JP6992870B2 - 情報処理システム、制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理システム、制御方法、およびプログラムに関する。
従来、交渉や会議、営業、プレゼンテーション等の社会的コミュニケーションにおいて、人は相手の様子を伺いながら話を進め、理想的なコミュニケーションの状態を作るが、このようなコミュニケーションの能力は個人の技能による所が多かった。
対話による人とのコミュニケーションを取る際のアドバイスシステムに関しては、例えば下記特許文献1が提案されている。特許文献1に開示されているシステムでは、プレゼンテーション、会議、講習会等における参加者(発表者、受講者)の集中度を検出し、参加者にフィードバックを行う。また、例えば集中度の低い受講者が後方座席に居る際には、発表者に「声を大きくしてください」等のメッセージが表示される。
特開2012-160173号公報
ここで、人はコミュニケーションの際に、身振り手振りや声の調子、口数の多さ、頷き等により、自身の本当の気持ち(感情)を示すシグナルを出しており、上述した相手の様子を伺いながら話を進める方法では、このような相手の出すシグナルに基づいて相手の感情を把握していることが想定される。
しかしながら、相手のシグナルを感知することが人によっては困難であったり、また、シグナルを把握できても自分の理想とするコミュニケーション状態に近付けるためにどのようなにすればよいかが分からなかったりする場合も想定される。
そこで、本開示では、ユーザの感情を示すシグナルに基づいて、理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することが可能な情報処理システム、制御方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信する通信部と、前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記通信部により受信された感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する生成部と、前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信する制御部と、を備える、情報処理システムを提案する。
本開示によれば、第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記第1ユーザおよび前記第2のユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する外部サーバに前記用途と前記感情シグナルを送信し、前記用途と感情シグナルに応じて生成された前記第1ユーザへのアドバイスを受信する通信部と、前記第1ユーザへのアドバイスを通知する通知部と、備える、情報処理システムを提案する。
本開示によれば、プロセッサが、第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信することと、前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記受信した感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成することと、前記生成されたアドバイスを、前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信することと、を含む、制御方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信する通信部と、前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記通信部により受信された感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する生成部と、前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信する制御部、として機能させるための、プログラムを提案する。
以上説明したように本開示によれば、ユーザの感情を示すシグナルに基づいて、理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。 本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。 本実施形態によるセンサ装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による感情シグナルサーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態によるアドバイス生成サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態によるユーザ端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による情報処理システムの動作処理を示すフローチャートである。 本実施形態による用途選択画面を含む初期画面例を示す図である。 本実施形態によるアドバイス生成処理を示すフローチャートである。 本実施形態によるアドバイス情報DBに格納されるアドバイスセットの一例を示す図である。 本実施形態による用途「交渉」の場合における「影響力」のアドバイス生成について説明する図である。 本実施形態による用途「傾聴」の表示画面の一例を示す図である。 本実施形態による用途「交渉」の表示画面の一例を示す図である。 本実施形態の変形例1によるユーザAのみがセンサ装置を有している場合におけるアドバイス生成処理の事前処理について示すフローチャートである。 本実施形態の変形例2による表示画面例を示す図である。 本実施形態の変形例3による表示画面例を示す図である。 本実施形態の変形例3による他の表示画面例を示す図である。 本実施形態の変形例3による他の表示画面例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.構成
2-1.全体構成
2-2.センサ装置
2-3.感情シグナルサーバ
2-4.アドバイス生成サーバ
2-5.ユーザ端末
3.動作処理
3-1.システム動作処理
3-2.アドバイス生成処理
4.表示画面例
5.変形例
5-1.ユーザA(本人)のみがセンサ装置10を有している場合
5-2.ユーザB(相手)のみがセンサ装置10を有している場合
5-3.感情シグナルスクランブル処理
6.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要>>
まず、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について図1を参照して説明する。図1に示すように、例えば交渉や商談といった社会的コミュニケーションを行っている際、人は自身の感情を示す感情シグナルを表出していることが想定される。感情シグナルは、例えば4つの社会的シグナル、すなわち「影響力」、「ミミクリ(mimicry;模倣)」、「活動レベル」、「一貫性」により定量化され得る。
「影響力」は、会話中における話者交代のパターンから算出される。例えばユーザAが一方的に話していたり、ユーザBの話を遮ってユーザAが話し続けていたりする場合、ユーザAの影響力が大きいと言える。また、相手の言葉に被せるようにして双方言葉を発している場合はどちらの影響力も大きい。また、会話に長く不規則な中断がある場合、影響力は小さいと言える。
「ミミクリ」は、会話中においてユーザが相手の言葉や身振り・手振りを真似する回数や時間に基づいて算出される。通常、会話に夢中になり、波長が合っている場合、および共感している場合は、互いの身振り・手振りや言葉を真似し合う傾向があるため、「ミミクリ」の値が大きい程、相手に同調・共感していると言える。
「活動量」は、身振り手振りの量や、身体の動きの激しさから算出される。「活動量」の値が大きい程、相手の話に関心を持ち、興味を示していることが分かる。
「一貫性」は、発話の韻律や身振り手振りの変動量、話している際の声の高さや大きさやリズムの変動から算出される。「一貫性」の値が大きい程、精神が集中していることが分かり、値が小さい程、感情的になっていることが分かる。
このような感情シグナルは、例えばユーザに装着されたセンサ装置(カメラセンサ、マイクロホン、ジャイロセンサ、加速度センサ、および地磁気センサ等)により検知されるセンサデータから算出され得る。
本システムでは、これらの感情シグナルに基づいてコミュニケーションの状態を認識し、コミュニケーションの目的やユーザの社会的な立場、対話者の関係等に応じた理想的なコミュニケーションの状態、すなわち理想的な感情シグナルが表出する状態にするためのアドバイスをユーザに対して行う。
