JP6999171B2 - スリーブ式印刷機のマンドレル - Google Patents

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本発明はスリーブ式の印刷機に用いられるマンドレル、とくに刷版を取りつけたスリーブを装着して印刷するためのマンドレルに関する。
従来より印刷機の刷版の取付方式として、マンドレルの外周面に薄肉円筒状のスリーブを着脱自在に装着し、そのスリーブに刷版を取り付ける方式が採用されている。スリーブはプラスチックやFRP等で成形された円筒形状であり、マンドレルは、その両端が印刷機の軸受により回転自在に支持された円柱状の部材である。スリーブを交換するため印刷機の軸受けは一方が軸方向に移動自在で、他方が水平方向に旋回可能である。また、従来のマンドレルは表面に多数の空気噴出孔が形成されており、スリーブを装着するときは空気層でスリーブを弾力的に拡径し、空気を止めたときの収縮作用によりスリーブをマンドレルに固定する。
特許文献1の図7には、マンドレル(シリンダ)の、旋回する軸受け側の表面にピンを突設し、軸方向に挿入するスリーブ(スリーブ印刷版)の先端側の端縁にピンと係合する切り欠き部を形成し、スリーブとマンドレルの周方向位置および軸方向位置を位置決めすることが開示されている。
他方、本出願人の出願に関わる特許文献2には、円柱状の本体と、その本体の周囲に複数本配置される棒状の連結部材(支持棒)と、本体に対して連結部材を拡縮自在に連結し、スリーブを内面側から支える支持部(拡縮機構)とからなる印刷機構が開示されている。支持部は軸方向に複数配列されており、同調して開閉駆動される。
特許文献3には、マンドレルとスリーブに形成した基準線やレーザーポインタなどの表示手段に基づいてスリーブとマンドレルの位置決めを行う方法が開示されている。
特開2010-137505号公報 特開2015-83361号公報 特開2015-139904号公報
特許文献1のマンドレルは直径を変更できないので、印刷長さを大きく変更する場合は、スリーブの厚さを厚くするか、大径のマンドレルに交換する必要がある。スリーブの厚さを厚くするにも限度がある。他方、マンドレルの交換作業は大がかりで、作業者の負担が大きい。そこで本出願人は実質的にマンドレルの径を拡縮できる印刷機構を提案している(特許文献2参照)。このものはマンドレルの径を拡張することでスリーブを内側から拡げ、任意の位置で固定することができるので、種々の内径のスリーブを装着することができる。
また、スリーブやマンドレルに形成した基準線などにより位置決めをすることができるものは(特許文献3参照)、とくに位置決めピンなどを設ける必要はない。しかし印刷のときに紙やシートを介して圧胴を押し当てながら回転させると、回転トルクによってスリーブが周方向にずれることがある。
本発明は、拡縮タイプのマンドレルを採用しながら、印刷時にスリーブがずれないようにすることを技術課題としている。さらに本発明は、短いスリーブや複数本のスリーブを容易に装着できるマンドレルを提供することを技術課題としている。
本発明のマンドレル10は、スリーブ式の印刷機に用いられる、スリーブ15を装着するマンドレルであって、印刷機に対して回転自在に取り付けられる円柱状の本体11と、その本体を囲むように本体と平行に配置される複数本の支持棒12と、それらの支持棒を本体に対して拡縮自在に連結する拡縮機構13とを備えており、前記いずれかの支持棒12に、スリーブ15に形成される係合部15aと係合してスリーブ15の回転を拘束するストッパ14が設けられていることを特徴としている。
このようなマンドレル10においては、前記ストッパ14が支持棒12に対して軸方向の位置を調節できるように設けられているものが好ましい。また、前記ストッパ14が支持棒12に対して着脱自在に設けられているものがさらに好ましい。さらに前記ストッパ14が、支持棒12の外周から側面にかけて跨って装着される断面C字状のホルダー30と、そのホルダーの上板30bから突出してスリーブ15の係合部15aと係合する係合片32とを備えているものが一層好ましい。その場合、前記ホルダーの一方の側板30aに、支持棒12の内周側と係合する爪部31aが突設されており、その爪部の先端と、その先端と対向するホルダーの側板30cの内面との間隔Sが支持棒12の幅より大きく、他方の側板に支持棒12を爪部31aと係合する位置に押しつける押し部材(押しネジ)34が設けられているものが好ましい。
