JP7000746B2 - プログラムおよび印刷システム - Google Patents

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本発明は、プリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるプログラムおよび印刷システムに関する。さらに詳細には、プリンタと情報処理装置との間での、画像データに対する処理の経路を決定する技術に関するものである。
プリンタ等のデバイスと通信可能な情報処理装置において、画像処理の対象のデータの通信の経路が複数あり、デバイスにデータを送信する際に通信の経路を選択する技術が知られている。例えば、特許文献1では、USB(Universal Serial Bus)インターフェースと、LAN(Local Area Network)インターフェースと、を備え、各インターフェースを介して複数のスキャナと通信可能なPC(Personal Computer)であって、各インターフェースを介して複数のスキャナの情報を取得し、対応可能なスキャナの中から制御対象のスキャナを利用者に選択させる構成が開示されている。
特開2007-251252号公報
近年、例えば、AirPrint(登録商標)に代表されるように、所定の印刷規格に従ってプリンタドライバを用いることなく印刷を行う、いわゆるドライバレス印刷機能を有する情報処理装置が提供されている。当該情報処理装置では、OS(Operating System)によって提供される汎用の印刷制御機能を利用して、印刷対象となる画像データを所定の印刷規格に従ってプリンタに送信する。そして、プリンタは、プリンタに組み込まれているプログラムによって所定の印刷規格に従って印刷する。
汎用の印刷制御機能を利用する場合、利用可能な印刷設定の項目が少ない傾向にあり、ユーザ所望の品質の印刷を提供できない場合がある。これを解決する一例として、より詳細な印刷設定を可能とするため、特定のプリンタに対応する特定の印刷制御機能を別途設けることが考えられる。特定の印刷制御機能を備える情報処理装置は、印刷対象となる画像データをそのプリンタに専用のプログラムによって処理する。この場合、プリンタは、その専用のプログラムにて処理された専用のデータを用いて印刷する。これら2種類の印刷制御機能をともに備える情報処理装置であれば、同じ通信インターフェースを利用して同じプリンタに印刷を行わせる場合であっても、印刷を行わせる処理の経路を複数有することになる。
上記のように複数の処理の経路を有する情報処理装置の場合、同じ画像であっても経路ごとに印刷結果が異なる場合が考えられる。例えば一方のプログラムでは対応不可の解像度が設定されている場合、そのプログラムによって処理を行う経路では、そのプログラムで対応可能な解像度に修正されて印刷されるが、対応可能なプログラムによって処理を行う経路では、設定に従った解像度で印刷される。そのため、同じ画像を印刷対象とした場合であっても前回の印刷指示に基づく印刷と異なる印刷結果となることがあり、そのような印刷結果を受け取った利用者が、プリンタの故障やプログラムの不具合と勘違いすることがある。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、プリンタと情報処理装置との間で処理の経路を複数有する印刷システムにおいて、同じ画像を印刷する場合であっても、前回の印刷との印刷結果の違いが生じ難い技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、通信インターフェースを備え、前記通信インターフェースを介してプリンタと接続し、前記プリンタに印刷対象の画像データに基づく印刷を行わせる処理の経路として、第1の経路と第2の経路とを有する情報処理装置に、デバイス情報と印刷対象の画像データとを含むファイルから前記デバイス情報を取得する取得処理と、デバイスごとに経路の対応可否を記憶する第1経路情報を読み出し、前記取得処理によって取得した前記デバイス情報を用いてデバイスを特定し、特定した前記デバイスと前記第1経路情報とを用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する決定処理と、を実行させることを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムが組み込まれる情報処理装置は、同じ通信インターフェースを介して同じプリンタに印刷を行わせる処理の経路として、第1の経路と第2の経路とを有する。そして、本明細書に開示されるプログラムは、情報処理装置に、デバイス情報と印刷対象の画像データとを含むファイルを読み出させ、さらに、ファイルに含まれるデバイス情報とデバイスごとに経路の対応可否を記憶する第1経路情報とを用いて、処理の経路を決定させる。
本明細書に開示されるプログラムを実行することにより、プリンタに印刷を行わせる処理の経路が、ファイルに含まれるデバイス情報に対応する経路に決定される。デバイス情報は、例えば、印刷時にファイルに書き込まれる情報であり、デバイス情報を用いて特定されるデバイスは、前回の印刷に使用されたデバイスである可能性が高い。つまり、デバイス情報と第1経路情報とを用いて処理の経路を決定することで、今回の印刷における処理の経路は、前回の印刷における処理の経路と同じ経路となる可能性が高い。これにより、今回の印刷結果は、前回の印刷と同じ印刷結果となる可能性が高い。
本発明によれば、プリンタと情報処理装置との間で処理の経路を複数有する印刷システムにおいて、同じ画像を印刷する場合であっても、前回の印刷との印刷結果の違いが生じ難い技術が実現される。
実施の形態にかかる印刷システムの概略構成図である。 情報処理装置の印刷用のプログラムを示す説明図である。 2種類の印刷経路を示す説明図である。 ラベル画像ファイルのデータ構造の例を示す説明図である。 デバイステーブルの例を示す説明図である。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 経路決定処理の手順を示すフローチャートである。 他情報確認処理の手順を示すフローチャートである。 アプリテーブルの例を示す説明図である。 印刷実行処理の手順を示すフローチャートである。 ラベル画像ファイルのデータ構造の例を示す説明図である。 印刷設定テーブルの例を示す説明図である。 バージョンテーブルの例を示す説明図である。
