JP6990492B2 - 歯科補綴部材 - Google Patents

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Description

この発明は、請求項1前段に記載の歯科補綴部材、ならびに請求項15前段に記載の歯科補綴部材の製造方法に関する。
義歯(補綴部材)または歯を複数の層から形成することが久しい以前から知られている。
その例として国際公開第90/13268号(A1)パンフレットおよび国際公開第91/07141号(A1)パンフレットによって開示された解決方式が挙げられる。
それらの極めて古い解決方式に基づき、近年CAD/CAM技術の支援によって歯を形成するための歯および義歯の作成ならびに完成した義歯を形成するための義歯床の作成のために寄与する多層式の樹脂要素が提案されている。異なった材料に対する異なった要求、すなわち一方で肉色の義歯床材料および他方で歯色の歯材料の要件のためこの提案は現在まで普及しておらず、特に、歯ならびに義歯床の両方をPMMAによって仕上げることが既に周知になっているにも関わらず普及していない。
さらに近年ラピッドプロトタイピング法が提案されており、その目的は歯ならびに義歯床の両方を樹脂材料または場合によってその他の材料から形成することである。この進歩も現在まで大きな利点をもたらしていない。
他方で長寿化の観点から総義歯あるいは部分義歯の需要が増えているが、ここで明瞭化のために義歯と言う概念が総義歯および部分義歯を包括するものとする。この増加する需要と組み合わされて、急増する消費量のため同様に増加するコスト圧縮要求が存在する。
従って本発明の目的は、低コストに製造可能であり加えて著しく改善された適用性を備えるとともに貯蔵性の観点からも最適化された、請求項1前段に記載の補綴部材ならびに請求項15前段に記載の歯科補綴部材の製造方法を提供することである。
前記の課題は、本発明に従って請求項1あるいは15によって解決される。従属請求項によって好適な追加構成が開示される。
本発明によれば、一実施形態において歯科補綴部材が一体式あるいは単一部品型に製造され、また別の実施形態においては二体式あるいは二部品型に製造され、両方の材料が特殊な形式で相互に結合される。前記の形式は義歯の歯肉弓(アーチ)の延伸方向に見て波形状になるが、その際波形状としては非対称形の波と理解することもでき、すなわちチェーンの曲線と同様に小さく狭い弧と深く広い弧が交互になるようなものと理解することができる。
本発明の特有の利点の1つは、義歯の波形状が義歯の中心から見て放射状に延伸することである。その限りにおいて各波底および各波山がいずれも同じ高さに配置されるが、変更された実施形態においては水平に対して数度傾斜した直線上、例えば10°上方あるいは下方に傾斜した直線上に配置することができる。
本発明によれば歯肉弓の歯が相互に結合されて保持されることが極めて好適であるが、それにもかかわらず前庭方向に見た歯間の深い溝のため個別の歯である印象が与えられる。そのことは特に、とりわけ前歯領域内で側方から入射する光が影を形成し、従って少なくとも1本の隣接する歯の歯間空間が影になり従って本発明にかかる複数歯の歯列弓が個別の歯と見分けられなくなることによって理由付けられる。
本発明に係る二色の未加工材を形成するために肉色および歯色の材料が(一体型の仕上げの場合接着あるいは重合によって)相互に強固に結合される。一体型で分離不可能な製造は、例えば材料を境界面において未だ柔らかい(それどころか未だ液体の)状態で重ねてプレスし従ってそれらが(顕微鏡視界において)相互に浸透し合うようにすることによって達成することができる。この製造方式においても接続領域がミリメータ未満の範囲、例えば100μm未満の厚みとなる。
重合接合の場合にでもその種の接続領域が同様な大きさ範囲になり、また接着の場合接着接合部がより小さな厚み、例えば40ないし200μmを有することができる。