本発明のマンドレルは、複数本の支持棒を収縮させることにより、スリーブを支持棒の回りに容易に被せることができる。そして支持棒を拡張させることにより、支持棒でスリーブの内面を突っ張り、固定することができる。そのため、着脱作業が容易であり、種々の内径のスリーブをマンドレルに取り付けることができる。そして支持棒に設けたストッパとスリーブの係合部とを係合させることにより、印刷時におけるスリーブの周方向のずれを防止することができる。
ストッパにスリーブの係合部を係合させるとき、複数本の支持棒をスリーブの内径と同程度まで拡げ、その状態でスリーブを緩く装着すると、スリーブを支持棒の周りに回転させ、軸方向に移動させて容易にストッパに係合部を合わせることができる。そしてその後、支持棒を拡げてスリーブを突っ張れば、スリーブを周方向にずれない状態で固定することができる。また、支持棒の両端にストッパを設け、それらをスリーブの両端に設けた係合部に係合させて固定することもできる。
前記ストッパが支持軸に対して軸方向の位置を調節できるように設けられていれば、短いスリーブをマンドレルの中心近辺に装着するなど、種々の長さのスリーブを所望の位置に装着することができる。また、2本のスリーブを軸方向にずらせて装着することもできる。さらに先にスリーブを装着してからストッパの位置を合わせるなど、取り付け手順の自由度が高くなる。
前記ストッパが支持軸に対して着脱自在に設けられていれば、ストッパを外した状態でスリーブを緩く装着しておき、その後、ストッパを取り付け、最後に支持棒をさらに拡げることができる。そのため、たとえば2本あるいはそれ以上のスリーブをマンドレルの支持棒に緩く装着した後、それぞれのストッパを支持棒に固定するなど、種々の形態で、また種々の手順で装着することができる。
前記ストッパが、支持棒の外周から側面にかけて跨って装着される断面C字状のホルダーと、そのホルダーの上板から突出してスリーブの係合部と係合する係合片とを備えている場合は、ホルダーとスリーブの干渉を避けることが容易である。また、ホルダーを支持棒に対して取り付ける構造部と、スリーブの係合部に係合される係合片を別個に設計できるので、設計が容易である。
前記ホルダーの一方の側板に、支持棒の内周側と係合する爪部が突設されており、その爪部の先端と、その先端と対向するホルダーの側板の内面との間隔が支持棒の幅より大きく、他方の側板に支持棒を爪部と係合する位置に押しつける押し部材が設けられている場合は、押し部材を解除した状態ではホルダーの支持棒への着脱が容易であり、押し部材で支持棒を押しつけた状態では爪部が支持棒に係合しているので、ストッパが支持棒から脱落しにくく、位置をずらせる作業などが容易になる。
図1aおよび図1bはそれぞれ本発明のマンドレルの一実施形態の拡径状態および縮径状態を示す正面図である。 図2aおよび図2bはそれぞれ図1のマンドレルの拡径状態を示す要部拡大正面図および側面図である。 図3aおよび図3bはそれぞれ図1のマンドレルの縮径状態を示す要部拡大正面図および側面図である。 図4a、図4bおよび図4cは本発明に関わるストッパの一実施形態を示す平面図、正面図および側面図である。 図4a~cのストッパの斜視図である。 図6aは本発明に関わるストッパの他の実施形態を示す斜視図、図6bはさらに他の実施形態を示す平面図である。
図1、図2に示すマンドレル10は、円筒状の本体11と、その本体11の周囲に配置される複数本の支持棒12と、それらの支持棒12を本体11に対して拡縮自在に連結する拡縮機構13と、いずれかの支持棒に取り付けられるストッパ14とを備えている。このマンドレル10は印刷機に用いられるものであり、刷版を取り付ける薄い円筒状のスリーブ15を保持し、印刷する紙などのシートを挟んで円筒状の圧胴が当接され、刷版の文字や模様をシートに印刷することができる。
