JP6999133B2 - ストレーナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス等の流体通路に配置されて異物を除去するストレーナ装置に関する。
特許文献1に開示されているように、一般的なストレーナ装置のボデイは、直線的に延びる主筒部と、この主筒部に対して傾斜した方向に突出する副筒部を有している。主筒部に流体通路が形成されている。副筒部には異物補足用のスクリーン(異物除去手段)が収容されている。このスクリーンの一端が流体通路内の環状の支持部に支持されており、他端が副筒部の端部に螺合された蓋に支持されている。
長期使用によりスクリーンの異物補足効果が減じられた時には、蓋をボデイの筒部から取り外してスクリーンをボデイから抜き取り、新しいスクリーンと交換して再装着するか、清掃して再装着している。
特開2008-80189号公報
上記構成のストレーナ装置では、スクリーンをボデイから抜き取って再装着するまでの間に、流体通路が筒部を介して外部に開放されているので、ストレーナ装置の上流側と下流側で流体の流通を一時的に遮断して流体の漏出を回避する必要があり、ユーザーに不便を強いていた。
上記課題を解決するために、本発明のストレーナ装置は、
ア.軸線に沿って延び一端が開口され他端が閉塞された収容空間と、上記軸線と交差する方向に延びて上記収容空間に連なる入口通路および出口通路と、を有するボデイと、
イ.筒形状をなし一端が開口され他端が閉塞され、周壁に上記入口通路および上記出口通路にそれぞれ連なる一対の連通口を有し、上記一端の開口を上記収容空間の開口と同じ向きにした状態で、上記収容空間に収容された収容位置と、上記収容空間の開口から突出する突出位置との間で移動可能なケースと、
ウ.上記ケースに収容され、流体の流通を許容しながら、異物を流体から除去する異物除去手段と、
エ.上記収容空間の内周において上記入口通路および上記出口通路と上記開口との間に装着され、上記ケースが上記収容位置に位置した状態と上記突出位置に位置した状態において、上記ケースの外周と上記収容空間の内周との間をシールするシール手段と、
オ.上記ケースの開口を開放可能に封鎖する封鎖手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、異物除去手段をケースに支持した状態でボデイの収容空間に収容し、このケースをボデイから突出させた状態で異物除去手段の取り出しと再装着を行う。このケースが収容空間に収容された状態と突出した状態において、ケース外周と収容空間の内周との間がシール手段によりシールされているので、流体を流通させたまま異物除去手段の取り出しと再装着の作業を行うことができる。
好ましくは、上記シール手段は、上記入口通路および上記出口通路寄りの第1シールリングと、上記収容空間の開口寄りの第2シールリングとを有しており、上記ケースが上記収容位置に位置している状態で、上記第1、第2シールリングは、上記ケースの外周において上記連通口と上記ケースの開口との間の領域に接し、上記ケースが上記突出位置に位置している状態で、上記第1シールリングは上記ケースの閉塞端部の外周に接し、上記第2シールリングは上記ケースの外周において上記連通口と上記ケースの開口との間の領域に接する。
上記構成によれば、第1シールリングにより、ケースが収容空間に収容された状態と突出した状態で、ケース外周と収容空間の内周との間をシールすることができる。第2シールリングにより、ケースを収容位置から突出位置へと移動させる過程でも、ケース外周と収容空間の内周との間をシールすることができる。
好ましくは、上記収容空間は、上記入口通路および上記出口通路から見て上記収容空間の開口の反対側に延出する奥側収容部を有し、上記ケースは上記収容位置に位置している時に、上記閉塞端部が上記奥側収容部に収容されている。
上記構成によれば、ケースを安定して支持することができる。
好ましくは、上記ケースの上記閉塞端部の外周には環状の装着溝が形成され、この装着溝に係止リングが装着されており、上記奥側収容部の内周には第1係止溝が形成され、上記収容空間の内周において上記第1シールリングと上記入口通路および上記出口通路との間には第2係止溝が形成されており、上記ケースが上記収容位置に位置している状態では、上記係止リングが上記第1係止溝に係止され、上記ケースが上記突出位置に位置している状態では、上記係止リングが上記第2係止溝に係止される。
上記構成によれば、ケースを設定された収容位置と突出位置に確実に保持することができ、特にケースの突出位置において第1シールリングによるシール機能を確実に実行することができる。
好ましくは、上記異物除去手段が、上記ケースに収容され通気性を有する筒状のカートリッジと、このカートリッジ内に収容された異物除去材料と、を有する。
