JP6993300B2 - 蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電装置を備えた蓄電システムに関する。
太陽光発電装置とパワーコンディショナ装置とを備えた太陽光発電設備において、蓄電池が備えられていない場合、パワーコンディショナ装置は、チョッパ回路とインバータとが一体となったものを使用するのが一般的である。
上記太陽光発電設備に蓄電池を後付けして蓄電システムを構成する場合、上記パワーコンディショナ装置のかわりに、太陽光発電装置側のチョッパ回路と、蓄電池側のチョッパ回路と、インバータとが一体となったパワーコンディショナ装置を使用する必要がある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、太陽光発電設備に蓄電池を後付けする場合、既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することができないという問題がある。
また近年では、太陽光発電装置の価格低下に伴い、蓄電池を後付けすることに加えて太陽光発電装置を増設し、太陽光発電装置の余剰電力を蓄電池に蓄えて夜間に売電したいという要望が増えている。この場合も、太陽光発電装置側のチョッパ回路と、蓄電池側のチョッパ回路と、インバータとが一体となったパワーコンディショナ装置を使用する必要があるため、既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することができないという問題がある。
特開2002-171674号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することが可能な蓄電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る蓄電システムは、
太陽光を受けて第1直流電力を出力する第1太陽光発電装置と、
前記太陽光を受けて第2直流電力を出力する第2太陽光発電装置と、
前記第2太陽光発電装置に接続され、第3直流電力を出力する第1パワーコンディショナ装置と、
前記第1太陽光発電装置および前記第1パワーコンディショナ装置に接続され、前記第1直流電力および前記第3直流電力を受けて交流電力を出力する第2パワーコンディショナ装置と、を備え、
前記第1パワーコンディショナ装置は、
前記第2太陽光発電装置に接続された第1DC/DCコンバータと、
前記第1DC/DCコンバータに接続された第2DC/DCコンバータと、
前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータを制御する制御部と、
前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータに接続された蓄電手段と、を備え、
前記第1DC/DCコンバータは、前記第2直流電力に対してMPPT動作を行い、
前記第2DC/DCコンバータは、前記第2パワーコンディショナ装置に前記第1直流電力が入力されていない場合に、前記第3直流電力として前記第2パワーコンディショナ装置がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力することを特徴とする。
この構成は、第2太陽光発電装置(増設した太陽光発電装置)と第2パワーコンディショナ装置との間に、蓄電手段を備えた第1パワーコンディショナ装置を備える。そして、第1パワーコンディショナ装置は、第2パワーコンディショナ装置に第1直流電力が入力されていない場合に、第3直流電力として第2パワーコンディショナ装置がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力する。このため、第2パワーコンディショナ装置は、第1太陽光発電装置の出力に対してMPPT動作を行うように、第1パワーコンディショナ装置の出力(第3直流電力)に対してもMPPT動作を行うことができる。したがって、この構成によれば、第2パワーコンディショナ装置として既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することができる。
上記蓄電システムにおいて、
前記第1パワーコンディショナ装置は、動作モードとして、
前記第1直流電力と前記第2直流電力との合計値が所定の上限値よりも小さい場合に、前記第2直流電力の全部を前記第3直流電力として使用する第1動作モードと、
