JP6998818B2 - オレフィン系複合繊維およびオレフィン系複合繊維の製造方法 - Google Patents
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染色性を改善するために、特許文献1では、芯成分が分散染料および/またはカチオン染料で染色することが可能なポリエステル樹脂や酸性染料で染色することが可能なポリアミド樹脂であり、鞘成分がポリメチルペンテン樹脂である芯鞘型複合繊維が提案されている。このような構成とすることで高発色性、高光沢性、かつ耐光性、洗濯耐久性に優れた繊維が得られることが記載されている。
また、特許文献2では、海成分がポリメチルペンテン系樹脂であり、島成分が熱可塑性樹脂である海島構造とし、繊維横段面における島成分の分散径の変動係数CVが1~50%である複合繊維や多孔質繊維が提案されている。このような構成とすることで軽量性と発色性に優れた繊維が得られることが記載されている。
一方、ポリオレフィン樹脂とポリエステル樹脂やポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂とからなる繊維は、相溶性が低いため、樹脂の接合面で剥離し易く、製糸安定性や染色性の悪化が生じ、取り扱いが難しいという問題があった。
そこで、特許文献3では、鞘成分がポリメチルペンテン系樹脂、芯成分がポリエステル樹脂からなる芯鞘型複合繊維であって、芯部は鞘部との接合面に10個以上の突起構造を有した芯鞘型複合繊維にすることで鞘部と芯部の剥離が抑制できると記載されている。
また、特許文献3記載の繊維は、発色性かつ耐剥離性に優れたオレフィン系複合繊維が得られると記載されているものの、近年、より改善された耐摩擦性が求められている。
したがって、本発明は、オレフィン樹脂と可染性の熱可塑性樹脂とからなる複合繊維において、より耐摩擦性が良好なオレフィン系複合繊維を得ることを目的としたものである。
すなわち、本発明の要旨は、架橋したポリメチルペンテン系樹脂とポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂からなる複合繊維であって、以下の要件(1)~(2)を満たすオレフィン系複合繊維をその要旨とする。
(1)繊維外周は架橋したポリメチルペンテン系樹脂で覆われている
(2)前記ポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂は分散染料で染色可能
上記の中でも、分散染料で染色可能な熱可塑性樹脂はポリエステル樹脂であることが好ましい。
また、本発明のオレフィン系複合繊維は、撥水試験で湿潤しないものであることが好ましい。
また、本発明は、ポリメチルペンテン系樹脂とポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂からなる複合繊維を電子線照射によってポリメチルペンテン系樹脂を改質することを特徴とするオレフィン系複合繊維の製造方法でもある。なかでも、吸収線量が10kGy以上、150kGy以下であるように電子線を照射することが好ましい。
上記分散染料で染色可能な熱可塑性樹脂の融点は180℃以上、280℃以下が好ましい。
図2は、本発明のオレフィン系複合繊維の繊維横断面の断面形状の一例を示す図である。この例では、丸断面の繊維の海部cと島部dが配置されている。また、島部は繊維外周に露出していない。この場合、海部cは改質PMP樹脂、島部dは分散染料で染色可能な熱可塑性樹脂で構成されている。
芯部bと島部dが繊維外周に露出した場合、延伸工程、製織編工程、染色工程において、剥離が生じ易くなる。このため、製糸安定性の悪化、染色斑の発生、染色後の白化現象が生じ易い傾向があるため、芯部bと島部dは繊維外周に露出させないことが好ましい。
特に好ましくは、ポリエステル繊維やポリアミド繊維等の熱可塑性樹脂からなる繊維と混繊や交織や交編した織編物・不織布等の布帛とした繊維構造物であれば、染色性、耐熱性、軽量性、撥水性などの特徴を、適宜、活用して用いることができる点で好ましい。
しかしながら、EB照射によって発生したラジカルは、酸素と結合しやすく、オキシラジカル等を生成する。オキシラジカルはポリメチルペンテンを分解させる作用があるため、酸素存在下でEB照射を行うとポリメチルペンテンが劣化し易くなる。
EB照射雰囲気は、空気中でも脱酸素雰囲気下でもよいが、劣化を防止する観点から脱酸素雰囲気下が好ましい。より好ましくは窒素雰囲気下である。
準備した各樹脂を別々に溶融して、上記のような断面形状となるように、紡糸口金より吐出し、冷却した後、延伸して、オレフィン系複合繊維を得ることができる。
EB照射の場合、吸収線量が10kGy以上、150kGy以下となるように電子線を照射することが好ましい。10kGy未満では、電子線によるポリメチルペンテン系樹脂の改質が十分ではなく、耐摩擦性が得られにくい傾向がある。150kGyを超えると、ポリメチルペンテン系樹脂の改質よりも、劣化による強伸度低下が起こり易くなる。好ましくは30~150kGy、より好ましくは50~140kGyである。なお電子線は繊維又は繊維構造物の全面に照射してもよいが、電子線は透過力があるため、繊維又は繊維構造物の片面に照射するだけでもよい。
示差走査熱量計(DSC)(株式会社リガク製 「DSC 8230」)を用いて、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/minで300℃まで昇温し、吸熱ピークのピークトップを熱可塑性樹脂の融点とした。
20kgの糸を生産した際の平均糸切れ回数で製糸安定性を評価した。
○:糸切れ回数が1回未満の場合
×:糸切れ回数が1回以上の場合
得られたオレフィン系複合繊維の任意の2箇所を長さ方向に垂直に切断し、切断面を電子顕微鏡により1500倍で観察し、接合面の融合・剥離の発生状況を確認した。これらの欠点が発生していないものは「良好」とした。
(4)繊維の強度・伸度
JIS L1013に準じて、株式会社島津製作所製オートグラフAGSを用いた引張試験を行い、測定長:200mm、引張り速度:200mm/minの条件下にて、繊維が破断したときの破断強度、および破断伸度をそれぞれ5回測定し、その平均値を求め、繊維の強度・伸度とした。