以下、本発明にかかる印刷システムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、互いに通信可能な印刷装置と情報処理装置とを含む印刷システムに本発明を適用したものである。
本形態の印刷システム100は、図1に示すように、印刷装置1と、情報処理装置2とを有し、互いに通信可能に接続されている。印刷装置1は、印刷対象の媒体への印刷が可能な装置であり、例えば、ラベルプリンタ、ページプリンタ、コピー機、複合機である。情報処理装置2は、印刷装置1にて印刷させる画像データの生成及び編集、印刷装置1への印刷実行指示と画像データとの送信等を行う装置であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータである。なお、印刷システム100を構成する印刷装置1や情報処理装置2は、それぞれ1台に限らず、複数台有ってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、コントローラ11と、画像形成部12と、操作パネル13と、ネットワークインターフェース14とを有している。コントローラ11は、CPUやメモリ等を含み、印刷装置1の各構成要素を制御する。なお、図1中のコントローラ11は、印刷装置1の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際に印刷装置1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
画像形成部12は、印刷対象の媒体に画像を印刷するための構成である。画像形成部12の画像形成方式は、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。また、印刷装置1は、カラー画像を形成可能な装置であってもよいし、モノクロ印刷のみを行う装置であってもよい。操作パネル13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる入力を受け付けるとともに情報の表示を行う。操作パネル13は、各種の表示ランプやボタン等を含んでもよい。ネットワークインターフェース14は、情報処理装置2と通信を行うためのハードウェアである。
情報処理装置2は、図1に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、不揮発性メモリ24と、操作表示部26と、ネットワークインターフェース27とを有している。ROM22には、情報処理装置2を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM23は、各種処理が実行される際に作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ24は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムやデータを記憶する。
CPU21は、ROM22や不揮発性メモリ24から読み出したプログラムに従って、各種の処理を実行する。操作表示部26は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる入力を受け付けるとともに情報の表示を行う。操作表示部26は、キーボード、マウス、ディスプレイ等を備えるものであってもよい。ネットワークインターフェース27は、印刷装置1と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース27は、通信インターフェースの一例である。
本形態の印刷システム100では、情報処理装置2と印刷装置1とが、共通のアクセスポイント3を介して、Wi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行う。すなわち、ネットワークインターフェース14および27は、ともに、Wi-Fi(登録商標)規格による無線通信を可能にするインターフェースである。より具体的には、IEEE802.11の規格及びそれに準ずる規格に基づく無線通信を可能にするインターフェースである。なお、本形態の通信態様は一例であり、前述の態様に限らない。例えば、情報処理装置2と印刷装置1とは、アクセスポイント3を介さない直接接続による無線通信にて通信してもよい。
情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図2に示すように、画像生成用のアプリケーションプログラム(画像生成アプリ)41と、ファイル生成プログラム42と、専用印刷制御プログラム43と、オペレーティングシステム(OS)44と、が記憶されている。さらに、情報処理装置2のOS44には、汎用印刷制御プログラム45と、通信プログラム46と、が組み込まれている。以下では、アプリケーションプログラムを「アプリ」と称する。なお、図2では、各種のデータの流れる方向を実線の矢印にて示している。
画像生成アプリ41は、例えば、ユーザの指示を受け付ける機能、画像を表示する機能、画像の編集や保存を行う機能、を有するプログラムである。本形態の画像生成アプリ41は、例えば、ラベルプリンタ用のラベル画像ファイルの生成および編集に用いられるプログラムである。ラベル画像ファイルは、テープ状のラベル媒体に印刷するためのデータファイルである。ラベル画像ファイルの詳細に付いては、後述する。
画像生成アプリ41は、さらに、生成済みのラベル画像ファイルを読み込む機能や、印刷指示を受け付ける機能、印刷時の各種設定を受け付ける機能も有する。画像生成アプリ41は、印刷指示を受け付けた場合、編集中の画像の印刷を印刷装置1に行わせる他に、編集中の画像を記憶するラベル画像ファイルに、印刷装置1の機種名を付加する。つまり、画像生成アプリ41にて生成されたラベル画像ファイルには、印刷装置1の機種名の情報が含まれる場合がある。
また、画像生成アプリ41は、図2中に一点鎖線で示すように、専用印刷制御プログラム43または汎用印刷制御プログラム45を介して、印刷装置1から装置の状態情報を取得する機能も有する。装置の状態情報としては、例えば、印刷完了通知、エラー通知がある。
ファイル生成プログラム42は、印刷用の画像ファイルを生成する機能を有するプログラムである。本形態の情報処理装置2では、ファイル生成プログラム42は、例えば、画像生成アプリ41にて受け付けた編集の指示に基づいて、ラベル画像ファイルを生成する。画像生成アプリ41にてラベル画像ファイルを生成する処理の手順は、詳細には、画像生成アプリ41からファイル生成プログラム42に生成の指示が出力され、ファイル生成プログラム42にて生成されたラベル画像ファイルを画像生成アプリ41が取得する手順を含む。
