JP6989011B2 - 質量分析データ処理プログラム - Google Patents
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Description
マススペクトルデータの一形式として、プロファイルデータがある。プロファイルデータでは、データのアドレスは質量電荷比(m/z)であり、データの値は各アドレスでのイオン強度である。プロファイルデータにおいては、特定の一種類のイオンに対するイオン強度は、そのイオンに固有の質量電荷比m/zに対応するアドレスを中心として、その質量分析装置の分解能程度の広がりを持った範囲のアドレスにデータが分布する。
しかし、プロファイルデータと代表値データでは、そのデータ構造が根本的に異なるため、両方の形式に対応するには、各形式に合わせた処理プログラムを別々に開発して提供する必要があり、開発およびメンテナンスのコストが増大するという問題があった。
本発明の第2の態様によると、第1の態様による質量分析データ処理プログラムにおいて、前記データ処理装置に前記代表値データを前記プロファイルデータに変換させる際に、前記代表値データの種類、前記イオン強度を表すデータの種類、前記質量分析データを取得した質量分析装置の検出原理、および前記質量分析データを取得した質量分析装置の分解能に対応する情報のうちの少なくとも1つの情報を、変換処理を決定する処理情報として読み込み、読み込んだ前記処理情報に基づいて変換条件を決定させることが好ましい。
本発明の第3の態様によると、第2の態様による質量分析データ処理プログラムにおいて、前記データ処理装置に、ユーザに対して前記少なくとも1つの情報の入力を促すメッセージを表示装置に表示させ、ユーザにより入力部に入力された前記少なくとも1つの情報を読み込ませ、前記少なくとも1つの情報に基づいて変換条件を決定させることが好ましい。
本発明の第4の態様によると、第2の態様による質量分析データ処理プログラムにおいて、前記データ処理装置に、前記少なくとも1つの情報を、前記質量分析データから読み込ませ、前記少なくとも1つの情報に基づいて変換条件を決定させることが好ましい。
本発明の第5の態様によると、第1から第4までのいずれか1つの態様による質量分析データ処理プログラムにおいて、前記データ処理装置に、前記質量分析データが前記代表値データであるか否かを判断させ、前記質量分析データが前記代表値データであれば、その代表値の表記形式を読み込ませ、読み込んだ表記形式に基づく変換条件を決定させ、決定された前記変換条件に基づいて前記代表値データを前記プロファイルデータに変換させることが好ましい。
本発明の第6の態様によると、第1の態様による質量分析データ処理プログラムにおいて、前記データ処理装置に、前記質量分析データが前記代表値データであるか否かを判断させ、前記質量分析データが前記代表値データであれば、前記データ変換処理における変換処理を決定するための処理情報が含まれているかを判断させ、前記処理情報が含まれていると判断されたときは、前記処理情報に基づいて前記変換処理の変換条件を決定させることが好ましい。
本発明による質量分析データ処理プログラムは、図1に示す質量分析システム50で用いられる。質量分析システム50は、本発明の一実施形態のデータ処理プログラム32で動作するデータ処理装置20と、質量分析装置10と、これらとネットワークで接続されるサーバ40とで構成される。
データ処理装置20は、ネットワークケーブルNWを介して質量分析装置10を制御すると共に、質量分析装置10から測定データを取得し、取得したデータを解析及び処理する。
記憶部30には、OS(Operating System)37、質量分析装置10を制御するMS制御プログラム31、質量分析装置10で測定されたデータを処理するデータ処理プログラム32、及び化合物ライブラリ33が記憶されると共に、化合物テーブル記憶部34、設定記憶部35、及び測定データ記憶部36が設けられている。
CPU22、メモリ23、記憶部30、およびインターフェース21は、コンピュータを構成している。
また、作成されたマススペクトル、マスクロマトグラム等は、必要に応じてネットワークケーブルNWを介して外部のサーバ40に送信される。
