JP6992267B2 - 鍵盤装置用スイッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子楽器用スイッチング装置および鍵盤装置用スイッチング装置に関する。
アコースティックピアノにおいては、アクション機構の動作により、鍵を通して演奏者の指に所定の感覚(以下、タッチ感という)を与える。アコースティックピアノにおいては、ハンマでの押鍵を行うためにアクション機構を必要とする。一方、電子鍵盤楽器においては、センサにより押鍵を検出するため、アコースティックピアノのようなアクション機構を有しなくても発音が可能である。アクション機構を用いない電子鍵盤楽器および簡易的なアクション機構を用いた電子鍵盤楽器のタッチ感は、アコースティックピアノのタッチ感に対して大きく変わってしまう。そこで、電子鍵盤楽器において、少しでもアコースティックピアノに近いタッチ感を得るために、アコースティックピアノにおけるハンマに相当する機構を設ける技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2004-226687号公報
上記の技術において、演奏者の押鍵動作に合わせてハンマが動き、センサが押されることにより、音が発せられる。この場合、鍵に対して常に垂直方向に力が加わればよいが、演奏者から遠い位置にある鍵の場合または強く押鍵した場合など、必ずしも垂直方向にのみ力が加わるとは限らず、鍵が配置されるスケール方向(横方向)や鍵の長手方向(縦方向)にずれて力が加わる場合がある。この場合センサが安定して動作せず、発音不良が生じる恐れがある。また、上記問題はハンマがセンサを押下しない(またはハンマを用いない)鍵盤装置において、鍵が直接センサを押す場合においても発生する恐れがあり、発音不良が生じやすくなる。また、上記問題は、他の電子楽器においても生じる恐れがある。
本発明の目的の一つは、電子楽器において演奏者が安定して音を発せられるようにすることにある。
本発明の一実施形態によると、複数の第1電極と、隣り合って配置された複数の第1電極の間に配置され、複数の第1電極とは複数のスペースにより絶縁された第2電極と、回動自在なアクチュエータと、アクチュエータの動作に応じて、第1電極と第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、複数のスペースは、第1方向に長手を有し、第1方向は、アクチュエータの回動軸方向と、回動軸方向と直交する方向との間に設けられる、電子楽器用スイッチング装置が提供される。
本発明の一実施形態によると、上記電子楽器用スイッチング装置と、鍵と、を含み、アクチュエータは、鍵の動作に応じて動く鍵盤装置用スイッチング装置が提供される。
上記鍵盤装置用スイッチング装置において、アクチュエータは、回動軸方向と直交する方向に長手を有してもよい。
上記鍵盤装置用スイッチング装置において、第1方向は、鍵ごとに異なってもよい。
上記鍵盤装置用スイッチング装置において、アクチュエータは、第1方向は、鍵を押すことにより発せられる音の高さによって異なってもよい。
上記鍵盤装置用スイッチング装置において、第1方向は、鍵の形状によって異なってもよい。
本発明の一実施形態によると、鍵と、複数の第1電極と、隣り合って配置された複数の第1電極の間に配置され、複数の第1電極とは複数のスペースにより絶縁された第2電極と、押鍵に応じて動作するアクチュエータと、アクチュエータの動作に応じて、第1電極と第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、複数のスペースは、第1方向に長手を有し、第1方向は、アクチュエータのスケール方向と、鍵の長手方向との間に設けられる、鍵盤装置用スイッチング装置が提供される。
本発明の一実施形態によると、複数の第1電極と、隣り合って配置された複数の第1電極の間に配置され、複数の第1電極とは、複数のスペースにより絶縁された第2電極と、回動自在なアクチュエータと、アクチュエータの回動に応じて、第1電極と第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、複数のスペースは、第1方向に長手を有し、アクチュエータは、可撓部と、可撓部と対向して配置された先端部とを有し、先端部は、可撓部を軸として動作し、第1方向は、可撓部と先端部とを結ぶ第2方向と、第2方向と直交する第3方向との間に設けられる電子楽器用スイッチング装置が提供される。
本発明によれば、電子楽器において演奏者が安定して音を発せられるようにすることができる。
