JP7002304B2 - 地域サービス仲介システム - Google Patents

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Description

本発明は、地域サービスの供給者と需要者とを仲介するための地域サービス仲介システムに関する。
近年、高齢者等を中心として、地域のボランティア活動を行う者が増えており、これに伴って、ボランティア活動の推進を図ることを目的したコンピュータシステムが種々提案されている。例えば、特許文献1には、ボランティア活動の実績に応じて付与されるボランティアポイントを管理するポイント仲介装置と、ポイント管理に係る各種管理テーブルを記憶するデータベースと、クライアント端末とで構成されるポイント管理システムが開示されている。このポイント管理システムにおいて、上記のデータベースは、活動家の属性情報とともに活動家毎にボランティアポイント残高を管理するポイント管理テーブルと、ボランティアポイントと引換えに活動家に提供される優待サービス及び引換ポイント数を管理するサービス管理テーブルとを有している。また、ポイント仲介装置は、ボランティアポイント残高及び引換ポイント数に基づき、引換え可能な優待サービスをクライアント端末に選択させる選択手段と、選択画面から選択された優待サービスの利用申請を、当該優待サービスの受付システムに申請する申請手段とを有している。ここで、上記の優待サービスは、自治体又は公共機関より提供されているサービスの利用に際し、優待サービスの利用を申請した活動家が、他の申請者よりも優先してサービスを享受できる優先権利又は優待権利である。活動家は、このような優待サービスを享受することができるため、ボランティアポイントを獲得すべく積極的にボランティアを行うことになる。その結果、地域におけるボランティア活動の推進が図られ、地域活性化が促進されることが期待できる。
特開2011-175595号公報
上記の従来のポイント管理システムは、ボランティア活動以外の各種の地域サービスにも適用することが可能であり、地域活性化に貢献することできる。ところで、このポイント管理システムでは、サービス供給者に対して与えられる対価が、地域サービスとは直接関係がない公共サービスを優先的に享受できる権利となっている。そのため、サービス供給者がその権利を行使して公共サービスを享受したとしても、そのこと自体は地域サービスの推進及び地域活性化につながるわけではないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、地域サービスを供給するサービス供給者に与えられる対価として、他の地域サービスを享受するために必要となる地域ポイントを用いることによって、地域活性化をより一層促進することが可能な地域サービス仲介システムを提供することにある。
本発明者等は、地域サービスの供給者が需要者にもなり得ることに着目し、地域サービスの供給の対価として、地域サービスを享受するために必要となる地域ポイントを導入することを検討し、以下に示す態様を発明した。
本発明の一の態様の地域サービス仲介システムは、所定の地域における地域サービスの供給の対価として、当該地域における他の地域サービスを享受するために必要となる地域ポイントが用いられる場合に、サービス供給者とサービス需要者とを仲介する地域サービス仲介システムであって、サービス供給者が供給可能な地域サービスに関する供給サービス情報を記憶する供給サービス記憶部と、サービス需要者が希望する地域サービスに関する需要サービス情報を記憶する需要サービス記憶部と、前記供給サービス記憶部に記憶されている供給サービス情報と、前記需要サービス記憶部に記憶されている需要サービス情報とに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された地域サービスの実施完了に応じて、前記サービス需要者から所定の地域ポイントを徴収する徴収手段と、前記特定された地域サービスの実施完了に応じて、当該特定された地域サービスのサービス供給者に対して所定の地域ポイントを付与する付与手段とを備える。
前記態様において、サービス需要者側の外部装置から、取引を希望する供給サービスを示す希望供給サービス情報を受信する第1受信手段をさらに備え、前記特定手段は、前記第1受信手段によって受信された希望供給サービス情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、サービス供給者側の外部装置から、取引を希望する需要サービスを示す希望需要サービス情報を受信する第2受信手段をさらに備え、前記特定手段は、前記第2受信手段によって受信された希望需要サービス情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記記憶されている供給サービス情報と、前記記憶されている需要サービス情報とに基づいて、サービス需要者に対して特定のサービス供給者を、又はサービス提供者に対して特定のサービス需要者を紹介する紹介者側の外部装置から、紹介に関する紹介情報を受信する第3受信手段をさらに備え、前記特定手段は、前記第3受信手段によって受信された紹介情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、サービス需要者側又はサービス供給者側の外部装置から、特定の紹介者による紹介を希望する紹介希望情報を受信する第4受信手段をさらに備え、前記特定手段は、前記第4受信によって受信された紹介希望情報に示されている紹介者に係る紹介情報に基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されていてもよい。
また、前記態様において、第1の地域において使用可能な第1の地域ポイントと、前記第1の地域とは異なる第2の地域において使用可能な第2の地域ポイントとを交換する場合の比率を記憶する比率記憶部と、前記比率記憶部に記憶されている比率を用いて、前記第1の地域ポイントと前記第2の地域ポイントとを交換する地域ポイント交換手段とをさらに備えていてもよい。
また、前記態様において、前記比率記憶部は、取引される地域サービスの種別に応じて規定された比率を記憶していてもよく、各地域の需給状況に応じて規定された比率を記憶していてもよい。
