JP6992444B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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本発明は、現金処理装置に関する。
従来、結婚式、披露宴、葬儀、集会および飲食会などの催し物では、催し物への参加者が主催者側に現金を渡し、主催者側が現金を管理することが慣習的に行われている。例えば、結婚式においては、お祝い金が封入された祝儀袋を参列者が受付に渡し、受付が当該祝儀袋を管理する。また、飲食会においては、参加者が会費を幹事に渡し、幹事が会費を管理する。
上述した受付および幹事は専門の従事者でなく、一般の人であることが多い。このため、現金の集計および現金管理が困難であり、金額の不一致、盗難および紛失などのリスクがある。この点に関し、特許文献1には、催し物の会場にATMを設置して、当該ATMに参加者がお祝い金または会費などの現金を入金することが開示されている。
特開2010-277523号公報
しかし、特許文献1に記載の技術で用いられるATMは大型かつ高額である。また、特許文献1に記載の技術では、現金振込先となる口座、および金融機関の介在が必要になるという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、催し物における現金管理をスタンドアローンで実現することが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、認証情報の入力操作、および催し物に関する情報の設定操作が行われる操作部と、前記催し物に関する情報を含む運用待ち受け画面を表示する表示部と、現金が投入される現金投入口と、前記現金投入口に投入された前記現金を収納する収納庫と、登録済みの認証情報と整合する認証情報が前記入力操作により入力されたことに基づき、前記収納庫に収納された現金の回収処理を制御する制御部と、を備え、スタンドアローンで動作する、現金処理装置が提供される。
前記設定操作は、前記催し物の種別を選択する選択操作、および文字入力操作を含み、
前記運用待ち受け画面は、前記選択操作により選択された前記催し物の種別に対応する表示、および前記文字入力操作により入力された文字を含んでもよい。
前記現金処理装置は、前記現金投入口への現金の投入に基づく入金金額の表示を含む入金証を印刷する印刷部をさらに備えてもよい。
前記制御部は、前記入金証の扱いを案内する案内画面を前記表示部に表示させてもよい。
前記案内画面は、前記入金証を現金収納袋と併せて受付に渡すことを案内する表示を含んでもよい。
前記制御部は、前記登録済みの認証情報と整合する認証情報が前記入力操作により入力されたことに基づき、前記現金の入金の履歴を示す履歴情報を前記印刷部に印刷させてもよい。
前記操作部には、金額を指定する金額指定操作が行われ、前記制御部は、前記現金投入口に投入された前記現金の金額が前記金額指定操作で指定された金額を上回る場合、前記現金投入口に投入された前記現金の金額と前記金額指定操作で指定された金額との差分に相当する釣銭の出金を制御してもよい。
前記現金投入口は、紙幣の投入口および硬貨の投入口を含み、前記収納庫は、前記紙幣の収納庫および前記硬貨の収納庫を含んでもよい。
以上説明した本発明による現金処理装置は、催し物における現金管理をスタンドアローンで実現することが可能である。
本発明の第1の実施形態による現金処理装置の外観を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による現金処理装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による現金処理装置の動作を示すフローチャートである。 登録機能を示すフローチャートである。 運用機能を示すフローチャートである。 運用待ち受け画面の具体例である。 入金確認画面の具体例である。 案内画面の具体例である。 履歴印刷機能を示すフローチャートである。 入金の履歴情報の具体例を示す説明図である。 履歴出力機能を示すフローチャートである。 回収機能を示すフローチャートである。 変形例による運用機能を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による現金処理装置の外観を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による現金処理装置の構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態による現金処理装置は、結婚式、披露宴、葬儀、集会および飲食会などの催し物の会場に設けられ、催し物への参加者が現金を入金するために用いられる。まず、図1および図2を参照し、このような本発明の第1の実施形態による現金処理装置の構成を説明する。
(現金処理装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の外観を示す説明図である。図2は、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の構成を示す説明図である。図1および図2に示したように、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1は、操作表示部11、プリンタ14、筐体15、電源部17、可換型外部記憶装置19、現金処理部20および主制御部30を備える。