専用印刷制御プログラム43は、例えば、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成する機能、生成したラスタライズデータを通信プログラム46を制御して印刷装置1に送信する機能、を有するプログラムである。専用印刷制御プログラム43は、特定の機種の印刷装置に対応する専用のプログラムであり、他のメーカの機種など特定の機種以外の印刷装置には対応しない。本形態の専用印刷制御プログラム43は、印刷装置1を制御するための専用のプログラムであり、印刷装置1にて実行可能な全ての詳細な印刷設定に対応可能であって、印刷装置1にて対応可能な形式のラスタライズデータを生成する。
汎用印刷制御プログラム45は、所定の印刷規格に基づく印刷用の規格データを生成する機能、生成した規格データを通信プログラム46を制御して印刷装置1に送信する機能、を有するプログラムである。汎用印刷制御プログラム45は、印刷制御機能を実現するために、OS44によって提供される標準のプログラムである。汎用印刷制御プログラム45によって送信される規格データは、印刷装置1の備える汎用のラスタライズ処理に適した規格に則ったデータであり、ラスタライズされていないデータである。
また、汎用印刷制御プログラム45は、所定の印刷規格をサポートする種々の印刷装置に対応する汎用のプログラムである。そのため、汎用印刷制御プログラム45に対応する機能を備えた印刷装置であれば、どのメーカの印刷装置であっても、規格データに基づく印刷を実行できる。汎用印刷制御プログラム45は、複数の機種に対応する汎用のプログラムであることから、受け付け可能な印刷設定が一般的なものに限られる。そのため、汎用印刷制御プログラム45は、印刷装置1にて実行可能な全ての印刷設定を受け付けるとは限らない。汎用印刷制御プログラム45を利用した印刷のシステムとしては、例えば、AirPrint、Mopria(いずれも登録商標)がある。
前述したラベル画像ファイルは、専用印刷制御プログラム43における処理に適するファイルである。画像生成アプリ41は、印刷対象の画像データを専用印刷制御プログラム43に渡す場合には、ラベル画像ファイルを用い、また、指定された全ての印刷設定を付加する。一方、画像生成アプリ41は、印刷対象の画像データを汎用印刷制御プログラム45に渡す場合には、ラベル画像ファイルを汎用化に適した形式としたデータファイルを用いる。この場合には、画像生成アプリ41は、一般的な印刷設定のみを付加する。
通信プログラム46は、ネットワークインターフェース27を制御して、通信相手の装置との通信を行う機能を有するプログラムである。例えば、専用印刷制御プログラム43は、生成したラスタライズデータをOS44のスプーラに登録する。情報処理装置2の通信プログラム46は、スプーラに登録されたデータを、ネットワークインターフェース27を介して印刷装置1に送信する。通信プログラム46も、OS44によって提供される標準のプログラムである。通信プログラム46の一部は、ROM22に記憶されていてもよい。
本形態の印刷システム100は、印刷装置1に印刷を行わせる処理の経路として、図3に示すように、2種類の経路を有する。2種類の経路とは、情報処理装置2がラスタライズ処理を行う第1経路と、印刷装置1がラスタライズ処理を行う第2経路と、である。第1経路は、第1の経路の一例であり、第2経路は、第2の経路の一例である。
第1経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、ラスタライズ処理を実行して、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズし、ラスタライズデータを印刷装置1に送信する。印刷装置1は、ラスタライズ済みのラスタライズデータを受信して、受信したラスタライズデータに基づいて印刷する。第1経路では、情報処理装置2は、印刷対象の画像データを図2に示した専用印刷制御プログラム43を用いてラスタライズする。
第1経路は、専用印刷制御プログラム43を使用することから、印刷装置1にて対応可能な各種の印刷設定に対応している。専用印刷制御プログラム43は、OS44には含まれないので、第1経路による印刷を行う場合、情報処理装置2は、OS44に含まれる印刷制御機能(例えば、汎用印刷制御プログラム45)を使用しない。
第2経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、規格化処理においてラベル画像ファイルに含まれる画像データの規格化を行い、規格データを印刷装置1に送信する。印刷装置1は、規格データのラスタライズを行う汎用ラスタライズ処理を行い、汎用ラスタライズ処理にてラスタライズされたデータに基づいて印刷する。第2経路では、情報処理装置2は、印刷対象の画像データを図2に示した汎用印刷制御プログラム45にて規格化する。
第2経路は、OS44に含まれる印刷制御機能である汎用印刷制御プログラム45を使用することから、印刷装置1にて対応可能な全ての印刷設定に対応できるとは限らない。例えば、汎用印刷制御プログラム45は、特定の機種のみが対応可能な高解像度の印刷設定に対応していない。そのため、第2経路を用いた印刷では、多くの機種にて対応可能な解像度、すなわち、高解像度以外の印刷設定が用いられる。
このように、第1経路と第2経路とでは、印刷対象の画像データのラスタライズを行う処理主体が異なる。すなわち、第1経路は、情報処理装置2にラスタライズを行わせる経路であり、第2経路は、印刷装置1にラスタライズを行わせる経路である。また、第1経路と第2経路とでは、ラスタライズ処理のアルゴリズムが異なり、処理結果も異なる可能性がある。すなわち、第1経路は、詳細な印刷設定にも対応できるラスタライズを行う経路であり、第2経路は、いくつかの印刷設定が制限されるラスタライズを行う経路である。また、第1経路と第2経路とでは、情報処理装置2から印刷装置1へと送信されるデータの種類やデータフォーマットも異なる。この結果、同じラベル画像ファイルに基づく印刷物であっても、第1経路による印刷物と、第2経路による印刷物とでは、印刷結果が異なる可能性がある。
なお、本形態の印刷システム100で使用する印刷装置1は、第1経路によって送信されるラスタライズデータに基づく印刷も、第2経路によって送信される規格データに基づく印刷も、いずれにも対応可能なものである。また、情報処理装置2は、第1経路でも第2経路でも、ネットワークインターフェース27による無線通信を利用してデータを送信する。つまり、本形態の印刷システム100は、第1経路による処理も第2経路による処理も実行可能である。
