JP6991768B2 - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は仮想視点映像の表示制御方法に関する。
視点の異なる複数のカメラで撮影した映像から仮想視点映像を生成する技術が知られている。仮想視点映像の生成方法(レンダリング方法)として、予め定められた仮想視点の移動経路に基づいて仮想視点映像を生成しておく方法や、視聴者等により指定された仮想視点の位置及び姿勢等に従って仮想視点映像を生成する方法が知られている。本明細書では、前者の方法をプリレンダリングと呼び、後者の方法をリアルタイムレンダリングと呼ぶことにする。
リアルタイムレンダリングでは、インタラクティブ性の高い映像の視聴を行うことが可能である一方で、画質が低下する可能性があるなどの特徴がある。それに対して、プリレンダリングでは、予め設定された仮想カメラの移動経路に従って仮想視点映像が予め生成されているため、視聴者が視点を操作することができないが、クオリティの高い映像を生成できるなどの特徴がある。表示映像のインタラクティブ性を向上させる方法として、特許文献1には、ユーザが見ている視点の映像に加えて、関連する視点の映像を予め受信しておき、複数視点の映像の切り替えを可能とすることが記載されている。
特開2015-187797号公報
しかしながら、複数の視点の映像を切り替えて表示するだけでは、視聴者の選択可能な視点が限られており、視聴者が見たい視点を自由に選ぶことができない。また、常にリアルタイムレンダリングを行うと、画質や処理負荷の課題が発生する。
例えば、リアルタイムレンダリングを行う場合、オブジェクトのポリゴンデータやテクスチャデータなどに基づいて、仮想視点の位置及び姿勢に応じた仮想視点映像をリアルタイムに生成する必要がある。この仮想視点映像の生成処理を視聴者側の端末(例えばスマートフォン)で行う場合、当該端末の処理能力によっては低画質な映像となったり、映像の生成が再生に間に合わなくなったりする恐れがある。また、例えば、サーバにおいて仮想視点映像をリアルタイムに生成する場合、複数のクライアントのそれぞれから仮想視点の位置及び姿勢が指定されるとサーバの処理負荷が膨大になる。このように、リアルタイムレンダリングとプリレンダリングにはそれぞれメリットとデメリットが存在するため、双方のメリットを享受できるような仕組みが望まれる。
そこで本発明では、予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成された仮想視点映像を表示させるモードと、仮想視点の操作に応じて仮想視点映像を生成して表示させるモードとを容易に切り替えられるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示制御装置は、例えば以下の構成を有する。すなわち、撮影対象空間を異なる方向から撮影する複数の撮影装置により得られる複数の撮影画像に基づいて生成される仮想視点映像の表示を制御する表示制御装置であって、仮想視点映像に対応する仮想視点を指定するための操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられた前記操作に応じた仮想視点に対応する仮想視点映像を生成する生成手段と、サーバから受信した仮想視点映像を表示させる第1モードから、前記操作に基づいて前記生成手段により生成された仮想視点映像を表示させる第2モードへ切り替える切替処理を、前記第1モードにおける所定の操作に応じて実行する切替手段と、を有し、前記切替手段は、前記第2モードにおいて仮想視点を指定するための操作が一定時間行われない場合には、第2モードから前記第1モードへ切り替える切替処理を実行する。
本発明によれば、予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成された仮想視点映像を表示させるモードと、仮想視点の操作に応じて仮想視点映像を生成して表示させるモードとが容易に切り替えられるようになる。
表示制御装置100のハードウェア構成を示すブロック図。 表示制御装置100の機能構成を示すブロック図。 実施形態1の表示制御装置100における処理の流れを示すフローチャート。 プリレンダリングモードにおける仮想視点映像の取得の流れを示すフローチャート。 3Dデータ取得の流れを示すフローチャート。 実施形態2における描画モードの遷移を示す図。 実施形態2におけるプリレンダリングモードからリアルタイムモードへの切り替えの例を示す図。 実施形態2におけるプリレンダリングモードからリアルタイムモードへの切り替え中に視点変換モードを加えた例を示す図。 実施形態2におけるリアルタイムモードからプリレンダリングモードへの切り替えの例を示す図。 実施形態2におけるリアルタイムモードからプリレンダリングモードへの切り替え中にパスベースレンダリングモードを加えた例を示す図。 実施形態2の表示制御装置100における処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
<実施形態1>
実施形態1は、予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成された仮想視点映像を表示させるモードと、ユーザ等により指定された仮想視点の位置及び姿勢等に応じた仮想視点映像を表示させるモードとをユーザ操作に応じて切り替える例について説明する。以下では前者のモードをプリレンダリングモード、後者のモードをリアルタイムモードと呼ぶ。なお、本実施形態において仮想視点映像とは、フィールドを異なる方向から撮影する複数のカメラにより得られた複数の撮影画像に基づいて生成される画像により構成される映像であり、仮想視点(仮想カメラ)の位置及び姿勢等に従って生成される映像である。また、本実施形態の仮想視点映像は、各画像フレームが所定の動画圧縮の方式により圧縮された映像データであっても良いし、各画像フレームが所定の静止画圧縮の方式により圧縮された映像データであっても良いし、非圧縮の映像データであっても良い。
