JP6994682B2 - 電池 - Google Patents

電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6994682B2
JP6994682B2 JP2019509190A JP2019509190A JP6994682B2 JP 6994682 B2 JP6994682 B2 JP 6994682B2 JP 2019509190 A JP2019509190 A JP 2019509190A JP 2019509190 A JP2019509190 A JP 2019509190A JP 6994682 B2 JP6994682 B2 JP 6994682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
opening
axial direction
protruding portion
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019509190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018180436A1 (ja
Inventor
曉 高野
仰 奥谷
武史 榎本
政幹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2018180436A1 publication Critical patent/JPWO2018180436A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6994682B2 publication Critical patent/JP6994682B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0422Cells or battery with cylindrical casing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/102Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
    • H01M50/107Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure having curved cross-section, e.g. round or elliptic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/058Construction or manufacture
    • H01M10/0587Construction or manufacture of accumulators having only wound construction elements, i.e. wound positive electrodes, wound negative electrodes and wound separators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/147Lids or covers
    • H01M50/148Lids or covers characterised by their shape
    • H01M50/152Lids or covers characterised by their shape for cells having curved cross-section, e.g. round or elliptic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/147Lids or covers
    • H01M50/166Lids or covers characterised by the methods of assembling casings with lids
    • H01M50/169Lids or covers characterised by the methods of assembling casings with lids by welding, brazing or soldering
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

本発明は、金属製ケース、特に電池缶および電池缶を具備する電池に関する。
一般的な円筒形電池は、発電要素と、発電要素を収納する有底円筒形の電池缶とを具備する。電池缶の開口部の開口端の近傍には、内側に突出する環状溝部が形成される。溝部に封口体を支持させることで開口部が封口される。
このような電池をホルダに収納するにあっては、例えば特許文献1に示すように、電池を上ホルダ及び下ホルダを用いて上下方向から弾性体を介して挟み込み、押圧により固定するのが一般的である。
特開2013-73845号公報
このように、従来、電池缶等の金属製ケース(電池)をホルダ等に固定する方法としては、押圧により金属製ケースを上下から挟み込んで固定する方法が主流であり、固定方法が限定されていた。
