JP6999717B2 - ブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法 - Google Patents

ブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法に関し、特に、被測定信号のパワー波形の測定を行うためのブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法に関する。
従来、無線通信システムにおける複信方式として、上りリンクと下りリンクとを、周波数で分割する周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)方式と、時間で分割する時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式とが知られている。FDD方式では、上り信号と下り信号とが、同一時間の異なる周波数で送受信される。一方、TDD方式では、上り信号と下り信号とが、同一周波数の異なる時間で送受信される。
TDD方式を用いた無線通信システムにおいて、無線端末は同一周波数で無線信号の送信と受信とを交互に行う。このため、無線端末から送信される無線信号には、送信オンの区間(以降では「Onブロック」とも称する)と、送信オフの区間(以降では「Offブロック」とも称する)とが交互に存在する。
3GPPの5G NR規格に沿った物理層で構成された無線信号のフレームは、そのフレーム長が10msであり、1msのサブフレーム10個で構成される。1サブフレームは更に複数のスロットで構成される。各スロットはCP(Cyclic Prefix)が付加された例えば14個のOFDMシンボル(以下、単に「シンボル」とも称する)で構成される。CPは、シンボルの後半部分のコピーであり、図10に示すようにシンボルの先頭に付加される。
上記のような構成の無線信号の電力(パワー)の時間的変化を既存の技術で解析する方法では、ユーザが解析対象のブロックに手動でマーカを当てて時間を読み取り、ブロックの開始シンボルやシンボル数を手動で計算する必要があった。このとき、3GPPの5G NR規格に沿った物理層で構成される最小単位は1シンボルであるため、最小ブロックは1シンボルとなり、シンボル単位で複雑にOn/Offされることも考慮しなければならなかった。
また、図11に示すように、1フレーム内のシンボル数は、サブキャリア間隔が15kHzの場合は140であるが、サブキャリア間隔が120kHzの場合には1120であるため、解析するブロック数が最大で1120個となることも考えられる。さらには、他のシンボルのCP(NormalCP)よりも長いLongCPを含むシンボルが0.5msごとに出現し、このLongCPを含むシンボルの長さがNormalCPを含む他のシンボルよりも長くなっている。解析するブロックの開始・終了位置をシンボル単位で表すための手動計算では、そのことも考慮する必要があった。
以上のとおり、複雑かつ最大1120個となるブロックを従来の手動による方法で解析する場合、かなりの手間と時間がかかるうえ、計算ミスなどのヒューマンエラーが起きることも考えられる。
ところで、従来、5G NR規格の信号のフレーム同期を迅速に行うことができるフレーム同期装置(例えば、特許文献1参照)や、LTE規格の信号のシンボル単位のパワー、EVM(Error Vector Magnitude)等を測定して表示することができる移動体通信端末試験装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特許第6578031号公報 特許第4914484号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されたような従来の方法では、無線信号がシンボル単位で複雑にOn/Offされることの考慮はされておらず、そのような無線信号に対する測定で得られた時間ドメインのパワー波形に対して、マーカを当てて読み取った時間から手動計算でブロックを検出する必要があった。つまり、特許文献1,2に開示された方法でも、シンボル単位で複雑にOn/Offされる無線信号の解析処理において、時間と手間がかかってしまうことに加えて計算ミスが誘発されるという問題を解決できるものではなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、被測定信号のOnブロックとOffブロックとを容易に検出することができるブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るブロック自動検出装置は、被測定信号に含まれるフレームの先頭位置を検出し、前記先頭位置が検出された前記フレームの波形データを生成するフレーム同期部と、前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成するシンボル位置情報生成部と、前記シンボル位置情報生成部により生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データから各前記シンボルの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記シンボルの平均パワーを算出するシンボルパワー算出部と、前記シンボルパワー算出部により算出された各前記シンボルの平均パワーと閾値との比較に基づいて、各前記シンボルがOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