JP7003698B2 - 光トランシーバおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光トランシーバおよびその制御方法に関し、例えば複数の処理部を有する光トランシーバおよびその制御方法に関する。
光トランシーバは、入力された電気信号を光信号に変換して送信し、受信した光信号を電気信号に変換して出力する。光トランシーバが複数の処理部を有することが知られている(例えば特許文献1)。光トランシーバがファームウェアを実装することが知られている(例えば特許文献2)。
特開2004-297682号公報 特表2008-512904号公報
光トランシーバが複数の処理部を備える場合、外部装置とのシリアル通信は、例えば複数の処理部のうち1つの処理部が行う。複数の処理部のうち他の処理部の処理する情報に関して1つの処理部が外部装置と通信を行う場合、一つの処理部が他の処理部にアクセスするための通信が必要となり、その通信に要する時間により外部装置との通信に遅延が生じ得る。
本発明は、複数の処理部を備える光トランシーバの外部装置との通信における遅延を抑制することを目的とする。
本願発明の一実施形態は、第1電気信号を第1光信号に変換する光送信回路と、第2光信号を第2電気信号に変換する光受信回路と、第1アドレス領域に含まれる第1MDIOレジスタを有し、前記光送信回路および前記光受信回路のうち一部を制御する第1処理部と、第2アドレス領域に含まれる第2MDIOレジスタを有し、前記光送信回路および前記光受信回路のうち別の一部を制御する第2処理部と、外部装置と前記第1処理部および前記第2処理部とを接続するMDIO通信バスと、を備え、前記第1処理部は、前記外部装置から前記MDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報に基づき、前記アドレス情報が前記第1アドレス領域に含まれるときは、前記第1処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答し、前記アドレス情報が前記第2アドレス領域に含まれるときは、前記第2処理部に前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答させる、光トランシーバである。
本発明の一実施形態によれば、複数の処理部を備える光トランシーバの外部装置との通信における遅延を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る光トランシーバの構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1における処理部の内部構成を示すブロック図である。 図3(a)は、実施例1におけるMDIOフレームを示す図、図3(b)は、MDIOフレームにて使用されるオペレーションコードOPおよびアドレス/データの種別を示す表である。 図4は、実施例1においてMDIOレジスタに保持されている情報の例である。 図5は、実施例1における処理部10の処理を示すフローチャートである。 図6は、実施例1における処理部12の処理を示すフローチャートである。 図7は、実施例1における処理部10および12の処理を示すタイミングチャートである。 図8は、実施例2における処理部内のROMの領域を示す図である。 図9は、実施例2における処理部10の処理を示すフローチャートである。 図10は、実施例2における処理を示すシーケンス図である。 図11は、比較例1に係る光トランシーバのブロック図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本願発明の一実施形態は、第1電気信号を第1光信号に変換する光送信回路と、第2光信号を第2電気信号に変換する光受信回路と、第1アドレス領域に含まれる第1MDIOレジスタを有し、前記光送信回路および前記光受信回路のうち一部を制御する第1処理部と、第2アドレス領域に含まれる第2MDIOレジスタを有し、前記光送信回路および前記光受信回路のうち別の一部を制御する第2処理部と、外部装置と前記第1処理部および前記第2処理部とを接続するMDIO通信バスと、を備え、前記第1処理部は、前記外部装置から前記MDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報に基づき、前記アドレス情報が前記第1アドレス領域に含まれるときは、前記第1処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答し、前記アドレス情報が前記第2アドレス領域に含まれるときは、前記第2処理部に前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答させる、光トランシーバである。これにより、外部装置と光トランシーバとの間の通信の遅延を抑制することができる。
(2)前記第1MDIOレジスタは、前記光送信回路および前記光受信回路のうち前記一部を制御するための情報を保持し、前記第2MDIOレジスタは、前記光送信回路および前記光受信回路のうち前記別の一部を制御するための情報を保持してもよい。これにより、第1処理部は、外部装置とMDIOシリアル通信バスを介し通信を行う処理部を適切に選択することができる。
(3)前記MDIO通信バスを介し前記外部装置から伝送された前記第1処理部のファームウェアを格納するためのメモリをさらに備え、前記第1処理部は、前記外部装置から受信した前記ファームウェアの分割データを前記メモリに保存し、前記メモリ内に前記ファームウェアが再構成されたときに、前記第2処理部に前記MDIO通信バスを介して前記外部装置と通信させ、並行して前記メモリ内に再構成された前記ファームウェアを取得することが好ましい。これにより、メモリに保存したファームウェアを処理部に書き込んでいる間に、外部装置から問い合わせがあっても、他の処理部が応答することができる。
(4)本願発明の一実施形態は、第1電気信号を第1光信号に変換する光送信回路と、第2光信号を第2電気信号に変換する光受信回路と、前記光送信回路および前記光受信回路のうち一部を制御する第1処理部と、前記光送信回路および前記光受信回路のうち別の一部を制御する第2処理部と、外部装置と前記第1処理部および前記第2処理部とを接続するMDIO通信バスと、を備える光トランシーバの制御方法であって、前記外部装置から前記MDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報が前記第1処理部の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域に含まれるとき、選択信号を第1値に設定し、前記MDIOフレームに含まれるアドレス情報が前記第2処理部の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域に含まれるとき、前記選択信号を第2値に設定するステップと、前記選択信号が前記第1値に設定されているとき、前記第1処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答し、前記選択信号が前記第2値に設定されてとき、前記第2処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答するステップと、を含む光トランシーバの制御方法である。