本発明に係る地域サービス仲介システムによれば、地域サービスの取引が活発化するため、地域活性化を促進することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介システム及びその通信先の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置に設けられているユーザデータベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置に設けられている供給サービスデータベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置に設けられている需要サービスデータベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置に設けられている紹介データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置に設けられている交換比率データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置及びユーザ端末によって実行されるサービス登録処理の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末の表示部に表示される管理画面の一例を示す図。 ユーザ端末の表示部に表示されるサービス登録画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置及びユーザ端末によって実行される紹介登録処理の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末の表示部に表示される紹介登録画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置及びユーザ端末によって実行されるサービス仲介処理(前半)の手順を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置及びユーザ端末によって実行されるサービス仲介処理(後半)の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末の表示部に表示される検索画面の一例を示す図。 ユーザ端末の表示部に表示される検索結果画面の一例を示す図。 ユーザ端末の表示部に表示される紹介画面の一例を示す図。 ユーザ端末の表示部に表示される取引申込画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置によって実行されるポイント決済処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介装置及びユーザ端末によって実行されるポイント両替処理の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末の表示部に表示されるポイント両替画面の一例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
本実施の形態においては、地域サービスを供給するサービス供給者に対し、その供給の対価として、地域ポイントが付与される。この地域ポイントは、そのサービス供給者が他の地域サービスを享受する場合に、つまり当該サービス供給者がサービス需要者の立場になった場合に、使用することができる。ここで、地域サービスとは、所定の基準(例えば、行政区画等)で規定された各地域において取引可能なサービスを意味する。上記のような地域ポイントを用いた地域サービスの仲介を行う本実施の形態の地域サービス仲介システムの構成及び動作について、以下に詳述する。
[地域サービス仲介システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る地域サービス仲介システム及びその通信先の構成を示すブロック図である。本実施の形態の地域サービス仲介システムは、図1における地域サービス仲介装置(以下、単に「仲介装置」という)1で構成されている。この仲介装置1は、本システムを利用する各ユーザ側に設けられている複数のユーザ端末2,2,…と、インターネット等の通信ネットワーク101を介して通信可能に接続されている。ユーザ端末2,2,…は、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話機及びタブレット端末等の通信機能を有する装置で構成される。
[地域サービス仲介装置の構成]
以下、上述した仲介装置1の詳細な構成について説明する。
図2は、仲介装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、コンピュータ(仲介装置)1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、及び通信インタフェース(I/F)15を備えており、これらのCPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、及び通信I/F15は、バス16によって接続されている。
CPU11は、RAM13にロードされた各種のコンピュータプログラムを実行する。これにより、コンピュータ1が本実施の形態の仲介装置1として機能することになる。
ROM12は、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、又はEEPROM(Electrically Erasable PROM)等によって構成されており、CPU11にて実行されるコンピュータプログラム及びその実行の際に用いられるデータ等が記憶されている。
RAM13は、SRAM又はDRAMなどによって構成されている。このRAM13は、ハードディスク14に記憶されている各種のコンピュータプログラムの読み出し等に用いられる。また、CPU11が各種のコンピュータプログラムを実行するときに、CPU11の作業領域としても利用される。
ハードディスク14には、CPU11に実行させるための各種のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータ等が予めインストールされている。また、このハードディスク14には、ユーザに関するユーザ情報が格納されるユーザデータベース(DB)14Aと、各ユーザによって供給される地域サービスに関する供給サービス情報が格納される供給サービスデータベース(DB)14Bと、各ユーザが享受を希望している地域サービスに関する需要サービス情報が格納される需要サービスデータベース(DB)14Cと、地域サービスを各ユーザに紹介するための紹介情報が格納される紹介データベース(DB)14Dと、地域ポイントを異なる地域間で交換する際に適用される交換比率に関する交換比率情報が格納される交換比率データベース(DB)14Eとが設けられている。これらの各データベースの詳細については後述する。
