JP6999107B2 - 軒樋固定構造 - Google Patents

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本発明は、容易かつ確実に軒樋を適切な位置に固定し、降雨により発生する軒先の汚れを防止する軒樋固定構造に関する。
従来、建物の軒先には、軒天井の先端側と、屋根の先端側と、の間にこれら双方を接続するために鼻隠し材という構造物が配置される場合が多い。当該軒先の雨水排水を行う軒樋は、専用の支持具をこの鼻隠しに固定し、当該支持具を介して軒樋を軒先に配設する。また、屋根から流入した雨水を軒樋から下方に移送させるため、竪樋等を当該軒樋に接続し、所望の排水経路を形成している。
特許文献1(特開平8-296309号公報)に、簡易な構造で、かつ安価に必要強度を確保でき、大面積の鼻隠し化粧材の設置にも対応できる軒先構造が開示されている。当該特許文献1の軒先構造は、屈曲させて形成した略水平方向に伸びる補強リブを具備した鼻隠し材を鼻隠しに固定し、当該鼻隠し材の補強リブに軒樋又は該軒樋を支持する支持具を係止することにより、鼻隠しの補強を行いつつ、軒樋を容易かつ確実に固定するものである。
また、特許文献2(平4-87939号公報)には、鼻隠しの防水を行い、鼻板水切り板及び軒樋支持具を容易かつ正確に軒先に固定可能な鼻板の防水構造が開示されている。当該特許文献2の鼻板の防水構造は、略水平に伸びて前方に突出するリブを備えた鼻板水切り板を鼻隠しの前方側に配設して防水を行うものである。また、鼻板水切り板のリブを目印にして該鼻板水切り板自身及び軒樋の位置決めを簡便に行うことができる。
特開平8-296309号公報 実開平4-87939号公報
しかしながら、上記特許文献1の軒先構造は、略水平に形成された補強リブに対して軒樋又は該軒樋を支持する支持具を係止しているため、軒樋に排水を促す勾配が付与できず、雨水の搬送性能が低下する問題があった。また、上記理由により軒樋内部に流入した雨水が迅速に排水経路の川下側に移送されないため、軒樋の大型化や竪樋の設置数を増加する必要がある等、コストの増大を招く恐れもあった。また、特許文献2の鼻板の防水構造についても、略水平に伸びたリブを用いて軒樋の位置決めを行うことから、特許文献1と同様に排水を促す勾配を付与できない。
更に、特許文献1の軒先構造では、鼻隠しに固定する鼻隠し材の一部に対して雨水と共に汚れ粒子等が付着し、付着した当該雨水が滴下することにより、汚れが略全面に広がってしまう恐れがあった。
そこで、鼻隠し材及び鼻板水切り板の構造に着目すると、下方から見上げた際における軒先全体の意匠性の向上は困難であり、また、軒樋の固定方法及び竪樋の構造に着目すると、軒樋から竪樋へ雨水を搬送する性能が低いことは明らかである。また、リブの形状は軒樋及び軒樋支持具の位置決めや固定を想定されたものであって、鼻隠し材の汚れを防止する作用はなく、未だ改善の余地があった。
そこで本発明は、意匠性の高い軒先を構成し、降雨時においても雨水の水撥ね及び滴下を好適に抑制して汚れ防止を図りつつ、高い搬送性能を備えた軒樋固定構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
軒先の鼻隠し前面に固定される鼻隠し化粧材と、
前記鼻隠し化粧材に取り付けられる取付部、及び前記取付部に設けられた軒樋支持部を備える軒樋支持具と、
略水平に設置される軒樋と、
を含む軒樋固定構造であって、
前記鼻隠し化粧材が、屋外表面側に前記鼻隠し化粧材の長手方向の辺と略平行な突条を備え、
前記突条が、前記軒樋支持具の取付部の下端の端縁部と当接しており、
前記突条の屋外側に突出した最先端部が、前記軒樋支持具の取付部の下端より屋外側に位置しており、