本実施形態における表示制御装置100のシステム構成例について、図1を用いて説明する。同図において、CPU101は、RAM102をワークメモリとして、ROM103及び/又はハードディスクドライブ(HDD)105に格納されたプログラムを実行し、システムバス112を介して後述する各構成を制御する。これにより、後述する様々な処理が実行される。HDDインタフェイス(I/F)104は、表示制御装置100と、HDD105や光ディスクドライブなどの二次記憶装置とを接続する、例えばシリアルATA(SATA)等のインタフェイスである。CPU101は、HDDI/F104を介した、HDD105からのデータ読み出し、およびHDD105へのデータ書き込みが可能である。さらにCPU101は、HDD105に格納されたデータをRAM102に展開する。また、CPU101は、プログラムの実行により得られたRAM102上の各種データをHDD105に保存することが可能である。入力インタフェイス(I/F)106は、キーボードやマウス、デジタルカメラ、スキャナなどの入力デバイス107と表示制御装置100とを接続する、例えばUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェイスである。CPU101は、入力I/F106を介して入力デバイス107からデータを読み込むことが可能である。出力インタフェイス(I/F)108は、ディスプレイなどの出力デバイス109と表示制御装置100とを接続する、例えばDVIやHDMI(登録商標)等の映像出力インタフェイスである。CPU101は、出力I/F108を介して出力デバイス109に仮想視点映像に係るデータを送ることで、仮想視点映像の表示を実行させることができる。ネットワークインタフェイス(I/F)110は、表示制御装置100と外部サーバ111とを接続する、例えばLANカードなどのネットワークカードである。CPU101は、ネットワークI/F110を介して外部サーバ111からデータを読み込むことが可能である。
なお、上記の説明では、HDD105、入力デバイス107、及び出力デバイス109が表示制御装置100とは別のデバイスとして構成される例を示した。しかしこの形態に限らない。例えば、表示制御装置100はスマートフォンなどであっても良く、この場合は、入力デバイス107(タッチパネル)や出力デバイス109(表示スクリーン)は、表示制御装置100と一体である。また、HDD105内蔵のデバイスを表示制御装置100として用いることも可能である。また、図1にて示した構成のすべてが必須の構成とは限らない。例えば、HDD105に記憶された仮想視点映像を再生する場合、外部サーバ111は不要である。逆に、外部サーバ111から取得した仮想視点映像を生成する場合、HDD105は不要である。また、表示制御装置100が複数のCPU101を有してもよい。また、CPU101とは異なる専用の1又は複数のハードウェアやGPU(Graphics Processing Unit)を有し、CPU101による処理の少なくとも一部をGPUや専用のハードウェアが行うようにしてもよい。専用のハードウェアの例としては、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などがある。
以下、本実施形態の表示制御装置100が行う処理の流れについて、図2と図3とを参照して説明する。図2は、本実施形態における表示制御装置100の機能構成を示すブロック図である。CPU101は、ROM103及び/又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで、図2に示す画像処理装置100内部の各機能ブロックの役割を果たす。なお、図2の操作部201及び表示部206は、図1の入力デバイス107及び出力デバイス109にそれぞれ対応する。また、CPU101が画像処理装置100内部の全ての機能ブロックの役割を果たす必要はなく、各機能ブロックに対応する専用の処理回路を設けるようにしてもよい。
図3は本実施形態の表示制御装置100で行われる処理の流れを示すフローチャートである。図3を用いて説明する各処理は、表示制御装置100が備えるCPU101が、ROM103及び/又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで実現される。なお、図3の開始時点においては、表示制御装置100は、プリレンダリングモードにて動作しているものとする。すなわち、表示制御装置100は、予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成された仮想視点映像を表示させる第1モードにて動作する。
S301では、カメラパラメータ取得部208は、HDD105又は外部サーバ111から仮想カメラのパラメータ(カメラパラメータ)の取得を開始する。ここで、カメラパラメータとは、仮想カメラの外部パラメータと内部パラメータを意味する。仮想カメラの外部パラメータとは、仮想カメラの位置及び姿勢を表すパラメータである。また、仮想カメラの内部パラメータとは、仮想カメラの光学的な特性を表すパラメータである。外部パラメータと内部パラメータについてより具体的に説明する。仮想カメラの位置を表すベクトルをt,回転を表す行列をRとすると、仮想カメラの外部パラメータは以下のように表すことができる。