ステップS101において、データ処理プログラム32は、データ処理装置20を制御して、質量分析装置10から送信されメモリ23に保存された質量分析データ、またはネットワークケーブルNWを介して外部のサーバ40に保存された質量分析データを読み込ませる。
読み込んだ質量分析データが代表値データでない場合には、ステップS110に進む。
読み込んだ質量分析データが代表値データである場合には、ステップS103に進み、データ処理プログラム32は、データ処理装置20に、代表値データをプロファイルデータに変換する際の処理情報が質量分析データに含まれているか否かを判断させる。
上述の代表値データおよび処理情報の詳細については、後述する。
読み込んだ質量分析データが上記の処理情報を含まない場合には、ステップS104に進み、データ処理プログラム32は、データ処理装置20に対して、表示装置24に処理情報の入力を促すメッセージを表示させる。ステップS105において処理情報の入力の有無を判断する。ユーザが入力部25に処理情報を入力すると、ステップS105は肯定されてステップS106に進み、データ処理プログラム32は、データ処理装置20に、入力部25に入力された処理情報を読み込ませる。その後、ステップS108に進む。
ステップS109では、データ処理プログラム32はデータ処理装置20に、上記の処理情報に基づきステップS108で決定された変換処理形式を使用して代表値データからプロファイルデータへの変換を行わせる。この変換方法の詳細については後述する。
算出された解析結果は、ステップS111において測定データ記憶部36に記憶される。作成された解析結果は、必要に応じてネットワークケーブルNWを介して外部のサーバ40に送信される。
(プロファイルデータ)
図3(a)に示すプロファイルデータは、一般的な質量分析装置10から出力される質量分析結果の生データに近いものであり、アドレスとしての質量電荷比(m/z)のそれぞれに対し、対応するデータとしてのイオン強度Ipが格納されたデータとなっている。
なお、以下では、プロファイルデータのアドレスを横軸とも呼び、イオン強度データを縦軸とも呼ぶ。これは、図3(a)のプロファイルデータをグラフ化した場合に対応する呼称である。
従って、プロファイルデータのアドレスは、質量電荷比(m/z)自体を表すものではない場合もあり、その間隔も質量電荷比(m/z)への換算値としては等間隔ではない場合がある。
この明細書では、質量電荷比(m/z)自体に限らず、各種の質量分析器やイオン検出器の原理に応じた飛行時間(検出時刻)、位置情報、周波数等の、質量電荷比(m/z)に対応する量を、質量電荷比情報と呼ぶ。
一方、図3(b)に示す代表値データの例では、データは、図3(a)に示したプロファイルデータにおいてイオン強度Ipが概ねピークとなる部分の中心位置としての質量電荷比(m/z)を表す代表値と、そのピークの近傍でのイオン強度Ipに相当する強度値Isとのセットにより、構成される。イオン強度Ipが概ねピークとなる部分が複数あれば、代表値データは、上記の代表値と強度値Isのセットをピークとなる部分の数だけ複数個有するものとなる。
代表値データでは、質量電荷比情報を表す代表値と強度値Isのセットを、検出されたイオンの数だけ持てばよいので、データサイズをコンパクトにできる。
図4は、図3(a)に示したようなプロファイルデータにおいて、イオン強度Ipがピークになる質量電荷比(m/z)のアドレスの近傍でのイオン強度Ipをグラフに表したものである。グラフの横軸は質量電荷比(m/z)である。
図4の場合、イオン強度Ipは、質量電荷比m4のときにピーク値Imとなっている。
代表値データの一例として、イオン強度Ipがピークとなる質量電荷比の値(アドレス)m4をピークの中心位置を表す代表値とし、ピーク強度(最大強度)であるアドレスm4におけるイオン強度(ピーク強度)Imを強度値Isとする方式があり、以降、この形式を最大強度形式と呼ぶ。
一方、強度値Isとしては、図4中の斜線を付した領域Iaの面積をデータ点(アドレス)の間隔をすべて1に置き換えたうえで計算しその値を採用する方式があり、以降、この形式を重心積算形式と呼ぶ。
領域Iaの面積をデータ点のm/zで表されたアドレスの間隔(サンプリング間隔)の値を考慮して計算しその値を採用する方式もあり、以降、この形式を面積形式と呼ぶ。