定するOn/Off判定部と、前記On状態と前記Off状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、前記境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出するブロック検出部と、前記ブロック検出部により検出されたブロックの位置情報を生成するブロック位置情報生成部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係るブロック自動検出装置は、被測定信号のフレームに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成し、この位置情報を参照してOn状態とOff状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、被測定信号のOnブロックとOffブロックとを容易に検出することができる。特に、本発明に係るブロック自動検出装置は、シンボル単位で複雑にOn/Offされるバースト信号や、開発段階の被試験対象から出力され得る規格外の信号を被測定信号とした場合であっても、各種の信号解析処理に必要なブロック情報をこれらの信号から容易に検出することができる。
また、本発明に係るブロック自動検出装置においては、前記被測定信号がCP-OFDM信号であってもよい。
この構成により、本発明に係るブロック自動検出装置は、LongCPを含む特定のシンボルだけシンボル長が長いCP-OFDM信号に対しても、OnブロックとOffブロックとを容易に検出することができる。
また、本発明に係るブロック自動検出装置は、操作入力を受け付ける操作部を更に備え、前記閾値が、前記操作部への操作入力により設定される構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るブロック自動検出装置は、シンボルのOn/Off状態を判別するための閾値を、操作部を介してユーザに任意に設定させることができる。
また、本発明に係るブロック自動検出装置は、前記On/Off判定部で用いられる前記閾値を算出する閾値算出部を更に備え、前記閾値算出部は、前記シンボルパワー算出部により算出された、前記フレームに含まれる各前記シンボルの平均パワーの最小値に、10dBを加算した値を前記閾値として算出する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るブロック自動検出装置は、1フレームに含まれる各シンボルの平均パワーに応じて、On/Off判定部で用いられる閾値を算出するため、測定環境に関わらず、On状態のシンボルがOff状態のシンボルとして誤判定されることを防止できる。
また、本発明に係る信号解析装置は、上記のいずれかのブロック自動検出装置と、前記ブロック位置情報生成部により生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データから各前記ブロックの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記ブロックの平均パワーを算出するブロック平均パワー算出部と、前記ブロック平均パワー算出部により算出された平均パワーを前記ブロックごとに表示する表示部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る信号解析装置は、ブロックごとの平均パワー(ブロック平均パワー)を測定し、その測定結果を表示することで、被測定信号のパワー波形が所望のバースト波形になっているか否かをユーザが確認することができる。
また、本発明に係るブロック自動検出方法は、被測定信号に含まれるフレームの先頭位置を検出し、前記先頭位置が検出された前記フレームの波形データを生成するフレーム同期ステップと、前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成するシンボル位置情報生成ステップと、前記シンボル位置情報生成ステップにより生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データから各前記シンボルの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記シンボルの平均パワーを算出するシンボルパワー算出ステップと、前記シンボルパワー算出ステップにより算出された各前記シンボルの平均パワーと閾値との比較に基づいて、各前記シンボルがOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定するOn/Off判定ステップと、前記On状態と前記Off状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、前記境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出するブロック検出ステップと、前記ブロック検出ステップにより検出されたブロックの位置情報を生成するブロック位置情報生成ステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係るブロック自動検出方法は、被測定信号のフレームに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成し、この位置情報を参照してOn状態とOff状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、被測定信号のOnブロックとOffブロックとを容易に検出することができる。特に、本発明に係るブロック自動検出方法は、シンボル単位で複雑にOn/Offされるバースト信号や、開発段階の被試験対象から出力され得る規格外の信号を被測定信号とした場合であっても、各種の信号解析処理に必要なブロック情報をこれらの信号から容易に検出することができる。
