JP7003131B2 - ガイドピンセット装置及び電池製造機 - Google Patents

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Description

本発明は電池製造技術分野に関して、より具体的に、ガイドピンセット装置及び電池製造機に関する。
電池製造過程中に、ガイドピンと箔ストリップを釘打ち巻き取って電池コアを形成する必要があり、釘打工程中に、ガイドピンと箔ストリップの釘打位置がガイドピンと箔ストリップの相対的位置から決められるので、巻き取って形成される電池コアの品質に影響を与える。
電池を製造するための電池製造機中に、ガイドピンを搬送するためのガイドピンセット装置によってガイドピンを位置決め、ガイドピンと箔ストリップの相対的位置に大きな影響を与えるが、しかしながら、従来のガイドピンセット装置は動作自由度が低く、ガイドピンを並進に搬送するのが一般的であり、ガイドピンを精密に位置決め難く、ガイドピンと箔ストリップの位置合わせ精度が低く、ひいては製品の品質に悪影響を与え、製品の不良率の上昇を招く。
本発明の目的は、従来のガイドピンセット装置によりガイドピンを位置決める精度が低い技術課題を解決するためのガイドピンセット装置を提供する。
前記の目的を達成するために、本発明では、台座、第1の移載手段及び第2の移載手段を含み、前記第1の移載手段及び前記第2の移載手段がともに前記台座に設けられ、
前記第1の移載手段は自身の軸線まわりに回転可能な回転盤を含み、前記回転盤によってガイドピンを吸着し前記ガイドピンを前記第2の移載手段に搬送し、前記第2の移載手段は第1の伝動機構及び第2の伝動機構、前記第2の伝動機構に接続される機械クランプを含み、前記第1の伝動機構が前記機械クランプの開閉を駆動し、前記機械クランプによって前記ガイドピンを締付または解放し、前記第2の伝動機構が前記機械クランプの回転・並進を駆動し、前記ガイドピンを次工程へ移送するガイドピンセット装置を提供する。
さらに、前記第1の伝動機構はカム、前記カムに当接・係合される第1のリンク機構を含み、前記機械クランプは2つの第1のクランプフィンガーを含み、前記第1のリンク機構の押出作用下で2つの前記第1のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じる。
さらに、前記第2の伝動機構は前記機械クランプに接続される伝動アーム、前記伝動アームに固定的に接続される伝動軸を含み、前記伝動軸によって前記伝動アームを前記伝動軸の軸線に沿って昇降させ、かつ前記伝動アームを前記伝動軸の軸線まわりに回転させる。
さらに、前記ガイドピンセット装置は駆動手段を含み、前記駆動手段は第1の出力軸及び第2の出力軸を含み、前記第1の出力軸が前記カムに接続され前記カムを回転可能に駆動し、前記第2の出力軸が前記伝動軸に接続され、前記伝動軸を昇降させかつ前記伝動軸自身の軸線まわりに回転可能に駆動する。
さらに、前記回転盤上に複数のステーション溝が開設され、それぞれの前記ステーション溝に1つの前記ガイドピンしか収容できず、前記回転盤によって前記ガイドピンを任意の前記ステーション溝内に吸い込む。
さらに、前記回転盤は複数の磁石、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、各前記磁石が一対一に対応して各前記ステーション溝内に設置される。
さらに、前記回転盤は通気ダクト、真空発生器、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、前記通気ダクトが任意の前記ステーション溝に連通され、前記通気ダクトが真空発生器に連通される。
さらに、前記ガイドピンセット装置は針押し手段を含み、前記針押し手段は針押し板、押出機構及びホッパーを含み、前記ホッパーによって前の工程から移動してきたガイドピンを受け、前記ホッパー上に挿入孔が開設され、前記押出機構が前記カムに接続され、かつ前記針押し板を前記挿入孔に付勢し前記ホッパー内まで延伸し、少なくとも1つの前記ガイドピンを前記ステーション溝付近に押出し、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に吸い込む。
さらに、前記押出機構は案内柱、伝動板組及びジャッキアップレバーを含み、前記ジャッキアップレバーがそれぞれ前記針押し板および前記伝動板組に接続され、前記伝動板組が可動的に前記案内柱にされ、前記押出機構はさらに前記カムに固定的に接続される揺動ローラを含み、前記揺動ローラ自身の軸線が前記カムの回転軸線からずれて、前記伝動板組上にスライド溝が開設され、前記揺動ローラが前記スライド溝内まで延伸し、且つ前記伝動板組を駆動し前記案内柱の延伸方向に沿って移動させる。
さらに、前記ガイドピンセット装置は針押圧手段を含み、前記針押圧手段は第2のリンク機構及び前記第2のリンク機構に接続される針押圧ブロックを含み、前記第2のリンク機構が前記伝動板組に接続され、且つ前記針押圧ブロックを可動的に前記回転盤に当接させ、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に保持させて、前記ガイドピンを揺動させ自身の軸線まわりに回転させる。
さらに、前記駆動手段は第3の出力軸を含み、前記ガイドピンセット装置はさらに伝動手段、検出手段及び位置決め手段を含み、前記伝動手段が前記第3の出力軸に接続され、且つ前記位置決め手段を駆動し前記ガイドピンの対向両端に当接させ、前記ガイドピンと前記回転盤の相対的位置を制限し、前記伝動手段によって前記検出手段を駆動し前記ガイドピンの外形寸法を検出することもできる。