さらに、ハードディスク14には、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)などのマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、各種のコンピュータプログラムが当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
通信I/F15は、通信ネットワーク101を介して仲介装置1が外部の装置と通信するためのインタフェース装置である。仲介装置1は、この通信I/F15を介して、ユーザ端末2,2,…との間で各種データの送受信を行う。
以下、ハードディスク14に設けられている各データベースの詳細について説明する。
(A)ユーザDB14A
図3は、仲介装置1に設けられているユーザDB14Aのレイアウトの一例を示す図である。図3に示すように、ユーザDB14Aは、各ユーザを識別するためのユーザIDが格納されるユーザIDフィールド111、ユーザの氏名が格納される氏名フィールド112、ユーザの性別が格納される性別フィールド113、ユーザの居住地が属している地域が格納される地域フィールド114、その居住地の住所が格納される住所フィールド115、ユーザのメールアドレスが格納されるメールフィールド116、ユーザの保有している地域ポイントが格納される第1ポイントフィールド117及び第2ポイントフィールド118、並びに、紹介者の資格の有無を示す情報が格納される紹介者フィールド119を少なくとも有している。
上記の第1ポイントフィールド117には、ユーザの居住地が属している地域において利用可能な地域ポイントが格納される。他方、第2ポイントフィールド118には、当該地域とは異なる地域において利用可能な地域ポイントと、その地域ポイントが利用可能な地域及び地域サービスのカテゴリとが対になった情報が格納される。後述するポイント両替処理によって地域ポイントの両替が行われた場合、第2ポイントフィールド118に上記情報が格納される。なお、第2ポイントフィールド118には、複数の地域に係る地域ポイントが格納される場合がある。その場合、図3に示す例のように、上記の地域ポイント、地域及びカテゴリが対になった情報が複数格納されることになる。
ユーザが紹介者の資格を有している場合、紹介者フィールド119にはそのことを示す情報が格納される。本実施の形態においては、地域内の多くの住民と面識があるユーザ等が紹介者になることができるものとする。そのようなユーザとしては、例えば地域に貢献する活動に多く携わっている者、及び地域内の多くの顧客と取引のある金融機関の従業員等を挙げることができる。但し、資格の要件を緩やかにして、その地域内に住居を有している又は勤務している者であれば誰でも紹介者になり得るようにしても構わない。なお、紹介者の資格を有しているユーザについては、必要に応じて、そのユーザの所属機関等を示す所属情報がユーザDB14Aに格納される。
本システムの利用を希望するユーザは、ユーザ端末2を用いて仲介装置1へアクセスし、ユーザ登録を行う。その際に、ユーザ情報が生成され、ユーザDB14Aに格納される。その後、後述するように、ユーザ情報の内容が適宜更新される。
(B)供給サービスDB14B
図4は、仲介装置1に設けられている供給サービスDB14Bレイアウトの一例を示す図である。図4に示すように、供給サービスDB14Bは、各地域サービスを識別するためのサービスIDが格納されるサービスIDフィールド211、地域サービスを供給可能なユーザのユーザIDが格納されるユーザIDフィールド212、地域サービスのカテゴリが格納されるカテゴリフィールド213、地域サービスが供給される地域が格納される地域フィールド214、地域サービスの内容が格納される内容フィールド215、サービスの実施が可能な対応可能日が格納される対応可能日フィールド216、サービス供給者が希望する取引ポイントが格納されるポイントフィールド217、及びサービス供給者のコメントが格納されるコメントフィールド218を少なくとも有している。この供給サービスDB14Bに格納される供給サービス情報は、後述するサービス登録処理によって生成される。
(C)需要サービスDB14C
図5は、仲介装置1に設けられている需要サービスDB14Cのレイアウトの一例を示す図である。図5に示すように、需要サービスDB14Cは、サービスIDが格納されるサービスIDフィールド311、地域サービスの享受を希望するユーザのユーザIDが格納されるユーザIDフィールド312、地域サービスのカテゴリが格納されるカテゴリフィールド313、地域サービスが享受される地域が格納される地域フィールド314、地域サービスの内容が格納される内容フィールド315、需要サービスの登録日が格納される登録日フィールド316、地域サービスの享受の期限が格納される期限フィールド317、サービス需要者が希望する取引ポイントが格納されるポイントフィールド318、及びサービス需要者のコメントが格納されるコメントフィールド319を少なくとも有している。この需要サービスDB14Cに格納される需要サービス情報は、後述するサービス登録処理によって生成される。
(D)紹介DB14D
図6は、仲介装置1に設けられている紹介DB14Dのレイアウトの一例を示す図である。図6に示すように、紹介DB14Dは、各紹介情報を識別するための紹介IDが格納される紹介ID411、紹介者であるユーザのユーザIDが格納されるユーザIDフィールド412、紹介に係る供給サービスのサービスIDが格納される供給サービスフィールド413、同じく需要サービスのサービスIDが格納される需要サービスフィールド414、紹介者のコメントが格納されるコメントフィールド415を少なくとも有している。この紹介DB14Dに格納される紹介情報は、後述する紹介登録処理によって生成される。
(E)交換比率DB14E
図7は、仲介装置1に設けられている交換比率DB14Eのレイアウトの一例を示す図である。なお、この交換比率DB14Eは、地域毎に設けられている。図7に示す例は、地域X1について設けられた交換比率DB14Eである。図7に示すように、交換比率DB14Eは、交換対象の地域が格納される地域フィールド511、地域サービスのカテゴリが格納されるカテゴリフィールド512、及び地域ポイントの交換比率が格納される交換比率フィールド513を少なくとも有している。