操作表示部11は、図1に示したように現金処理装置1の正面側であって、現金処理部20の上側に設けられる。操作表示部11は、操作者による入力操作を受け付ける操作部としての機能、および、操作者へ各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置などにより実現される。また、操作部としての機能は、例えば、上述の各種表示装置に重ねられたタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部の機能は一体的に構成される代わりに、分離して構成されてもよい。
プリンタ14は、紙状媒体に情報を印刷して、情報が印刷された紙状媒体を排出する印刷部である。情報が印刷された紙状媒体としては、領収証、後述する入金証および履歴情報の印刷物などが挙げられる。
筐体15は、電源部17、現金処理部20および主制御部30などの各構成を収納する。
電源部17は、現金処理装置1の内部に設けられ、外部から供給される商用電源を現金処理装置1内の各部分に供給する。例えば、電源部17は、現金処理装置1内の部分ごとに、外部からの商用電源を当該部分の稼働に必要な電力に変換し、変換後の電力を当該部分に供給する。
可換型外部記憶装置19は、主制御部30とインタフェースを介して接続される。可換型外部記憶装置19には、例えば、後述する入金履歴を示す履歴情報が書き込まれ得る。
現金処理部20は、図1および図2に示したように、紙幣入出金口22、紙幣回収庫23、鍵穴23a、および紙幣収納庫24を有する。紙幣入出金口22は、操作者により紙幣が投入される現金投入口の一例である。紙幣入出金口22に投入された紙幣は、1枚ずつ分離され、紙幣の収納庫の一例である紙幣収納庫24に搬送される。紙幣回収庫23には、紙幣の回収機能の実行時に、紙幣収納庫24に収納されている紙幣が搬送される。紙幣回収庫23は施錠されており、鍵穴23aを正しい鍵で操作することにより紙幣回収庫23が解錠される。
また、現金処理部20は、図2に示したように、制御部25および機構部26を有する。機構部26は、主に紙幣を搬送するための機構および紙幣を鑑別する鑑別部などを有し、制御部25は、機構部26の動作を制御する。
主制御部30は、現金処理装置1の動作全般を制御する。例えば、主制御部30は、後述する登録機能、運用機能、履歴印刷機能、履歴出力機能および回収機能などを制御する。このような主制御部30は、図2に示したように、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置32および外部記憶装置33を有する。
このような現金処理装置1は、本発明の各実施形態の動作においては外部サーバなどとの通信および連携は必須でなく、本発明の各実施形態による現金処理装置1は外部サーバなどとの通信および連携無しにスタンドアローンで動作する。
(現金処理装置の動作)
以上、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の構成を説明した。続いて、図3を参照して、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の動作を説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の動作を示すフローチャートである。図3に示したように、まず操作表示部11がメニュー画面を表示する(S101)。メニュー画面は、「登録」、「運用」、「履歴印刷」、「履歴出力」、「回収」および「終了」の各々に対応する選択ボタンを含む。
当該メニュー画面において「登録」が選択されると(S102/Yes)、主制御部30は登録機能を制御する(S200)。メニュー画面において「運用」が選択されると(S103/Yes)、主制御部30は運用機能を制御する(S300)。メニュー画面において「履歴印刷」が選択されると(S104/Yes)、主制御部30は履歴印刷機能を制御する(S400)。メニュー画面において「履歴出力」が選択されると(S105/Yes)、主制御部30は履歴印刷機能を制御する(S500)。メニュー画面において「回収」が選択されると(S106/Yes)、主制御部30は回収機能を制御する(S600)。メニュー画面において「終了」が選択されると(S107/Yes)、主制御部30は制御を終了する。
以下、登録機能、運用機能、履歴印刷機能、履歴出力機能および回収機能の各々の機能を順次詳細に説明する。
(登録機能)
登録機能は、現金処理装置1が利用される催し物に関する情報などを登録する登録操作を受け付ける機能である。図4を参照して、登録機能について具体的に説明する。
図4は、登録機能を示すフローチャートである。図4に示したように、操作者は、操作表示部11を操作して入金種別を選択する(S201)。例えば、操作表示部11は、結婚式に対応する「祝儀」、葬儀に対応する「香典」、飲食会に対応する「会費」などの入金種別の選択肢を表示し、操作者は、これらの選択肢から現金処理装置1が利用される催し物に対応する選択肢を選択してもよい。この選択は、催し物の種別の選択とも言える。