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態にかかる光モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施例として、業界規格のCFP(100G Form-factor Pluggable)4 MSA(Multi-Source Agreement)に準拠する100Gbps用光トランシーバを例に説明する。光トランシーバは、送信部および受信部を備える。送信部および受信部は、それぞれが4つのレーンを有する。それぞれのレーンの伝送速度は例えば25Gbpsである。レーンは、例えば、情報を伝送するための電気信号、または電気信号の経路を意味する。一つのレーンは、他のレーンと独立な情報を伝送する。CFP4 MSA以外の規格に準拠する場合には、レーン数は4レーン以外でもよく、規格に応じて例えば8レーン、10レーンまたは16レーンでもよい。
[ブロック図の説明]
図1は、実施例1に係る光トランシーバの構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施例1に係る光トランシーバ100は、処理部10、12、メモリ14、光送信回路(送信部)16および光受信回路(受信部)18を備えている。処理部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはマイクロコンピュータ等のプロセッシングユニットであり、例えば光送信回路(送信部)16を制御する。処理部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはマイクロコンピュータ等のプロセッシングユニットであり、光受信回路18(受信部)を制御する。
処理部10と12は、例えば、PLD(Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラム可能なロジックデバイスであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、ファームウェアの代わりに内部の回路構成を指定する回路情報を変更することによって機能を変更したり、追加したりすることができる。プログラマブルロジックデバイスには、マイクロコンピュータと同様に内部に不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM(Read-Only Memory))を備え、マイクロコンピュータのファームウェアの書き換えと同様に回路情報の書き換えを行うものがある。
メモリ14は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリであり、初期設定および/または制御に用いるデータおよび/またはファームウェアを記憶することができる。
光送信回路16は、外部装置である制御装置30から伝送された4レーンの電気信号を互いに異なる波長を有する4つの光信号に変換し、それら4つの光信号を1つの波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)信号に波長多重し光ファイバ(不図示)に出力する。光送信回路16は、例えば信号処理回路20、駆動回路21および発光回路22を備えている。信号処理回路20は、例えばCDR(Clock Data Recovery)回路であり、制御装置30から伝送された4つのレーンの電気信号を処理する。電気信号の処理としては、例えば波形整形およびタイミング再生である。駆動回路21は、例えばLDD(Laser Diode Driver)回路であり、信号処理回路20が処理した電気信号を増幅して駆動信号を生成し、駆動信号によって発光回路22を駆動する。発光回路22は、例えばTOSA(Transmitter Optical Subassembly)であり、駆動回路21から入力された駆動信号によって光信号を変調し、変調された光信号を多重化して光ファイバ等の光導波路(図示せず)に出力する。光信号は波長分割多重信号(WDM信号)となる。
受光回路23は、光ファイバ等から受信した光信号(波長多重分割信号)を4レーンの電気信号に変換し制御装置30に出力する。光受信回路18は、例えば、受光回路23、増幅回路24および信号処理回路25を備えている。受光回路23は、例えばROSA(Receiver Optical Subassembly)であり、光ファイバを伝送した光信号(波長多重分割信号)を4レーンの電流信号(光電流)に変換する。増幅回路24は、例えばTIA(Transimpedance. Amplifier)であり、受光回路23が変換した電流信号を電圧信号に変換する。信号処理回路25は変換された電圧信号を処理し、制御装置30に出力する。
制御装置30と処理部10および12とは、MDIO(Management Data Input/Output)通信バス等のシリアル通信バスを介して電気的に接続されている。処理部10および12はシリアル通信バスに並列に接続(バス接続)されている。MDIO通信バスは、クロック信号線MDCとデータ信号線MDIOを含んでいる。クロック信号線MDCは、同期を取るための一定周期の繰り返し信号(クロック信号)を伝送する。データ信号線MDIOは、クロック信号線MDCのクロック信号に同期した2値のデジタル信号(データ信号)であり、後述するMDIOフレームはデータ信号線MDIOによって伝送される。
PRTADRは、MDIO通信のための光トランシーバ100のアドレスを指定する信号線である。PRTADRは、5本の信号線を有する。処理部10は、I2C(Inter-integrated Circuit)等のシリアル通信によって信号処理回路20および駆動回路21と通信する。例えば、処理部10は、I2Cバスを介して信号処理回路20および駆動回路21と電気的に接続されている。また、処理部10は、TxDISABLE信号を用い駆動回路21内の特定のレーンを非活性化する。非活性化によって特定のレーンに対応する光信号の送信が停止される。さらに、処理部10は、光送信回路16からTxバイアスモニタ値およびTxパワーモニタ値等のモニタ値および/または信号を取得する。Txバイアスモニタ値は、例えば発光回路22が備える4つのレーンのレーザダイオードのバイアス電流の大きさを検出した値である。Txパワーモニタ値は、発光回路22から出力される光信号(波長分割多重信号)の強度を検出した値である。なお、Txパワーモニタ値は、波長分割多重信号に含まれる4つのレーンの光信号のそれぞれの強度を検出した値でもよい。