また、電池を工業的に複数製造するにあたって、電池サイズを寸分違わずに製造することは難しい。このため、円筒素電池を用いて組電池(電池パック、電池モジュール)を組み立てるに際し、組電池底面を組み立て基準面とし、組み立て基準面から複数部品(集電板、絶縁部品など)を介して素電池を固定し組み立てる。この結果、より上部に位置する電池ほど、各部品の公差が積み上がる結果電池の位置ばらつきが累積的に増大し、集電経路の溶接などの組電池組立工法も制限されてしまう、という問題があった。
上記に鑑み、本開示の一側面は、電極群と、電解質と、前記電極群と前記電解質とを収容する電池缶と、前記電池缶の開口を封口する封口体と、を備える電池であって、前記電池缶は、軸方向に連続して延びる筒状の胴部と、前記軸方向における前記胴部の一方の端部に前記胴部から連続して設けられた、開口を有して前記軸方向に連続して延びる開口部と、前記軸方向における前記胴部の他方の端部を閉じている底部と、を備え、前記胴部および前記開口部の少なくとも一方の側面から、前記軸方向に垂直な半径方向において外側に向かって立設された突起部分が設けられ、前記突起部分は、前記軸方向において前記胴部の前記底部側の端部と前記開口部の前記開口側の端部との間に設けられている、電池に関する。
上記に鑑み、本開示の他の側面は、電極群と、電解質と、前記電極群と前記電解質とを収容する電池缶と、前記電池缶の開口を封口する封口体と、を備える電池であって、前記電池缶は、筒状の胴部と、前記胴部の一方の端部に設けられた、開口を有する開口部と、前記胴部と連続し、前記胴部の他方の端部を閉じている底部と、を備え、前記胴部の側面から、前記胴部の軸方向に垂直な半径方向において外側に向かって、前記胴部から連続して突出する突起部分が設けられ、前記突起部分の前記底部側の端部が前記底部と連続し、前記突起部分が、前記電池缶において前記半径方向に最も外へ突出している、電池に関する。
本開示によれば、金属製ケースの側面に突起部分が設けられていることにより、当該突起部分を介して電池を容易に且つ高精度に固定できる。
本発明の一実施形態に係る電池缶の縦断面図である。 同電池缶の突起部分周辺の拡大断面図であり、突起部分をホルダに固定する方法を例示する図(a、b)である。 図2の電池缶の変形例を示す、突起部分周辺の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る電池の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る電池がホルダに取り付けられた電池モジュール断面図である。 本発明の別の一実施形態に掛かる電池缶の断面(a)と、突起部分をホルダに固定する方法を例示する図(b)である。
本発明の実施形態に係る金属製ケースは、筒状の胴部と、胴部の一方の端部に設けられた開口部と、胴部の他方の端部を閉じている底部と、胴部の半径方向において外側に突出する突起部分を備える。突起部分は、胴部または開口部の少なくとも一方に設けられ、金属製ケースの筒の少なくとも軸方向における固定および位置決めを容易にする。
金属製ケースは、例えば電池缶であるが、電池缶に限られるものではなく、コンデンサのケースであってもよい。例えば、筒型電解コンデンサの胴部に突起部分を設けることで、突起部分は、電解コンデンサの位置固定および振動防止にも有効である。
金属製ケースが電池缶の場合、好ましくは、開口部の開口端の近傍には、縮径した環状溝部が形成されている。ここでは、開口部とは、開口端だけでなく、その近傍の環状溝部を含む領域をいう。
なお、縮径とは、例えば、電池缶の缶壁に外側から冶具を押し当て、電池缶の周面に沿って缶壁を内側に押し込み、缶壁の内面を内側に突出させる加工をいう。
突起部分は、溶接あるいは接着等の方法により胴部または開口部に取り付けてもよいが、一体的に形成されることが好ましい。一体的に形成されることによって、突起と電池缶との接続強度を高めることができる。後述するように、突起部分は、縮径工程の後、開口部の端部を内側にかしめ、開口部を封口体で封口する工程(封口工程)において、開口部と一体的に形成され得る。この場合、突起部分は、胴部の軸方向において環状溝部と開口端との間の位置に形成される。
突起部分は、胴部の軸方向の所定の位置に、周方向に沿って連続的に設けられていてもよいし、間欠的に設けられていてもよい。連続的に設けられる場合、胴部の全体形状としては、当該所定位置で胴部の外径が太くなり、見かけ上、筒状の胴部の外周に所謂「フランジ」を設けたような構造となる。以下において、この突起部分を単に「フランジ」と称することがある。
突起部分を有する金属ケースをホルダ等に固定する場合、ホルダの固定部位に凹部または間隙を設け、当該凹部または間隙に突起部分を嵌め込むようにして固定するとよい。これにより、金属ケースの少なくとも筒の軸方向における位置を固定でき、軸方向の位置決め精度が向上する。また、組み立て加工が容易になり、かつ加工方法の選択肢が増加する。さらに、突起部分の側面をホルダに溶接または接着することで、より強固な固定が可能である。
従来技術では、円筒素電池を用いて組電池(電池パック、電池モジュール)を組み立てる場合、組電池底面を組み立て基準面とし、組み立て基準面から複数部品(集電板、絶縁部品など)を介して素電池を固定し組み立てる。この結果、より上部に位置する電池ほど各部品の公差が積み上がり、電池の位置ばらつきが増大する。これと比較して、本実施形態の金属製ケースでは、突起部分を使用することで、複数部品を介さず組み立てることができ、また、位置決めの基準が突起部分の位置となるため、電池位置のばらつきを小さくすることができる。電池の位置決め及び溶接部位の位置決めを精度よく行うことができる。これにより、組み立て工法の制限をなくすことができる。