第1実施形態における鍵盤装置の構成を示す図である。 第1実施形態における音源装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態における筐体内部の構成を鍵盤側面から見た場合の説明図である。 第1実施形態における鍵前端側から見た場合のスイッチング装置の説明図である。 第1実施形態における鍵盤側面から見た場合のスイッチング装置の説明図である。 第1実施形態における回路基板の上面図である。 第1実施形態における下部電極の上面図である。 第1実施形態における鍵(白鍵)を押下したときの鍵アセンブリの動作を説明する図である。 第1実施形態における鍵(白鍵)を押下したときの下部電極の上面図である。 第1実施形態における鍵(白鍵)を押下したときの鍵前端側から見た場合のスイッチング装置の説明図である。 第1実施形態における鍵(白鍵)を押下したときの下部電極の上面図である。 第1実施形態における鍵(白鍵)を押下したときの鍵前端側から見た場合のスイッチング装置の説明図である。 第2実施形態における鍵盤を一部抜粋した上面図である。 第2実施形態における回路基板の上面図である。 第2実施形態における回路基板の上面図である。 第2実施形態における回路基板の上面図である。 第2実施形態における回路基板の上面図である。 第1実施形態における回路基板の変形例の上面図である。 第1実施形態の変形例における筐体内部の構成を鍵盤側面から見た場合の説明図である。 従来例における鍵(白鍵)を押下したときの回路基板の上面図である。
以下、本発明の一実施形態における鍵盤装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にa、b等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率(各構成間の比率、縦横高さ方向の比率等)は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<第1実施形態>
(1-1.鍵盤装置の構成)
図1は、第1実施形態における鍵盤装置の構成を示す図である。鍵盤装置1は、この例では、電子ピアノなどユーザ(演奏者)の押鍵に応じて発音する電子鍵盤楽器である。なお、鍵盤装置1は、外部の音源装置を制御するための制御データ(例えば、MIDI)を、押鍵に応じて出力する鍵盤型のコントローラであってもよい。この場合には、鍵盤装置1は、音源装置を備えていなくてもよい。
鍵盤装置1は、鍵盤アセンブリ10を備える。鍵盤アセンブリ10は、白鍵100wおよび黒鍵100bを含む。複数の白鍵100wと黒鍵100bとが並んで配列されている。鍵100の数は、N個であり、この例では88個である。この配列された方向をスケール方向という(またはD2方向という場合がある)。白鍵100wおよび黒鍵100bを特に区別せずに説明できる場合には、鍵100という場合がある。以下の説明においても、符号の最後に「w」を付した場合には、白鍵に対応する構成であることを意味している。また、符号の最後に「b」を付した場合には、黒鍵に対応する構成であることを意味している。また、鍵100の長手方向をD1方向という場合がある。
鍵盤アセンブリ10の一部は、筐体90の内部に存在している。鍵盤装置1を上方から見た場合において、鍵盤アセンブリ10のうち筐体90に覆われている部分を非外観部NVといい、筐体90から露出してユーザから視認できる部分を外観部PVという。すなわち、外観部PVは、鍵100の一部であって、ユーザによって演奏操作が可能な領域を示す。以下、鍵100のうち外観部PVによって露出されている部分を鍵本体部という場合がある。
筐体90内部には、音源装置70およびスピーカ80が配置されている。音源装置70は、鍵100の押下に伴って音波形信号を生成する。スピーカ80は、音源装置70において生成された音波形信号を外部の空間に出力する。なお、鍵盤装置1は、音量をコントロールするためのスライダ、音色を切り替えるためのスイッチ、様々な情報を表示するディスプレイなどが備えられていてもよい。
なお、本明細書における説明において、上、下、左、右、手前および奥などの方向は、演奏するときの演奏者から鍵盤装置1を見た場合の方向を示している。そのため、例えば、非外観部NVは、外観部PVよりも奥側に位置している、と表現することができる。また、鍵前端側(鍵前方側)、鍵後端側(鍵後方側)のように、鍵100を基準として方向を示す場合もある。この場合、鍵前端側は鍵100に対して演奏者から見た手前側を示す。鍵後端側は鍵100に対して演奏者から見た奥側を示す。この定義によれば、黒鍵100bのうち、黒鍵100bの鍵本体部の前端から後端までが、白鍵100wよりも上方に突出した部分である、と表現することができる。