前記突条の下方に接続する前記鼻隠し化粧材の平面部が、前記鼻隠し前面に密着固定されていること、
を特徴とする軒樋固定構造を提供する。
このような構成を有する本発明の軒樋固定構造では、軒樋下方から該軒樋を見上げた際、軒樋支持具の取付部や軒樋と鼻隠し化粧材との隙間を突条によって隠し、意匠性を向上させることができる。また、屋根から軒樋内に流入した雨水の一部の跳ね返りや強風の吹き込みにより、鼻隠し化粧材や軒樋支持具に付着した雨水は、当該鼻隠し化粧材の表面を伝って突条まで滴下するが、当該突条により下方への滴下を抑制することができる。従って、突条の下方では雨水に含まれる汚れ粒子の付着や、雨水で濡れた面への砂や埃の付着が発生しにくいため、軒下から見える鼻隠し化粧材の下方全体の汚れを防止することができる。
また、鼻隠し化粧材に固定した軒樋支持具の取付部の下方における略鉛直下向きの面と、鼻隠し化粧材の突条と、の位置を合わせて固定することで、当該鼻隠し化粧材の正確な高さ位置に各軒樋支持具を固定することができるため、軒樋支持具に固定する軒樋を容易に略水平配置することができる。
更に、軒樋が略水平に配設されるため、該軒樋と軒先水切りとの位置関係や、軒樋と屋根との距離は、軒樋のどの位置でも一定となる。よって、軒樋を最も水撥ねしにくい位置に固定することが可能となり、鼻隠し化粧材への雨水や汚れの付着を最小限に抑制することができる。
前記軒樋支持具の取付部の下端の略鉛直下向きの面が、前記突条の上向きの面と面接することが望ましい。
このような構成を有する本発明の軒樋固定構造では、正確に各軒樋支持具を鼻隠し化粧材の突条に沿って同一の高さかつ同一の角度で略水平に配置でき、例えば水糸等を用いた煩雑な作業工数を減らして簡便かつ迅速に固定を行うことが可能となる。また、施工後において当該軒樋支持具の固定が緩んだ場合でも、突条が軒樋支持具を支持し、位置ずれや傾きの発生を防止可能なため、排水効率や美観を好適に維持することができる。更に、軒樋支持具と突条とが面接することにより、双方の隙間に雨水が侵入することを抑止し、金属腐食、水垢の蓄積、及びカビ等の発生を防止することができる。
前記軒樋が、サイホン原理を利用した雨水排水装置の一部であることが望ましい。
このような構成を有する本発明の軒樋固定構造では、当該軒樋内の雨水をサイホン原理で竪樋内に引き込むことができるため、勾配を持たない略水平に固定した軒樋であっても確実に雨水を排水経路に移送することができる。また、例えば大雨等で軒樋への雨水の流入が多量となった場合でも、サイホン原理により軒樋内の雨水が急速に排水される。よって、雨水の貯留による軒樋内の水面位置が低く抑えられ、屋根から流入した追加雨水が当該水面に当たって他に跳ね返ることを抑制可能となる。
前記突条の上向きの面が、略水平の平坦面であることが望ましい。
このような構成を有する本発明の軒樋固定構造では、鼻隠し化粧材に付着した雨水を突条で受けることができ、当該突条より下方に雨水が滴下することを更に抑制可能となる。また、軒樋支持具の位置決め及び固定をより容易かつ正確に行うことができるため、当該固定に緩みが発生した場合でも位置ずれを防止することが可能となる。
前記鼻隠し化粧材が、前記突条の下方に鼻隠しの通気のための開口を設けられていることを特徴とすることが望ましい。
このような構成を有する本発明の軒樋固定構造では、鼻隠しや軒天井の裏面側等に外気を安定して供給することで小屋裏換気又は屋根面通気が可能となる。
本発明によれば、意匠性の高い軒先を構成し、降雨時においても雨水の水撥ね及び滴下を好適に抑制して汚れ防止を図りつつ、高い搬送性能を備えた軒樋固定構造を提供することができる。