Figure 0006991768000001
また、画像の主点位置を(c,c)、カメラの焦点距離をfとすると、仮想カメラの内部パラメータKは以下のように表すことができる。
Figure 0006991768000002
なお、カメラパラメータの表現方法は行列以外の表現であってもかまわない。例えば、仮想カメラの位置を3次元座標で表し、仮想カメラの姿勢をyaw、roll、及びpitchの値の羅列によって表すようにしてもよい。また、外部パラメータと内部パラメータは上述のものに限るわけではない。例えば、仮想カメラの姿勢が固定化されており、仮想カメラの位置のみが操作可能なシステムにおいては、仮想カメラの姿勢に関する外部パラメータを取得する必要がない場合もありうる。また、仮想カメラのズーム値を表す情報が仮想カメラの内部パラメータとして取得されるようにしてもよい。このように、S301においてカメラパラメータ取得部208が取得を開始する外部パラメータ及び内部パラメータは上述のパラメータに限定されない。また、カメラパラメータの取得開始のタイミングは、上記のタイミングに限定されない。例えば、プリレンダリングモードの実行中においては、カメラパラメータ取得部208がカメラパラメータを必ずしも要するわけではない。従って、リアルタイムモードの開始に応じたタイミングで、カメラパラメータの取得が開始されるようにしても良い。
S302では、データ取得部203がHDD105又は外部サーバ111から動画データ(仮想視点映像)を取得する。S302においては、予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成され、HDD105又はサーバ111に格納された仮想視点映像が取得される。データ取得部203は、仮想視点映像の取得の停止がリクエストされるまで仮想視点映像を取得し続ける。仮想視点映像の取得フローについては後述する。
S303では、描画モード制御部205が仮想視点映像の再生の準備できたか否かを判定する。例えばプリレンダリングモードが設定されている場合、描画モード制御部204は、予め生成された仮想視点映像のうち所定枚数の画像フレームの取得が完了していれば仮想視点映像の再生の準備ができたと判定する。また、例えば、リアルタイムモードが設定されている場合、描画モード制御部204は、所定時間分の仮想視点映像の生成のために必要なデータ(フィールド上の所定オブジェクトのポリゴンデータやテクスチャデータなど。以下、3Dデータと呼ぶ)の取得が完了していれば、仮想視点映像の再生の準備ができたと判定する。描画モード制御部205が仮想視点映像の再生の準備が完了していないと判定した場合は、当該準備が完了するまで待機する。再生の準備が完了したと判定された場合はS304に進む。
S304では、描画部205が仮想視点映像を表示部206が有する表示画面上に表示させる。プリレンダリングモードにおいては、プリレンダリングされた仮想視点映像がデータ取得部203によりHDD105又は外部サーバ111から取得される。
S305では、描画モード制御部204は、操作部201に対するユーザ操作に応じた操作データを取得する。そして、描画モード制御部204は、操作データが所定のユーザ操作に関する操作データであった場合、S306に進む。一方、所定のユーザ操作に関する操作データではないと判定された場合、もしくは、S305においてユーザ操作に関する操作データが取得されなかった場合、S304に進む。
つまり、プリレンダリングモード(第1モード)が設定されているときにS305において所定のユーザ操作に関する操作データが受け付けられた場合、リアルタイムモード(第2モード)へ変更すべくS306に進む。一方、プリレンダリングモードが設定されているときにS305において所定のユーザ操作に関する操作データが受け付けられなかった場合は、プリレンダリングモードに基づく仮想視点映像の表示を継続すべくS304に進む。すなわち描画モード制御部204は、プリレンダリングモードから、リアルタイムモードへ切り替えるための切替処理を所定のユーザ操作に応じて実行する。なお本実施形態においてプリレンダリングモードとは、予め定められた仮想視点の移動経路に従って予め生成された仮想視点映像を表示させる描画モードである。また、リアルタイムモードとは視点制御部207により受付けられた仮想視点のユーザ操作に応じた仮想視点映像を表示させる描画モードである。
所定のユーザ操作とは、例えば、仮想視点の位置及び姿勢の変更に関するユーザ操作である。当該ユーザ操作は、ユーザが操作部201を操作することにより受付けられ、当該ユーザ操作に応じた操作データが描画モード制御部204に入力される。このように、プリレンダリングモードにおいて仮想視点映像が表示されている間にユーザが仮想視点の位置及び/又は姿勢を変更する操作を行ったことに応答して、自動でリアルタイムモードに切り替わる。このような構成によれば、ユーザのより直感的な操作によってモードを切り替えることができる。
ただし、所定のユーザ操作とは上記の例に限らない。例えば、仮想カメラの注視位置、仮想カメラの焦点距離、及び仮想カメラの画角などの変更操作であっても良い。また、ユーザが明示的にモード切替えを指示するような変更指示操作を所定のユーザ操作とすることも可能である。例えば、仮想視点画像上にモード切替えボタンを配置し、当該ボタンがユーザによって指示されたことに応答してモードが切り替わるようにしてもよい。また、仮想カメラの位置又は姿勢の変化量が閾値以上である場合に、プリレンダリングモードからリアルタイムモードに切り替えるようにしても良い。S306では、データ取得部203が、仮想視点映像の生成のために必要な3Dデータ(例えば、仮想視点映像の生成に必要なポリゴンデータ、テクスチャデータなど)をHDD105又は外部サーバ111から取得する。すなわちデータ取得部203は、所定のユーザ操作に応じてプリレンダリングモードからリアルタイムモードに切り替えることが決定されたことに応答して、3Dデータ(ポリゴンデータやテクスチャデータ)を取得する。なおデータ取得部203は、3Dデータの取得の停止がリクエストされるまで3Dデータを取得し続ける。3Dデータの取得の詳細なフローについては後述する。
