JP7003823B2 - 転舵システム - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されて車輪を転舵する転舵システムに関するものである。
特許文献1には、電動モータを備えた電動アシスト装置と、油圧により作動させられる油圧アシスト装置とを含む操舵アシストシステムが記載されている。特許文献1に記載の操舵アシストシステムにおいては、電動アシスト装置と油圧アシスト装置とが直列に設けられ、電動モータによって回転させられた回転要素によりロータリバルブが作動させられ、ロータリバルブに第2捩れ要素を介して連結された油圧アシスト装置が作動させられる。また、油圧アシスト装置における圧力媒体の流れは第2捩れ要素の捩れに応じて制御される。なお、レーン維持制御においては、電動モータによって回転要素が回転させられ、それにより、ロータリバルブが作動させられ、第2捩れ要素を介して油圧アシスト装置が作動させられるが、電動モータの制御により油圧アシスト装置の圧力媒体の流れが制御され、左右輪が転舵させられる。
特表2007-522019号公報
本発明の課題は、電動転舵装置と液圧転舵装置とを備えた転舵システムにおいて、電動モータの制御により左側車輪と右側車輪との転舵角を精度よく制御することである。
課題を解決するための手段、作用および効果
本発明の転舵システムは、電動モータを備えた電動転舵装置と液圧により作動させられる液圧転舵装置とを含む。本転舵システムにおいては、トーションバーがステアリングギヤボックス(以下、単にギヤボックスと略称する)を介して転舵軸に係合させられ、電動モータにより、トーションバーのギヤボックスより上流側の部分が回転させられ、液圧転舵装置により、トーションバーに加えられたトルクに応じた液圧が転舵軸に加えられる。また、液圧転舵装置の液圧に基づいてトーションバーに加えられたトルクが取得され、その取得されたトルクに基づいてトーションバーの捩り角が取得され、その取得されたトーションバーの捩り角に基づいて電動モータが制御される。
例えば、トーションバーにピニオンギヤが一体的に回転可能に連結され、ピニオンギヤが、ギヤボックスにおいて、転舵軸としてのラックバーの歯部に噛み合わされている場合において、トーションバーは、電動モータによって回転させられた角度である回転角(以下、電動モータによる回転角と称する場合がある)とピニオンギヤの回転角との差によって捩られる。そのため、電動モータによる回転角が同じである場合に、トーションバーの捩り角が大きい場合は小さい場合よりピニオンギヤの回転角が小さくなり、ラックバーのストロークが小さくなる。以上のことから、電動モータがトーションバーの捩り角に基づいて制御されることにより、電動モータがトーションバーのギヤボックスより上流側に設けられ、かつ、転舵軸のストロークを検出するストロークセンサが設けられていない場合であっても、転舵軸のストロークを精度よく制御することが可能となり、左側車輪、右側車輪の転舵角を精度よく制御することができる。
本発明の実施例である転舵システムを模式的に示す図である。 上記転舵システムの液圧アシスト機構のギヤボックスの断面図である。 上記ギヤボックスのコントロールバルブの断面図である。 上記転舵システムの操舵ECUの記憶部に記憶された上記コントロールバルブのバルブ特性を示す図である。 上記転舵システムの操舵ECUの作動を概念的に示すブロック図である。 上記記憶部に記憶されたLKA制御プログラムを表すフローチャートである。 上記LKA制御プログラムの一部を表すフローチャートである。 上記LKA制御を概念的に示す図である。 上記LKA制御が行われた場合のラックバーのストロークの変化を示す図である。
以下、本実施形態に係る車両に搭載された転舵システムとしての操舵アシストシステムについて、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施例に係る操舵アシストシステムは、操舵部材としてのステアリングホイール10の運転者による操作をアシストして車両の操舵輪である左右前輪12,14を転舵するものであるが、運転者によってステアリングホイール10の操作が行われなくても、左右前輪12,14を転舵可能な自動転舵システムとしての機能を有するものである。
左右前輪12,14は、ナックルアーム16,17、タイロッド18,19、転舵軸としてのラックバー20により連結される。また、ラックバー20にはステアリングギヤボックス(以下、単にギヤボックスと称する)22を介してステアリングホイール10が連結される。