肉色の材料の未加工材は少なくとも部分的に円弧型であることが好適である。プレートを使用して形成することが極めて好適であると判明しており、その際例えば98.5mmの直径を有する円盤によって容易に2体の義歯床を収容することができる。未加工材の歯色の材料は、未加工材の状態で人間の歯列弓よりも大きい、好適には8cmよりも大きいサイズを有する。
同様にして歯色の未加工材を製造するための材料消費を最適化することができる。総義歯の場合例えば同じ直径を有する円盤内に複数の歯列弓を収容することができる。例えば、2体の極めて大きい歯列弓を周知の方式において相互に対向させて形成することができる。下顎義歯の場合弓を実質的に放物線アーチとして形成することができ、また上顎義歯の場合は楕円形状に形成することができる。
本発明によれば、歯色の材料の波山が歯の位置に配置され、波底は歯間空間の位置に配置されることが好適である。従って、例えば一括の切削によって仕上げた後、自然の歯肉端に相当する印象が得られる。
従って最適な材料利用効率によって1つの歯色の未加工材円盤から例えば最大6体の歯列弓を切削することができるが、部分義歯の形成の場合その数がさらに大幅に増加することが理解される。さらに、肉色の義歯未加工材の上面に歯列弓未加工材を取り付け、また下面にも(180°ずらして)もう1個を取り付けることも可能であり、従って上顎および下顎義歯を一工程で製造することが可能になる。
さらに別の好適な構成によれば、肉色の義歯床内に補強材を内蔵させる。その補強材は例えば金属製とするかまたは強度が肉色の材料の強度を上回るその他の任意の適宜な材料から製造することができる。補強材は例えば肉色の未加工材中に予め内蔵させるか、またはポケットを形成しながら後から設置、特に挿入することができる。
本発明によれば、好適な構成において歯色の未加工材と肉色の未加工材が(重合あるいは接着によって)強固に相互結合され、その状態において所要の切削加工が実施される。このことは切削加工を著しく迅速に進めることができるという利点を有する。クランピングは肉色の未加工材円盤の領域内においてのみ必要になる。歯色の未加工材と肉色の未加工材の間の強固な結合とそれらの間における波形状および放射形状の組み合わせを有する締り嵌めのため、結合部の強度が意外にも切削加工およびその際に付加される応力に対して充分なものになる。
このことはさらに、後に咀嚼中にかかる剪断力の観点からいわば結合部の負荷耐久性の実証となる。
従って歯色の材料の極めて好適な歯列弓形状が達成され、そのことが結合部の強度の観点において個別の歯を有する別の解決方式より顕著に優れたものとなる。
(肉色の材料と歯色の材料を相互に固定した後)特にCAD/CAMユニット内において、制御装置を使用しながら自動的に義歯を切削によって仕上げ得ることが極めて好適である。そのことによって、境界面の前庭側境界線の位置を自動的および/またはユーザ制御に従って決定することができる。
本発明の好適な構成によれば、肉色の義歯未加工材が歯色の材料を収容するために1個ないし4個の実質的に半円形の波状アーチ(弓)を備える。それらの波状アーチのそれぞれが同時に放射特性を備える。
適宜な配置によって、1枚の肉色の材料の円盤から2個の義歯を、また特に異なった大きさで、製造し得ることが達成される。
別の構成によれば、境界面が前庭方向に見てそれの軌道上に別の、特により小さな起伏からなる波線を有する。
波形はそれの正確な軌道に関して人間の口の歯肉端の歯肉線に適合させることが好適である。このことは前歯領域において特に有効であり、他方臼歯領域においては結合部の締り嵌めを向上させるためにより大きく起伏する波山と波底も可能である。
従って本発明に係る波山と波底は二重の機能を備える:
第1に、歯列弓と義歯床の間の締り嵌めによって強度が顕著に改善され、それによって例えば重合に代えて実施することができる接着を支援する。
他方でそれによって赤/白の移行部を容易に表現することができ、その際完成した義歯において歯の前面の歯色の各波山がそれの歯頚上において肉色の材料によって形成された歯肉に対向して連続することが理解される。