さらに、前記位置決め手段は第1の位置決め機構及び第2の位置決め機構を含み、前記伝動手段はカムアセンブリ、揺動レバー機構、第3のリンク機構及び第4のリンク機構を含み、前記揺動レバー機構が前記カムアセンブリに当接され、前記第3のリンク機構及び前記第4のリンク機構がともに前記揺動レバー機構に接続され、前記第3のリンク機構が前記検出手段に対向し、且つ前記検出手段を駆動し前記ガイドピンを検出し、前記第4のリンク機構と前記第1の位置決め機構が前記第2の位置決め機構に接続され、且つ前記第1の位置決め機構と前記第2の位置決め機構を駆動しそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させる。
さらに、前記検出手段は前記ガイドピンを挟持するためのクランプハンドを含み、前記クランプハンドは2つの第2のクランプフィンガーを含み、前記第3のリンク機構の押出作用下で2つの前記第2のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じ、前記検出手段はさらに前記第2のクランプフィンガー上設けられる検出器を含み、前記検出器によって2つの前記第2のクランプフィンガー間の距離を検出することができる。
さらに、前記第4のリンク機構は第1のリンク組及び該第1のリンク組に接続される第2のリンク組を含み、前記第1の位置決め機構が前記第1のリンク組に接続され、前記第2のリンク組が前記第2の位置決め機構に対向し、前記第1のリンク組によって前記第2のリンク組及び前記第1の位置決め機構を駆動し、前記第1の位置決め機構及び前記第2の位置決め機構をそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させる。
本発明では、前記ガイドピンセット装置を含む電池製造機を更に提供する。
本発明を実施するための実施形態は以下のような有益な効果を得る。
本発明が提供するガイドピンセット装置によれば、第1の移載手段は回転機能を有し、第2の移載手段は回転・並進機能を兼ねるので、従来の構造に比べて該ガイドピンセット装置はより高い自由度を有し、ガイドピンを二回の回転及び一回の並進を経て次工程へ移送させ、効果的にガイドピンの位置決め精度を高め、ガイドピンと箔ストリップ位置合わせずれの可能性を低減でき、ひいては製品の不良率を低減することができる。本発明が提供する電池製造機は前記ガイドピンセット装置を含むので、該ガイドピンセット装置の全部の有益な効果を有するが、以下この点を省略する。
本発明の実施形態や従来技術中の解決手段をより明らかに説明するために、以下、実施形態や従来技術の記述に必要の図面を簡単に説明するが、以下の図面はただ本発明の幾つかの実施形態を説明するためのものであり、当業者にとって、創造的な労働をせずにこれらの図面に基づき他の図面を得ることは言うまでもない。
1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の構造模式図(その1)である。 図1におけるA部分の拡大構造模式図である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の構造模式図(その2)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の構造模式図(その3)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その1)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その2)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その3)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その4)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その5)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その6)である。 1つの実施形態におけるガイドピンセット装置の局部構造模式図(その7)である。
本発明が解決しようとする技術課題、解決手段及び有益な効果をより明らかにするために、以下、図面及び実施形態を参照して詳しく本発明を説明する。もちろん、ここに説明する具体的な実施形態が本発明を解釈するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。
なお、素子を他の素子に「固定する」または「設置する」とは、素子を他の素子に直接的または間接的に固定または設置するという意味を含む。1つの素子を他の素子に「接続する」とは、他の素子に直接的または間接的に接続すると言う意味を含む。
なお、「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「トップ」、「底」、「内」、「外」等の用語で示される方位または位置関係が図面に示される方位または位置関係に基づく意味であり、本発明を簡単に説明するために用いられるものであり、装置や素子が特定の方位の構成や操作で無ければならない指示や示唆はないので、本発明はこれらに限定されるものではない。
また、「第1」、「第2」の用語が説明のために用いられるが、重要性を指示や示唆するものではなく、かかる技術特徴の数量を示唆するものではない。これによって、「第1」、「第2」という用語を含む特徴については1つまたは複数の該特徴を含むことは明示または示唆されるものである。本発明の説明には、そうでない旨を明示しないかぎり、「複数」とは2つまたは2つ以上を含む。