本実施の形態では、代表値データが、最大強度形式、重心強度形式、重心積算形式、面積形式のいずれかの形式で表記されているものとする。
なお、重心積算形式の全体情報とは、イオン強度のピークを示す質量電荷比(m/z)について、その値を中央値とした所定範囲において測定されたイオン強度の積算値と定義することもできる。
ここで、代表値データの種類とは、最大強度形式、重心強度形式、重心積算値形式、面積形式のいずれかである。イオン強度を表すデータの種類とは、ピーク強度Imまたは重心強度Igか、あるいは1つのピークの全体の強度の積算値または面積値であるか、である。質量分析データを取得した質量分析装置の検出原理とは、質量分析と検出器の組み合わせにより決まる、質量電荷比で見たときのサンプリング間隔、質量分析データを取得した質量分析装置の分解能は、測定可能な質量電荷比(m/z)の分解能であり、プロファイルデータの1つのピークの半値全幅である。
図5は、ステップS109で実行する代表値データからプロファイルデータへの変換のうち、重心積算形式の代表値データを変換する方法を説明する図である。上述のとおり、重心積算形式においては、上述した全体情報、すなわち、イオン強度の1つのピークの全体の強度の積算値に関する情報を有している。従って、質量電荷比(m/z)のアドレスを持つデータ配列に対して、その重心位置mgの近傍のアドレスの何点かに、合計がこの積算値と等しくなるように、かつプロファイルのピークの半値全幅が質量分解能に対応するようにイオン強度を配分することで、重心積算形式の代表値データをプロファイルデータに変換できる。
Im4a=Is×|mg−m5|/(m5−m4) ・・・(1)
Im5a=Is×|mg−m4|/(m5−m4) ・・・(2)
とする。
図5(b)は、重心位置mgが、アドレスm4とアドレスm5のちょうど中間である場合の例であり、アドレスm4のイオン強度Im4bとアドレスm5のイオン強度Im5bは等しくなっている。
図5(c)は、重心位置mgが、アドレスm4と一致している場合の例であり、強度値Isは、すべてアドレスm4のイオン強度Im4cとなっている。
面積形式の代表値データからプロファイルデータへの変換を行う場合。図5において、
質量電荷比(m/z)のアドレスを持つデータ配列に対して、その重心位置mgの近傍のアドレスの何点かに、斜線部分の面積値が代表値と等しくなるようにかつプロファイルのピークの半値全幅が質量分解能に対応するようにイオン強度を配分することで、面積形式の代表値データをプロファイルデータに変換できる。
図6は、ステップS109で実行する代表値データからプロファイルデータへの変換のうち、最大強度形式および重心強度形式の代表値データを変換する方法を説明する図である。
図6(a)は、重心強度形式の代表値データを変換する方法の例を説明する図である。図6(a)においても、図5と同様に、重心位置mgは、プロファイルデータの質量電荷比(m/z)のアドレスm4とアドレスm5の中間点にあるとしている。この例の方法では、代表値データにおいて重心位置mg付近に分布するデータは、標準偏差σdを有するガウス分布で各アドレス上に分布するものとして、プロファイルデータへの変換を行う。
すなわち、各アドレスmj(m1、m2、m3・・・)でのイオン強度Iq1は、図4に示した重心強度Igを用いて、
Iq1=Ig×exp[−{(mj−mg)/σd}2/2] ・・・(3)
に基づいて算出され、各アドレスmjに配分される。
なお、Iq1の値が、所定の値(例えば重心強度Igの5%)以下となる場合には、そのアドレスへの配分は行わなくて良い。図6(a)では、アドレスm3からアドレスm6までに、それぞれイオン強度Im3d,Im4d,Im5d,Im6dとして配分されている。
図6(b)は、最大強度形式の代表値データを変換する方法の例を説明する図である。この場合の変換方法も、基本的には図6(a)に示した変換方法と同じである。ただし、最大強度形式の場合、イオン強度のピークの中心位置を示す代表値は、質量電荷比(m/z)のアドレスと一致している(アドレスの間の値にならない)点が異なっている。
図6(b)は、イオン強度のピークの中心位置を示す代表値mcがアドレスm4である場合を例として説明している。そして、代表値データにおいて中心位置(アドレス)m4付近に分布するデータは、標準偏差σeを有するガウス分布で各アドレス上に分布するものとして、プロファイルデータへの変換を行う。