前記第1直流電力が前記上限値よりも小さく、かつ前記合計値が前記上限値よりも大きい場合に、前記合計値が前記上限値よりも小さくなるように前記第2直流電力の一部を前記蓄電手段の充電電力として使用する第2動作モードと、
前記第1直流電力が前記上限値に達した場合に、前記第2直流電力の全部を前記充電電力として使用する第3動作モードと、
前記合計値が所定の下限値よりも小さい場合に、前記直流放電電力を前記第3直流電力として使用する第4動作モードと、を含むよう構成できる。
上記蓄電システムにおいて、
前記第2DC/DCコンバータは、双方向DC/DCコンバータであり、
前記第1パワーコンディショナ装置は、前記動作モードとして、前記第1直流電力が前記上限値よりも大きい場合に、前記第2パワーコンディショナ装置に供給される前記第1直流電力が前記上限値以下になるように、前記第1直流電力の一部を前記充電電力として使用する第5動作モードを含むよう構成できる。
上記蓄電システムにおいて、
前記第1直流電力を測定する第1測定部と、
前記第2直流電力を測定する第2測定部と、を備え、
前記制御部は、前記第1測定部および前記第2測定部の測定結果に応じて、前記動作モードを切り替えるよう構成できる。
上記蓄電システムにおいて、
前記第1DC/DCコンバータは、少なくとも1つの昇圧チョッパ回路で構成され、
前記第2DC/DCコンバータは、少なくとも1つの降圧チョッパ回路で構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の他の実施形態に係る蓄電システムは、
太陽光を受けて第1直流電力を出力する第1太陽光発電装置および前記太陽光を受けて第2直流電力を出力する第2太陽光発電装置が並列接続された太陽光発電装置と、
第3直流電力を出力する第1パワーコンディショナ装置と、
前記太陽光発電装置および前記第1パワーコンディショナ装置に接続され、前記第1直流電力、前記第2直流電力および前記第3直流電力を受けて交流電力を出力する第2パワーコンディショナ装置と、を備え、
前記第1パワーコンディショナ装置は、
双方向DC/DCコンバータと、
前記双方向DC/DCコンバータを制御する制御部と、
前記双方向DC/DCコンバータに接続された蓄電手段と、を備え、
前記双方向DC/DCコンバータは、前記第2パワーコンディショナ装置に前記第1直流電力および前記第2直流電力が入力されていない場合に、前記第3直流電力として前記第2パワーコンディショナ装置がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力することを特徴とする。
本発明によれば、既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することが可能な蓄電システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電システムを示す図である。 第2パワーコンディショナ装置に第1直流電力が入力されていない場合における第1パワーコンディショナ装置の出力のPV特性図である。 第1パワーコンディショナ装置の第1動作モードを示す図である。 第1パワーコンディショナ装置の第2動作モードを示す図である。 第1パワーコンディショナ装置の第3動作モードを示す図である。 第1パワーコンディショナ装置の第4動作モードを示す図である。 第1パワーコンディショナ装置の第5動作モードを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄電システムを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る蓄電システムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る蓄電システム100を示す。蓄電システム100は、第1太陽光発電装置1と、第2太陽光発電装置2と、第1測定部3と、第2測定部4と、第1パワーコンディショナ装置10と、第2パワーコンディショナ装置20と、を備える。
第1パワーコンディショナ装置10は、第1DC/DCコンバータ11と、第2DC/DCコンバータ12と、制御部13と、蓄電手段14と、を備える。
蓄電システム100は、第1太陽光発電装置1および第2パワーコンディショナ装置20を備える太陽光発電設備に、第2太陽光発電装置2を増設するとともに、蓄電手段14を含む第1パワーコンディショナ装置10を後付けしたものである。蓄電システム100は、既存のパワーコンディショナ装置である第2パワーコンディショナ装置20を改造することなくそのまま使用している。