ギヤボックス22は、図2に示すように、ラックアンドピニオン機構を備えたものである。ステアリングホイール10は、ステアリングシャフト、トーションバー23等を介してピニオンギヤ28に連結され、ピニオンギヤ28がラックバー20の歯部に噛み合わされる。それにより、ステアリングホイール10の回転がラックバー20の車両の幅方向(左右方向)の移動に変換されて、左右前輪12,14が転舵される。なお、トーションバー23は、一端部においてピニオンギヤ28に一体的に回転可能に連結され、他端部においてステアリングホイール10(ステアリングシャフト)に一体的に回転可能に連結される。
本操舵アシストシステムは、液圧アシスト機構24と、電動アシスト機構26とを含む。液圧アシスト機構24は、ラックバー20に設けられたパワーシリンダ30、ギヤボックス22に設けられたコントロールバルブ34等を含む。電動アシスト機構26は、トーションバー23にトルクを加える、換言すると、トーションバー23を回転させる電動モータ38等を含む。
パワーシリンダ30は、ハウジング42と、ラックバー20に形成されたピストン44と、ピストン44によって仕切られた右室46、左室48とを含む。右室46、左室48には、エンジン40によって作動させられる液圧ポンプ52、リザーバ54が、ギヤボックス22を介して接続される。
コントロールバルブ34は、図3に示すように、ロータリバルブ60と、コントロールバルブシャフト62とを含む。コントロールバルブシャフト62は、一端部においてトーションバー23に一体的に回転可能に連結され、他端部に図示しない反力付与装置により液圧が付与される。ロータリバルブ60には、液圧ポンプ52、リザーバ54、右室46、左室48に接続された複数の液通路が半径方向に伸びて形成され、コントロールバルブシャフト62の外周部には、複数の溝等が形成される。ロータリバルブ60に対するコントロールバルブシャフト62の相対位相の変化により、液圧ポンプ52、リザーバ54の各々と、右室46、左室48の各々との間の流路面積が制御される。
図3において、例えば、コントロールバルブシャフト62の右方向の回転により、液圧ポンプ52と右室46との間の流路面積が大きくされ、液圧ポンプ52と左室48との間の流路面積が小さくされる。また、リザーバ54と左室48との間の流路面積が大きくされ、リザーバ54と右室46との間の流路面積が小さくされる。液圧ポンプ52の作動液は右室46へ供給され、左室48の作動液のリザーバ54への流出が許容される。ラックバー20が矢印α(図1参照)が示す方向へ移動させられ、左右前輪12,14が右方向へ転舵させられる。コントロールバルブシャフト62の左方向の回転により、液圧ポンプ52と左室48との間の流路面積が大きくされ、右室46との間の流路面積が小さくされる。また、リザーバ54と右室46との間の流路面積が大きくされ、左室48との間の流路面積が小さくされる。液圧ポンプ52の作動液は左室48へ供給され、右室46の作動液のリザーバ54への流出が許容される。ラックバー20が矢印αとは逆方向へ移動させられ、左右前輪12,14が左方向へ転舵させられる。
コントロールバルブ34においては、トーションバー23の捩りに応じてコントロールバルブシャフト62のロータリバルブ60に対する相対的な位相が変化するようにされている。そのため、コントロールバルブ34において、図4に示すように、トーションバー23に加えられるトルクTとコントロールバルブ34において制御される液圧との間に、トルクTの絶対値が大きい場合は小さい場合より、液圧が高くなる関係が成立する。また、これらの間の関係であるバルブ特性は、コントロールバルブシャフト62、ロータリバルブ60の形状等で決まる。
電動アシスト機構26において、電動モータ38により、トーションバー23に、運転者によるステアリングホイール10の操作をアシストするトルクが加えられるが、運転者によってステアリングホイール10の操作が行われていない場合であっても、トーションバー23にトルクが加えられる場合がある。
また、図1に示すように、本実施例において、電動アシスト機構26は、トーションバー23のギヤボックス22よりステアリングホイール側(上流側と称することができる)の部分に設けられるのであり、電動アシスト機構26と液圧アシスト機構24とは直列に設けられる。そのため、電動モータ38によってトーションバー23にトルクが加えられ、その電動モータ38によってトーションバー23に加えられたトルクに応じた液圧による移動力が液圧アシスト機構24によってラックバー20に加えられる。このように、電動アシスト機構26と液圧アシスト機構24との両方の作動力(アシスト力)によって、ラックバー20が移動させられ、左右前輪12,14が転舵されることになる。
