同様の作用効果を効果的に得ることができる。
複数の上記実施形態を適宜組み合わせた実施形態を採用することもできる。例えば、実施形態4の冷却器1において、カバープレートに流路凹部及び立設壁を設けた構成とすることもできる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 冷却器
11 冷媒流路
111 第1流路部
112 第2流路部
114 折返し部
12 立設壁
13 溝部
2 ベースプレート
3 カバープレート
4 シール材
40 シール面

Claims (6)

  1. 電子部品(5)を搭載するベースプレート(2)と、
    該ベースプレートにおける上記電子部品と反対側に固定されたカバープレート(3)と、
    上記ベースプレートと上記カバープレートとの間のシール面(40)をシールするシール材(4)と、を有し、
    上記ベースプレートと上記カバープレートとの間には、冷媒(W)を流通させる冷媒流路(11)が形成されており、
    上記冷媒流路は、上記ベースプレートと上記カバープレートとの重なり方向(Z)から見たとき、立設壁(12)を挟んで隣り合うと共に冷媒の流通方向が互いに逆向きとなる第1流路部(111)及び第2流路部(112)と、上記第1流路部の下流側と上記第2流路部の上流側とを繋ぐ折返し部(114)と、を少なくとも有し、
    上記立設壁は、上記ベースプレートと上記カバープレートとの少なくとも一方から、上記重なり方向に立設してなり、
    上記重なり方向から見たとき、上記シール面は、上記冷媒流路及び上記立設壁を全周にわたって囲むように形成されており、
    上記重なり方向から見たとき、上記立設壁は、上記シール面の一部から、上記折返し部へ向かって延びるように形成されており、
    上記立設壁における上記シール面に隣接する位置には、上記第1流路部と上記第2流路部とに連結された溝部(13)が形成されており、
    上記シール材の一部が、上記溝部の少なくとも一部に、上記シール面側から連続して配置されている、冷却器(1)。
  2. 上記溝部は、上記重なり方向から見たとき、屈曲部(133)を有する、請求項1に記載の冷却器。
  3. 上記溝部は、上記シール面との境界部分に、該シール面に対して傾斜した傾斜面(134)を有する、請求項1又は2に記載の冷却器。
  4. 上記立設壁は、上記溝部を挟んで上記シール面と反対側の部分において、上記ベースプレート又は上記カバープレートとの間に隙間(14)を形成する部分を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の冷却器。
  5. 上記ベースプレートは、上記冷媒流路を構成する流路凹部(21)を有すると共に、上記立設壁を設けてなる、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却器。
  6. 上記ベースプレートは、上記電子部品を収容する収容部(201)を有するケース(20)の一部であり、上記収容部は、上記ベースプレートにおける上記冷媒流路と反対側に設けてある、請求項1~5のいずれか一項に記載の冷却器。
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