JP6992217B2 - 塗布具及び塗布具付塗布物質収容容器 - Google Patents
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Description
この容器によれば、延液板を押上げてその先端部を栓本体から突出させた後、栓本体の吐出孔を被塗布面に向けた状態で容器本体を押圧しながら手前に引くことにより、吐出孔から吐出される液(塗布物質)が横長の延液板によって延ばされて被塗布面に塗布されるので、一度の塗布作業で塗布物質を広範囲に塗布することができる。
ここで、脇漏れとは、塗布部を被塗布面に押し付けながら移動させて被塗布面に塗布物質を塗布する際に、塗布部で囲い込みきれなかったり、塗布部で掻き取りきれなかったりして、塗布部の両側に塗布物質が取り残されてしまう、まるで塗布部の両側(両脇)から塗布物質が漏れ出るように見える現象のことである。
容器本体2は、比較的柔軟で弾性変形する、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)やポリプロピレン(PP)等の樹脂素材からなり、横断面が円筒状又は楕円筒状で、容器本体2の外周面を押圧して弾性変形させたときに、内部に収容されている塗布物質をその弾性変形量に応じて口部から吐出することができるようになっている。
これにより、容器本体2の外周面を押圧したときに容器本体2の吐出口から出ようとする塗布物質によって隔膜部材が押されて開閉弁が開き、容器本体2の外周面への押圧力を弱めると隔膜部材が自身の弾性復元力で元の形に戻っていって開閉弁が閉じることになる。
こうして、容器本体2の外周面を押圧したときのみその押圧力に応じて塗布物質を吐出することができ、塗布物質を被塗布面上に塗り広げる作業を行う際に、塗布物質の被塗布面への吐出量を容易にコントロールすることができる。
図2に示されるように、塗布具4は、自身の持つ弾性収縮力によってノズル付蓋体3のノズル部3aの外周面に固定状態に密着する取付基部4aと、この取付基部4aからノズル部3aの吐出方向に延設される塗布部4bとを備え、塗布部4bの横断面形状が湾曲した形状(図1(b)参照)をし、湾曲した塗布部4bの凹面10側の被塗布面上に塗布物質を置いて、塗布部4bを被塗布面に押し付けながら移動させることにより、被塗布面に塗布物質を塗布するようにしたものである。
この塗布具4においては、塗布部4bを被塗布面に押し付けることによって、塗布部4bの凹面10の少なくとも中央部が、被塗布面に塗布物質層を介して面接触する(このとき、塗布部4bの凹面10の中央部10aは、変形してバックリング(反転)可能にされている。以下、同様。)ように、該塗布部4bを柔軟性のある樹脂で形成している。
図1(b)に示されるように、塗布部4bは、横断面形状が横方向に長い楕円筒状で、図2に示されるように、その先端側が、塗布部4bの軸線11に対して斜めに交わるように開口され、塗布部4bの基部側は、塗布部4bから連なった筒状に形成することができる。
これにより、湾曲した塗布部の囲い込み効果及び線接触による掻き取り効果をより高めることができ、容器本体2への装着も容易に行うことができる。
塗布部4bの先端部は、塗布部4b並びにA点及びB点を平面上に投影したときに、A点とB点とを結ぶ、塗布部4bの軸方向前方に凸の凸曲線21に沿って切断したような切り口形状に形成されている。
なお、上記のA点及びB点において、A点は塗布部4bの先端側の位置にある点であり、B点は塗布部4bの軸線11を挟んでA点の反対側の位置にある点である。
また、仮想傾斜直線20の傾斜角度θは、特に限定されるものではないが、例えば、15°~75°の範囲で、好ましくは、45°以上に設定することが好ましく、この範囲で、塗布部4bの径や塗布物質の物性等に応じて適宜に設定することができる。
以上に述べたように構成される塗布具付塗布物質収容容器1を用いて塗布物質を被塗布面へと塗布する作業について、図1及び図3~図5を用いて以下に説明する。
すると、容器本体2の吐出口部分に組み込まれた図示されない開閉弁が開き、容器本体2内の塗布物質Mが容器本体2から吐出され、容器本体2から吐出された塗布物質Mは、ノズル付蓋体3のノズル部3aに設けられた複数の吐出口5(図1(a)及び(b)参照)から、塗布具4の塗布部4b内を通って、被塗布面F上へと吐出される。
