JP6996424B2 - 二色成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二色成形品の製造方法に関する。
一般に、一次成形品及び二次成形品を有する二色成形品を製造する二色成形品の製造方法は、一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、一次成形品の表面に接する二次成形品を形成する二次成形品成形工程とを備える。
このようにして製造される二色成形品では、一次成形品と二次成形品の密着性が高いことが要求される。一次成形品と二次成形品の密着性を確保できる二色成形品の製造方法としては、次の技術が例示される(例えば、特許文献1参照)。すなわち、例示の技術では、一次成形品成形工程の後に一次成形品の表面にアンカー形状をレーザ加工等の別工程で形成している。この例示の技術によれば、二次成形品成形工程で形成される二次成形品がアンカー形状に食い込むことで、一次成形品と二次成形品の密着性が確保される。
特許05629637号公報
しかしながら、上述のように、一次成形品成形工程の後に一次成形品の表面にアンカー形状を別加工で形成する場合には、製造工程及び製造設備が複雑化する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、製造工程及び製造設備を簡素化できる二色成形品の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の二色成形品の製造方法は、一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先細り状の本体部と、前記本体部の先端部から突出する凸部とを有する形状の複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力とによって、前記凸部を前記突起部の高さ方向に圧縮変形させて前記凸部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、を備える。
この二色成形品の製造方法によれば、一次成形品及び二次成形品は、それぞれ開閉方向に動く一次成形用金型及び二次成形用金型のみで成形可能であることに加え、突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成するための別工程を設ける必要が無いため、二色成形品を製造する製造工程及び製造設備を簡素化できる。
また、この二色成形品の製造方法によれば、一次成形品成形工程で形成された突起部の本体部は先細り状であり、この本体部の側面が突起部の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部と二次成形用溶融樹脂との接触面積が増加すると共に、突起部の先端部である凸部に熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂の熱が突起部に伝わってから一次成形品の内部へと伝導するのに時間がかかるため、凸部に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂の熱と押圧力で、凸部を容易に圧縮変形させることができるので、凸部をアンカー形状に的確に形成できる。
請求項2に記載の二色成形品の製造方法は、一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先尖り状又は少なくとも先端部が矩形状である形状の複数の突起部を外周面に有する円環状の一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の外周面に接する二次成形品を前記一次成形品の周囲に円環状に形成し、回転方向が一方向に規定される回転部材を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記回転部材の回転方向に傾倒変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、を備える。
この二色成形品の製造方法によれば、一次成形品成形工程で形成された突起部は先尖り状であり、この突起部の側面が突起部の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部と二次成形用溶融樹脂との接触面積が増加すると共に、突起部の先端部に熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂の熱が突起部に伝わってから一次成形品の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部の先端部に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂の熱と流動力で、突起部の少なくとも先端部を容易に傾倒変形させることができるので、突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に的確に形成できる。
又は、この二色成形品の製造方法によれば、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂の熱が突起部に伝わってから一次成形品の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部の先端部に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂の熱と流動力で、突起部の少なくとも先端部を容易に傾倒変形させることができるので、突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に的確に形成できる。
また、この二色成形品の製造方法によれば、突起部の少なくとも先端部が回転部材の回転方向に傾倒変形されるので、回転部材の回転時に二次成形品に回転方向と反対方向への力が作用した場合でも、突起部のアンカー形状によって一次成形品と二次成形品の密着性を確保できる。
請求項3に記載の二色成形品の製造方法は、一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記突起部の高さ方向と交差する方向に変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、を備え、前記二次成形品成形工程では、前記二次成形品のウェルドラインを跨って前記複数の突起部が配置されるように、前記二次成形用溶融樹脂を前記二次成形用金型内に注入し、前記二次成形品を形成する。
この二色成形品の製造方法によれば、二次成形品のウェルドラインを跨って複数の突起部が配置されるので、二次成形品におけるウェルドラインの周辺部の強度を確保できる。
