JP6999997B2 - ラチス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、地震や台風などの外力に耐えることができるように耐震補強されたラチス構造(ラチス柱とラチス梁の両方を含む)に関するものである。
図19~図24は、従来のラチス柱1(ラチス構造)について説明するために参照する図である。
従来のラチス柱1は、図19~21に示すように、鉛直方向(図19中上下方向)に伸びる4本の縦部材2(柱部材)と、図21中左右方向に互いに対向する縦部材2の間を鉛直方向に対して斜め(図19参照)に架け渡す複数本の斜材3,4と、図21中上下方向に対向する縦部材2の間を水平に架け渡す連結部材5から構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
縦部材2は、その長さ方向に対して垂直な断面形状がL字型の不等辺山形鋼(アングル材)を用いられて形成されていた。すなわち、図21に示すように、4本の縦部材2は、図中左右方向にそれぞれ伸びる長辺板部2aと、図中上下方向にそれぞれ伸びる短辺板部2bから形成されていた。
そして、図21に示すように、4本の縦部材2は、その内側面(L字型の内角部を形成する2つの内側面)がラチス柱1の内側を向くように、互いに間隔を空けてラチス柱1の四隅にそれぞれ配置されていた。
図19中右斜め上方に伸びる斜材3と、同図中右斜め下方に伸びる斜材4は、その長さ方向に対して垂直な断面形状がL字型の等辺山形鋼(アングル材)を用いて形成されていた。
すなわち、斜材3,4は、図22に示すように、図中左右方向に伸びる第1板部3a,4aと、図中上下方向に伸びる第2板部3b,4bからそれぞれ形成されていた(図20参照)。
そして、図20に示すように、斜材3,4の第2板部3b,4b(図22参照)の長さ方向の両端部が、縦部材2の長辺板部2a(図21参照)の内側面に溶接によりそれぞれ固定されていた。
図19に示すように、鉛直方向において互いに隣り合う斜材3と斜材4の鉛直方向に対する傾きが互いに異なっているため、斜材は互いに対向する縦部材2の間にジグザグ状に設けられていた。
また、連結部材5は、平板状の鋼板を用いて形成され、図21中上下方向に対向する縦部材2同士を連結するために設けられていた。
このように、従来のラチス柱1は、鉛直方向に伸びる4本の縦部材2と、互いに対向する縦部材2,2間に設けられた複数の斜材3,4を含んで構成されていた。
特許第4895284号公報
しかしながら、従来のラチス柱1においては、図23に示すように、地震等によりラチス柱1に図中左向きの外力Fが加わり、斜材3に圧縮力Pが作用した場合に、長さ方向の両側から押された斜材3が座屈(面外座屈)して曲がってしまう(図24参照)という問題があった。
同様に、図23に示す外力Fとは反対向き(図中右向き)の外力(不図示)がラチス柱1に加わり、斜材4に圧縮力Pが掛かった場合も、長さ方向の両側から押された斜材4が座屈して曲がってしまうという問題があった。
斜材3,4は細長い形状(図20,図22参照)をしており、図22に示すように、斜材3,4に用いられる等辺山形鋼の第2板部3b,4bの板厚は、縦部材2に用いられる不等辺山形鋼の板厚に比べて薄くなっていた。
このため、斜材3,4が太くて短い部材であれば、引張力又は圧縮力により降伏する前に、斜材3,4が座屈するおそれはないが、斜材3,4が細長い部材である場合には、引張力又は圧縮力により降伏する力よりも小さな力で斜材3,4が座屈して曲がってしまう場合があった。
そして、斜材3,4が座屈して曲がってしまうことにより、ラチス柱1の耐震強度が落ちてしまっていた。
したがって、ラチス柱1の耐震強度が弱い場合には、斜材3,4が座屈して曲がることがないように耐震補強する必要があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、斜材が座屈しないように容易に耐震補強することができるラチス構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のラチス構造は、
四隅にそれぞれ配置される柱部材又は梁材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向に対して直角な第1の方向に対向するように隣り合って配置された2本の前記柱部材又は梁材の間に斜めに架け渡された複数の斜材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向に対向するように並んで配置された前記複数の斜材に固定された第1の拘束部材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向、及び前記第1の方向のそれぞれに対して直角な第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の間を架け渡すように固定された第2の拘束部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のラチス構造は、