第1太陽光発電装置1は、太陽光発電設備に含まれる既存の太陽光発電装置であり、太陽光を受けて第1直流電力を出力する。第1太陽光発電装置1は、例えば、太陽電池セルの集合体である太陽光パネルを複数個直列接続して太陽電池ストリングを構成し、太陽電池ストリングを複数個並列接続したものである。第1太陽光発電装置1は、容量(最大出力)が第2パワーコンディショナ装置20の過積載上限(パワーコンディショナ装置の容量を超えて発電装置を接続することができる該パワーコンディショナ装置の許容上限容量)よりも小さい値に設定されている。
第2太陽光発電装置2は、当初の太陽光発電設備に含まれていない増設された太陽光発電装置であり、太陽光を受けて第2直流電力を出力する。第2太陽光発電装置2は、例えば、太陽電池セルの集合体である太陽光パネルを複数個直列接続して太陽電池ストリングを構成し、太陽電池ストリングを複数個並列接続したものである。第2太陽光発電装置2の太陽光パネルは、第1太陽光発電装置1の太陽光パネルと同一のものでなくてもよい。第2太陽光発電装置2の太陽電池ストリングを構成する太陽光パネルの直列数は、第1太陽光発電装置1の太陽電池ストリングを構成する太陽光パネルの直列数と同一でなくてもよい。
第1測定部3は、第1直流電力を測定するための第1電流センサおよび第1電圧センサからなる。第1電流センサは、所定の周期で第1太陽光発電装置1から出力される直流電流を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10の制御部13に送信する。第1電圧センサは、所定の周期で第1太陽光発電装置1から出力される直流電圧を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10の制御部13に送信する。制御部13は、これらの検出結果に基づいて、第1直流電力を算出する。
第2測定部4は、第2直流電力を測定するための第2電流センサおよび第2電圧センサからなる。第2電流センサは、所定の周期で第2太陽光発電装置2から出力される直流電流を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10の制御部13に送信する。第2電圧センサは、所定の周期で第2太陽光発電装置2から出力される直流電圧を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10の制御部13に送信する。制御部13は、これらの検出結果に基づいて、第2直流電力を算出する。
第2パワーコンディショナ装置20は、既存の太陽光発電設備に含まれるパワーコンディショナ装置であり、チョッパ回路と、インバータと、これらを制御する制御部と、を含む。第2パワーコンディショナ装置20は、第1太陽光発電装置1および第1パワーコンディショナ装置10に接続され、第1太陽光発電装置1の第1直流電力および第1パワーコンディショナ装置10の第3直流電力を受けて交流電力を出力する。第2パワーコンディショナ装置20は、第1直流電力に対してMPPT動作(最大電力点追従動作)を行い、第1直流電力が入力されていない場合は第1パワーコンディショナ装置10から出力される第3直流電力に対してもMPPT動作を行うことができる。
第1パワーコンディショナ装置10の第1DC/DCコンバータ11は、第2太陽光発電装置2に接続される。第1DC/DCコンバータ11は、昇圧チョッパ回路で構成され、第2太陽光発電装置2の第2直流電力を昇圧した直流電力を出力する。第1DC/DCコンバータ11は、制御部13の制御下で、第2直流電力に対してMPPT動作を行う。
第2DC/DCコンバータ12は、一方側が第1DC/DCコンバータ11に接続され、他方側が第2パワーコンディショナ装置20に接続される。第1DC/DCコンバータ11と第2DC/DCコンバータ12の接続点に、例えばリチウムイオン蓄電池からなる蓄電手段14が接続される。第2DC/DCコンバータ12は、降圧チョッパ回路で構成され、第1DC/DCコンバータ11の出力を降圧した直流電力または蓄電手段14の放電電力を降圧した直流電力を、第3直流電力として第2パワーコンディショナ装置20に出力する。