図1~図5を参照して、本発明が提供するガイドピンセット装置10を説明する。前記ガイドピンセット装置10は台座100、第1の移載手段200、第2の移載手段300、針押し手段400、針押圧手段500、検出手段600、位置決め手段700、駆動手段800及び伝動手段900を含み、前記第1の移載手段200及び第2の移載手段300がともに台座100に設けられ、該第1の移載手段200は駆動電動モータ210及び該駆動電動モータ210に接続される回転盤220を含み、回転盤220によって針押し手段400内のガイドピン20を吸着し、且つ駆動電動モータ210の作用下で自身の軸線まわりに回転可能になり、ガイドピン20を回転盤220自身の軸線まわりに一定の角度で回転させ、ガイドピン20を第2の移載手段300に搬送し、第2の移載手段300は第1の伝動機構310、第2の伝動機構320及び機械クランプ330を含み、機械クランプ330によって回転盤220上からガイドピン20を把持し、第1の伝動機構310及び第2の伝動機構320がともに駆動手段800に接続され、且つ該第1の伝動機構310が駆動手段800の作用下で前記機械クランプ330を押出し、該機械クランプ330を開き、該機械クランプ330が第1の伝動機構310の押出作用がなくなった後に自動的に閉じ、このようにして該回転盤220上のガイドピン20を把持し、第2の伝動機構320が駆動手段800の作用下で機械クランプ330を回転・並進させ、機械クランプ330上のガイドピン20を次工程へ移送させる。
このように、本発明が提供するガイドピンセット装置10によれば、第1の移載手段200が回転機能を有し、第2の移載手段300が回転・並進機能を兼ねるので、従来の構造に比べて該ガイドピンセット装置10がより高い自由度を有し、ガイドピン20を二回の回転及び一回の並進を経て次工程へ移送し、効果的にガイドピン20の位置決め精度を高め、ガイドピン20と箔ストリップ位置合わせずれの可能性を低減でき、ひいては製品の不良率を低減することができる。
好ましくは、前記機械クランプ330は常閉型機械クランプ330であり、即ち外力が無い場合に機械クランプ330の2つのクランプフィンガーが引き寄せ、閉じ状態になり、より具体的には、該機械クランプ330は第1の押出レバー331及び2つの第1のクランプフィンガー332を含み、2つの第1のクランプフィンガー332の間にバネ(図示しない)が接続され、第1の付勢レバーによって第1の伝動機構310の押出作用下で2つの第1のクランプフィンガー332を分離させ、同時に該バネが引張られ、第1の伝動機構310が後退すると、押出作用がなくなって、該バネが復帰し、このように該2つの第1のクランプフィンガー332を引き寄せる。
1つの実施形態では、図5~図8を参照して、好ましくは前記駆動手段800は分割器であり、該分割器は第1の出力軸810及び第2の出力軸820を含み、第1の出力軸810からトルクを出力し、第2の出力軸820から鉛直方向に沿う昇降用の動力及び鉛直方向まわりの回転用のトルクを出力し、その内に、第1の出力軸810が第1の伝動機構310に伝動的に接続され、第2の出力軸820が第2の伝動機構320に伝動的に接続される。
1つの実施形態では、前記第1の伝動機構310はカム311及び第1のリンク機構312を含み、カム311が前記第1の出力軸810に接続され、且つ第1の出力軸810に追従して回転し、第1のリンク機構312が可動的に台座100に設けられ、具体的には、該カム311に円弧面が設けられ、第1のリンク機構312の一端が該円弧面に当接され、他端が第1の押出レバー331の2つの第1のクランプフィンガー332から離れる末端に対向し、このように、カム311の回転によって、第1のリンク機構312の他端を第1の押出レバー331へ移動させ、かつ該第1の押出レバー331を付勢し2つの第1のクランプフィンガー332を分離させ、機械クランプ330を開く。
1つの実施形態では、前記第2の伝動機構320は伝動アーム321及び伝動軸を含み、その内に、伝動軸が第2の出力軸820に接続され、且つ第2の出力軸820の作用下で鉛直方向に沿って昇降移動し、該第2の出力軸820の作用下で自身の軸線まわりに回転可能であり、ここに、該伝動軸が円柱状になり、鉛直方向に沿って延伸し、伝動アーム321が伝動軸の先端に固定的に接続されるので、伝動軸に追従して昇降及び伝動軸の軸線周りに回転し、前記機械クランプ330が該伝動アーム321上に設けられ、該伝動アーム321に追従して昇降し、同時に該伝動アーム321に追従して伝動軸の軸線まわりに回転可能になり、このようにガイドピン20を対応の回転・並進移動させる。
1つの実施形態では、前記回転盤220は磁気吸引式回転盤であり、具体的には、該回転盤220は円形盤本体221及び該円形盤本体221に設置される複数の磁石(図示しない)を含み、該円形盤本体221が円柱状であり、前記駆動電動モータ210と円形盤本体221とが伝動可能に接続され、該円形盤本体221の自身軸線周りの回転を駆動し、円形盤本体221の周面上に等間隔を置いて複数のステーション溝2211が設けられ、即ち、各ステーション溝2211と円形盤本体221の軸線との間の距離が同一になり、且つ各ステーション溝2211同士の間隔も同一であり、前記複数の磁石と複数のステーション溝2211とが一対一に対応して設置され、このように、ガイドピン20が1つのステーション溝2211に近づくと、これに対応して設置される磁石からガイドピン20を吸引する磁力が発生し、最終的にガイドピン20をステーション溝2211内に吸い込む。磁気吸引方法は安定性が高く、且つ磁石の回転盤220中の位置を調整することによって磁気吸引力の大きさを調節する。