S307では、視点制御部207がユーザ操作に応じた仮想カメラのカメラパラメータを生成する。具体的には、視点制御部207は、操作部201を用いた仮想視点の位置及び姿勢などに関するユーザ操作を受付け、当該ユーザ操作に応じたカメラパラメータを生成する。視点制御部207は、例えば、ユーザがマウスを右方向に動かすと、仮想カメラの姿勢が右方向へ回転するような外部パラメータを生成する。また、例えば、マウスを上方向へ動かすと仮想カメラの姿勢が上方向へ変化するような外部パラメータを生成する。そして、視点制御部207は、ユーザ操作を反映したカメラパラメータR’,K’を出力する。初めてS307が実行される際の前フレームのカメラパラメータにはカメラパラメータ取得部208から出力されたカメラパラメータが用いられる。
S308では、描画部205がデータ取得部203により取得された3Dデータ(ポリゴンデータやテクスチャデータ)を基に仮想視点映像を生成し、当該生成された仮想視点映像を表示部206に出力する。表示部206は描画部205から取得した仮想視点映像を表示する。リアルタイムレンダリングに関しては既存の技術を使用できるためここでは詳しく説明を行わない。レンダリングの際の仮想カメラの設定は視点制御部207から出力されたカメラパラメータを利用する。
S309では、描画モード制御部207が、リアルタイムモードからプリレンダリングモードへ切り替えるか判定する。切り替えると判定されなかった場合はS310に進む。切り替えると判定された場合は、描画モードをプリレンダリングモードへ変更してS302に進む。なお、上記判定はプリレンダリングモードへ変更するためのユーザの明示的な操作の有無により行われるようにしてもよい。ユーザの明示的な操作を要求することにより、ユーザが意図しないタイミングで描画モードが切り替わってしまう可能性を低減できる。しかしながら、上記判定は、明示的なユーザ操作によるものに限らない。例えば、操作部201に対する仮想視点の位置及び姿勢等に関する操作が一定時間行われなかった場合に、プリレンダリングモードに変更すると判定されるようにしても良い。このようにすれば、より少ないユーザ操作で、複数のレンダリングモードの切り替えができるようになるというメリットがある。すなわち描画モード制御部207は、所定のユーザ操作に応じてリアルタイムモードへ切り替えた後におけるユーザ操作に応じて、リアルタイムモードからプリレンダリングモードへ切り替えるか否かを判定する。
S310では、仮想視点映像の再生を終了するか否かが判定される。仮想視点映像の再生を継続すると判定された場合はS307に戻り、仮想視点映像の再生を終了すると判定された場合は図3の処理を終了する。なお、S310の判定は、典型的には操作部201に入力されたユーザ操作の内容に基づいてなされる。以上が本実施形態の表示制御装置100で行われる処理の流れである。
<プリレンダリングモードにおける仮想視点映像の取得>
プリレンダリングモードにおける仮想視点映像の取得は図3のS302において開始される。そして開始後は、仮想視点映像の取得は仮想視点映像の描画処理とは別のスレッドで行われ、特定の量のバッファがいっぱいになるかデータの取得停止命令を受けるまで継続される。取得した動画データは描画部205に対して出力される。
プリレンダリングモードにおける仮想視点映像の取得処理について図4のフローチャートを用いて詳細を説明する。図4を用いて説明する各処理は、表示制御装置100が備えるCPU101が、ROM103及び/又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで実現される。
S401では、取得データ制御部204がデータ取得部203に3Dデータの取得停止命令を出力する。なお、このステップは、例えば、プリレンダリングモードが設定されている状態で仮想視点映像の再生を開始した場合には不要である。
S402では、データ取得部203がHDD105または外部サーバ111からプリレンダリングされた仮想視点映像を取得し(映像取得)、RAM102に格納する。本ステップによる仮想視点映像の取得は再生の準備が完了するまで行われる。例えば、バッファに記憶される仮想視点映像のデータ量が一定量を超えた場合に再生の準備が完了したと判定する。
S403では、データ取得部203が再生準備完了通知を描画モード制御部205に出力する。S404では、データ取得部203がHDD105又は外部サーバ111から仮想視点映像を取得し、RAM102に格納する。なお、S403からS404に遷移したときは、S404は必須ではない。
S405では、データ取得部203が仮想視点映像の取得停止命令が入力されているか確認する。当該取得停止命令が入力されていない場合は、S404に進む。一方、当該取得停止命令が入力されている場合、図4の処理を終了する。取得停止命令は、例えば、仮想視点映像の再生を終了するためのユーザ操作が入力された場合や、プリレンダリングモードからリアルタイムモードに切り替えるためのユーザ操作が入力された場合に検出される。
<リアルタイムモードにおける3Dデータの取得>