操舵アシストシステムは、コンピュータを主体とする操舵ECU100を含む。操舵ECU100は、実行部、記憶部、入出力部等を有するものであり、入出力部には、電動モータ38によって回転させられたトーションバー23の回転角θmを検出する回転角センサ110、液圧アシスト機構24の液圧Pを検出する液圧センサ112、車両に設けられた撮像装置114、LKA(Lane Keep Assist)スイッチ116等が接続されるとともに、電動モータ38等が接続される。
回転角センサ110は、電動モータ38が減速機付き電動モータではない場合には、電動モータ38の出力軸の回転角を検出するが、電動モータ38が減速機付き電動モータである場合には、減速機付き電動モータの出力軸の回転角を検出する。いずれにしても、回転角センサ110によって検出された回転角は、トーションバー23の電動モータ38によって回転させられた角度(以下、電動モータ38による回転角と称する)である。
液圧センサ112は、前述のように、液圧アシスト機構24のコントロールバルブ34の制御液圧を検出するものであるが、コントロールバルブ34の制御液圧はパワーシリンダ30の右室46または左室48に供給されるため、右室46または左室48の液圧を検出するものであると考えることもできる。
撮像装置114は、例えば、車両の前方、前側方を撮像するカメラ118と、カメラ118によって撮像された画像を処理するカメラECU120とを含むものとすることができる。カメラECU120は、コンピュータを主体とするものであり、図8に示すように、カメラ118による撮像画像に基づいて、本車両(撮像装置114が搭載された車両であり、以下、自車両と称する)Vの両側に位置する区画線XR,XLを特定することにより、自車両Vが走行する車線であるレーンYを特定し、予め決められた目標走行線Zと自車両Vとの相対位置関係(例えば、自車両Vの中心線CVと目標走行線Zとの間の距離であるセンタ距離Dcで表すことができる)を取得する。目標走行線Zは、例えば、レーンYの中央を通る線とすることができる。
LKAスイッチ116は、運転者によって操作可能なスイッチであり、LKA制御が許可される場合にON操作される。
以上のように構成された操舵アシストシステムにおいて、LKA制御が行われる。LKA制御は、本実施例において、自車両Vが目標走行線Zに沿って走行するように行われる転舵制御である。LKA制御においては、例えば、カメラECU120において取得されたセンタ距離Dcが小さくなるように、電動モータ38の制御により、左右前輪12,14が自動で転舵される。LKA制御が行われる場合には、運転者はステアリングホイール10の回転操作を行っていないのが普通である。そのため、トーションバー23には運転者によるステアリングホイール10の操作力が付与されることなく、電動モータ38によるトルクが付与されると考えることができる。
例えば、センタ距離Dcに基づいて、左右前輪12,14の転舵角に対応するラックバー20の目標ストロークStが取得される。一方、ラックバー20の実際のストロークである実ストロークSrが、トーションバー23の電動モータ38によって回転させられた角度である回転角θm、トーションバー23の捩り角θt、比率γ等に基づいて取得(推定)される。そして、実ストロークSrが目標ストロークStに近づくように、電動モータ38についてフィードバック制御が行われるようにすることができる。
以下、実ストロークSrの取得について説明する。
前述の図4に示すバルブ特性と、液圧センサ112によって検出された液圧アシスト機構24の液圧とに基づいて、トーションバー23に加えられたトルクTが取得される。
次に、トーションバー23に加えられたトルクT[Nm]とトーションバー23のばね定数C(=GIp/L)[Nm/deg]とに基づいて、下式に示すようにトーションバー23の捩り角θtが取得される。Gは横弾性係数、Ipは断面二次極モーメント、Lはトーションバー23の長さである。
θt=T/C
一方、ピニオンギヤ28の回転角θp[deg]とラックバー20の移動量であるストロークSとの間には、下式に示す関係が成立する。下式において、γはピニオンギヤ28の回転回数に対するラックバー20の移動量の比率であり、既知である。
S=γ・θp/360°
上式において、ピニオンギヤ28の回転角θpは、電動モータ38による回転角θmからトーションバー23の捩り角θtを引いた大きさとなる(θp=θm-θt)。