もう1つの実施形態では、前記回転盤220は真空式回転盤であり、具体的には、前記複数の磁石に代えて成真空発生器(図示しない)及び通気ダクト(図示しない)を含み、該通気ダクトが任意の前記ステーション溝2211に連通され、且つ該通気ダクトが真空発生器に連通される。具体的には、該通気ダクトが1つであってもよく複数であってもよく、且つ各通気ダクトが任意の1つまたは任意の複数の前記ステーション溝2211に連通され、即ち、通気ダクトの位置が一定になり、ステーション溝2211が円形盤本体221の回転に従い位置が変化し、ステーション溝2211が通気ダクトに対向する位置まで回転した場合に、通気ダクトが該ステーション溝2211に連通され、ステーション溝2211内に負圧が発生し、このようにステーション溝2211に近づくガイドピン20をステーション溝2211内に吸い込む。真空方法によって効果的にエネルギーを節約でき、ユーザによって電源を投入すればよく、且つ回転盤220に吸着力が必要ない位置についても前記通気ダクトを設置しなくても良く、即ち前記通気ダクトの数がステーション溝2211の数より小さくても良く、当然ながら、各ステーション溝2211に対応して通気ダクトを設置し、且つ吸着するガイドピン20の存在位置に応じて、吸着力が必要ない位置に対応して設置される通気ダクトと真空発生器の接続を切断すればよいが、特に限定されない。
好ましくは、前記第1の移載手段200はさらに針掻き蓋板230を含み、該針掻き蓋板230に曲率が円形盤本体221の周面の曲率と同一である円弧面(図示しない)を有し、該円弧面と円形盤の周面が合わせて摺動し、余分のガイドピン20を掻き落とす。即ち、該針掻き蓋板230によって円形盤本体221上に吸着され且つステーション溝2211外に位置するガイドピン20を掻き落とす。これによってガイドピン20の次の検出及び搬送に便利である。
1つの実施形態では、図7~図8を参照して、前記針押し手段400は針押し板410、押出機構420及びホッパー430を含み、該ホッパー430によって前の工程から移動してきたガイドピン20を受け、前記回転盤220によってホッパー430内のガイドピン20を吸着し、かつ第2の移載機構へ移送する。具体的には、該ホッパー430がV字形のホッパーであり、回転盤220の一側に設けられ、且つ該回転盤220の水平面上に位置する半径と共線し、ホッパー430の底部に挿入孔(図示しない)が設けられ、側部に切欠431が設けられ、該切欠431が回転盤220上の任意のステーション溝2211に対向し、該針押し板410が付勢機構の作用下で挿入孔を介してホッパー430内に挿入され、少なくとも1つのガイドピン20を切欠431まで押出し、ガイドピン20が該ステーション溝2211に近づき、ステーション溝2211内に吸い込まれる。
1つの実施形態では、前記押出機構420は案内柱421、伝動板組422、ジャッキアップレバー423及び揺動ローラ424を含み、該伝動板組422とジャッキアップレバー423とが固定的に接続され、揺動ローラとカム311が固定的に接続され、該伝動板組422上に水平方向に沿って延伸する帯状スライド溝4221が設けられ、該揺動ローラ424が円柱状であり、その軸線とカム311の回転軸線が共線しなく、即ち該揺動ローラ424の軸線がカム311の回転軸線からずれて、且つ揺動ローラ424が該帯状スライド溝4221内に延伸し、その周面が該伝動板組422に摺動して当接され、尚、ジャッキアップレバー423と前記針押し板410が固定的に接続され、案内レバーが台座100に設けられ可動的に該伝動板組422に挿通され、カム311の回転によって揺動ローラ424をカム311の回転軸線まわりに回転させ、揺動ローラ424によって伝動板組422を案内レバーの軸線方向に沿って上昇・降下させ、ひいては該ジャッキアップレバー423及び針押し板410を上下に移動させる。このように、該押出機構420も第1の出力軸810を動力源とするので、分割器の第1の出力軸810の回転によって、第1の伝動機構310及び押出機構420を同時に駆動でき、エネルギーを節約するだけでなく、構造が簡単になり、材料コスト及び空間コストを低減することができる。
1つの実施形態では、図7、8、11を参照して、前記針押圧手段500は第2のリンク機構510及び針押圧ブロック520を含み、その内に第2のリンク機構510の一端がジャッキアップ柱530を介して伝動板組422に固定的に接続され、他端が針押圧ブロック520にヒンジで接続され、伝動板組422が揺動ローラ424によって移動する場合に、同時に該第2のリンク機構510も移動でき、一連のリンク伝動を介して針押圧ブロック520に作用し、具体的には、該針押圧ブロック520は第1の押圧ブロック521及び第2の押圧ブロック522を含み、該第1の押圧ブロック521が回転盤220の周面に可動的に当接され、ガイドピン20の針ヘッド部分をステーション溝2211内に保持し、第2の針押圧ブロック520が該ガイドピン20の針尾部分に当接され、ガイドピン20を自身の軸線に対して回転させることによって、該ガイドピン20のステーション溝2211内の姿を調整し、ひいてはガイドピン20に対する次の検出作業をし易くし、検出精度を高める。このように、該第2のリンク機構510も第1の出力軸810を動力源とするので、分割器の第1の出力軸810の回転によって、同時に第1の伝動機構310、押出機構420及び第2のリンク機構510を駆動でき、エネルギーを節約するだけでなく、構造が簡単になり、材料コスト及び空間コストを低減することができる。