第一実施形態に係る二色成形品の斜視図である。 図1の二色成形品の製造方法を説明する図である。 図2の二色成形品の製造方法の第一変形例を説明する図である。 図2の二色成形品の製造方法の第二変形例を説明する図である。 図2の二色成形品の製造方法の第三変形例を説明する図である。 図2の二色成形品の製造方法の第四変形例を説明する図である。 図2の二色成形品の製造方法の第五変形例を説明する図である。 第二実施形態に係る二色成形品の斜視図である。 図8の二色成形品の製造方法を説明する図である。 第三実施形態に係る二色成形品の要部拡大平面図である。 図10の二色成形品の製造方法を説明する図である。 第四実施形態に係る二色成形品の平面図である。 図12の二色成形品の製造方法における一次成形品成形工程を説明する図である。 図12の二色成形品の製造方法における二次成形品成形工程を説明する図である。 第四実施形態に係る二色成形品の変形例を示す平面図である。 図15の二色成形品の製造方法における二次成形品成形工程を説明する図である。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態を説明する。
図1に示されるように、第一実施形態に係る二色成形品10は、一例として、いずれも板状である一次成形品11及び二次成形品12が積層された構成とされている。図1において、一次成形品11及び二次成形品12の積層方向は、Z方向で示されており、一次成形品11及び二次成形品12の積層方向と直交する方向のうち第一の方向はX方向、第二の方向はY方向でそれぞれ示されている。
一次成形品11の表面には、複数の突起部14が形成されている。この複数の突起部14は、一次成形品11のX方向に等間隔に並んで形成されている。複数の突起部14は、それぞれ一次成形品11のY方向の一端から他端に亘って延びる突条に形成されている。各突起部14の先端部14Aには、断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状が形成されている。
なお、アンカー形状は、一次成形品11に対して二次成形品12が剥離することを防止するための引っ掛かり形状であり、アンダーカット形状に相当する。
続いて、本発明の第一実施形態に係る二色成形品10の製造方法を説明する。
図2に示されるように、第一実施形態に係る二色成形品10の製造方法は、一次成形品成形工程と、二次成形品成形工程とを備える。
(一次成形品成形工程)
工程Aに示されるように、一次成形品成形工程では、一次成形用溶融樹脂21を一次成形用金型31内に注入し、複数の突起部14を表面に有する一次成形品11を形成する。この一次成形品成形工程では、突起部14を、先細り状の本体部16と、本体部16の先端部から突出する凸部18とを有する形状に形成する。この突起部14を含む一次成形品11は、開閉方向(一次成形品11の厚さ方向)に動く一次成形用金型31のみで成形可能な形状である。
(二次成形品成形工程)
そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型32内に注入し、一次成形品11の表面に接する二次成形品12を形成する。この二次成形品12は、開閉方向(二次成形品12の厚さ方向)に動く二次成形用金型32のみで成形可能な形状である。
また、この二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力とによって、凸部18を突起部14の高さ方向に圧縮変形させる。このように凸部18を突起部14の高さ方向に圧縮変形させると、この凸部18が突起部14の高さ方向と交差する方向(突起部14の横幅方向)に変形し、この圧縮変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aが断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状に形成される。
続いて、本発明の第一実施形態の作用及び効果を説明する。
第一実施形態に係る二色成形品10の製造方法によれば、一次成形品11及び二次成形品12は、それぞれ開閉方向に動く一次成形用金型31及び二次成形用金型32のみで成形可能であることに加え、突起部14の先端部14Aをアンカー形状に形成するための別工程を設ける必要が無いため、二色成形品10を製造する製造工程及び製造設備を簡素化できる。これにより、製造コストを削減できる。
また、一次成形品成形工程で形成された突起部14の本体部16は先細り状であり、この本体部16の側面が突起部14の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部14と二次成形用溶融樹脂22との接触面積が増加すると共に、突起部14の先端部である凸部18に熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、凸部18に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と押圧力で、凸部18を容易に圧縮変形させることができるので、この圧縮変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
また、突起部14は熱容量が小さいため、二次成形品12の方が一次成形品11よりも融点が低い場合でも、二次成形用溶融樹脂22の熱で突起部14を軟化させることができるので、突起部14の先端部14Aをアンカー形状に形成できる。
続いて、本発明の第一実施形態の変形例を説明する。
第一実施形態では、一次成形品成形工程において、突起部14を、先細り状の本体部16と、本体部16の先端部から突出する凸部18とを有する形状に形成する。そして、二次成形品成形工程において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力とによって、凸部18を突起部14の高さ方向に圧縮変形させて突起部14の先端部14Aをアンカー形状に形成する。しかしながら、第一実施形態に係る二色成形品10の製造方法では、突起部14及びアンカー形状を次のようにしても良い。
(第一変形例)
すなわち、図3に示される第一変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力とによって、突起部14の先端部14Aを突起部14の高さ方向に圧縮変形させる。このように先端部14Aを突起部14の高さ方向に圧縮変形させると、この先端部14Aが突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、先端部14Aが断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状に形成される。
この第一変形例によれば、一次成形品成形工程で形成された突起部14は先尖り状であり、この突起部14の側面が突起部14の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部14と二次成形用溶融樹脂22との接触面積が増加すると共に、突起部14の先端部14Aに熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部14の先端部14Aに熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と押圧力で、突起部14の先端部14Aを容易に圧縮変形させることができるので、突起部14の先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
