JP6997442B2 - 袋詰め装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 1)モニター依頼のための公開の実施 〔公開を行った日〕平成29年11月20日 〔公開を行った場所〕広島県呉市中通2丁目3-18 小麦屋内
本発明は、パン等の収容物を、リップ部を備えた包装袋体に袋詰めするための袋詰め装置に関する。
特許文献1には、エア供給装置と、このエア供給装置の一端側に隣接して設けられる袋保持皿とをし、前記エア供給装置はその一端側に開口し、袋保持皿方向にエアを吹き出すエア吹出口を有するとともに、前記袋保持皿は、前記エア吹出口と平行な枢支部によりその長手方向中間部を介して回動可能に枢支されるとともに、該枢支部を境としたエア供給装置側の袋保持皿部分には、前記枢支部を境とした荷重配分または/および付勢手段により上方への回動モーメントが与えられ、前記エア供給装
置一端側のエア吹出口前面には、前記袋保持皿に保持された包装袋を袋保持皿の先端部分との間でクランプする袋押え部材を設けてなる袋詰め装置が開示されている。
特許文献2には、送風手段を有する装置本体と、袋状の包装体を束として保持する袋保持台とを有し、上記装置本体に設けられた送風口から上記袋保持台上の包装体に向けて空気を送り込み、上記包装体の開口部を強制的に開かせる袋詰め装置において、 上記装置本体には、包装体の開口部に向けて空気を導く風向板が上記袋保持台上の包装体の束厚みに追従して回動可能に設けられていることを特徴とする袋詰め装置が開示されている。そして、前記袋保持台は、上記包装体が所定角度傾斜した状態でセットされるトレーを有し、上記トレーは、被設置面に対する傾斜角θが40°<θ<80°である技術が開示されている。
特許文献3には、ベース材に立設された支柱に軸支され水平軸を軸心として回転可能な回転体と、同回転体に取り付けられたアーム材と、同アーム材に取り付けられ、包装袋が被着可能であるとともに、被包装物を収容した包装袋が滑動しながら通過可能な開口を有する包装袋保持枠と、同包装袋保持枠の通過経路に配置され、前記回転体の回転により包装袋保持枠に包装袋を被せる包装袋被着手段とを備えた包装用補助装置が開示されている。
また、一般的には、孔有リップ部、袋部及び切り取り部を備えた包装袋体は数百枚単位で積層されており、例えば、壁等に突設させた吊り下げフックにリップ部の孔を嵌入して前記包装袋体を吊り下げて1枚ずつ手で袋部を掴んで取り外して、それから前記袋部を開口させてパン等の収納物を収納するという作業が行われている。
特開第平7-17522号公報 特開2006―240714号公報 特許第2883843号公報
特許文献1から3の発明は、いずれも送風で包装袋体の袋部を構成する表面部と裏面部とを離隔させて袋部を開口させる技術であるが、袋部が開口しにくいという問題があった。
また、孔有リップ部、袋部及び切り取り部を備えた包装袋体の場合は、一般的に壁等に吊り下げられており、パン等の商品を袋部に挿入させるときには、吊下げられた薄厚の可撓性を有するビニール袋を1枚手で引きちぎって取る手順、前記ビニール袋を手で開く手順、開口したところからパン等の商品を袋部内に入れるという手順からなる一連の作業を実施しており、その作業に時間がかかるので、例えばレジで並んでいる買い物客を待たすという問題、買い物客にセルフサービスでパン等の商品を袋詰めさせることを依頼できにくいという問題、それらに伴い買い物客から苦情が生じるという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、孔有リップ部、袋部及び切り取り部を備えた包装袋体を1枚ずつ開口させてパン等の収納物を瞬時に容易に収納しやすくする袋詰め装置を提供することを課題とする。
発明者は、薄厚の可撓性を有する例えばビニール袋等の包装袋体の袋部を構成する表面部と裏面部とを送風により離隔させて袋部を開口させることができない事実が生じる原因が、層流であれば袋部を構成する表面部と裏面部と離隔させることができない場合があるが、前記層流を乱流に変えれば袋部を構成する表面部と裏面部と瞬時に容易に離隔させることができることを種々の実験を積み重ねた結果で見出した。