そして、操作者は、操作表示部11を操作して、運用中に操作表示部11に表示するための文字列を入力する(S202)。ここまで説明したS201およびS202の操作は、催し物に関する情報の設定操作の一例である。なお、S201およびS202の操作は、催し物の主催者により行われる必要は無く、式場の従業員により行われてもよい。
その後、操作表示部11は、管理者用パスワードの設定画面を表示し、操作者は、当該管理者用パスワードの設定画面において管理者用パスワードを設定する(S203)。管理者用パスワードは認証情報の一例であり、管理者用パスワードに代えて、氏名または生体情報などが用いられてもよい。
S201~S203で設定された情報は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶され、運用機能、履歴印刷機能、履歴出力機能および回収機能などにおいて参照される。
(運用機能)
運用機能は、催し物への参加者から現金の入金を受け付ける機能である。図5を参照して、運用機能について具体的に説明する。
図5は、運用機能を示すフローチャートである。運用機能において、操作表示部11は、運用待ち受け画面を表示する(S301)。運用待ち受け画面は、登録機能において登録された催し物に関する情報を含む。図6は、運用待ち受け画面D1の具体例である。登録機能において「祝儀」が選択され、「xx家・yy家」という文字が入力された場合、図6に示した運用待ち受け画面D1が表示される。運用待ち受け画面D1は、「祝儀」が選択されたことに基づく「御祝儀入金機」という表示D11、および「xx家・yy家」という文字が入力されたことに基づく「xx家・yy家」という表示D12を含む。
そして、運用待ち受け画面の表示中に終了操作が行われた場合には運用機能が終了する(S302/Yes)。一方、運用待ち受け画面の表示中に画面タッチが検出された場合(S303/Yes)、主制御部30は入金制御を開始する(S304)。具体的には、主制御部30は、現金処理部20に対して入金指示を出力し、現金処理部20は、当該入金指示に基づいて紙幣入出金口22のシャッタを開き、紙幣の投入を待つ。その後、現金処理部20は、紙幣入出金口22に投入された紙幣を計数すると、計数結果を主制御部30に通知する。
続いて、主制御部30は、入金確認画面を操作表示部11に表示させる(S305)。図7は、入金確認画面D2の具体例である。図7に示したように、入金確認画面D2は、入金金額(計数結果)を示す金額表示D21、確認ボタンD22、キャンセルボタンD23および追加入金ボタンD24を含む。操作者は、金額表示D21に示された入金金額が正しい場合に確認ボタンD22を選択し、入金をキャンセルする場合にキャンセルボタンD23を選択し、追加で入金する場合に追加入金ボタンD24を選択する。
入金確認画面においてキャンセルボタンD23が選択された場合(S306/Yes)、現金処理部20は、操作者により入金された紙幣を紙幣入出金口22に戻す返金処理を行い(S307)、S301からの処理が繰り返される。
金額表示D21に示された入金金額が正しくなく、追加入金ボタンD24が選択された場合(S308/No)、S304からの処理が繰り返される。一方、入金確認画面において確認ボタンD22が選択された場合(S308/Yes)、主制御部30は、プリンタ14に入金証の印刷を指示し、操作表示部11に案内画面を表示させる(S309)。このとき、主制御部30は、入金証に加えて領収証の印刷をプリンタ14に指示してもよい。また、主記憶装置32または外部記憶装置33に、当該入金の情報が記憶される。入金証の印刷が完了すると、S301からの処理が繰り返される。
図8は、案内画面D3の具体例である。図8に示したように、案内画面D3は、入金証の扱いを案内するメッセージD31を含む。例えば、メッセージD31は、入金証を現金収納袋(結婚式においては、祝儀袋)に入れて受付に渡すことを案内する。操作者は、当該案内画面D3に従い、入金証を現金収納袋に入れて受付に渡す。入金証は、図8においてイメージD32に示したように、入金金額、入金機番号および入金時刻などの情報を含む。
なお、運用機能における操作者は、催し物への参加者であってもよいし、催し物の主催者側のスタッフであってもよい。例えば、催し物が葬儀である場合、主催者側のスタッフが参列者から受け取った不祝儀袋から紙幣を取り出し、取り出した紙幣を現金処理装置1に入金してもよい。この場合、入金証の印刷、および案内画面の表示は省略されてもよい。
(履歴印刷機能)
履歴印刷機能は、現金処理装置1への現金の入金の履歴を示す履歴情報を印刷する機能である。図9を参照して、履歴印刷機能について具体的に説明する。
図9は、履歴印刷機能を示すフローチャートである。図9に示したように、まず、操作表示部11がパスワード入力画面を表示し、操作者が管理者用パスワードを入力する(S401)。