上記構成によれば、カートリッジを用いることにより、異物除去手段の取り出しと再装着を簡単に行うことができる。
好ましくは、上記カートリッジは、上記ケースに収容された状態で、その一端が上記ケースの閉塞端部に当接し、上記カートリッジの周壁の一部が上記ケースの上記一対の連通口に臨んでいる。
上記構成によれば、ケースおよびカートリッジの構造を簡略化することができる。
さらに好ましくは、上記カートリッジの閉塞された他端にはつまみ部が突出して形成されている。
上記構成によれば、カートリッジをつまみ部を掴んで簡単にケースから取り出すことができる。
上記ケースは、その内部空間において閉塞端部寄りに配置された流路構成部を有し、この流路構成部は、上記一対の連通口の一方に連なるとともに上記ボデイの軸線に向かって延びる第1部分と、この第1部分に連なり上記ボデイの軸線に沿って上記ケースの開口に向かって延びその先端が開口する第2部分とを有し、これら第1部分と第2部分によりL字形の内部通路が形成されており、上記カートリッジは、筒部とこの筒部の一端に形成された環状の装着部を有し、この装着部が上記流路構成部の上記第2部分の外周に装着されており、この装着状態で上記筒部が上記ケースの周壁から離間している。
上記構成によれば、カートリッジの全周にわたって流体が流通するので、異物除去効果を高めることができる。
好ましくは、上記ボデイは、上記軸線に沿って延びる筒部と、上記筒部の側部から突出して形成された一対の接続口部とを有し、上記一対の接続口部の端面に上記入口通路と上記出口通路がそれぞれ開口しており、上記ボデイの筒部には、上記収容空間の開口を封鎖する外蓋が螺合されており、上記封鎖手段は、上記ケースの開口側の端部に螺合されたケース蓋を含む。
上記構成によれば、ケース蓋により簡単な構造でケースの開口を封鎖でき、外蓋により収容空間の開口端とケースを封鎖することができる。
さらに好ましくは、上記ケース蓋はその外端面に係合凸部を有し、上記外蓋は上記係合凸部と螺合可能なネジ穴を有している。
上記構成によれば、外蓋を外して逆に向け、ケース蓋の係合凸部と外蓋のネジ穴とを螺合させた状態で外蓋を掴みながら引くことにより、ケースを簡単に収容空間から抜き取ることができる。
本発明のストレーナ装置によれば、流体を流通させた状態で異物除去手段を取り出して再装着することができる。
本発明の第1実施形態に係るストレーナ装置の断面図である。 上記ストレーナ装置からカートリッジを取り出す際の最初の工程を示す断面図である。 上記カートリッジを取り出す際の中間の工程を示す断面図である。 上記カートリッジを取り出す際の最後の工程を示す断面図である。 上記ストレーナ装置のボデイの断面図である。 上記ストレーナ装置の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るストレーナ装置の断面図である。 第2実施形態において上記ストレーナ装置からカートリッジを取り出す際の最初の工程を示す断面図である。 第2実施形態において上記カートリッジを取り出す際の中間の工程を示す断面図である。 第2実施形態において上記カートリッジを取り出す際の最後の工程を示す断面図である。 第2実施形態のストレーナ装置の分解断面図である。 第2実施形態においてカートリッジに異なる異物除去材料を収容したストレーナ装置の断面図である。
以下、本発明の第1実施形態をなすストレーナ装置を図面を参照しながら説明する。本実施形態のストレーナ装置は、燃料ガスの供給通路の途中に取り付けられ、ガス中に含まれる微細な塵埃例えばガス供給通路内壁から遊離した錆等を除去するために用いられる。
図1、図6に示すように、ストレーナ装置は、主たる構成要素として、ボデイ10と、ケース20と、異物除去手段30と、ケース20のための封鎖手段40と、ボデイ10とケース20との間のシール手段50と、外蓋60とを備えている。
図5に示すように、ボデイ10は、軸線L1に沿って延びる略円筒形状の筒部11と、軸線L1と直交する軸線L2に沿って筒部11の側部から突出する一対の接続口部12を有している。筒部11は一対の接続口部12から長く突出する第1突出部11aと、その反対方向に短く突出する第2突出部11bとを有している。
上記筒部11の内部空間は収容空間13として提供される。収容空間13は軸線L1に沿って延び、その内周は全長にわたって同径の円筒面をなしている。収容空間13は、第1突出部11aの先端において開口している。この収容空間13の開口端に符号13aを付す。収容空間13は、第2突出部11bにおいて閉塞されている。この収容空間13の閉塞端に符号13bを付す。