また、本発明に係る信号解析方法は、上記のブロック自動検出方法と、前記ブロック位置情報生成ステップにより生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データから各前記ブロックの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記ブロックの平均パワーを算出するブロック平均パワー算出ステップと、前記ブロック平均パワー算出ステップにより算出された平均パワーを前記ブロックごとに表示する表示ステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係る信号解析方法は、ブロックごとの平均パワー(ブロック平均パワー)を測定し、その測定結果を表示することで、被測定信号のパワー波形が所望のバースト波形になっているか否かをユーザが確認することができる。
本発明は、被測定信号のOnブロックとOffブロックとを容易に検出することができるブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係る信号解析装置及びブロック自動検出装置の構成を示すブロック図である。 サブキャリア間隔が15kHz、30kHz、60kHz、120kHzの場合のシンボル位置情報テーブルの一例を示す表である 本発明の第1の実施形態に係るブロック自動検出装置におけるシンボルパワー算出部により平均パワーが算出されるシンボルの区間を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るブロック自動検出装置におけるブロック検出部によるブロック検出処理を説明するための図(その1)である。 本発明の第1の実施形態に係るブロック自動検出装置におけるブロック検出部によるブロック検出処理を説明するための図(その2)である。 本発明の第1の実施形態に係る信号解析装置の結果表示画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るブロック自動検出装置を用いるブロック自動検出方法、及び、本発明の第1の実施形態に係る信号解析装置を用いる信号解析方法の処理を示すフローチャート(その1)である。 本発明の第1の実施形態に係るブロック自動検出装置を用いるブロック自動検出方法、及び、本発明の第1の実施形態に係る信号解析装置を用いる信号解析方法の処理を示すフローチャート(その2)である。 本発明の第2の実施形態に係るブロック自動検出装置の構成を示すブロック図である。 CPが付加されたOFDMシンボルを示す図である。 5G NRのフレーム構成を示す図である。
以下、本発明に係るブロック自動検出装置、それを備えた信号解析装置、ブロック自動検出方法、及び信号解析方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る信号解析装置10は、解析処理部11と、表示部12と、操作部13と、制御部14と、ブロック自動検出装置20と、を備え、例えば、被試験対象(Device Under Test:DUT)100から出力されるCP-OFDM(Cyclic Prefix-based OFDM)信号を被測定信号として測定するようになっている。
図11に示すように、CP-OFDM信号のフレームは、そのフレーム長が10msであり、1msのサブフレーム10個で構成される。1サブフレームは更に複数のスロットで構成される。各スロットはCPが付加された例えば14個のシンボルで構成される。
DUT100は、例えば、無線通信アンテナとRF回路を有し、5G NR、V5G、TD-LTE、LTE-Advancedなど、CP-OFDM信号を使用する通信規格に基づいた通信を行う無線端末や基地局などである。DUT100とブロック自動検出装置20とは、同軸ケーブルなどで有線接続されてもよく、あるいは、無線通信アンテナを介して無線接続されてもよい。
ブロック自動検出装置20は、ダウンコンバータ21と、A/D変換器(ADC)22と、直交復調器23と、フレーム同期部24と、波形データ記憶部25と、シンボル位置情報生成部26と、シンボルパワー算出部27と、On/Off判定部28と、ブロック検出部29と、ブロック位置情報生成部30と、を含む。
ダウンコンバータ21は、DUT100から入力された被測定信号をアナログのベースバンド信号に周波数変換し、ADC22に出力するようになっている。
ADC22は、ダウンコンバータ21から出力されたベースバンド信号をサンプリングして、ディジタルデータに変換するようになっている。
直交復調器23は、ADC22から出力された被測定信号のディジタルデータを直交復調して、互いに直交する直交信号I(t)及びQ(t)を生成するようになっている。直交復調器23としては、例えばヒルベルト変換を利用した直交分配器を用いることができる。
