JP6988611B2 - ネットワーク機器、ネットワークシステム、ネットワーク切替方法 - Google Patents

ネットワーク機器、ネットワークシステム、ネットワーク切替方法 Download PDF

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本発明は、ネットワーク機器、ネットワークシステム、及び、ネットワーク切替方法に関する。
セキュリティ確保や機能の制限等を目的として物理的に切り離された2系統以上のネットワークを適宜、使い分けることが行われている。一台のユーザ端末が2系統以上のネットワークの機能を使い分けて使用する場合、ユーザ端末が目的のネットワークと通信ができるように管理者等がネットワーク構成を変える必要がある。
例えば、大学などの教育機関において試験時のみ、ユーザ端末からインターネットへの通信を制限し、試験用のサーバが置かれた別系統のネットワークにユーザ端末を一時的に接続させる運用事例がある。従来このようなネットワーク切替は、スイッチ又はルータなどのネットワーク機器の物理ケーブルを管理者が差し替えることで行われていた。
しかし、物理ケーブルが接続されているネットワーク機器が遠隔にある場合、物理ケーブルの挿抜によるネットワーク切替は、その場所まで管理者が出向いて差し替え作業を行うことになる。あるいは、ネットワーク作業に慣れた作業者に依頼して物理ケーブルの差し替えを行ってもらう必要があり、いずれも手間が発生する。また、誤接続の可能性もあり、意図しない通信が行われてしまうおそれがある。
物理ケーブルの挿抜を行わずにネットワークを切り替える技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、通信装置4から通信装置1への経路Aを変更するために、監視制御装置が通信装置3に対して経路変更のためにルーティングテーブルを変更させ、通信装置4から通信装置5への経路Bに変更させる通信システムが開示されている。
しかしながら、従来の技術では、経路変更が正常に行われたか否かが確認されていないため、想定通りの経路変更が行われていないおそれがあるという問題がある。例えば、ルーティングテーブルによるネットワークの切り替えでは、ルーティングテーブルが正しく設定されていない場合、又は、ルーティングテーブルは正しくてもネットワーク構成が適切でない場合等があり、想定通りの経路変更が行われていない可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑み、想定通りの経路変更が行われたかを確認できるネットワーク機器を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、少なくとも3つ以上のネットワークインタフェースを有するネットワーク機器であって、ネットワークインタフェースの1つからネットワークの切替要求を取得する切替要求取得手段と、前記切替要求取得手段が取得したネットワークの切替要求に応じて、第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースを接続する接続手段と、前記接続手段により第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースが接続された場合、前記第一のネットワークインタフェースに接続された第一の装置に対し、前記第二のネットワークインタフェースに接続された第二の装置とのテスト通信を実行させるテスト通信手段と、を有する。
想定通りの経路変更が行われたかを確認できるネットワーク機器を提供することができる。
ネットワーク切替制御装置の概略的な動作を説明する図の一例である。 ネットワーク切替制御装置の概略的なハードウェア構成図の一例である。 ネットワークシステムが有するHTTPサーバ、ネットワーク切替制御装置、及び、管理者端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 ネットワーク切替制御装置においてネットワークの切替時の構成を説明する図の一例である。 ネットワーク切替時のネットワークシステムの動作を説明するシーケンス図の一例である。 管理者端末のLCDに表示されるネットワーク切替画面の一例を示す図である。 ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステムの動作を説明するシーケンス図の一例である。 管理者端末がLCDに表示する切替判定結果画面の一例を示す図である。 ネットワークシステムが有するHTTPサーバA、B、ネットワーク切替制御装置、及び、管理者端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(実施例2)。 ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステムの動作を説明するシーケンス図の一例である(実施例2)。 ネットワークシステムが有するHTTPサーバA、B、ネットワーク切替制御装置、及び、管理者端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(実施例3)。 ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステムの動作を説明するシーケンス図の一例である(実施例3)。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、ネットワークシステムとネットワークシステムが行うネットワーク切替方法について図面を参照しながら説明する。
<本実施例の概略>
図1は、本実施例のネットワーク切替制御装置30の概略的な動作を説明する図の一例である。ネットワーク切替制御装置30にはネットワークA、ネットワークB、及び、ネットワークCが接続されている。ネットワークA、BにはそれぞれHTTPサーバ50が接続されているが、HTTPサーバ50のうちネットワークAに接続されたHTTPサーバ50をHTTPサーバA、ネットワークBに接続されたHTTPサーバ50をHTTPサーバBという。
(1)管理者9は管理者端末10を操作してネットワーク切替制御装置30と通信させ、ネットワークCの接続先をネットワークAからネットワークB(又はネットワークBからネットワークAでもよい)に切り替えさせる。
(2)ネットワーク切替制御装置30は管理者端末10から指示されたように、ネットワークBとネットワークCを接続する。本実施例では、ネットワークCはネットワークA又はBのいずれか一方とのみ同時に通信するが、必要であれば(ネットワークAとネットワークCが接続されたままであれば)切断する。
(3)ネットワーク切替制御装置30は、ネットワークAに存在するHTTPサーバA、及び、ネットワークBに存在するHTTPサーバBとのテスト通信を管理者端末10に指示する。
(4)管理者端末10はネットワークAに存在するHTTPサーバAとテスト通信を行い、同様に、ネットワークBに存在するHTTPサーバBとテスト通信を行う。切り替えが想定通りに行われていれば、HTTPサーバAから応答がなく、HTTPサーバBからは応答があるはずである。
(5)管理者端末10はテスト結果をネットワーク切替制御装置30に送信するので、ネットワーク切替制御装置30はテスト結果に基づき切替判定を行うことができる。
このように、本実施例のネットワーク切替制御装置30は、管理者端末10がネットワーク切替指示を出した際に何らかの原因により正常に切り替えできなった場合に、切り替えの失敗を検知することができる。失敗を検知した場合は、管理者9が適切な作業を行うことで、ネットワークの接続状態を正常に切り替えることができる。
<用語について>
管理者端末10は第一の装置の一例であり、HTTPサーバA、B、及び、端末装置A,Bは第二の装置又は第三の装置の一例である。
ネットワークインタフェースとは、ネットワークが接続されるインタフェースである。本実施形態ではネットワークカードという用語で説明するが、イーサネットカード(登録商標)、LANインタフェースなどと呼ばれていてもよい。
<構成例>
図1に基づいてネットワークシステム100のシステム構成について説明する。ネットワーク切替制御装置30には3つのネットワークA〜Cが接続されている。3つとしたのは一例であって、4つ以上のネットワークが接続されていてもよい。本実施例においてネットワークAとBは、物理的又は電気的に切断されている。したがって、ネットワークAからB又はこの逆に通信することはできない。これに対し、ネットワークAとC,又は、ネットワークBとCは物理的又は電気的に接続された状態を取ることができる。本実施例では、ネットワークAとC,及び、ネットワークBとCは同時には接続されない。
また、ネットワークAとCがブリッジやハブなどにより同じネットワークとして接続された場合、ネットワークAとCは同じネットワークアドレスを有する同じネットワークであるが、本実施例では説明の便宜上、別々のネットワークとして説明する。また、ネットワークAとCが、例えばルータで接続された場合は異なるネットワークである。異なるネットワークとは、例えば、ネットワークアドレスが異なることをいう。また、ネットワークアドレスが異なるネットワークをセグメントが異なるという場合がある。
ネットワークAとBは、物理的又は電気的に接続されていないネットワークであることが好ましいが、ネットワークアドレス等が異なっていてルータなどで別のネットワークとして扱われるネットワークでもよい。