処理部12は、I2C等のシリアル通信によって信号処理回路25および増幅回路24と通信する。例えば、処理部12は、I2Cバスを介して信号処理回路25および増幅回路24と電気的に接続されている。また、処理部12は、光受信回路18からRxパワーモニタ値およびRxLOS(Lost of Signal)信号等のモニタ値および/または信号を取得する。Rxパワーモニタ値は、例えば4つのレーンの光信号の強度を検出した値である。RxLOS信号は、光受信回路18の4つのレーンの光信号の強度が所定値以下であることを示す信号である。処理部12は、制御装置30にRxLOS信号を出力する。RxLOS信号は、光ファイバから受光回路23が受信している光信号が消失した(強度が所定の値よりも小さい状態になった)ことを警告するためのものである。RxLOS信号は、緊急性の高い信号のためシリアル通信バスを介さずに制御装置30に出力される。例えば、RxLOS信号はバイナリ信号で、正常時は“H”となっており、異常時に“L”となる。
処理部10および処理部12はSPI(Serial Peripheral Interface)等のシリアル通信によってメモリ14と通信する。例えば、処理部10および処理部12は、I2Cバスを介してメモリ14と電気的に接続されている。処理部10と12との間は選択線により接続されている。処理部10は、選択線を用いて選択信号(ハイレベルまたはローレベル)を処理部12に送信する。選択信号については、後で詳細に説明する。
[処理部の説明]
図2は、実施例1における処理部の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、処理部10および12は、プロセッサ(演算回路)40、記憶回路41、温度センサ44a、通信インターフェース(I/F)44b-44d、タイマカウント44e、ADC(アナログ/デジタル変換回路)44f、外部入力回路44g、外部出力回路44h、選択線44iおよび内部バス46を備える。プロセッサ40は例えばCPUコアであり、記憶回路41に格納されたプログラム(ファームウェア)を実行して各種処理を行なう。記憶回路41は、ROM(Read Only Memory)41aおよびRAM(Random Access Memory)41bを備える。ROM41aは各種データ42aおよびファームウェア等のプログラム42bを格納する。ROM41aは、例えばフラッシュメモリである。
温度センサ44aは処理部内の温度を検知し、プロセッサ40からの問合せに応じて温度情報をプロセッサ40に出力する。通信I/F44bは例えばMDIO用インターフェースであり、制御装置30と通信を行なうためのインターフェースである。通信I/F44cは、例えばI2C用インターフェースであり、光送信回路16または光受信回路18と通信等を行なうためのインターフェースである。通信I/F44dは、例えばSPI用インターフェースであり、処理部12または10がメモリ14と通信を行うためのインターフェースである。
タイマカウント44eは、例えばカウンタ回路を使用したタイマーである。タイマカウント44eは、カウントの数に応じて所定の時間を計測したり、設定した時間に割込み処理を発生させる。ADC44fは、光送信回路16または光受信回路18から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換されるアナログ信号としては、例えばTxバイアスモニタ値、Txパワーモニタ値およびRxパワーモニタ値等である。外部入力回路44gは、制御装置30からPRTADR等を受信する。外部出力回路44hは、制御装置30にRxLOS等のアラーム信号を出力する。選択線44iは、処理部10のとき処理部12に選択信号を出力し、処理部12のとき処理部10から選択信号が入力する。
処理部10および12のRAM41bはMDIOレジスタを有する。制御装置30から光トランシーバ100に特定の動作を行わせるための情報(制御コマンド)を入力したり、制御コマンドに応じて光トランシーバ100から制御装置30へ内部の動作状態に関する情報を出力したりする際に、MDIOレジスタがそれらの情報のやり取りに使用される。より詳細には、MDIOレジスタ空間内の特定のMDIOレジスタをアドレスによって指定し、その指定されたMDIOレジスタへの情報(例えば、制御コマンド)の書き込みとMDIOレジスタに格納されている情報(例えば、制御データ)の読み出しとによって制御装置30による光トランシーバ100の監視および制御が行われる。制御データおよび制御コマンドとMDIOレジスタ領域との関係は、例えば業界規格であるCFP MSA(Multiple Source Agreement)にて規定されている。
[MDIOフレームの説明]
次に、制御装置30からの処理部10および12内のMDIOレジスタの読み書きに係るMDIOフレームの構成について説明する。図3(a)は、実施例1におけるMDIOフレームを示す図、図3(b)は、MDIOフレームにて使用されるオペレーションコードOPおよびアドレス/データの種別を示す表である。図3(a)に示すように、MDIOフレーム50は全長64ビットのバイナリデータによって構成される。MDIOフレーム50内の所定の位置に2ビットのオペレーションコードOP52と16ビットのアドレス/データ54とが含まれる。なお、この16ビットのバイナリデータをペイロードと呼ぶ。
図3(b)に示すように、OP52の2ビットが「00b」のとき、アクセスタイプ(MDIOレジスタに対する操作)は「アドレス」となる。bは数値がバイナリ(2進数)であることを意味する。このとき、制御装置30から処理部10に送信されるペイロードには特定のMDIOレジスタのアドレスが格納される。OP52の2ビットが「01b」のとき、アクセスタイプは「ライト」となる。このとき、制御装置30から処理部10に送信されるペイロードには16ビットのデータが格納される。このデータは、先に「アドレス」によって指定された特定のMDIOレジスタに書き込まれる。
OP52の2ビットが「11b」のとき、アクセスタイプは「リード」となる。このとき、先に「アドレス」によって指定された特定のMDIOレジスタに格納されているデータが処理部10から制御装置30にペイロードの位置(2ビットのターンアラウンドTAの直後)に合わせて送信される。すなわち、読み出しが行われる。OP52の2ビットが「10b」のとき、アクセスタイプは「リードインクリメントアドレス」である。このとき、上述の「リード」と同様に読み出しが行われるが、読み出した後に今読み出したMDIOレジスタの次のアドレスが指定された状態となる(読み出し後にアドレスが1つ増える)。
CFPのMDIOインターフェース仕様では、MDIOフレーム50には、OP52およびアドレス/データ54以外に5ビットの物理ポートアドレス(PHYADR)および5ビットのMDIOデバイスアドレス(DEVADR)が含まれる。
[MDIOレジスタの説明]