得られたオレフィン系複合繊維を用いて筒編地を作製し、水平に置いた筒編地表面に250mLの水をシャワー散布し、余分な水滴を落としてから比較見本に基づいて評価した。
◎:表面に湿潤及び水滴の付着がないもの
○:表面に湿潤しないが、小さな水滴の付着を示すもの
×:表面に小さな個々の水滴状の湿潤を示すもの
得られたオレフィン系複合繊維で作製した筒編地を、70℃で20分間の精練を行い、水洗、風乾し、分散染料(Kayalon Polyester Black ECX 300)1.0%o.w.f、浴比1:50、130℃で1時間の高圧染色後、還元洗浄を常法で行い、染色による剥離等を下記の基準により評価した。
○:白化現象がない場合
×:白化現象がある場合
上記染色した筒編地を、ユニバーサル型屈曲摩擦試験機を用いて2.23Nの押圧荷重で100回往復摩擦した。摩擦した部分を目視で観察し、下記の基準により評価した。
○:白化していない場合
×:白化している場合
富士フイルム社製CTA線量計FTR-125をオレフィン系複合繊維と同時にEB照射した。EB照射したCTA線量計を島津製作所製分光光度計UVmini-1240を用いて280nmの吸光度測定により、吸収線量を求めた。
図1のように芯部と鞘部の接合面に突起構造を有する芯鞘口金を用いて、芯部:鞘部の面積比率が70:30となるように、鞘部にポリメチルペンテン(三井化学社製「TPX(登録商標) DX820」、MFR180g/10min、融点233℃)、芯部にポリエチレンテレフタレート(融点258℃)を供給し、285℃で紡出し、延伸倍率3.1倍、98℃で延伸し、70dtex/25fの繊維を3100m/minで巻取った。得られた繊維に、空気中で、IBA社製電子加速器ロードトロンTT200装置を用い、10MeVで、吸収線量が66kGyとなるようにEB照射を行い、オレフィン系複合繊維を得た。繊維横断面で、鞘部と芯部の界面での剥離は認められず、製糸安定性は良好であった。染色性評価では色斑なく、撥水性評価では筒編生地に湿潤を示さなかった。また、耐摩擦性評価においても白化は見られなかった。得られた結果を表1に示す。
EB照射を吸収線量が132kGyとなるように照射した以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、鞘部と芯部の界面での剥離は認められなかった。製糸安定性、染色性評価、撥水性評価および耐摩擦性評価は良好であった。得られた結果を表1に示す。
EB照射を吸収線量が165kGyとなるように照射した以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、鞘部と芯部の界面での剥離は認められず、製糸安定性も良好であった。撥水性評価では筒編生地に水滴状の湿潤を示したが、染色性評価、耐摩擦性評価は良好であった。得られた結果を表1に示す。
EB照射を脱酸素雰囲気下で照射した以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、鞘部と芯部の界面での剥離は認められなかった。製糸安定性、染色性評価、撥水性評価および耐摩擦性評価は良好であった。得られた結果を表1に示す。
図2のように島成分が外周に露出しない海島口金を用いて、海部:島部の面積比率が40:60となるように、海部にポリメチルペンテン(三井化学社製「TPX(登録商標) DX820」、MFR180g/10min、融点233℃)、島部にポリエチレンテレフタレート(融点258℃)を供給した以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、海部と島部の界面での剥離は認めらなかった。製糸安定性、染色性評価、撥水性評価および耐摩擦性評価は良好であった。得られた結果を表1に示す。
EB照射を行わない以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、鞘部と芯部の界面での剥離は認められなかった。製糸安定性、染色性評価および撥水性評価は良好であった。しかし、上記の耐摩擦性評価において、ユニバーサル屈曲試験機で摩擦した面は白化しており、繊維表面が変形していた。得られた結果を表2に示す。
図3のように一部の繊維外周にポリエチレンテレフタレートが露出する口金を用いた以外は実施例1と同様の方法でオレフィン系複合繊維を作製した。得られたオレフィン系複合繊維の繊維横断面で、海部と島部の界面での剥離が認められた。製糸安定性は糸切れが多発し、撥水性評価では湿潤を示し、染色性評価と耐摩擦性評価では白化現象が発生した。得られた結果を表2に示す。
b 芯部
c 海部
d 島部
Claims (6)
- 架橋した繰り返し単位が4-メチルペンテン-1の単独重合体であるポリメチルペンテン系樹脂とポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂からなる複合繊維であって、以下の要件(1)~(2)を満たすオレフィン系複合繊維。
(1)繊維外周は前記架橋したポリメチルペンテン系樹脂で覆われている
(2)前記ポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂は分散染料で染色可能 - 分散染料で染色可能な熱可塑性樹脂が、ポリエステル系樹脂である請求項1記載のオレフィン系複合繊維。
- 繊維表面に水滴を落とした際に水が湿潤しない請求項1または2記載のオレフィン系複合繊維。
- 請求項1~3いずれか1項に記載の衣料用複合繊維。
- ポリメチルペンテン系樹脂とポリメチルペンテン系樹脂以外の熱可塑性樹脂からなる複合繊維を電子線照射によってポリメチルペンテン系樹脂を改質することを特徴とする請求項1~4いずれか1項に記載のオレフィン系複合繊維の製造方法。
- 吸収線量が10kGy以上、150kGy以下となるように電子線照射することを特徴とする請求項5記載のオレフィン系複合繊維の製造方法。
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