本体11は、中心部に空洞16を有する円筒状であり(図3b参照)、両端に印刷機の軸受けJ1、J2に取付けるための軸17、18を有する。なお、一方の軸受けJ1は軸方向に移動自在で、他方の軸受けJ2は水平方向に旋回可能である。それにより円筒状のスリーブ15の交換が可能である。印刷機にマンドレル10を取り付けると、軸17、18は印刷機の回転駆動源に連結される。そして印刷時に本体11が回転駆動され、その周囲に配置されるスリーブ15も一体に回転する。そしてマンドレル10と対向して配置される圧胴との間に印刷しようとするシート材(紙や合成樹脂シート)が通され、スリーブ15に装着した刷版の凹凸に応じて印刷が行われる。
本体11の周囲には中央から左側に4個のリング21Lが、右側に他の4個のリング21Rがそれぞれ軸方向摺動自在に、かつ、軸回りに回転しないように設けられている。左側のリング21L同士を左側の連結バー22Lによって連結し、右側のリング21R同士を右側の連結バー22Rによって連結しておくと、同調動作が一層確実になるので好ましい。連結バー22L、22Rはそれぞれ3本ずつ、周方向等間隔に設けるのが好ましい(図2a、図2b参照)。
また、それぞれの連結バー22L、22Rは、たとえば本体11の周囲に互いに間隔を開けて配置したリニア・ボール・ベアリング23などを介して本体11の周囲に配置することができる。その場合、レール23aを本体11に固定し、スライダ23bを連結バー22L、22Rに固定する。逆にすることもでき、その場合はレールに固定バーを兼ねさせることができる。レール23aは3本程度、周方向等間隔に設けるのが好ましい(図2a、図2b参照)。
左側の4個のリング21Lおよび右側の4個のリング21Rには、それぞれ複数本(ここでは6本)の腕24の基端が、半径方向に外側に行くに従ってそれぞれ軸端側に向かうように、いわば半分閉じた傘の骨のように傾斜している。右側のグループのリング21Rの腕24と左側のグループのリング21Lの腕24は互いに逆向きに傾斜している。4個のリングに代えて、1個の筒状部材を採用することもできる。
各腕22の自由端は、本体11の軸と平行に延びる前述の支持棒12に回動自在に連結されている。そして中央の2個のリング21L1、21R1は、駆動軸25によって中心側に向かって互いに接近し、外側に向かって互いに離隔するように移動できるようにしている。他のリング21L、21Rは、連結バー22L、22Rあるいは支持棒12を介して同調して接近、離隔する。中心のリングを接近、離隔させる機構としては、たとえば、駆動軸25の一端に右ネジと左ネジを設けておき、リング21L1、21R1に形成した右ネジおよび左ネジとそれぞれ螺合させればよい。それにより駆動軸26を一方に回転させるとリング21L1、21R1同士が接近し、他方に回転させると離隔する構造が得られる(図2aの想像線参照)。駆動軸26は3本程度設けることにより、リング21L1、21R1を均一にスライドさせることができる。
駆動軸25の他端には駆動軸25を回転駆動するモータなどの駆動機構Mが設けられている。手動操作で駆動してもよい。3本の駆動軸25を同調回転させるため、駆動軸25にピニオンを固定し、それらのピニオンを1個の内歯歯車や大径の歯車などで回転させるようにしてもよい。内歯歯車などはモータまたは手動で回転させる。
上記のごとく構成されるマンドレル10は、駆動軸25を一方向に回転させると中央よりのリング21L1、21R1同士が接近するようにスライドする。それにより腕24が傘を窄めるように一斉に本体11に向かって回動する(図1b参照)。そしてさらに駆動軸25を回転させると、リング21L1、21R1接近して腕24の先端が本体11近くまで縮径し、複数本の支持棒12が平行を維持しながら中央に集まる(図3a、b参照)。
駆動軸25を逆方向に回転させると、中央のリング21L1、21R1同士が互いに離隔し、腕24が広がる。それにより支持棒12が広がり、スリーブ15を内側から突っ張り、外力を受けることができる状態となる(図1a参照)。前記一連のリング21L、21Rおよび駆動軸25は、支持棒12を本体11に対して拡縮自在に連結する拡縮機構13を形成している。そしてこのように複数本の支持棒12を拡縮できるので、種々の内径のスリーブを装着することができる。支持棒12の拡縮のストロークが大きいが、マンドレル10からスリーブ15を外すときは、支持棒12を少しだけ縮めればよく、スリーブ15を装着するときも支持棒12は縮径した分だけ拡張すればよい。