ボデイ10には、軸線L2に沿って延びる一対のガス通路14A,14Bが形成されている。これらガス通路14A,14Bは、一端が一対の接続口部12の端面にそれぞれ開口し、他端が収容空間13の内周に開口している。一対のガス通路14A,14Bの先端部には雌ネジ14aが形成されており、例えば右側のガス通路14Aには上流側ガス管が接続され、左側のガス通路14Bには下流側ガス管が接続される。これによりガスは図1に矢印で示す方向で流れるようになっている。以下、右側のガス通路14Aを入口通路、左側のガス通路14Bを出口通路と言う。
上記収容空間13は、入口通路14A、出口通路14Bと開口端13aとの間を占める開口側収容部13x(ボデイ10の第1突出部11aに対応した収容部)と、入口通路14A、出口通路14Bと閉塞端13bとの間を占める奥側収容部13y(ボデイ10の第2突出部11bに対応した収容部)と、入口通路14A、出口通路14Bに連なる中間収容部13zと、を有している。
収容空間13の中間収容部13zの内周面は、入口通路14A、出口通路14Bが開口するため切り欠かれているが、図5において紙面と直交して対向する2箇所は円筒面として残っている。
収容空間13の開口側収容部13xの内周には、入口通路14A,出口通路14Bの近傍に、後述する第1シールリング51を装着するための環状の装着溝15aが形成され、開口端13a近傍には後述する第2シールリング52を装着するための環状の装着溝15bが形成されている。
収容空間13の奥側収容部13yの内周には、環状の第1係止溝16aが形成され、開口側収容部13xの内周には、入口通路14A,出口通路14Bと装着溝15aとの間において、環状の第2係止溝16bが形成されている。これら係止溝16a,16bの入り口通路14A,出口通路14B側の端部はテーパをなしている。
ボデイ10の筒部11の第1突出部11aの先端部外周には雄ネジ17が形成されるとともに、この雄ネジ17よりも接続口部12寄りには環状の装着溝18が形成されている。この装着溝18にはOリングからなるシールリング55が装着されている。
図1、図6に示すように、上記ケース20は円筒形状をなし、ボデイ10の収容空間13に軸線L1に沿って移動可能に収容されている。ケース20の一端が開口され他端が閉塞されている。開口端を符号21で示し、閉塞端部を符号22で示す。ケース20の周壁には入口通路14Aと出口通路14Bにそれぞれ連なる一対の連通口24が形成されている。
ケース20の閉塞端部22は厚肉をなし、一対の連通口24から開口端21の反対側に突出している。この閉塞端部22の外周には環状の装着溝25が形成され、この装着溝25には、Cリングからなる係止リング26が装着されている。ケース20の開口端21近傍の内周には雌ネジ27が形成されている。
上記ケース20がボデイ10の収容空間13内に収容された状態で、その開口端21は収容空間13の開口端13aと同方向を向き、その閉塞端部22は収容空間13の奥側収容部13yに収容されている。係止リング26が奥側収容部13yの第1係止溝16aに嵌っており、これにより、ケース20は設定された収容位置に位置決めされている。一対の連通口24は、入口通路14Aと出口通路14Bに連通するように配置されている。
図1、図6に示すように、上記シール手段50は、ボデイ10の装着溝15a,15bにそれぞれ装着されたOリングからなる第1シールリング51と第2シールリング52とを有している。これらシ-ルリング51,52は、ケース20がボデイ10の収容空間13に収容された状態で、ケース20の外周において一対の連通口24と開口端21との間の領域に接しており、これによりボデイ10の収容空間13の内周とケース20の外周との間をシールしている。
図1、図6に示すように、上記異物除去手段30は、円筒形状のカートリッジ31と、このカートリッジ31内に収容された円筒形状のフィルタ35(異物除去材料)とを有している。このフィルタ35は、例えば立体網状の完全連続気孔を有するポリビニルフォルマ―ルのスポンジにより形成されている。カートリッジ31の周壁には多数の細孔31aが形成されており、ガスの流通が可能である。なお、このカートリッジ31は網により構成してもよい。
カートリッジ31の一端が開口し他端が閉塞している。カートリッジ31の開口端がケース20の閉塞端部22に当接し、その閉塞端がケース20の開口端21側に配置されている。カートリッジ31の周壁の図1における下部はケース20の一対の連通口24に対向して配置されている。カートリッジ31の閉塞端にはつまみ部32が突出形成されている。
図1、図6に示すように、封鎖手段40は、カートリッジ31を収容した状態でケース20の開口端21を気密に封鎖するものであり、ケース蓋41とOリングからなるシールリング49とを有している。ケース蓋41は、外周に雄ネジ42と環状の装着溝43を有し、この装着溝43にシールリング49が装着されている。