図4は、実施例1においてMDIOレジスタに保持されている情報の例である。図4に示すように、MDIOレジスタのアドレスA2A0hからA2A3hには、レーン0からレーン3のTxバイアスモニタ値が割り当てられている。アドレスA2B0hからA2B3hには、レーン0からレーン3のTxパワーモニタ値が割り当てられている。アドレスA2C0hからA2C3hには、レーン0からレーン3のレーザダイオードの温度のモニタ値であるLD温度モニタ値が割り当てられている。アドレスA2D0hからA2D3hには、レーン0からレーン3のRxパワーモニタ値が割り当てられている。MDIOレジスタのうち例えば領域(第1MDIOアドレス領域)56には光送信回路16に関する制御コマンド(設定値)および制御データ(モニタ値)等が保持されている。処理部10は、領域56に含まれるMDIOレジスタ(第1MDIOレジスタ)を有する。例えば領域(第2MDIOアドレス領域)58には光受信回路18に関する制御コマンド(設定値)および制御データ(モニタ値)等が保持されている。処理部12は、領域58に含まれるMDIOレジスタ(第2MDIOレジスタ)を有する。なお、MDIOアドレス領域56および58は、各々連続したアドレス領域で構成されずに、互いに不連続な複数のアドレス領域によって構成されていてもよい。
[選択処理の説明]
図5は、実施例1における処理部10の処理を示すフローチャートである。図5に示すように、制御装置30から処理部10にMDIOフレーム50が入力される(ステップS10)。処理部10は、OP52がアドレスか否か判定する(ステップS12)。処理部10は、OP52が「00b」のときYesと判定し、「00b」以外のときNoと判定する。Yesのとき、処理部10は、フレーム50内のアドレス/データ54のアドレスを取得し処理部10内のRAM41bの所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持する(ステップS14)。処理部10は、受信したMDIOフレーム50のアドレス/データ54のアドレスが図4の領域56および58のいずれの領域に含まれるかを判定する(ステップS16)。処理部10は、領域56と判定したとき、選択信号をローレベルとする(ステップS18)。処理部10は、領域58と判定したとき、選択信号をハイレベルとする(ステップS20)。その後終了する。なお、領域56および58は、光送信回路16および光受信回路18に係る情報だけに限定せず、他の情報を含んでいてもよい。例えば、領域56は、処理部10によって扱われる情報を含むMDIOレジスタの領域であり、領域58は、処理部12によって扱われる情報を含むMDIOレジスタの領域であるとして設定されてもよい。
ステップS12においてNoのとき、処理部10は、指定されているMDIOレジスタのアドレスに応じて選択信号をローレベルかハイレベルに設定する(ステップS22)。選択信号をローレベルに設定したとき、処理部10は、ステップS14において指定されたアドレスにペイロードのデータを格納(ライト)するか、または、指定されたアドレスからデータを読み出し、制御装置30に送信する(ステップS24)。選択信号をハイレベルに設定したとき、処理部10は、返信データ用レジスタに「FFFFh」をセットする(ステップS26)。その後終了する。hは、数値が16進数であることを意味する。
図6は、実施例1における処理部12の処理を示すフローチャートである。図6に示すように、処理部12にMDIOフレーム50が入力する(ステップS30)。処理部12は、OP52がアドレスか否か判定する(ステップS32)。処理部10は、OP52が「00b」のときYesと判定し、「00b」以外のときNoと判定する。Yesのとき、処理部12は、アドレス/データ54のアドレスを取得し処理部12内のRAM41bの所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持する(ステップS34)。その後終了する。
ステップS32においてNoのとき、処理部12は、処理部10から送信された選択信号がローレベルかハイレベルか判定する(ステップS36)。選択信号がローレベルのとき、処理部12は、返信データ用レジスタに「FFFFh」をセットする(ステップS38)。選択信号がハイレベルのとき、処理部12は、ステップS34において指定されたアドレスにペイロードのデータを格納(ライト)するか、または、指定されたアドレスからデータを読み出し、制御装置30に送信する(ステップS40)。その後終了する
図7は、実施例1における処理部10および12の処理を示すタイミングチャートである。図7に示すように、選択信号は例えば最初ローレベルである。処理部10にMDIOフレーム50aが入力される(図5のステップS10および図6のステップS30)。OP52は「00b」であり、アドレス/データ(ペイロード)54はアドレス情報であり、例えば「A2C3h」である。処理部10は、図5のステップS12においてYesと判定する。処理部10は、図5のステップS14において所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)にアドレス情報「A2C3h」を保持する。処理部10は、図5のステップS16において領域56か58かを判定する。図4においてレジスタアドレス情報「A2C3h」は領域56に含まれる。よって、処理部10は、領域56と判定する。処理部10は、図5のステップS18において、選択信号をローレベルに設定する。処理部12は、図6のステップS32においてYesと判定し、ステップS34において所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)にアドレス情報「A2C3h」を保持する。処理部10および12は、制御装置30からMDIO通信バスを介して同じMDIOフレーム50aを受ける。より詳細には、処理部10および12は、それぞれ、クロック信号線MDCから同一のクロック信号を受け、データ信号線MDIOから同一のデータ信号を受ける。従って、処理部10および12は、ほぼ同じタイミングでほぼ同じ速度でMDIOフレームに応じた処理を並行して行う。
図7のように、次にMDIOフレーム50bが入力する。フレーム50bのOP52は「11b」(リード)である。処理部10は、図5のステップS12においてNoと判定する。処理部10は、図5のステップS22において選択信号がローレベルかハイレベルか判定する。一つ前のMDIOフレームによって指定されたアドレスA2C3hは領域56に含まれているので、選択信号はローレベルに設定される。なお、選択信号は最初ローレベルなので、ローレベルのままとなっている。
処理部10は、図5のステップS24において、保持したアドレス情報「A2C3h」に対応するMDIOレジスタに格納されている任意のデータ「XXXXh」(0000h~FFFFh)(レーン3LD温度モニタ値)を返信用レジスタにセットする。返信用レジスタにセットされたデータは、MDIOフレーム内のTAに合わせてデータ信号線MDIOに出力され、それを制御装置30が受信する。このようにして、フレーム50bに応じて読み出し(リード)が行われる。処理部12は、図6のステップS32において処理部10と同様にNoと判定し、ステップS36において処理部10によってローレベルに設定された選択信号をローレベルと判定する。