前記支持棒12は、外面が角形の棒材ないし板材であり、上面12aは断面円弧状に形成されている(図4c参照)。図2bに示すように支持棒12の左右の側面から左右に支持ピン12bが突出しており、腕24の端部からは、それらの支持ピン12bに回動自在に連結される一対の連結片24aが突出している。支持棒12はそれらの連結片24aの間に配置され、支持ピン12bで回動自在に連結されている。また、支持棒12の上面12aには、従来のマンドレルの表面と同様に、軸方向の位置を容易に認識できるように軸方向に目盛りを設けるのが好ましい。
つぎに支持棒12に取り付けられるストッパ14について説明する。図4a~cに示すストッパ14は、支持棒12に跨るように配置される断面C字状のホルダー30と、そのホルダーの一方の側板30aの下面に固定され、支持棒12の裏面と係合する爪部31aを有する爪部材31と、ホルダー30の上板30bの側面から支持棒12と平行に突出する係合片32と、ホルダー30の他方の側板30cに形成したネジ穴33と螺合する押しネジ(押し部材)34とからなる。爪部材31はホルダー30に対し、下側からキャップボルトで固定している。押しネジ34としては通常はボルトが採用されるが、蝶ネジなどで工具なしで操作できるようにしてもよい。符号34aは緩み止めのロックナットである。
係合片32は、スリーブ15に形成されている係合部15aの幅を小さくすると共に、ホルダー30の上板30bに取り付ける基部32aを大きくするため、また、スリーブ15の端部の位置決めのため、途中に段部32bを形成している。係合片32は厚肉の板などから構成され、支持棒12の上を滑るスリーブ15が係合片32を乗り越えないように、支持棒12より充分に厚くする(図4b参照)。この実施形態ではホルダー30の上板30bの側面に浅い切り込み34を形成し、その切り込みに係合片32の基部32aを嵌合させ、本体の上板30bを貫通するボルト穴に背面側から通した2本のボルトでホルダー30に固定している。
この実施形態では係合片32の平面形状として、先端を半円状に形成した矩形を採用している(図4a参照)。そしてスリーブ15の端縁には、係合片32と嵌合するU字状の切り欠き15aを係合部として設けている。ただしスリーブ15側に係合部として突出片を設け、係合片にその突出片と係合する切り欠きないし凹所を形成してもよい。
スリーブ15としては、単層または複層の合成樹脂、あるいはガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチックなど、従来公知のものを採用することができる。スリーブ15の長さはマンドレル10と同程度の長さでもよく、図1に示すように、短いスリーブを2本、あるいはそれ以上設けてもよい。ストッパ14の数はスリーブ15の数に合わせるのが好ましい。スリーブ15の厚さは、たとえば2~50mm程度、とくに5~15mm程度のものが用いられる。スリーブ15には、フレキソ版などの刷版を接合した透明な合成樹脂フィルムを貼り付けて印刷する。
上記のように構成されるストッパ14は、押しネジ34を後退させて爪部材31の爪部31aの先端とこれと向き合うホルダー20の側板30cの内面との隙間Sを充分に開放し、その隙間に支持棒12を通すようにして支持棒12に取り付ける(図4cの矢印参照)。なおこの支持棒12の動きは相対的な動きを示し、実際にはストッパ14側を支持棒12に対して移動させる。そして支持棒12を爪部31aの上側に挿入し、押しネジ34を緩く前進させてストッパ14を支持棒12の適切な位置に緩く取り付ける。この状態でストッパ14を支持棒12の上で滑らせ、軸方向の位置を正確に合わせる。ついで押しネジ34を螺進させて支持棒12を強圧し、ストッパ14を支持棒に固定する。