突起部分の形状としては、突起部分が胴部の軸に垂直な方向に延伸する形状に限られない。例えば、突起部分は軸に対し垂直方向から所定の角度で傾いた方向に延伸してもよい。あるいは、例えば、突起部分の形状として、突起部分が胴部の軸方向に向かって屈折または湾曲した側面を有していてもよい。
突起部分が軸の垂直方向から傾いて設けられた場合、及び、突起部分が屈折または湾曲した側面を有する場合、突起部分が、胴部の軸に垂直な平面から傾いた側面を有していることにより、金属製ケースをホルダに固定するための鉤として機能する。これにより、金属製ケースをホルダから着脱自在としながら、精度よいより強固な固定が可能となる。また、金属製ケースの軸方向の位置を固定するほか、軸に垂直な方向の位置をも固定することが可能となる。
図1に、突起部分を有する金属製ケースとしての電池缶の一例を拡大断面図で示す。図2は、同電池缶の突起部分周辺の拡大断面図である。なお、図1に示す電池缶は、縮径および封口完了後の状態であるため、電池缶の内部には電極群および電解質が既に充填された状態であるが、煩雑になるのを避けるため図1では図示を割愛した。また、図1は、特に突起部分および縮径部を強調して描かれた模式図であり、図中に示した突起部分その他の電池の構成要素の寸法比と、実際の寸法比は必ずしも一致しない。これは以降の図面においても同様である。
電池缶100は、筒状の胴部110と、胴部110の一方の端部に設けられた開口部120と、胴部110の他方の端部を閉じている底部130とを備える。開口部120の開口端の近傍には、縮径により環状溝部120Gが形成されている。さらに、環状溝部120Gと開口端との間に、突起部分(フランジ)150が設けられている。突起部分150は、2つの側面151、152を有している。
ここで、突起部分の「側面」とは、突起部分の表面を構成する面であって、突起部分の突出方向と実質的に平行に、突起部分の突出方向に沿って延伸している面をいうこととする。図1において、フランジの上面と下面(胴部の軸に垂直な面)が突起部分150の側面151及び152に該当する。
この電池缶100をホルダ200に固定するには、図2(a)の例では、上ホルダ202及び下ホルダ203を含むホルダ200によって形成された間隙201に突起部分150を嵌め込むようにする。さらに、側面151、152のうち少なくとも一面をホルダ200に溶接または接着することで、ホルダ200への固定が強固となる。あるいは、図2(b)の例では、突起部分150の下側面152とホルダ200の上面とを接着することによって、電池缶100がホルダ200に固定される。なお、図2(b)では、根元部分の肉厚が先端部の肉厚よりも太い断面形状を突起部分150が有している場合を例示している。これにより、突起部分の強度を高めることができる。また、接着部位である下側面152の面積を大きくすることで、固定強度を高めることができる。
突起部分の突出長(高さ)Hについては、電池缶のサイズ、電池缶およびホルダの材質にも依存するが、胴部の半径に対して1%~50%の長さであることが好ましい。同様に、突起部分の幅(厚み)については、電池缶のサイズ、電池缶およびホルダの材質にも依存するが、突起部分の最大の厚みWが、胴部の肉厚の0.3~10倍であることが好ましい。
図3は、電池缶の突起部分周辺の拡大断面図であり、突起部分の形状について、図2にとは別の変形例を示すものである。図3(a)において、突起部分150は、胴部の軸に対して垂直方向から若干傾いた方向に突出している。図3(b)は、側面151、152のうち一方(側面151)が胴部の軸方向に向かって湾曲した曲面となっている。図3(c)では、側面151は、胴部の軸方向に向かって屈折した2つの側面151aと151bを含んでなる。
上記図3(a)~(c)では、突起部分150は、その一側面(側面151)が胴部の軸に垂直な平面から傾いて形成されている。これにより、突起部分150は、電池缶100をホルダ200に固定するための鉤として機能する。これにより、電池缶100とホルダ200との精度よい固定が可能となり、鉤形状の突起部分をホルダに挟み込んで固定することで、電池缶の軸方向への位置ずれが制限されるのに加えて、電池缶の軸に垂直な方向(横方向)の位置ずれも制限される。なお、図3(a)における突起部分150の傾き角θは、-45°~+45°の範囲が好ましい。
電池缶の胴部の横断面形状は、典型的には、円形または円形に近似した形状であるが、これに限定されるものではない。胴部の長さ、内径、肉厚についても特に限定されない。溝部の内側への突出幅(溝深さ)についても、電池サイズに応じて決定されるが、特に限定されるものではない。
電池缶の材質には、例えば、鉄、鉄合金、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金などが用いられるが、特に限定されない。
電池の種類は、特に限定されないが、上記電池缶は、例えば、高度な耐震性が求められる電池モジュールに組み込まれるリチウムイオン二次電池の電池ケースに適している。
次に、上記電池缶を用いた円筒形電池の一例について説明する。
円筒形電池は、電極群と、電解質と、電極群と電解質とを収容する電池缶と、電池缶の開口を封口する封口体を備える。より具体的には、電池缶の環状溝部と電極群の開口部側の端面との間には、内部短絡を抑制するために第1絶縁板が配置される。同様に、電池缶の底部と電極群の底部側の端面との間には、第2絶縁板が配置される。