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、孔有リップ部、袋部及び切り取り部を備えた包装袋体を1枚ずつ開口させてパン等の収納物を瞬時に容易に収納しやすくする袋詰め装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の袋詰め装置は、裏面部と表面部とを有する袋部と、前記袋部の開口部から延設された前記裏面部に設けられた、係止用孔を有するリップ部と、前記リップ部と前記開口部との間の裏面部に形成されたミシン目からなる切り取り部と、を有する包装袋体を積層状態で載置可能な包装袋体載置台と、前記包装袋体載置台の上方に設けた上蓋部と、を備える袋詰め装置であって、前記包装袋体載置台に立設した、前記係止用孔に挿入する柱状体の係止用ピンを備え、前記係止用ピンの上端面に、前記上蓋部の下面を又は前記上蓋部から下方に突設させた突起の下面を略当接させて、前記上蓋部の形態が、平面視で、載置状態の包装袋体の前記切り取り部近傍より前記リップ部側は前記リップ部の上方を覆うようにし、前記切り取り部近傍より前記袋部側は前記袋部の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部を備え、かつ前記左右端近傍部間に前記袋部を取り出し可能な開口部を形成させた略コ字状の形態とすることを特徴とする袋詰め装置。
請求項2に記載の袋詰め装置は、請求項1において、前記包装袋体載置台の下側に空間を形成する下箱部を備え、前記下箱部内に、前記袋部の開口部に到達可能な風を送る送風手段と、前記送風の流路を形成する送風流路側壁と、前記送風の流動方向を変換させる送風方向変換壁と設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の袋詰め装置は、請求項2において、前記上蓋部から垂設させた、前記リップ部を上方から押さえる押え手段と、前記係止用ピンに前記係止用孔を嵌入して前記包装袋体を係止し前記押え手段により前記リップ部を押さえた状態で、前記包装袋体載置台に載置された前記袋部の開口部に向けて前記送風手段からの送風に乱流を発生させる乱流発生手段と、を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の袋詰め装置は、請求項2又は3において、前記送風手段の送風流路の断面を前記送風手段から風下側になるにしたがい徐々に縮小するようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の袋詰め装置は、請求項2~4のいずれかにおいて、前記下箱部の前記送風手段の近傍の側壁に複数の空気吸入用孔を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の袋詰め装置は、薄い2枚の表面部と裏面部のシート材からなる袋部とリップ部とを備える包装袋体が積層された包装袋体群の一番上の包装袋体から順に1枚ずつ袋部の開口を瞬時に容易に行うことが連続的にできるという効果を奏する。そして開口された開口部に手で掴んだパン等の収納物を差し入れてそのまま片手を移動させると前記の袋部を切り取り部で切り取って容易に取り出すことができるという効果を奏する。このため本発明の袋詰め装置を店頭のレジの横に置いてパン等の包装作業が連続的に素早くできるという効果を奏する。
前記係止用孔に挿入する柱状体の係止用ピンの上端面に、前記上蓋部の下面を又は前記上蓋部から下方に突設させた突起の下面を略当接させた状態で使用するので、手で袋部を切り離すときにリップ部が係止用ピンから抜けることなくリップ部を係止させることができるので確実にミシン目からなる切り取り部で切り離しができるという効果を奏する。
また、積層させた包装袋体群を袋部をカバーしない状態で載置した場所がエアコンの送風や扇風機の送風が当たる場所の場合には整然と積層された包装袋体群の袋部等が風によりめくれて1枚ずつ切り離すことが困難になるが、前記上蓋部の形態を、平面視で、載置状態の包装袋体の前記切り取り部近傍より前記袋部側は前記袋部の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部を備え、かつ前記左右端近傍部間に前記袋部を取り出し可能な開口部を形成させた略コ字状の形態としたことにより、前記袋部の左右端部をカバーすることができ横方向からの送風を当たらないようにできるので、前記包装袋体群を常時整然とした積層状態を維持でき上から順に1枚ずつ離隔しやすくパンなどの収納物を収納しやすいという効果を奏する。