このとき、被塗布面Fに対する塗布部4bの押付力に応じて、塗布部4bの凹面10の中央部10aが、被塗布面Fに塗布物質層を介して面接触するとともに、その中央部10aを挟んだ両側部(凸湾曲形状部30)の端縁が被塗布面Fに線接触するように変形する。
こうすることにより、図3(b)~(c)に示されるように、被塗布面Fに対する塗布部4bの接地幅(図4(a)及び(b)参照)が更に広がり、塗布物質Mの脇漏れを確実に防ぐことができる。
こうして、被塗布面Fに対する塗布部4bの押付力に応じて被塗布面Fに対する塗布部4bの接地幅を変化させることができ、塗布部4bの凹面10の中央部10aから両側方に進むに従って徐々に塗布圧が下がることで脇漏れを防ぐ効果もある。
本実施形態の塗布具及び塗布具付塗布物質収容容器1によれば、塗布部4bを被塗布面Fに押し付けることによって、塗布部4bの凹面10の少なくとも中央部10aが、被塗布面Fに塗布物質層を介して面接触するように、該塗布部4bを柔軟性のある樹脂で形成したので、塗布部4bの被塗布面Fへの押し付け力に応じて被塗布面Fに均一な塗布物質層を形成することができる。
図6(d)に示されるように、塗布部4b並びにA点及びB点を平面上に投影したときに、A点とB点との間の仮想傾斜直線20の線分20aに沿って切断したような切り口形状であってもよい。
この場合、図7(a)及び(b)に示されるように、塗布部4bの凹面10の中央部10aを挟んだ両側部には、仮想傾斜直線20の線分20aと一致するような直線形状部31が形成される。
また、図6(d)に示されるように、A点とB点との間の適宜位置(ここではA点とB点との真中位置)にC点を定め、塗布部4b並びにA点、B点及びC点を平面上に投影したときに、A点とC点とを結ぶ、塗布部4bの軸方向前方に凸の凸曲線22aと、C点とB点とを結ぶ、塗布部4bの軸方向後方に凹の凹曲線22bとからなるS字曲線22に沿って切断したような切り口形状であってもよい。
この場合、図7(c)及び(d)に示されるように、塗布部4bの凹面10の中央部10aを挟んだ両側部には、仮想傾斜直線20から塗布部4bの軸方向前方に向けて凸湾曲状に突出する凸湾曲形状部32aと、この凸湾曲形状部32aに連続するように仮想傾斜直線20から塗布部4bの軸方向後方に向けて凹湾曲状に凹む凹湾曲形状部32bとよりなるS字湾曲形状部32が形成される。
また、図6(d)に示されるように、塗布部4b並びにA点及びB点を平面上に投影したときに、A点とBとを結ぶ、塗布部4bの軸方向後方に凹の凹曲線23に沿って切断したような切り口形状であってもよい。
この場合、図7(e)及び(f)に示されるように、塗布部4bの凹面10の中央部10aを挟んだ両側部には、仮想傾斜直線20から塗布部4bの軸方向後方に向けて凹湾曲状に凹む凹湾曲形状部33が形成される。
2 容器本体
3 ノズル付蓋体
4 塗布具
4b 塗布部
10 凹面
30 凸湾曲形状部
31 直線形状部
32 S字湾曲形状部
33 凹湾曲形状部
F 被塗布面
M 塗布物質
Claims (3)
- 塗布部の横断面形状が湾曲した形状をし、湾曲した塗布部の凹面側の被塗布面上に塗布物質を置いて、塗布部を被塗布面に押し付けながら移動させることにより、被塗布面に塗布物質を塗布するようにした塗布具を、塗布物質を収容する容器本体の口部に配設してなる塗布具付塗布物質収容容器であって、前記塗布部を被塗布面に押し付けることによって、塗布部の凹面の少なくとも中央部が、被塗布面に塗布物質層を介して面接触するように、該塗布部を柔軟性のある樹脂で形成するとともに、基部側が筒状に形成された塗布具を、容器本体の口部に装着した塗布物質の吐出口を設けたノズル部を囲うように装着するようにしたことを特徴とする塗布具付塗布物質収容容器。
- 前記塗布部を被塗布面に押し付けることによって、塗布部の凹面の中央部を挟んだ両側部の端縁が、被塗布面に線接触するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の塗布具付塗布物質収容容器。
- 前記塗布部の先端側が、塗布部の軸線に対して斜めに交わるように開口されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具付塗布物質収容容器。
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