第1絶縁板および第2絶縁板の材質は、例えばエポキシ樹脂のような絶縁性樹脂を主成分とする材料であり、絶縁性の繊維状材料を芯材に含むものが好ましい。
以下、図4を参照しながら、本発明の一実施形態に係る筒形電池について、リチウムイオン二次電池を例にとって説明する。図4は、リチウムイオン二次電池の縦断面図である。
リチウムイオン二次電池(以下、電池)10は、電極群18と、電解質(図示せず)と、これらを収容する電池缶100とを具備する。電極群18は、正極板15と負極板16とをセパレータ17を介して捲回して形成されている。電池缶100の開口端の近傍には環状溝部120Gが形成されている。電極群18の一方の端面と環状溝部120Gとの間には、第1絶縁板23が配置されている。電極群18の他方の端面と電池缶100の底部130との間には、第2絶縁板24が配置されている。
電池缶100の開口部は、周縁部にガスケット21を具備する封口体11で封口されている。封口体11は、弁体12と、金属板13と、弁体12の外周部と金属板13の外周部との間に介在する環状の絶縁部材14とを具備する。弁体12と金属板13は、それぞれの中心部において互いに接続されている。正極15から導出された正極リード15aは、金属板13に接続されている。よって、弁体12は、正極の外部端子として機能する。負極16から導出された負極リード16aは、電池缶100の底部内面に接続されている。
正極板15は、箔状の正極集電体と、その表面に形成された正極活物質層とを具備する。正極集電体の材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン、チタン合金等を用いることができる。正極活物質としては、リチウム含有遷移金属複合酸化物が好ましく用いられる。例えばコバルト、マンガン、ニッケル、クロム、鉄およびバナジウムよりなる群から選択される少なくとも1種と、リチウムとを含む複合酸化物が使用される。
負極板16は、箔状の負極集電体と、その表面に形成された負極活物質層とを具備する。負極集電体の材料としては、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、ステンレス鋼等を用いることができる。負極活物質としては、リチウムイオンを可逆的に吸蔵し、放出し得る炭素材料、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボンや、酸化錫、酸化珪素等を用いることができる。
セパレータ17としては、例えば、ポリオレフィンで形成された微多孔膜を用いることができる。ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体などが例示できる。
電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解させたリチウム塩とを具備する。非水溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどの環状カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート、カルボン酸エステル、鎖状エーテルなどが用いられる。リチウム塩としては、LiPF6、LiBF4、LiClO4などが使用される。
次に、電池缶に突起部分を形成する方法について説明する。本実施形態では、突起部分150の形成は、電池缶100の開口部を封口体11で封口する工程において、封口と同一工程で形成する。
かかる封口工程では、開口部の側面を封口金型の上型と下型で挟み込むことにより、突起部分を形成し、その後、開口部端部をガスケット21を介してかしめ、封口することによって、突起部分150を開口部と一体的に形成することができる。また、封口金型の形状を変えることによって、任意の形状の突起部分を形成することが可能である。
図5は、本発明の一実施形態に係る筒形電池がホルダに取り付けられた電池モジュール210の一例を示す断面図である。図5において、ホルダ200に取り付け、固定された2個の電池10が示されている。ホルダ200は、上ホルダ202及び下ホルダ203を含んでなる。上ホルダ202及び下ホルダ203は、ネジ204によってネジ止めされている。
電池10は、上ホルダ202に設けられた板バネ(接続部)205、及び、下ホルダ203にも受けられた板バネ(接続部)206と正負両電極が接触し、電力を供給可能に構成されている。板バネ205、206は、夫々、集電部207と接続し、隣り合う電池10同士が接続される。板バネ205、206の電池10及び集電部207と接触しない外周は、絶縁部208に取り囲まれている。
さらに、上ホルダ201と下ホルダ202は、鉤状に形成された突起部分150を上下から挟み込んでおり、これによって、電池10が軸方向(ホルダの上下方向)及び軸に垂直な方向(横方向)に移動しないように、電池10のホルダ内の位置が位置決めされ、固定される。
図6は、突起部分を有する金属製ケースとしての電池缶の別の一例の断面図と、その電池缶の突起部をホルダで固定する方法を示す拡大図である。
底部130に面一になるように、突起部分(フランジ)150が設けられている。突起部分150は、2つの側面151、152を有しており、下側面151が底部130と連続し、面一になっている。
突起部分150は上ホルダ202と下ホルダ203によって上下から挟みこまれており、これによって、電池10が横方向に移動しないように位置決めされ固定される。