本発明の軒樋固定構造の一実施形態の概要を示す模式図である。 鼻隠し化粧材1の構造を示す図であって、図2(a)は、鼻隠し化粧材1の側面図であり、図2(b)は、鼻隠し化粧材1の正面図である。 開口23の構造を説明する図であって、図3(a)は、開口23の配置を示す鼻隠し化粧材1の底面図であり、図3(b)は、開口23の平面図であり、図3(c)は、開口23の断面図である。 その他の開口23における構造を説明する図であって、図4(a)は、開口23の断面図であり、図4(b)は、開口23の正面図である。 軒樋支持具3の構造を示す一部を断面視した側面図である。 軒樋5の構造を示す図であって、図6(a)は、軒樋5の縦断面図であり、図6(b)は、軒樋5の側面図である。 サイホン竪樋11の構造を示す縦断面図である。 鼻隠し7に鼻隠し化粧材1を固定する状態示す模式図である。 鼻隠し化粧材1に軒樋支持具3を固定する状態を示す模式図である。 軒樋支持具3に軒樋5を固定する状態を示す模式図である。 サイホン竪樋11の配置を示す模式図である。 屋外暴露試験に用いた鼻隠し化粧材の形状を示す図であって、図12(a)は、鼻隠し化粧材Aタイプの形状を示す断面図であり、図12(b)は、鼻隠し化粧材Bタイプの形状を示す断面図であり、図12(c)は、鼻隠し化粧材Cタイプの形状を示す断面図である。 屋外暴露試験後における鼻隠し化粧材それぞれの汚れ付着状態を示す図であって、図13は、試験後における鼻隠し化粧材Aタイプ、及びCタイプそれぞれの突条及び凹部近傍に付着した汚れと鼻隠し面全体における汚れ付着状況を示す正面図である。
以下、図1~図13を参照しながら、本発明の軒樋固定構造の代表的な実施形態を詳細に説明する。但し、本発明は図示されるものに限られるものではなく、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて比や数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
1.軒樋固定構造の概要
図1を用いて本実施形態における軒樋固定構造の概要を説明する。図1は、本実施形態における軒樋固定構造の概要を示す模式図である。本実施形態の軒樋固定構造は、例えば住居等の屋根9に落下した雨水を所定の排水経路に誘導する軒樋5の固定を行うための構造であって、当該軒樋5を支持するための軒樋支持具3を軒に対して少ない工数及び施工誤差で取付け可能な機能性を備えるとともに、鼻隠し化粧材1に雨水や汚れが付着することを防止して軒先全体の美観維持を可能とするものである。
図1に示すとおり、本実施形態の軒樋固定構造は、概ね屋根9に落下した雨水を軒先で受ける軒樋5と、該軒樋5を軒先に固定するための軒樋支持具3と、該軒樋支持具3を軒先に配置された鼻隠し7に固定し、更に該鼻隠し7の美観を維持する鼻隠し化粧材1と、軒樋5から該軒樋5内に集水した雨水を下方に移動させるサイホン竪樋11(図7及び図11に図示)と、を含んで構成されている。
2.各部品の構造
<鼻隠し化粧材1>
次に、図2(a)及び(b)を用いて、鼻隠し化粧材1の構造について詳細に説明する。図2(a)及び(b)は、鼻隠し化粧材1の構造を示す図であって、図2(a)は、鼻隠し化粧材1の側面図であり、図2(b)は、鼻隠し化粧材1の正面図である。鼻隠し化粧材1は、図2(a)に示すように所定の縦断面形状を有し、図2(b)に示すように長尺状(即ち、図1の紙面の法線方向に延びる形状)の部品である。
この鼻隠し化粧材1は、耐蝕性を備えた金属材料(加工後、塗装を施して耐蝕性を付与してもよい)、又は種々の樹脂材料等で形成することができ、鋼板等の金属材料を用いる場合は、例えばプレスブレーキ等の加工方法を用いて形成し、樹脂材料を用いる場合は、例えば押出し等の加工方法を用いて形成することが望ましい。
