JP6994238B2 - 刻印フロストスライドガラス及びフロストスライドガラスの刻印方法 - Google Patents
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Description
まず、フロストスライドガラスのフロスト部を着色剤を含む着色基体に当接し、
次に、レーザーマーカーから発射したレーザー光を、フロストスライドガラスのガラス部を透過してフロスト部に照射して、照射された部分のフロスト部を剥離させガラスを露出させることにより透明状に刻印すると共に、
着色基体から放出される色素により、透明状の刻印を着色させるフロストガラスの刻印方法を内容とする。
まず、フロストスライドガラスのフロスト部を着色剤を含む着色基体に当接し、
次に、レーザーマーカーから発射したレーザー光を、フロストスライドガラスのガラス部を透過してフロスト部に照射して、照射された部分のフロスト部を剥離させガラスを露出させることにより透明状に刻印すると共に、
着色基体から放出される色素により、透明状の刻印を着色させることを特徴とする。
通常、レーザーマーカーから発射されるレーザー光はガラスを透過するので、フロストスライドガラスにレーザーマーカーで刻印しようとすると、レーザー光を照射した部分でフロスト部の樹脂が剥離しガラスが露出した透明状の刻印が形成される(図3参照)。このような透明状の刻印は、上記のとおり、視認しにくく、また、カードリーダーで読み取りにくく、極めて作業性が悪いという問題を含んでいる。
また、単にフロストスライドガラス1のフロスト部1aと着色基体3を当接させた状態でレーザー光を照射するだけでよいので、新たな着色工程は不要であり、容易に刻印フロストスライドガラスを作製することができる。
このような着色基体3としては、樹脂やゴムが挙げられる。また、フロストの色とのコントラストを一層高めるために、これらの樹脂やゴムに、着色剤を含有させることができる。このような着色剤としては、これらの樹脂やゴムに添加含有される添加剤、例えば軟化剤、老化防止剤、充填剤や、染料、顔料等が挙げられる。
R(スチレン-ブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、EPM(エチレンプロピレンゴム)、EPDM(エチレンプロピレン三元共重合体)、アクリルゴム、ポリイソブチレン、NR(天然ゴム)が挙げられ、これらは単独でもよいが、必要に応じ、2種以上組み合わせて用いられる。
フロスト部に照射されるレーザー光の波長は、特に限定されないが、300~1100nm程度が望ましい。
この状態でフロストスライドガラスのガラス部越しにレーザー光(YAGレーザー、波長1060nm)を照射して文字及びQRコードを刻印した。
刻印された文字及びQRコードの部分は黒色の色素で着色され、フロスト部とのコントラストも十分であり、刻印された文字及びQRコードが鮮明に視認されるとともに、カードリーダーへの読み取り性も十分であった。
1a フロスト部
1b 刻印
1c ガラス部
2 レーザーマーカー
3 着色基体
Claims (6)
- スライドガラスの片面にフロスト部が形成されたフロストスライドガラスに、レーザーマーカーを用いて刻印する方法であって、
まず、フロストスライドガラスのフロスト部を着色剤を含む着色基体に当接し、
次に、レーザーマーカーから発射したレーザー光を、フロストスライドガラスのガラス部を透過してフロスト部に照射して、照射された部分のフロスト部を剥離させガラスを露出させることにより透明状に刻印すると共に、
着色基体から放出される色素により、透明状の刻印を着色させることを特徴とするフロストガラスの刻印方法。 - 着色基体が、樹脂又はゴムであることを特徴とする請求項1に記載のフロストガラスの刻印方法。
- 着色基体が、着色剤を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のフロストガラスの刻印方法。
- 着色剤が樹脂又はゴム用の添加剤、顔料又は染料であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフロストガラスの刻印方法。
- レーザーマーカーから発射されるレーザー光の波長が300~1100nmであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のフロストガラスの刻印方法。
- 刻印が文字及び/又は光学機器で読み取り可能なコードであることを特徴とする請求項
1~5のいずれか1項に記載のフロストガラスの刻印方法。
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JP2009166494A (ja) | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Tesa Ag | 高エネルギー放射線を用いて基材に永久描画を行うための顔料層および方法 |
US20100072272A1 (en) | 2005-10-26 | 2010-03-25 | Angros Lee H | Microscope slide coverslip and uses thereof |
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