上述したように、地域ポイントの交換比率は、地域及びカテゴリ別に定められている。これにより、地域及びカテゴリの需給状況等に応じて適切な交換比率を設定することが可能になる。なお、このように地域及びカテゴリ別ではなく、地域及びカテゴリのいずれか一方毎に交換比率が定められていてもよい。また、特定の地域における活性化を図るために当該地域にて利用可能な地域ポイントへの両替が促進されるように交換比率が規定される等、地域サービスの需給状況とは関係なく交換比率が定められていてもよい。
[地域サービス仲介システムの動作]
次に、上述したように構成された本実施の形態の地域サービス仲介システムの動作について、フローチャート等を参照しながら説明する。以下では、(1)供給サービス及び需要サービスを登録するためのサービス登録処理、(2)紹介情報を登録するための紹介登録処理、(3)サービス需要者とサービス供給者とを仲介するためのサービス仲介処理、(4)地域ポイントによる決済を行うためのポイント決済処理、及び(5)異なる地域間における地域ポイントの交換を行うためのポイント両替処理の各処理に分けて、詳細を説明する。
(1)サービス登録処理
図8は、仲介装置1及びユーザ端末2によって実行されるサービス登録処理の手順を示すフローチャートである。図8に示すとおり、ユーザ端末2はまず、供給サービス又は需要サービスの登録を希望するユーザ(以下、「サービス登録者」という)からの指示にしたがって、そのサービス登録者に関する情報を管理するための管理画面を要求する管理画面要求を仲介装置1に対して送信する(S101)。仲介装置1は、この管理画面要求を受信した場合(S201)、供給サービスDB14B及び需要サービスDB14Cから管理画面に必要な情報を抽出し、その抽出した情報を含む管理画面を表示するための管理画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S202)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信された管理画面情報を受信すると(S102)、その管理画面情報を用いて管理画面を表示部に表示する(S103)。図9は、ユーザ端末2の表示部に表示される管理画面の一例を示す図である。図9に示すように、管理画面1001には、管理画面を要求したサービス登録者について既に登録されている供給サービス及び需要サービスの一覧を表示するための表示欄1011が設けられている。また、この管理画面1001には、供給サービス及び需要サービスを登録するための登録ボタン1012、同じく検索するための検索ボタン1013、登録済みの各サービスの詳細を確認するための詳細ボタン1014、及び登録済みの各サービスを削除するための削除ボタン1015が設けられている。これらのボタンのうち、検索ボタン1013、詳細ボタン1014、及び削除ボタン1015がクリックされる場合の処理については後述する。以下では、ユーザによって登録ボタン1012がクリックされたものとして説明を続ける。
ユーザ端末2は、登録ボタン1012のクリックを受け付けると、地域サービスの登録を要求するためのサービス登録要求を仲介装置1に対して送信する(S104)。仲介装置1は、このサービス登録要求を受信した場合(S203)、サービス登録画面を表示するためのサービス登録画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S204)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信されたサービス登録画面情報を受信した場合(S105)、そのサービス登録画面情報を用いてサービス登録画面を表示部に表示する(S106)。図10は、ユーザ端末2の表示部に表示されるサービス登録画面の一例を示す図である。図10に示すように、登録画面2001には、地域サービスに関する各種情報を入力するための入力欄2011、及び入力された各種情報を登録するための登録ボタン2012が設けられている。サービス登録者は、ユーザ端末2を用いて、入力欄2011に対する入力を行う。例えば、需要サービスを登録する場合、サービス登録者は、種別として「需要」を入力した上で、その地域サービスの内容、期限、及び希望する取引ポイント等の情報を入力する。また、供給サービスを登録する場合、サービス登録者は、種別として「供給」を入力した上で、その地域サービスの内容、対応可能日、及び希望する取引ポイント等の情報を入力する。これらの各種情報を入力した後、ユーザは登録ボタン2012をクリックする。これにより、地域サービスを登録するための各種情報の入力が完了する。
ユーザ端末2は、上述したようにしてサービス登録者により行われた各種情報の入力を受け付けた場合(S107)、入力された情報を含むサービス登録情報を仲介装置1に対して送信する(S108)。仲介装置1は、サービス登録情報を受信した場合(S205)、そのサービス登録情報を用いて供給サービス情報又は需要サービス情報を生成し、それを供給サービスDB14B又は需要サービスDB14Cに登録する(S206)。
以上のサービス登録処理が各サービス登録者について繰り返し実行されることにより、供給サービスDB14B及び需要サービスDB14Cに情報が蓄積される。なお、このようにして蓄積された供給サービス情報及び需要サービス情報の内容を確認する等の操作は、上述した管理画面1001を用いて行うことができる。例えば、登録済みの地域サービスの詳細を確認したい場合、ユーザは、管理画面1001を用いて、当該地域サービスに対応して設けられている選択チェックボックスをチェックし、詳細ボタン1014をクリックする。この場合、仲介装置1から当該地域サービスの詳細(供給サービスDB14B又は需要サービスDB14Cに格納されている各情報)がユーザ端末2に対して送信され、ユーザ端末2側で表示される。また、サービス登録者は、登録済みの地域サービスを削除したい場合、管理画面1001を用いて、その地域サービスに対応して設けられている選択チェックボックスをチェックし、削除ボタン1015をクリックする。この場合、仲介装置1は、当該地域サービスに関する情報を供給サービスDB14B又は需要サービスDB14Cから削除する。
(2)紹介登録処理