CAD/CAM装置により、歯肉線すなわち境界面の前庭側境界線の正確な軌道を咬合側方向から見て患者固有のデータに基づいて決定しそれに基づいて義歯を形成することによって歯科補綴部材が製造される。従って義歯の大きさが患者固有に決定され、また多様な歯列弓形状を考慮することもでき、例えば円形あるいはむしろ三角形のような形状を考慮することができる。
必要な患者データの作成は以下のように実施される:
最初に周知の方式で口腔内スキャンを実施するか、または印象採得を実施しまた同様に周知の方式でそれを3Dスキャンする。
解剖学的に重要な点がマーキングされ基準点として作用する。そのようにして得られたデータをCAD/CAM装置のソフトウェアに伝達し、制御装置を使用して自動的に義歯の提案、いわゆる仮想義歯を作成する。しかしながらそれは、ユーザすなわち例えば歯科技工士によってCAD/CAM装置上で変更可能である。
例えば、歯肉線の軌道は(咬合側方向から見て)容易に美容的な観点に従って適合させることができる。
その際制御装置が歯列弓未加工材およびそれの寸法と比較して歯の寸法および幾何形状を考慮する。所要の歯列弓が未加工材内に収容し得ないことが判明した場合、ソフトウェアが適宜な警告信号を発信する。
同様なことが義歯床未加工材にも該当し、それは歯肉未加工材と呼称することもできる。義歯床のサイズが提供された未加工材のサイズを一部において超過する場合も同様に警告信号が、次に大きな未加工材を使用すべきという指示と共に発信される。
所要の形状が仮想的に決定されると、取得されたデータが後続の処理のために解放される。切削式に義歯を製造する場合はCAD/CAM装置のフライス盤内にデータが伝送され、その中に本発明に係る波/放射形状の境界面を有する二色の未加工材が固定される。
増殖式の製造の場合データがラピッドプロトタイピング装置内に伝送され、その中に本発明に係る放射/波形状の境界面を有する歯列弓未加工材と義歯床未加工材の形状が仮想的に記録される。取得された患者固有のデータとCAD/CAM装置のデザイン機能に基づいて境界面の前庭側境界線が形成され、それに基づいて義歯が形成される。
いずれにしても、歯列弓未加工材が義歯床未加工材に対する境界面上においてその義歯床未加工材の表面に対する正確な雌型を有することが重要であり、従って両方の放射形状に延在する波線が正確に相互に整合して相互に容易に強固に結合可能となる。
勿論、例えば5個の個別の材料を製造することも可能であり、その場合顧客に未加工材円盤を提供するために適宜な方式で継ぎ合わせるかあるいは組み合わせる必要が生じる。
従って顧客は全体から歯材料と歯肉材料をいわば同時に切削する。
変更された構成によれば、材料のうちの一方、例えば義歯床を歯列弓に対する境界面に関して予め調整する。この実施形態において単に放射波形状が鋳造基礎として使用され、そこで歯列弓が適宜な形状に成形されその後重合する。
この解決方式においても、所要の歯肉端と前庭側方向に向かって拡幅する波山および波底を備えた放射形状の方向性を有する正確に予設定された波線が形成される。
制御装置により、取得された患者データに基づいて個別の歯形状、さらには歯の回転および角形成、また義歯床の形状も決定され、従って総義歯の多様なデザインも作成することができる。
放射形状のため、(前庭方向に見て)増加する幅と同時に歯と波山の高さも増加することが確立される。このことは解剖学的な関係性にも整合し、何故なら通常歯の寸法は歯幅の増加に伴って3つ全ての空間軸方向において増大するためであり、従って同時に(舌側/前庭方向に見て)後方の歯も(近心側/遠心側に見て)幅広くかつ(咬合側-切端側/首側に見て)高くなる。
義歯床が盤形状の未加工材として存在する場合、その中に半円形の波状アーチを設けることが好適である。これが歯列弓を収容するよう機能するが、その際肉色の円盤の波状アーチに整合する波状アーチを歯列弓が有することが理解される。
それによって意外なことに、歯の大きさが極めて多様な場合でも美観的に極めて良好な義歯を提供することが可能になり、その際一方で例えば部分義歯の場合に歯色の未加工材から小さな歯列弓を形成し、その後あるいは同時に別の位置で大きな歯列弓を形成することも可能である。