ネットワーク切替制御装置30は、ネットワークAとCが接続された状態からネットワークBとCが接続された状態、又は、ネットワークBとCが接続された状態からネットワークAとCが接続された状態に、内部の接続状態を切り替える情報処理装置である。このような装置は、LAN切替装置と呼ばれる場合がある。あるいは、OpenFlowに対応したOpenFlowスイッチでもよい。OpenFlowでは、OpenFlowコントローラが「この条件のパケットに対してはこのようにアクション(処理)する」という、処理対象となるパケットの「条件」と「アクション」が含まれるルール(Flow Entry)をOpenFlowスイッチに書き込んでおくことで、ソフト的なネットワークの切り替えを可能にする。
管理者端末10は、管理者9が操作する情報処理装置である。管理者9とは、ネットワークシステム100の管理を行う者であり、本実施例ではネットワークCの接続先のネットワークをネットワークA又はBに切り替える権限を有する者をいう。管理者端末10は、ネットワーク切替制御装置30、HTTPサーバA、及びHTTPサーバBと通信する機能を有する装置であればよい。例えば、ブラウザソフトウェアが動作する装置が想定される。具体的にはPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブルPCなどが挙げられるが、これらに限られない。また、ブラウザソフトウェアが動作する、複合機、電子黒板、テレビ会議端末、又は、プロジェクタなどのオフィス機器でもよい。
また、管理者端末10で動作するソフトウェアはネットワーク切替制御装置30に専用のアプリケーションソフトでもよい。このアプリケーションソフトには、ネットワーク切替制御装置30のIPアドレス等が設定されており、ネットワーク切替制御装置30と通信して現在のネットワークの接続状態を監視したり、ネットワークの接続状態を切り替えたりすることができる。
また、管理者端末10は常時、ネットワークCに接続されている必要はなく、ネットワークの切り替え時にネットワークCに接続されればよい。
HTTPサーバA、Bは、テスト通信のために管理者端末10から送信されたHTTPリクエストにHTTPレスポンスを返す情報処理装置である。疎通確認が可能な機器であればよく、サーバと呼ばれる装置のようにHTTPに対応していることまでは要求されない。ただし、HTTPサーバA、Bと疎通確認する場合、管理者端末10ではブラウザソフトウェアが動作すればよいので、特別なアプリケーションソフトが不要になる。
HTTPという通信プロトコルはOSI基本参照モデルの第5層から第7層の機能であるが、HTTPサーバA、Bは第3,4層のTCP/IPに対応したルータ又はL3スイッチ、又は、第3層のICMPに対応したネットワーク機器、第2層のイーサネット(登録商標)に対応したL2スイッチなどでもよい。HTTPサーバA、Bがサーバでない機器の場合については実施例2で説明する。
<ハードウェア構成について>
図2は、ネットワーク切替制御装置30の概略的なハードウェア構成図の一例である。ネットワーク切替制御装置30は、CPU201と、CPU201が使用するデータの高速アクセスを可能とするメモリ202とを備える。CPU201及びメモリ202は、システム・バス203を介して、ネットワーク切替制御装置30の他のハードウェア要素、例えば、グラフィックス・ドライバ204及びネットワークカード(NIC)205へと接続されている。
グラフィックス・ドライバ204は、バスを介してLCD(Liquid Crystal Display)206に接続されて、CPU201による処理結果をモニタする。LCD206は表示装置の一例である。また、ネットワークカード205は、トランスポート層レベル及び物理層レベルでネットワーク切替制御装置30をネットワークへと接続して、ネットワークA〜Cの各種装置との間にセッションを確立させるネットワークインタフェース(ネットワークI/F)である。ネットワーク切替制御装置30は少なくとも3つ以上のネットワークカード205を有している。
システム・バス203には、更にI/Oバス・ブリッジ207が接続されている。I/Oバス・ブリッジ207の下流側には、PCIなどのI/Oバス208を介して、IDE、ATA、ATAPI、シリアルATA、SCSI、USBなどにより、HDD(ハードディスクドライブ)209などの記憶装置が接続されている。HDD209はネットワーク切替制御装置30の全体を制御するプログラム209pを記憶している。HDD209はSSD(Solid State Drive)でもよい。
また、I/Oバス208には、USBなどのバスを介して、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイスと呼ばれる)などの入力装置210が接続され、システム管理者などのオペレータによる入力及び指令を受け付けている。