第2DC/DCコンバータ12は、第2パワーコンディショナ装置20に第1太陽光発電装置1からの第1直流電力が入力されている場合(例えば、昼間)、第2パワーコンディショナ装置20のMPPT動作を阻害しないように、制御部13の制御下で動作する。具体的には、第2パワーコンディショナ装置20が電圧制御によるMPPT動作を行っているのであれば、第2DC/DCコンバータ12は、電圧制御の相互干渉を回避するために電流制御によって第3直流電力を出力する。さらに、制御部13は、第1直流電力を監視しつつ第2パワーコンディショナ装置20に入力される入力電力が所定の目標値になるように、第2DC/DCコンバータ12の電流制御を行う。
一方、第2パワーコンディショナ装置20に第1太陽光発電装置1からの第1直流電力が入力されていない場合(例えば、夜間)、第2DC/DCコンバータ12は、制御部13の制御下で、任意の太陽光発電装置のPV特性(電力・電圧特性)を模擬した電力、言い換えれば第2パワーコンディショナ装置20がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力する。当該電力(第3直流電力)のPV特性の一例を図2に示す。
制御部13には、第2パワーコンディショナ装置20に第1直流電力が入力されていない場合における第3直流電力のPV特性に関するデータ、または当該第3直流電力のIV特性(電流・電圧特性)に関するデータが予め記憶されている。PV特性に関するデータは、例えば、第2DC/DCコンバータ12の出力電力値、出力電圧値のPV曲線を示す数値テーブルである。IV特性に関するデータは、例えば、第2DC/DCコンバータ12の出力電流値、出力電圧値のIV曲線を示す数値テーブルである。
制御部13は、第2DC/DCコンバータ12に入力された入力電圧と上記PV特性またはIV特性に関するデータとに基づいて、第2DC/DCコンバータ12が出力すべき第3直流電力の電流値を決定する。これにより、第2パワーコンディショナ装置20に第1直流電力が入力されていない場合に、第2DC/DCコンバータ12は図2に示すPV特性を持った第3直流電力を出力することができ、第2パワーコンディショナ装置20は第3直流電力に対してMPPT動作を行うことができる。
制御部13は、マイコンおよび/または専用のICで構成される。制御部13は、後述する動作モードを切り替えながら、第1DC/DCコンバータ11および第2DC/DCコンバータ12を制御する。第1パワーコンディショナ装置10は、動作モードとして、第1~第4動作モードを含む。
第1太陽光発電装置1の第1直流電力と第2太陽光発電装置2の第2直流電力との合計値が所定の上限値よりも小さい場合、動作モードは、第2直流電力の全部を第2DC/DCコンバータ12の出力(第3直流電力)として使用する第1動作モードになる。上記の所定の上限値は、第2パワーコンディショナ装置20の入力可能な上限電力値以下であることが好ましい。例えば、第2パワーコンディショナ装置20の入力可能な上限電力値が250kWの場合、所定の上限値は240kWに設定してもよい。
図3に示すように、第1動作モードでは、第1直流電力の全部が第2パワーコンディショナ装置20に供給されるとともに、第1DC/DCコンバータ11の出力の全部が第2DC/DCコンバータ12に供給されて、第2DC/DCコンバータ12の出力(第3直流電力)が第2パワーコンディショナ装置20に供給される。
第1直流電力が所定の上限値よりも小さく、かつ第1直流電力と第2直流電力との合計値が所定の上限値よりも大きい場合、動作モードは、第2直流電力の一部を蓄電手段14の充電電力として使用する第2動作モードになる。
図4に示すように、第2動作モードでは、第1直流電力の全部が第2パワーコンディショナ装置20に供給される。また、第1直流電力と第2直流電力との合計値が所定の上限値よりも小さくなるように、第1DC/DCコンバータ11の出力が蓄電手段14と第2DC/DCコンバータ12とに供給されて、蓄電手段14が充電されるとともに第2DC/DCコンバータ12の出力(第3直流電力)が第2パワーコンディショナ装置20に供給される。
第1直流電力が所定の上限値に達した場合、動作モードは、第2直流電力の全部を充電電力として使用する第3動作モードになる。
図5に示すように、第3動作モードでは、第1直流電力が所定の上限値を超えないように第2パワーコンディショナ装置20に供給される。また、第2DC/DCコンバータ12は停止状態になり、第1DC/DCコンバータ11の出力の全部が蓄電手段14に供給され、蓄電手段14が充電される。制御部13は、蓄電手段14の蓄電量を監視しており、蓄電手段14が満充電になると、第1DC/DCコンバータ11を停止状態にして蓄電手段14の充電を停止させる。