続いて、本形態の印刷システム100による印刷動作について説明する。印刷システム100でラベル画像ファイルに基づく印刷を行わせたいユーザは、情報処理装置2にて画像生成アプリ41を実行させ、印刷対象の画像データを含むラベル画像ファイルを指定する。情報処理装置2は、画像生成アプリ41を介して印刷指示を受け付けた場合、処理の経路を第1経路と第2経路とのいずれか一方に決定する。具体的には、情報処理装置2は、ラベル画像ファイルに含まれる情報を参照して、今回の印刷における経路を決定する。そして、情報処理装置2は、決定した経路の処理を実行し、印刷装置1に印刷対象の画像に基づく所定のデータを送信することにより、印刷装置1に印刷を行わせる。
本形態の印刷システム100にて印刷対象とされるラベル画像ファイルについて、データ構造の例を図4に示す。図4に示すように、ラベル画像ファイルには、印刷対象の画像データやテキストデータの他に、アプリ名La、シート名Ls、デバイス名Ldなどの情報が含まれる。デバイス名Ldは、デバイス情報の一例である。アプリ名Laは、プログラム情報の一例である。アプリ名Laは、当該ファイルの生成に使用したアプリの名称であり、例えば、ファイルの生成時や保存時に書き込まれる。デバイス名Ldは、印刷装置の種類や性能を特定する情報であり、例えば、印刷装置の機種名、機種コードである。デバイス名Ldは、印刷指示の受け付け時、印刷の実行後、ファイルの保存時、等のタイミングでラベル画像ファイルに書き込まれる。
また、本形態の情報処理装置2は、不揮発性メモリ24に、例えば、図5に示すように、デバイス名と対応可能な処理の経路との関係を記憶するデバイステーブル241を記憶している。デバイステーブル241は、第1経路情報の一例である。例えば、図5の例では、「デバイスA」は、第1経路にのみ対応している。このような印刷装置としては、規格データをラスタライズする機能を有していない装置が該当する。また、「デバイスC」は、第2経路にのみ対応している。このような印刷装置としては、情報処理装置2が備えている専用印刷制御プログラム43に対応しない装置が該当する。また、「デバイスB」は、第1経路にも第2経路にも対応している。
情報処理装置2は、印刷指示を受け付けた後、印刷対象として指定されたラベル画像ファイルから、デバイス名Ldを読み出す。さらに、情報処理装置2は、デバイステーブル241を参照して、ラベル画像ファイルから読み出したデバイス名Ldに対応させて記憶されている処理の経路を取得する。そして、情報処理装置2は、取得した処理の経路に基づいて、印刷経路を決定する。情報処理装置2は、例えば、読み出したデバイス名Ldが、第1経路に対応するデバイスの名前であれば、第1経路に決定する。図5に示した例では、デバイス名Ldが「デバイスA」であれば、情報処理装置2は、印刷経路を第1経路に決定する。
一方、情報処理装置2は、ラベル画像ファイルから読み出したデバイス名Ldが第1経路に対応不可能であって、第2経路に対応可能なデバイスである場合、印刷経路を第2経路に決定する。図5に示した例では、デバイス名Ldが「デバイスC」であれば、情報処理装置2は、第2経路に決定する。なお、デバイスBのように、複数の経路に対応可能なデバイスの場合には、さらに、デバイス情報以外の情報を用いて経路を決定してもよい。
続いて、本形態の印刷システム100において前述した印刷動作を実現するために、情報処理装置2にて実行される印刷処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。この印刷処理は、実行中の画像生成アプリ41にて印刷指示を受け付けたことを契機に、情報処理装置2のCPU21にて実行される。画像生成アプリ41は、印刷指示を受け付けた際に編集の対象となっているラベル画像ファイルを、印刷対象のラベル画像ファイルとして取得する。
印刷処理では、CPU21は、まず、経路決定処理を実行する(S101)。経路決定処理は、印刷対象のラベル画像ファイルの内容に基づいて、今回の印刷経路を決定する処理である。経路決定処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。
経路決定処理では、CPU21は、印刷対象のラベル画像ファイルからデバイス名Ldを取得する(S201)。S201は、取得処理及びデバイス取得処理の一例である。ラベル画像ファイルには、図4に示したように、デバイス名Ldの情報が含まれる。今回の印刷対象のラベル画像ファイルが、以前に印刷指示の対象となったことのあるラベル画像ファイルであれば、印刷装置1の機種名がデバイス名Ldとして書き込まれている。後述するように、CPU21は、印刷指示を受け付けた場合、印刷を実行させる印刷装置1の機種名をデバイス名Ldとしてラベル画像ファイルに書き込む。つまり、ラベル画像ファイルに含まれるデバイス名Ldは、前回の印刷にて使用したデバイスの機種名である可能性が高い。
次に、CPU21は、図5に示したデバイステーブル241を参照して、読み出したデバイス名Ldがデバイステーブル241に含まれているか否かを判断する(S202)。読み出したデバイス名Ldがデバイステーブル241に含まれていると判断した場合(S202:YES)、CPU21は、デバイステーブル241から、読み出したデバイス名Ldが対応可能な経路を取得する(S203)。
そして、CPU21は、S201にて読み出したデバイス名Ldにて対応可能な経路として、第1経路が含まれているか否かを判断する(S204)。対応可能な経路として第1経路が含まれていると判断した場合(S204:YES)、CPU21は、対応可能な経路が、第1経路のみであるか否かを判断する(S205)。そして、対応可能な経路が第1経路のみであると判断した場合(S205:YES)、CPU21は、今回の印刷経路を第1経路に決定する(S206)。
対応可能な経路として第1経路が含まれていないと判断した場合(S204:NO)、CPU21は、対応可能な経路として、第2経路が含まれているか否かを判断する(S207)。そして、対応可能な経路として第2経路が含まれていると判断した場合(S207:YES)、CPU21は、今回の印刷経路を第2経路に決定する(S208)。対応可能な経路として第2経路が含まれていないと判断した場合(S207:NO)、CPU21は、経路無しに決定する(S209)。