ケース蓋41がケース20の雌ネジ27に螺合され、シールリング49がケース20の開口端21近傍の内周面に接することにより、ケース20の開口端21が封鎖される。
ケース蓋41の内端面にはカートリッジ31のつまみ部32を収容する凹部44が形成されており、外端面には係合凸部45が形成されている。この係合凸部45の外周には雄ネジ45aが形成され、先端面には工具掛け穴45bが形成されている。
図1、図6に示すように、外蓋60のスカート部内周には、ボデイ10の第1突出部11aの先端部の雄ネジ17に螺合される雌ネジ61が形成されており、その頂壁の中央に形成された凸部には、ネジ穴62が形成されている。
上記外蓋60がボデイ10の第1突出部11aに螺合され、シールリング55が外蓋60のスカート部内周に接することにより、収容空間13の開口端13aが気密に封鎖されている。
上記構成をなすストレーナ装置の作用を説明する。図1に示すように、カートリッジ31を組み込んだケース20を収容空間13に収容した状態で、入口通路14Aから流入したガスはカートリッジ31の細孔31aを通りフィルタ35を通る過程で微細な塵埃を除去され、出口通路14Bから流出する。シールリング51,52によりケース20外周とボデイ10の収容空間13内周との間がシールされ、ケース20の開口端21がケース蓋41とシールリング49により気密に封鎖され、さらに収容空間13の開口端13aが外蓋60とシールリング55により気密に封鎖されているので、ガスはストレーナ装置から漏れ出ることはない。
長期使用後にフィルタ35を交換する場合には、以下の手順によりカートリッジ31を引き出す。
最初に、図2に示すように外蓋60をボデイ10の筒部11から外し、この外蓋60を逆さにしてそのネジ穴62にケース蓋41の係合凸部45を螺合させ、この状態で外蓋60を手で掴んで引く。これにより、ケース20の閉塞端部22に装着されている係止リング26が、収容空間13の奥側収容部13yの第1係止溝16aから外れ、ケース20は収容空間13の開口端13aから軸線L1に沿って引き出される。やがて図2に示すように係止リング26が第2係止溝16bに嵌ることにより、ケース20は設定された突出位置で保持される。
上記ケース20が突出位置にある時、収容空間13の開口側収容部13xをケース20の閉塞端部22が塞ぎ、第1シールリング51が閉塞端部22外周に接することにより、収容空間13の開口側収容部13xは封鎖されている。そのため、ガス供給を続行してもストレーナ装置からガスが漏れ出ることはない。
ケース20が突出位置にある時には、入口通路14Aに流入したガスはケース20、カートリッジ31、フィルタ35を通らずに、収容空間13の中間収容部13zを通って出口通路14Bへと向かう。
ケース20が図1の収容位置から図2の突出位置まで移動する途中では、第1シールリング51をケース20の連通口24が通るために第1シールリング51はシール機能を発揮できないが、第2シールリング52がケース20の外周に常時接しているため、この過程でのガス漏れを防止できる。なお、この短時間でのガス漏れを許容できる場合には第2シールリング52を省くこともできる。
次に、外蓋60をケース蓋41から外し、さらにケース蓋41の工具掛け穴45bに工具を掛けてケース蓋41を回すことにより、ケース20から取り外す。これにより、図3に示すようにケース20の開口端21が開放され、カートリッジ31のつまみ部32が露出する。
次に、図4に示すように、カートリッジ31のつまみ部32を手で掴んでカートリッジ31を軸線L1に沿って引き出す。古いフィルタ35をカートリッジ31から取り出し、このフィルタ35を洗浄するか新しいフィルタ35と交換して、再びカートリッジ31に装着する。この後、上記の工程を逆の順で実行する。簡単に説明すると、カートリッジ31をケース20に収容し、ケース20の開口端21をケース蓋41で封鎖した後、ケース20を軸線L1に沿って押込む。これにより、係止リング26が第1係止溝16aに嵌まり、ケース20が収容空間13内に収容される。この後で外蓋60をボデイ10に螺合する。
次に、本発明の第2実施形態に係るストレーナ装置ついて、図7~図11を参照しながら説明する。図7、図11に示すように、このストレーナ装置のボデイ10と、封止手段40と、シール手段50と、外蓋60は、第1実施形態と同様であるから、各部位に同番号を付してその詳細な説明を省略する。