このストッパ14は、C字状のホルダー30を採用するので支持棒12の上を容易に滑らせることができる。そして押しネジ34を採用しているので、ストッパ14を支持棒12に対して任意の位置で固定できる。そのため、連続的に位置を調節することができる。ただし段階的に位置を調節できるものであってもよい。
一旦、ストッパ14を取り付けると、拡縮機構13を作動して複数本の支持棒12を縮小させ、その状態でスリーブ15をマンドレル10に装着し、ついで支持棒12を拡張する。この場合、ストッパ14は外す必要がない。そしてスリーブ16を内側から突っ張るようにして支持棒でスリーブを支持することができ、ストッパ14により回転方向の位置が定められる。それにより、印刷時にスリーブ15が受けるトルクでマンドレル10の周囲を廻り、印刷柄がずれるといった問題が防止される。さらに上記のストッパ14はスリーブ15の軸方向の滑りも拘束することができるので、安定した印刷作業を行うことができ、スリーブの交換も容易である。
上記の例は発明の実施形態を示すものであり、これらに限定されるものではない。たとえば図4aの実施形態では、スリーブ12に形成する係合部としてU字状の切り欠き31aを採用しているが、図6aに示すように、スリーブの係合部として貫通孔あるいは内面側に開口する有底の穴35を採用することができる。この場合ストッパの係合片32には、穴35と嵌合する突起36を設ける。ここでは穴35を円形とし、突起36を円柱状としている。支持棒が開閉することから、このような構成を採用することができ、それにより1カ所の係合部でスリーブを軸方向のいずれの向きに対しても固定することができる。穴35または突起36には嵌合のガイド作用をするテーパ面36aを形成する。係合片32にスリーブ12の端縁と当接するガイド壁37を形成してもよい。また、図6bに示すようなT字状の切り欠き38を係合部として形成することもできる。
前記実施形態では拡縮機構として揺動リンク(腕)を採用しているが、特許文献2のような傾斜カムなど、他の機構を採用することができる。
10 マンドレル
11 本体
12 支持棒
12a 上面
12b 支持ピン
13 拡縮機構
14 ストッパ
15 スリーブ
15a 切り欠き(係合部)
16 空洞
17、18 軸
21L 左側のリング
21L1 左の中心近辺のリング
21R 右側のリング
22L 左側の連結バー
22R 右側の連結バー
23 リニア・ボール・ベアリング
23a レール
23b スライダ
24 腕
24a 連結片
25 駆動軸
30 ホルダー
30a、30c 側板
30b 上板
31 爪部材
31a 爪部
S 隙間
32 係合片
32a 基部
32b 段部
33 ネジ穴
34 押しネジ
35 穴
36 突起
36a テーパ面
37 ガイド壁
38 切り欠き

Claims (5)

  1. スリーブ式の印刷機に用いられる、スリーブを装着するマンドレルであって、
    印刷機に対して回転自在に取り付けられる円柱状の本体と、
    その本体を囲むように本体と平行に配置される複数本の支持棒と、
    それらの支持棒を本体に対して拡縮自在に連結する拡縮機構とを備えており、
    前記いずれかの支持棒に、スリーブに形成される係合部と係合してスリーブの回転を拘束するストッパが設けられている、
    マンドレル。
  2. 前記ストッパが支持棒に対して軸方向の位置を調節できるように設けられている請求項1記載のマンドレル。
  3. 前記ストッパが支持棒に対して着脱自在に設けられている請求項1または2記載のマンドレル。
  4. 前記ストッパが、支持棒の外周から側面にかけて跨って装着される断面C字状のホルダーと、そのホルダーの上板から突出してスリーブの係合部と係合する係合片とを備えている請求項1~3のいずれかに記載のマンドレル。
  5. 前記ホルダーの一方の側板に、支持棒の内周側と係合する爪部が突設されており、
    その爪部の先端と、その先端と対向するホルダーの側板の内面との間隔が支持棒の幅より大きく、
    他方の側板に支持棒を爪部と係合する位置に押しつける押し部材が設けられている請求項4記載のマンドレル。
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