図2は、第1実施形態における音源装置の構成を示すブロック図である。音源装置70は、信号変換部710、音源部730および出力部750を備える。センサ300は、各鍵100に対応して設けられ、鍵の操作を検出し、検出した内容に応じた信号を出力する。この例では、センサ300は、3段階の押鍵量に応じて信号を出力する。この信号の間隔に応じて押鍵速度が検出可能である。
信号変換部710は、センサ300(88個の鍵100に対応したセンサ300-1、300-2、・・・、300-88)の出力信号を取得し、各鍵100における操作状態に応じた操作信号を生成して出力する。この例では、操作信号はMIDI形式の信号である。そのため、押鍵操作に応じて、信号変換部710はノートオンを出力する。このとき、88個の鍵100のいずれが操作されたかを示すキーナンバ、および押鍵速度に対応するベロシティについてもノートオンに対応付けて出力される。一方、離鍵操作に応じて、信号変換部710はキーナンバとノートオフとを対応付けて出力する。信号変換部710には、ペダル等の他の操作に応じた信号が入力され、操作信号に反映されてもよい。
音源部730は、信号変換部710から出力された操作信号に基づいて、音波形信号を生成する。出力部750は、音源部730によって生成された音波形信号を出力する。この音波形信号は、例えば、スピーカ80または音波形信号出力端子などに出力される。鍵盤アセンブリ10の構成について、以下において説明する。
(1-2.鍵盤アセンブリの構成)
図3は、第1実施形態における筐体内部の構成を鍵盤側面方向から見た場合の説明図である。図3に示すように、筐体90の内部において、鍵盤アセンブリ10およびスピーカ80が配置されている。すなわち、筐体90は、少なくとも、鍵盤アセンブリ10の一部(接続部180およびフレーム500)およびスピーカ80を覆っている。スピーカ80は、鍵盤アセンブリ10の奥側に配置されている。このスピーカ80は、押鍵に応じた音を筐体90の上方および下方に向けて出力するように配置されている。下方に出力される音は、筐体90の下面側から外部に進む。なお、鍵盤アセンブリ10の内部の空間、すなわち鍵100(鍵本体部)の下方側の空間に到達する、スピーカ80からの音の経路は、経路SRとして例示されている。
鍵盤アセンブリ10は、上述した鍵100の他にも、接続部180、ハンマアセンブリ200およびフレーム500を含む。鍵盤アセンブリ10は、ほとんどの構成が射出成形などによって製造された樹脂製の構造体である。フレーム500は、筐体90に固定されている。接続部180は、フレーム500に対して回動可能に鍵100を接続する。接続部180は、板状可撓性部材181、鍵側支持部183および棒状可撓性部材185を備える。板状可撓性部材181は、鍵100の後端から延在している。鍵側支持部183は、板状可撓性部材181の後端から延在している。棒状可撓性部材185が、鍵側支持部183およびフレーム500のフレーム側支持部585によって支持されている。すなわち、鍵100とフレーム500との間に、棒状可撓性部材185が配置されている。棒状可撓性部材185が曲がることによって、鍵100がフレーム500に対して回動することができる。棒状可撓性部材185は、鍵側支持部183とフレーム側支持部585とに対して、着脱可能に構成されている。なお、棒状可撓性部材185は、鍵側支持部183とフレーム側支持部585と一体となって、または接着等により、着脱できない構成であってもよい。
鍵100は、前端鍵ガイド151および側面鍵ガイド153を備える。前端鍵ガイド151は、フレーム500の前端フレームガイド511を覆った状態で摺動可能に接触している。前端鍵ガイド151は、その上部と下部のスケール方向の両側において、前端フレームガイド511と接触している。側面鍵ガイド153は、スケール方向の両側において側面フレームガイド513と摺動可能に接触している。この例では、側面鍵ガイド153は、鍵100の側面のうち非外観部NVに対応する領域に配置され、接続部180(板状可撓性部材181)よりも鍵前端側に存在するが、外観部PVに対応する領域に配置されてもよい。
また、鍵100は、外観部PVの下方において鍵側負荷部120に接続されている。鍵側負荷部120は、鍵100が回動するときに、ハンマアセンブリ200を回動させるように、ハンマアセンブリ200に接続される。
ハンマアセンブリ200は、鍵100の下方側の空間に配置され、フレーム500に対して回動可能に取り付けられている。ハンマアセンブリ200は、鍵前端方向(D1方向)に長手を有する。ハンマアセンブリ200は、錘部230およびハンマ本体部250を備える。ハンマ本体部250には、フレーム500の回動軸520の軸受となる軸支持部220が配置されている。軸支持部220とフレーム500の回動軸520とは少なくとも3点で摺動可能に接触する。