リアルタイムモードにおける3Dデータの取得は図3のS306において開始される。そして開始後は、3Dデータの取得は仮想視点映像の描画処理とは別のスレッドで行われ、特定の量のバッファがいっぱいになるかデータの取得停止命令を受けるまで継続される。取得した3Dデータは描画部205に対して出力される。
3Dデータを取得する処理について図5のフローチャートを用いて詳細を説明する。図5を用いて説明する各処理は、表示制御装置100が備えるCPU101が、ROM103及び/又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで実現される。
S501では、取得データ制御部204がデータ取得部203に仮想視点映像の取得停止命令を出力する。なお、このステップは、例えば、リアルタイムモードが設定されている状態で仮想視点映像の再生を開始した場合には不要である。
S502では、データ取得部203がHDD105または外部サーバ111から3Dデータを取得し、RAM102に格納する。本ステップによる3Dデータの取得は仮想視点映像の再生の準備が完了するまで行われる。例えば、バッファに記憶される3Dデータのデータ量が一定量を超えた場合に再生の準備が完了したと判定する。
S503では、データ取得部203が3D準備完了通知を描画モード制御部205に出力する。S504では、データ取得部203がHDD105又は外部サーバ111から3Dデータを取得し、RAM102に格納する。なお、S503からS504に遷移したときは、S504は必須ではない。
S505では、データ取得部203が3Dデータの取得停止命令が入力されているか確認する。当該取得停止命令が入力されていない場合は、S504に進む。一方、当該取得停止命令が入力されている場合、図5の処理を終了する。取得停止命令は、例えば、仮想視点映像の再生を終了するためのユーザ操作が入力された場合や、リアルタイムモードからプリレンダリングモードに切り替えるためのユーザ操作が入力された場合に検出される。
以上詳細に説明したように、本実施形態の表示制御装置100は、所定のユーザ操作の入力に応じて(又はユーザ操作が入力されなかったことに応じて)、プリレンダリングモードと、リアルタイムモードとを切り替える。このような構成により、プリレンダリングモードとリアルタイムモードとを簡便な方法により切り替えることが可能となる。これにより、ユーザが見たい位置や、端末の負荷の状況などに応じた仮想視点映像の再生が可能になるという効果がある。
<実施形態2>
実施形態2について、実施形態1との差異を中心に説明する。実施形態1では、プリレンダリングモードとリアルタイムモードの2種類のレンダリングモードの間を切り替える例を説明したが、本実施形態では、上記に加えさらに視点変換モードとパスベースモードを有する例を説明する。実施形態2の表示制御装置100の構成は図1と図2に示した通りであるため、図1と図2の符号を引用して実施形態2の説明を行う。
図6は、本実施形態における描画モードの遷移を示したものである。図6に示すように、本実施形態では以下に示すような4つの描画モードを備える。
- 予め定められた仮想視点の移動経路に従って生成された仮想視点映像を表示させるプリレンダリングモード
- プリレンダリングされた仮想視点映像をユーザが指定した視点に応じて視点変換して表示させる視点変換モード
- ユーザ等により指定された仮想視点の位置及び姿勢等に応じた仮想視点映像を3Dデータに基づいて生成し表示させるリアルタイムモード
- 予め定められた仮想視点の移動経路に応じた仮想視点映像を3Dデータに基づいて生成して表示させるパスベースモード
これら4つのモードのうち、ユーザが切り替え操作を行うのはプリレンダリングモードとリアルタイムモードの2つであり、残りの2つはこれらのモードを遷移する過程で一時的に利用されるモードである。
プリレンダリングモードのときにユーザが視点操作をすると、一時的に視点変換モードに遷移し、3Dデータの準備ができてからリアルタイムモードに遷移する。リアルタイムモードのときにユーザがプリレンダリングモードへの切替操作を行うと、一時的にパスベースレンダリングモードに遷移し、プリレンダリングされた仮想視点映像の再生の準備ができてからプリレンダリングモードに遷移する。このようにプリレンダリングモードとリアルタイムモードの間の操作遅延を低減するための描画モードを設けていることが本実施形態の特徴の1つである。なお本実施形態において操作遅延とは、ユーザが操作を行ってから当該操作が仮想視点映像に反映されるまでの時間のことを示す。なお、本実施形態においては4つの描画モードが存在する場合の例を中心に説明するが、視点変換モードとパスベースモードのうち何れか一方のみを備えるようにしても本実施形態の効果は得られる。また、5つ以上の描画モードを備えるようにしてもよい。
4つの描画モードを使って操作遅延を低減する仕組みについて図7から図10を参照して説明する。図7は単純にプリレンダリングモードからリアルタイムモードへ切り替えるケースを表している。長方形701、702、及び703はそれぞれのカメラパラメータのバッファ、プリレンダリングされた仮想視点映像のバッファ、3Dデータのバッファを表している。プリレンダリングモード中に視点操作が行われてから3Dデータのリクエストを行うと、実際に3Dデータが取得できるのは、リクエストから時間が経過した後であるので、ユーザ操作に応じた視点の映像を表示できるまで時間がかかってしまう。この経過時間が操作遅延としてユーザに認識されてしまう。