なお、管理者端末10、及びHTTPサーバA、Bのハードウェア構成は、ネットワーク切替制御装置30と同様であるか、又は、相違があるとしても本実施例の説明の上では支障がないものとする。
また、HTTPサーバA、Bについてはクラウドコンピューティングに対応していてよい。この場合、図示したハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたり一まとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、HTTPサーバA、Bが備えていることが好ましいハード的な要素を示す。
<機能について>
図3は、ネットワークシステム100が有するHTTPサーバ50、ネットワーク切替制御装置30、及び、管理者端末10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<ネットワーク切替制御装置>>
ネットワーク切替制御装置30は、ネットワーク切替部31、ネットワーク切替失敗検知部32、HTTPサーバ部33、及び、認証部34を有する。ネットワーク切替制御装置30が有するこれらの各機能は、図2に示したHDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現されている機能又は手段である。なお、プログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されてもよいし、USBメモリや光記憶媒体などの可搬性の記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。
また、ネットワーク切替制御装置30は、図2に示したHDD209又はメモリ202の少なくとも一方に構築されるログイン情報記憶部35とIPアドレス記憶部36を有している。ログイン情報記憶部35について表1を用いて説明する。
Figure 0006988611
表1は、ログイン情報記憶部35に記憶されている情報を模式的に示す。ログイン情報記憶部35には、ネットワーク切替制御装置30が管理者9を認証するためのログイン情報を記憶している。このログイン情報を認証情報又はアカウント情報と称してもよい。ログイン情報記憶部35には、個人IDに対応付けてパスワードと権限の各項目が登録されている。個人IDは管理者9のようにネットワーク切替制御装置30を操作する者を特定又は識別するための識別情報の一例である。管理者ID又はユーザIDなどと称してもよい。なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。他のIDについても同様である。パスワードは管理者9がネットワーク切替制御装置30から認証を受けるために秘密にしておく情報である。権限は、管理者9等がネットワーク切替制御装置30に対し行うことが許可された操作内容である。
Figure 0006988611
表2は、IPアドレス記憶部36に記憶されている情報を模式的に示す。IPアドレス記憶部36には、ネットワークの切り替え後にネットワーク切替失敗検知部32が管理者端末10にテスト通信させるため、HTTPサーバA、BのIPアドレスが記憶されている。IPアドレスはアドレス情報の一態様であり、IPアドレス記憶部36はアドレス情報記憶手段の一態様である。IPアドレスはTCP/IPネットワーク上で、通信相手(ホスト)を識別する識別情報である。IPアドレス記憶部36にはサーバ名、ネットワーク名、及び、IPアドレスの各項目が登録されている。サーバ名はサーバの名称であり、例えばドメイン名である。ネットワーク名はHTTPサーバA、Bが接続されているネットワークの名称である。サーバ名とネットワーク名は主に管理者が判読するために使用される。IPアドレスの項目はHTTPサーバA、BのIPアドレスを示す。IPアドレス記憶部36の情報は、管理者9等が予め設定している。
図3に戻って説明する。認証部34は、ログイン情報記憶部35を参照して管理者9を認証する。認証部34は管理者端末10から送信された個人IDとパスワードがログイン情報記憶部35のものと一致する場合に認証が成立すると判断し、一致しない場合に認証が成立しないと判断する。認証が成立すると認証部34は管理者9のログインを許可し、権限で認められた操作内容を許可する。なお、ログイン情報としてICカードの情報、生体認証情報が使用されもよい。
HTTPサーバ部33は、HTTPというプロトコルにしたがって管理者端末10と通信し、管理者端末10に対しユーザインタフェースとなる画面情報を提供するサーバとして動作する。画面情報は、例えば、HTML、JavaScript(登録商標)、及び、CSS(Cascade Style Sheet)により記述されている。