本実施形態で用いる鼻隠し化粧材1の断面形状は、概ね、鼻隠し7の側面に対して略垂直に立設される上端面13と、鼻隠し7の側面に対して略平行に配置される垂直面15と、鼻隠し7の底面に対して、略平行に配置される下端面17と、から構成されている。なお、垂直面15が対向して当接する鼻隠し7の側面は、一般的には、略鉛直方向に延びている。
上記垂直面15の略中央には鼻隠し7の側面当接側とは反対側に突起する突条45が備わっている。当該突条45についてより具体的には、上記垂直面15を加工して長尺状に突起させた断面略三角形状の部位であって、前記突条45の上向きの面が垂直面15に対して略直角に立設(略水平の平坦面)した特徴を有する。
突条45より下方の鼻隠し化粧材部分である垂直面15が、鼻隠し7の側面に密着することで、当該垂直面において鼻隠し化粧材1を鼻隠し7の側面に釘やビス等で固定が可能となる。また当該垂直面15が鼻隠し7に密着せず屋外方向に膨らみを有する場合、軒樋を固定する際の作業クリアランスを確保するために軒樋5と突条より上部の鼻隠し化粧材垂直面15の間隔を広げる必要が生じる。当該間隔が大きいと、鼻隠し化粧材表面への雨水や大気浮遊粒子等の付着量が増大するため、突条部より下方の鼻隠し化粧材垂直面15は鼻隠し7と密着することが望ましい。
ここで、突条45の上向きの面のサイズは、後述する軒樋支持具3の下端に配置される略鉛直下向きの面19が当接できる範囲であればよい。更に具体的には、当該突条45の上向きの面における断面方向(突出幅)のサイズL1は、後述する軒樋支持具3の下端に配置される略鉛直下向きの面19の奥行のサイズL3より大きいことが望ましい。このようにすることにより、鼻隠し化粧材1で軒樋支持具3を確実に受け止めることができる。
また、当該鼻隠し化粧材1の下端面17には、鼻隠し7や軒天井21の裏面側等に外部の空気を供給するための開口(通気口)23が備わっている。以下、図3(a)(b)(c)を用いて開口23の構造について詳細に説明する。図3(a)(b)(c)は、開口23の構造を説明する図であって、図3(a)は、開口23の配置を示す鼻隠し化粧材1の底面図であり、図3(b)は、開口23の平面図であり、図3(c)は、開口23の断面図である。
図3(a)に示すとおり、開口23は、鼻隠し化粧材1の下端面17に対し、該鼻隠し化粧材1の長尺方向に沿って所定の間隔で配置されている。当該開口23の配置についてより具体的には、鼻隠し化粧材1の下端面17に対し、各開口23をサイズL2で等間隔に配置し、鼻隠し7や軒天井21の裏面側等に外気を安定して供給する。なお、例えば鼻隠し7や軒天井21以外に梁等の構造物が配置される場合は、適宜上記間隔を変更し、最適化することが望ましい。開口23は下端面17のみではなく側面に配置することも可能である(図4参照)。
また、開口23の具体的な構造については、鼻隠し7や軒天井21の裏面側等に通気させることができれば種々の構造を採り得るが、例えば、図3(b)及び(c)に示すとおり、平面上に形成された単純な孔ではなく、プレス等の加工方法を用いて立体的に形成された孔(即ち、平面に対して凹部(又は凸部)を形成し、当該凹部(又は凸部)内において前記平面に対して所定の角度で傾斜して形成された孔)として雨水の侵入を抑制できる構造とすることが望ましい。
ここでは、鼻隠し化粧材1の下端面17を内部側にプレスして突起23Aを形成し、該突起23Aの端部側面に孔23Bを設けて形成している。これにより外部から吹き込んだ雨水や、軒樋5で跳ねた雨水等が鼻隠し化粧材1側に飛散したとしても、開口23から内部側に侵入することを抑制する。
<軒樋支持具3>