図11は、仲介装置1及びユーザ端末2によって実行される紹介登録処理の手順を示すフローチャートである。ユーザ端末2は、紹介者の資格を有するユーザ(以下、「紹介者」という)の指示にしたがって、紹介情報の登録を実行するための紹介登録要求を仲介装置1に対して送信する(S301)。仲介装置1は、この紹介登録要求を受信した場合(S401)、供給サービスDB14B及び需要サービスDB14Cから紹介登録画面に必要な情報を抽出し、その抽出した情報を含む紹介登録画面を表示するための紹介登録画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S402)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信された紹介登録画面情報を受信すると(S302)、その紹介登録画面情報を用いて紹介登録画面を表示部に表示する(S303)。図12は、その紹介登録画面の一例を示す図である。図12に示すように、紹介登録画面3001には、登録済みの需要サービスの概要を表示するための表示欄3011と、同じく供給サービスの概要を表示するための表示欄3012と、紹介者のコメントを入力するための入力欄3013と、紹介情報を登録するための登録ボタン3014とが設けられている。紹介者は、これらの表示欄3011及び3012を参照し、サービス需要者に対して紹介したい供給サービスを特定する。より具体的に説明すると、紹介者は、表示欄3012における複数の供給サービスの中からその品質等を把握しているものを特定するとともに、その供給サービスと紐付ける需要サービスを表示欄3011の中から特定する。この場合、紹介者は、例えば懇意な間柄にあるサービス需要者に係る需要サービスを特定する。その後、紹介者は、上記のようにして特定した供給サービス及び需要サービスと対応付けられている選択チェックボックスにチェックし、さらに、紹介先となるサービス需要者に対するコメントを入力欄3013に入力した上で、登録ボタン3014をクリックする。これにより、紹介情報を登録するための各種情報の入力が完了する。
なお、上記では、特定のサービス需要者に対して特定の供給サービスを紹介する場合について説明したが、特定のサービス供給者に対して特定の需要サービスを紹介する場合もあり得る。その場合、紹介者は、表示欄3011における複数の需要サービスの中から例えば面識のあるサービス需要者に係る需要サービスを特定するとともに、その需要サービスと紐付ける供給サービスを表示欄3012の中から特定する。この場合、紹介者は、例えば懇意な間柄にあるサービス供給者に係る供給サービスを特定する。その後、紹介者は、上記と同様にして特定した供給サービス及び需要サービスの選択チェックボックスにチェックし、紹介先となるサービス供給者に対するコメントを入力欄3013に入力した上で、登録ボタン3014をクリックすることになる。
また、各紹介者は、仲介装置1に対して、面識のあるユーザの識別情報(例えば、氏名、メールアドレス、SNSのIDなど)を予め送信しておいてもよい。その場合、仲介装置1は、紹介者毎に、当該識別情報をデータベース上に保持しておく。そして、仲介装置1は、上記のステップS402において、紹介登録要求を送信してきた紹介者に係る当該識別情報をデータベースから抽出した上で、その識別情報で識別されるユーザについての需要サービス及び供給サービスを特定し、それらの需要サービス及び供給サービスを表示欄3011及び3012にそれぞれ表示するための紹介登録画面情報をユーザ端末2に対して送信する。これによれば、紹介者にとって面識のある者に係る需要サービス及び供給サービスが表示欄3011及び3012にそれぞれ表示されることになるため、紹介情報の登録作業を効率良く行うことが可能になる。
ユーザ端末2は、上述したようにして紹介者により行われた各種情報の入力を受け付けると(S304)、その各種情報を含む紹介登録情報を仲介装置1に対して送信する(S305)。仲介装置1は、紹介登録情報を受信した場合(S403)、その紹介登録情報を用いて紹介情報を生成し、それを紹介DB14Dに登録する(S404)。
以上の紹介登録処理が各紹介者について繰り返し実行されることにより、紹介DB14Dに紹介情報が蓄積される。このようにして蓄積された紹介情報は、後述するサービス仲介処理において検索されて利用される。
(3)サービス仲介処理
上述したようにして各データベースに登録された供給サービス情報、需要サービス情報、及び紹介情報を用いて、以下のサービス仲介処理が実行される。
図13A及び図13Bは、仲介装置1及びユーザ端末2によって実行されるサービス仲介処理の手順を示すフローチャートである。地域サービスの取引を希望するユーザは、ユーザ端末2を用いて仲介装置1にアクセスし、上述した管理画面1001をユーザ端末2の表示部に表示させる。そして、ユーザは、管理画面1001における検索ボタン1013をクリックする。このクリックを受け付けたユーザ端末2は、検索要求を仲介装置1に対して送信する(S501)。仲介装置1は、この検索要求を受信した場合(S601)、地域サービスの検索画面を表示するための検索画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S602)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信された検索画面情報を受信すると(S502)、その検索画面情報を用いて検索画面を表示部に表示する(S503)。図14は、その検索画面の一例を示す図である。図14に示すように、検索画面4001には、管理画面に戻るための管理画面ボタン4011と、検索ワードを入力するための入力欄4012と、検索を指示するための検索ボタン4013と、検索条件となるカテゴリに関する情報、取引ポイントの上限及び下限、並びに地域をそれぞれ入力するための入力欄4014、4015及び4016と、需要及び供給が高いサービス概要をそれぞれ表示するための表示欄4017及び4018とが設けられている。ユーザは、需要サービス及び供給サービスのいずれを検索対象とするのかを選択チェックボックスにて選択した上で、検索ワード(例えば「白菜」等)を入力欄4012に入力する。また、ユーザは、表示欄4017及び4018に表示されているサービス概要等を参考にしながら、検索を希望する地域サービスのカテゴリを表示欄4014の中から特定して選択チェックボックスをチェックする。さらに、ユーザは、取引に要する地域ポイントの上限及び下限を入力欄4015に、取引を希望する地域を示す情報を入力欄4016に、それぞれ入力する。上記のようにして各種情報を入力した後、ユーザは検索ボタン4013をクリックする。これにより、地域サービスを検索するための各種情報の入力が完了する。