処理部12は、図6のステップS38において返信用レジスタに「FFFFh」をセットする。この「FFFFh」は、一つの値ではあるが、ハイレベルが16個連続する状態に相当する。データ信号線MDIOは、制御装置30および処理部10と12からデータが出力されていない状態では、ハイレベルとなるように構成されている。従って、返信用レジスタに「FFFFh」がセットされているとき、処理部12は、データを出力していないのと同じ状態であり、処理部12からのデータの出力を妨げない。すなわち、処理部10と12とが、いわゆるバスコンフリクトを起こさない状態となっている。
このように、制御装置30から処理部10および12にMDIOフレーム50bが入力すると、処理部10は、返信用レジスタにアドレス情報「A2C3h」のMDIOレジスタに格納されているデータ「XXXXh」をセットする。処理部12は、返信用レジスタに「FFFFh」をセットする。
図7のように、次にMDIOフレーム50cが入力する。フレーム50cのOP52は「00b」(アドレス)である。アドレス/データ(ペイロード)54はアドレス情報であり、例えば「A2D0h」である。処理部10は、図5のステップS12においてYesと判定する。処理部10は、図5のステップS14において、フレーム50内のアドレス/データ54のアドレス情報「A2D0h」を取得し、処理部10内のRAM41bの所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持する。処理部10は、図5のステップS16において領域56か58かを判定する。図4においてレジスタアドレス「A2D0h」は領域58に含まれる。よって、処理部10は、領域58と判定する。処理部10は、図5のステップS20において、選択信号をハイレベルに設定する。処理部12は、図6のステップS32においてYesと判定し、ステップS34においてアドレス情報「A2D0h」を処理部12内のRAM41bの所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持する。
このように、制御装置30から処理部10および12にフレーム50cが入力すると、処理部10は、選択信号をハイレベルに切り換える(図7では、次のフレーム50dのときに選択信号がハイレベルに切り換えられている)。選択信号の切り換えは、MDIOフレームに応じて処理部12が図6のステップS36を行う前までに行われればよい。
図7のように、次にMDIOフレーム50dが入力する。フレーム50dのOP52は「11b」(リード)である。処理部10は、図5のステップS12においてNoと判定する。処理部10は、図5のステップS22において選択信号がローレベルかハイレベルか判定する。一つ前のMDIOフレーム50cによって指定されたアドレスA2D0hは領域58に含まれているので、選択信号はハイレベルに設定される。処理部10は、図5のステップS26において、「FFFFh」を返信用レジスタにセットする。処理部12は、図6のステップS32においてNoと判定する。ステップS36において、処理部12は、処理部10によってハイレベルに設定された選択信号をハイレベルと判定する。処理部12は、図6のステップS40において保持したアドレス情報「A2D0h」に対応するMDIOレジスタに格納されている任意のデータ「XXXXh」(レーン0Rxパワーモニタ値)を返信用レジスタにセットする。返信用レジスタにセットされたデータは、MDIOフレーム内のTAに合わせてデータ信号線MDIOに出力され、それを制御装置30が受信する。このようにして、フレーム50dに応じて読み出し(リード)が行われる。
このように、制御装置30から処理部10および12にフレーム50dが入力すると、処理部10は、返信用レジスタに「FFFFh」をセットする。処理部12は、アドレス「A2D0h」に対応するデータ「XXXXh」をセットする。返信用レジスタに「FFFFh」がセットされているとき、処理部10はデータを出力していないのと同じ状態であり、処理部12からのデータの出力を妨げない。すなわち、処理部10と12とは、MDIO通信バスにおいて、バスコンフリクトを起こさない状態となっている。
なお、OP52が「00b」および「11b」を例に説明したが、OP52が「01b」(ライト)のとき、フレーム50のアドレス/データ54のデータ(例えば制御コマンド)が先に所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持されたレジスタアドレスのMDIOレジスタに書き込まれる。データの書き込みは、処理部10および12の両方に先に指定されたアドレスのMDIOレジスタがあれば、それぞれのMDIOレジスタに書き込んでもよいし、選択信号により選択された処理部10または12のMDIOレジスタに書き込んでもよい。
OP52が「10b」のとき、処理部10および12は所定のレジスタ(MDIOアドレスレジスタ)に保持されたアドレスを1つインクリメントして、対応するMDIOレジスタのデータを返信用レジスタにセットする。
上記にて、選択信号によって選択されていないときの処理部12、または、選択信号によって処理部12が選択されているときの処理部10は、「FFFFh」を返信用レジスタにセットする例を説明したが、選択されない処理部10(または12)は、選択された処理部12(または10)と制御装置30との通信に影響しないデータを返信用レジスタにセットすればよい。
[実施例2]
「ファームウェアのダウンロードの説明」
次に、実施例2について説明する。実施例2に係る光トランシーバの構成は、図1に示す実施例1に係る光トランシーバの構成と同じである。また、実施例2に係る処理部10および12の内部構成も図2に示す実施例1に係る処理部の内部構成と同じである。図8は、実施例2における処理部内のROMの領域を示す図である。図8に示すように、処理部10および12のROM41a内の領域は、バンク0、バンクAおよびバンクBを含む。なお、バンクは、メモリバンクとも言い、一定の容量を持ったメモリ(記憶素子)の集合を意味する。メモリバンクは、メモリの物理的な構造が複数のバンクに分割されて構成されていてもよい。以下に記載するように、メモリバンクは、メモリを管理する単位であり、メモリバンクを切り替えて読み書きを行う。
バンク0は、例えばアドレス空間においてアドレス0000hから7FFFhに割り当てられた領域である。バンクAとBとはアドレス空間においてアドレス8000hからFFFFhに割り当てられた領域である。バンク0は、ブートプログラム領域、バンク切替情報領域およびデータ領域を含む。バンクAおよびBはそれぞれアプリケーションA領域およびアプリケーションB領域を含む。バンク0、AおよびBの記憶容量は例えばそれぞれ32kバイトである。