下ホルダ203には電池を冷却するための冷却機構を設けてもよく、冷媒を導通することによる液冷機構やファン等による空冷機構を形成することが好ましい。
特に、このように冷却機構を設置させた場合、底部130の面一の位置に突起部分を設けることにより、下ホルダ203と電池底部130との設置面積が増加し、下ホルダ203によって電池10の冷却効果を促進させることができる。
本発明に係る金属製ケースは、電池缶として有用であり、特に、高度な耐震性が求められる電池モジュールに組み込まれるリチウムイオン二次電池の電池缶に有用である。
10 リチウムイオン二次電池
11 封口体
12 弁体
13 金属板
14 絶縁部材
15 正極板
15a 正極リード
16 負極板
16a 負極リード
17 セパレータ
18 電極群
21 ガスケット
23 第1絶縁板
24 第2絶縁板
100 電池缶
110 胴部
120 開口部
120G 環状溝部
121G 最縮径部
122G 溝上部
123G 溝下部
30 底部
150 突起部
151、152 突起部分の側面
200 ホルダ
201 間隙
202 上ホルダ
203 下ホルダ
204 ネジ
205、206 板バネ
207 集電部
208 絶縁部
210 電池モジュール

Claims (12)

  1. 電極群と、
    電解質と、
    前記電極群と前記電解質とを収容する電池缶と、
    前記電池缶の開口を封口する封口体と、を備える電池であって、
    前記電池缶は、
    軸方向に連続して延びる筒状の胴部と、
    前記軸方向における前記胴部の一方の端部に前記胴部から連続して設けられた、開口を有して前記軸方向に連続して延びる開口部と、
    前記軸方向における前記胴部の他方の端部を閉じている底部と、を備え、
    前記胴部および前記開口部の少なくとも一方の側面から、前記軸方向に垂直な半径方向において外側に向かって立設された突起部分が設けられ、
    前記突起部分は、前記軸方向において前記胴部の前記底部側の端部と前記開口部の前記開口側の端部との間に設けられている、電池
  2. 前記開口部の開口端の近傍には、縮径した環状溝部が形成されており、
    前記突起部分が、前記軸方向において前記環状溝部と前記開口端との間の位置に設けられている、請求項1に記載の電池
  3. 前記突起部分が、前記軸方向の所定の位置に、周方向に沿って連続的または間欠的に設けられている、請求項1または2に記載の電池
  4. 前記突起部分が、前記胴部の軸に垂直な平面から傾いた側面を有している、請求項1~3のいずれか一項に記載の電池
  5. 前記側面が、前記軸方向に向かって屈折又は湾曲している、請求項4に記載の電池
  6. 前記突起部分が、前記胴部の軸の垂直方向から傾いた方向に突出している、請求項4に記載の電池
  7. 前記突起部分が、前記胴部の軸の垂直方向に対し-45~+45°の範囲内で傾いて突出している、請求項6に記載の電池
  8. 前記突起部分の突出長Hが、前記胴部の半径に対して1%~50%の長さである、請求項1~7のいずれか一項に記載の電池
  9. 前記突起部分の最大厚みWが、前記胴部の肉厚の0.3~10倍である、請求項1~8のいずれか一項に記載の電池
  10. 前記開口部の開口端の近傍には、縮径した環状溝部が形成されており、
    前記突起部分が、前記軸方向において前記環状溝部と前記底部との間の位置に設けられている、請求項1に記載の電池
  11. 電極群と、
    電解質と、
    前記電極群と前記電解質とを収容する電池缶と、
    前記電池缶の開口を封口する封口体と、を備える電池であって、
    前記電池缶は、
    筒状の胴部と、
    前記胴部の一方の端部に設けられた、開口を有する開口部と、
    前記胴部と連続し、前記胴部の他方の端部を閉じている底部と、を備え、
    前記胴部の側面から、前記胴部の軸方向に垂直な半径方向において外側に向かって、前記胴部から連続して突出する突起部分が設けられ、
    前記突起部分の前記底部側の端部が前記底部と連続し、
    前記突起部分が、前記電池缶において前記半径方向に最も外へ突出している、電池。
  12. 前記突起部分が、前記底部と面一になるように設けられている、請求項11に記載の電池
JP2019509190A 2017-03-31 2018-03-13 電池 Active JP6994682B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069495 2017-03-31
JP2017069495 2017-03-31
PCT/JP2018/009612 WO2018180436A1 (ja) 2017-03-31 2018-03-13 金属製ケース、及び、電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018180436A1 JPWO2018180436A1 (ja) 2020-02-06
JP6994682B2 true JP6994682B2 (ja) 2022-02-04

Family

ID=63677244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019509190A Active JP6994682B2 (ja) 2017-03-31 2018-03-13 電池

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11664549B2 (ja)