以上のことから、実際のラックバー20のストロークである実ストロークSrは、下式に従って取得することができるのである。
Sr=γ・(θm-θt)/360°
本実施例におけるLKA制御を図5に概念的に示す。
電動モータ38による回転角θmにより、液圧アシスト機構24のコントロールバルブ34が作動させられ、パワーシリンダ30が作動させられる。一方、液圧アシスト機構24の液圧Pに基づいてトーションバー23に加えられるトルクTが求められ、トルクTに基づいて捩り角θtが推定される。そして、電動モータ38による回転角θmとトーションバー23の捩り角θtとの差であるピニオンギヤ28の回転角θpが取得され、ラックバー20の実際のストロークである実ストロークSrが推定される。そして、実ストロークSrと目標ストロークStの差が小さくなるように電動モータ38が制御されるのであり、フィードバック制御が行われる。
図6のフローチャートで表されるLKA制御プログラムは予め定められた設定時間毎に実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する)において、カメラECU120から自車両Vと目標走行線Zとの相対位置関係Dc等を表す情報等が読み込まれる。S2において、LKA制御が許可されているか否かが判定される。例えば、LKAスイッチ116のON操作が行われた状態にある場合には、LKA制御が許可された状態にあると判定される。その他、図示しない方向指示スイッチがOFFであること、車両の走行速度が設定速度以上であること等が成立する場合に、LKA制御が許可された状態にあると判定されるようにすることができる。
LKA制御が許可されている場合には、S3において、センタ距離Dcが小さくなるように目標ストロークStが取得され、S4において、電動モータ38が制御される。
S4の実行を、図7のルーチンで表す。
S21において、液圧センサ112の検出値Pが取得され、S22において、トーションバー23に加えられるトルクBが取得され、S23において、トーションバー23の捩り角θtが取得される。そして、実ストロークSrが推定され、S26において、実ストロークSrが目標ストロークStに近づくように、電動モータ38が制御される。
このように、本実施例においては、電動アシスト機構26がトーションバー23のギヤボックス22より上流側(ステアリングホイール側)に設けられた操舵アシストシステムにおいて、トーションバー23の捩り角θtが液圧アシスト機構24の液圧に基づいて取得され、取得されたトーションバーの捩り角θtに基づいて電動モータ38が制御される。図9に示すように、トーションバー23は、電動モータ38による回転角θmとピニオンギヤ28の回転角θpとの差により捩られるのであり、捩り角θtは、電動モータ38による回転角θmのうち、ピニオンギヤ28に伝達されず、ラックバー20の移動に寄与しなかった回転角分である。このように、電動モータ38が、ラックバー20の移動に寄与しない電動モータ38による回転角を考慮して制御されるため、ラックバー20の実ストロークSrを目標ストロークStに良好に近づけることができるのであり、ラックバー20のストロークを検出するストロークセンサが設けられていない場合であっても、精度よく、左右前輪12,14の転舵角を制御することができる。
また、液圧センサ114は、一般的に、液圧アシスト機構24に含まれるものである。そのため、本実施例においては、コストアップを抑制し、部品点数を増やすことなく、左右前輪12,14の転舵角を精度よく制御することができるのである。
以上のように、本実施例においては、電動アシスト機構26が電動転舵装置に対応し、液圧アシスト機構24が液圧転舵装置に対応し、操舵ECU100が電動モータ制御装置に対応する。また、操舵ECU100のうち、S21~23を記憶する部分、実行する部分等により捩り角取得部が構成される。また、右側車輪が右前輪に対応し、左側車輪が左前輪に対応する。
なお、上記実施例において、LKA制御の態様はあくまで一例であり、例えば、LKA制御として、自車両VがレーンYから外へ出ることがないように、左右前輪12,14が転舵される制御が行われるようにすることができる。また、ギヤボックス22の構造は上記実施例におけるそれに限らない等、本発明は、当業者の知識に基づいて変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