これに対して、プリレンダリングモードからリアルタイムモードへ切り替えるときに視点変換モードを経由するケースを図8で示す。この場合、視点操作から3Dデータの取得が行われるまでの間はすでに取得済みの仮想視点映像を視点変換することで視点操作を反映した映像を生成し、当該変換仮想視点映像を表示することで、操作遅延を低減する。図9は単純にリアルタイムモードからプリレンダリングモードへ切り替えるケースを表している。この場合はプリレンダリングされた仮想視点映像への切り替え操作が行われてから当該仮想視点映像が取得できるまでの時間は操作が反映できず、操作遅延が発生してしまう。これに対して、リアルタイムモードからプリレンダリングモードへ遷移する前にパスベースモードへ遷移するケースを図10に示す。パスベースモードでは、予め定められた仮想カメラパスに応じた仮想視点映像が、すでに取得されている3Dデータを用いることによって生成される。これにより、プリレンダリングモードへの切り替え指示が入力されたあと速やかにカメラパスに従ったレンダリングが行われるので、操作遅延を低減することができる。
本実施形態の表示制御装置100が行う処理の流れについて、図2と図11とを参照して説明する。図2は、本実施形態における表示制御装置100の機能構成を示すブロック図である。CPU101は、ROM103又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで、図2に示す各機能ブロックとしての役割を果たす。
図11は本実施形態の表示制御装置100で行われる処理の流れを示すフローチャートである。図11を用いて説明する各処理は、表示制御装置100が備えるCPU101が、ROM103及び/又はHDD104に格納されたプログラムを読み出してRAM102をワークエリアとして実行することで実現される。S1101~S1106までは実施形態1のS301~S306の処理と同じなので省略する。
S1107では、視点制御部207がユーザ操作に応じた仮想カメラのカメラパラメータを生成し、描画部205へ出力する。なおカメラパラメータは、プリレンダリングされた仮想視点映像を変換するために用いられる。また視点制御部207は、操作201に対するユーザ操作の内容に基づいて仮想カメラのカメラパラメータを生成する。本実施形態で変更可能なカメラパラメータは仮想カメラの姿勢を表す回転行列Rとカメラの焦点距離、及び、画像の主点位置とする。ただし、仮想カメラの位置を変更できるようにしてもよい。図11の処理が開始されて初めてS1107が実行される際の前フレームのカメラパラメータにはS1101においてカメラパラメータ取得部208により取得されたカメラパラメータが用いられる。
S1108では、描画部205が仮想視点画像I(プリレンダリングされた仮想視点映像を構成する画像)を視点変換し、当該変換により得られた変換仮想視点画像I’を表示部206に出力する。表示部206は変換仮想視点画像I’を表示する。すなわち描画部205は、予め定められた仮想視点の移動経路に従った仮想視点映像を、視点制御部207により受付けられたユーザ操作に応じた仮想視点の位置及び姿勢に基づいて変換することによって生成した変換仮想視点映像を表示させる。描画モード制御部204は、変換仮想視点映像を表示させる視点変換モード(第3モード)を、プリレンダリングモード(第1モード)からリアルタイムモード(第2モード)への切り替えまでの間の少なくとも一部の期間に設定する(期間設定)。
以下では仮想視点画像Iを視点操作後のカメラパラメータR’,t、K‘で撮影した画像を擬似的に表現した変換仮想視点画像I’に変換する方法について述べる。カメラパラメータ取得部208から取得した仮想視点映像IのカメラパラメータをR,t,Kとする。変換仮想視点画像I’の各画素(x’,y’)において仮想視点画像I中の対応する画素(x、y)の画素値をサンプリングして変換仮想視点画像I’の画素(x’,y’)の画素値とする。(x,y,1)の同次ベクトルをq=(u,v,w),(x‘,y’,1)の同次ベクトルをq’とすると画素(x’,y’)に対応する(x,y)は以下の式で計算できる。
Figure 0006991768000003
Figure 0006991768000004
なお変換仮想視点画像の生成方法には種々のバリエーションが存在する。例えば、上記のサンプリングは1画素ごとに行っても良いが、線形補間やバイキュービックなどの補間法を利用してもよい。このようにすれば処理負荷を低減できる。また、データ取得部203のバッファが空になり、新規の仮想視点画像Iが取得できない場合は、過去の(例えばすでに表示済みの)仮想視点画像Iを利用しても良い。
S1109では、描画モード制御部205が3Dデータの準備ができたかどうかを判定する。3Dデータの準備が完了していなければS1108に進む。3Dデータの準備が完了している場合、描画モードをリアルタイムモードに設定し、S1110に進む。
S1110では、S1107と同様に視点制御部207がユーザ操作に応じた仮想カメラのカメラパラメータを生成し、描画部205へ出力する。仮想カメラのカメラパラメータは、操作201に対するユーザ操作の内容に基づいて生成される。
S1111では、データ取得部203により取得された3Dデータと、視点制御部207により生成された仮想カメラのカメラパラメータを基にリアルタイムレンダリングした仮想視点映像を表示部206に出力する。表示部206は上記のようにして生成された仮想視点映像を表示する。リアルタイムレンダリングに関しては既存の技術を使用できるためここでは詳しく説明を行わない。レンダリングの際の仮想カメラの設定は視点制御部207から出力されたカメラパラメータが利用される。
S1112では、描画モード制御部207が、リアルタイムモードからプリレンダリングモードへ切り替えるか判定する。切り替えると判定されなかった場合はS1110に進む。切り替えると判定された場合は、描画モード制御部205が描画モードをパスベースモードに変更し、S1113に進む。なお、上記判定はプリレンダリングモードへ変更するためのユーザの明示的な変更指示操作の有無により行われるようにしてもよいし、操作部201に対する仮想視点の位置及び姿勢に関する操作状況に応じて行われるようにしても良い。