前記第1の拘束部材が、前記柱部材又は梁材の長さ方向において、隣り合う2本の前記斜材同士を互いに連結するように固定されたことを特徴とするものである。
また、本発明のラチス構造は、
前記第2の拘束部材は、
前記第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の、それぞれの長さ方向の一端部同士を架け渡すように固定された部材と、
前記第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の、それぞれの長さ方向の他端部同士を架け渡すように固定された部材を有することを特徴とするものである。
また、本発明のラチス構造は、
前記ラチス構造の前記斜材の外側面に、前記第1の拘束部材が固定されたことを特徴とするものである。
このような本発明のラチス構造によれば、
四隅にそれぞれ配置される柱部材又は梁材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向に対して直角な第1の方向に対向するように隣り合って配置された2本の前記柱部材又は梁材の間に斜めに架け渡された複数の斜材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向に対向するように並んで配置された前記複数の斜材に固定された第1の拘束部材と、
前記柱部材又は梁材の長さ方向、及び前記第1の方向のそれぞれに対して直角な第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の間を架け渡すように固定された第2の拘束部材を備えたことにより、
斜材が座屈しないように容易に耐震補強することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るラチス柱20を示す正面図である。 図1に示すラチス柱20の一部拡大図である。 図2に示すラチス柱20の上面図である。 図2に示すラチス柱20のA-A線矢視断面図である。 図2に示す耐震補強部材21を示す正面図である。 図5に示す耐震補強部材21の側面図である。 図5に示す耐震補強部材21の上面図である。 図8(a)はラチス柱20にチャンネル22を取り付ける直前の状態を示す図で、図8(b)はラチス柱20にアングル材23を取り付ける直前の状態を示す図である。 ラチス柱20の斜材3に圧縮力Pが作用し、斜材4に引張力Tが作用している状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るラチス柱40を示す正面図である。 図10に示す耐震補強部材41の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るラチス柱60を示す正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るラチス柱80の一部を拡大して示す正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るラチス梁100を示す正面図である。 図14に示すラチス梁100の一部拡大図である。 図15に示すラチス梁100の右側面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るラチス柱120の一部を拡大して示す正面図である。 図17に示すラチス柱120の上面図である。 従来のラチス柱1を示す正面図である。 図19に示すラチス柱1の一部拡大図である。 図20に示すラチス柱1の上面図である。 図20に示すラチス柱1のB-B線矢視断面図である。 ラチス柱1の斜材3に圧縮力Pが作用している状態を示す正面図である。 ラチス柱1の斜材3が座屈して曲がった状態を示す上面図である。
以下、本発明に係るラチス構造(ラチス柱とラチス梁の両方を含む)を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図9は、本発明の第1の実施の形態に係るラチス柱20(ラチス構造)について説明するために参照する図である。なお、前記従来のラチス柱1と同様の部分には同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るラチス柱20は、図1~図4に示すように、鉛直方向(図1中上下方向)に伸びる4本の縦部材2(柱部材)と、図3中左右方向に互いに対向する縦部材2の間を鉛直方向に対して斜め(図1参照)に架け渡す複数の斜材3,4と、図3中上下方向に対向する縦部材2の間を水平に架け渡す連結部材5と、斜材3,4を補強する耐震補強部材21(図5~7参照)から構成されている。