続いて、図5を用いて軒樋支持具3の構造について詳細に説明する。図5は、軒樋支持具3の構造を示す一部を断面視した側面図である。図5に示すとおり軒樋支持具3は、概ね軒樋5を支える軒樋支持部25と、当該軒樋支持具3を鼻隠し7に固定するための取付部27と、から構成されている。なお、図5の軒樋支持部25と取付部27とは一体的に形成されていて単一の部材を構成しているが、これは一例であり、成形体同士を組み合わせる部材、あるいは金属製の部材も使用が可能である。当該軒樋支持具3の各部のサイズは、使用する軒樋5の大きさ、また鼻隠し7の大きさ及び形状により適宜決定することが好ましい。
軒樋支持部25は、軒下において鼻隠し7側から外側(図1に示す矢印Xの向き)に逆アーチ状(アーム状)に延びる形状を有する部品であって、一定の強度を維持しつつ肉抜きを施して軽量化が図られている。また、当該軒樋支持部25の先端部には第一係合部29、後端部下方には第二係合部31が配設されており、双方により軒樋5を固定することができる。図1に示す矢印Xと反対の向きからみた場合、軒樋支持部25は例えば概ね100~200cmの幅を有している。
この軒樋支持部25は、後述する軒樋5を係合させてこれを保持するために、先端部に設けられた第一係合部29と、後端部の下方部分に設けられた第二係合部31と、を具備している。ここでは、第一係合部29は上方に延びる突起部で構成されており、第二係合部31は図1に示す矢印Xと反対の方向に延びる突起部で構成されている。
取付部27は、上記軒樋支持部25に対して垂直に配置される略矩形の板状部品であって、下方の略鉛直下向きの面19が略水平に形成されている。また、所定の位置には少なくとも2つのビス固定用孔33が備わっており、当該ビス固定用孔33に固定ビス35を挿通して、取付部27を鼻隠し化粧材1及び鼻隠し7に固定することができる。
<軒樋5>
本実施形態の軒樋固定構造には一般的な軒樋を用いることができ、例えば、図6(a)及び(b)に示す構造を有する軒樋を用いることができる。図6(a)及び(b)は、軒樋5の構造を示す図であって、図6(a)は、軒樋5の断面図であり、図6(b)は、軒樋5の側面図である。図6(a)及び(b)に示すとおり、この軒樋5は、上方が開口された略矩形の断面形状を備える長尺の部品である。当該軒樋5は、上方の開口から雨水を内部に受け入れ、該雨水を後述するサイホン竪樋11等の排水経路に移送する役割を有する。
当該軒樋5の断面を構成する左右に位置した側壁の上端部には、上記軒樋支持具3と嵌合させるための第三係合部37と第四係合部39とを配設している。なお、軒樋支持具3が備えた第一係合部29及び第二係合部31と、軒樋5が備えた第三係合部37及び第四係合部39と、の形状は双方のサイズや取扱性等を考慮して適宜決定することが好ましい。
<サイホン竪樋11>
続いて、本実施形態の軒樋固定構造が含む竪樋であるサイホン竪樋11の構造を、図7を用いて詳細に説明する。図7は、サイホン竪樋11の構造を示す縦断面図である。図7に示すとおり、サイホン竪樋11は、概ね一般的な角筒状または円筒状の竪樋であって、本実施形態では上方の端部を上述した軒樋5に接続されて連通しており、当該軒樋5内部の雨水を中空層に引き込み、所定の排水経路に移送させることができる。
また、サイホン竪樋11は、従来公知のものを使用すればよい。軒樋5の雨水量が所定量に達するまで、当該雨水は軒樋を伝わって排水されるのみであるが、軒樋5の雨水量が上記所定量を超え、竪樋内を満水状態にすると、サイホン現象による水の吸引作用によって排水量が増大する。
3.軒樋5の取付け
以下、図8~図11を示しつつ、本実施形態の軒樋固定構造を用いた軒樋5の固定方法を詳細に説明する。図8は、鼻隠し7に鼻隠し化粧材1を固定する状態示す模式図であり、図9は、鼻隠し化粧材1に軒樋支持具3を固定する状態を示す模式図であり、図10は、軒樋支持具3に軒樋5を固定する状態を示す模式図であり、図11は、サイホン竪樋11の配置を示す模式図である。
<鼻隠し化粧材1の固定方法>