また、一般的には積層させた包装袋体群をテーブル等の上において作業する場合もあるが、このような場合に袋部などを覆っていないことから、作業中の人が持っていた何かの物が包装袋体群の横などに誤って偶発的に接触したりすると、包装袋体は薄いビニール袋等の可撓性を有する材質であるのでビニール袋の一部が破れる可能性があるが、本発明の袋詰め装置は、平面視で、載置状態の包装袋体の前記切り取り部近傍より前記袋部側は前記袋部の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部を備え、かつ前記左右端近傍部間に前記袋部を取り出し可能な開口部を形成させた略コ字状の形態としたことにより、前記袋部の左右端部近傍をカバーしていることから袋部を破れにくくするという効果を奏する。
したがって、本発明の袋詰め装置は、袋部の左右端部を覆ってカバーしておりながらパン等の収納物を収納した袋体を容易に取り外しやすいという効果を奏する。
請求項2に記載の袋詰め装置は、薄い2枚の表面部と裏面部からなる袋部とリップ部とを備える包装袋体が積層された包装袋体群の一番上の包装袋体から送風により順に1枚ずつ袋部の開口を行うことができるという効果を奏する。
請求項3に記載の袋詰め装置は、乱流の風を送るけれどもリップ部を押さえることにより包装袋体の積層体をバラバラにせずにその積層状態を整然とした状態で維持でき、かつ薄厚の可撓性を有する包装袋体に向けて乱流の風を送ることにより、密着状態の表面部と裏面部とを極めて容易に瞬時に離隔させることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の袋詰め装置は、送風の速度を徐々に速めることができるので、前記袋部の開口する力を増強できるという効果を奏するとともに、送風機の出力をより低くでき電力費の安価化や送風機の購入費の安価化ができるという効果を奏する。
請求項5に記載の袋詰め装置は、前記包装袋体の袋部の開口を確実に行うに必要な空気の流量を充分に満足な量を確保できるという効果を奏する。
本発明の第一形態の袋詰め装置に積層された包装袋体を載置させた状態を示す平面図である。 本発明の第一形態の袋詰め装置で、(a)が側面図で、(b)が図1におけるD矢視の背面図である。 図1におけるA-A断面図である。 図3に示す状態で、片手で掴んだパン等の収納物を挿入したときの状態を示す説明図である。 本発明の第一形態の袋詰め装置の上蓋部の図で、(a)が平面図で、(b)が図5(a)におけるB-B断面図である。 本発明の第一形態の袋詰め装置の上蓋部を取り除いた状態を示す図で、(a)が平面図で、(b)側面図で、(c)が図6(a)におけるC-C断面図である。 本発明の第二形態の袋詰め装置に積層させた包装袋体を載置させた状態を示す平面図である。 本発明の第二形態の袋詰め装置に積層させた包装袋体を載置させた状態で、上蓋部を未設置の状態を示す平面図である。 本発明の第二形態の袋詰め装置で、上蓋部及び包装袋体を未設置の状態を示す平面図である。 本発明の第二形態の詰め装置で、上蓋部、包装袋体及び包装袋体載置台を未設置の状態を示す平面図である。 図7における中央部のF1-F1断面を示す断面図である。 図9における中央部のF2-F2断面を示す断面図である。 図10における送風流路壁の外側のG-G断面を示す断面図である。 図11に示す状態で送風したときの1番上にある包装袋体の袋部が開口し始めた状態を示す説明図である。 図14に示す状態からさらに送風したときの1番上にある包装袋体の袋部が大きく開口した状態を示す説明図である。 図15に示す状態で、片手で掴んだパン等の収納物を挿入したときの状態を示す説明図である。 図11の状態の乱流発生手段に第三の乱流発生手段を追加した状態を示す説明図である。 図11のX部の拡大図である。 図11の状態で乱流発生手段を第二の乱流発生手段に変えた状態を示す説明図である。 図19のY部の拡大図である。 包装袋体載置台を示す図で、(a)が平面図、(b)が側面図である。 図9の状態で包装袋体載置台の一部を取り除いて、包装袋体載置台に垂設させた送風手段を見えるようにした状態を示す説明図である。 図10の状態で送風手段を下箱部の底部に設置した場合の状態を示す説明図である。 図10の状態でM矢視からみた状態を示す側面図である。 図10の状態でN矢視からみた状態を示す側面図である。 包装袋体を示す図で、(a)が平面図で、(b)が図26(a)におけるL矢視の側面図である。 上蓋部を示す図で、(a)が平面図で、(b)が図27(a)におけるP矢視の側面図である。 第二の乱流発生手段を示す図である。 第一の乱流発生手段を示す図である。