ハンマ側負荷部210は、ハンマ本体部250の前端部(先端部という場合がある)に接続されている。ハンマ側負荷部210は、鍵側負荷部120の内部において概ね前後方向に摺動可能かつ接触する部分を備える。この接触部分にはグリース等の潤滑材が配置されていてもよい。ハンマ側負荷部210と鍵側負荷部120(以下の説明において、これらをまとめて「負荷発生部」という場合がある)とは、互いに摺動することで押鍵時の負荷の一部を発生する。負荷発生部は、この例では外観部PV(鍵本体部の後端よりも前方)における鍵100の下方に位置する。
錘部230は、金属製の錘を含み、ハンマ本体部250の後端部(回動軸よりも奥側)に接続されている。通常時(押鍵していないとき)には、錘部230が下側ストッパ410に載置された状態になる。これによって、鍵100はレスト位置で安定する。押鍵されると、錘部230が上方に移動し、上側ストッパ430に衝突する。これによって鍵100の最大押鍵量となるエンド位置が規定される。この錘部230によっても、押鍵に対して負荷を与える。下側ストッパ410および上側ストッパ430は、緩衝材等(不織布、弾性体等)で形成されている。
負荷発生部の下方において、フレーム500にセンサ300が取り付けられている。押鍵によりハンマ側負荷部210の接触面215側でセンサ300が押しつぶされると、センサ300は検出信号を出力する。ここで、ハンマ側負荷部210、鍵側負荷部120およびセンサ300を合わせてスイッチング装置50という。スイッチング装置50の構成について以下に詳述する。
(1-3.スイッチング装置の構成)
図4に図3のスイッチング装置50を鍵前端側(鍵前方側)、つまりD1方向から見た時の断面図を示す。
センサ300は、上部電極310、下部電極320、上部電極支持部330、変形部340および下部電極支持部350を備える。
上部電極310は、上部電極支持部330の下面330Bに設けられる。上部電極310は、弾性体で形成され、先端部310Aに導電部が設けられる。この例では、上部電極310には、成型加工されたシリコンゴムが用いられ、先端部310Aには導電体として導電性カーボンブラックが用いられる。
下部電極320は、上部電極310に対向するように、下部電極支持部350の上面側に配置される。下部電極320は、導電体を含む。例えば、下部電極320には、金、銀、銅、白金などの金属材料、または導電性のカーボンブラックなどの導電樹脂が用いられる。
なお、下部電極320は、第1下部電極321および第2下部電極323を含む。第1下部電極321は、信号線に接続される。第2下部電極323は、GND線に接続される。第1下部電極321と第2下部電極323とが電気的に接続されると、検出信号が出力される。図4において、第1下部電極321および第2下部電極323は、隣接し、交互に配置されている。
変形部340は、上部電極支持部330と、下部電極支持部350とを結ぶように配置される。変形部340は、上部電極支持部330の端部331Aおよび上部電極支持部330の端部331Bと接続される。また、変形部340は、下部電極支持部350と直接固定されてもよいし、間接的に固定されてもよい。この例では、変形部340は、接続部340Aおよび接続部340Bで下部電極支持部350と直接固定されている。このとき、接続部340Aは、上部電極支持部330の端部331Aよりも、外側かつ下に配置されている。なお、変形部340が他の部材に固定されている場合は、下部電極支持部350と固定されなくてもよい。また、変形部340は、弾性力を有する。これにより、上部電極310および上部電極支持部330は上下方向に移動可能となる。このとき、上部電極310と下部電極320との距離は可変である。また、変形部340は弾性力を有することにより、ハンマ側負荷部210により押圧から解放された場合に、元の位置に復元することができる。この例では、変形部340には、成形加工されたシリコンゴムが用いられる。
上部電極支持部330は、ハンマ側負荷部210に対向して配置される。図4において、上部電極支持部330の上面330Aは、平坦な面を有する。なお、上面330Aは、上部電極310の形状に応じて、凹みを有しても良い。上部電極支持部330は、上部電極310および変形部340と一体で加工成形できるように、シリコンゴムが用いられる。そのため、上部電極310、上部電極支持部330および変形部340を合わせて接点部材ということができる。接点部材とした場合、上部電極支持部330は、接点部材の上面部という場合がある。接続部340Bについても、同様に配置されている。また、上部電極支持部330には、潤滑材が設けられてもよい。