図3に示すように、縦部材2は、その長さ方向に対して垂直な断面形状がL字型の不等辺山形鋼(アングル材)を用いて形成されている。すなわち、4本の縦部材2は、図3中左右方向にそれぞれ伸びる長辺板部2aと、図3中上下方向にそれぞれ伸びる短辺板部2bから形成されている。
そして、図3に示すように、4本の縦部材2は、その内側面(L字型の内角部を形成する2つの内側面)がラチス柱20の内側を向くように、互いに間隔を空けてラチス柱20の四隅にそれぞれ配置されている。
また、図1,2中右斜め上方に伸びる斜材3と、同図中右斜め下方に伸びる斜材4は、その長さ方向に対して垂直な断面形状がL字型の等辺山形鋼(アングル材)を用いて形成されている。
すなわち、斜材3,4は、図4に示すように、水平方向(図中左右方向)に伸びる第1板部3a,4aと、鉛直方向(図中上下方向)に伸びる第2板部3b,4bからそれぞれ形成されている。
そして、図2に示すように、斜材3,4の第2板部3b,4b(図4参照)の長さ方向の両端部が、縦部材2の長辺板部2a(図3参照)の内側面に溶接によりそれぞれ固定されている。
図1に示すように、鉛直方向において互いに隣り合う斜材3と斜材4の鉛直方向に対する傾きが互いに異なっているため、斜材は互いに対向する縦部材2の間にジグザグ状に設けられている。
また、連結部材5は、平板状の鋼板を用いて形成され、図3中上下方向に対向する縦部材2同士を連結するために設けられている。
耐震補強部材21は、図5~図7に示すように、図6中上下方向に伸びる2本のチャンネル22(第1の拘束部材)と、2本のチャンネル22の間を掛け渡すように図6中左右方向にそれぞれ伸びる2本のアングル材23(第2の拘束部材)から構成されている。
チャンネル22は、その長さ方向(図5中上下方向)に垂直な断面形状がC字型(図7参照)の溝形綱を用いて形成されている。
すなわち、図7に示すように、断面形状がC字型のチャンネル22は、その開口部と反対側の底板部22aと、底板部22aの幅方向(図7中左右方向)の両端部から、開口部側に向かって伸びる2つの側板部22bから形成されている。
そして、図3に示すように、2本のチャンネル22は、その開口部がラチス柱20の水平方向外側を向くようにそれぞれ配置されている(図7参照)。すなわち、図3中上側のチャンネル22は開口部が上側を向くように配置され、図3中下側のチャンネル22は開口部が下側を向くように配置されている。
また、図2に示すように、チャンネル22の長さ方向(図中上下方向)の上側部分において、その底板部22a(図3参照)が、斜材3の第2板部3b(図3参照)の外側面に溶接により固定されている。
また、図2に示すように、チャンネル22の長さ方向(図中上下方向)の下側部分において、その底板部22a(図3参照)が、斜材4の第2板部4b(図4参照)の外側面に溶接により固定されている。
図5に示すように、アングル材23は、その長さ方向(図6中左右方向)に対して垂直な断面形状がL字型の等辺山形鋼を用いて形成されている。すなわち、アングル材23は、水平方向(図5中左右方向)に伸びる第1板部23aと、鉛直方向(図5中上下方向)に伸びる第2板部23bから形成されている。
そして、図3に示すように、2本のアングル材23は、それぞれの第2板部23bの長さ方向(図4中左右方向)の両端部が、チャンネル22の側板部22bの外側面にそれぞれ溶接により固定されている(図8(b)参照)。
また、図2に示すように、同図中上側に示すアングル材23は、チャンネル22の図中右側の側板部22bの外側面に固定され、同図中下側に示すアングル材23は、チャンネル22の図中左側の側板部22bの外側面に固定されている。
また、図2に示すように、図中上側に示すアングル材23は、その高さ位置が斜材3の第2板部3bの下端部に近接するように配置され、図中下側に示すアングル材23は、その高さ位置が斜材4の第2板部4bの下端部に近接するように配置されている。
したがって、図6に示すように、1組の耐震補強部材21は、2本のチャンネル22と、2本のアングル材23を組み合わせることにより、その側面形状が略ロの字状に形成されている。
このように、本実施の形態に係るラチス柱20は、斜材3,4を補強するために、前記従来(既存)のラチス柱1(図19参照)に対して、複数組の耐震補強部材21を設けた構成となっている。
図9に示すように、地震等によりラチス柱20に対して、図中左向きの外力Fが加わった場合には、斜材3には圧縮力Pが作用し、斜材4には引張力Tが作用するようになっている。