Iq2=Im×exp[−{(mj−mc)/σd}2/2] ・・・(4)
に基づいて算出され、各アドレスmjに配分される。
なお、Iq2の値が、所定の値(例えば最大強度Imの5%)以下となる場合には、そのアドレスへの配分は行わなくて良い。図6(b)では、アドレスm2からm6に、それぞれ、イオン強度Im2d,Im3d,Im4d,Im5d,Im6dとして配分されている。
(最大強度形式の代表値データからのデータ変換の他の例)
図6(c)は、重心強度形式の代表値データを変換する方法の変形例を説明する図であり、図6(c)においては、配分のための分布として三角形型の分布Iq3を用いる。三角形型の分布Iq3は、半値半幅Wと代表値データの中の重心強度Igにより規定される。各アドレスmj(m3、m4、m5、m6)に配分するイオン強度は、
Iq3=Ig×|mj−mg|/2W (|mj−mg|<2W)・・(5)
Iq3=0 (|mj−mg|≧2W)・・(6)
に基づいて算出され、各アドレスmjに配分される。
逆に、縦軸の信号強度が質量電荷比(m/z)に応じて補正されている場合には、重心積算計算形式で計算した結果には、誤差が生じてしまう。
逆に、代表値データからプロファイルデータを作成する際にも、アドレスを質量電荷比のまま計算する場合、重心積算形式の代表値データを変換する際と同じ方式を使用しないと、イオン量に正確に対応したプロファイルデータを作成することができない。
同様に他の原理の質量分析装置でも、変換処理の際のプロファイルデータのアドレスとして、質量電荷比(m/z)以外の、飛行時間などのイオン検出時に使用した物理量を使用したほうが、計算が容易または正確になる場合がある。
飛行時間型質量分析装置の場合、飛行時間Tは、上述のT=L√(m/2eV)の関係式により容易に質量電荷比(m/z)に換算できる。ただし、より望ましくは、様々な質量のイオンの実際の装置内での飛行時間を記録したデータテーブルの情報をもとに、質量、飛行時間の相互の変換を行う必要がある。検出器からの信号を他の物理量を用いて記録する他の原理の質量分析装置についても同様である。
検出原理に応じた物理量に換算するための情報がない場合には、質量電荷比(m/z)をアドレスとし、その他の入力された情報から最も適切な方法で、代表値データからプロファイルデータへの変換を行うとよい。
また、質量分析データから読み込まれた処理情報や、ステップS106において入力部から読み込まれた処理情報には、質量分析装置の原理に応じた飛行時間やその他の物理量と質量電荷比の換算式もしくは換算テーブルを含んでいてもよい。
また、本実施形態のプログラムにおいて、図4に示した方法等をデータ処理装置20に実行させ、プロファイルデータを代表値データに変換することもできる。
(1)本実施形態の質量分析データを処理する質量分析データ処理プログラムは、コンピュータを含むデータ処理装置20に、質量電荷比情報の代表値と代表値に対するイオン強度を表すデータセットを含む代表値データである代表値データを、質量電荷比情報に対するイオン強度のデータであるプロファイルデータに変換させる(図2のステップS107)データ変換処理を実行させる。
この構成により、代表値データ(セントロイドデータ)をプロファイルデータに変換することができるので、プロファイルデータ用の処理プログラムのみで、プロファイルデータと代表値データ(セントロイドデータ)との両データを処理することができる。
たとえば、質量分析データが代表値データであるとステップS102で判断されたとき、質量分析データが代表値データの種類(最大強度形式、重心強度形式、重心積算値形式、面積形式)を含んでいるか否かをステップS103で判断する。ステップS103が肯定されると、質量分析データに含まれる代表値データの表記形式が最大強度形式、重心強度形式、重心積算形式、面積形式のいずれであるかを判断し、ステップS108において、読み込まれた表記形式に適切な変換条件を決定し、ステップS109でデータ変換が行われる。変換条件とは、重心積算形式、面積形式では図5(a)〜(c)のいずれか、重心強度形式では図6(a)または図6(c)、最大強度形式では図6(b)で説明したデータ変換処理のいずれを用いるかという条件である。