例えば、図1に示すように、ユーザAがユーザBと交渉している際、本開示による情報処理システムは、ユーザAおよびユーザBの少なくともいずれか一方から検知された感情シグナルを取得し、現在の状態を認識する。次いで、情報処理システムは、「交渉」の場における理想的なコミュニケーション状態(すなわち感情シグナル状態)と現在の感情シグナルとを比較し、理想的なコミュニケーション情報を構築するためのアドバイスをユーザ端末5からユーザAに提示する。例えば「活動レベル」の値が理想値よりも低い場合には、「身振り手振りを交えて話して下さい。」といったアドバイスが提示される。また、ユーザAへのアドバイスの提示は、検知したユーザAの感情シグナル(「影響力」、「ミミクリ」、「活動レベル」、および「一貫性」)の値および理想値を示すレーダーチャートと共に行われてもよい。
これによりユーザAは、アドバイスに従って話のテンポや声の調子、身振り手振り、発言量等を調整し、ユーザBとの交渉を理想的な状態に近付けることができる。
以上、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明した。本実施形態による情報処理システムによれば、ユーザの感情を示すシグナルに基づいて、理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することができる。
<<2.基本構成>>
<2-1.全体構成>
続いて、本実施形態による情報処理システムの全体構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態による情報処理システム1の全体構成を示す図である。図2に示すように、本実施形態による情報処理システム1は、ユーザに装着され、感情シグナルを算出するためのデータを検知するセンサ装置10(1a、1b)と、感情シグナルを算出する感情シグナルサーバ2と、感情シグナルに基づいてアドバイスを生成するアドバイス生成サーバ3と、生成されたアドバイスをユーザにフィードバックするユーザ端末5とを含む。センサ装置10、感情シグナルサーバ2、アドバイス生成サーバ3、およびユーザ端末5は、ネットワーク4を介して接続され得る。
センサ装置10は、図2に示すような首掛け型の他、メガネ型、頭部装着型、時計型、腕輪型、バッジ型等、様々な形態が考え得る。また、センサ装置10は、ユーザに装着される装置に限定されず、スマートフォンや携帯電話端末等、ユーザに所持される装置であってもよい。また、センサ装置10はユーザ端末5と一体化していてもよい。センサ装置10は、カメラセンサ、マイクロホン、ジャイロセンサ、加速度センサ、および地磁気センサ等によりユーザの発話、声の大きさ、身体の活動量、頷き、相槌等を検知し、検知したデータ(センサ値)を、ネットワーク4を介して感情シグナルサーバ2へ送信する。なお感情シグナルサーバ2への送信は、ユーザが所持するスマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末等のモバイル端末を介して行われてもよい。
感情シグナルサーバ2は、センサ装置10により検知されたデータ(センサ値)を解析して、ユーザの感情シグナル(例えば、影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性)を算出する。算出した感情シグナルは、感情シグナルDB22に格納され得る。また、感情シグナルDB22には、本システムの用途(例えば「交渉」、「傾聴」、「協業」、「指導」といった社会的コミュニケーションの種類)に応じた理想的な感情シグナル値も格納されている。
アドバイス生成サーバ3は、ユーザからによる用途の選択を受けて、用途に応じた理想的なコミュニケーションを構築するためのアドバイスを感情シグナル値に基づいて行う。具体的には、アドバイス生成サーバ3は、選択された用途向けの理想的な感情シグナル値を感情シグナルサーバ2の感情シグナルDB22から呼び出し、理想的な感情シグナル値と、感情シグナルサーバ2により算出された現在の感情シグナル値とを比較し、その結果からアドバイスを生成し、ユーザにフィードバックする。比較結果に基づくアドバイスは、例えばアドバイス情報DB32に格納されている事例(ルール)に基づいて生成されてもよいし、機械学習や協調フィルタリングといった推薦技術を用いて生成されてもよい。
ユーザ端末5は、ユーザに結果の提示を行う情報処理装置である。ユーザ端末5は、アドバイス生成サーバ3から送信された比較結果に基づくアドバイスを、表示出力、音声出力、または振動等によりユーザに通知する。
以上、本実施形態による情報処理システム1の全体構成について説明した。続いて、本実施形態の情報処理システム1に含まれる各装置の基本構成について、図3~図6を参照して具体的に説明する。
<2-2.センサ装置>
図3は、本実施形態によるセンサ装置10の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態によるセンサ装置10は、センサ部11、センサデータ抽出部12、制御部13、通信部14、および記憶部15を有する。
センサ部11は、ユーザの動きや音声を検知する機能を有し、例えばカメラセンサ、マイクロホン、ジャイロセンサ、加速度センサ、および地磁気センサ等により実現され得る。
センサデータ抽出部12は、センサ部11からセンサデータ(撮像画像、音声情報等)を抽出する。
制御部13は、センサ装置10の各構成を制御する。また、制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより実現される。本実施形態による制御部13は、センサデータ抽出部12により抽出されたセンサデータを、記憶部15に一時的に保存し、また、通信部14から感情シグナルサーバ2に送信するよう制御する。
通信部14は、制御部13の指示に従って、外部装置とデータの送受信を行うI/F(インターフェース)として機能する。例えば通信部14は、ネットワーク4に接続し、ネットワーク(クラウド)上の感情シグナルサーバ2にセンサデータをリアルタイムで送信する。なお通信部14は、ユーザが所持するユーザ端末5と、Wi-Fi(登録商標)、赤外線通信、またはBluetooth(登録商標)等により近距離無線接続し、ユーザ端末5を介して感情シグナルサーバ2にセンサデータをリアルタイムで送信するようにしてもよい。
記憶部15は、制御部13が各処理を実行するためのプログラムを格納する。また、記憶部15は、センサデータを一時的に保持する領域も有する。
<2-3.感情シグナルサーバ>
次に、図4を参照して感情シグナルサーバ2の構成について説明する。図4は、本実施
形態による感情シグナルサーバ2の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、感情シグナルサーバ2は、制御部20、通信部21、感情シグナルDB22、およびユーザ情報DB23を有する。
制御部20は、感情シグナルサーバ2の各構成を制御する。また、制御部20は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより実現される。本実施形態による制御部20は、図4に示すように、データ処理部20a、データ解析部20b、感情シグナル算出部20c、ユーザ管理部20dとしても機能する。
データ処理部20aは、通信部21により受信した、センサ装置10により検知されたセンサデータを整えて、より正確に解析が行える状態のデータに処理し、データ解析部20bに出力する。データ解析部20bは、データ処理部20aにより整えられたセンサデータの解析を行い、発話、声の大きさ、身体の活動量、身振り手振り、頷き、相槌等の情報を抽出し、感情シグナル算出部20cに出力する。
感情シグナル算出部20cは、データ解析により得られた情報に基づいて、ユーザの感情シグナルを算出する。より具体的には、感情シグナル算出部20cは、感情シグナルとして、影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性といった4つの値を算出する。なお本実施形態では、一例として、これらの感情シグナルの値を、正規化した0~1の間の数値で算出する。以下、4つの感情シグナルの算出について詳述する。
・影響力
感情シグナル算出部20cは、例えばマイクロホンにより収音されたユーザAとユーザBの会話の音声データの解析により得られた発言の頻度、発言の長さ、声の強度、発言の重複(相手と同時に話してしまうこと)、発言を中断させられた頻度等に基づいて「影響力」を算出する。例えば、感情シグナル算出部20cは、ユーザAの発言の頻度がユーザBに比べて少ない場合、ユーザAの影響力は小さいと判定する。また、感情シグナル算出部20cは、発言の長さについても同様に判定(発言の長さが長い程「影響力」が大きいと判定)する。