第1直流電力と第2直流電力との合計値が所定の下限値(例えば、1kW)よりも小さい場合、動作モードは、蓄電手段14の直流放電電力を第3直流電力として使用する第4動作モードになる。より好ましくは、当該合計値が所定の下限値よりも小さくなる状態が所定時間(例えば、1時間)継続した場合に、第4動作モードになる。第4動作モードにおける第3直流電力は、第2パワーコンディショナ装置20がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力になる。
図6に示すように、第4動作モードでは、蓄電手段14の直流放電電力が第2DC/DCコンバータ12に供給され、第2DC/DCコンバータ12の出力(第3直流電力)が第2パワーコンディショナ装置20に供給される。制御部13は、蓄電手段14の蓄電量を監視しており、蓄電手段14の蓄電量が規定値以下になると、第2DC/DCコンバータ12を停止状態にして蓄電手段14の放電を停止させる。
本実施形態に係る蓄電システム100によれば、第2パワーコンディショナ装置20に第1太陽光発電装置1からの第1直流電力が入力されていない場合、上記のとおり第2パワーコンディショナ装置20が第1パワーコンディショナ装置10の第3直流電力に対してもMPPT動作を行うことができるので、第2パワーコンディショナ装置20として既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することができる。
本実施形態に係る蓄電システム100では、第2太陽光発電装置2と蓄電手段14との間に1つのDC/DCコンバータ(第1DC/DCコンバータ11)しか存在しないので、充電時における電力損失を最小限に抑えることができる。
本実施形態に係る蓄電システム100では、第1DC/DCコンバータ11が昇圧チョッパ回路で構成され、第1DC/DCコンバータ11の入力は第1DC/DCコンバータ11の出力よりも小さくなるので、第1DC/DCコンバータ11はMPPT動作を比較的容易に行うことができる。
本実施形態に係る蓄電システム100では、第2DC/DCコンバータ12が降圧チョッパ回路で構成されているので、第2DC/DCコンバータ12が故障した場合であっても、蓄電手段14の放電時に蓄電手段14の放電電圧よりも大きい電圧が第2パワーコンディショナ装置20に印加されることはない。したがって、本実施形態に係る蓄電システム100は、第2DC/DCコンバータ12が昇圧チョッパ回路で構成されているものと比較して、安全面に優れている。
なお、第2DC/DCコンバータ12は、双方向のチョッパ回路で構成された双方向DC/DCコンバータとすることができる。これにより、第1パワーコンディショナ装置10は、第1直流電力が所定の上限値よりも大きい場合に、第1直流電力の一部を充電電力として使用する第5動作モードを含むことができる。
図7に示すように、第5動作モードでは、第2パワーコンディショナ装置20に供給される第1直流電力が所定の上限値以下になるように、第1直流電力の一部が第2DC/DCコンバータ12に供給される。第2DC/DCコンバータ12に供給された第1直流電力は、昇圧されて蓄電手段14に供給され、蓄電手段14が充電される。また、第1DC/DCコンバータ11の出力の全部が蓄電手段14に供給され、蓄電手段14が充電される。
[第2実施形態]
図8に、本発明の第2実施形態に係る蓄電システム100’を示す。蓄電システム100’は、第1DC/DCコンバータ11のない第1パワーコンディショナ装置10’を備える点、第1太陽光発電装置1と第2太陽光発電装置2とが並列接続されて第2パワーコンディショナ装置20に接続されている点、第1測定部3および第2測定部4の代わりに第1測定部3’を備えている点、を除いて第1実施形態と共通している。
第1太陽光発電装置1は、既存の太陽光発電装置であり、太陽光を受けて第1直流電力を出力する。第2太陽光発電装置2は、増設された太陽光発電装置であり、太陽光を受けて第2直流電力を出力する。第1太陽光発電装置1および第2太陽光発電装置2(以下、2つをまとめて「太陽光発電装置」という)は、例えば、太陽電池セルの集合体である太陽光パネルを複数個直列接続して太陽電池ストリングを構成し、太陽電池ストリングを複数個並列接続したものである。
ただし、第2太陽光発電装置2の太陽光パネルは、第1太陽光発電装置1の太陽光パネルと同一のものであり、第2太陽光発電装置2の太陽電池ストリングを構成する太陽光パネルの直列数は、第1太陽光発電装置1の太陽電池ストリングを構成する太陽光パネルの直列数と同一である。さらに、第1太陽光発電装置1および第2太陽光発電装置2の容量の合計値(太陽光発電装置の全体容量)は、第2パワーコンディショナ装置20の過積載上限よりも小さい値に設定される。