下部電極支持部350は、下部電極320とともに、別の部材として設けられる。たとえば、下部電極支持部350は、プリント基板として設けられ、下部電極320は、プリント基板上に形成された電極とすることができる。下部電極支持部350は、支持部材ということもできる。つまり、下部電極320および下部電極支持部350を合わせて、回路基板360ということができる。
ハンマ側負荷部210は、上部電極支持部330と接触する接触面215を有する。接触面215は、平面を有する。接触面215を含むハンマ側負荷部210には、上部電極支持部330よりも固い材料が用いられる。例えば、ハンマ側負荷部210にはプラスチックなどの材料が用いられる。接触面215には、潤滑材が設けられてもよい。
図5に図3のスイッチング装置50を鍵盤に対して横方向(鍵盤のスケール方向、図4のD2方向)から見た時の断面図を示す。図5に示すように、センサ300の上部電極支持部330は、ハンマ側負荷部210が回動する軌道R1に合わせ、下部電極支持部350に対して傾斜して配置されている。この例では、上部電極310は、3つ配置されている。また、上部電極310に合わせて下部電極320が配置されている。3つの上部電極310は、それぞれ下部電極320までの距離が異なる。3つの上部電極310のうち少なくともいずれかが下部電極320と接続されることで、検出信号が出力される。
(1-4.回路基板の構成)
図6に回路基板360の上面図を示す。図6に示すように、回路基板360において、下部電極320は、例えば下部電極320-1、下部電極320-2、下部電極320-3というように、鍵100毎に配置されている。図7に、図6に示した下部電極320のうち領域A1を拡大した上面図を示す。
図7に示すように、第1下部電極321および第2下部電極323は、隣接し、交互に配置されている。第1下部電極321は、それぞれ片側で繋がった形状を有している。このような形状を櫛形形状ということができる。第2下部電極323も同様に櫛形形状を有している。
図7において、領域A2を限定して見た場合、第2下部電極323は、隣り合って配置された複数の第1下部電極321(第1下部電極321-1、第1下部電極321-2)の間に配置されている。このとき、第1下部電極321-1と、第2下部電極323とは、スペース325-1により絶縁されている。同様にして、第1下部電極321-2と、第2下部電極323とは、スペース325-2により絶縁されている。このとき、スペース325-1およびスペース325-2は、スペース方向SD320方向に長手を有している。スペース方向SD320は、鍵前端方向(D1方向)と、鍵盤に対して横方向(鍵100およびハンマアセンブリ200のスケール方向、図4のD2方向という場合がある)との間に設けられる。なお、D1方向は、鍵の長手方向と同一の方向を有する。また、D2方向は、後述する回動軸520の方向と同一の方向を有する。D1方向はD2方向と直交する。
(1-5.鍵盤アセンブリの動作)
図8は、鍵(白鍵)を押下したときの鍵アセンブリの動作を説明する図である。図8(A)は、鍵100がレスト位置(押鍵していない状態)にある場合の図である。図8(B)は、鍵100がエンド位置(最後まで押鍵した状態)にある場合の図である。鍵100が押下されると、棒状可撓性部材185が回動中心となって曲がる。このとき、棒状可撓性部材185は、鍵100の前方(手前方向)への曲げ変形が生じているが、側面鍵ガイド153による前後方向の移動の規制によって、鍵100は前方方向(D1方向)に移動するのではなく鍵100に対して法線方向(D3方向)に回動するようになる。そして、鍵側負荷部120がハンマ側負荷部210を押し下げることで、ハンマアセンブリ200が回動軸520を中心に回動する。
錘部230が上側ストッパ430に衝突することによって、ハンマアセンブリ200の回動が止まり、鍵100がエンド位置に達する。また、センサ300がハンマ側負荷部210によって押しつぶされると、センサ300は、押しつぶされた量(押鍵量)に応じた複数の段階で、検出信号を出力する。例えば、図5の場合、下部電極320との接触する上部電極310の数に応じて、検出信号が変わってもよい。なお、ハンマ側負荷部210は、アクチュエータの一つとして機能する。上記において、アクチュエータは、鍵100の動作に応じて動くということができる。図9に、ハンマ側負荷部210により押下された時の回路基板360の上面図を示す。また、図10にハンマ側負荷部210により押下された時の鍵先端方向から見たスイッチング装置50の断面図を示す。