本実施形態の軒樋固定構造は、まず鼻隠し7に対して鼻隠し化粧材1を固定する。図8に示すとおり、鼻隠し化粧材1の垂直面15と、鼻隠し7の前方面(外部に対向し、地面に対して略垂直に配設された面)と、を略平行にしつつ対向させ、双方を互いに当接させる。続いて、鼻隠し化粧材1の上端面13を屋根9の先端部に干渉しない程度に接近させ、更に下端面17の先端を鼻隠し7の底面又は軒天井21に当接させて位置決めを行う。なお、位置決め後は比較的小径かつ短い仮止釘43等を用いて鼻隠し化粧材1と鼻隠し7との仮止めを行う。
上記鼻隠し化粧材1を鼻隠し7に固定することにより、鼻隠し7の表面の意匠を向上させつつ、雨水や汚れの付着を防止することができる。また、後述するが当該鼻隠し化粧材1が突条45を備えていることから、軒樋支持具3の位置決めが正確かつ簡便となり、更に当該突条45が鼻隠し化粧材1の上部(突条45より上部)に付着した雨水に対して物理的に干渉し、美観を損ねる下部への水垂れを好適に防止可能となる。
なお、鼻隠し化粧材1の固定前に、屋根9から移送された雨水を軒樋5内に誘導する軒先水切り47を屋根9の先端に取り付ける。当該軒先水切り47は、例えば耐蝕性を有した鋼板等で形成されることが好ましく、軒樋5との位置関係や形状に応じてプレスブレーキ等で折り曲げて形成されるものである。本実施形態においては、当該軒先水切り47の詳細な形状は限定せず、状況に応じて最適な形状を検討して採用するものとする。
<軒樋支持具3の固定方法>
次に、軒樋支持具3の固定を行う。図9に示すとおり、軒樋支持具3の取付部27の軒樋支持部25が設けられている面の反対面と、鼻隠し化粧材1の垂直面15の表面側と、を略平行にしつつ対向させ、双方を当接させる。続いて、軒樋支持具3の下方の略鉛直下向きの面19を、突条45を構成する上向きの面(略水平の平坦面)に面接させ、垂直方向の位置決めを行う。
上記により、正確に各軒樋支持具3を鼻隠し化粧材1の突条45に沿って同一の高さかつ同一の角度で略水平に配置でき、例えば水糸等を用いた煩雑な作業工数を減らして簡便かつ迅速に固定を行うことが可能となる。
また、上記のように各軒樋支持具3が略水平に固定されることで、軒樋5の垂直方向における位置も容易に略水平とすることができる。更に、施工後において固定が緩んだ場合でも、突条45が軒樋支持具3を支持し、位置ずれや傾きの発生を防止可能なため、排水効率や美観を好適に維持することができる。
なお、積雪等の地域性を考慮することによって軒樋支持具3の配置間隔は異なる場合もあるが、それぞれの建物における配置間隔は所定の距離で一定とすることが望ましい。
<軒樋5の固定方法>
続いて、軒樋5の固定を行う。図10に示すとおり、まず軒樋5を鼻隠し化粧材1と略平行に配置した後、該軒樋5を傾け(軒樋5の上方の開口を鼻隠し7側に向ける)、各軒樋支持具3が備える第一係合部29に第三係合部37を引掛ける。当該状態のまま、軒樋5の傾きを補正(軒樋5の上方の開口を上向きに戻す)しつつ、第四係合部39を軒樋支持具3の第二係合部31に係合させる。これにより、軒樋5が軒樋支持具3に固定され、屋根に落下した雨水を受けることができる。
また、軒樋支持具3の正確な配置により軒樋5が略水平に配設されるため、該軒樋5と軒先水切り47との位置関係や、軒樋5と屋根9との距離が、軒樋5における長尺方向のどの位置でも一定となる。従って、容易に軒樋5を最も水撥ねしにくい位置に配設することが可能となり、鼻隠し化粧材1への雨水や汚れの付着を最小限に抑制することができる。
<サイホン竪樋11の固定方法及び配置>
次に、サイホン竪樋11の固定及び配置を行う。図11に示すとおり、サイホン竪樋11は、該軒樋5に固定する。より具体的にはサイホン竪樋11の軸方向を縦向きにしつつ上方の端部を軒樋5の底面に連通させて接続し、下方の端部を川下に配置された集水桝等の排水経路に接続する。また、各サイホン竪樋11の配置間隔は、該サイホン竪樋11の排水能力に応じて所定の条件より決定することが望ましい。