また、感情シグナル算出部20cは、ユーザAとユーザBの声の強度の平均レベルを比較し、ユーザBの声の強度の平均レベルの方が大きい場合、ユーザAの影響力は小さいと判定する。また、感情シグナル算出部20cは、発言が重複した際に発言を中断する頻度が高い場合、中断させられた側のユーザの影響力は小さいと判定する。
・ミミクリ
感情シグナル算出部20cは、例えばカメラ、赤外線センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等により検知されたユーザの頭の動きや、マイクロホンにより収音された発話を解析することで得られた相手に同意を示す動作(頷き、相槌、同じ言葉の繰り返し等)に基づいて「ミミクリ(模倣)」を算出する。例えば、感情シグナル算出部20cは、会話の中で同じ単語が繰り得される(出現確立が高い)場合、ミミクリが高いと判定する。また、相槌を示す特定の単語(「なるほど」「そうですか」「ええ」「はい」等)の出現確率を測定し、ミミクリを判定する。
・活動レベル
感情シグナル算出部20cは、例えばカメラ、赤外線センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等により検知されたユーザの両手や上半身頭の動きを解析することで得られた身振り手振りの動作に基づいて、「活動レベル」を算出する。ユーザの身振り手振りの回数や上半身の動きは、ユーザが話に夢中になったり、熱心になったりしている際に増える。感情シグナル算出部20cは、身振り手振りの回数や、上半身の動きの大きさを数値化し、
活動レベルを判定する。
・一貫性
感情シグナル算出部20cは、例えばマイクロセンサにより収音された発話を解析することで得られる、発言の頻度、発言の長さ、声の強度、声の周波数、発言の速さ等に基づいて、「一貫性」を算出する。例えば、感情シグナル算出部20cは、会話中における声の強度の変動や声のピッチ(周波数)の変動を時系列で測定し、その偏差と出現確率から、発言が一貫しているか、変調を来しているかを測定し、一貫性を算出する(一貫している場合は一貫性が高く、変調を来している場合は一貫性が低い)。
以上説明したように算出された感情シグナルは、感情シグナルDB22に格納され、また、通信部21を介してアドバイス生成サーバ3に送信される。
ユーザ管理部20dは、ユーザ情報DB23に格納されるユーザ情報の管理を行う。例えばユーザ管理部20dは、ユーザ情報DB23へのユーザ情報の登録、削除、更新等の処理を行う。ユーザ情報は、例えばユーザの氏名、年齢、性別、趣味・嗜好、ユーザID、および話し方の傾向(平均的な発言頻度、声の強度、声の周波数、発言の早さ、身振り手振りの頻度等)を含む。
通信部21は、制御部20の指示に従って、外部装置とデータの送受信を行うI/F(インターフェース)として機能する。例えば通信部21は、ネットワーク4に接続し、センサ装置10から会話中にセンシングされたセンサデータを受信したり、算出された感情シグナルをアドバイス生成サーバ3に送信したりする。また、通信部21は、アドバイス生成サーバ3からの要求に応じて、感情シグナルDB22から抽出された所定用途の理想的な感情シグナルを返信する。
感情シグナルDB22は、感情シグナル算出部20cにより算出された感情シグナルを格納する。また、感情シグナルDB22は、「交渉」「傾聴」「協業」「指導」といった用途別の理想的な感情シグナルを格納してもよい。理想的な感情シグナルとは、例えばその用途における多くの事例を教師データとして機械学習手法または統計手法により得られた理想値である。また、理想的な感情シグナルは、用途毎に望ましい数値として管理者に入力されたものであってもよい。
ユーザ情報DB23は、本システムの利用者であるユーザに関する情報(ユーザ情報)を格納する。
<2-4.アドバイス生成サーバ>
続いて、本実施形態によるアドバイス生成サーバ3の構成について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態によるアドバイス生成サーバ3の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、アドバイス生成サーバ3は、制御部30、通信部31、およびアドバイス情報DB32を有する。
制御部30は、アドバイス生成サーバ3の各構成を制御する。また、制御部30は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより実現される。本実施形態による制御部30は、図5に示すように、用途設定部30a、比較部30b、およびアドバイス生成部30cとしても機能する。
用途設定部30aは、アドバイス生成の用途を設定する。例えば用途設定部30aは、ユーザ端末5で表示された用途選択画面においてユーザにより選択された用途を設定してもよい。本明細書において、アドバイス生成の用途とは、具体的には人と人(或いは人と
ロボット)の社会的コミュニケーションにおいて想定される4つの分類、すなわち「交渉」、「傾聴」、「協業」、および「指導」が想定される。「交渉」は、例えば社内で上司に異動の申し出や待遇の改善を要求する場面や、社外での営業または取引先との契約締結の場面が該当し、「傾聴」は、例えば商品の不具合に苦情を言って来たお客様の応対をする場面(クレーム応対場面)が該当する。また、「協業」は、例えば仕事や当番の進め方について一緒に行うパートナーと相談する場面、「指導」は、例えば遅刻を繰り返す部下を教育する場面が該当する。
ユーザは、後述する用途選択画面において、これから行うコミュニケーションは上記4つの分類のいずれに該当するかを選択する。なお会話の途中で、話の展開によってはコミュニケーションの種類が動的に変わることも想定されるので、ユーザにより都度用途選択を行えるようにしてもよい。
比較部30bは、感情シグナルサーバ2により算出されたユーザの現在の感情シグナルと、用途設定部30aにより設定された用途に応じた理想的な感情シグナルとを比較する。用途に応じた理想的な感情シグナルは、例えば感情シグナルサーバ2の感情シグナルDB22から取得されてもよいし、アドバイス生成サーバ3の内部メモリに記憶されていてもよい。また、比較部30bは、比較結果をアドバイス生成部30cに出力する。
アドバイス生成部30cは、比較結果に基づき、アドバイス情報DB32を参照して、理想的な状態に近付くようユーザへのアドバイスを生成する。アドバイス情報DB32には、図10を参照して後述する用途別のアドバイスセットが格納されている。各アドバイスセットは、各感情シグナル、すなわち「影響力」「ミミクリ」「活動レベル」および「一貫性」における、ユーザA(システム利用:自分)の値とユーザB(相手)の値の組み合わせに応じたアドバイスを含む。
通信部31は、制御部30の指示に従って、外部装置とデータの送受信を行う。例えば通信部31は、感情シグナルサーバ2により算出されたユーザの感情シグナルや、設定された用途の理想的な感情シグナルを感情シグナルサーバ2から受信したり、アドバイス生成部30cにより生成されたアドバイスをユーザ端末5に送信したりする。また、通信部31は、アドバイスと共に、対象ユーザの感情シグナルおよび設定された用途の理想的な感情シグナルを送信してもよい。
アドバイス情報DB32は、アドバイス生成部30cがアドバイスを生成する際に利用されるアドバイス情報を格納する。アドバイス情報は、図10を参照して後述する用途別の感情シグナル種別毎のアドバイスセットであってもよい。かかるアドバイスセットは、事例に基づいて予め生成されたアドバイスルールである。
以上、本実施形態によるアドバイス生成サーバ3の構成について説明した。なお図2、図4、および図5では、アドバイス生成サーバ3および感情シグナルサーバ2を別体として説明したが、本実施形態はこれに限定されず、アドバイス生成サーバ3および感情シグナルサーバ2が一のサーバ(同一体)により実現されてもよい。
<2-5.ユーザ端末>
続いて、本実施形態によるユーザ端末5の構成について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態によるユーザ端末5の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、ユーザ端末5は、制御部50、通信部51、操作入力部52、表示部53、および記憶部54を有する。また、ユーザ端末5は、図1に示すようにノートPC(パーソナルコンピュータ)により実現されていてもよいし、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、デスクトップ型PC等により実現されていてもよい。或いは、ユーザ端末5は
、メガネ型デバイス、時計型デバイス、首掛けデバイス等のウェアラブルデバイスにより実現されていてもよい。