第2実施形態のケース20’は、第1実施形態と同様に円筒形状をなしており、第1実施形態のケース20と共通の構成部については、同番号を付してその詳細な説明を省略する。ケース20’は、その内部空間において閉塞端部22寄りに配置された流路構成部28を有している。流路構成部28は、入口側連通口24に連なりボデイ10の軸線L2に沿って軸線L1に向かう第1部分28aと、軸線L1に沿って開口端21に向かう第2部分28bとを有している。第2部分28bの先端は開口している。これら第1部分28aと第2部分28bによりL字形の内部通路29が形成されている。
第2実施形態の上記異物除去手段30’のカートリッジ31’は、円筒部36(筒部)と、円筒部36の一端に形成された断面U字形をなす環状の装着部37と、装着部37の内端に連なる円盤部38とを有している。カートリッジ31’は、第1実施形態と同様に多数の細孔が形成されているか、網により構成されていて、通気性を有している。
カートリッジ31’内に円筒形状のフィルタ35が収容されている。フィルタ35の一端部はカートリッジ31’の装着部37に嵌め込まれている。
カートリッジ31’は、その装着部37がケース20’の流路構成部28の第2部分28bの外周に装着されている。この装着状態で装着部37が流路構成部28の第1部分28aに当接し、カートリッジ31’の他端がケース蓋41に押さえられている。ケース蓋41には、凸部44’が形成されており、この凸部44’がフィルタ35に入り込んでいる。
カートリッジ31’は上記装着状態において、ケース20’の連通口24から開口端21寄りに偏倚している。また、カートリッジ31’の円筒部36はケース20’の周壁から離間しており、両者の間に環状の通路100が形成されている。
第2実施形態では、図7に矢印で示すように、入口通路14Aから流入したガスは、流路構成部28の内部通路29を通り、カートリッジ31’の円盤部38を通り、フィルタ35を通り、さらにカートリッジ31’の円筒部36および環状の通路100を通って出口通路14Bに向かう。さらにガスの一部は、フィルタ35を通って装着部37を経て出口通路14Bに向かう。このように、ガスがフィルタ35の広い領域を通過するので、異物除去効果を高めることができる。
フィルタ35を交換する場合には、図8に示すように、外蓋60を用いてケース20’を突出位置まで引き出し、次に図9に示すように、外蓋60およびケース蓋41を取り外してカートリッジ31’を露出させ、次に図10に示すように、カートリッジ31’を取り出し、フィルタ35を交換する。これらの工程は第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。
第2実施形態において、上記流路構成部の第1部分28aが出口側連通口24に連なっていてもよい。カートリッジ31’の円盤部38は省くこともできる。
上記実施形態のストレーナ装置は、ガス通路を流れる微細な塵埃(異物)を除去するために構成されているが、ガス中の蒸気(異物)を除去するために構成してもよい。この場合には、フィルタの代わりにシリカゲル等の除湿剤が異物除去材料としてカートリッジに充填される。第1実施形態で除湿剤を用いる場合には、カートリッジ30の下端を閉塞する必要がある。第2実施形態では、図12に示すように、同じカートリッジ31’を 用いて除湿剤35’を充填すればよい。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。例えば、カートリッジは、異物除去材料とともに使い捨てにしてもよい。
本発明のストレーナ装置は、ガス以外の流体通路例えば水道管に装着されて、水道管を流れる水から塵埃等の異物を除去するために用いることができる。
本発明は、流体通路に装着されるストレーナ装置に適用することができる。
10 ボデイ
11 筒部
12 接続口部
13 収容空間
13y 奥側収容部
14A 入口通路
14B 出口通路
16a 第1係止溝
16b 第2係止溝
20,20’ ケース
22 閉塞端部
24 連通口
25 装着溝
26 係止リング
28 流路構成部
28a 第1部分
28b 第2部分
29 内部通路
30,30’ 異物除去手段
31,31’ カートリッジ
32 つまみ部
35 フィルタ(異物除去材料)
35’ 除湿剤(異物除去材料)
36 円筒部(筒部)
37 装着部
40 封鎖手段
41 ケース蓋
50 シール手段
51 第1シールリング
52 第2シールリング
60 外蓋

Claims (9)

  1. ア.軸線に沿って延び一端が開口され他端が閉塞された収容空間と、上記軸線と交差する方向に延びて上記収容空間に連なる入口通路および出口通路と、を有するボデイと、
    イ.筒形状をなし一端が開口され他端が閉塞され、周壁に上記入口通路および上記出口通路にそれぞれ連なる一対の連通口を有し、上記一端の開口を上記収容空間の開口と同じ向きにした状態で、上記収容空間に収容された収容位置と、上記収容空間の開口から突出する突出位置との間で移動可能なケースと、