フレーム同期部24は、直交復調器23により得られた直交信号I(t)及びQ(t)に含まれるフレームの先頭位置を検出するようになっている。例えば、フレーム同期部24は、被測定信号のフレームと同一のフォーマットを有するあらかじめ用意された参照フレームを用いて、例えばスライディング相関処理により、被測定信号に含まれるフレームの先頭位置を検出するようになっている。さらに、フレーム同期部24は、先頭位置が検出されたフレームに対してフィルタリングやリサンプルを行って、当該フレームの所定のレートRの解析用波形データを生成する。
ここで、上記の所定のレートRは、下記の式(1)で表される。例えば、サブキャリア間隔Δfが15kHzで、処理の単位となるサンプル数Nが2048である場合、レートRは30.72MHzとなる。
Figure 0006999717000001
また、上記の所定のレートRを時間に変換して得られる時間単位Tsは、下記の式(2)で表される。例えば、サブキャリア間隔Δfが15kHzで、処理の単位となるサンプル数Nが2048である場合、時間単位Tsは32.55nsとなる。
Figure 0006999717000002
波形データ記憶部25は、フレーム同期部24により生成された解析用波形データを順次記憶するようになっている。
シンボル位置情報生成部26は、5G NRなどの各種の通信規格に沿ったシンボルの開始位置や終了位置などのシンボル位置情報を、時間単位Tsを単位として算出するようになっている。また、シンボル位置情報生成部26は、算出した各シンボルのシンボル位置情報をシンボル位置情報テーブル26a上に格納して、フレーム全体のシンボル位置情報テーブルを生成するようになっている。背景技術の欄で述べたように、1フレーム内のシンボル数はサブキャリア間隔によって異なる。さらに、シンボル位置情報生成部26は、例えば操作部13への操作入力により、被測定信号の通信規格、サブキャリア間隔Δf、フレームのレートRなどが指定されることにより、波形データ記憶部25に記憶されている解析用波形データに含まれる複数のシンボルのシンボル位置情報を、後段のシンボルパワー算出部27に出力可能に構成されている。
図2は、サブキャリア間隔が15kHz、30kHz、60kHz、120kHzの場合のシンボル位置情報テーブルの一例を示す表である。網掛けを施したシンボルは、他のシンボルよりもシンボル長が長い、0.5msごとに出現するLongCPを含むシンボルである。
例えば、サブキャリア間隔が15kHzの場合、LongCPを含むシンボルの長さが2208[Ts]であるのに対して、NormalCPを含むシンボルの長さは2192[Ts]である。また、サブキャリア間隔が30kHzの場合、LongCPを含むシンボルの長さが1112[Ts]であるのに対して、NormalCPを含むシンボルの長さは1096[Ts]である。また、サブキャリア間隔が60kHzの場合、LongCPを含むシンボルの長さが564[Ts]であるのに対して、NormalCPを含むシンボルの長さは548[Ts]である。また、サブキャリア間隔が120kHzの場合、LongCPを含むシンボルの長さが290[Ts]であるのに対して、NormalCPを含むシンボルの長さは274[Ts]である。
シンボルパワー算出部27は、シンボル位置情報生成部26により生成されたシンボル位置情報テーブルを参照して、波形データ記憶部25に記憶された解析用波形データから各シンボルのデータを抽出し、抽出した波形データから各シンボルの平均パワーを算出するようになっている。また、シンボルパワー算出部27は、算出した各シンボルの平均パワーの値をシンボル情報テーブル26bに格納するようになっている。
なお、5G NRの規格上、ブロックの最小の長さは1シンボルであるため、1シンボルごとにOn/Offが繰り返されるブロック構成も考えられる。その場合、各シンボルには隣接シンボルの過渡域が混ざりこむことが考えられる。このため、シンボルパワー算出部27は、単純に各シンボル全体のデータから平均パワーを算出するのではなく、図3にパワー算出区間として示すように、各シンボルの中心を基準とした、例えば70%分のデータからそのシンボルの平均パワーを算出するようになっている。また、これにより、被測定信号のパワー波形の立ち上がりや立ち下がりを含まない範囲で、シンボルの平均パワーを算出することが可能になる。
On/Off判定部28は、シンボル情報テーブル26bを参照して、シンボルパワー算出部27により算出された各シンボルの平均パワーとあらかじめ設定された閾値Thとの比較に基づいて、各シンボルがOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定するようになっている。この閾値Thは、ユーザによる操作部13への操作入力により設定可能である。すなわち、On/Off判定部28は、n番目のシンボルS(n)(nは0以上の整数)の平均パワーが閾値Thよりも大きい場合に、シンボルS(n)がOn状態であると判定する。一方、On/Off判定部28は、n番目のシンボルS(n)の平均パワーが閾値Th以下である場合に、シンボルS(n)がOff状態であると判定する。また、On/Off判定部28は、判定した各シンボルのOn/Off状態の判定結果をシンボル情報テーブル26bに格納するようになっている。