図9および図10に示すように、ハンマ側負荷部210により上部電極支持部330が下部電極支持部350に対して垂直方向(D3方向)に押下された場合、上部電極310と下部電極320とが接触する。この場合、アクチュエータ(ハンマ側負荷部210)の動作に応じて、導電性を有する上部電極310の先端部310Aが、第1下部電極321と第2下部電極323とを電気的に接続するということができる。これによりスイッチング装置50において、正常に検出信号が出力されるため、安定した音が発せられる。しかしながら、演奏者から遠い位置にある鍵を押下する場合、ハンマ負荷部210に振動(ブレ)が生じた場合、など、ハンマ側負荷部210に対して、鍵のスケール方向(D2方向)の力も加わる場合がある。同様に、演奏者が鍵を強く押したときに鍵の長手方向(D1方向)に力が加わる場合がある。なお、D1方向またはD2方向は、演奏者により強く力が入る方向となる場合がある。
図20に従来例における、上部電極支持部330がハンマ側負荷部210により鍵前端側方向(D1方向)または鍵のスケール方向(D2方向)にずれて押下されたときの回路基板360(特に下部電極327および下部電極329)の上面図を示す。図20(a)の下部電極327の場合、スペース325のスペース方向SD327は、D1方向と同一である。この場合、下部電極327を有する回路基板360は、D1方向のずれには強いが、D2方向のずれに弱い。例えば、図20(a)に示すように、上部電極310がD2方向にずれたときに第1下部電極321および第2下部電極323のいずれかにのみ接触する場合がある。この場合、第1下部電極321と第2下部電極323とが電気的に接続することができず、センサ300が正常に機能しないこととなる。同様に、図20(b)に示す下部電極329の場合、スペース325のスペース方向SD329は、D2方向と同一である。この場合、下部電極329を有する回路基板360は、D2方向のずれには強いが、D1方向のずれに弱い。例えば、図19(b)に示すように、上部電極310がD1方向にずれたときに第1下部電極321および第2下部電極323のいずれかにのみ接触する場合がある。この場合、図19(a)と同様に第1下部電極321と第2下部電極323とが電気的に接続することができず、センサ300が正常に機能しない場合がある。これらの場合、センサ300が検出信号を出力することができず、鍵盤装置1は音を発することができない状態であるといえる。
図11に上部電極支持部330がハンマ側負荷部210に鍵のスケール方向(D2方向)にずれて押下されたときの回路基板360の上面図を示す。また、図12にこのときのセンサ300の鍵先端方向から見た断面図を示す。
図11および図12に示すように、本実施形態を用いた場合、第1下部電極321および第2下部電極323とのスペースは、スペース方向SD320を有する。これにより、上部電極支持部330がハンマ側負荷部210によりD2方向にずれて押下されたときでも、上部電極310の先端部310Aは、第1下部電極321および第2下部電極323と接触することができる。また、上部電極支持部330が鍵の前端方向(D1方向)にずれた時も、同様に第1下部電極321および第2下部電極323と接触することができる。つまり、本実施形態を用いることにより、下部電極320を有する回路基板360は、D1方向およびD2方向のいずれの方向のずれにも強いということができる。ゆえに、上部電極支持部330が、ハンマ側負荷部210により押下されたときに、第1下部電極321と第2下部電極323とが、上部電極310の先端部310Aにより、電気的に接続された状態となる。これにより、センサ300は、正常に機能することができ、検出信号を出力することができる。つまり、鍵盤装置1は、安定して音を発することができる。
<第2実施形態>
(2.回路基板の構成)
第2実施形態では、第1実施形態とは異なる形状を有する回路基板360aについて説明する。
図13は鍵盤装置1の一部を抜粋した上面図である。図13に示すように、鍵盤装置1において白鍵100w-1、白鍵100w-2および白鍵100w-3は、黒鍵100b-1、黒鍵100b-2が配置されていることにより、それぞれ鍵の形状が異なる。そのため、白鍵100w-1、白鍵100w-2および白鍵100w-3は、演奏者により押されたときに加わる力の方向が異なる場合がある。例えば、白鍵100w-1は、形状が対称的なので、鍵に対して垂直方向に伝わりやすい。一方で、白鍵100w-2は、右上部が欠けた、いわゆるL字状の形状を有している。白鍵100w-3は、白健100w-2と左右対称の形状を有している。このため、白鍵100w-2および白鍵100w-3は、演奏者により押されたときに垂直方向にのみ力が加えられるとは限らず、鍵のスケール方向(D2方向)にも力が加えられる場合がある。