ユーザ端末2は、上述したようにしてユーザにより行われた各種情報の入力を受け付けると(S504)、その各種情報を含む検索情報を仲介装置1に対して送信する(S505)。仲介装置1は、検索情報を受信した場合(S603)、その検索情報と登録済みの需要サービス情報又は供給サービス情報とを用いて、需要サービスと供給サービスとをマッチングするためのマッチング処理を実行する(S604)。このマッチング処理は、入力された検索条件(検索ワード、カテゴリ、地域ポイント、及び地域)を満足する需要サービス情報又は供給サービス情報を需要サービスDB14C又は供給サービスDB14Bから抽出することにより行われる。次に、仲介装置1は、ステップS604のマッチング処理により得られた需要サービス情報又は供給サービス情報を含む検索結果画面を表示するための検索結果画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S605)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信された検索結果画面情報を受信した場合(S506)、その検索結果画面情報を用いて検索結果画面を表示部に表示する(S507)。図15は、その検索結果画面の一例を示す図である。図15に示すように、検索結果画面5001には、検索条件の内容を表示するための表示欄5011と、対応者候補のリストを表示するための表示欄5012と、取引の申込を行うための申込ボタン5013と、紹介者による紹介を受けるための紹介ボタン5014とが設けられている。また、この検索結果画面5001には、需要サービス及び供給サービスのいずれについての検索結果であるのかを示す情報が表示されている。ユーザは、取引の申込及び紹介者からの紹介のいずれを希望するのかを検討した上で、対応者候補のリストの中から所望の対応者を特定し、その対応者を選択するための選択チェックボックスにチェックを入れる。その後、ユーザは、申込ボタン5013及び紹介ボタン5014のいずれかをクリックする。これにより、ユーザの希望を示すユーザ希望情報の入力が完了する。このユーザ希望情報には、選択された対応者候補を特定するための情報と、取引の申込及び紹介者からの紹介のいずれかを示す情報とが含まれている。
ユーザ端末2は、上述したようにしてユーザにより行われたユーザ希望情報の入力を受け付けた場合(S508)、そのユーザ希望情報を仲介装置1に対して送信する(S509)。仲介装置1は、ユーザ端末2からユーザ希望情報を受信すると(S606)、そのユーザ希望情報に基づいて、取引の申込及び紹介者からの紹介のいずれが選択されたのかを判定する(S607)。ここで、取引の申込が選択されたと判定した場合(S607で「申込」)、仲介装置1は、申込完了画面を表示するための申込完了画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S608)。ユーザ端末2は、その申込完了画面情報を受信した場合(S510)、申込完了画面を表示部に表示する(S511)。なお、この申込完了画面には、申込が完了したことを示すメッセージの他、対応者の連絡先等が示されている。ユーザは、その連絡先を用いて対応者と連絡をとり、後日、地域サービスが実施されることになる。
他方、上記のステップS607において紹介者による紹介が選択されたと判定した場合(S607で「紹介」)、仲介装置1は、選択された対応者と紹介を希望するユーザとが対応付けられた紹介情報を紹介DB14Dから抽出し、当該紹介情報に示される紹介者のユーザ情報をユーザDB14Aから抽出した上で、それら抽出された情報に基づいて紹介画面を表示するための紹介画面情報を生成し、これをユーザ端末2に対して送信する(S609)。ユーザ端末2は、紹介画面情報を受信すると(S512)、その紹介画面情報を用いて紹介画面を表示部に表示する(S513)。図16は、その紹介画面の一例を示す図である。図16に示すように、紹介画面6001には、検索条件を表示するための表示欄6011と、選択された対応者を表示するための表示欄6012と、その対応者を紹介する紹介者候補のリストを表示するための表示欄6013と、各紹介者候補による紹介を受けるための紹介ボタン6014とが設けられている。ユーザは、表示欄6013に示されている紹介者候補から所望の紹介者候補(例えば、信頼度が高い紹介者等)を特定し、その紹介者候補に対応付けられている紹介ボタン6014をクリックする。
ユーザ端末2は、紹介ボタン6014のクリックを受け付けると、取引の申込を行うための取引申込画面を表示部に表示する(S514)。図17は、その取引申込画面の一例を示す図である。図17に示すように、取引申込画面7001には、紹介者に関する情報を表示するための表示欄7011と、対応者に関する情報を表示するための表示欄7012と、取引を申し込むための申込ボタン7013と、取引を申し込まない場合にクリックされる遠慮ボタン7014とが設けられている。ユーザは、紹介者のコメント等を参考にしながら検討を行い、取引の申込を行う場合は申込ボタン7013をクリックし、取引の申込を行わない場合は遠慮ボタン7014をクリックする。これにより、取引申込の要否を示す申込要否情報の入力が完了する。
ユーザ端末2は、上述したようにしてユーザにより行われた申込要否情報の入力を受け付けると(S515)、その申込要否情報を仲介装置1に対して送信する(S516)。仲介装置1は、申込要否情報を受信した場合(S610)、その申込要否情報に基づいて取引の申込が行われたか否かを判定する(S611)。申込が行われなかったと判定した場合(S611でNO)、処理が終了する。他方、申込が行われたと判定した場合(S611でYES)、仲介装置1は、ステップS608の場合と同様に申込完了画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S612)。ユーザ端末2は、その申込完了画面情報を受信した場合(S517)、申込完了画面を表示部に表示する(S518)。これにより、紹介者による紹介を通じた取引の申込が完了し、その後、地域サービスが実施されることになる。