まず、本発明である袋詰め装置1a、1bが使用する包装袋体5の形態について説明する。前記包装袋体5は、図26(a)及び(b)に示すように、裏面部43と表面部44とを有する袋部45と、前記袋部45の開口部47から延設された前記裏面部43に設けられた、係止用孔42を有するリップ部41と、前記リップ部41と前記開口部47との間の裏面部43に形成されたミシン目からなる切り取り部46と、を有する。そして、前記包装袋体5を数百枚積層させた状態で使用することもある。前記包装袋体5は薄厚の可撓性を有する部材から構成され、例えばビニール製等がある。また、前記包装袋体5は、パン、野菜、魚類などの食物を収納して買い手に手渡しするとき等に使用される。
前記包装袋体5は、係止用孔42を利用して前記リップ部41を係止させて、前記袋部45を前記リップ部41から離隔させるように引っ張ると前記切り取り部46で切断されて前記リップ部41と前記袋部45とが容易に瞬時に離隔する。
本発明である袋詰め装置1a、1bは、パンや菓子等の陳列棚に置いてある食品を買い手が持参してレジ横で店員が持参されてきた食品を収納する場合や野菜や魚類等の食品を調理場で調理人が包装する場合等に使用される。特にレジ横で収納する場合は素早く容易に食品を収納できることが買い手を待たす時間が短縮できることから求められている。また、素早く容易に食品を収納できることができることから、陳列棚から取ったパン等の商品を買い手自身が袋詰め作業をめんどうくささを感じずに行ってくれるということも期待できる。
本発明である袋詰め装置1a、1bは、図1、図5~図8、図11、図12、図27に示すように、裏面部43と表面部44とを有する袋部45と、前記袋部45の開口部47から延設された前記裏面部43に設けられた、係止用孔42を有するリップ部41と、前記リップ部41と前記開口部47との間の裏面部43に形成されたミシン目からなる切り取り部46と、を有する包装袋体5を積層状態で載置可能な包装袋体載置台3a、3bと、前記包装袋体載置台3a、3bの上方に設けた上蓋部2a、2bと、を備える袋詰め装置1a、1bであって、前記包装袋体載置台3a、3bに立設した、前記係止用孔42に挿入する柱状体の係止用ピン31を備え、前記係止用ピン31の上端面に、前記上蓋部2a、2bの下面を又は前記上蓋部2a、2bから下方に突設させた突起51の下面を略当接させて、前記上蓋部2a、2bの形態が、平面視で、載置状態の包装袋体5の前記切り取り部46近傍より前記リップ部41側は前記リップ部41の上方を覆うようにし、前記切り取り部46近傍より前記袋部45側は前記袋部45の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部52を備え、かつ前記左右端近傍部52間に前記袋部45を取り出し可能な開口部60を形成させた略コ字状の形態としている。
本発明である袋詰め装置1a、1bには、前記袋部45の表面部44を上方向に引っ張り上げる行為を、手の指で行う第一の形態と、送風により行う第二の形態がある。第一の形態及び第二の形態ともに、前記係止用孔42に挿入する柱状体の係止用ピン31の上端面に、前記上蓋部2a、2bの下面を又は前記上蓋部2a、2bから下方に突設させた突起51の下面を略当接させることと、前記上蓋部2a、2bの形態が、平面視で、載置状態の包装袋体5の前記切り取り部46近傍より前記リップ部41側は前記リップ部41の上方を覆うようにし、前記切り取り部46近傍より前記袋部45側は前記袋部45の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部52を備えかつ前記左右端近傍部52間に前記袋部45を取り出し可能な開口部60を形成させた略コ字状の形態としていることを共通の特徴としている。
まず、第一の形態の場合における本発明である袋詰め装置1aを説明する。第一の形態の袋詰め装置1aは、図1~図6に示すように、上蓋部2aと包装袋体載置台3aとを備える。前記包装袋体載置台3aは、図6に示すように、包装袋体5を載置する平面部32を有し、該平面部32には包装袋体5の係止用孔42に挿入する係止用ピン31が2ケ所立設され、前記平面部32の周辺縁には包装袋体5を取り出す方向の辺縁のみ開放状態として他の3辺縁には側壁24が立設されている。