(6)質量分析データ処理プログラムは、さらに、データ処理装置20に、質量分析データが代表値データであるか否かを判断させ(ステップS102)、質量分析データが代表値データであれば、データ変換処理における変換処理を決定するための処理情報が含まれているかを判断させ(ステップS103)、処理情報が含まれていると判断されたときは、処理情報に基づいて変換処理の変換条件を決定させる(ステップS108)構成とすることもできる。このように構成した質量分析データ処理プログラムでは、質量分析データが代表値データであるか否か、および処理情報が含まれているか否かなどの判別をユーザに委ねる必要がなく、ユーザの操作負荷を軽減することができる。
(1)質量分析データの構造にもよるが、代表値データで示された質量分析データであることをデータヘッダ情報に書き込み、データ構造の解析を行うことなく、分析対象の質量分析データが代表値データであることを識別できるようにしてもよい。
(2)(1)のヘッダ情報に代表値データの表記形式、あるいは変換条件そのものを書き込んでおき、書き込まれた変換条件でデータ変換処理を実行するようにしてもよい。
(4)(1)のヘッダ情報に変換条件そのものを書き込んでおき、データ処理装置はヘッダ情報に基づき、分析対象の質量分析データの代表値データからプロファイルデータを生成してもよい。このようなデータ構造が採用されると、プログラムのステップ数を少なくできる。
Claims (6)
- 質量分析データを処理する質量分析データ処理プログラムにおいて、
コンピュータを含むデータ処理装置に、
質量電荷比情報の代表値と前記代表値に対するイオン強度を表すデータセットを含む代表値データである代表値データを、質量電荷比情報に対するイオン強度のデータであるプロファイルデータに変換させるデータ変換処理を実行させる、質量分析データ処理プログラム。 - 請求項1に記載の質量分析データ処理プログラムにおいて、
前記データ処理装置に前記代表値データを前記プロファイルデータに変換させる際に、前記代表値データの種類、前記イオン強度を表すデータの種類、前記質量分析データを取得した質量分析装置の検出原理、および前記質量分析データを取得した質量分析装置の分解能に対応する情報のうちの少なくとも1つの情報を、変換処理を決定する処理情報として読み込み、読み込んだ前記処理情報に基づいて変換条件を決定させる、質量分析データ処理プログラム。 - 請求項2に記載の質量分析データ処理プログラムにおいて、
前記データ処理装置に、
ユーザに対して前記少なくとも1つの情報の入力を促すメッセージを表示装置に表示させ、
ユーザにより入力部に入力された前記少なくとも1つの情報を読み込ませ、
前記少なくとも1つの情報に基づいて変換条件を決定させる、質量分析データ処理プログラム。 - 請求項2に記載の質量分析データ処理プログラムにおいて、
前記データ処理装置に、
前記少なくとも1つの情報を、前記質量分析データから読み込ませ、
前記少なくとも1つの情報に基づいて変換条件を決定させる、質量分析データ処理プログラム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の質量分析データ処理プログラムにおいて、
前記データ処理装置に、
前記質量分析データが前記代表値データであるか否かを判断させ、
前記質量分析データが前記代表値データであれば、その代表値の表記形式を読み込ませ、
読み込んだ表記形式に基づく変換条件を決定させ、
決定された前記変換条件に基づいて前記代表値データを前記プロファイルデータに変換させる、質量分析データ処理プログラム。 - 請求項1に記載の質量分析データ処理プログラムにおいて、
前記データ処理装置に、
前記質量分析データが前記代表値データであるか否かを判断させ、
前記質量分析データが前記代表値データであれば、前記データ変換処理における変換処理を決定するための処理情報が含まれているかを判断させ、
前記処理情報が含まれていると判断されたときは、前記処理情報に基づいて前記変換処理の変換条件を決定させる、質量分析データ処理プログラム。
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