1つの実施形態では、図8~図10を参照して、前記分割器はさらに第3の出力軸830を含み、該第3の出力軸830からトルクを出力し、プーリ機構1100を介して前記伝動手段900に動力を伝達し、前記伝動手段900によって動力を検出手段600及び位置決め手段700へ伝達する。具体的には、該伝動手段900はカムアセンブリ910、揺動レバー機構920、第3のリンク機構930及び第4のリンク機構940を含み、その内に、揺動レバー機構920がカムアセンブリ910に当接され、且つ回転軸950を介して第3のリンク機構930及び第4のリンク機構940に接続され、該カムアセンブリ910の回転によって揺動レバー機構920を回転軸950の軸線まわりに回転させ、該第3のリンク機構930と第4のリンク機構940が回転軸950に固定的に接続されるので、揺動レバー機構920の動力も早く第3のリンク機構930及び第4のリンク機構940へ伝達され、その内に第3のリンク機構930によって検出手段600の移動を駆動しガイドピン20を検出ステーションに挟持して検出を行い、第4のリンク機構940によって第1の位置決め機構710及び第2の位置決め機構720を駆動しそれぞれをガイドピン20の首尾両端に当接させることによって、該ガイドピン20のステーション溝2211内の位置を制限し、さらなる検出を行い、検出精度を高める。
当然ながら、本発明の他の実施形態では、他の動力源から該伝動手段900へ動力を提供しても良く、特に限定されない。
1つの実施形態では、前記検出手段600はクランプハンド610及び検出器620を含み、その内に、クランプハンド610は本体部611、2つの第2のクランプフィンガー612及び第2の押出レバー613を含み、該2つの第2のクランプフィンガー612及び第2の押出レバー613がともに本体部611に設けられ、且つ該クランプハンド610が常閉型機械クランプ330であり、即ち外力が無い場合にクランプハンド610の2つの第2のクランプフィンガー612を引き寄せて、閉じ状態になり、好ましくは、該2つの第2のクランプフィンガー612の間にバネ(図示しない)が接続され、第2の付勢レバーによって第3のリンク機構930の押出作用下で2つの第2のクランプフィンガー612を分離させ、同時に該バネが引張られ、第3のリンク機構930が後退すると、押出作用がなくなった後に、該バネが復帰し、該2つの第2のクランプフィンガー612を引き寄せて、ガイドピン20を2つの第2のクランプフィンガー612の間に挟持し、前記検出器620が2つの第2のクランプフィンガー612中の少なくとも1つに設けられ、2つの第2のクランプフィンガー612間の間隔を検出する。
より具体的には、前記第2のクランプフィンガー612は第1の挟持ステーション6121及び第2の挟持ステーション6122を含み、第1の挟持ステーション6121及び第2の挟持ステーション6122によってガイドピン20の2つの異なる部位を挟持し、本実施形態では、ガイドピン20は円柱状の中間部、平面板状の針尾部を含み、該第1の挟持ステーション6121に円柱状のクランプ溝が設けられ、第2の挟持ステーション6122に直方体状のクランプ溝が設けられ、それぞれ前記中間部及び針尾部を挟持し、当然ながら、クランプ溝の寸法及び形状が合格品のガイドピン20の寸法及び形状に一致するので、検出するガイドピン20の寸法が2つの第2のクランプフィンガー612間の間隔に直接影響を与え、検出器620によって該間隔の変化に基づきガイドピン20の良否を判断することができる。
1つの実施形態では、ガイドピンセット装置10はさらに挟持止め手段1000を含み、該挟持止め手段1000はシリンダ1010、該シリンダ1010に接続される第5のリンク機構1020を含み、該第5のリンク機構1020がシリンダ1010の作用下で前記第1の伝動機構310に当接され、該第1の伝動機構310の復帰を止めて、機械クランプ330を開き状態にさせ、回転盤220上からガイドピン20を把持することができない。本実施形態では、前記検出手段600によってガイドピン20の不合格を検出した場合に、該シリンダ1010が第5のリンク機構1020の移動を止めて、該ガイドピン20の次工程への搬送を防止する。
1つの実施形態では、前記位置決め手段700は第1の位置決め機構710及び第2の位置決め機構720を含み、前記第4のリンク機構940は第1のリンク組941及び第2のリンク組942を含み、その内に、第1のリンク組941は前記揺動レバー機構920に接続される第1の回転板9411、及び第1の回転板9411に摺動して係合される第2の回転板9412を含み、該第2の回転板9412の対向両端にそれぞれ前記第2の位置決め機構720及び第2のリンク組942が接続される。
具体的には、前記第1の位置決め機構710は第1のスライド板組711、針当てヘッド712及び第1の復帰バネ(図示しない)を含み、該第1の復帰バネの対向両端にそれぞれ第1のスライド板組711及び台座100が接続され、該針当てヘッド712と第1のスライド板組711が固定的に接続され、該第1のスライド板組711が前記第1のリンク組941に当接され、かつ該第2のリンク組942によって台座100に対して摺動し、ガイドピン20の一端に当接され、前記第2の位置決め機構720は第2のスライド板組721、針当てレバー722及び第2の復帰バネ(図示しない)を含み、該第2の復帰バネの対向両端にそれぞれ第2のスライド板組721及び台座100が接続され、該針当てレバー722と第2のスライド板組721が摺接され、該第2のスライド板組721と前記第2の回転板9412が固定的に接続され、かつ該第2の回転板9412によって台座100に対して摺動し、ガイドピン20の他端に当接され、このようにして前記カムアセンブリ910の回転によって、同時に第1の位置決め機構710、第2の位置決め機構720及びクランプハンド610の移動に影響を与え、即ち前記分割器の第3の出力軸830の回転によって、同時に検出手段600及び位置決め手段700へ動力を提供し、エネルギーを節約するだけでなく、構造が簡単になり、材料コスト及び空間コストを低減することができる。