サイホン竪樋11により、軒樋5を略水平に設置しても、当該軒樋5内の雨水をサイホン原理で竪樋内に引き込むことができるため、確実に軒樋5内の雨水を排水経路に移送することができる。また、例えば大雨等で軒樋5への雨水の流入が多量となった場合でも、サイホン原理により軒樋5内の雨水が急速に排水される。よって、雨水の貯留による軒樋5内の水面位置が低く抑えられ、屋根から流入した追加雨水が当該水面に当たって跳ね返ることを抑制可能である。
以上、本実施形態における軒樋固定構造の代表的な実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の変形例や改良例が存在し、これらは全て本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明をより具体的に検証すべく、3種の実施例を用いて屋外暴露試験を行った。以下、当該屋外暴露試験について詳述する。
次に、図12(a)(b)(c)と、図13と、を用いて、異なる形状の鼻隠し化粧材を用いて行った屋外暴露試験について詳述する。図12(a)(b)(c)は、屋外暴露試験に用いた鼻隠し化粧材の形状を示す図であって、図12(a)は、鼻隠し化粧材Aタイプの形状を示す断面図であり、図12(b)は、鼻隠し化粧材Bタイプの形状を示す断面図であり、図12(c)は、鼻隠し化粧材Cタイプの形状を示す断面図である。図13は、屋外暴露試験後における鼻隠し化粧材Aタイプ及びCタイプそれぞれの鼻隠し面全体における汚れ付着状況を示す正面図である。
当該屋外暴露試験は、形状の異なる複数種の鼻隠し化粧材(それぞれが同じ軒樋支持具、軒樋及び軒先水切りを具備する化粧材)を用いて軒樋をそれぞれ軒先に設置して所定時間暴露し、鼻隠し面(垂直面)の汚れ発生状況を比較したものである。図12(a)(b)(c)に示すとおり、当該暴露試験に用いる鼻隠し化粧材は、鼻隠し化粧材Aタイプ、Bタイプ及びCタイプの3種であって、概ねそれぞれの相違点は鼻隠し面の形状にある。
≪実施例1(鼻隠し化粧材Aタイプ)≫
鼻隠し面に、上面角が90度(上向きの面が略水平の平坦面)の突条を備える特徴を有した鼻隠し化粧材Aタイプと、軒樋支持具と、を用いて軒樋を軒先に固定し、336時間暴露環境下に置いた。
≪実施例2(鼻隠し化粧材Bタイプ)≫
鼻隠し面に、上面角が45度の突条を備える特徴を有した鼻隠し化粧材Bタイプと、軒樋支持具と、を用いて軒樋を軒先に固定し、336時間暴露環境下に置いた。
≪実施例3(鼻隠し化粧材Cタイプ)≫
鼻隠し面に、軒樋支持具を固定する固定ビスの締め付け位置(上方側及び下方側の2カ所)に凹形状の溝を有した鼻隠し化粧材Bタイプと、軒樋支持具と、を用いて軒樋を軒先に固定し、336時間暴露環境下に置いた。
上記3種の実施例を用いて屋外暴露試験を行った。なお、それぞれの実施例に用いた軒樋支持具及び軒樋は、同じものである。
[評価]
試験後における鼻隠し化粧材Aタイプ、Bタイプ、及びCタイプそれぞれの鼻隠し面の汚れ付着状況を確認すると、特に突条及び凹部近傍と、の当該突条及び凹部より下方の垂直面において差異が認められた。鼻隠し化粧材Aタイプ及びBタイプでは、双方の突条上部で汚れの堆積が確認できた。当該汚れの堆積は、大気中の浮遊微粒子や鼻隠し化粧材に付着していたホコリ等の雨水に溶解または分散している汚れが、該雨水と共に鼻隠し化粧材表面を下方へ流れた後、突条に塞き止められて乾燥した結果、汚れが該突条の上向きの面近傍に留められたことに起因するものと考えられる。なお、鼻隠し化粧材Cタイプの凹部近傍には目立った汚れの堆積は確認できなかった。