ブロック検出部29は、シンボル情報テーブル26bを参照して、On状態とOff状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、この境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出するようになっている。図4は、14シンボル分(1スロット分)のシンボルのOn/Off状態と、ブロック検出部29によるブロック検出の例を示している。この例の場合、ブロック検出部29は、シンボルS(2)とS(3)との境界、シンボルS(3)とS(4)との境界、シンボルS(5)とS(6)との境界、シンボルS(7)とS(8)との境界、シンボルS(8)とS(9)との境界、シンボルS(11)とS(12)との境界で、On状態とOff状態とが切り替わっていることを検出する。この検出結果に基づき、ブロック検出部29は、シンボルS(0)~S(2)をOnブロックB(0)、シンボルS(3)をOffブロックB(1)、シンボルS(4),S(5)をOnブロックB(2)、シンボルS(6),S(7)をOffブロックB(3)、シンボルS(8)をOnブロックB(4)、シンボルS(9)~S(11)をOffブロックB(5)、シンボルS(12),S(13)をOnブロックB(6)にそれぞれブロック分けする。このようにして、ブロック検出部29は、同じOn/Off状態が連続して続く隣接シンボルを一塊とすることで、On/Offブロックを自動で検出する。
なお、上記の説明では、1フレーム単位でOn/Offブロックの検出を行う処理を念頭に置いていたが、本実施形態のブロック自動検出装置20は複数のフレームに跨ったOn/Offブロックの検出を行えるように構成されてもよい。例えば、フレーム同期部24により1フレーム単位で生成される解析用波形データを、波形データ記憶部25において複数のフレームの波形データが連続する形式で記憶することにより、複数のフレームに跨ったOn/Offブロックの検出が可能となる。図5は、2つの連続するフレームについて、前フレームの最後のシンボルS(13)と、次フレームの最初のシンボルS(14)が共にOn状態であり、ブロックB(6)が2つのフレームのシンボルS(12)~S(20)にわたって構成される例を示している。
図1に示すブロック位置情報生成部30は、ブロック検出部29の検出結果に基づき、波形データ記憶部25に記憶された解析用波形データに含まれる複数のブロックの開始位置や終了位置などのブロック位置情報を、時間単位Tsを単位として生成するようになっている。また、ブロック位置情報生成部30は、生成したブロック位置情報をブロック位置情報テーブル30a上に格納して、フレーム全体のブロック位置情報テーブルを生成するようになっている。
図1に示す解析処理部11は、ブロック平均パワー算出部11aを含む。ブロック平均パワー算出部11aは、ブロック位置情報生成部30により生成されたブロック位置情報テーブル30aを参照して、波形データ記憶部25に記憶された解析用波形データから各ブロックの波形データを抽出し、抽出した波形データから各ブロックの平均パワー(以下、「ブロック平均パワー」とも称する)を算出するようになっている。
ブロック平均パワー算出部11aにより算出されたブロック平均パワーは、ブロックごとに表示部12に表示されるようになっている。図6に示すように、表示部12は、結果表示画面40の領域41において、On/Off状態(図中の"State")、開始シンボル番号とシンボル数(図中の"Symbol Start (Number)")、ブロック平均パワー(図中の"Power [dBm]")などをブロックごとに表示する。なお、ユーザによる操作部13への操作入力により任意のブロック番号が指定されることにより、表示部12は、結果表示画面40の領域42において、指定されたブロックのパワー波形を表示する。
さらに、解析処理部11は、波形データ記憶部25に記憶された解析用波形データのうち、ブロック検出部29により検出されたOnブロックの解析用波形データに対して、以下の信号解析処理を行うものであってもよい。解析処理部11が実行する信号解析処理としては、例えば、被測定信号の振幅(パワー)などの時間変化を示す時系列データやスペクトラムの生成、チャネルパワー(Channel Power:CHP)、占有帯域幅(Occupied Band Width:OBW)、隣接チャネル漏洩電力比(Adjacent Channel Leakage Ratio:ACLR)、バースト平均電力、変調精度(EVM)、SNR(Signal to Noise Ratio)などが挙げられる。
表示部12は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、図6に示したような解析処理部11による解析処理結果などを表示するようになっている。さらに、表示部12は、制御部14から出力される制御信号に応じて、測定条件などを設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
操作部13は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示部12に設けられたタッチパネルで構成される。あるいは、操作部13は、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されてもよい。また、操作部13は、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成されてもよい。操作部13への操作入力は、制御部14により検知されるようになっている。例えば、操作部13により、シンボルの平均パワーの閾値Thの指定や、表示部12における表示内容の指定などをユーザが行うことが可能である。