一方、図9に示す外力Fとは反対向き(図中右向き)の外力(不図示)が、ラチス柱20に加わった場合には、斜材3には引張力Tが作用し、斜材4には圧縮力Pが作用するようになっている。
このように、斜材3に圧縮力Pが作用する場合には、斜材4に引張力Tが作用し、斜材3に引張力Tが作用する場合には、斜材4に圧縮力Pが作用するようになっている。
また、図2,4に示すように、斜材3,4の第2板部3b,4b(図4参照)は、細長い形状をしており、斜材3,4の第2板部3b,4bの板厚は、縦部材2の長辺板部2a、短辺板部2b(図3参照)の板厚に比べて薄くなっている。
このため、前記従来のラチス柱1のように耐震補強部材21を備えていない場合には、前述のように、圧縮力Pを受けた斜材3,4は、引張力又は圧縮力により降伏する力よりも小さな力で座屈(面外座屈)して、ラチス柱20の内側に曲がってしまうおそれがある(図24参照)。
しかしながら、本実施の形態に係るラチス柱20においては、図4中左右方向に互いに対向する斜材3,4に対して、それぞれチャンネル22を固定して、アングル材23がチャンネル22の間を掛け渡すように固定されている(図6参照)。
このように、2本のチャンネル22の間を突っ張るようにアングル材23が設けられていることにより、チャンネル22に固定された斜材3,4は、ラチス柱20の内側方向に折れ曲がらないように拘束されている。
さらに、前述のように、ラチス柱20の斜材3,4には、交互に圧縮力Pと引張力Tがそれぞれ作用するため、斜材3,4のうちの一方に圧縮力Pが作用した場合には、他方に引張力Tが作用するようになっている。
すなわち、チャンネル22が固定された斜材3,4のうち、引張力Tが作用している斜材3又は斜材4は、ラチス柱20の内側方向に曲がろうとしないため、チャンネル22の長さ方向の両端部のうちの一方は、がっちりと固定された状態となっている。
このように、ラチス柱20においては、斜材3,4の両方が一緒に曲がろうとはしないため、チャンネル22の長さ方向の両端部を斜材3,4にそれぞれ固定することにより、引張力Tが作用した斜材3又は4が、チャンネル22を介して、圧縮力Pが作用した斜材3又は4が曲がらないように拘束するようになっている。
このように、本実施の形態に係るラチス柱20は、チャンネル22とアングル材23から構成される耐震補強部材21を備えているため、斜材3,4が座屈して曲がること防止することができる。
また、本実施の形態に係るラチス柱20においては、斜材3,4が座屈して曲がることを防止するために、チャンネル22の長さ方向(図2中上下方向)の両端部のみを斜材3,4に溶接により固定して、2本のアングル材23の両端部のみをチャンネル22に溶接により固定している(図6参照)。
このため、斜材3,4の長さ方向の全体に渡って平板を溶接により接合することにより、斜材3,4の剛性を高める場合に比べて溶接長が短くなるため、ラチス柱20を製造する(既存のラチス柱1を耐震補強する)際の溶接作業を簡単にすることができる。
また、本実施の形態に係るラチス柱20においては、図8(a),(b)に示すように、チャンネル22とアングル材23を、ラチス柱20の外側から取り付けることができるため、ラチス柱20の内側に手を入れて、内側からチャンネル22とアングル材23を取り付ける場合よりも、容易に斜材3,4の耐震補強をすることができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るラチス柱20によれば、ラチス柱20の斜材3,4が座屈しないように容易に耐震補強することができる。
図10,11は、本発明の第2の実施の形態に係るラチス柱40(ラチス構造)について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態におけるラチス柱20は、チャンネル22とアングル材23から構成される耐震補強部材21を備えていたが、本実施の形態に係るラチス柱40は、チャンネル42(第1の拘束部材)とアングル材23から構成される耐震補強部材41を備えている点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様である。
すなわち、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20においては、図1に示すように、鉛直方向(同図中上下方向)に複数本のチャンネル22が並んで配置され、鉛直方向に隣り合う斜材3,4の間を掛け渡すように、チャンネル22の長さ方向の両端部が斜材3,4にそれぞれ固定されていた。
一方、本実施の形態に係るラチス柱40においては、図10に示すように、ラチス柱20に用いられたチャンネル22よりも長いチャンネル42(図11参照)が用いられ、鉛直方向(図10中上下方向)に並んだ全ての斜材3,4を1本のチャンネル42が連結するように、チャンネル42が複数の斜材3,4に固定されている。