20:ラックバー 22;ギヤボックス 23:トーションバー 24:液圧アシスト装置 26:電動アシスト装置 28:ピニオン 30:パワーシリンダ 32:ギヤボックス 34:ロータリバルブ 38:電動モータ 100:操舵ECU 110:回転角センサ 112:液圧センサ 114:撮像装置
特許請求可能な発明
以下、特許請求可能な発明について説明する。
(1)左側車輪と右側車輪とを連結し、トーションバーがステアリングギヤボックスを介して係合させられた転舵軸を移動させることにより、前記左側車輪と前記右側車輪とを転舵する転舵システムであって、
前記トーションバーの前記ステアリングギヤボックスより上流側の部分を回転させる電動モータを備えた電動転舵装置と、
前記トーションバーに加えられるトルクに応じた液圧による移動力を前記転舵軸に付与する液圧転舵装置と、
前記液圧転舵装置の液圧に基づいて前記トーションバーに加えられたトルクを取得し、そのトルクに基づいて前記トーションバーの捩り角を取得する捩り角取得部を備え、前記捩り角取得部によって取得された前記トーションバーの捩り角に基づいて前記電動モータを制御することにより、前記左側車輪と前記右側車輪との転舵角を制御する電動モータ制御装置と
含む転舵システム。
例えば、電動モータによるトーションバーの回転角が同じである場合において、トーションバーの捩り角が大きい場合は小さい場合より、転舵軸のストロークが小さいことが分かる。そのため、捩り角に基づいて、電動モータが制御されるようにすることにより、左側車輪と右側車輪との転舵角を良好に制御することができる。
(2)前記電動モータ制御装置が、前記電動モータによって前記トーションバーに加えられた回転角と、前記捩り角取得部によって取得された前記トーションバーの捩り角とに基づいて、前記転舵軸の実際のストロークである実ストロークを取得し、前記実ストロークと目標ストロークとに基づいて前記電動モータを制御するフィードバック制御部を含む(1)項に記載の転舵システム。
目標ストロークは、例えば、LKA制御、先行車両追従制御等において決まる値とすることができる。
(3)前記ギヤボックスが、ラックアンドピニオン機構を備え、
前記トーションバーが、前記ピニオンギヤに一体的に回転可能に連結され、前記ギヤボックスにおいて、前記ピニオンギヤが前記転舵軸であるラックバーの歯部に噛み合わされ、
前記フィードバック制御部が、前記電動モータによって前記トーションバーに加えられた回転角と前記捩り角取得部によって取得された前記トーションバーの前記捩り角とに基づいて前記ピニオンギヤの回転角を取得し、前記ピニオンギヤの回転角に基づいて前記ラックバーの実ストロークを取得する実ストローク取得部を含む(2)項に記載の転舵システム。
トーションバーは、例えば、一端部においてピニオンギヤに一体的に回転可能に連結され、他端部において、運転者によって操作可能なステアリングホイール(ステアリングシャフト)に一体的に回転可能に連結され、ピニオンギヤとの連結部より上流側の部分において電動モータと係合させられたものとすることができる。トーションバーにおいて、電動モータとの係合部はステアリングシャフトとの連結部より下流側(ギヤボックス側)に位置すると考えられる。
(4)前記電動モータ制御装置が、前記電動モータを制御することにより、前記左側車輪と右側車輪との転舵角を制御する自動転舵制御部を含む(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の転舵システム。
自動転舵制御部による自動転舵制御として、例えば、LKA制御、先行車両追従制御等が該当する。

Claims (1)

  1. 左側車輪と右側車輪とを連結し、トーションバーがステアリングギヤボックスを介して係合させられた転舵軸を移動させることにより、前記左側車輪と前記右側車輪とを転舵する転舵システムであって、
    前記トーションバーの前記ステアリングギヤボックスより上流側の部分を回転させる電動モータを備えた電動転舵装置と、
    前記トーションバーに前記電動転舵装置によって加えられる捩りに応じた液圧による移動力を前記転舵軸に付与する液圧転舵装置と、
    前記液圧転舵装置の液圧に基づいて前記トーションバーに加えられたトルクを取得し、その取得されたトルクに基づいて前記トーションバーの捩り角を取得する捩り角取得部を備え、前記捩り角取得部によって取得された前記トーションバーの捩り角に基づいて、前記電動モータを制御することにより、前記左側車輪と前記右側車輪との転舵角を制御する自動転舵制御部としての電動モータ制御装置と
    を含む転舵システム。
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