制御部14は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、信号解析装置10を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部14は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、解析処理部11、フレーム同期部24、シンボル位置情報生成部26、シンボルパワー算出部27、On/Off判定部28、及びブロック検出部29の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、解析処理部11、フレーム同期部24、シンボル位置情報生成部26、シンボルパワー算出部27、On/Off判定部28、及びブロック検出部29の少なくとも一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、解析処理部11、フレーム同期部24、シンボル位置情報生成部26、シンボルパワー算出部27、On/Off判定部28、及びブロック検出部29の少なくとも一部は、ディジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
以下、本実施形態のブロック自動検出装置20を用いるブロック自動検出方法、及び、本実施形態の信号解析装置10を用いる信号解析方法について、図7及び図8のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ダウンコンバータ21は、DUT100から出力されたCP-OFDM信号をアナログのベースバンド信号に周波数変換する。次に、ADC22は、ダウンコンバータ21から出力されたベースバンド信号をサンプリングしてディジタルデータに変換する。次に、直交復調器23は、ADC22から出力されたディジタルデータを直交復調して、互いに直交する直交信号I(t)及びQ(t)を生成する(ステップS1)。
次に、フレーム同期部24は、CP-OFDM信号に含まれるフレームの先頭位置を検出し、先頭位置が検出されたフレームの解析用波形データを生成する(フレーム同期ステップS2)。
次に、波形データ記憶部25は、ステップS2により生成された解析用波形データを順次記憶する(ステップS3)。
次に、シンボル位置情報生成部26は、解析用波形データに含まれる複数のシンボルのシンボル位置情報テーブルを生成する(シンボル位置情報生成ステップS4)。
次に、制御部14は、シンボルの順番を示す変数nをn=0に設定する(ステップS5)。
次に、シンボルパワー算出部27は、ステップS4により生成されたシンボル位置情報テーブル26aを参照して、解析用波形データからn番目のシンボルS(n)の波形データを抽出し、抽出した波形データからシンボルS(n)の平均パワーを算出する。さらに、シンボルパワー算出部27は、算出したシンボルS(n)の平均パワーの値をシンボル情報テーブル26bに格納する(シンボルパワー算出ステップS6)。
次に、On/Off判定部28は、シンボル情報テーブル26bを参照して、ステップS6により算出されたシンボルS(n)の平均パワーと閾値Thとの比較に基づいて、シンボルS(n)がOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定する。さらに、On/Off判定部28は、シンボルS(n)のOn/Off状態の判定結果をシンボル情報テーブル26bに格納する(On/Off判定ステップS7)。
次に、制御部14は、測定対象である全てのシンボル(個数をN個とする)に対して、ステップS7までの処理が完了したか否か、すなわち、変数nがN-1に到達したか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8で変数nがN-1に到達していないと判定された場合、制御部14は、変数nの値をインクリメントして(ステップS9)、ステップS6以降の処理を続行する。
一方、ステップS8で変数nがN-1に到達したと判定された場合、制御部14は、変数nをn=0に設定する(ステップS10)。
次に、ブロック検出部29は、シンボル情報テーブル26bからn-1番目のシンボルS(n-1)とシンボルS(n)のOn/Off状態を参照する(ステップS11)。
次に、ブロック検出部29は、n-1番目のシンボルS(n-1)とシンボルS(n)のOn状態とOff状態とが切り替わっている場合には、ブロックの境界となるシンボルの境界が、シンボルS(n)の先頭にあることを検出する。これにより、ブロック検出部29は、検出したブロックの境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出する(ブロック検出ステップS12)。なお、n=0の場合には、ブロック検出部29は、シンボルS(0)の先頭に境界があると判定する。
ステップS12でシンボルS(n)の先頭にブロックの境界が検出された場合、ブロック位置情報生成部30は、シンボルS(n-1)を含むブロックの終了位置と、シンボルS(n)を含むブロックの開始位置とをブロック位置情報テーブル30a上に格納することにより、ブロック位置情報テーブルを生成する(ブロック位置情報生成ステップS13)。
次に、制御部14は、変数nがN-1に到達したか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14で変数nがN-1に到達していないと判定された場合、制御部14は、変数nの値をインクリメントして(ステップS15)、ステップS11以降の処理を続行する。