JP (1) JP6994682B2 (ja)
CN (1) CN110268545B (ja)
WO (1) WO2018180436A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230037722A1 (en) * 2019-12-27 2023-02-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electrical storage module

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4117300A (en) 1977-04-05 1978-09-26 Gte Sylvania Incorporated Redundant welding method for metal battery containers
JP2000138051A (ja) 1998-10-30 2000-05-16 Sanyo Electric Co Ltd 電池及び組電池
JP2007234306A (ja) 2006-02-28 2007-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 円筒形電池及び該電池を用いた組電池
JP2007258414A (ja) 2006-03-23 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層コンデンサ
WO2011007532A1 (ja) 2009-07-17 2011-01-20 パナソニック株式会社 電池及び電池ユニット
JP2011029425A (ja) 2009-07-27 2011-02-10 Nichicon Corp 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
JP2011159498A (ja) 2010-02-01 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電池、電池の製造装置、および電池の製造方法
JP2011171014A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Sumitomo Chemical Co Ltd 新規電池およびその利用
JP2012074321A (ja) 2010-09-30 2012-04-12 Nisshin Steel Co Ltd 金属製の有底又は密閉容器及びその製造方法
JP2012094358A (ja) 2010-10-27 2012-05-17 Nisshin Steel Co Ltd 金属製の有底又は密閉容器の製造方法
JP2016093319A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 象印マホービン株式会社 炊飯器
JP2016129615A (ja) 2015-01-14 2016-07-21 三菱電機株式会社 炊飯器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3552377B2 (ja) * 1996-01-11 2004-08-11 ソニー株式会社 二次電池
JPH09293529A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 円筒密閉型蓄電池及びその製造法
JP3432171B2 (ja) * 1999-04-26 2003-08-04 エヌイーシートーキン株式会社 非水電解液二次電池
KR100599710B1 (ko) * 2004-07-28 2006-07-12 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지와 이에 사용되는 전극 조립체 및 이차 전지제조 방법
US8310809B2 (en) 2006-03-23 2012-11-13 Panasonic Corporation Electric double layer capacitor and method for manufacturing same
JP5606947B2 (ja) * 2010-03-18 2014-10-15 三洋電機株式会社 円筒型二次電池およびその製造方法
JP5807488B2 (ja) 2011-09-28 2015-11-10 ソニー株式会社 電池ホルダ、電池収納ケース、電池パック、蓄電システム、電子機器および電動車両
US9887397B2 (en) * 2014-02-20 2018-02-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery case and battery
CN204793064U (zh) * 2015-07-06 2015-11-18 东莞壹凌电子科技有限公司 一种弧形智能穿戴设备聚合物锂电池装置
KR102059614B1 (ko) * 2017-11-14 2019-12-26 주식회사 엘지화학 고정부를 포함하는 배터리 팩

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4117300A (en) 1977-04-05 1978-09-26 Gte Sylvania Incorporated Redundant welding method for metal battery containers