前記上蓋部2aは、図5(a)に示すように、平面視で、載置状態の包装袋体5の前記切り取り部46近傍より前記リップ部41側は前記リップ部41の上方を覆うようにし、前記切り取り部46近傍より前記袋部45側は前記袋部45の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部52を備え、かつ前記左右端近傍部52間に前記袋部45を取り出し可能な開口部60を形成させた略コ字状の形態を有している。前記開口部60の周縁の状態は、前記袋部45を前記リップ部41から切り離すために引っ張る方向を開放状態にし、切り離し動作を円滑化又は容易化させている。
そして、前記上蓋部2aの平面視で、図5(b)に示すように前記係止用ピン31の位置に前記上蓋部2aの下面から下方に突設させた突起51を垂下させた形態、又は、前記上蓋部2aの下面に下方に垂下させた突起51がない形態(図示なし)がある。
前記上蓋部2aは、図2(b)、図3、図4に示すように、前記包装袋体載置台3aの係止用ピン31に上下方向で当接させてかつ前記包装袋体載置台2aの側壁の上端に上下方向で当接させて配設する形態、又は、前記包装袋体載置台2aの係止用ピン31に上下方向で当接させてかつ前記包装袋体載置台2aの側壁の内側の平面部32に部分的に上下方向で当接させて配設する形態がある。当接させることにより、薄厚の可撓性を有する、例えばビニール製のリップ部41が、袋部45をリップ部41から切り離すときに前記係止用ピン31から抜けることを防止し切り離しやすくする。
そして、図1や図2(a)に示すように、袋部45の左右端近傍は上蓋部2aによってカバーされている。これにより、積層された袋部45が、扇風機や空調機の送風によりめくられることがなく整然とした積層状態を維持でき、また、作業中の人が持っていた何かの物が包装袋体5群の横などに誤って偶発的に接触しても袋体45には直接的に当らないので破れない。
第一の形態の場合の使用状況を説明する。図3に示す状態のように積層された包装袋体5の最上の層の袋部45の表面部44に指を滑らせて又は指で摘んで、前記表面部44を裏面部43から離隔させて袋部45を図4に示すように開口させる。そして、図4に示すように、パン等の収納物6を前記袋部45内に収納しながらそのままリップ部41から離隔方向に引っ張って切り取り部46で切り取る。これにより、パン等の収納物6を薄厚の可撓性を有する袋部45に容易に収納することができる。そして袋部45の開口部47を閉じて袋詰め商品にする。
次に、第二の形態の場合における本発明である袋詰め装置1bを説明する。第二の形態の袋詰め装置1bは、図7~図29に示すように、上から下に向けて順に、上蓋部2b、包装袋体載置台3b及び下箱部4を備える。前記包装袋体載置台3bの下側に空間を形成する下箱部4を備えている。そして、袋詰め装置1bの平面視を図7に示し、上蓋部2bを除いて包装袋体5を載置した状態の平面視を図8に示し、上蓋部2b及び包装袋体5を除いた状態の平面視を図9に示し、上蓋部2b、包装袋体5及び包装袋体載置台3bを除いた状態の平面視を図10に示している。
まず、下箱部4について説明する。前記下箱部4は、図10~図12に示すように、前記包装袋体載置台3bの下方に空間を形成しており、前記下箱部4内に、前記袋部5の開口部47に到達可能な風を送る送風手段20と、前記送風手段20で発生した送風を前記袋部5まで導く前記送風の流路を形成する送風流路側壁21と、前記包装袋体載置台3bの下側に設置した送風手段20からの送風の流動方向を、前記包装袋体載置台3bの上側に設置した前記袋部5に到達させるように変換させる、側面視で略円弧状の送風方向変換壁22とを設けている。また、送風手段20側近傍の側壁33に空気取り入れ用の複数の空気吸入用孔25を設けている。
前記送風手段20は、送風機であり、図11に示すように前記包装袋体載置台3bの下面に垂設させて設けてもよいし、図23に示すように前記包装袋体載置台3bから垂設せずに下箱部4の底壁23上に固設させてもよい。
また、前記送風手段20の送風流路の断面を前記送風手段20から風下側になるにしたがい徐々に縮小するようにする。この形態としては、図11、図12に示すように左右に設けた前記送風流路側壁21は平行にし前記包装袋体載置台3bを送風の下流側に従い下方に斜設させた形態でもよいし、左右に設けた前記送風流路側壁21を送風の下流側に従い徐々に幅狭にし前記包装袋体載置台3bを水平状態にした形態(図示なし)でもよいし、左右に設けた前記送風流路側壁21を送風の下流側に従い徐々に幅狭にし前記包装袋体載置台3bを送風の下流側に従い下方に斜設させた形態(図示なし)でもよい。