(第二変形例)
また、図4に示される第二変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状(断面二等辺三角形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の一方の等辺から他方の等辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
この第二変形例によれば、一次成形品成形工程で形成された突起部14は先尖り状(断面二等辺三角形状)であり、この突起部14の両側の側面が突起部14の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部14と二次成形用溶融樹脂22との接触面積が増加すると共に、突起部14の先端部14Aに熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部14の先端部14Aに熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と流動力で、突起部14の少なくとも先端部14Aを容易に傾倒変形させることができるので、突起部14の少なくとも先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
(第三変形例)
また、図5に示される第三変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先尖り状(断面直角三角形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の斜辺(傾斜面)から隣辺(垂直面)へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
この第三変形例によっても、一次成形品成形工程で形成された突起部14は先尖り状(断面直角三角形状)であり、この突起部14の側面が突起部14の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部14と二次成形用溶融樹脂22との接触面積が増加すると共に、突起部14の先端部14Aに熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部14の先端部14Aに熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と流動力で、突起部14の少なくとも先端部14Aを容易に傾倒変形させることができるので、突起部14の少なくとも先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
また、この第三変形例によれば、二次成形品成形工程において、突起部14の斜辺から隣辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入するので、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を隣辺の側へ的確に傾倒変形させることができる。
(第四変形例)
また、図6に示される第四変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を矩形状(突起部14の高さ方向を長手方向とする断面長方形状)に形成する。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の一方の長辺から他方の長辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。このように突起部14を傾倒変形させると、この突起部14が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、これにより、突起部14が湾曲状であるアンカー形状に形成される。
この第四変形例によれば、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部14の先端部14Aに熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と流動力で、突起部14の少なくとも先端部14Aを容易に傾倒変形させることができるので、突起部14の少なくとも先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
(第五変形例)
また、図7に示される第五変形例では、工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14の本体部16及び凸部18を、いずれも矩形状(突起部14の高さ方向を長手方向とする断面長方形状)に形成する。凸部18は、本体部16よりも短手方向に幅狭となっている。そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、凸部18の一方の長辺から他方の長辺へ向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、凸部18を傾倒変形させる。このように凸部18を傾倒変形させると、この凸部18が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、この傾倒変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aが湾曲状であるアンカー形状に形成される。
この第五変形例によれば、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品11の内部へと伝導するのに時間がかかるため、突起部14の先端部である凸部18に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と流動力で、凸部18を容易に傾倒変形させることができるので、この傾倒変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
(その他の変形例)
なお、第一実施形態において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、突起部14にアンカー形状が形成されるのであれば、一次成形品11に形成される突起部14は、上記以外の形状でも良い。
また、第一実施形態において、突起部14は、突条に形成されているが、例えばピン状など突条以外の形状に形成されていても良い。
また、第一実施形態において、二色成形品10は、一例として、いずれも板状である一次成形品11及び二次成形品12が積層された構成とされているが、一次成形品11及び二次成形品12の形状は、板状以外でも良い。