従ってその際大きな歯列弓が肉色の義歯床上に設置され、またその他の歯列弓も同様に別の肉色の義歯床上に設置され、さらに本発明に従って境界層上で肉色と歯色の材料が相互に結合される。
結合は接着あるいは重合のどちらによって実施することもでき、また波形状のために追加的に締り嵌め結合が実施され、そのことが特に側方に作用する咀嚼力に対して有効となる。
咀嚼力のうち特に剪断力が重要であり、それが1000N超となり得ることが知られている(例えば論文「咀嚼力測定方法の効果および適用」(著者トビアス・フィンク、ベルリン大学病院2007年)参照)。
この点に関して、義歯床の部材の締り嵌め結合が発生する変動負荷に対してより良好に耐久することが極めて有効でかつ義歯の寿命を驚くほど向上させる。
本発明によれば、本発明に係る義歯の歯が歯色の材料からなるブリッジを介して歯列弓を形成しながら相互に結合される。それによって個別の歯の場合に比べて剪断力に対する側方の支承が大幅に向上する。
このことは他にも、(幾らか低減されたレベルではあるものの)本発明に従って義歯内に包含される部分義歯についても有効である。
個別に製造および仕上げられた歯が通常従来の方式によって製造された義歯床の歯用の空洞内に収容され咀嚼に際しての咀嚼力のレバレッジ作用のため大きな剪断負荷に曝されまたそれによって接着面にも強い負荷がかかることに対して、本発明によれば剪断力が少なくとも2個の波山と波底を介して締り嵌め式に吸収される。従って本発明によれば心配される個別の歯の約2:1のてこ比を有するレバレッジ作用が消去され、何故なら、本発明によって提供される部分義歯の場合でも少なくとも2本の相互に隣接する歯を含む歯列弓が顕著に大きな幅および高さを有しそのためレバレッジ効果が2:1から例えば0.5:1まで低減されるためである。
総義歯に必要となる完全な歯列弓の場合本発明に係る義歯の歯色の材料の患者固有に設定された高さ/幅比率に従ってレバレッジ効果が例えば0.06:1ないし0.1:1の値に削減される。
本発明によれば、波形状が材料間の境界面として歯肉端を表現するものとなる。これは勿論患者ごとに異なったものであり、従って本発明によれば放射形状に関連して前庭方向に見て波山と波底のサイズすなわち幅と深さが外側、すなわち歯列弓の前庭側で必要に応じて調節可能であることが極めて好適である。
そのため単純に本発明に係る義歯を製造するための本発明に係る制御装置により歯列弓の放射方向の位置(すなわち再び前庭/口蓋あるいは舌方向に見た位置)が決定され、CADによって設定された所要の歯列弓が例えば切削式の方法によって義歯床と共に作成される。そのことは例えば上述のようにCAD/CAM装置のフライス盤内で実施される。
肉色と歯色の材料が本発明に従って相互に強固に結合され、接着、重合、または一体型製造によって実施される。
二体式の製造の場合、両方の材料を任意の時点でかつ相互に適合する任意の選択で相互に結合し得ることが好適である。
半円形の波状アーチの収容によって円盤全体を最適に利用することができる。このことは総義歯に有効であり、一方部分義歯については半円形よりも小さな部分円弧、例えば60°の部分円弧等が考えられ、従って単一の肉色の円盤からより多数の部分義歯が低コストかつ迅速に製造可能となる。
総義歯の場合(歯肉弓上で見て)波形状が正確に水平に延在しないようにしてむしろ自然の歯の整列に従って切端領域で幾らか、例えば1mm下降し従って臼歯領域で上昇するようにすることも可能であり、従ってシュペー弯曲およびウィルソン弯曲が考慮される。
本発明のその他の詳細、特徴、ならびに利点は、添付図面を参照しながら以下に記述する複数の実施例の説明によって理解される。