制御部50は、ユーザ端末5の各構成を制御する。また、制御部50は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより実現される。本実施形態による制御部50は、表示部53に用途選択画面を表示したり、操作入力部52から入力された用途選択を通信部51からアドバイス生成サーバ3に送信して用途に応じたアドバイスの生成を要求するよう制御したりする。また、制御部50は、アドバイス生成サーバ3から受信したアドバイス情報、および現在の感情シグナル値や理想的なシグナル値を含む表示画面を表示部53に表示して、ユーザに通知するよう制御する。
通信部51は、制御部50の指示に従って、外部装置とデータの送受信を行う。例えば通信部51は、用途選択情報をネットワーク上のアドバイス生成サーバ3に送信したり、アドバイス生成サーバ3からアドバイス情報等を受信したりする。また、通信部51は、近傍に存在する外部装置と接続してデータの送受信を行う機能を有していてもよい。具体的には、通信部51は、ユーザが装着するセンサ装置10からセンサデータを受信し、ネットワーク上の感情シグナルサーバ2に送信することも可能である。
操作入力部52は、ユーザ端末5に対するユーザ操作を検出し、操作入力情報として制御部50に出力する機能を有する。操作入力部52は、例えばタッチパネルにより実現され、表示部53と一体化されることで、表示画面に対するユーザ操作を検出することが可能である。また、操作入力部52は、マイクロホンにより収音された音声を解析してユーザによる音声入力を実現してもよいし、カメラにより撮像された撮像画像を解析してユーザによるジェスチャー入力を実現してもよい。
表示部53は、メニュー画面、操作画面、用途選択画面、アドバイス通知画面等の各種画面を表示する機能を有し、例えば液晶ディスプレイにより実現される。また、ユーザ端末5がメガネ型デバイスにより実現されている場合、表示部53は、装着時にユーザの眼前に位置するレンズ部分に相当し、例えばホログラム光学技術を用いて表示を行うレンズ部であってもよい。表示される用途選択画面やアドバイス通知画面を含む表示画面の具体的については、図8~図18を参照して後述する。
記憶部54は、制御部50が各処理を実行するためのプログラムを格納する。また、本実施形態による記憶部54は、アドバイス生成サーバ3から受信したアドバイス情報等を一時的に記憶してもよい。
以上、ユーザ端末5の主要な構成について説明した。なおユーザ端末5の構成は、図6に示す例に限定されず、例えばさらにセンサ部(カメラ、マイクロホン、赤外線センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等)およびセンサデータ抽出部を備え、センサ装置10の機能を有してもよい。また、図6に示す構成では、出力部の一例として表示部53を用いたが、本実施形態はこれに限定されず、例えばユーザ端末5は、スピーカまたは振動部を備え、アドバイス情報の出力を音声出力または振動出力により行ってもよい。
<<3.動作処理>>
<3-1.システム動作処理>
次に、本実施形態による情報処理システムの動作処理について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態による情報処理システムの動作処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、ユーザ端末5は、オープニングメッセージの表示と、用途入力画面の表示を行う(ステップS103、S106)。具体的にはユーザ端末5は、表示部53
に、「用途を選択してください」といったオープニングメッセージと共に、用途選択画面を表示する。ここで、図8に、本実施形態による用途選択画面を含む初期画面例を示す。図8に示すように、例えば初期画面100の右上に、用途選択画面113が表示されている。用途選択画面113では、交渉、傾聴、協業、指導といった4つの用途を選択し得る。図8に示す例では、一例として「傾聴」が選択されている。また、初期画面100の右下には、アドバイス表示画面114が表示され、初期画面100の左側には、各感情シグナルの値が表示されるグラフ画面111が表示されている。ここではまだ用途が選択された段階であるため、アドバイス表示画面114は空欄であって、感情シグナル値のグラフも表示されていない。また、スクランブルON/OFFボタン112の詳細に関しては後述する変形例3において説明するが、本実施形態では常時「OFF」になっている。かかる初期画面100の表示は、アドバイス生成サーバ3から受信した表示情報に基づいて行われ得る。
次いで、用途選択画面113で用途が選択(入力)されると(ステップS109/Yes)、ユーザの感情シグナルの取得処理が行われる(ステップS112)。具体的には、アドバイス生成サーバ3は、用途が選択されると、感情シグナルサーバ2がセンサ装置10から取得したユーザのセンシングデータに基づいて算出した感情シグナル(具体的には、影響力、ミミクリ、活動レベル、一貫性の値)を略リアルタイムで感情シグナルサーバ2から取得する。本実施形態では、一例としてコミュニケーションを行っているユーザAとユーザBがそれぞれセンサ装置10a、10bを装着し(図2参照)、ユーザAのセンシングデータに基づくユーザAの感情シグナルと、ユーザBのセンシングデータに基づくユーザBの感情シグナルが取得され得る。
上記感情シグナルの取得(ステップS112)は、有意な感情シグナルが取得できるまでの繰り返される(ステップS115)。有意な感情シグナルとは、理想的な感情シグナルと比較処理してアドバイス生成を行うことができる感情シグナルの値を示す。
続いて、有意な感情シグナルが取得できると(ステップS115/Yes)、アドバイス生成サーバ3は、感情シグナルに基づいて、用途に応じた理想的な状態を構築するためのアドバイスを生成する(ステップS118)。アドバイス生成処理の具体的な処理内容については、図9を参照して後述する。アドバイス生成サーバ3は、生成したアドバイス情報をユーザ端末5に送信する。
そして、ユーザ端末5は、アドバイス生成サーバ3から受信したアドバイス情報を表示し、ユーザに通知する(ステップS121)。具体的には、ユーザ端末5は、図8に示すアドバイス表示画面114に、選択された用途に応じた理想的な状態に近付くためのアドバイス情報を表示する。また、グラフ画面111には、アドバイス情報と共にアドバイス生成サーバ3から受信した現在のユーザの各感情シグナルの値および理想的な各感情シグナルの値を表示し、現状の状態および理想の状態をユーザに直感的に把握させることができる。グラフ画面111のみの場合、コミュニケーション中にどのように対応したら理想状態に近付けるか判断できないことも想定されるため、具体的なアドバイスと共に表示される。アドバイス情報等の具体的な表示例については、図12~図13を参照して後述する。
<3-2.アドバイス生成処理>
次に、上記S118に示すアドバイス生成サーバ3によるアドバイス生成処理について図9を参照して具体的に説明する。図9は、本実施形態によるアドバイス生成処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、アドバイス生成サーバ3は、ユーザの選択に基づいて設定さ
れた用途が「交渉」である場合(ステップS133/Yes)、アドバイス情報DB32から「交渉」のアドバイスセットを抽出し、当該アドバイスセットを用いて各感情シグナル(具体的には影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性)におけるアドバイスを取得する(ステップS136)。ここで、図10に、アドバイス情報DB32に格納されるアドバイスセットの一例を示す。
アドバイス情報DB32には、図10に示すように、用途「交渉」のアドバイスセット60、「傾聴」のアドバイスセット61、「協業」のアドバイスセット62、「指導」のアドバイスセット63が格納される。各アドバイスセットは、「影響力」のアドバイス情報60a、「ミミクリ」のアドバイス情報60b、「活動レベル」のアドバイス情報60c、「一貫性」のアドバイス情報60dを含む。各アドバイス情報は、ユーザA(図10では「自分」と称す)とユーザB(図10では「相手」と称す)の正規化された感情シグナル値(影響力、ミミクリ、活動レベル、一貫性)の組み合わせに対応する座標に紐付けられる。ここでは一例として、アドバイスが各座標に格納されたマトリクス600を用いて説明する。
用途設定部30aにより用途が「交渉」と設定された場合、アドバイス生成部30cは、「交渉」のアドバイスセット60を抽出し、まずはそのうちの「影響力」のアドバイスを生成する。以下、「影響力」のアドバイス生成処理について図11を参照して具体的に説明する。なお本実施形態においてコミュニケーションにおけるユーザの「影響力」は、上述したように例えば発言の頻度、発言の長さ、声の強度、発言の重複、発言が重複した時に発言を中断させられた頻度等に基づいて、正規化した0~1の間の数値で算出される。