S1113では、S302やS1102と同様に、データ取得部203がHDD105又は外部サーバ111から動画データ(仮想視点映像)を取得する。データ取得部203は、仮想視点映像の取得の停止がリクエストされるまで仮想視点映像を取得し続ける。
S1114では、描画部205が、予め定められた仮想視点の移動経路におじた仮想視点映像をデータ取得部203により取得された3Dデータを用いることによって生成する。そして、描画部205は、生成した仮想視点映像(パスベース仮想視点映像)を表示部206に出力する。表示部206は仮想視点映像を表示する。仮想カメラの設定はカメラパラメータ取得部208によりHDD105又は外部サーバ111から取得されたカメラパラメータが利用される。すなわち描画モード制御部204は、パスベース仮想視点映像を表示させるパスベースモード(第4モード)を、リアルタイムモード(第2モード)からプリレンダリングモード(第1モード)への切り替えまでの間の少なくとも一部の期間に設定する。パスベース仮想視点映像は、予め定められた仮想視点の移動経路に基づく仮想視点映像であって、3Dデータ(ポリゴンデータ等)を用いることによって生成される映像である。
S1115では、描画モード制御部205がプリレンダリングモードでの仮想視点映像の再生の準備ができたかどうかを判定する。描画モード制御部204は、例えば、プリレンダリングされた仮想視点映像のうち所定枚数の画像フレームの取得が完了していれば仮想視点映像の再生の準備ができたと判定する。準備が完了していなければS1114へ進む。準備が完了している場合、描画モードをプリレンダリングモードに設定し、S1104に進む。なお、図11には示していないが、仮想視点映像の再生を終了するか否かを適時判定し、もし終了すると判定した場合は図11の処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態の表示制御装置100は、プリレンダリングモードからリアルタイムモードに切り替えるまでの間の少なくとも一部の期間において、視点変換モードに基づく仮想視点映像を表示させる。視点変換モードにおいて表示される仮想視点映像は、プリレンダリングされた仮想視点映像を、ユーザ操作に基づく仮想視点の位置に応じて変換することで生成される映像である。
また、本実施形態の表示制御装置100は、リアルタイムモードからプリレンダリングモードに切り替えるまでの間の少なくとも一部の期間において、パスベースモードに基づく仮想視点映像を表示させる。パスベースモードにおいて表示される仮想視点映像は、リアルタイムモード中に取得された3Dデータを用いることによって生成された予め定められた仮想カメラの移動経路に応じた仮想視点映像である。本実施形態によれば、描画モードの変更に伴う操作遅延を低減することができる。
なお上述の実施形態においては、プリレンダリングされた仮想視点映像や3DデータはHDD105又は外部サーバ111から取得されることを中心に説明した。しかし、この例に限らない。例えば、他のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、及びタブレット端末などから仮想視点映像や3Dデータが取得されるようにしてもよい。また、HDD105及び外部サーバ111は複数存在してもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 表示制御装置
201 操作部
202 取得データ制御部
203 データ取得部
204 描画モード制御部
205 描画部
206 表示部
207 視点制御部
208 カメラパラメータ取得部

Claims (14)

  1. 撮影対象空間を異なる方向から撮影する複数の撮影装置により得られる複数の撮影画像に基づいて生成される仮想視点映像の表示を制御する表示制御装置であって、
    仮想視点映像に対応する仮想視点を指定するための操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記操作に応じた仮想視点に対応する仮想視点映像を生成する生成手段と、
    サーバから受信した仮想視点映像を表示させる第1モードから、前記操作に基づいて前記生成手段により生成された仮想視点映像を表示させる第2モードへ切り替える切替処理を、前記第1モードにおける所定の操作に応じて実行する切替手段と、を有し、
    前記切替手段は、前記第2モードにおいて仮想視点を指定するための操作が一定時間行われない場合には、前記第2モードから前記第1モードへ切り替える切替処理を実行することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記切替手段は、前記サーバから受信した仮想視点映像を前記受付手段により受け付けられた前記操作に基づいて変換することによって生成される変換済み仮想視点映像を表示させる第3モードを、前記第1モードから前記第2モードへの切り替えの間の少なくとも一部の期間に設定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置
  3. 撮影対象空間を異なる方向から撮影する複数の撮影装置により得られる複数の撮影画像に基づいて生成される仮想視点映像の表示を制御する表示制御装置であって、
    仮想視点映像に対応する仮想視点を指定するための操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記操作に応じた仮想視点に対応する仮想視点映像を生成する生成手段と、