第1測定部3’は、太陽光発電装置の直流電力(第1直流電力および第2直流電力)を測定するための第1電流センサおよび第1電圧センサからなる。第1電流センサは、所定の周期で太陽光発電装置から出力される直流電流を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10’の制御部13に送信する。第1電圧センサは、所定の周期で太陽光発電装置から出力される直流電圧を検出し、検出結果を第1パワーコンディショナ装置10’の制御部13に送信する。制御部13は、これらの検出結果に基づいて、太陽光発電装置の直流電力を算出する。
第1パワーコンディショナ装置10’の第2DC/DCコンバータ12は、一方側が蓄電手段14に接続され、他方側が第2パワーコンディショナ装置20に接続される。第2DC/DCコンバータ12は、双方向のチョッパ回路(本発明の「双方向DC/DCコンバータ」に相当)で構成され、蓄電手段14の放電電力を第3直流電力として第2パワーコンディショナ装置20に出力したり、太陽光発電装置の直流電力を利用して蓄電手段14を充電したりする。
第2パワーコンディショナ装置20に太陽光発電装置からの直流電力が入力されている場合、第2DC/DCコンバータ12は、第2パワーコンディショナ装置20のMPPT動作を阻害しないように、制御部13の制御下で第3直流電力を出力したり蓄電手段14を充電したりする。例えば、第2パワーコンディショナ装置20が電圧制御によるMPPT動作を行っているのであれば、第2DC/DCコンバータ12は、電圧制御の相互干渉を回避するために電流制御される。さらに、制御部13は、太陽光発電装置からの直流電力を監視しつつ第2パワーコンディショナ装置20に入力される入力電力が所定の目標値になるように、第2DC/DCコンバータ12の電流制御を行う。
一方、第2パワーコンディショナ装置20に太陽光発電装置からの直流電力が入力されていない場合、第2DC/DCコンバータ12は、制御部13の制御下で、任意の太陽光発電装置のPV特性(電力・電圧特性)を模擬した電力、言い換えれば第2パワーコンディショナ装置20がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力する。
本実施形態に係る蓄電システム100’によれば、第2パワーコンディショナ装置20は太陽光発電装置からの直流電力が入力されていない場合であってもMPPT動作を行うことができるので、第2パワーコンディショナ装置20として既存のパワーコンディショナ装置をそのまま使用することができる。
さらに、本実施形態に係る蓄電システム100’は、第1DC/DCコンバータ11のない第1パワーコンディショナ装置10’を備えるので、コストや変換効率の面において第1実施形態よりも有利である。
以上、本発明に係る蓄電システムの実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
第1DC/DCコンバータ11は、1つの昇圧チョッパ回路で構成してもよいし、並列接続した複数の昇圧チョッパ回路で構成してもよいし、少なくとも1つの降圧チョッパ回路で構成してもよい。
第2DC/DCコンバータ12は、1つの降圧チョッパ回路で構成してもよいし、並列接続した複数の降圧チョッパ回路で構成してもよいし、少なくとも1つの昇圧チョッパ回路で構成してもよい。
第2パワーコンディショナ装置20は、既存のパワーコンディショナ装置の構成に限定されず、適宜構成を変更することができる。
100、100’ 蓄電システム
1 第1太陽光発電装置
2 第2太陽光発電装置
3、3’ 第1測定部
4 第2測定部
10、10’ 第1パワーコンディショナ装置
11 第1DC/DCコンバータ
12 第2DC/DCコンバータ
13 制御部
14 蓄電手段
20 第2パワーコンディショナ装置

Claims (4)

  1. 太陽光を受けて第1直流電力を出力する第1太陽光発電装置と、
    前記太陽光を受けて第2直流電力を出力する第2太陽光発電装置と、
    前記第2太陽光発電装置に接続され、第3直流電力を出力する第1パワーコンディショナ装置と、
    前記第1太陽光発電装置および前記第1パワーコンディショナ装置に接続され、前記第1直流電力および前記第3直流電力を受けて交流電力を出力する第2パワーコンディショナ装置と、を備え、