理解できるように、前記ガイドピンセット装置10はキャパシタを製造するキャパシタ製造機にも用いられ、ひいては他のかかる分野に用いられ、特に限定されない。
図1~図11を参照して、本発明はさらに電池製造機を提供し、該電池製造機は前記ガイドピンセット装置10を含むので、前記ガイドピンセット装置10の全部有益な効果を有するが、以下省略する。
以上、前記の説明は本発明の好適な実施形態にすぎず、本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び原則を逸脱しないかぎり加えた任意の変更、等価置換及び改良等も本発明の保護範囲に含まれる。
(付記)
(付記1)
台座、第1の移載手段及び第2の移載手段を含み、前記第1の移載手段及び前記第2の移載手段がともに前記台座に設けられ、
前記第1の移載手段は自身の軸線まわりに回転可能な回転盤を含み、前記回転盤によってガイドピンを吸着し前記ガイドピンを前記第2の移載手段に搬送し、前記第2の移載手段は第1の伝動機構及び第2の伝動機構、前記第2の伝動機構に接続される機械クランプを含み、前記第1の伝動機構が前記機械クランプの開閉を駆動し、前記機械クランプによって前記ガイドピンを締付または解放し、前記第2の伝動機構が前記機械クランプの回転・並進を駆動し、前記ガイドピンを次工程へ移送することを特徴とするガイドピンセット装置。
(付記2)
前記第1の伝動機構はカム、前記カムに当接・係合される第1のリンク機構を含み、前記機械クランプは2つの第1のクランプフィンガーを含み、前記第1のリンク機構の押出作用下で2つの前記第1のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じることを特徴とする付記1に記載のガイドピンセット装置。
(付記3)
前記第2の伝動機構は前記機械クランプに接続される伝動アーム、前記伝動アームに固定的に接続される伝動軸を含み、前記伝動軸によって前記伝動アームを前記伝動軸の軸線に沿って昇降させ、かつ前記伝動アームを前記伝動軸の軸線まわりに回転させることを特徴とする付記2に記載のガイドピンセット装置。
(付記4)
前記ガイドピンセット装置は駆動手段を含み、前記駆動手段は第1の出力軸及び第2の出力軸を含み、前記第1の出力軸が前記カムに接続され前記カムを回転可能に駆動し、前記第2の出力軸が前記伝動軸に接続され、前記伝動軸を昇降させかつ前記伝動軸自身の軸線まわりに回転可能に駆動することを特徴とする付記3に記載のガイドピンセット装置。
(付記5)
前記回転盤上に複数のステーション溝が開設され、それぞれの前記ステーション溝に1つの前記ガイドピンしか収容できず、前記回転盤によって前記ガイドピンを任意の前記ステーション溝内に吸い込むことを特徴とする付記2~4のいずれか1つに記載のガイドピンセット装置。
(付記6)
前記回転盤は複数の磁石、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、各前記磁石が一対一に対応して各前記ステーション溝内に設置されることを特徴とする付記5に記載のガイドピンセット装置。
(付記7)
前記回転盤は通気ダクト、真空発生器、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、前記通気ダクトが任意の前記ステーション溝に連通され、前記通気ダクトが真空発生器に連通されることを特徴とする付記5に記載のガイドピンセット装置。
(付記8)
前記ガイドピンセット装置は針押し手段を含み、前記針押し手段は針押し板、押出機構及びホッパーを含み、前記ホッパーによって前の工程から移動してきたガイドピンを受け、前記ホッパー上に挿入孔が開設され、前記押出機構が前記カムに接続され、かつ前記針押し板を前記挿入孔に付勢し前記ホッパー内まで延伸し、少なくとも1つの前記ガイドピンを前記ステーション溝付近に押出し、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に吸い込むことを特徴とする付記5に記載のガイドピンセット装置。
(付記9)
前記押出機構は案内柱、伝動板組及びジャッキアップレバーを含み、前記ジャッキアップレバーがそれぞれ前記針押し板および前記伝動板組に接続され、前記伝動板組が可動的に前記案内柱にされ、前記押出機構はさらに前記カムに固定的に接続される揺動ローラを含み、前記揺動ローラ自身の軸線が前記カムの回転軸線からずれて、前記伝動板組上にスライド溝が開設され、前記揺動ローラが前記スライド溝内まで延伸し、且つ前記伝動板組を駆動し前記案内柱の延伸方向に沿って移動させることを特徴とする付記8に記載のガイドピンセット装置。
(付記10)
前記ガイドピンセット装置は針押圧手段を含み、前記針押圧手段は第2のリンク機構及び前記第2のリンク機構に接続される針押圧ブロックを含み、前記第2のリンク機構が前記伝動板組に接続され、且つ前記針押圧ブロックを可動的に前記回転盤に当接させ、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に保持させて、前記ガイドピンを揺動させ自身の軸線まわりに回転させることを特徴とする付記9に記載のガイドピンセット装置。
(付記11)