次に、包装袋体載置台3bについて説明する。前記包装袋体載置台3bは、図21に示すように、略平板状であって前記下箱部4の上に載設される。前記包装袋体載置台3bは、図21(a)に示すように上面には柱状の係止用ピン31を立設されて包装袋体5を載置する平面32が形成されている。そして、図21(b)に示すように下面には送風手段20である送風機が垂設される形態がある。
次に、上蓋部2bについて説明する。上蓋部2bは、図27(a)に示すように、平面視で、載置状態の包装袋体5の前記切り取り部46近傍より前記リップ部41側は前記リップ部41の上方を覆うようにし、前記切り取り部46近傍より前記袋部45側は前記袋部45の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部52を備え、かつ前記左右端近傍部52間に前記袋部45を取り出し可能な開口部60を形成させた略コ字状の形態を有している。前記開口部60の周縁の状態は、前記袋部45を前記リップ部41から切り離すために引っ張る方向を開放状態にし、切り離し動作を円滑化又は容易化させている。
そして、図7に示すように、袋部45の左右端近傍は上蓋部2aによってカバーされている。これにより、積層された袋部45が、扇風機や空調機の送風によりめくられることがなく整然とした積層状態を維持でき、また、作業中の人が持っていた何かの物が包装袋体5群の横などに誤って偶発的に接触しても袋体45には直接的に当らないので破れない。
そして、図27(b)に示すように、上蓋部2bの下面には、平面視で前記リップ部41の係止用孔42に挿入する柱状体の前記係止用ピン31の位置に下方に突設させた突起51を垂設する形態、又は、前記突起51を設けない形態(図示なし)がある。いずれの形態であっても、前記リップ部41の係止用孔42に挿入する柱状体の係止用ピン31の上端面に、前記上蓋部2bの下面を又は前記上蓋部2bから下方に突設させた突起51の下面を略当接させる。略当接とは、密着状態や僅かな隙を有する状態を意味し、薄厚の可撓性を有する、例えばビニール製のリップ部41が送風を受けても前記係止用ピン31から抜けることを防止可能な状態であればよい。
そして、図14、図15、図29に示すように、前記リップ部41を上方から押さえる押え手段10を前記上蓋部2bから下方に垂設させている。これにより、送風により積層されたリップ部41が上下方向に離隔するのを防止している。前記押え手段には、他の形態として、例えば図19、図20、図28に示すような押え手段11がある。しかし、前記押え手段は、上方から前記包装袋体5のリップ部41を押さえることができる形態であればよいので、図28又は図29の形態にはこだわらない。
そして、前記押え手段10、11には、図28又は図29に示すように、送風に乱流を発生させる邪魔板状の乱流発生手段13、孔状の乱流発生手段14を設けている。これにより、前記係止用ピン31に前記係止用孔42を嵌入して前記包装袋体5を係止し前記押え手段10、11のいずれかにより前記リップ部41を押さえた状態で、前記包装袋体載置台3bに載置された前記袋部45の開口部47に向けて前記送風手段20からの送風に乱流を発生させている。この乱流により、薄厚の可撓性を有する、例えばビニール製の袋部45の表面部44を裏面部43から瞬時に離隔させ袋部45を開口させるという効果がある。送風が層流の場合は袋部45の表面部44を裏面部43から離隔させにくい場合が生ずるという問題があったが、送風を層流Sから乱流Rに変えることにより袋部45の表面部44を裏面部43から瞬時に離隔させ袋部45を開口させることができた。
前記乱流発生手段は、送風の流路の中に層流Sを乱すように邪魔板や孔等の流速や圧力を不連続にさせる物を設ければよく、例えば、図16、図18、図28に示すように送風の流路内に設置された略コ字状の前記押え手段10の底壁の一部に切込みを入れて立設させた板状の乱流発生手段13の形態、図19、図20、図28に示すように送風の流路内に設置された押え手段11に設けた孔の乱流発生手段14の形態、さらには図17に示すように前記押え手段ではなく送風の流路を形成する前記包装袋体載置台3bの先端に設けた角棒の乱流発生手段15の形態がある。しかし、乱流発生手段は送風されている層流に流速や圧力の不連続を発生させて乱流を発生させることができる手段であればよいので、前記例示した形態にこだわらない。