図11は、本実施形態による用途「交渉」の場合における「影響力」のアドバイス生成について説明する図である。用途が「交渉」の場合における「影響力」の理想的な状態は、相互に同じ様な影響力を持つ状態と考えられる。交渉においては、どちらか一方の人物が大きな影響力を与えている状態好ましくないためである。したがって、ユーザA(自分)とユーザB(相手)の理想的な影響力の組み合わせは、主に双方の影響力が均衡している領域601で示される部分となる。なお、かかる理想値は、「理想的な感情シグナル」として例えば感情シグナルサーバ2から受信されたデータに基づくものである。
しかしながら、図11に示すように、例えばユーザA(自分)の影響力(X)が0.75で、ユーザB(相手)の影響力(Y)が0.25の場合、両者の影響力の組み合わせはP座標となり、理想の状態から外れてしまう。この場合、相手の影響力をユーザAが強制的に変えることは出来ないため、ユーザAは自らの影響力を下げるよう行動することで、両者の影響力が均衡する理想的な状態に近付けることができる。P座標からは、例えば「(相手の言う事を)遮らず、自由に話させてください」というように、自らの影響力を下げる行動を指示するアドバイスが取得される。このようにして、アドバイス生成部30cは、ユーザAとユーザBの現在の「影響力」の値と、理想値に基づいて、アドバイス情報を参照し、理想的な状態に近付けるためのユーザAに対するアドバイスを生成することができる。
アドバイス生成部30cは、以上説明したアドバイス取得処理を、「ミミクリ」、「活動レベル」、および「一貫性」についても同様に行い、それぞれのアドバイスを取得する。
次いで、図9に戻り、アドバイス生成サーバ3は、ユーザの選択に基づいて設定された用途が「傾聴」である場合(ステップS139/Yes)、アドバイス情報DB32から「傾聴」のアドバイスセットを抽出し、当該アドバイスセットを用いて同様に各感情シグナルにおけるアドバイスを取得する(ステップS142)。
次に、アドバイス生成サーバ3は、ユーザの選択に基づいて設定された用途が「協業」である場合(ステップS145/Yes)、アドバイス情報DB32から「協業」のアドバイスセットを抽出し、当該アドバイスセットを用いて同様に各感情シグナルにおけるアドバイスを取得する(ステップS148)。
続いて、アドバイス生成サーバ3は、ユーザの選択に基づいて設定された用途が「指導」である場合(ステップS151/Yes)、アドバイス情報DB32から「指導」のアドバイスセットを抽出し、当該アドバイスセットを用いて同様に各感情シグナルにおけるアドバイスを取得する(ステップS154)。
そして、アドバイス生成サーバ3は、選択された用途に応じたアドバイスが取得できると、アドバイスの他、例えばユーザAの現在の感情シグナル値(現在値)と、選択された用途に応じた理想値の表示を生成する(ステップS157)。
以上、本実施形態によるアドバイス生成処理について詳細に説明した。
<<4.表示画面例>>
次に、本実施形態によるアドバイスおよび各感情シグナルの現在値・理想値を含む表示画面例について、図12~図13を用いて説明する。
(表示例1)
図12は、本実施形態による用途「傾聴」の表示画面101の一例を示す図である。表示画面101は、図7に示すステップS121に示す表示処理において、ユーザ端末5の表示部53に表示される表示画面の一例である。図12に示すように、表示画面101は、グラフ画面111aと、用途選択画面113aと、アドバイス通知画面114aとを含む。図12に示す例では、用途選択画面113aで示されるように、「傾聴」が選択されている。
グラフ画面111aでは、ユーザAの各感情シグナルの現在値と用途「傾聴」における各感情シグナルの理想値がレーダーチャートで示されている。グラフ画面111aを見ることで、ユーザAは、自身の影響力が理想の状態よりも大きく、自身の一貫性、活動レベル、およびミミクリは理想の状態よりも小さいことを直感的に把握することができる。「傾聴」の場合、例えばユーザA側の影響力を少なくして相手(ユーザB)に話して貰い、さらに相手に共感していることを示す状態が理想となるため、影響力の理想値が小さく、ミミクリの理想値が大きく示される。
また、アドバイス通知画面114aでは、現状から理想的な状態に近付くためにユーザAがどのような対応を行えば良いかを示すアドバイス情報が表示されている。アドバイス情報は、各感情シグナル値に応じたアドバイス、すなわち「影響力」に関するアドバイス、「ミミクリ」に関するアドバイス、「活動レベル」に関するアドバイス、および「一貫性」に関するアドバイスが夫々明示される。ここで、アドバイス生成サーバ3は、例えば下記表1に示すようなアドバイスルールを用いてアドバイスを取得することも可能である。かかるアドバイスルールは、用途別に設けられ、アドバイス情報DB32に格納される。
Figure 0006992870000001
これにより、アドバイス生成サーバ3は、ユーザAの感情シグナルの現在値(或いはユーザAとユーザBの感情シグナル値の組み合わせ;図11に示すP座標参照)が理想値より大きいか小さいかに応じて、上記アドバイスルールから適切なアドバイスを取得することができる。
(表示例2)
図13は、本実施形態による用途「交渉」の表示画面102の一例を示す図である。図13に示すように、表示画面102は、グラフ画面111bと、用途選択画面113bと、アドバイス通知画面114bとを含む。図13に示す例では、用途選択画面113bで示されるように、「交渉」が選択されている。
グラフ画面111bでは、ユーザAの各感情シグナルの現在値と用途「交渉」における各感情シグナルの理想値がレーダーチャートで示されている。グラフ画面111bを見ることで、ユーザAは、自身のミミクリが理想の状態よりも大きく、自身の影響力、一貫性、および活動レベルは理想の状態よりも小さいことを直感的に把握することができる。「交渉」の場合、相手が強い立場の場合が多いため、ユーザA側からは相手の話を遮らずに相手の考えを聞き出し、さらに、ユーザAの態度に一貫性を持たせることで、相手に納得してもらうことが理想となるため、影響力の理想値が小さく、一貫性の理想値が大きく示される。
また、アドバイス通知画面114bでは、現状から理想的な状態に近付くためにユーザAがどのような対応を行えば良いかを示すアドバイス情報が表示されている。本実施形態によるアドバイス情報は、例えば下記表2に示すようなアドバイスルールに従って生成されてもよい。
Figure 0006992870000002
<<5.変形例>>
以上説明した実施形態では、ユーザAおよびユーザBの両方がセンサ装置10を有し、両ユーザの感情シグナルを取得できる場合について説明したが、本実施形態はこれに限定されず、いずれか一方のユーザのみがセンサ装置10を有していてもよい。以下、システム利用者であるユーザA本人のみがセンサ装置10を有している場合と、コミュニケーション相手であるユーザBのみがセンサ装置10を有している場合について、それぞれ説明する。
<5-1.ユーザA(本人)のみがセンサ装置10を有している場合>
本実施形態の変形例1による情報処理システムは、ユーザAのみの感情シグナルに基づいて、理想の状態に近付けるためのアドバイスを生成することが可能である。具体的には、本変形例による情報処理システムは、相手(ユーザB)がセンサ装置10を有さず、感情シグナルが取得できない状態であるため、用途毎のDefault値を採用してアドバイスを生成する。Default値は、例えば用途別に相手の過去の影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性の値に基づいて算出される(例えば出現率の一番高い値等)。以下、図14を参照して具体的に説明する。
図14は、ユーザAのみがセンサ装置10を有している場合におけるアドバイス生成処理の事前処理について示すフローチャートである。図14に示す処理は、相手(ユーザB)からの感情シグナルが取得出来なかった場合に(ステップS201/No)、図9に示すアドバイス生成処理の前に実施される。
この場合、アドバイス生成サーバ3は、設定された用途が「交渉」の場合(ステップS203/Yes)、「交渉」のアドバイスセットを抽出し、「交渉」における影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性の各Default値を相手の値としてセットする(ステップS206)。
また、アドバイス生成サーバ3は、設定された用途が「傾聴」の場合(ステップS20
9/Yes)、「傾聴」のアドバイスセットを抽出し、「傾聴」における影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性の各Default値を相手の値としてセットする(ステップS212)。