    ウ.上記ケースに収容され、流体の流通を許容しながら、異物を流体から除去する異物除去手段と、
    エ.上記収容空間の内周において上記入口通路および上記出口通路と上記開口との間に装着され、上記ケースが上記収容位置に位置した状態と上記突出位置に位置した状態において、上記ケースの外周と上記収容空間の内周との間をシールするシール手段と、
    オ.上記ケースの開口を開放可能に封鎖する封鎖手段と、
    を備え、
    上記シール手段は、上記入口通路および上記出口通路寄りの第1シールリングと、上記収容空間の開口寄りの第2シールリングとを有しており、
    上記ケースが上記収容位置に位置している状態で、上記第1、第2シールリングは、上記ケースの外周において上記連通口と上記ケースの開口との間の領域に接し、
    上記ケースが上記突出位置に位置している状態で、上記第1シールリングは上記ケースの閉塞端部の外周に接し、上記第2シールリングは上記ケースの外周において上記連通口と上記ケースの開口との間の領域に接することを特徴とするストレーナ装置。
  2. 上記収容空間は、上記入口通路および上記出口通路から見て上記収容空間の開口の反対側に延出する奥側収容部を有し、上記ケースは上記収容位置に位置している時に、上記閉塞端部が上記奥側収容部に収容されていることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
  3. 上記ケースの上記閉塞端部の外周には環状の装着溝が形成され、この装着溝に係止リングが装着されており、
    上記奥側収容部の内周には第1係止溝が形成され、上記収容空間の内周において上記第1シールリングと上記入口通路および上記出口通路との間には第2係止溝が形成されており、
    上記ケースが上記収容位置に位置している状態では、上記係止リングが上記第1係止溝に係止され、上記ケースが上記突出位置に位置している状態では、上記係止リングが上記第2係止溝に係止されることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
  4. 上記異物除去手段が、上記ケースに収容され通気性を有する筒状のカートリッジと、このカートリッジ内に収容された異物除去材料と、を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のストレーナ装置。
  5. 上記カートリッジは、上記ケースに収容された状態で、その一端が上記ケースの閉塞端部に当接し、上記カートリッジの周壁の一部が上記ケースの上記一対の連通口に臨んでいることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
  6. 上記カートリッジの閉塞された他端にはつまみ部が突出して形成されていることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
  7. 上記ケースは、その内部空間において閉塞端部寄りに配置された流路構成部を有し、この流路構成部は、上記一対の連通口の一方に連なるとともに上記ボデイの軸線に向かって延びる第1部分と、この第1部分に連なり上記ボデイの軸線に沿って上記ケースの開口に向かって延びその先端が開口する第2部分とを有し、これら第1部分と第2部分によりL字形の内部通路が形成されており、
    上記カートリッジは、筒部とこの筒部の一端に形成された環状の装着部を有し、この装着部が上記流路構成部の上記第2部分の外周に装着されており、この装着状態で上記筒部が上記ケースの周壁から離間していることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
  8. 上記ボデイは、上記軸線に沿って延びる筒部と、上記筒部の側部から突出して形成された一対の接続口部とを有し、上記一対の接続口部の端面に上記入口通路と上記出口通路がそれぞれ開口しており、
    上記ボデイの筒部には、上記収容空間の開口を封鎖する外蓋が螺合されており、
    上記封鎖手段は、上記ケースの開口側の端部に螺合されたケース蓋を含むことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のストレーナ装置。
  9. 上記ケース蓋はその外端面に係合凸部を有し、上記外蓋は上記係合凸部と螺合可能なネジ穴を有していることを特徴とする請求項に記載のストレーナ装置。
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