光トランシーバ100が起動し、処理部10および12に電力が供給されると、ブートプログラム領域に格納されたブートプログラムが起動し、バンク切替情報領域に格納された情報に基づきバンクAまたはBに格納されたファームウェアが例えばRAM41bの所定の領域に書き込まれ、ファームウェアを実行し始める。いわゆるブート動作を行う。例えばアプリケーションA領域に格納されているファームウェアが動作しているときに、アプリケーションB領域に格納されているファームウェアを書き換えることができる。以下では、例えばアプリケーションB領域に新しいファームウェアを書き込む場合について説明する。
図9は、実施例2における処理部10の処理を示すフローチャートである。図9に示すように、処理部10は、制御装置30から送信されたファームウェアをメモリ14に保存する(ステップS50)。より詳細には、ファームウェアの大きさは、最大でバンクBの記憶容量と同じ32kバイトになる。ファームウェアは、制御装置30からMDIO通信バスで送るために、MDIOフレームのペイロードに収納できるよう2バイト(16ビット)ずつに分割されて送信される。処理部10は、特定のMDIOレジスタに書き込んだファームウェアの分割データをSPIバスを介してメモリ14の所定の領域に順次書き込み、最終的に分割される前の新しいファームウェアをメモリ14内に再現する。そのようにしてメモリ14に保存された新しいファームウェアは、処理部10または12によりチェックされる。チェック項目としては、例えばイメージ形式が一貫しているかの検査、およびチェックサムまたはCRC(Cyclic Redundancy Check)等の誤り検査である。チェックに問題がない場合、次に進む。
処理部10は、処理部12を制御装置30とのMDIO通信の通信担当とする(ステップS52)。そのため、例えば処理部10は、選択信号をハイレベルに設定する。処理部10は、メモリ14に保存されたファームウェアを処理部10のバンクBに書き込む(ステップS54)。その間、処理部12は、制御装置30から送信されるMDIOフレームに対して返信する。実施例1では、オペレーションコードOPに「00b」(アドレス)が設定されたMDIOフレームのペイロードに格納されたアドレス情報に応じて処理部10は選択信号を切り替えていたが、実施例2において、処理部12が通信を担当している間は処理部12がアドレス情報の全ての範囲に対して応答する。その際、処理部10は、処理部12の返信を妨げないよう返信データ用レジスタに常に「FFFFh」をセットする。書き込みが終了すると、処理部10は、処理部10を制御装置30とのMDIO通信の通信担当とする(ステップS56)。例えば処理部10は、選択信号をローレベルに設定する。処理部10は、メモリ14に保存されたファームウェアを処理部12のバンクBに書き込む(ステップS58)。なお、このとき、処理部12がメモリ14に保存されたファームウェアを処理部12のバンクBに書き込んでもよい。その後終了する。
図10は、実施例2における処理を示すシーケンス図である。図10に示すように、制御装置30と処理部10および制御装置30と処理部12との通信はMDIO通信バスを介して行われる。処理部10とメモリ14および処理部10と12との通信はSPIバスを介して行われる。
光トランシーバ100が通常の動作をしているときは、処理部10は、実施例1のときと同様にMDIOフレームに含まれるアドレス情報に応じて選択信号をローレベルあるいはハイレベルに切り換える。しかし、説明を簡単にするため、図10では、通常の動作時には選択信号はローレベルに設定されている。従って、制御装置30から送信されるMDIOフレームに対して、常に処理部10が応答を行っている。このとき、処理部12は、返信用レジスタに常に「FFFFh」をセットする。制御装置30から処理部10にファームウェアがMDIO通信バスを介し伝送される(ステップS50a)。処理部10はファームウェアをそのままSPIバスを介しメモリ14に保存する(ステップS50b)。1つのMDIOフレームを用い伝送できるデータは2バイトである。このため、例えばファームウェアの大きさが32kバイトの場合、それを2バイト毎に分割し、ステップS50aおよびS50bを16000回行う。なお、このとき、上述したように、処理部10は、MDIOフレームで送られた2バイトの分割データを一旦、処理部10内部のRAM41bに保存し、次にRAM41bから保存した分割データを読み出してメモリ14に保存してもよい。制御装置30から分割したデータが全て送信されると、メモリ14内に新しいファームウェアが再現(複製)される。
次に、制御装置30から処理部10にファームウェア保存命令が送信される(ステップS53)。処理部10は、選択信号をハイレベルに設定する(ステップS52a)。処理部10は、メモリ14にファームウェアの出力を指示し(ステップS54a)、メモリ14に保存されたファームウェアを処理部10のバンクBに書き込む(ステップS54b)。ステップS54aおよびS54bを繰り返している間に、処理部10が制御する光送信回路16に関するデータ(例えば、図4の領域56に含まれるデータ)を制御装置30と通信することがある。このような場合、選択信号がハイレベルであるため、処理部12はMDIO通信バスを介し処理部10を介さず制御装置30と通信する(ステップS55a)。例えば、処理部内のROM41aに書き込みを行う場合、書き込みにMDIO通信の周期よりも長い時間が掛かる場合がある。そのような場合に、処理部12が応答することによって処理部10が所定の時間内に応答できない場合でも制御装置30とのMDIO通信を正常に継続することができる。処理部12は、必要に応じ処理部10とSPIバスを介し通信を行う(ステップS55b)。
処理部10へのファームウェアの書き込みが終了すると、処理部10は、選択信号をローレベルに設定する(ステップS52b)。処理部10は、メモリ14にファームウェアの出力を指示し(ステップS56a)、処理部10はメモリ14に保存されたファームウェアを取得し(ステップS56b)、ファームウェアを処理部12のバンクBに書き込む(ステップS56c)。あるいは、処理部10の代わりに、処理部12がメモリ14に保存されたファームウェアを取得し(ステップS56bに相当)、ファームウェアを処理部12のバンクBに書き込んでもよい(ステップS56cに相当)ステップS56aからS56cを繰り返している間に、処理部12が制御する光受信回路18に関するデータ(例えば、図4の領域58に含まれるデータ)を制御装置30と通信することがある。このような場合、選択信号がローレベルのままにしておき、処理部10はMDIO通信バスを介し制御装置30と通信する(ステップS57a)。処理部10は、必要に応じ処理部12とSPIバスを介し通信を行う(ステップS57b)。なお、処理部12に新しいファームウェアを書き込まない場合は、ステップS56a,S56b,S56c,S57a,およびS57b(ステップS56)を省略してもよい。