歯科補綴部材を製造するための未加工材、すなわち円盤形の肉色の未加工材を概略的に示した立体図である。 図1の対象の断面図である。 図1の未加工材の変更された実施形態を示した説明図である。 本発明に係る歯科補綴部材を作成するための歯列弓未加工材の変更された構成を示した説明図である。 歯肉端を形成するための考えられる境界面の境界線を示した義歯床未加工材を示した説明図である。 図4の歯列弓未加工材の別の変更された構成を示した説明図である。 完成した歯科補綴部材の実施形態を示した断面図である。 図7の義歯の別の実施形態を示した説明図である。 本発明に係る歯科補綴部材の別の実施形態を完成した状態で示した説明図である。 本発明に係る歯科補綴部材の別の実施形態を完成した状態で示した説明図である。 本発明に係る義歯を作成するための未加工材を、歯色の未加工材を図示しながら概略的に示した説明図である。 本発明に係る義歯を作成するための未加工材を、歯色の未加工材を図示しながら概略的に示した説明図である。 多様な歯列弓サイズが代替的に示されている、図10の未加工材を概略的に示した説明図である。
図1には、肉色の未加工材10が本発明に係る歯科補綴部材の一実施形態の原料として立体図で示されている。未加工材は基本的に盤状で肉色の材料から形成され、それを歯肉材料と呼称することもできる。それが(図1の視野において)上面上に独特な方式で形成された窪み部12を有する。原則的に窪み部12は半円形、すなわち弓(アーチ)形に延在する。その弓形の特徴の1つは窪み部12の下面の波形状であり、それが弓の方向に沿って延在する。放射方向、すなわち弓の中心17から外側に、すなわち前庭側に向かって、放射形状が形成される。
アーチ16が交互になった波山18と波底20とからなる。それらは均等角度で延在し、従ってアーチ16の同じ角度位置において同じ波山が、またそれと別の同様に等しい角度位置においては同じ波底20が存在する。
図1から、アーチ16の波形状14が正弦波形から幾らか逸脱することが理解される。実際に波形状が歯肉端を形成し、従って部分的にチェーンラインの要素を成すとともに部分的に正弦波形の要素を成す。
弓形状の窪み部12は、それに適合するように形成された歯色の材料からなる未加工材を収容するように設定される。歯色の材料からなる未加工材の波形状に向いた側には適宜に窪み部12の底部の波形状14に対応する雌型が設けられる。従って歯色の未加工材の形状は正確に窪み部12に適合し、必要に応じて50μmないし150μmの厚みの接着間隙が付加される。
従って歯色の未加工材を未加工材10の窪み部12内に容易に接着することができる。
それに代えて、各未加工材の間の結合を重合によって形成することも可能である。
接合によって未加工材10は、窪み部12が充填されて全体として再び円盤形状となり、その際周知の方式によって環状突出部24が周回式に形成され歯科フライス盤内のワークピースホルダ内における支承のために機能する。
その際、回転ずれを防止する支承が可能な位置決め装置を介して未加工材10を予め設定された位置に支承する。場合によって部分加工された未加工材は必要に応じて検査のために取り出すことができ、その後適正な支承に従って再び装着することができる。
本発明によれば、両方の未加工材を前述した方式であるいはその他の任意の適宜な方式によって相互に強固に結合した後CAD/CAM装置によって予め設定されたフライス加工を実施する。そのようにして作成された未加工材によって任意の義歯のデザイン、すなわち義歯床と歯のデザインを実現することができる。完全な歯科補綴部材をフライス加工によって一括で製造することができ、また歯肉線26は前記のように作成された歯肉端が自然の歯肉端と一目で識別できなくなることを確立する。
ここで窪み部12は円弧形状に示されているが、その他の任意の形状の構成も可能であることが理解される。図1に示されているように、実際に波形状14は人間の歯肉端のように前庭/切端領域で幾らか下降しまた前庭/臼歯領域においては幾らか上昇する。
考えられる波山と波底の配置が図2の未加工材10の断面図によって示されている。波山18あるいは波底20の放射形状によって図2に示されるような非対称の波山と波底の配置が達成される。
アーチ16のアーチ幅は(放射方向に見て)義歯の歯の前庭/舌側あるいは前庭/口蓋側の延伸に比べて著しく大きくなる。