そして、主制御部30は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶されている管理者用パスワードとS401で入力された管理者用パスワードが一致するか否かを判断する(S402)。2つの管理者用パスワードが一致しない場合(S402/No)、履歴印刷機能は終了する。
2つの管理者用パスワードが一致する場合(S402/Yes)、主制御部30は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶されている入金の履歴を示す履歴情報をプリンタ14に印刷させる(S403)。履歴情報の印刷終了後、操作表示部11が印刷完了を表示し、履歴印刷機能が終了する(S404)。
図10は、入金の履歴情報の具体例を示す説明図である。図10に示したように、履歴情報は、入金の取引通番、入金の時刻および入金金額を示す情報を取引ごとに含む。また、履歴情報が印刷された印刷物には、図10に示したように、図4のS202で入力された文字列、日時、および入金の合計金額も印刷される。
(履歴出力機能)
履歴出力機能は、入金の履歴情報を可換型外部記憶装置19に出力する機能である。図11を参照して、履歴出力機能について具体的に説明する。
図11は、履歴出力機能を示すフローチャートである。図11に示したように、まず、操作表示部11がパスワード入力画面を表示し、操作者が管理者用パスワードを入力する(S501)。
そして、主制御部30は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶されている管理者用パスワードとS501で入力された管理者用パスワードが一致するか否かを判断する(502)。2つの管理者用パスワードが一致しない場合(S502/No)、履歴出力機能は終了する。
2つの管理者用パスワードが一致する場合(S502/Yes)、主制御部30は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶されている入金の履歴を示す履歴情報を、インタフェースを介して可換型外部記憶装置19に出力する(S503)。その結果、可換型外部記憶装置19に入金の履歴情報を格納するファイルが生成される。このファイルは、例えばCSV(Comma-Separated Values)形式であってもよい。
履歴情報の出力終了後、操作表示部11が出力完了を表示し、履歴出力機能が終了する(S504)。
(回収機能)
回収機能は、運用機能が実行されている間に入金された紙幣を回収する機能である。図12を参照して、回収機能について具体的に説明する。
図12は、回収機能を示すフローチャートである。図12に示したように、まず、操作表示部11がパスワード入力画面を表示し、操作者が管理者用パスワードを入力する(S601)。
そして、主制御部30は、主記憶装置32または外部記憶装置33に記憶されている管理者用パスワードとS601で入力された管理者用パスワードが一致するか否かを判断する(602)。2つの管理者用パスワードが一致しない場合(S602/No)、回収機能は終了する。
2つの管理者用パスワードが一致する場合(S602/Yes)、主制御部30は、現金処理部20に現金の回収を指示する(S603)。現金処理部20は、主制御部30からの指示に基づき、紙幣収納庫24に収納されている、運用待ち画面D1に関連付けられて入金された紙幣を、紙幣回収庫23に搬送する。紙幣回収庫23への紙幣の搬送が終了すると、操作表示部11が回収完了を表示し、回収機能が終了する(S604)。
回収機能の終了後、操作者は鍵穴23aに所定の鍵を挿入して紙幣回収庫23を解錠することにより、紙幣回収庫23を筐体15から引出し、紙幣回収庫23から紙幣を取り出すことが可能である。
(作用効果)
以上、本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の構成および動作を説明した。本発明の第1の実施形態による現金処理装置1の構成および動作によれば、以下に説明するように、多様な作用効果が得られる。
運用機能の実行に先立って登録機能が実行されることで、運用待ち受け画面D1に表示される内容、および管理者用パスワードを設定できる。このため、現金処理装置1が利用される催し物に応じて登録機能を実行することで、1つの現金処理装置1を複数の催し物のために容易に利用することが可能である。
現金処理装置1の現金処理部20が現金の計数を行うことで、受付または幹事が現金を受け取る煩雑さを解消し、さらに、集計の誤りや金額の不一致といったリスクを抑制することができる。現金は現金処理装置1内に保管されるので、盗難および紛失などのリスクも低減可能である。
入金証が印刷され、例えば祝儀袋または不祝儀袋と共に受付に渡すことを促す案内画面D3が表示されるので、操作者は、当該案内画面D3に従い入金証を祝儀袋または不祝儀袋と共に受付に渡す。このため、主催者側は、祝儀袋または不祝儀袋に記載された氏名と入金証とを併せて管理することで、後に、各参加者から受け取った現金を把握することが可能である。
入金証の印刷前、または印刷後に、領収書も印刷されることで、受付や幹事が領収書を作成する手間が省かれるという効果も得られる。
履歴印刷機能により、人的に履歴の一覧表を作成する手間が省けるので、受付や幹事の作業効率を向上することが可能である。