図14に回路基板360aの上面を示す。図14において、下部電極320a-1は白鍵100w-1に対応する下部電極320aである。スペース325a-1は、スペース方向SD320a-1に長手を有する。下部電極320a-2は白鍵100w-2に対応し、スペース325a-2は、スペース方向SD320a-2に長手を有する。下部電極320a-3は白鍵100w-3に対応し、スペース325a-3は、スペース方向SD320a-3に長手を有する。この例では、スペース方向SD320a-2およびスペース方向SD320a-3は、同じ方向を有する。また、スペース方向SD320a-2およびスペース方向SD320a-3は、スペース方向SD320a-1によりもD2方向に近い。これにより、鍵のスケール方向(D2方向)の力が加えられた場合においても、上部電極310の先端部310Aは、第1下部電極321および第2下部電極323と接触することが出来る。そのため、センサ300は、検出信号を安定して出力することができる。つまり、鍵盤装置1は安定して音を発することができる。
なお、スペース方向SD320a-2およびスペース方向SD320a-3は、力の加わる方向に応じて異なってもよい。例えば、図15に示す回路基板360bのように、スペース方向SD320b-1、スペース方向SD320b-2およびスペース方向SD320b-3はそれぞれ異なる方向を有する。この場合、スペース方向は、鍵毎に異なっているということができる。なお、スペース方向SD320b-1、スペース方向SD320b-2およびスペース方向SD320b-3のいずれもがD1方向とD2方向との間に設けられる。
また、スペース方向SD320は、鍵盤装置1を演奏者から見た時の左右方向(音の高さ)よって異なってもよい。図16に示す回路基板360cの場合、低音側と高音側でスペース方向が反転する。この例では、スペース方向SD320c-1およびスペース方向SD320c-2は、右上方向を有する。一方で、スペース方向SD320c-3は、左上方向を有する。なお、演奏者の座る位置に対応する鍵に対して、鍵の長手方向(D1方向)の力が加わりやすい場合には、図17に示す回路基板360dのように、スペース方向SD320d-1をD1方向と同様にしてもよい。以上の構成を有することにより、回路基板360は、上部電極310の先端部310Aは、第1下部電極321および第2下部電極323と接触することが出来る。これにより、センサ300は、検出信号を安定して出力することができる。つまり、鍵盤装置1は安定して音を発することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は以下のように、様々な態様で実施可能である。
本発明の第1実施形態では、ハンマ側負荷部210が接する例を示したが、鍵側負荷部120が直接上部電極支持部330と接し、押下してもよい。この場合、センサ300の配置が図3に示す位置とは異なり、鍵100の直下(例えば、図3において、前端鍵ガイド151と、側面鍵ガイド153とを結ぶ線の中間位置)にセンサ300が配置される。このとき、鍵100は図3に示された位置とは異なる場所でハンマアセンブリ200と接続する。鍵側負荷部120は、演奏者が押鍵したときの影響を直接受けるために、上部電極支持部330がよりスケール方向にずれやすくなる。そのため、本発明を用いることによる効果を一層得ることができる。また、この場合ハンマアセンブリ200は必ずしも設けられなくてもよい。
本発明の第1実施形態では、ハンマアセンブリ200が回動軸520を中心に回動する例を述べたが、この例に限定されない。図18に示すように、ハンマアセンブリ200は、回動軸520の代わりに可撓部255を有してもよい。ハンマ側負荷部210は、可撓部255と対向して配置され、アクチュエータの先端部として機能する。可撓部255は、棒状可撓性部材185が撓んだ時に、連動して撓む。ハンマ側負荷部210は、可撓部255を軸として動作する。この場合、可撓部255とハンマ側先端部210とを結ぶ方向(D4方向とする)は、D1方向と同一方向を有する。D4方向と直交する方向はD2方向と同一の方向を有する。このとき、スペース方向SD320は、D4方向と、D4方向と直交する方向との間に設けられる。なお、アクチュエータの構成として、鍵側負荷部120と板状可撓性部材181とを用いてもよい。この場合、板状可撓性部材181を軸として、鍵側負荷部120が動作し、上部電極支持部330を押下してもよい。
本発明の第2実施形態では、白鍵100w毎にスペース325のスペース方向SD320が異なる例を示したが、黒鍵100bにおいても同様である。つまり、黒鍵100bごとにスペース325のスペース方向SD320が異なってもよい。