それによってまず、CADによって作成すべき歯列弓の任意の放射位置を決定することが可能になる。従って義歯、またさらに付属する歯のサイズは、患者の自然の顎の要件に従って広範囲に調節することができる。放射形状のためより小さなアーチの場合いわば自動的により小さな歯が形成され、何故なら2つの山18の間あるいは2つの底20の間の距離がいずれも歯の接点間隔に相当するためである。
本発明によれば、取り付けられた歯がフライス加工の後も個別化されず、むしろ歯列弓の形状で存在することが極めて好適である。歯間空間は深くなるように形成することが好適であり、個々の歯の間の材料架橋は舌/口蓋側に向かって偏位する。それによって、本発明に係る歯列弓の外観的印象が個別の歯を有する歯セットと実質的に相違しないことが保証される。
加えて、この歯列弓の構成が著しく高められた強度を可能にする。
このことによって、歯根の無い歯で充分となり、すなわち歯肉未加工材10との強固な結合のみによって位置固定される歯で充分になる。
歯肉未加工材に対しての歯の未加工材の正確な相対位置決めのために、図1および図2に示されているような窪み部12の構成が有効である。
しかしながら変更された構成においては、図3に示されるようにアーチ16が未加工材10の外周まで延在する。この実施形態も多くの異なったサイズおよび形状に対して適応する義歯床を形成するために適しており、その際この実施形態も幾らか拡大された歯列弓を可能にする。
図3により、波山20と波底18の均等な配分が示される。さらに変更された構成においては波山および波底を切歯の領域でより狭くおよびより低く形成し、それに従って小臼歯およびちょうど臼歯の領域内で初めて幅が広くなるとともにより高く形成する。これは、人間の歯のセットの延長にわたって異なった歯のサイズおよび歯の幅を考慮するものである。
しかしながら通常人間の歯のセットは正確に円弧形状ではなくむしろ切端領域において突出し、すなわち特に略平坦な口唇面を有する歯Iの領域において円弧より幾らか後退する。山18と底20の放射形状のため、そこに自動的により小さな接点間隔が生じる。
他方、通常人間の上顎歯IIは上顎歯Iに比べて幾らか狭くなる。このことも、特に上顎義歯の場合、底および山の幅を該当する角度位置で適宜に調節することによって考慮することができる。
それに対してさらに変更された歯列弓未加工材32が図4に示されている。そこに示されている放射形状に延在する波山と波底の形状が義歯床未加工材10と同形となりそれの窪み部12内に整合する。
この実施形態において放射線28が中心に向かって延在し、その中心は歯肉線の高さに比べて幾らか降下する。それによって水平に対する放射線28の傾斜が生じ、それが特定の実施形態に対して有効であるとともに口蓋/舌側領域における歯列弓のより良好な支承のために機能する。
同様な部分加工された義歯床未加工材10が図5に露出して示され、これは図4に関して記述した放射線28の傾斜に類似したものとなる。加えて図5には、異なった境界線27,29および31が示されており、それらは、義歯歯肉端とみなされる歯列弓未加工材32に対する境界面33のフライス境界を顕著に示すものとなる。
それらの位置は制御装置により患者固有に設定することができ、その際どちらかと言えば三角形の顎構造の場合近心側の領域が矢印35に従って突出し、またその他の直線軌道も必要に応じて広範囲に調節することができる。
図6により、部分加工された義歯床未加工材10内の円弧窪み部内に埋入されて支承される歯列弓32を、必要に応じてどのような方式で層状に形成することができるかが示されている。
歯列弓未加工材32が5つの層35a,35b,35c,35d,および35eから形成されることが概略的に示されており、それらは人間の歯の象牙質のように境界面33に向かって継続的に濃色および乳白色になる。それよりも顕著に多くのあるいは少ない層を使用することも可能であることが理解される。
その際層移行部35e-35dはさらに緩やかに境界面の放射線、波山、および波底の軌道に追従し、他方でその特徴は層35aに向かって常に緩やかになる。