一方、読み出したデバイス名Ldがデバイステーブル241に含まれていないと判断した場合(S202:NO)、または、ラベル画像ファイルに記憶されているデバイス名Ldにて対応可能な経路が第1経路を含む複数の経路であると判断した場合(S205:NO)、CPU21は、他情報確認処理を実行する(S211)。
他情報確認処理は、ラベル画像ファイルに含まれる情報として、デバイス名Ld以外の情報を用いて経路を決定するための処理である。他情報確認処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
他情報確認処理では、CPU21は、印刷対象のラベル画像ファイルから、アプリ名Laを取得する(S301)。図4に示したように、ラベル画像ファイルには、ファイルの生成時に使用されたアプリ名Laが記憶されている。
そして、CPU21は、読み出したアプリ名Laが、第1経路に対応可能なアプリの名前であるか否かを判断する(S302)。この判断のために、情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図9に示すように、デバイステーブル241と同様の、各アプリ名と対応可能な経路との関係を記憶するアプリテーブル242が記憶されている。そして、CPU21は、アプリテーブル242を参照して、S302の判断を行う。アプリテーブル242は、第2経路情報の一例である。
アプリ名Laが、第1経路に対応可能なアプリであると判断した場合(S302:YES)、CPU21は、今回の印刷経路を第1経路に決定する(S303)。一方、アプリ名Laが、第1経路に対応不可能なアプリであると判断した場合(S302:NO)、CPU21は、今回の印刷経路を第2経路に決定する(S304)。なお、デバイス名Ldがデバイステーブル241に含まれず、かつ、アプリ名Laがアプリテーブル242に含まれない場合には、CPU21は、経路無しに決定してもよい。S303またはS304の後、CPU21は、他情報確認処理を終了して、経路決定処理に戻る。
使用されたアプリによっては特定の経路に依存するものがある。例えば、専用印刷制御プログラム43に対応していないアプリであった場合には、汎用印刷制御プログラム45を用いる第2経路で印刷されたことが推測できる。そこで、アプリ名Laによって対応可能な経路を特定し、情報処理装置2から印刷装置1に印刷させる際の経路をその特定された経路に決定することで、前回の印刷と同じ経路で印刷される可能性が高まり、前回の印刷と同じ印刷結果となる可能性が高まる。
CPU21は、経路決定処理のS206、S208、S209、S211のいずれかの後、経路決定処理を終了して、図6の印刷処理に戻る。経路決定処理の終了時には、CPU21は、今回の印刷経路を、第1経路、第2経路、経路無しのいずれかに決定している。
図6の印刷処理の説明に戻り、印刷を完了したラベル画像ファイルのデバイス名Ldの情報を、今回の印刷に使用した印刷装置1の機種名に変更し、変更したラベル画像ファイルを保存する(S102)。これにより、印刷が指示されたラベル画像ファイルのデバイス名Ldが更新されるので、情報処理装置2は、次回の印刷では、今回の印刷に使用した印刷装置1の機種名に基づいて処理の経路を決定できる。
次に、CPU21は、S101の経路決定処理にて決定した経路が第1経路であるか否かを判断する(S103)。決定した経路が第1経路であると判断した場合(S103:YES)、CPU21は、専用印刷制御プログラム43(図2参照)にてラスタライズ処理を実行する(S104)。S104は、第1のラスタライズ処理の一例である。
すなわち、CPU21は、ラベル画像ファイルの画像データを、専用印刷制御プログラム43に引き渡し、専用印刷制御プログラム43にてラスタライズデータを生成する。さらに、CPU21は、ネットワークインターフェース27を制御して、S104のラスタライズ処理によって得られたラスタライズデータを,今回の印刷を行わせる装置として指定されている印刷装置1に送信させる(S105)。S105にて送信されるラスタライズデータは、第1データの一例である。
一方、決定した経路が第1経路ではないと判断した場合(S103:NO)、CPU21は、決定した経路が第2経路であるか否かを判断する(S106)。決定した経路が第2経路であると判断した場合(S106:YES)、CPU21は、汎用印刷制御プログラム45(図2参照)にて規格化処理を実行する(S107)。さらに、CPU21は、ネットワークインターフェース27を制御して、S106の規格化処理によって得られた規格データを印刷装置1に送信させる(S108)。
S105またはS108の後、CPU21は、印刷装置1から印刷完了の信号を受信したか否かを判断する(S109)。印刷装置1は、情報処理装置2からラスタライズデータまたは規格データを受信することで、印刷を実行する。そして、印刷が正常に完了した場合、印刷装置1は、印刷を完了した旨の情報を含む信号を情報処理装置2に送信する。つまり、情報処理装置2は、印刷装置1から印刷完了の信号を受信した場合、印刷が完了したと判断する。
印刷装置1から印刷完了の信号を受信していないと判断した場合(S109:NO)、CPU21は、エラーを通知する信号を受信したか否かを判断する(S110)。印刷装置1は、印刷用のデータを正常に受信できなかった場合や、印刷を正常に完了できなかった場合に、情報処理装置2にエラーを通知する。エラーを通知する信号を受信していないと判断した場合(S110:NO)、CPU21は、S109に戻り、印刷完了の信号とエラーを通知する信号とのいずれかを受信するまで待機する。
そして、印刷装置1から印刷完了の信号を受信したと判断した場合(S109:YES)、CPU21は、印刷処理を終了する。一方、印刷装置1からエラーを通知する信号を受信したと判断した場合(S110:YES)、または、経路決定処理にて経路無しに決定したと判断した場合(S106:NO)、CPU21は、操作表示部26にメッセージを表示させて(S112)、印刷処理を終了する。情報処理装置2は、例えば、実行中の画像生成アプリ41の編集画面にエラーメッセージを表示させる。情報処理装置2は、メッセージを表示することで、正常に印刷を完了できなかったことをユーザに通知できる。
次に、本形態の印刷システム100において前述した印刷動作を実現するために、印刷装置1にて実行される印刷実行処理の手順について、図10のフローチャートを参照して説明する。この印刷実行処理は、情報処理装置2から印刷用のデータを受信したことを契機に、印刷装置1のコントローラ11にて実行される。