    前記第1パワーコンディショナ装置は、
    前記第2太陽光発電装置に接続された第1DC/DCコンバータと、
    前記第1DC/DCコンバータに接続された第2DC/DCコンバータと、
    前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータを制御する制御部と、
    前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータに接続された蓄電手段と、を備え、
    前記第1DC/DCコンバータは、前記第2直流電力に対してMPPT動作を行い、
    前記第2DC/DCコンバータは、前記第2パワーコンディショナ装置に前記第1直流電力が入力されていない場合に、前記第3直流電力として前記第2パワーコンディショナ装置がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力し、
    前記第1パワーコンディショナ装置は、動作モードとして、
    前記第1直流電力と前記第2直流電力との合計値が所定の上限値よりも小さい場合に、前記第2直流電力の全部を前記第3直流電力として使用する第1動作モードと、
    前記第1直流電力が前記上限値よりも小さく、かつ前記合計値が前記上限値よりも大きい場合に、前記合計値が前記上限値よりも小さくなるように前記第2直流電力の一部を前記蓄電手段の充電電力として使用する第2動作モードと、
    前記第1直流電力が前記上限値に達した場合に、前記第2直流電力の全部を前記充電電力として使用する第3動作モードと、
    前記合計値が所定の下限値よりも小さい場合に、前記直流放電電力を前記第3直流電力として使用する第4動作モードと、を含む
    ことを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記第2DC/DCコンバータは、双方向DC/DCコンバータであり、
    前記第1パワーコンディショナ装置は、前記動作モードとして、前記第1直流電力が前記上限値よりも大きい場合に、前記第2パワーコンディショナ装置に供給される前記第1直流電力が前記上限値以下になるように、前記第1直流電力の一部を前記充電電力として使用する第5動作モードを含む
    ことを特徴とする請求項に記載の蓄電システム。
  3. 前記第1直流電力を測定する第1測定部と、
    前記第2直流電力を測定する第2測定部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1測定部および前記第2測定部の測定結果に応じて、前記動作モードを切り替える
    ことを特徴とする請求項またはに記載の蓄電システム。
  4. 太陽光を受けて第1直流電力を出力する第1太陽光発電装置と、
    前記太陽光を受けて第2直流電力を出力する第2太陽光発電装置と、
    前記第2太陽光発電装置に接続され、第3直流電力を出力する第1パワーコンディショナ装置と、
    前記第1太陽光発電装置および前記第1パワーコンディショナ装置に接続され、前記第1直流電力および前記第3直流電力を受けて交流電力を出力する第2パワーコンディショナ装置と、を備え、
    前記第1パワーコンディショナ装置は、
    前記第2太陽光発電装置に接続された第1DC/DCコンバータと、
    前記第1DC/DCコンバータに接続された第2DC/DCコンバータと、
    前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータを制御する制御部と、
    前記第1DC/DCコンバータおよび前記第2DC/DCコンバータに接続された蓄電手段と、を備え、
    前記第1DC/DCコンバータは、前記第2直流電力に対してMPPT動作を行い、
    前記第2DC/DCコンバータは、前記第2パワーコンディショナ装置に前記第1直流電力が入力されていない場合に、前記第3直流電力として前記第2パワーコンディショナ装置がMPPT動作を行うことが可能なPV特性を有する電力を出力し、
    前記第1DC/DCコンバータは、少なくとも1つの昇圧チョッパ回路で構成され、
    前記第2DC/DCコンバータは、少なくとも1つの降圧チョッパ回路で構成される
    ことを特徴とする蓄電システム。
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