また、第一実施形態において、複数の突起部14は、等間隔に形成されているが、不等間隔に形成されていても良い。また、複数の突起部14は、Y方向と平行に形成されているが、一次成形用金型31を開閉可能な程度にY方向に対して傾斜して形成されていても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図8に示される第二実施形態に係る二色成形品40は、いずれも円環状である一次成形品41及び二次成形品42を有する回転部材として構成されている。この回転部材である二色成形品40の内周側は、一次成形品41によって形成されており、二色成形品40の外周側は、二次成形品42によって形成されている。
一次成形品41の外周面(表面)には、複数の突起部14の集合44が一次成形品41の周方向に間隔を空けて複数形成されている。各集合44において、複数の突起部14は、一次成形品41の周方向に並んで形成されている。複数の突起部14は、それぞれ一次成形品41の軸方向の一端から他端に亘って延びる突条に形成されている。各突起部14の先端部14Aには、断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状が形成されている。このアンカー形状は、第一実施形態と同様である。
なお、一次成形品41の内側には、一次成形品41の中心部を中心に渦巻放射状に延びる複数のスポーク52が形成されている。また、複数のスポーク52の中心部には、一次成形品41の軸方向に貫通する貫通孔54が形成されており、この貫通孔54には、シャフト56が圧入されている。
続いて、本発明の第二実施形態に係る二色成形品40の製造方法を説明する。
図9に示されるように、第二実施形態に係る二色成形品40の製造方法は、一次成形品成形工程と、二次成形品成形工程とを備える。
(一次成形品成形工程)
工程Aに示されるように、一次成形品成形工程では、一次成形用溶融樹脂21を一次成形用金型61内に注入し、複数の突起部14の集合44を外周面に複数有する円環状の一次成形品41を形成する。この一次成形品成形工程では、突起部14を、先細り状の本体部16と、本体部16の先端部から突出する凸部18とを有する形状に形成する。この突起部14を含む一次成形品41は、開閉方向(一次成形品41の軸方向)に動く一次成形用金型61のみで成形可能な形状である。
(二次成形品成形工程)
そして、工程Bに示されるように、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型62内に注入し、一次成形品41の外周面に接する二次成形品42を形成する。つまり、一次成形品41の周囲に円環状の二次成形品42を形成する。この二次成形品42は、開閉方向(二次成形品42の軸方向)に動く二次成形用金型62のみで成形可能な形状である。
また、この二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力とによって、凸部18を突起部14の高さ方向に圧縮変形させる。このように凸部18を突起部14の高さ方向に圧縮変形させると、この凸部18が突起部14の高さ方向と交差する方向に変形し、この圧縮変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aが断面円形状又は楕円形状であるアンカー形状に形成される。
続いて、本発明の第二実施形態の作用及び効果を説明する。
第二実施形態に係る二色成形品40の製造方法によれば、一次成形品41及び二次成形品42は、それぞれ開閉方向に動く一次成形用金型61及び二次成形用金型62のみで成形可能であることに加え、突起部14の先端部14Aをアンカー形状に形成するための別工程を設ける必要が無いため、二色成形品40を製造する製造工程及び製造設備を簡素化できる。これにより、製造工程及び製造設備を簡素化しつつ、一次成形品41と二次成形品42の密着性が確保された円環状の二色成形品40を得ることができる。
また、一次成形品成形工程で形成された突起部14の本体部16は先細り状であり、この本体部16の側面が突起部14の高さ方向に対して傾いている。このため、二次成形品成形工程では、突起部14と二次成形用溶融樹脂22との接触面積が増加すると共に、突起部14の先端部である凸部18に熱が集中する。さらに、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22の熱が突起部14に伝わってから一次成形品41の内部へと伝導するのに時間がかかるため、凸部18に熱が留まりやすくなる。よって、二次成形用溶融樹脂22の熱と押圧力で、凸部18を容易に圧縮変形させることができるので、この圧縮変形した凸部18によって突起部14の先端部14Aをアンカー形状に的確に形成できる。
続いて、本発明の第二実施形態の変形例を説明する。
第二実施形態において、突起部14には、上述の第一実施形態における第一乃至第五変形例の形状が適用されても良い。
また、第二実施形態において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、突起部14にアンカー形状が形成されるのであれば、一次成形品41に形成される突起部14は、上記以外の形状でも良い。
また、第二実施形態において、突起部14は、突条に形成されているが、例えばピン状など突条以外の形状に形成されていても良い。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
図10に示される第三実施形態に係る二色成形品70は、上述の第二実施形態に係る二色成形品40(図8、図9参照)に対して、次のように構成が変更されている。すなわち、第三実施形態に係る二色成形品70は、矢印Rで示されるように、回転方向が一方向に規定される回転部材である。このような回転部材は、例えば、回転電機のロータ、流体ポンプのインペラ、ファンモータのファン、減速機付きモータの歯車等である。この二色成形品70において、突起部14は、矢印Rで示される回転方向に傾倒変形されたアンカー形状に形成されている。
この第三実施形態に係る二色成形品70の製造方法では、図11の工程Aに示されるように、一次成形品成形工程において、突起部14を先端が鋭角である先尖り状(断面二等辺三角形状)に形成する。また、図11の工程Bに示されるように、二次成形品成形工程において、突起部14の一方の等辺から他方の等辺へ(矢印Rで示される回転方向と同じ方向へ)向けて二次成形用溶融樹脂22が流動するように二次成形用溶融樹脂22を注入し、この二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14を傾倒変形させる。これにより、突起部14が矢印Rで示される回転方向に傾倒変形されたアンカー形状に形成される。
この第三実施形態に係る二色成形品70の製造方法によれば、突起部14が矢印Rで示される回転方向に傾倒変形されるので、回転部材である二色成形品70の回転時に二次成形品12に回転方向と反対方向への力が作用した場合でも、突起部14のアンカー形状によって一次成形品11と二次成形品12の密着性を確保できる。