履歴出力機能により、別途の情報処理装置において履歴情報に氏名情報などを追加することが可能であるので、氏名情報を含む一覧表を効率的に作成することが可能である。
紙幣の回収には、事前に設定された管理者用パスワードと、鍵穴23aに合う鍵が必要であるので、現金の保管に関するセキュリティを向上することが可能である。
現金処理装置1はスタンドアローンで動作し、現金の振込先となる口座を用意する必要もないので、利用者は現金処理装置1を容易に導入できる。小型で安価な現金処理装置1を実現可能である。
(変形例)
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。以下では、本発明の第1の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の第1の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の第1の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の第1の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の第1の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
-第1の変形例
例えば、運用機能に釣銭出金機能を実装してもよい。図13を参照して、釣銭出金機能が実装された変形例による運用機能を説明する。
図13は、変形例による運用機能を示すフローチャートである。図13には、図5を参照して説明したS304~S308と置換される処理を示している。運用待ち受け画面の表示中に画面タッチが検出された場合(S303/Yes)、操作表示部11は、金額指定画面を表示し、操作者は当該金額指定画面において指定金額を入力する(S351)。
その後、主制御部30は入金制御を開始する(S304)。具体的には、主制御部30は、現金処理部20に対して入金指示を出力し、現金処理部20は、当該入金指示に基づいて紙幣入出金口22のシャッタを開き、紙幣の投入を待つ。その後、現金処理部20は、紙幣入出金口22に投入された紙幣を計数すると、計数結果を主制御部30に通知する。
続いて、主制御部30は、入金確認画面を操作表示部11に表示させる(S305)。入金確認画面においてキャンセルボタンD23が選択された場合(S306/Yes)、現金処理部20は、操作者により入金された紙幣を紙幣入出金口22に戻す返金処理を行い(S307)、S301からの処理が繰り返される。
一方、入金確認画面において確認ボタンD22の選択により入金金額が確認されると(S352)、主制御部30は、入金金額が指定金額以上であるか否かを判断する(S353)。入金金額が指定金額未満である場合(S353/No)、S304からの処理が繰り返される。
入金金額が指定金額以上であり(S353/Yes)、入金金額が指定金額に等しい場合(S354/Yes)、図5を参照して説明したS309の処理が行われる。入金金額が指定金額以上であり(S353/Yes)、入金金額が指定金額に等しくない場合(S354/No)、現金処理部20は入金金額と指定金額の差分に相当する釣銭を出金し、紙幣入出金口22のシャッタを開く(S355)。
以上説明したように、変形例による運用機能には釣銭出金機能が実装されるので、操作者が指定金額の相当する紙幣を持ち合わせていなくても、指定金額の入金を行うことが可能である。
なお、運用機能で釣銭出金機能を実現するために、運用機能の開始前に、現金処理部20に釣銭として用いられる現金が事前に収納される。回収機能においては、事前に現金処理部20に収納された現金に相当する金額分を回収対象から外すことにより、適切な金額の現金を回収することが可能である。
-第2の変形例
上記では、1の期間には1つの催し物にのみ現金処理装置1が利用されることを想定して現金処理装置1の動作を説明したが、1の期間に複数の催し物に現金処理装置1が利用されてもよい。
例えば、登録機能により、操作者が複数の催し物に関する情報を設定してもよい。そして、運用機能において、操作表示部11は、複数の催し物の各々に対応する表示を含む運用待ち受け画面を表示し、操作者により選択された表示に対応する催し物のための画面を表示してもよい。履歴印刷機能、履歴出力機能および回収機能の各々においても、操作表示部11は、複数の催し物の各々に対応する表示を含む運用待ち受け画面を表示し、現金処理装置1は、操作者により選択された表示に対応する催し物について履歴印刷、履歴出力および回収を実行してもよい。
<2.第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態による現金処理装置は、紙幣の入金機能に加えて、硬貨の入金機能を有する。以下、図14および図15を参照し、第2の実施形態による現金処理装置の構成を説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態による現金処理装置2の外観を示す説明図である。図15は、本発明の第2の実施形態による現金処理装置2の構成を示す説明図である。図14および図15に示したように、本発明の第2の実施形態による現金処理装置2は、操作表示部11、プリンタ14、筐体15、電源部17、可換型外部記憶装置19、現金処理部21および主制御部30を備える。操作表示部11、プリンタ14、筐体15、電源部17および可換型外部記憶装置19の構成は第1の実施形態で説明した通りであるので、操作表示部11、プリンタ14、筐体15、電源部17および可換型外部記憶装置19の詳細な説明を省略する。