また、アドバイス生成サーバ3は、設定された用途が「協業」の場合(ステップS215/Yes)、「協業」のアドバイスセットを抽出し、「協業」における影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性の各Default値を相手の値としてセットする(ステップS218)。
また、アドバイス生成サーバ3は、設定された用途が「指導」の場合(ステップS221/Yes)、「指導」のアドバイスセットを抽出し、「指導」における影響力、ミミクリ、活動レベル、および一貫性の各Default値を相手の値としてセットする(ステップS224)。
以上説明したように、本変形例1による情報処理システムは、図10に示すようなアドバイスセットを参照してアドバイスを生成する際、相手(ユーザB)の感情シグナルが取得出来なかった場合は、Default値を採用してアドバイスを生成することが可能である。
<5-2.ユーザB(相手)のみがセンサ装置10を有している場合>
また、本実施形態の変形例2による情報処理システムは、コミュニケーション相手(ユーザB)のみの感情シグナルに基づいて、理想の状態に近付けるためのアドバイスを生成することも可能である。具体的には、本変形例による情報処理システムは、本人(ユーザA)がセンサ装置10を有さず、感情シグナルが取得できない状態であるため、相手の感情シグナルをモニターさせ、用途毎の相手の標準的な値(通常値)と比較して、アドバイスを生成する。以下、図15を参照して具体的に説明する。
図15は、本実施形態の変形例2による表示画面例を示す図である。図15に示すように、表示画面103は、グラフ画面111cと、用途選択画面113cと、アドバイス通知画面114cとを含む。ここで、本変形例によるグラフ画面111cでは、相手の感情シグナルの値(現在値)と、相手の通常値がレーダーチャートで示されている。アドバイス生成サーバ3は、相手の感情シグナルの値と、相手の通常値とを比較して、例えば下記表3に示すようなアドバイスルールに基づいてアドバイスを生成する。かかるアドバイスルールは、用途別に存在する。また、下記表3において、図15のグラフ画面111cに示すように、相手の現状の「影響力」は通常値よりも小さく、「ミミクリ」は通常値よりも大きく、「活動レベル」は通常値よりも小さく、「一貫性」は通常値よりも小さい。
Figure 0006992870000003
以上説明したように、本変形例2による情報処理システムは、相手(ユーザB)の感情シグナルと、相手の通常値とに基づいて、アドバイスを生成することが可能である
<5-3.感情シグナルスクランブル処理>
続いて、本実施形態の変形例3による情報処理システムについて説明する。上記実施形態および各変形例では、より理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成していたが、本実施形態はこれに限定されず、例えば理想的ではないコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することも可能である。例えば、ビジネスの場において相手と駆け引きを行う際に、こちらの考えを相手に読み取られないよう、明示的に自身の考えとは反対の態度を示して本来の意図とは異なる感情シグナルを表出することが有効な場合がある。本実施形態の変形例3では、このように本来の感情シグナルをスクランブルさせて相手に読み取られないようにするためのアドバイスを生成する感情シグナルスクランブル処理を提案する。以下、図16を参照して具体的に説明する。
図16は、本実施形態の変形例3による表示画面例を示す図である。図16に示すように、表示画面104は、グラフ画面111dと、用途選択画面113dと、アドバイス通知画面114dとを含む。図16に示す例では、用途選択画面113dで示されるように、「傾聴」が選択されている。
また、ユーザAは、例えばビジネスの場において相手と駆け引きを行う場合等、自身の本当の感情シグナルを相手に読み取らせないよう、理想的なコミュニケーション状態から離れるためのアドバイスを得たい場合、スクランブルON/OFFボタン112dを「ON」に設定する。これにより、例えばグラフ画面111dでは、理想的な状態から離れることを促す表示が表示され、また、アドバイス通知画面114dには、理想的な状態から離れるためのアドバイスが表示される。
具体的には、図16のグラフ画面111dに示すように、ユーザA(システム利用者本人)の感情シグナルの値(図16に示す「あなたの現在値」)と、用途「傾聴」における理想値を示すレーダーチャートと共に、理想的な状態から離れるよう促す矢印が各感情シグナルの軸上(4軸上)に表示される。これにより、ユーザAは、現在どのような感情シグナルが自身から相手に対して表出されているかを客観的に把握し、相手に本当の感情シグナルが読み取られないよう理想的な状態から離れるためには、各感情シグナルを強めれ
ばよいのか或いは弱めればよいのかを直感的に認識することができる。
例えば「影響力」は、現在の値が理想値よりも少し大きいため、理想の状態からさらに離れるよう、影響力をさらに強めるよう促す矢印が表示されている。また、「ミミクリ」、「活動レベル」、および「一貫性」は、それぞれ現在の値が理想値よりも少し小さいため、理想の状態からさらに離れるよう、「ミミクリ」、「活動レベル」、および「一貫性」をそれぞれ弱めるよう促す矢印が表示されている。
また、アドバイス通知画面114dに表示される理想的な状態から離れるためのアドバイスは、アドバイス生成サーバ3により、例えば下記表4に示すような用途別のアドバイスルールに基づいて生成される。
Figure 0006992870000004
(感情スクランブル時における他の表示画面例)
また、本変形例による表示画面例は、図16に示す例に限定されない。例えば、本変形例では、理想的な状態から離れた状態をスクランブル理想値として示してもよい。以下、図17を参照して説明する。
図17は、本変形例による他の表示画面例を示す図である。図17に示すように、表示画面105は、グラフ画面111eと、用途選択画面113eと、アドバイス通知画面114eとを含む。図17のグラフ画面111eでは、ユーザA(システム利用者本人)の感情シグナルの値(図17に示す「あなたの現在値」)と、用途「傾聴」における理想値と、さらにスクランブル理想値を示すレーダーチャートが表示されている。これにより、ユーザAは、現在どのような感情シグナルが自身から相手に対して表出されているかを客観的に把握し、相手に本当の感情シグナルが読み取られないよう理想的な状態から離れるために、各感情シグナルを強めればよいのか或いは弱めればよいのかを直感的に認識することができる。また、スクランブル理想値が併せて表示されることで、ユーザAは、理想的な状態からどの程度離れればよいかを直感的に把握することができる。
(相手のみがセンサ装置10を有している場合)
また、本変形例は、ユーザAのコミュニケーション相手であるユーザBのみがセンサ装置10を有し、ユーザAがセンサ装置10を有していない場合にも応用することが可能である。以下、図18を参照して説明する。
図18は、本実施形態の変形例3による他の表示画面例を示す図である。図18に示すように、表示画面106は、グラフ画面111fと、用途選択画面113fと、アドバイス通知画面114fとを含む。図18のグラフ画面111fでは、ユーザBの感情シグナ
ルの値(図18に示す「相手の現在値」)と、用途「交渉」におけるスクランブル理想値を示すレーダーチャートが表示されている。これにより、ユーザAは、現在どのような感情シグナルが相手から表出されているかを把握し、「交渉」のコミュニケーションを理想的な状態にしないためには、相手の感情シグナルをスクランブル理想値に近付ければよいことを直感的に認識することができる。また、アドバイス通知画面114fには、相手の感情シグナルをスクランブル理想値にさせるためにどのような対応を取ればよいかを示すアドバイスが表示されている。
ここで、アドバイス通知画面114fに表示されているアドバイスは、アドバイス生成サーバ3により、ユーザBのセンサデータに基づいて算出された感情シグナルに基づいて、例えば下記表4に示すような用途別のアドバイスルールを参照して生成される。
Figure 0006992870000005
<<6.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による情報処理システムでは、ユーザの感情を示すシグナル(すなわち感情シグナル)に基づいて、理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することを可能とする。
また、本実施形態による情報処理システムでは、ユーザ本人の感情シグナルとコミュニケーション相手の感情シグナルのうちいずれか一方の感情シグナルしか取得出来なかった場合も、理想的なコミュニケーション状態を構築するためのアドバイスを生成することができる。