ここで両方の未加工材をそれぞれ分離してフライス加工によって製造することが好適であるとともにその後相互に継ぎ合わせて接着によって相互に強固に結合することが理解される。円弧窪み部の側面がフライス加工に際して本発明に係る歯列弓の近心/遠心方向の均一な係止部を形成する。このことが極めて良好な歯列弓の固定を可能にし、それが比較的小さな義歯において特に重要なこととなる。
義歯床未加工材10の外面の切削によっても、本発明に係る極めて好適な赤色および白色の材料の間の歯肉端線を明確にすることができる。
図7により、完成した義歯30が断面においてどのように形成され得るかが示されている。
歯色の材料32が歯肉端に従って、しかしながら肉色の材料10内に侵入することはなく、自然の歯列弓のように前述の如く形成された義歯床10に沿って延在することが理解される。さらに、この好適な構成形態において材料32が放射方向において締り嵌め式に材料10内に保持されることが理解される。
図8には、完成した歯科補綴部材34がワイヤフレームモデルの支援によって示されている。本発明に係る歯列弓38の一部であるもっとも後方の臼歯36により、それが強固に歯肉材料内に埋入されるか、または強固にその中に結合されることが理解される。
図9aおよび図9bには、製造された義歯が多様な視野方向で示されている。
図10および図10aには、アーチ型の歯色材料32(この図面においては未だ未加工材の状態)がどのようにして未加工材10の窪み部12内に挿入されそこに収容されるかが示されている。後の義歯34の形状も図10および図10a内に概略的に示されている。
図11には図10に対応する断面が示されているが、異なった義歯34,34aおよび34bが代替的な寸法尺度で示されている。未加工材10は咬合/切端側に向かってすなわち歯列弓32の領域内と、下方に向かった中央領域内の双方において考えられる最も大きな義歯床と歯の組合せに対しても充分である自由空間を維持するものであることが示されているが、その際未加工材の寸法が制御装置に対して境界条件として既知であることが理解される。

Claims (24)

  1. 肉色材料と歯色材料(32)を含む歯科補綴部材であって、肉色材料と歯色材料(10および32)が連結面で互いに連結されており、連結面の進路に沿って見ると、材料間の境界面が波状を呈し、前庭方向に見ると、放射状の形状を有し、
    ここで波状の表面が波形状(14)を含み、波底(20)および波山(18)からなる前記波形状は、波底(20)および波山(18)が連結面の進路に沿って見ると放射状に中央点から拡大され、放射状に一貫した角度位置を示す単一ピース型または複数ピース型の歯科補綴部材。
  2. 歯科補綴部材であって、歯色材料(32)が歯列弓未加工材を形成するアーチ形状に配置されており、アーチ(16)の幅が0.8cmから4cmの間である請求項1に記載の歯科補綴部材。
  3. 歯科補綴部材であって、波形状(14)が実質的に正弦波あるいはチェーンラインとしてまたはそれらの混合形状として形成され、正弦波あるいはチェーンラインとしてまたはそれらの混合形状のその一貫したあるいは進路に沿って変化または変更する、振幅および/または周期を備えた請求項1に記載の歯科補綴部材。
  4. 歯科補綴部材であって、波底(20)および波山(18)が、前庭方向において、内点から外点へ増加する歯色材料(32)の高さおよび/または幅が特徴付けられ、かつ、材料の連結面の境界面がチェーンラインの様式で構成される請求項1に記載の歯科補綴部材。
  5. 歯科補綴部材であって、完成した義歯(34)において肉色材料が歯肉部分を形成し、歯色材料が一本または複数の歯を形成し、一本または複数歯が歯色の波山を含み、各歯色の波山(18)が肉色材料によって形成された歯肉に対して歯頚部での歯の露出した縁に沿っている、完成した義歯(34)を形成するための請求項1に記載の歯科補綴部材。