現金処理部21は、図14および図15に示したように、紙幣入出金口22、紙幣回収庫23、鍵穴23a、紙幣収納庫24、制御部25および機構部26に加え、硬貨入金口27、硬貨出金口28および硬貨収納庫29を有する。
硬貨入金口27は操作者により硬貨が投入される現金投入口の一例である。硬貨入金口27に投入された紙幣は、硬貨の収納庫である硬貨収納庫29に搬送される。硬貨出金口28には、現金の回収機能の実行時、または釣銭の出金時に、硬貨収納庫29から硬貨が搬送される。
第2の実施形態による現金処理装置2は、このような現金処理部21を備えるので、操作者は、運用機能の間に、紙幣および硬貨の双方を入金することができる。また、回収機能では、紙幣および硬貨の双方を取り出すことが可能である。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では操作表示部11と主制御部30が異なるユニットで構成される例を説明したが、タブレットPCおよびパネルコンピュータのように、操作表示部11と主制御部30が一体的なユニットに構成されてもよい。
また、本明細書の現金処理装置1の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、現金処理装置1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、現金処理装置1に内蔵されるCPU31、主記憶装置32などのハードウェアに、上述した主制御部30の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1、2 現金処理装置
11 操作表示部
14 プリンタ
15 筐体
17 電源部
19 可換型外部記憶装置
20、21 現金処理部
22 紙幣入出金口
23 紙幣回収庫
23a 鍵穴
24 紙幣収納庫
25 制御部
26 機構部
27 硬貨入金口
28 硬貨出金口
29 硬貨収納庫
30 主制御部
31 CPU
32 主記憶装置
33 外部記憶装置

Claims (8)

  1. 認証情報の入力操作、および催し物に関する情報の設定操作が行われる操作部と、
    前記催し物に関する情報を含む運用待ち受け画面を表示する表示部と、
    現金が投入される現金投入口と、
    前記現金投入口に投入された前記現金を収納する収納庫と、
    登録済みの認証情報と整合する認証情報が前記入力操作により入力されたことに基づき、前記収納庫に収納された現金の回収処理を制御する制御部と、
    を備え、
    スタンドアローンで動作する、現金処理装置。
  2. 前記設定操作は、前記催し物の種別を選択する選択操作、および文字入力操作を含み、
    前記運用待ち受け画面は、前記選択操作により選択された前記催し物の種別に対応する表示、および前記文字入力操作により入力された文字を含む、請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記現金処理装置は、前記現金投入口への現金の投入に基づく入金金額の表示を含む入金証を印刷する印刷部をさらに備える、請求項1または2に記載の現金処理装置。
  4. 前記制御部は、前記入金証の扱いを案内する案内画面を前記表示部に表示させる、請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記案内画面は、前記入金証を現金収納袋と併せて受付に渡すことを案内する表示を含む、請求項4に記載の現金処理装置。
  6. 前記制御部は、前記登録済みの認証情報と整合する認証情報が前記入力操作により入力されたことに基づき、前記現金の入金の履歴を示す履歴情報を前記印刷部に印刷させる、請求項3~5のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  7. 前記操作部には、金額を指定する金額指定操作が行われ、
    前記制御部は、前記現金投入口に投入された前記現金の金額が前記金額指定操作で指定された金額を上回る場合、前記現金投入口に投入された前記現金の金額と前記金額指定操作で指定された金額との差分に相当する釣銭の出金を制御する、請求項1~6のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  8. 前記現金投入口は、紙幣の投入口および硬貨の投入口を含み、
    前記収納庫は、前記紙幣の収納庫および前記硬貨の収納庫を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の現金処理装置。
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