ネットワーク切替部31は、ネットワークCとネットワークAの接続、又は、ネットワークCとネットワークBの接続を排他的に行う。結果的に、ネットワークの接続状態を切り替えることができる。詳細は後述される。
ネットワーク切替失敗検知部32は、ネットワークの切り替え後に管理者端末10にテスト通信を行わせ、ネットワークの切り替えに成功したか失敗したかを管理者端末10に通知する。
<<HTTPサーバA、B>>
HTTPサーバA、Bはサーバ部51と通信部52を有する。HTTPサーバA、Bが有するこれらの各機能は、図2に示したHDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現されている機能又は手段である。
HTTPサーバAの通信部52はネットワークAを介して管理者端末10と通信する。なお、後述するように、ネットワークAとネットワークCがブリッジ接続された場合、ネットワークAとCは同一のLANなので、管理者端末10から見てネットワーク切替制御装置30はOSI基本参照モデルのデータリンク層(レイヤ2)に接続された1つの装置に過ぎない。すなわち、管理者端末10はHTTPサーバAのIPアドレスを指定すればHTTPサーバAと通信でき、ネットワーク切替制御装置30のIPアドレスを指定すればネットワーク切替制御装置30と通信できる。
HTTPサーバAのサーバ部51はHTTPサーバの機能を提供する。したがって、HTTPリクエストに含まれるGET、POST等のメソッドを解析して、指定されたリソースの応答又は登録等を行う。この他、HTTPで決まっているエラー処理も行う。
なお、HTTPサーバBの機能はHTTPサーバAの機能と同様である。
<<管理者端末>>
管理者端末10は、通信部11、解析部12、表示制御部13、及び操作受付部14を有する。管理者端末10が有するこれらの各機能は、図2に示したHDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pをCPU201が実行することにより実現されている機能又は手段である。本実施例では管理者端末10で動作するプログラム209pは一例としてブラウザソフトウェア19が想定されている。
通信部11は、ネットワークCを介してネットワーク切替制御装置30と通信し、ネットワークA,Cを介してHTTPサーバAと通信し、更に、ネットワークB,Cを介してHTTPサーバBと通信する。ネットワーク切替制御装置30のIPアドレスとポート番号は管理者にとって既知である。また、HTTPサーバA、BのIPアドレスはIPアドレス記憶部36に記憶されており、ポート番号は通常80である。このように、管理者はネットワーク切替制御装置30のIPアドレスを記憶していればよく、HTTPサーバA、BのIPアドレスを記憶していたり管理したりする必要がない。
解析部12は、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33、又は、HTTPサーバA、Bのサーバ部51から送信された画面情報を解析して、HTML、JavaScript(登録商標)、及び、CSSを取り出し、上から順番に実行する。また、管理者9の操作に応じたイベントを検出してHTML又はJavaScript(登録商標)で記載された処理を実行する。
表示制御部13は、解析部12が解析した画面情報に基づいてLCD206にユーザインタフェースとなる画面を表示する。また、操作受付部14が受け付けた操作にしたがって画面を遷移させる。
操作受付部14は、管理者端末10に対する各種の操作を受け付ける。例えば、画面に表示されたボタンの押下、画面スクロール、情報の入力等を受け付ける。
なお、利用者端末60は、一般のユーザが使用する端末であり、管理者端末10と同様の機能を有している。利用者端末60は、管理者9によって切り替えられたネットワークAの各種のサーバ、又は、ネットワークBの各種のサーバと通信することができる。例えば、大学などの教育機関でネットワーク切替制御装置30が使用される場合、授業中はインターネットに繋がっているネットワークAに接続され、試験中は試験用のサーバが置かれたネットワークBと接続される。
<ネットワークの切替方法>
続いて、図4を用いてネットワークの切替方法を説明する。図4は、ネットワーク切替制御装置30においてネットワークの切替時の構成を説明する図である。
図4では、ネットワーク切替制御装置30が3つのネットワークカード205(図4ではネットワークカードA〜Cという)を有し、ネットワークカードAにはネットワークAが接続され、ネットワークカードBにはネットワークBが接続され、ネットワークカードCにはネットワークCが接続されている。また、ネットワーク切替制御装置30はブリッジ40を有しており、ブリッジ40にネットワークカードCが常時、接続され、ネットワークA、Bのどちらかが排他的に接続されている。つまり、ブリッジ40に対しネットワークカードAとBは同時には接続されない。ネットワークA、Bのどちらにも接続されていない状態をとってもよい。なお、ネットワークカードCは第一のネットワークインタフェースの一例であり、ネットワークカードA、Bは第二のネットワークインタフェース又は第三のネットワークインタフェースの一例である(順不同)。