JP2000138051A (ja) 1998-10-30 2000-05-16 Sanyo Electric Co Ltd 電池及び組電池
JP2007234306A (ja) 2006-02-28 2007-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 円筒形電池及び該電池を用いた組電池
JP2007258414A (ja) 2006-03-23 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層コンデンサ
WO2011007532A1 (ja) 2009-07-17 2011-01-20 パナソニック株式会社 電池及び電池ユニット
JP2011029425A (ja) 2009-07-27 2011-02-10 Nichicon Corp 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
JP2011159498A (ja) 2010-02-01 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電池、電池の製造装置、および電池の製造方法
JP2011171014A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Sumitomo Chemical Co Ltd 新規電池およびその利用
JP2012074321A (ja) 2010-09-30 2012-04-12 Nisshin Steel Co Ltd 金属製の有底又は密閉容器及びその製造方法
JP2012094358A (ja) 2010-10-27 2012-05-17 Nisshin Steel Co Ltd 金属製の有底又は密閉容器の製造方法
JP2016093319A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 象印マホービン株式会社 炊飯器
JP2016129615A (ja) 2015-01-14 2016-07-21 三菱電機株式会社 炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
CN110268545B (zh) 2022-05-17
CN110268545A (zh) 2019-09-20
US11664549B2 (en) 2023-05-30
JPWO2018180436A1 (ja) 2020-02-06
WO2018180436A1 (ja) 2018-10-04
US20200020893A1 (en) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107710459B (zh) 电池及电池包
US20130071728A1 (en) Secondary Battery
JP7320758B2 (ja) 電池モジュール
KR102131171B1 (ko) 밀폐형 전지 및 밀폐형 전지의 제조 방법
US10276888B2 (en) Lithium electrochemical accumulator having a terminal directly connected to the electrochemical assembly and associated production methods
US11502338B2 (en) Wound battery
WO2019194253A1 (ja) 電池
US10256457B2 (en) Secondary battery
JP5342090B1 (ja) 蓄電素子
JP2009087727A (ja) 電池
JPWO2014097586A1 (ja) 円筒形二次電池及びその製造方法
US9123926B2 (en) Secondary battery with terminal plate
JP6906193B2 (ja) 電池
JP6994682B2 (ja) 電池
JP2004200118A (ja) 電池及び組電池
WO2017115856A1 (ja) 封止部材、蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
US11610743B2 (en) Energy storage device
JP2019200859A (ja) 密閉型電池
JP2018098130A (ja) 蓄電素子
JP2011014249A (ja) 密閉型電池
JP6592913B2 (ja) 蓄電素子、及び蓄電装置
US20240136675A1 (en) Cylindrical battery
US20240234977A9 (en) Cylindrical battery
WO2019194239A1 (ja) 電池
JP2008166235A (ja) 非水電解液二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211129

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6994682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151