また、ユーザ本人の本当の感情シグナルが相手に伝わることが適切ではない状況では、意図的に表出する感情シグナルをスクランブルし、理想的なコミュニケーション状態から離れるためのアドバイスを生成することも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述したセンサ装置10、感情シグナルサーバ2、アドバイス生成サーバ3、またはユーザ端末5に内蔵されるCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアに、センサ装置10、感情シグナルサーバ2、アドバイス生成サーバ3、またはユーザ端末5の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、上述した実施形態および変形例では、主にユーザ端末5の表示部53からアドバイス等が表示出力されていたが、コミュニケーション中に表示画面を見ることが著しく困難な場合もある。そこで、ユーザへのアドバイスの提示等のフィードバックを、図2に示すようなノートPCではなく、例えば頭部装着型のウェアラブルデバイスにより実現することが考えられる。頭部装着型のウェアラブルデバイスには、例えば複数の振動部が搭載され、図8に示すような感情シグナルの4軸が、それぞれ前後左右に配置された振動部に割り当てられ、現在の状況や理想とすべき状況、また、どのように対応すべきかを振動部の振動によってユーザに知らせることができる。例えば、「影響力」が大きく足りていない場合は前方の振動部が強く振動し、「ミミクリ」が大きく足りていない場合は右方向の振動部が強く振動し、「活動レベル」が大きく足りていない場合は後方の振動部が強く振動し、「一貫性」が大きく足りていない場合は左方向の振動部が強く振動する。人の頭部は敏感であって、振動部の振動を区別することが可能である。また、頭部装着型のウェアラブルデバイスには、例えば骨伝導スピーカが設けられて、アドバイスが音声出力されてもよい。骨伝導スピーカにより出力することで、ユーザAは、表示画面を見たり、コミュニケーション相手に知られたりすることなく、アドバイスを得ることができる。
また、このような振動によるフィードバックを行うユーザ端末5は、頭部装着型のウェアラブルデバイスに限定されず、例えば4方向(前、後ろ、右、左)がそれぞれ振動する機能を有する腕輪型(腕バンド)ウェアラブルデバイスや、ベルト型(胴バンド)ウェアラブルデバイスであってもよい。
また、上述した実施形態では、用途選択として「交渉」「傾聴」「協業」「指導」を挙げたが、これらは用途の一例であって、本開示はこれに限定されず、例えば他のシチュエーションとして「デート」や「面接」等を用いてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途を設定する用途設定部と、
前記第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信する通信部と、
前記受信した感情シグナルの前記用途に応じた理想的な状態に基づいて、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する生成部と、
前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信する制御部と、
を備える、情報処理システム。
(2)
前記生成部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)
前記生成部は、用途毎に蓄積された、前記感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)または(2)に記載の情報処理システム。
(4)
前記生成部は、前記受信した感情シグナルと前記用途に応じた理想的な状態の感情シグナルとを比較した比較結果に基づいて、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)~(3)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(5)
前記生成部は、前記第1ユーザの現在の感情シグナルおよび第2ユーザの現在の感情シグナルとの組み合わせ値と、前記用途に応じた理想的な状態の感情シグナルとを比較した比較結果に基づいて、前記理想的な状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)~(4)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(6)
前記生成部は、前記第1ユーザの現在の感情シグナルおよび第2ユーザの感情シグナルのデフォルト値との組み合わせ値と、前記用途に応じた理想的な状態の感情シグナルとを比較した比較結果に基づいて、前記理想的な状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)~(4)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(7)
前記生成部は、前記第2ユーザの現在の感情シグナルと、前記用途に応じた前記第2ユーザの通常値に基づいて、前記通常値を理想の状態として当該理想の状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)~(4)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(8)
前記生成部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態から離れるように、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(9)
前記生成部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的でない状態に近づくように、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(10)
前記制御部は、前記生成されたアドバイスと共に、当該アドバイスの生成に用いた前記第1ユーザまたは第2ユーザの感情シグナル、および前記理想的な状態の感情シグナルを送信するよう制御する、前記(1)~(9)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(11)
第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途の選択を受付ける選択入力部と、
前記第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方から検出された感情シグナルの、前記選択入力部により選択された用途に応じた理想的な状態に基づいて、前記第1ユーザにアドバイスを生成する外部サーバに前記選択された用途を送信し、前記用途と感情シグナルに応じて生成された前記第1ユーザへのアドバイスを受信する通信部と、
前記第1ユーザへのアドバイスを通知する通知部と、
を備える、情報処理システム。
(12)
前記情報処理システムは、
前記第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを検出する検出部をさらに備え、
前記通信部は、前記外部サーバに、前記検出された感情シグナルを送信する、前記(11)に記載の情報処理システム。
(13)
前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記選択入力部により選択された用途に応じた理想的な状態に近付くように前記第1ユーザへアドバイスを通知する、前記(11)または(12)に記載の情報処理システム。
(14)
前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記選択入力部により選択された用途に応じた理想的な状態から離れるように前記第1ユーザへアドバイスを通知する、前記(11)~(13)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(15)
前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記選択入力部により選択された用途に応じた理想的でない状態に近づくように前記第1ユーザへのアドバイスを通知する、前記(11)~(13)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(16)
前記通知部は、前記生成されたアドバイスと共に、当該アドバイスの生成に用いた前記第1ユーザまたは第2ユーザの感情シグナルと前記理想的な状態の感情シグナルを示すグラフを通知する、前記(11)~(15)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(17)