ブリッジ40はOSI基本参照モデルのデータリンク層におけるデータ中継機器である。したがって、ネットワークAとC、ネットワークBとC、はそれぞれ1つのLANになる。ブリッジ40はポートPA〜PCに繋がっている機器のMACアドレスを学習し、LANを流れるフレームの宛先のMACアドレスを持つ機器がどのポートに繋がっているか判断し、機器があるポートにだけフレームを転送する。図4の例では、ブリッジ40のポートPAにはHTTPサーバAのMACアドレスが対応付けて学習され、ブリッジ40のポートPBにはHTTPサーバBのMACアドレスが対応付けて学習されている。
なお、ブリッジ40は、同じくデータリンク層でネットワーク同士を接続できるL2スイッチでもよい。
また、ブリッジ40はハブでもよい。ハブは、OSI基本参照モデルの物理層におけるデータ中継機器である。ブリッジ40と異なり、フレームを受信したポート以外の残りのポート全てから同じフレームを送信する。本実施例では、ブリッジ40とネットワークカードA,Bは同時には接続されないので、ハブでもよい。
ネットワーク切替部31はブリッジ40に接続されるネットワークカードAをネットワークカードBに、又は、ブリッジ40に接続されるネットワークカードBをネットワークカードAに切り替える。このようなスイッチング回路として例えば、リレー装置が知られている。リレー装置は継電器ともいい、電磁石と接点機構を有し、電磁石に電流を流した時に生ずる電磁気を利用して、接点機構の接続状態(開閉)を変更する装置である。リレー装置では機構的に排他接続が実現される。
図4に示すように、ブリッジ40とネットワークカードA,Bの接続を切り替えることで利用者端末60から見たネットワーク切替を実現できる。
<動作手順>
<<ネットワークの切り替え>>
図5は、ネットワーク切替時のネットワークシステム100の動作を説明するシーケンス図の一例である。
S1:管理者9は管理者端末10を操作して、ネットワークの切り替えをネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33に要求する。管理者はネットワーク切替制御装置30(又はHTTPサーバ部33)のIPアドレスを指定するかDNSサーバ等から取得する。管理者端末10の操作受付部14は管理者9の操作を受け付けて、通信部11がHTTPリクエストによってネットワーク切替要求をネットワーク切替制御装置30に送信する。ネットワーク切替要求には少なくとも接続先のネットワーク(本実施例ではネットワークA又はB)が含まれる。管理者端末10に表示されるネットワーク切替画面501の一例を図6に示す。
S2:ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33はHTTPリクエストを受信する。HTTPサーバ部33はHTTPリクエストを解析して、ネットワーク切替要求であると判断すると、ネットワーク切替部31にネットワーク切替指示を送出する。ネットワーク切替指示には少なくとも切り替え後にブリッジ40が接続されるネットワーク(ネットワークA又はB)が含まれる。
S2−1:ネットワーク切替部31は、図4にて説明したように、管理者9が要求したネットワークA又はBと利用者端末60が通信できるようにネットワークの切り替えを行う。ネットワークの切り替えが完了した旨がHTTPサーバ部33に通知される。
S3:ネットワークの切り替えが終了した後、HTTPサーバ部33はネットワーク切替処理が成功したか失敗したかを確認するため、ネットワーク切替失敗検知部32にネットワーク切替が成功したか失敗したかを検知するテスト通信を要求する。
これに対し、ネットワーク切替失敗検知部32は図7で説明するテスト通信を行い、切替判定結果をHTTPサーバ部33に返す。切替判定結果は、HTTPサーバ部33を通して管理者端末10にも返信される。
図6は、管理者端末10のLCD206に表示されるネットワーク切替画面501の一例を示す図である。ネットワーク切替画面501は、「ネットワークの切り替え先を選択して下さい」というメッセージ502、ネットワークCとネットワークA又はBを結ぶ線503、「ネットワークA」の手前のラジオボタン504、「ネットワークB」の手前のラジオボタン505、及び、実行ボタン506を有する。
管理者9は、ネットワークA又はネットワークBの手前のラジオボタン504,505をクリック(又はタップ)するという視覚的な操作で、ネットワークを切り替えることができる。なお、ラジオボタンであるため、ネットワークAとBが同時に選択されることがなく、誤入力を抑制できる。