なお、上述したようにして地域サービスの取引の申込が完了した場合、仲介装置1は、その取引に係る需要サービス情報と供給サービス情報とを紐付けた申込完了情報をハードディスク14に格納する。この申込完了情報には、その地域サービスの取引に必要となる取引ポイントが示されている。
(4)ポイント決済処理
上記のサービス仲介処理によってサービス供給者とサービス需要者との仲介が行われ、その後に地域サービスの実施が完了した場合、仲介装置1は、以下のポイント決済処理を実行し、サービス需要者から取引ポイントの徴収を行う一方、サービス供給者に対してその取引ポイントの付与を行う。
図18は、仲介装置1によって実行されるポイント決済処理の手順を示すフローチャートである。図18に示すように、仲介装置1は、地域サービスの実施が完了したことを示すサービス完了情報を、当該地域サービスを供給したサービス供給者及び/又は当該地域サービスを享受したサービス需要者が操作するユーザ端末2から受信する(S701)。次に、仲介装置1は、ハードディスク14に格納されている申込完了情報を参照し、その地域サービスの取引ポイントを特定する(S702)。その後、仲介装置1は、ユーザDB14Aを更新して、サービス需要者の保有ポイントから取引ポイントを減ずるとともに、サービス供給者の保有ポイントに取引ポイントを加える(S703)。これにより、取引ポイントをサービス需要者から徴収するとともに、その取引ポイントをサービス供給者に付与することができる。
上述したようにして取引ポイントの付与を受けたサービス供給者は、そのポイントを有効に活用するために、サービス需要者となって地域サービスの享受を受けることになる。他方、取引ポイントが徴収されたサービス需要者は、地域サービスをさらに享受するために、自らがサービス供給者となって地域サービスの供給を行うことになる。その結果、地域内における地域サービスの取引が活発化し、地域の活性化が促されることになる。
(5)ポイント両替処理
自らが所属する地域と異なる地域における地域サービスの取引を希望するユーザは、地域ポイントの両替を行うことにより当該取引を行うことが可能になる。その両替は、次のポイント両替処理によって行われる。
図19は、仲介装置1及びユーザ端末2によって実行されるポイント両替処理の手順を示すフローチャートである。地域ポイントの両替を希望するユーザは、ユーザ端末2に対して、ポイント両替を実行するためのポイント両替要求の送信を指示する。この指示を受け付けたユーザ端末2は、ポイント両替要求を仲介装置1に対して送信する(S801)。仲介装置1は、このポイント両替要求を受信した場合(S901)、ユーザDB14A及び交換比率DB14Eを参照して、問い合わせてきたユーザのユーザ情報及びそのユーザの居住地が属する地域に係る交換比率情報を抽出する(S902)。次に、仲介装置1は、抽出したユーザ情報及び交換比率情報を用いて、ポイント両替画面を表示するためのポイント両替画面情報を生成し、これをユーザ端末2に対して送信する(S903)。
ユーザ端末2は、仲介装置1から送信されたポイント両替画面情報を受信すると(S802)、そのポイント両替画面情報を用いてポイント両替画面を表示部に表示する(S803)。図20は、そのポイント両替画面の一例を示す図である。図20に示すように、ポイント両替画面8001には、ユーザの保有ポイント等に関する情報を表示するための表示欄8011と、各地域における地域ポイントに交換する場合に適用される交換比率を表示するための表示欄8012と、両替対象となる地域ポイントを入力するための入力欄8013と、両替の実行を指示するための両替ボタン8014とが設けられている。ユーザは、交換を希望する地域及びカテゴリを特定し、その地域及びカテゴリ別に定められている交換比率を確認した上で、その交換比率に対応付けられている選択チェックボックスをチェックする。さらに、ユーザは、保有ポイント以内の地域ポイントを入力欄8013に入力し、両替ボタン8014をクリックする。これにより、ポイント両替に必要となる各種情報の入力が完了する。
ユーザ端末2は、上述したようにしてユーザにより行われた各種情報の入力を受け付けた場合(S804)、入力された情報を含む両替希望情報を仲介装置1に対して送信する(S805)。仲介装置1は、両替希望情報を受信した場合(S904)、その両替希望情報に示されている両替対象の地域ポイント及び交換比率を用いて、地域ポイントの両替処理を実行する(S905)。次に、仲介装置1は、ユーザDB14Aを更新して、第1ポイントフィールド117に格納されているユーザの保有ポイントから両替対象の地域ポイントを減ずるとともに、第2ポイントフィールド118に両替により得られた地域ポイントを格納する(S906)。これにより、地域ポイントの両替が完了し、ユーザは、自らが属する地域とは異なる地域における地域サービスの取引を行うことが可能になる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、サービス需要者及びサービス供給者が所望の供給サービス及び需要サービスをそれぞれ選択しているが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、仲介装置1が、登録されている供給サービス情報及び需要サービス情報に基づいて、取引に係る供給サービスと需要サービスとを自動的に特定するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、サービス需要者及びサービス供給者が所望の紹介者を選択しているが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、仲介装置1が、紹介情報に基づいて特定の紹介者を選択し、その紹介者に係る紹介情報をサービス需要者及びサービス供給者に提供するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、サービス需要者から徴収する地域ポイントと、サービス供給者に対して付与される地域ポイントとが同一である例が示されているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、これらの地域ポイントが異なっていても構わない。
また、同一の地域サービスが所定の件数以上(例えば5回/月等)供給された場合に、上記の仲介装置1が、そのことを示す情報を地域内のユーザに公開するようにしてもよい。これにより、そのサービス供給者が地域社会に貢献していることが周知されることになる。例えば、そのサービス供給者が高齢者である場合、このような周知が生きがいにつながることも考えられる。