そして、図11に示すように、2本のチャンネル42の間を架け渡すように、複数のアングル材23の長さ方向の両端部が、チャンネル42にそれぞれ溶接により固定されている。
このような本実施の形態に係るラチス柱40によっても、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係るラチス柱60(ラチス構造)について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態におけるラチス柱20は、2本のチャンネル22と、2本のアングル材23から構成される耐震補強部材21(図6参照)を複数組備えていたが、本実施の形態に係るラチス柱60は、2本のチャンネル22と、2本のアングル材23から構成される耐震補強部材21を1組だけ備えている点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様である。
すなわち、本実施の形態に係るラチス柱60は、図12に示すように、前記第1の実施の形態のラチス柱20の備える複数の耐震補強部材21のうち、図1中最も下側に配置された耐震補強部材21のみを備えるように構成されている。
このように、本実施の形態に係るラチス柱60においては、斜材3,4を座屈させようとする圧縮力が大きく発生する場所のみに耐震補強部材21を設け、斜材3,4を座屈させようとする圧縮力が小さい場所には耐震補強部材21を設けない構成となっている。
このように、本実施の形態に係るラチス柱60においては、斜材3,4を座屈させようとする圧縮力が大きく発生する場所のみに耐震補強部材21を設けるようになっているため、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20を製造する場合に比べて更に溶接作業を簡単にすることができる。
このような本実施の形態に係るラチス柱60によっても、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の効果を得ることができる。
図13は、本発明の第4の実施の形態に係るラチス柱80(ラチス構造)について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態におけるラチス柱20は、図5,6に示すように、チャンネル22の側板部22bと、アングル材23の第2板部23bが互いに接触して溶接により結合されていたが、本実施の形態に係るラチス柱80は、チャンネル22とアングル材23が結合されていない点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様である。
すなわち、本実施の形態に係るラチス柱80においては、図13に示すように、アングル材23とチャンネル22は結合されず、アングル材23の第1板部23aの長さ方向の両端部が、斜材3,4の第1板部3a,4a(図4参照)に接触して溶接によりそれぞれ固定されている。
図13中上側のアングル材23は、図4中左右方向に互いに対向する斜材3の間を架け渡すように、その長さ方向の両端部が斜材3の第1板部3aにそれぞれ固定されている。
また、図13中下側のアングル材23は、図4中左右方向に互いに対向する斜材4の間を架け渡すように、その長さ方向の両端部が斜材4の第1板部4aにそれぞれ固定されている。
このような本実施の形態に係るラチス柱80によっても、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の効果を得ることができる。
図14から図16は、本発明の第5の実施の形態に係るラチス梁100(ラチス構造)について説明するために参照する図である。なお、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の部分には同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るラチス梁100は、図14~図16に示すように、水平方向(図14中左右方向)に伸びる4本の梁材102と、図16中上下方向に互いに対向する梁材102の間を鉛直方向に対して斜め(図14参照)に架け渡す複数の斜材3,4と、図16中左右方向に対向する梁材102の間を水平に架け渡す連結部材5と、斜材3,4を補強する耐震補強部材21から構成されている。
前記第1の実施の形態におけるラチス柱20(図1~図4参照)においては、ラチス柱に用いられる斜材3,4を耐震補強部材21が補強する構成となっていたが、本実施の形態に係るラチス梁100においては、ラチス梁に用いられる斜材3,4を耐震補強部材21が補強する構成となっている。