    サーバから受信した仮想視点映像を表示させる第1モードから、前記操作に基づいて前記生成手段により生成された仮想視点映像を表示させる第2モードへ切り替える切替処理を、前記第1モードにおける所定の操作に応じて実行する切替手段と、を有し、
    前記切替手段は、前記サーバから受信した仮想視点映像を前記受付手段により受け付けられた前記操作に基づいて変換することによって生成される変換済み仮想視点映像を表示させる第3モードを、前記第1モードから前記第2モードへの切り替えの間の少なくとも一部の期間に設定することを特徴とする表示制御装置
  4. 前記切替手段は、前記所定の操作に応じた前記第1モードから前記第2モードへの切り替え後における操作に応じて、前記第2モードから前記第1モードへ切り替えることを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置
  5. 前記所定の操作は、前記仮想視点の変更に関する操作であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記所定の操作は、前記第1モードから前記第2モードへの変更を指示する操作であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記切替手段は、前記所定の操作として、前記仮想視点の位置の変化量が閾値以上となる操作を前記受付手段が受け付けた場合に、前記第1モードから前記第2モードへ切り替えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 前記所定の操作に応じて前記第1モードから前記第2モードへ切り替えることが決定されたことに応じて、前記撮影対象空間内の所定オブジェクトの3Dデータを取得するデータ取得手段を有し
    前記生成手段は、前記受付手段により受け付けられた前記操作に応じた仮想視点に対応する仮想視点映像を、前記データ取得手段により取得された3Dデータに基づいて生成することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  9. 前記サーバから受信した仮想視点映像は、予め設定された仮想視点の移動経路に応じた仮想視点映像であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  10. 前記所定の操作に応じて前記第1モードから前記第2モードへ切り替えることが決定されたことに応じて、前記撮影対象空間内の所定オブジェクトの3Dデータを取得するデータ取得手段を有し、
    前記切替手段は、予め定められた仮想視点の移動経路に応じた仮想視点映像であって、前記3Dデータに基づいて生成さ仮想視点映像を表示させる第4モードを、前記第2モードから前記第1モードへの切り替えの間の少なくとも一部の期間に設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示制御装置。
  11. 前記仮想視点映像には複数の仮想視点画像が含まれ、所定の動画圧縮の方式、静止画圧縮の方式、又は非圧縮の状態で処理されることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の表示制御装置。
  12. 撮影対象空間を異なる方向から撮影する複数の撮影装置により得られる複数の撮影画像に基づいて仮想視点映像を生成する生成手段を有する表示制御装置により実行される表示制御方法であって、
    仮想視点映像に対応する仮想視点を指定するための操作を受け付ける受付工程と、
    予め定められた仮想視点の移動経路に従ってサーバにより生成された仮想視点映像を前記サーバから受信して表示画面上に表示させる第1モードから、前記受付工程において受け付けられた前記操作に基づいて前記生成手段により生成された仮想視点映像を前記表示画面上に表示させる第2モードへ切り替える切替処理を、前記第1モードにおける所定の操作に応じて実行する第1切替工程と、
    前記第2モードにおいて仮想視点を指定するための操作が一定時間行われない場合には、前記第2モードから前記第1モードへ切り替える切替処理を実行する第2切替工程と、を有することを特徴とする表示制御方法。
  13. 撮影対象空間を異なる方向から撮影する複数の撮影装置により得られる複数の撮影画像に基づいて仮想視点映像を生成する生成手段を有する表示制御装置により実行される表示制御方法であって、
    仮想視点映像に対応する仮想視点を指定するための操作を受け付ける受付工程と、
    予め定められた仮想視点の移動経路に従ってサーバにより生成された仮想視点映像を前記サーバから受信して表示画面上に表示させる第1モードから、前記受付工程において受け付けられた前記操作に基づいて前記生成手段により生成された仮想視点映像を前記表示画面上に表示させる第2モードへ切り替える切替処理を、前記第1モードにおける所定の操作に応じて実行する切替工程と、
    前記サーバから受信した仮想視点映像を前記受付工程において受け付けられた前記操作に基づいて変換することによって生成される変換済み仮想視点映像を表示させる第3モードを、前記第1モードから前記第2モードへの切り替えの間の少なくとも一部の期間に設定する設定工程と、を有することを特徴とする表示制御方法
  14. コンピュータを、請求項1乃至1の何れか1項に記載の表示制御装置の各手段として動作させるためのプログラム。
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