なお、第三実施形態において、突起部14には、上述の第一実施形態における第二乃至第五変形例の形状が適用されても良い。
また、第三実施形態において、二次成形用溶融樹脂22の注入時の熱と流動力とによって、突起部14の少なくとも先端部が傾倒変形して突起部14の少なくとも先端部がアンカー形状に形成されるのであれば、一次成形品11に形成される突起部14は、上記以外の形状でも良い。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態を説明する。
図12に示される第四実施形態に係る二色成形品80は、上述の第二実施形態に係る二色成形品40(図8、図9参照)に対して、次のように構成が変更されている。すなわち、第四実施形態に係る二色成形品80では、複数の突起部14の集合44のうち一の集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42のウェルドライン43を跨って配置されている。
この第四実施形態に係る二色成形品80の製造方法では、図13に示されるように、一次成形品成形工程において、一次成形用溶融樹脂21をゲート63から一次成形用金型61内に注入し、複数の突起部14の集合44を外周面に複数有する円環状の一次成形品41を形成する。
また、図14に示されるように、二次成形品成形工程では、二次成形用溶融樹脂22をゲート64から二次成形用金型62内に注入する。このとき、複数の突起部14の集合44のうち一の集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42のウェルドライン43を跨って配置されるように、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型62内に注入する。そして、これにより、一次成形品11の周囲に円環状の二次成形品42を形成する。
この第四実施形態に係る二色成形品80の製造方法によれば、複数の突起部14の集合44のうち一の集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42のウェルドライン43を跨って配置されるので、二次成形品42におけるウェルドライン43の周辺部の強度を確保できる。
なお、図15に示されるように、各集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42の複数のウェルドライン43のそれぞれを跨って配置されていても良い。つまり、この図15に示される二色成形品80の製造方法では、図16に示されるように、二次成形品成形工程において、二次成形用溶融樹脂22を各集合44の間に位置する複数のゲート64から二次成形用金型62内に注入する。また、この場合に、各集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42の複数のウェルドライン43のそれぞれを跨って配置されるように、二次成形用溶融樹脂22を二次成形用金型62内に注入する。
このようにすることにより、各集合44を形成する複数の突起部14が二次成形品42の複数のウェルドライン43のそれぞれを跨って配置されるので、二次成形品42における各ウェルドライン43の周辺部の強度を確保できる。
また、第四実施形態において、突起部14には、上述の第一実施形態における第一乃至第五変形例の形状が適用されても良い。
また、第四実施形態において、二色成形品80は、回転方向が一方向に規定される回転部材とされ、突起部14は、回転方向に傾倒変形されたアンカー形状に形成されていても良い。
また、上述の第一乃至第四実施形態のうち組み合わせ可能な実施形態は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本発明の第一乃至第四実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10、40、70、80…二色成形品、11、41…一次成形品、12、42…二次成形品、14…突起部、14A…突起部の先端部、16…本体部、18…凸部、21…一次成形用溶融樹脂、22…二次成形用溶融樹脂、31、61…一次成形用金型、32、62…二次成形用金型、43…ウェルドライン、44…複数の突起部の集合、63、64…ゲート

Claims (3)

  1. 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先細り状の本体部と、前記本体部の先端部から突出する凸部とを有する形状の複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
    二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力とによって、前記凸部を前記突起部の高さ方向に圧縮変形させて前記凸部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
    を備える二色成形品の製造方法。
  2. 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、先尖り状又は少なくとも先端部が矩形状である形状の複数の突起部を外周面に有する円環状の一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
    二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の外周面に接する二次成形品を前記一次成形品の周囲に円環状に形成し、回転方向が一方向に規定される回転部材を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記回転部材の回転方向に傾倒変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
    を備える二色成形品の製造方法。
  3. 一次成形用溶融樹脂を一次成形用金型内に注入し、複数の突起部を表面に有する一次成形品を形成する一次成形品成形工程と、
    二次成形用溶融樹脂を二次成形用金型内に注入し、前記一次成形品の表面に接する二次成形品を形成すると共に、前記二次成形用溶融樹脂の注入時の熱と押圧力又は流動力とによって、前記突起部の少なくとも先端部を前記突起部の高さ方向と交差する方向に変形させて前記突起部の少なくとも先端部をアンカー形状に形成する二次成形品成形工程と、
    を備え、
    前記二次成形品成形工程では、前記二次成形品のウェルドラインを跨って前記複数の突起部が配置されるように、前記二次成形用溶融樹脂を前記二次成形用金型内に注入し、前記二次成形品を形成する
    二色成形品の製造方法。
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