したがって、本実施の形態に係るラチス梁100(図14参照)は、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20(図1参照)を略90度回転させて向きを変えたような構成となっている点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様であり、梁材102(図16参照)には、ラチス柱20における縦部材2(図3参照)と同様に、不等辺山形鋼(アングル材)が用いられている。
このような本実施の形態に係るラチス梁100によっても、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の理由により、ラチス梁100の斜材3,4が座屈しないように容易に耐震補強することができる。
図17,図18は、本発明の第6の実施の形態に係るラチス柱120(ラチス構造)について説明するために参照する図である。なお、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様の部分には同じ符号を付して説明するものとする。
前記第1の実施の形態におけるラチス柱20においては、図2に示すように、チャンネル22の長さ方向の両端部が、斜材3,4にそれぞれ溶接により固定されていたが、本実施の形態に係るラチス柱120は、図17,18に示すように、チャンネル22を備えていない点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。
また、本実施の形態に係るラチス柱120は、図17,18に示すように、アングル材23(第3の拘束部材)の第1板部23aの長さ方向(図18中上下方向)の両端部が、斜材3,4の第1板部3a,4a(図4参照)に接触して溶接によりそれぞれ固定されている点において、前記第1の実施の形態におけるラチス柱20と異なるものである。
図17中上側のアングル材23は、図4中左右方向に互いに対向する斜材3の間を架け渡すように、その長さ方向の両端部が斜材3の第1板部3aにそれぞれ固定されている。
また、図17中下側のアングル材23は、図4中左右方向に互いに対向する斜材4の間を架け渡すように、その長さ方向の両端部が斜材4の第1板部4aにそれぞれ固定されている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20と同様である。
このような本実施の形態に係るラチス柱120によっても、斜材3,4が座屈(図24参照)しないように容易に耐震補強することができる。
なお、本発明は、前記第1から6の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、前記第1,第5の実施の形態に係るラチス柱20,ラチス梁100においては、チャンネル22に、その長さ方向に垂直な断面形状がC字型(図7,図16参照)の溝形綱が用いられていたが、所定の面外剛性を有していれば、溝形綱に限定される必要はなく、H形綱、L形綱、角形綱であってもよい。
また、前記第1,第5の実施の形態に係るラチス柱20,ラチス梁100においては、アングル材23に、その長さ方向に垂直な断面形状がL字型(図2,図15参照)の等辺山形鋼が用いられていたが、所定の面外剛性を有していれば、山形綱に限定される必要はなく、H形綱、C形鋼、角形綱であってもよい。
また、前記第3の実施の形態に係るラチス柱60においては、図12に示すように、1組の耐震補強部材21だけが、同図中下から1つ目の斜材3と斜材4を補強するように設けられていたが、このような構成に限定される必要はなく、図中下から2つ目の斜材3と斜材4も補強するように構成されていてもよい。
また、前記第1,第5の実施の形態に係るラチス柱20,ラチス梁100においては、図6に示すように、2本のアングル材23の両端部が、チャンネル22にそれぞれ溶接により固定されていたが、2本に限定される必要はなく、1本又は3本以上のアングル材23の両端部が、チャンネル22にそれぞれ溶接により固定されていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るラチス柱20においては、図8(a),(b)に示すように、2本のチャンネル22と、2本のアングル材23がそれぞれ別々(4本ばらばら)に溶接により取り付けられていたが、1本のチャンネル22と1本のアングル材23が、あらかじめ組み合わされていてもよい。
例えば、図6中左側のチャンネル22と、図6中上側のアングル材23があらかじめ一体的に結合され、図6中右側のチャンネル22と、図6中下側のアングル材23があらかじめ一体的に結合されていてもよい。