印刷実行処理では、コントローラ11は、まず、受信したデータがラスタライズデータであるか否かを判断する(S401)。受信したデータがラスタライズデータではないと判断した場合(S401:NO)、コントローラ11は、汎用ラスタライズ処理を実行する(S402)。つまり、印刷装置1は、受信したデータが規格データであれば、自装置に備える汎用のラスタライズ機能を用いて、ラスタライズデータを生成する。S402は、第2のラスタライズ処理の一例であり、S402にて生成されたラスタライズデータは、第2データの一例である。
そして、コントローラ11は、受信したラスタライズデータ、または、S402にて生成したラスタライズデータに基づいて、画像形成部12を制御して印刷を実行させる(S403)。さらに、コントローラ11は、印刷が完了したか否かを判断する(S404)。印刷が完了していないと判断した場合(S404:NO)、コントローラ11は、タイムアウトとなったか否かを判断する(S405)。タイムアウトとなっていないと判断した場合(S405:NO)、コントローラ11は、S403に戻って印刷の実行を継続する。
印刷が完了したと判断した場合(S404:YES)、コントローラ11は、ネットワークインターフェース14を制御して、印刷完了の通知を情報処理装置2へ送信させ(S406)、印刷実行処理を終了する。一方、タイムアウトとなったと判断した場合(S405:YES)、コントローラ11は、ネットワークインターフェース14を制御して、エラーの通知を情報処理装置2へ送信させ(S407)、印刷実行処理を終了する。コントローラ11は、データの受信に失敗した場合や、汎用ラスタライズ処理中にエラーが発生した場合にも、エラーの通知を行うとよい。
なお、図8に示した他情報確認処理では、アプリ名Laに基づく判断を行うとしたが、アプリ名La以外の情報を用いることもできる。情報処理装置2は、例えば、印刷設定の情報、印刷装置のファームウェアのバージョンの情報を用いて、印刷経路を決定してもよい。具体的には、情報処理装置2は、例えば、図11に示すように、印刷設定Lpやバージョン番号Lvが書き込まれているラベル画像ファイルに基づく印刷を、印刷装置1に行わせる場合、印刷設定Lpやバージョン番号Lvに基づいて印刷経路を決定してもよい。
情報処理装置2が、印刷設定Lpを用いて印刷経路を決定する場合、情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図12に示すように、各印刷設定と第2経路による印刷への対応の可否との関係を記憶する印刷設定テーブル243が記憶されている。印刷設定Lpは、印刷設定情報の一例であり、印刷設定テーブル243は、第3経路情報の一例である。
印刷設定テーブル243に「否」と記憶されている印刷設定は、第2経路での印刷には反映されない。情報処理装置2は、ラベル画像ファイルに保存されている印刷設定Lpに、印刷設定テーブル243にて「否」と記憶されている印刷設定が含まれている場合、第1経路に決定する。一方、ラベル画像ファイルに保存されている印刷設定Lpに、印刷設定テーブル243にて「否」と記憶されている印刷設定が含まれていない場合、情報処理装置2は、第2経路に決定してもよい。
印刷設定によっては特定の経路に依存するものがある。例えば、汎用印刷制御プログラム45に対応していない印刷設定であった場合には、専用印刷制御プログラム43を用いて印刷されたことが推測できる。そこで、印刷設定Lpに対応する経路を特定し、情報処理装置2から印刷装置1に印刷させる際の経路をその特定された経路に決定することで、前回の印刷と同じ経路で印刷される可能性が高まり、前回の印刷と同じ印刷結果となる可能性が高まる。
また、情報処理装置2が、バージョン番号Lvを用いて印刷経路を決定する場合、情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図13に示すように、ファームウェアのバージョンと第1経路による印刷への対応の可否との関係を記憶するバージョンテーブル244が記憶されている。バージョン番号Lvは、バージョン情報の一例であり、バージョンテーブル244は、第4経路情報の一例である。
バージョンテーブル244に「否」と記憶されているバージョンのファームウェアは、第1経路での印刷に対応していない。情報処理装置2は、ラベル画像ファイルに保存されているバージョン番号Lvが、バージョンテーブル244にて「可」と記憶されているバージョン以上であれば、第1経路に決定するとよい。一方、ラベル画像ファイルに保存されているバージョン番号Lvが、バージョンテーブル244にて「否」と記憶されているバージョンであれば、情報処理装置2は、第2経路に決定する。デバイス名Ldに加えてファームウェアのバージョンごとに対応可否を判断することで、より正確に経路を決定できる。
また、前述した本形態の経路決定処理では、まずデバイス名Ldに基づいて経路を決定し、複数の経路が可能であった場合にアプリ名Laを参照するとしたが、アプリ名Laに基づく判断を優先的に行ってもよい。つまり、経路決定処理のS201に代えて、印刷対象のラベル画像ファイルからアプリ名Laを取得するステップを設け、CPU21は、取得したアプリ名Laとアプリテーブル242とに基づいて経路を決定してもよい。また、印刷設定Lpやバージョン番号Lvによる経路の推定を優先してもよい。
以上、詳細に説明したように、本形態の印刷システム100によれば、印刷装置1と情報処理装置2とが通信可能であり、情報処理装置2にて取得したラベル画像ファイルに基づく印刷を印刷装置1に行わせることができる。さらに、印刷システム100は、印刷装置1に印刷を行わせる処理の経路として、第1経路と第2経路とを備え、ラベル画像ファイルに含まれる情報に基づいて、経路を決定する。具体的には、情報処理装置2は、ラベル画像ファイルに含まれるデバイス名Ldが、第1経路に対応するデバイスであれば、第1経路を決定する。デバイス名Ldがラベル画像ファイルに記憶されている場合、そのラベル画像ファイルの画像はデバイス名Ldのデバイスによって過去に印刷が行われた可能性が高い。そこで、デバイス名Ldに対応する経路を特定し、情報処理装置2から印刷装置1に印刷させる際の処理の経路をその特定された経路に決定することで、前回の印刷と同じ経路で印刷される可能性が高まり、前回の印刷と同じ印刷結果となる可能性が高まる。本形態の印刷システム100は、ラベル画像ファイルに含まれるデバイス名Ldに基づいて、印刷の経路を決定するので、前回の印刷との印刷結果の違いが生じ難い。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、印刷装置1は、操作パネル13を備えなくてもよい。情報処理装置2は、不揮発性メモリ24に限らず、どのような種類の大容量記憶装置を備えていてもよい。