また、鼻隠し化粧材Aタイプの突条の上部には、鼻隠し化粧材Bタイプの突条の上部と比してより汚れの堆積が多いことから、当該鼻隠し化粧材Bタイプの突条は、鼻隠し化粧材Aタイプの突条より少量の雨水しか留めることができず、また留めた雨水が乾燥するまで保持することができないと推測される。よって、鼻隠し化粧材Bタイプの突条に達した汚れを溶解または分散した雨水の一部は、ある程度突条を乗り越えて鼻隠し面の下方側に流れるか、突条部分の水きり効果により鼻隠し化粧材の表面を離れて下方に落下していると考えられる。また、鼻隠し化粧材Cタイプは、上述のとおり凹部しか備えていないため、汚れを溶解または分散した雨水は塞き止められることなく鼻隠し化粧材表面全体に広がり、そこで乾燥するために鼻隠し化粧材表面全体に汚れが付着したものと考えられる。
鼻隠し化粧材Aタイプと、鼻隠し化粧材Cタイプと、の鼻隠し面全体における汚れの付着状況は、上述のとおり鼻隠し化粧材Aタイプは突条を備えているものの、鼻隠し化粧材Cタイプは凹部しか備えていないため、鼻隠し化粧材Aタイプと比してCタイプは、汚れが鼻隠し面の下方側にも広く付着していた。当該結果から、鼻隠し化粧材に突条を設けることは、鼻隠し面の汚れ防止効果に対し非常に優位性を持つことがわかった。また、突条の形状は、上向きの面を略水平面とすることで更に上記効果を向上させることができる。
本実施形態における軒樋固定構造は、意匠性の高い軒先を構成し、降雨時においても雨水の水撥ね及び滴下を好適に抑制して汚れ防止を図りつつ、高い搬送性能を備えた軒樋固定構造を提供するものである。
1 鼻隠し化粧材
3 軒樋支持具
5 軒樋
7 鼻隠し
9 屋根
11 サイホン竪樋
13 上端面
15 垂直面
17 下端面
19 略鉛直下向きの面
21 軒天井
23 開口
25 軒樋支持部
27 取付部
29 第一係合部
31 第二係合部
33 ビス固定用孔
35 固定ビス
37 第三係合部
39 第四係合部
41 止水ソケット
43 仮止釘
45 突条
47 軒先水切り
L1 サイズ
L2 サイズ
L3 サイズ




Claims (4)

  1. 軒先の鼻隠し前面に固定される鼻隠し化粧材と、
    前記鼻隠し化粧材に取り付けられる取付部、及び前記取付部に設けられた軒樋支持部を備える軒樋支持具と、
    略水平に設置される軒樋と、
    を含む軒樋固定構造であって、
    前記鼻隠し化粧材が、屋外表面側に前記鼻隠し化粧材の長手方向の辺と略平行な突条を備え、
    前記突条が、前記軒樋支持具の取付部の下端の端縁部と当接しており、
    前記突条の屋外側に突出した最先端部が、前記軒樋支持具の取付部の下端より屋外側に位置しており、
    前記突条の下方に接続する前記鼻隠し化粧材の平面部が、前記鼻隠し前面に密着固定されており、
    前記突条の下方において前記鼻隠しの底面に対して略平行な下端面に、前記鼻隠しの通気のための開口が設けられており、
    前記開口が、前記下端面に対して形成された凹部(又は凸部)内において、前記下端面に対して所定の角度で傾斜して形成された孔で構成されていること、
    を特徴とする軒樋固定構造。
  2. 前記軒樋支持具の取付部の下端の略鉛直下向きの面が、前記突条の上向きの面と面接すること、
    を特徴とする請求項1に記載の軒樋固定構造。
  3. 前記軒樋が、サイホン原理を利用した雨水排水装置の一部であること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の軒樋固定構造。
  4. 前記突条の上向きの面が、略水平の平坦面であること、
    を特徴とする請求項1~3のうちのいずれかに記載の軒樋固定構造。
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