そして、図6中左側のチャンネル22と、図6中上側のアングル材23があらかじめ一体的に結合され、図6中右側のチャンネル22と、図6中下側のアングル材23があらかじめ一体的に結合された状態で、それぞれを設置現場に搬入することにより、設置現場での溶接作業を少なくすることができる。
また、前記第6の実施の形態に係るラチス柱120においては、ラチス柱に用いられる斜材3,4に、アングル材23の長さ方向の両端部を固定する構成(図17,18参照)となっていたが、ラチス梁に用いられる斜材3,4に、アングル材23の長さ方向の両端部を固定する構成となっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係るラチス柱40においては、ラチス柱に用いられる斜材3,4を耐震補強部材41が補強する構成(図10,図11参照)となっていたが、ラチス梁に用いられる斜材3,4を耐震補強部材41が補強する構成となっていてもよい。
また、前記第3の実施の形態に係るラチス柱60においては、ラチス柱に用いられる斜材3,4を1組の耐震補強部材21が補強する構成(図12参照)となっていたが、ラチス梁に用いられる斜材3,4を1組の耐震補強部材21が補強する構成となっていてもよい。
また、前記第5の実施の形態に係るラチス梁100(図15,16参照)においては、チャンネル22とアングル材23が結合されていたが、チャンネル22とアングル材23は結合されず、アングル材23の長さ方向の両端部が、斜材3,4にそれぞれ固定されていてもよい。すなわち、前記第4の実施の形態におけるラチス柱80(図13参照)を略90度回転させて向きを変えたような構成となっていてもよい。
また、前記第1~第5の実施の形態に係るラチス柱20,40,60,80、ラチス梁100においては、チャンネル22,42が、斜材3,4にそれぞれ溶接により固定されていたが、ボルトとナットにより固定されていてもよいし、接着剤により固定されていてもよい。
また、前記第1~第3、第5の実施の形態に係るラチス柱20,40,60、ラチス梁100においては、アングル材23が、チャンネル22,42にそれぞれ溶接により固定されていたが、ボルトとナットにより固定されていてもよいし、接着剤により固定されていてもよい。
また、前記第4、第6の実施の形態に係るラチス柱80、120においては、アングル材23が、斜材3,4にそれぞれ溶接により固定されていたが、ボルトとナットにより固定されていてもよいし、接着剤により固定されていてもよい。
1 ラチス柱
2 縦部材
2a 長辺板部
2b 短辺板部
3 斜材
3a 第1板部
3b 第2板部
4 斜材
4a 第1板部
4b 第2板部
5 連結部材
20 ラチス柱
21 耐震補強部材
22 チャンネル
22a 底板部
22b 側板部
23 アングル材
23a 第1板部
23b 第2板部
40 ラチス柱
41 耐震補強部材
42 チャンネル
60 ラチス柱
80 ラチス柱
100 ラチス梁
102 梁材
120 ラチス柱
P 圧縮力
T 引張力
F 外力

Claims (4)

  1. 四隅にそれぞれ配置される柱部材又は梁材と、
    前記柱部材又は梁材の長さ方向に対して直角な第1の方向に対向するように隣り合って配置された2本の前記柱部材又は梁材の間に斜めに架け渡された複数の斜材と、
    前記柱部材又は梁材の長さ方向に対向するように並んで配置された前記複数の斜材に固定された第1の拘束部材と、
    前記柱部材又は梁材の長さ方向、及び前記第1の方向のそれぞれに対して直角な第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の間を架け渡すように固定された第2の拘束部材を備えた
    ことを特徴とするラチス構造。
  2. 前記第1の拘束部材が、前記柱部材又は梁材の長さ方向において、隣り合う2本の前記斜材同士を互いに連結するように固定された
    ことを特徴とする請求項1に記載のラチス構造。
  3. 前記第2の拘束部材は、
    前記第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の、それぞれの長さ方向の一端部同士を架け渡すように固定された部材と、
    前記第2の方向に対向する前記第1の拘束部材の、それぞれの長さ方向の他端部同士を架け渡すように固定された部材を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のラチス構造。
  4. 前記ラチス構造の前記斜材の外側面に、前記第1の拘束部材が固定された
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のラチス構造。
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