また、印刷装置1と情報処理装置2との通信方式は、Wi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信に限らない。例えば、USBケーブルを用いた有線通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)等の他の規格に基づく無線通信であってもよい。また、複数の通信機能を備えていてもよい。
また、印刷対象の画像ファイルは、ラベルに印刷するためのラベル画像ファイルに限らない。例えば、PDFファイル、JPEG等の圧縮ファイル、ビットマップファイルでもよい。ラベル画像ファイル以外の画像ファイルを対象とする場合、画像生成アプリ41や専用印刷制御プログラム43として、対象の画像ファイルに適合するものを使用すればよい。
また、本形態では、第2経路では印刷装置1にてラスタライズするとしたが、第1経路と異なる経路であればよく、情報処理装置2にてラスタライズする経路であってもよい。例えば、汎用印刷制御プログラム45がラスタライズ機能を有していれば、そのラスタライズ機能によってラスタライズしてもよい。この場合であっても、第1経路と第2経路とではラスタライズ処理のアルゴリズムが異なる。また、この場合であっても、第1経路は、OS44の印刷制御機能を用いない経路であり、第2経路は、OS44の印刷制御機能を用いる経路である。
また、本形態では、印刷システム100にて対応可能な経路として第1経路と第2経路の2種類が有るものとして説明しているが、さらに他の経路があってもよい。他の経路としては、例えば、デバイスに専用のドライバを用いて印刷する経路や、Unix、MacOS、Linux(登録商標)の印刷ドライバであるCUPSを用いて印刷する経路がある。デバイス専用のドライバやCUPSは、情報処理装置2のOS44(図2参照)に組み込まれ、画像データのラスタライズを行うプログラムである。そして、他の経路にも対応可能な印刷システムであれば、経路決定処理(図7)のS209にて経路無しと決定する代わりに、他の経路への対応の可否を判断するステップと他の経路に決定するステップとを設けることで、印刷経路を他の経路に決定することができる。例えば、図5に示した例で、対応可能な経路が空欄となっているデバイスDは、第1経路と第2経路とのいずれにも対応していない装置であり、情報処理装置2は、デバイス名Ldが「デバイスD」であれば、印刷経路を他の経路に決定するとよい。
また、本形態の経路決定処理では、複数の経路が可能であった場合、他の情報に基づく判断をさらに行うとしたが、行わなくてもよい。つまり、経路決定処理のS205の判断は無くてもよい。そして、第1経路に対応していると判断した場合には(S204にてYESであれば)、S206に進んで第1経路に決定するとすればよい。ただし、複数の情報に基づいて経路を決定する方が、前回の経路と同じ経路となる可能性が高い。
また、本形態では、経路決定処理にて、CPU21は、印刷対象のラベル画像ファイルからデバイス名Ldを取得するとしたが、例えば、画像生成アプリ41のユーザインターフェースに基づいて、デバイス名Ldの情報を取得してもよい。画像生成アプリ41では、例えば、編集対象としてラベル画像ファイルが指定された際に、ラベル画像ファイルからデバイス名Ldを取得し、今回の印刷を実行させるデバイスとしてユーザインターフェースに表示する。情報処理装置2は、ユーザインターフェースに表示されているデバイス名に基づいて経路を決定してもよい。
また、本形態の印刷処理では、ラベル画像ファイルの情報から経路が決定されなかった場合(経路無しの場合)、印刷を実行しないとしたが、いずれかの経路にて印刷装置1に印刷させてもよい。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 印刷装置
2 情報処理装置
41 画像生成アプリ
100 印刷システム
241 デバイステーブル
242 アプリテーブル
243 印刷設定テーブル
244 バージョンテーブル
La アプリ名
Ld デバイス名
Lp 印刷設定
Lv バージョン情報

Claims (10)

  1. 通信インターフェースを備え、前記通信インターフェースを介してプリンタと接続し、前記プリンタに印刷対象の画像データに基づく印刷を行わせる処理の経路として、第1の経路と第2の経路とを有する情報処理装置であって
    前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、印刷制御機能を有し、
    前記第1の経路は、前記印刷制御機能を用いずに前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記第2の経路は、前記印刷制御機能を用いて前記プリンタに印刷させる経路であり、前記情報処理装置に、
    デバイス情報と印刷対象の画像データとを含むファイルから前記デバイス情報を取得する取得処理と、
    デバイスごとに経路の対応可否を記憶する第1経路情報を読み出し、前記取得処理によって取得した前記デバイス情報を用いてデバイスを特定し、特定した前記デバイスと前記第1経路情報とを用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する決定処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムにおいて、
    前記第1の経路は、印刷対象の画像データに対して第1のラスタライズ処理を経由して前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記第2の経路は、印刷対象の画像データに対して前記第1のラスタライズ処理とは異なる第2のラスタライズ処理を経由して前記プリンタに印刷させる経路である、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するプログラムにおいて、
    前記第1の経路は、前記情報処理装置にラスタライズを行わせる経路であり、
    前記第2の経路は、前記プリンタにラスタライズを行わせる経路である、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記ファイルはプログラム情報を含み、