なお、ステップS56において、処理部10は、ファームウェアをSPIバスを介して取得した後に処理部12に送信しているが、上述したように処理部12とメモリ14とがSPIバスを介し直接通信可能である場合、メモリ14から処理部10を介さず処理部12に直接ファームウェアを転送してもよい。
[比較例1]
図11は、比較例1に係る光トランシーバのブロック図である。図11に示すように、光トランシーバ110では、MDIO通信バス等の制御装置30と通信するためのシリアル通信バスは処理部10と接続され、処理部12には接続されていない。また、処理部10から処理部12への選択線が設けられていない。その他の構成は実施例1の図1と同じであり説明を省略する。
比較例1では、シリアル通信バスを介した制御装置30との通信は処理部10が担当している。このため、処理部12が制御装置30と通信するときには、処理部10を経由することになる。これにより、制御装置30と処理部12とが直接通信するのに比べて情報伝達が遅延する。また、メモリ14に保存したファームウェアを処理部10に書き込んでいる間に、制御装置30から問い合わせがあっても、書き込みに必要な時間がMDIO通信の周期より長い場合、所定の時間内に応答することが難しい。それによって、例えば、MDIO通信が中断することによって制御装置30が異常を検出する虞がある。
[実施例1の効果]
実施例1によれば、図1のように、処理部10(第1処理部)は、光送信回路16を制御する。処理部12(第2処理部)は、光受信回路18を制御する。シリアル通信バスは、制御装置30(外部装置)と処理部10とを接続し、処理部10と並列に制御装置30と処理部12とを接続する。図5のステップS22からS26のように、処理部10は、制御装置30からシリアル通信バスを介し受信したデータに基づき処理部10および処理部12のうち制御装置30とシリアル通信バスを介し通信を行う処理部を選択する。
これにより、処理部10は、制御装置30と通信する処理部を適切に設定できる。よって、例えば、処理部10が制御装置30と通信する処理部として処理部12を選択したとき、処理部12は処理部10を介さずに制御装置30と通信できる。また、処理部10が制御装置30と通信する処理部として処理部10を選択したとき、処理部10は処理部12を介さずに制御装置30と通信できる。これにより、シリアル通信バスを介した制御装置30と光トランシーバ100との通信の遅延を抑制できる。
実施例1では、処理部10は光送信回路16を制御し、処理部12は光受信回路18を制御する例を説明したが、処理部10は、光送信回路16および光受信回路18のうち一部を制御し、処理部12は、光送信回路16および光受信回路18のうち別の一部を制御すればよい。すなわち、図4の領域56のMDIOレジスタは、光送信回路16および光受信回路18のうち一部を制御するための情報を保持する。図4の領域58のMDIOレジスタは、光送信回路16および光受信回路18のうち別の一部を制御するための情報を保持する。処理部10と12の担当は、レーンで分けてもよい。例えば処理部10は光送信回路16および光受信回路18のうちレーン0およびレーン1に関する機能を制御し、処理部12はレーン2およびレーン3に関する機能を制御してもよい。また、処理部10と12の担当は、機能で分けてもよい。例えば処理部10は信号処理回路20および25を担当し、処理部12は駆動回路21、発光回路22、増幅回路24および受光回路23を担当してもよい。あるいは、MDIOレジスタのアドレス空間を適当に2分割して、一方の領域を処理部10に担当させ、残りの領域を処理部12に担当させてもよい。例えば、境界となるMDIOレジスタのアドレスを決めて、それよりもアドレスが小さい領域を処理部10が担当し、そのアドレスとそれよりもアドレスが大きい領域を処理部12が担当してもよい。そのようにすることで、処理信号の切替えの判定を簡単にし、処理時間を短くすることができる。
図5のステップS14からS20のように、シリアル通信バスは、MDIO通信バスである。これにより、MDIO通信バスを介した制御装置30と光トランシーバ100との通信の遅延を抑制できる。処理部10は、MDIOフレームに含まれるアドレスに基づき、処理部10および12のうち制御装置30とMDIO通信バスを介し通信を行う処理部を選択する。これにより、処理部10は、MDIO通信バスを介し通信を行う処理部を適切に選択できる。
さらに、図5のステップS16からS20のように、処理部10は、MDIOフレームに含まれるアドレスが光送信回路16および光受信回路18のうち処理部12が制御する一部に関するアドレスのとき、シリアル通信バスを介し通信を行う処理部として処理部10を選択する。MDIOフレームに含まれるアドレスが光送信回路16よび光受信回路18のうち処理部12が制御する別の一部に関するアドレスのとき、シリアル通信バスを介し通信を行う処理部として処理部12を選択する。
例えば、図4のように、領域56(第1アドレス領域)は第1MDIOレジスタを含み、領域58(第2アドレス領域)は第2MDIOレジスタを含む。図5のように、処理部10は、制御装置30からMDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報(例えば図7のフレーム50aのアドレス/データ54)に基づき、アドレス情報が領域56に含まれるときは、処理部10がMDIOフレームの次に受信するMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50b)に対して応答し、アドレス情報(例えば図7のフレーム50cのアドレス/データ54)が第2アドレス領域に含まれるときは、処理部12にMDIOフレームの次に受信するMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50d)に対して応答させる。
例えば、制御装置30からMDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報(例えば図7のフレーム50aのアドレス/データ54)が処理部10の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域56に含まれるとき、選択信号を第1値(例えば図7のローレベル)に設定する。MDIOフレームに含まれるアドレス情報(例えば図7のフレーム50cのアドレス/データ54)が処理部12の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域に含まれるとき、選択信号を第2値(例えば図7のハイレベル)に設定する。選択信号が第1値(例えばローレベル)に設定されているとき、処理部10がMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50a)の次に受信するMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50b)に対して応答する。選択信号が第2値(例えば図7のハイレベル)に設定されているとき、処理部12がMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50c)の次に受信するMDIOフレーム(例えば図7のフレーム50d)に対して応答する。