乱流Rの発生について説明する。図18や図20に示すように、送風手段20によって発生した送風は送風流路側壁21に囲まれた流離を通過して送風流路変換壁22によって方向を変えられながら層流Sとなって流れてくる。そして、図18における乱流発生手段13又は図20における乱流発生手段14に当たったり通過するときに、乱流発生手段13や乱流発生手段14によって、層流Sが、流速の変化による流速の不連続箇所発生や圧力の変化による圧力の不連続箇所発生によりカルマン渦を発生させて乱流Rに変わる。この乱流Rが、薄厚の可撓性を有する、例えばビニール袋等の袋部45の表面部43と裏面部44との離隔を瞬時に容易に実現させる。
第二の形態の場合における本発明である袋詰め装置1bを使用するときは、図11に示す状態でパン等の収納物6を手で持つ直前に送風手段20の電源スイッチを入れると、図14に示すように積層された包装袋体5群の一番上の包装袋体5の表面部44を乱流の送風により瞬時に裏面部43から離隔させ、図15に示すように袋部45の密着状態であった開口部47を大きく開口させる。そして、図16に示すように開口した袋部45内にパン等の収納物6を挿入し、そのままリップ部41から切り離す方向に引っ張ると切り取り部46で切断され、パン等の収納物6を収納した状態で袋部45のみを取り外すことができる。そして袋部45の開口部47を閉じて袋詰め商品にする。
1a 袋詰め装置
1b 袋詰め装置
2a 上蓋部
2b 上蓋部
3a 包装袋体載置台
3b 包装袋体載置台
4 下箱部
5 包装袋体
6 収納物
10 押え手段
11 押え手段
13 乱流発生手段
14 乱流発生手段
15 乱流発生手段
20 送風手段
21 送風流路側壁
22 送風方向変換壁
23 底壁
24 側壁
25 空気吸入用孔
31 係止用ピン
32 平面部
33 側壁
41 リップ部
42 係止用孔
43 裏面部
44 表面部
45 袋部
46 切り取り部
47 開口部
51 突起
52 左右端近傍部
60 開口部

Claims (5)

  1. 裏面部と表面部とを有する袋部と、前記袋部の開口部から延設された前記裏面部に設けられた、係止用孔を有するリップ部と、前記リップ部と前記開口部との間の裏面部に形成されたミシン目からなる切り取り部と、を有する包装袋体を積層状態で載置可能な包装袋体載置台と、
    前記包装袋体載置台の上方に設けた上蓋部と、を備える袋詰め装置であって、
    前記包装袋体載置台に立設した、前記係止用孔に挿入する柱状体の係止用ピンを備え、
    前記係止用ピンの上端面に、前記上蓋部の下面を又は前記上蓋部から下方に突設させた突起の下面を略当接させて、
    前記上蓋部の形態が、平面視で、載置状態の包装袋体の前記切り取り部近傍より前記リップ部側は前記リップ部の上方を覆うようにし、前記切り取り部近傍より前記袋部側は前記袋部の左右端近傍に該当する範囲の上方を覆うように左右端近傍部を備え、かつ前記左右端近傍部間に前記袋部を取り出し可能な開口部を形成させた略コ字状の形態とすることを特徴とする袋詰め装置。
  2. 前記包装袋体載置台の下側に空間を形成する下箱部を備え、
    前記下箱部内に、前記袋部の開口部に到達可能な風を送る送風手段と、前記送風の流路を形成する送風流路側壁と、前記送風の流動方向を変換させる送風方向変換壁と設けられていることを特徴とする請求項1に記載の袋詰め装置。
  3. 前記上蓋部から垂設させた、前記リップ部を上方から押さえる押え手段と、
    記係止用ピンに前記係止用孔を嵌入して前記包装袋体を係止し前記押え手段により前記リップ部を押さえた状態で、前記包装袋体載置台に載置された前記袋部の開口部に向けて前記送風手段からの送風に乱流を発生させる乱流発生手段と、を設けたことを特徴とする請求項2に記載の袋詰め装置。
  4. 前記送風手段の送風流路の断面を前記送風手段から風下側になるにしたがい徐々に縮小するようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の袋詰め装置。
  5. 前記下箱部の前記送風手段の近傍の側壁に複数の空気吸入用孔を設けたことを特徴とする請求項2~4のいずれかに記載の袋詰め装置。
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