    前記取得処理では、
    読み出した前記ファイルから前記プログラム情報も取得し、
    前記決定処理では、
    プログラムごとに経路の対応可否を記憶する第2経路情報も読み出し、前記取得処理によって取得した前記プログラム情報を用いてプログラムを特定し、特定した前記プログラムおよび前記デバイスと、前記第1経路情報および前記第2経路情報と、を用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記ファイルは印刷設定情報を含み、
    前記取得処理では、
    読み出した前記ファイルから前記印刷設定情報も取得し、
    前記決定処理では、
    印刷設定ごとに経路の対応可否を記憶する第3経路情報も読み出し、前記取得処理によって取得した前記印刷設定情報を用いて印刷設定を特定し、特定した前記印刷設定および前記デバイスと、前記第1経路情報および前記第3経路情報と、を用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記ファイルはプリンタのファームウェアのバージョン情報を含み、
    前記取得処理では、
    読み出した前記ファイルから前記バージョン情報も取得し、
    前記決定処理では、
    プリンタのファームウェアのバージョンごとに経路の対応可否を記憶する第4経路情報も読み出し、前記取得処理によって取得した前記バージョン情報を用いてプリンタのファームウェアのバージョンを特定し、特定した前記バージョンおよび前記デバイスと、前記第1経路情報および前記第4経路情報と、を用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 通信インターフェースを備え、前記通信インターフェースを介してプリンタと接続し、さらに前記通信インターフェースを介して前記プリンタに印刷対象の画像データに基づく印刷を行わせる処理の経路として、第1の経路と第2の経路とを有する情報処理装置であって
    前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、印刷制御機能を有し、
    前記第1の経路は、前記印刷制御機能を用いずに前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記第2の経路は、前記印刷制御機能を用いて前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記情報処理装置に、
    プログラム情報と印刷対象の画像データとを含むファイルを読み出し、読み出した前記ファイルから前記プログラム情報を取得する取得処理と、
    プログラムごとに経路の対応可否を記憶する経路情報も読み出し、前記取得処理によって取得した前記プログラム情報を用いてプログラムを特定し、特定した前記プログラムと前記経路情報とを用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する決定処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 通信インターフェースを備え、前記通信インターフェースを介してプリンタと接続し、前記プリンタに印刷対象の画像データに基づく印刷を行わせる処理の経路として、第1の経路と第2の経路とを有する情報処理装置であって
    前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、印刷制御機能を有し、
    前記第1の経路は、前記印刷制御機能を用いずに前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記第2の経路は、前記印刷制御機能を用いて前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記情報処理装置に、
    デバイス情報を取得するデバイス取得処理と、
    デバイスごとに経路の対応可否を記憶する第1経路情報を読み出し、前記デバイス取得処理によって取得した前記デバイス情報を用いてデバイスを特定し、特定した前記デバイスと前記第1経路情報とを用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する決定処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項に記載するプログラムにおいて、
    前記デバイス取得処理では、
    ユーザの指示に基づいて、前記デバイス情報を取得する、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 情報処理装置とプリンタとを備え、前記情報処理装置と前記プリンタとの間で特定の通信を用いて通信を行う印刷システムにおいて、
    前記通信を用いて、印刷対象の画像データに基づく印刷を前記プリンタに行わせる処理の経路として、
    前記情報処理装置が第1のラスタライズ処理を実行し、前記プリンタがラスタライズ後の第1データを受信して印刷する第1の経路と、
    前記プリンタが第2のラスタライズ処理を実行し、ラスタライズ後の第2データを用いて印刷する第2の経路と、
    を有し、
    前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、印刷制御機能を有し、
    前記第1の経路は、前記印刷制御機能を用いずに前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記第2の経路は、前記印刷制御機能を用いて前記プリンタに印刷させる経路であり、
    前記情報処理装置は、
    デバイス情報と印刷対象の画像データとを含むファイルを読み出し、読み出した前記ファイルから前記デバイス情報を取得する取得手段と、
    デバイスごとに経路の対応可否を記憶する第1経路情報を読み出し、前記取得手段によって取得した前記デバイス情報を用いてデバイスを特定し、特定した前記デバイスと前記第1経路情報とを用いて、前記プリンタに印刷を行わせる処理の経路を、前記第1の経路と、前記第2の経路と、のいずれかに決定する決定手段と、
    を備える、ことを特徴とする印刷システム。
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