また、同一の地域サービスが所定の件数以上(例えば100回/月等)供給された場合に、仲介装置1が、その地域サービスの取引ポイントについての指標(例えば、取引ポイントの平均値等)を算出し、その指標を種々の目的に利用するようにしてもよい。例えば、その指標を各地域内又は地域間等で算出し、それを地方地自体等に提供することが考えられる。その提供を受けた地方自治体では、その指標に基づいて、地域サービスのニーズとしてどのようなものがあるのか、ニーズの高い地域サービスの対価がどの程度であるのか等を把握することができ、今後行政サービスとして実施する必要性等を検討することが可能になる。
また、上述した実施の形態では、単一のコンピュータによって仲介装置1の機能が実現されているが、例えば複数のコンピュータによる分散システムによって仲介装置1の機能が実現されていてもよく、様々な態様が想定される。
1 地域サービス仲介装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ハードディスク
14A ユーザデータベース
14B 供給サービスデータベース
14C 需要サービスデータベース
14D 紹介データベース
14E 交換比率データベース
15 通信インタフェース
16 バス
2 ユーザ端末
101 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 所定の地域における地域サービスの供給の対価として、当該地域における他の地域サービスを享受するために必要となる地域ポイントが用いられる場合に、ユーザであるサービス供給者とサービス需要者とを仲介する地域サービス仲介システムであって、
    各ユーザが保有する地域ポイントを記憶するポイント記憶部と、
    サービス供給者が供給可能な地域サービスに関する供給サービス情報を記憶する供給サービス記憶部と、
    サービス需要者が希望する地域サービスに関する需要サービス情報を記憶する需要サービス記憶部と、
    前記供給サービス記憶部に記憶されている供給サービス情報と、前記需要サービス記憶部に記憶されている需要サービス情報とに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された地域サービスの実施完了に応じて、前記サービス需要者から所定の地域ポイントを徴収する徴収手段と、
    前記徴収手段によって徴収された地域ポイントを、前記サービス需要者が保有する地域ポイントから減じるように、前記ポイント記憶部を更新する第1更新手段と、
    前記特定された地域サービスの実施完了に応じて、当該特定された地域サービスのサービス供給者に対して所定の地域ポイントを付与する付与手段と
    前記付与手段により付与された地域ポイントを、前記サービス供給者が将来サービス需要者として地域サービスを享受するときに使用可能な地域ポイントとして、前記サービス供給者が保有する地域ポイントに追加するように、前記ポイント記憶部を更新する第2更新手段と、
    第1の地域において使用可能な第1の地域ポイントと、前記第1の地域とは異なる第2の地域において使用可能な第2の地域ポイントとを交換する場合の比率を、地域サービスの種別毎に記憶する比率記憶部と、
    前記第1の地域に属するユーザが前記第2の地域において特定の種別の地域サービスの享受を希望する場合に、前記比率記憶部に記憶されている当該種別に係る比率を用いて、当該ユーザが保有する前記第1の地域ポイントの少なくとも一部を前記第2の地域ポイントに交換する地域ポイント交換手段と、
    前記第2の地域ポイントに交換された前記第1のポイントを、前記ユーザが保有する前記第1の地域ポイントから減じるとともに、交換後の前記第2の地域ポイントを、前記ユーザが保有する地域ポイントに追加するように、前記ポイント記憶部を更新する第3更新手段と
    を備える、地域サービス仲介システム。
  2. サービス需要者側の外部装置から、取引を希望する供給サービスを示す希望供給サービス情報を受信する第1受信手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記第1受信手段によって受信された希望供給サービス情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されている、
    請求項1に記載の地域サービス仲介システム。
  3. サービス供給者側の外部装置から、取引を希望する需要サービスを示す希望需要サービス情報を受信する第2受信手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記第2受信手段によって受信された希望需要サービス情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されている、
    請求項1又は2に記載の地域サービス仲介システム。
  4. 前記記憶されている供給サービス情報と、前記記憶されている需要サービス情報とに基づいて、サービス需要者に対して特定のサービス供給者を、又はサービス提供者に対して特定のサービス需要者を紹介する紹介者側の外部装置から、紹介に関する紹介情報を受信する第3受信手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記第3受信手段によって受信された紹介情報にさらに基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されている、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の地域サービス仲介システム。
  5. サービス需要者側又はサービス供給者側の外部装置から、特定の紹介者による紹介を希望する紹介希望情報を受信する第4受信手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記第4受信手段によって受信された紹介希望情報に示されている紹介者に係る紹介情報に基づいて、サービス需要者が享受する地域サービスを特定するように構成されている、
    請求項4に記載の地域サービス仲介システム。
  6. 前記比率記憶部は、各地域の需給状況に応じて規定された比率を記憶している、
    請求項1乃至5の何れかに記載の地域サービス仲介システム。
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