一方、ステップS14で変数nがN-1に到達したと判定された場合、制御部14は、ブロックの順番を示す変数iをi=0に設定する(ステップS16)。
次に、ブロック平均パワー算出部11aは、ステップS13により生成されたブロック位置情報テーブルを参照して、解析用波形データからi番目のブロックB(i)の波形データを抽出し、抽出した波形データからブロックB(i)のブロック平均パワーを算出する(ブロック平均パワー算出ステップS17)。
次に、制御部14は、ステップS13により生成されたブロック位置情報テーブルに記録された全てのブロック(個数をI個とする)に対して、ステップS17までの処理が完了したか否か、すなわち、変数iがI-1に到達したか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18で変数iがI-1に到達していないと判定された場合、制御部14は、変数iの値をインクリメントして(ステップS19)、ステップS17以降の処理を続行する。
一方、ステップS18で変数iがI-1に到達したと判定された場合、表示部12は、ステップS17により算出されたブロック平均パワーをブロックごとに表示する(表示ステップS20)。
以上説明したように、本実施形態に係るブロック自動検出装置20は、被測定信号のフレームに含まれる複数のシンボルのシンボル位置情報テーブルを生成し、このシンボル位置情報テーブルを参照してOn状態とOff状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、被測定信号のOnブロックとOffブロックとを容易に検出することができる。特に、本実施形態に係るブロック自動検出装置20は、シンボル単位で複雑にOn/Offされるバースト信号や、開発段階のDUTから出力され得る規格外の信号を被測定信号とした場合であっても、各種の信号解析処理に必要なブロック情報をこれらの信号から容易に検出することができる。
また、本実施形態に係るブロック自動検出装置20は、LongCPを含む特定のシンボルだけシンボル長が長いCP-OFDM信号に対しても、OnブロックとOffブロックとを容易に検出することができる。
また、本実施形態に係るブロック自動検出装置20は、シンボルのOn/Off状態を判別するための閾値Thを、操作部13を介してユーザに任意に設定させることができる。
また、本実施形態に係る信号解析装置10は、ブロックごとの平均パワー(ブロック平均パワー)を測定し、その測定結果を表示することで、被測定信号のパワー波形が所望のバースト波形になっているか否かをユーザが確認することができる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係るブロック自動検出装置について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
第1の実施形態では、On/Off判定部28は、あらかじめ設定された閾値Thを用いて各シンボルのOn/Off状態を判定するとした。しかしながら、この「あらかじめ設定された閾値」が、信号解析装置10自身や、信号解析装置10が配置される測定系の都合を考慮し適切に設定されなければ、On状態のシンボル(Onシンボル)がOff状態のシンボル(Offシンボル)として誤判定される場合があることが考えられる。これは、第1の実施形態では、閾値Thが絶対値(dBm又はdBm/MHz)で設定されるためである。
シンボルパワー算出部27により算出される、Offシンボルの平均パワーは、例えばサブキャリア間隔が15kHzの場合には約70μs区間の平均電力であるため、Offブロック内においてほぼ一定である。本実施形態ではこのことを利用し、以下のように閾値Thを算出する構成とした。
図9に示すように、本実施形態のブロック自動検出装置50は、第1の実施形態の構成に加えて、On/Off判定部28で用いられる閾値Thを算出する閾値算出部51を更に備える。
閾値算出部51は、下記の式(3)に示すように、シンボルパワー算出部27により算出された、1フレームに含まれる各シンボル(On/Off状態は問わない)の平均パワーの最小値に、10dBを加算した値を閾値Thとして算出するようになっている。
閾値Th=MIN(シンボルS(n)の平均パワー)+10 dB ・・・(3)
ここで、nは1フレーム区間(10ms)内のシンボル位置を示す0以上の整数
なお、式(3)における10dBの値は、Offシンボルの平均パワーが10dB程度ばらつくことは現実的にあり得ないとの判断に基づいたものである。仮に、フレーム同期部24から出力された段階での解析用波形データのノイズが10dB程度ばらついていたとしても、例えばサブキャリア間隔が15kHzの場合には、シンボルパワー算出部27により約70μs区間内の平均が行われることで、Offシンボルの平均パワーは現実的には1dB程度まで収まる。
以上説明したように、本実施形態に係るブロック自動検出装置50は、1フレームに含まれる各シンボルの平均パワーに応じて、On/Off判定部28で用いられる閾値Thを算出するため、測定環境に関わらず、OnシンボルがOffシンボルとして誤判定されることを防止できる。
10 信号解析装置
11 解析処理部
11a ブロック平均パワー算出部
12 表示部
13 操作部
14 制御部
20,50 ブロック自動検出装置
21 ダウンコンバータ
22 ADC
23 直交復調器
24 フレーム同期部
25 波形データ記憶部
26 シンボル位置情報生成部
26a シンボル位置情報テーブル
26b シンボル情報テーブル