これにより、処理部10は、MDIO通信バスを介し通信を行う処理部をより適切に選択できる。
図9および図10のステップS50のように、メモリ14は、シリアル通信バスを介し制御装置30から伝送された処理部10および12のファームウェアを格納する。ステップS54のように処理部10がメモリ14に格納されたファームウェアを取得する期間において、ステップS55aのように処理部12がシリアル通信バスを介し制御装置30と通信を行う。ステップS56のように処理部12がメモリ14に格納されたファームウェアを取得する期間において、ステップS57aのように処理部10がシリアル通信バスを介し制御装置30と通信を行う。
例えば、図10のステップS50bのように、処理部10は、制御装置30から受信したファームウェアの分割データをメモリ14に保存する。図10のステップS52aのように、メモリ14内にファームウェアが再構成されたときに、処理部10は、処理部12にMDIO通信バスを介して制御装置30と通信させる。図10のステップS54aおよびS54bのように、処理部10は、並行してメモリ14内に再構成されたファームウェアを取得する。
これにより、メモリ14に保存したファームウェアを処理部10に書き込んでいる間に、制御装置30から問い合わせがあっても、処理部12が応答することができる。
実施例1では、光トランシーバが処理部10および12を有する例を説明したが処理部は3つ以上でもよい。処理部10は、制御装置30からシリアル通信バスを介し受信したデータに基づき3つ以上の処理部のうち制御装置30とシリアル通信バスを介し通信を行う処理部を選択すればよい。例えば、選択した処理部に選択線によってその処理部が選択されたことを伝え、選択されていない処理部には他の選択線によってその処理部が選択されていないことを伝えることで速く処理部の切替えを高速に行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10、12 処理部
14 メモリ
16 光送信回路
18 光受信回路
20、25 信号処理回路
21 駆動回路
22 発光回路
23 受光回路
24 増幅回路
30 制御装置
40 プロセッサ
41 記憶回路
41a ROM
41b RAM
42a データ
42b プログラム
44a 温度センサ
44b-44d 通信I/F
44e タイマカウント
44f ADC
44g 外部入力回路
44h 外部出力回路
44i 選択線
50、50a-50d フレーム
52 OP
54 アドレス/データ
56、58 領域
100、110 光トランシーバ

Claims (5)

  1. 第1電気信号を第1光信号に変換する光送信回路と、
    第2光信号を第2電気信号に変換する光受信回路と、
    第1アドレス領域に含まれる第1MDIO(Management Data Input/Output)レジスタを有し、前記光送信回路を制御する第1処理部と、
    第2アドレス領域に含まれる第2MDIOレジスタを有し、前記光受信回路を制御する第2処理部と、
    外部装置と前記第1処理部および前記第2処理部とを接続するMDIO通信バスと、
    を備え、
    前記第1処理部は、前記外部装置から前記MDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報に基づき、前記アドレス情報が前記第1アドレス領域に含まれるときは、前記第1処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答し、前記アドレス情報が前記第2アドレス領域に含まれるときは、前記第2処理部に前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答させる、光トランシーバ。
  2. 前記第1MDIOレジスタは、前記光送信回路を制御するための情報を保持し、
    前記第2MDIOレジスタは、前記光受信回路を制御するための情報を保持する請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記MDIO通信バスを介し前記外部装置から伝送された前記第1処理部のファームウェアを格納するためのメモリをさらに備え、
    前記第1処理部は、前記外部装置から受信した前記ファームウェアの分割データを前記メモリに保存し、前記メモリ内に前記ファームウェアが再構成されたときに、前記第2処理部に前記MDIO通信バスを介して前記外部装置と通信させ、並行して前記メモリ内に再構成された前記ファームウェアを取得して前記第1処理部によって実行可能となるように前記第1処理部の内部に保存する、請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記第1処理部は、前記光送信回路の一部を制御するとともに、さらに前記光受信回路の一部を制御し、
    前記第2処理部は、前記光受信回路の一部と異なる前記光受信回路の別の一部を制御するとともに、さらに前記光送信回路の一部と異なる前記光送信回路の別の一部を制御する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
  5. 第1電気信号を第1光信号に変換する光送信回路と、第2光信号を第2電気信号に変換する光受信回路と、前記光送信回路を制御する第1処理部と、前記光受信回路を制御する第2処理部と、外部装置と前記第1処理部および前記第2処理部とを接続するMDIO(Management Data Input/Output)通信バスと、を備える光トランシーバの制御方法であって、
    前記外部装置から前記MDIO通信バスを介し受信したMDIOフレームに含まれるアドレス情報が前記第1処理部の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域に含まれるとき、前記第1処理部によって選択信号第1値に設定され、前記MDIOフレームに含まれるアドレス情報が前記第2処理部の有するMDIOレジスタを含むアドレス領域に含まれるとき、前記第1処理部によって前記選択信号第2値に設定されるステップと、
    前記選択信号が前記第1値に設定されているとき、前記第1処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答し、前記選択信号が前記第2値に設定されているとき、前記第2処理部が前記MDIOフレームの次に受信するMDIOフレームに対して応答するステップと、
    を含む光トランシーバの制御方法。
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