前記駆動手段は第3の出力軸を含み、前記ガイドピンセット装置はさらに伝動手段、検出手段及び位置決め手段を含み、前記伝動手段が前記第3の出力軸に接続され、且つ前記位置決め手段を駆動し前記ガイドピンの対向両端に当接させ、前記ガイドピンと前記回転盤の相対的位置を制限し、前記伝動手段によって前記検出手段を駆動し前記ガイドピンの外形寸法を検出することを特徴とする付記4に記載のガイドピンセット装置。
(付記12)
前記位置決め手段は第1の位置決め機構及び第2の位置決め機構を含み、前記伝動手段はカムアセンブリ、揺動レバー機構、第3のリンク機構及び第4のリンク機構を含み、前記揺動レバー機構が前記カムアセンブリに当接され、前記第3のリンク機構及び前記第4のリンク機構がともに前記揺動レバー機構に接続され、前記第3のリンク機構が前記検出手段に対向し、且つ前記検出手段を駆動し前記ガイドピンを検出し、前記第4のリンク機構と前記第1の位置決め機構が前記第2の位置決め機構に接続され、且つ前記第1の位置決め機構と前記第2の位置決め機構を駆動しそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させることを特徴とする付記11に記載のガイドピンセット装置。
(付記13)
前記検出手段は前記ガイドピンを挟持するためのクランプハンドを含み、前記クランプハンドは2つの第2のクランプフィンガーを含み、前記第3のリンク機構の押出作用下で2つの前記第2のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じ、前記検出手段はさらに前記第2のクランプフィンガー上設けられる検出器を含み、前記検出器によって2つの前記第2のクランプフィンガー間の距離を検出することを特徴とする付記11に記載のガイドピンセット装置。
(付記14)
前記第4のリンク機構は第1のリンク組及び該第1のリンク組に接続される第2のリンク組を含み、前記第1の位置決め機構が前記第1のリンク組に接続され、前記第2のリンク組が前記第2の位置決め機構に対向し、前記第1のリンク組によって前記第2のリンク組及び前記第1の位置決め機構を駆動し、前記第1の位置決め機構及び前記第2の位置決め機構をそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させることを特徴とする付記12に記載のガイドピンセット装置。
(付記15)
付記1~14のいずれか1つに記載のガイドピンセット装置を含むことを特徴とする電池製造機。
10 ガイドピンセット装置、100 台座、200 第1の移載手段、300 第2の移載手段、400 針押し手段、500 針押圧手段、600 検出手段、700 位置決め手段、800 駆動手段、900 伝動手段、20 ガイドピン、210 駆動電動モータ、220 回転盤、310 第1の伝動機構、320 第2の伝動機構、330 機械クランプ、331 第1の押出レバー、332 第1のクランプフィンガー、810 第1の出力軸、820 第2の出力軸、830 第3の出力軸、311 カム、312 第1のリンク機構、321 伝動アーム、221 円形盤本体、2211 ステーション溝、230 針掻き蓋板、410 針押し板、420 押出機構、430 ホッパー、431 缺口、421 案内柱、422 伝動板組、423 ジャッキアップレバー、424 揺動ローラ、4221 スライド溝、510 第2のリンク機構、520 針押圧ブロック、530 ジャッキアップ柱、910 カムアセンブリ、920 揺動レバー機構、930 第3のリンク機構、940 第4のリンク機構、950 回転軸、610 クランプハンド、620 検出器、611 本体部、612 第2のクランプフィンガー、613 第2の押出レバー、6121 第1の挟持ステーション、6122 第2の挟持ステーション、1000 挟持止め手段、1010 シリンダ、1020 第5のリンク機構、710 第1の位置決め機構、720 第2の位置決め機構、941 第1のリンク組、942 第2のリンク組、9411 第1の回転板、9412 第2の回転板、711 第1のスライド板組、712 針当てヘッド、721 第2のスライド板組、722 針当てレバー、521 第1の押圧ブロック、522 第2の押圧ブロック、1100 プーリ機構

Claims (15)

  1. 台座、第1の移載手段及び第2の移載手段を含み、前記第1の移載手段及び前記第2の移載手段がともに前記台座に設けられ、
    前記第1の移載手段は自身の軸線まわりに回転可能な回転盤を含み、前記回転盤によってガイドピンを吸着し前記ガイドピンを前記第2の移載手段に搬送し、前記第2の移載手段は第1の伝動機構及び第2の伝動機構、前記第2の伝動機構に接続される機械クランプを含み、前記第1の伝動機構が前記機械クランプの開閉を駆動し、前記機械クランプによって前記ガイドピンを締付または解放し、前記第2の伝動機構が前記機械クランプの回転・並進を駆動し、前記ガイドピンを次工程へ移送することを特徴とする電池製造用のガイドピンセット装置。
  2. 前記第1の伝動機構はカム、前記カムに当接・係合される第1のリンク機構を含み、前記機械クランプは2つの第1のクランプフィンガーを含み、前記第1のリンク機構の押出作用下で2つの前記第1のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じることを特徴とする請求項1に記載のガイドピンセット装置。
  3. 前記第2の伝動機構は前記機械クランプに接続される伝動アーム、前記伝動アームに固定的に接続される伝動軸を含み、前記伝動軸によって前記伝動アームを前記伝動軸の軸線に沿って昇降させ、かつ前記伝動アームを前記伝動軸の軸線まわりに回転させることを特徴とする請求項2に記載のガイドピンセット装置。