27 シンボルパワー算出部
28 On/Off判定部
29 ブロック検出部
30 ブロック位置情報生成部
30a ブロック位置情報テーブル
40 結果表示画面
41,42 領域
51 閾値算出部
100 DUT

Claims (7)

  1. 被測定信号に含まれるフレームの先頭位置を検出し、前記先頭位置が検出された前記フレームの波形データを生成するフレーム同期部(24)と、
    前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成するシンボル位置情報生成部(26)と、
    前記シンボル位置情報生成部により生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データから各前記シンボルの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記シンボルの平均パワーを算出するシンボルパワー算出部(27)と、
    前記シンボルパワー算出部により算出された各前記シンボルの平均パワーと閾値との比較に基づいて、各前記シンボルがOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定するOn/Off判定部(28)と、
    前記On状態と前記Off状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、前記境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出するブロック検出部(29)と、
    前記ブロック検出部により検出されたブロックの位置情報を生成するブロック位置情報生成部(30)と、を備えることを特徴とするブロック自動検出装置。
  2. 前記被測定信号がCP-OFDM信号であることを特徴とする請求項1に記載のブロック自動検出装置。
  3. 操作入力を受け付ける操作部(13)を更に備え、
    前記閾値が、前記操作部への操作入力により設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2のブロック自動検出装置。
  4. 前記On/Off判定部で用いられる前記閾値を算出する閾値算出部(51)を更に備え、
    前記閾値算出部は、前記シンボルパワー算出部により算出された、前記フレームに含まれる各前記シンボルの平均パワーの最小値に、10dBを加算した値を前記閾値として算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブロック自動検出装置。
  5. 前記請求項1から請求項4のいずれかに記載のブロック自動検出装置(20,50)と、
    前記ブロック位置情報生成部により生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期部により生成された前記フレームの波形データから各前記ブロックの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記ブロックの平均パワーを算出するブロック平均パワー算出部(11a)と、
    前記ブロック平均パワー算出部により算出された平均パワーを前記ブロックごとに表示する表示部(12)と、を備えることを特徴とする信号解析装置。
  6. 被測定信号に含まれるフレームの先頭位置を検出し、前記先頭位置が検出された前記フレームの波形データを生成するフレーム同期ステップ(S2)と、
    前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データに含まれる複数のシンボルの位置情報を生成するシンボル位置情報生成ステップ(S4)と、
    前記シンボル位置情報生成ステップにより生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データから各前記シンボルの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記シンボルの平均パワーを算出するシンボルパワー算出ステップ(S6)と、
    前記シンボルパワー算出ステップにより算出された各前記シンボルの平均パワーと閾値との比較に基づいて、各前記シンボルがOn状態又はOff状態のいずれの状態であるかを判定するOn/Off判定ステップ(S7)と、
    前記On状態と前記Off状態とが切り替わるシンボルの境界を検出することにより、前記境界によって分割された同じ状態のシンボルごとのブロックを検出するブロック検出ステップ(S12)と、
    前記ブロック検出ステップにより検出されたブロックの位置情報を生成するブロック位置情報生成ステップ(S13)と、を含むことを特徴とするブロック自動検出方法。
  7. 前記請求項6に記載のブロック自動検出方法と、
    前記ブロック位置情報生成ステップにより生成された位置情報を参照して、前記フレーム同期ステップにより生成された前記フレームの波形データから各前記ブロックの波形データを抽出し、抽出した波形データから各前記ブロックの平均パワーを算出するブロック平均パワー算出ステップ(S17)と、
    前記ブロック平均パワー算出ステップにより算出された平均パワーを前記ブロックごとに表示する表示ステップ(S20)と、を含むことを特徴とする信号解析方法。
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