本発明の第1実施形態では、上部電極支持部300が鍵の長手方向(D1方向)、鍵のスケール方向(D2方向)にずれる例を示したが、斜め方向にずれた場合、さらにハンマ側負荷部210が回転してねじれた場合にも適用される。
本発明の第1実施形態および第2実施形態では、スペース325が矩形状に設けられていたが、これに限定されない。例えば、図19に示すように、第1下部電極321、第2下部電極323およびスペース325が波線形状を有してもよい。この形状を有することにより、上部電極310の先端部310Aと、第1下部電極321および第2下部電極323とがより効果的に接触することができる。なお、スペース325は、一部に円弧を有してもよい。
また、本発明の第1実施形態および第2実施形態では、鍵盤装置を例に説明したが、これに限定されない。第1実施形態および第2実施形態に示したスイッチング装置は、鍵盤装置の他、押圧動作を行うもの(例えば電子ドラムなど)にも適用される。
1・・・鍵盤装置、10・・・鍵盤アセンブリ、50・・・スイッチング装置、70・・・音源装置、80・・・スピーカ、90・・・筐体、100・・・鍵、120・・・鍵側負荷部、151・・・前端鍵ガイド、153・・・側面鍵ガイド、180・・・接続部、181・・・板状可撓性部材、183・・・鍵側支持部、185・・・棒状可撓性部材、200・・・ハンマアセンブリ、210・・・ハンマ側負荷部、215・・・接触面、220・・・軸支持部、230・・・錘部、250・・・ハンマ本体部、300・・・センサ、310・・・上部電極、310A・・・先端部、320・・・下部電極、321・・・第1下部電極、323・・・第2下部電極、325・・・スペース、327・・・下部電極、329・・・下部電極、330・・・上部電極支持部、340・・・変形部、350・・・下部電極支持部、360・・・回路基板、410・・・下側ストッパ、430・・・上側ストッパ、500・・・フレーム、511・・・前端フレームガイド、513・・・側面フレームガイド、520・・・回動軸、585・・・フレーム側支持部、710・・・信号変換部、730・・・音源部、750・・・出力部

Claims (3)

  1. 複数の第1電極と、隣り合って配置された前記複数の第1電極の間に配置され、前記複数の第1電極とは複数のスペースにより絶縁された第2電極と、回動自在なアクチュエータと、前記アクチュエータの回動に応じて、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、
    前記複数のスペースは、第1方向に長手を有し、
    前記第1方向は、前記アクチュエータの回動軸方向と、前記回動軸方向と直交する方向との間に設けられる、電子楽器用スイッチング装置と、
    鍵と、を含み、
    前記アクチュエータは、前記鍵の動作に応じて動き、
    前記第1方向は、前記鍵ごとに異なる、
    鍵盤装置用スイッチング装置。
  2. 複数の第1電極と、隣り合って配置された前記複数の第1電極の間に配置され、前記複数の第1電極とは複数のスペースにより絶縁された第2電極と、回動自在なアクチュエータと、前記アクチュエータの回動に応じて、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、
    前記複数のスペースは、第1方向に長手を有し、
    前記第1方向は、前記アクチュエータの回動軸方向と、前記回動軸方向と直交する方向との間に設けられる、電子楽器用スイッチング装置と、
    鍵と、を含み、
    前記アクチュエータは、前記鍵の動作に応じて動き、
    前記第1方向は、前記鍵を押すことにより発せられる音の高さによって異なる、
    鍵盤装置用スイッチング装置。
  3. 複数の第1電極と、隣り合って配置された前記複数の第1電極の間に配置され、前記複数の第1電極とは複数のスペースにより絶縁された第2電極と、回動自在なアクチュエータと、前記アクチュエータの回動に応じて、前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する導電部材と、を有し、
    前記複数のスペースは、第1方向に長手を有し、
    前記第1方向は、前記アクチュエータの回動軸方向と、前記回動軸方向と直交する方向との間に設けられる、電子楽器用スイッチング装置と、
    鍵と、を含み、
    前記アクチュエータは、前記鍵の動作に応じて動き、
    前記第1方向は、前記鍵の形状によって異なる、
    鍵盤装置用スイッチング装置。
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