  4. 前記ガイドピンセット装置は駆動手段を含み、前記駆動手段は第1の出力軸及び第2の出力軸を含み、前記第1の出力軸が前記カムに接続され前記カムを回転可能に駆動し、前記第2の出力軸が前記伝動軸に接続され、前記伝動軸を昇降させかつ前記伝動軸自身の軸線まわりに回転可能に駆動することを特徴とする請求項3に記載のガイドピンセット装置。
  5. 前記回転盤上に複数のステーション溝が開設され、それぞれの前記ステーション溝に1つの前記ガイドピンしか収容できず、前記回転盤によって前記ガイドピンを任意の前記ステーション溝内に吸い込むことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載のガイドピンセット装置。
  6. 前記回転盤は複数の磁石、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、各前記磁石が一対一に対応して各前記ステーション溝内に設置されることを特徴とする請求項5に記載のガイドピンセット装置。
  7. 前記回転盤は通気ダクト、真空発生器、自身の軸線まわりに回転可能な円形盤本体を含み、複数の前記ステーション溝がともに前記円形盤本体に開設され、前記通気ダクトが任意の前記ステーション溝に連通され、前記通気ダクトが真空発生器に連通されることを特徴とする請求項5に記載のガイドピンセット装置。
  8. 前記ガイドピンセット装置は針押し手段を含み、前記針押し手段は針押し板、押出機構及びホッパーを含み、前記ホッパーによって前の工程から移動してきたガイドピンを受け、前記ホッパー上に挿入孔が開設され、前記押出機構が前記カムに接続され、かつ前記針押し板を前記挿入孔に付勢し前記ホッパー内まで延伸し、少なくとも1つの前記ガイドピンを前記ステーション溝付近に押出し、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に吸い込むことを特徴とする請求項5に記載のガイドピンセット装置。
  9. 前記押出機構は案内柱、伝動板組及びジャッキアップレバーを含み、前記ジャッキアップレバーがそれぞれ前記針押し板および前記伝動板組に接続され、前記伝動板組が可動的に前記案内柱にされ、前記押出機構はさらに前記カムに固定的に接続される揺動ローラを含み、前記揺動ローラ自身の軸線が前記カムの回転軸線からずれて、前記伝動板組上にスライド溝が開設され、前記揺動ローラが前記スライド溝内まで延伸し、且つ前記伝動板組を駆動し前記案内柱の延伸方向に沿って移動させることを特徴とする請求項8に記載のガイドピンセット装置。
  10. 前記ガイドピンセット装置は針押圧手段を含み、前記針押圧手段は第2のリンク機構及び前記第2のリンク機構に接続される針押圧ブロックを含み、前記第2のリンク機構が前記伝動板組に接続され、且つ前記針押圧ブロックを可動的に前記回転盤に当接させ、前記ガイドピンを前記ステーション溝内に保持させて、前記ガイドピンを揺動させ自身の軸線まわりに回転させることを特徴とする請求項9に記載のガイドピンセット装置。
  11. 前記駆動手段は第3の出力軸を含み、前記ガイドピンセット装置はさらに伝動手段、検出手段及び位置決め手段を含み、前記伝動手段が前記第3の出力軸に接続され、且つ前記位置決め手段を駆動し前記ガイドピンの対向両端に当接させ、前記ガイドピンと前記回転盤の相対的位置を制限し、前記伝動手段によって前記検出手段を駆動し前記ガイドピンの外形寸法を検出することを特徴とする請求項4に記載のガイドピンセット装置。
  12. 前記位置決め手段は第1の位置決め機構及び第2の位置決め機構を含み、前記伝動手段はカムアセンブリ、揺動レバー機構、第3のリンク機構及び第4のリンク機構を含み、前記揺動レバー機構が前記カムアセンブリに当接され、前記第3のリンク機構及び前記第4のリンク機構がともに前記揺動レバー機構に接続され、前記第3のリンク機構が前記検出手段に対向し、且つ前記検出手段を駆動し前記ガイドピンを検出し、前記第4のリンク機構と前記第1の位置決め機構が前記第2の位置決め機構に接続され、且つ前記第1の位置決め機構と前記第2の位置決め機構を駆動しそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させることを特徴とする請求項11に記載のガイドピンセット装置。
  13. 前記検出手段は前記ガイドピンを挟持するためのクランプハンドを含み、前記クランプハンドは2つの第2のクランプフィンガーを含み、前記第3のリンク機構の押出作用下で2つの前記第2のクランプフィンガーが開き、且つ前記押出作用が無くなったら閉じ、前記検出手段はさらに前記第2のクランプフィンガー上設けられる検出器を含み、前記検出器によって2つの前記第2のクランプフィンガー間の距離を検出することを特徴とする請求項12に記載のガイドピンセット装置。
  14. 前記第4のリンク機構は第1のリンク組及び該第1のリンク組に接続される第2のリンク組を含み、前記第1の位置決め機構が前記第1のリンク組に接続され、前記第2のリンク組が前記第2の位置決め機構に対向し、前記第1のリンク組によって前記第2のリンク組及び前記第1の位置決め機構を駆動し、前記第1の位置決め機構及び前記第2の位置決め機構をそれぞれ前記ガイドピンの対向両端に当接させることを特徴とする請求項12に記載のガイドピンセット装置。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載のガイドピンセット装置を含むことを特徴とする電池製造機。


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