  6. 歯科補綴部材であって、完成した肉色材料(10)を除去して、少なくとも部分的には、前庭側において歯色材料と肉色材料(32および10)の間の分離線が突出部となるよう切削加工し、残りの肉色材料および歯色材料(32)の両方に関して、歯肉線(26)として後退するような範囲とする、完成した義歯(34)を形成するための請求項1に記載の歯科補綴部材。
  7. 歯科補綴部材であって、肉色材料(10)は円盤として形成され、肉色材料(10)は、上面に放射形状に延在する波線からなるパターンを有し、前記パターンは、歯色材料(32)の対応するパターンの正確な雌型を形成する請求項1に記載の歯科補綴部材。
  8. 歯科補綴部材であって、歯色材料(32)が肉色材料と確実に一致するように構成されており、かつ受け入れ可能である請求項1に記載の歯科補綴部材。
  9. 歯科補綴部材であって、歯色材料(32)が波状のプロファイリングを有する肉色材料の窪み部(12)内で鋳造され、かつ歯色材料が重合されることを特徴とする請求項1に記載の歯科補綴部材。
  10. 歯科補綴部材であって、肉色材料が歯色材料と出合う点に形成された歯肉線を備え、歯科補綴部材の立体形状についてCAD/CAM装置によって決定され、前記CAD/CAM装置は、所要の歯幅に従って歯肉線(26)を放射形状の放射方向に変位させるとともに、ユーザが介入した後に、個々の歯の形状、歯の回転および/または角度形成を提案し決定する請求項1に記載の歯科補綴部材。
  11. 歯科補綴部材であって、前記制御装置は個々の歯の形状、歯の回転および/または角度形成、並びに義歯床の形状を決定し、切削加工によって肉色材料から一括的に製造する請求項10に記載の歯科補綴部材。
  12. 歯科補綴部材であって、歯色材料(10)が複数層から形成され、ここで、肉色材料の近傍または隣接する層あるいは領域が、より濃色および/またはより乳白色であるように構成され、肉色材料から離れた領域が、より明色および/またはより半透明であるように構成され、ここで、肉色材料の近傍または隣接する層間の境界面が波状/放射状であるが、歯色材料の複数層間の境界面よりも顕著ではない請求項1に記載の歯科補綴部材。
  13. 歯科補綴部材であって、歯色材料(32)からなる円盤または要素が、より大きな歯の高さに対応して、放射状に外側に向かって光線の方向に高さを増す請求項1に記載の歯科補綴部材。
  14. 歯科補綴部材であって、肉色材料および歯色材料(32)がプラスチック材料で作製されている請求項1に記載の歯科補綴部材。
  15. 歯科補綴部材であって、補綴部材(10)の歯色材料(32)が、ヒト歯列弓よりも大きいサイズを有する請求項1に記載の歯科補綴部材。
  16. 歯科補綴部材であって、肉色物質と歯色物質(32)とが互いに貫通するように、肉色物質と歯色物質が互いに強固に結合する請求項1に記載の歯科補綴部材。
  17. 歯科補綴部材であって、アーチ(16)の幅が1.2cmから3cmの間である請求項2に記載の歯科補綴部材。
  18. 歯科補綴部材であって、チェーンラインが、歯間空間に対してチェーンの接続点を含み、前記接続点は、純粋なチェーンラインと異なって平坦化および/または丸み付けられている請求項3に記載の歯科補綴部材。
  19. 歯科補綴部材であって、肉色材料(10)が切削加工によって除去される請求項6に記載の歯科補綴部材。
  20. 歯科補綴部材であって、円盤の標準直径が約98mmである請求項7に記載の歯科補綴部材。
  21. 歯科補綴部材であって、5つまでの肉色材料および歯色材料(32)の部品を含む請求項8に記載の歯科補綴部材。
  22. 歯科補綴部材であって、肉色材料および歯色材料とは異なる強度の材料を含み、かつ、強度の異なる材料が肉色材料および歯色材料の連結表面を結合する請求項8に記載の歯科補綴部材。
  23. 歯科補綴部材であって、前記異なる強度の材料がより高い強度の材料を含む請求項22に記載の歯科補綴部材。
  24. 歯科補綴部材であって、前記より高い強度の材料が金属を含む請求項23に記載の歯科補綴部材。
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