前記通知部は、頭部装着型デバイスに搭載された振動部により、前記第1ユーザに振動で通知を行う、前記(11)~(15)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(18)
第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途を設定することと、
前記第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを通信部により受信することと、
前記受信した感情シグナルの前記用途に応じた理想的な状態に基づいて、前記第1ユーザへのアドバイスを生成することと、
前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信するよう制御部により制御することと、
を含む、制御方法。
(19)
コンピュータを、
第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途の選択を受付ける選択入力部と、
前記第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方から検出された感情シグナルの、前記選択入力部により選択された用途に応じた理想的な状態に基づいて、前記第1ユーザにアドバイスを生成する外部サーバに前記選択された用途を送信し、前記用途と感情シグナルに応じて生成された前記第1ユーザへのアドバイスを受信する通信部と、
前記第1ユーザへのアドバイスを通知する通知部と、
として機能させるための、プログラム。
1 情報処理システム
10 センサ装置
11 センサ部
12 センサデータ抽出部
13 制御部
14 通信部
15 記憶部
2 感情シグナルサーバ
20 制御部
20a データ処理部
20b データ解析部
20c 感情シグナル算出部
20d ユーザ管理部
21 通信部
22 感情シグナルDB
23 ユーザ情報DB
3 アドバイス生成サーバ
30 制御部
30a 用途設定部
30b 比較部
30c アドバイス生成部
31 通信部
32 アドバイス情報DB
5 ユーザ端末
50 制御部
51 通信部
52 操作入力部
53 表示部
54 記憶部

Claims (16)

  1. 第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信する通信部と、
    前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記通信部により受信された感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する生成部と、
    前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信する制御部と、
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記生成部は、前記第1ユーザの現在の感情シグナルおよび前記第2ユーザの現在の感情シグナルの組み合わせ値と、前記用途に応じた理想的な状態の感情シグナルとを比較した比較結果に基づいて、前記理想的な状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記生成部は、前記第1ユーザの現在の感情シグナルおよび前記第2ユーザの感情シグナルのデフォルト値の組み合わせ値と、前記用途に応じた理想的な状態の感情シグナルとを比較した比較結果に基づいて、前記理想的な状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記生成部は、前記第2ユーザの現在の感情シグナルと、前記用途に応じた前記第2ユーザの通常値とに基づいて、前記通常値を理想の状態として当該理想の状態に近付くための前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記生成部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態から離れるように、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  6. 前記生成部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的でない状態に近づくように、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する、請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  7. 前記制御部は、前記生成されたアドバイスと共に、当該アドバイスの生成に用いた前記第1ユーザまたは前記第2ユーザの感情シグナル、および前記理想的な状態の感情シグナルを送信するよう制御する、請求項1~6のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  8. 第1ユーザが第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する外部サーバに前記用途と前記感情シグナルを送信し、前記用途と前記感情シグナルに応じて生成された前記第1ユーザへのアドバイスを受信する通信部と、
    前記第1ユーザへのアドバイスを通知する通知部と、
    を備える、情報処理システム。
  9. 前記情報処理システムは、
    前記第1ユーザおよび前記第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを検出する検出部をさらに備え、
    前記通信部は、前記外部サーバに、前記検出された感情シグナルを送信する、請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように前記第1ユーザへアドバイスを通知する、請求項8または9に記載の情報処理システム。
  11. 前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態から離れるように前記第1ユーザへアドバイスを通知する、請求項8または9に記載の情報処理システム。
  12. 前記通知部は、前記第1ユーザの感情シグナルが、前記用途に応じた理想的でない状態に近づくように前記第1ユーザへアドバイスを通知する、請求項8または9に記載の情報処理システム。
  13. 前記通知部は、前記生成されたアドバイスと共に、当該アドバイスの生成に用いた前記第1ユーザまたは前記第2ユーザの感情シグナルと前記理想的な状態の感情シグナルを示すグラフを通知する、請求項8~12のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  14. 前記通知部は、頭部装着型デバイスに搭載された振動部により、前記第1ユーザに振動で通知を行う、請求項8~12のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  15. プロセッサが、
    第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信することと、
    前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記受信した感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成することと、
    前記生成されたアドバイスを、前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信することと、
    を含む、制御方法。
  16. コンピュータを、
    第1ユーザおよび第2ユーザのうち少なくともいずれか一方の感情シグナルを受信する通信部と、
    前記第1ユーザが前記第2ユーザとコミュニケーションを行う用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とアドバイスとの対応情報を参照して、前記通信部により受信された感情シグナルが、前記用途に応じた理想的な状態に近付くように、前記受信した感情シグナルの状態と前記用途に応じた理想的な感情シグナルの状態とを比較した比較結果に基づき、前記第1ユーザへのアドバイスを生成する生成部と、
    前記生成されたアドバイスを、前記通信部を介して前記第1ユーザに対応するクライアント端末に送信する制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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