管理者9がネットワークAのラジオボタン504を選択すると、線503はネットワークCとネットワークAのラジオボタン504を結び、管理者9がネットワークBのラジオボタン505を選択すると、線503はネットワークCとネットワークBのラジオボタン505を結ぶ。このように、切り替えの内容をビジュアルに(視覚的に)確認できる。
<<テスト通信の指示>>
次に、図7を用いて、ネットワーク切替失敗の検知手順を説明する。図7は、ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステム100の動作を説明するシーケンス図の一例である。図7の処理は図5のステップS3により開始される。
S11:まず、ネットワーク切替失敗検知部32は管理者端末10にHTTPリクエスト送信指示を送信する。より詳細には、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33を介してHTTPリクエスト送信指示が送信されるが、図7では省略されている。ネットワーク切替失敗検知部32は、管理者端末10にHTTPサーバAとHTTPサーバBとHTTPで通信させる。画面遷移を伴わずに管理者端末10がHTTPサーバA及びHTTPサーバBとHTTP通信する方法として例えばXMLHttpRequest等がある。XMLHttpRequestはブラウザ上でサーバとHTTP通信するためのAPI(Application Interface)である。特にAJAX(非同期通信)で使用される。ネットワーク切替失敗検知部32はIPアドレス記憶部36からHTTPサーバA、HTTPサーバBのIPアドレスを読み出して、これらを宛先としてXMLHttpRequestを送信するよう管理者端末10に指示する。送信指示は例えばJavaScript(登録商標)を送信することで行えばよい。
あるいは、画面遷移してもよい場合は、リダイレクトという仕組みを使用してもよい。実現する方法としてはいくつかあるが、例えばJavaScript(登録商標)やHTMLを使用する方法がある。JavaScript(登録商標)の場合「location.href="URL";」のURLにHTTPサーバA、HTTPサーバBのIPアドレスを設定する。HTMLの場合、HTMLのheadタグに「meta http−equiv="refresh" content="URL=http://URL"」と記載する(URLはHTTPサーバA、HTTPサーバBのIPアドレス)。この他、301リダイレクト等のりダイレクト方法を使用してもよい。
S12:管理者端末10の通信部11は、HTTPリクエスト送信指示にしたがってHTTPサーバAにHTTPリクエストを送信する。HTTPサーバAからHTTPレスポンスが返信される。
S13:管理者端末10の通信部11は、HTTPリクエスト送信指示にしたがってHTTPサーバBにHTTPリクエストを送信する。HTTPサーバBからHTTPレスポンスが返信される。なお、テスト通信は、ネットワークCの接続先として切り替えられたネットワーク、又は、ネットワークCの接続先から切断されたネットワークに対してのみ行ってもよい。例えば、ネットワークCの接続先として切り替えられたネットワークのみとテスト通信すれば、テスト通信が早期に終わる。ネットワークCの接続先から切断されたネットワークに対してのみテスト通信すれば、インターネットなど接続されていてはセキュリティが低下する状況で切断されていることを確認できる。
ここでHTTPレスポンスにはHTTPレスポンスステータスコードが含まれている。HTTPレスポンスステータスコードは、HTTPリクエストが正常に完了したかを示し、情報レスポンス、成功レスポンス、リダイレクト、クライアントエラー、及び、サーバーエラーの5つの種類がある。
例えば、HTTPサーバAが設置されているネットワークAからHTTPサーバBが設置されているネットワークBへ切替を行った際のテスト通信を例にして説明する。正常に切り替えが実行できた場合、HTTPサーバAからのHTTPレスポンスは404(Not Found)のエラーコードが返信される。また、HTTPサーバBからは200(OK)などが返信されるはずである。反対に、HTTPサーバAから200(OK)が返信された場合、又は、HTTPサーバBから404(Not Found)等のエラーが返信される場合、ネットワーク切替が失敗したことになる。
したがって、ステップS12,S13の時点で管理者端末10がネットワークの切り替えの判定結果を検出することもできる。
S14:管理者端末10の通信部11は、HTTPサーバAとHTTPサーバBから受信したHTTPレスポンスステータスコードをテスト結果としてネットワーク切替制御装置30のネットワーク切替失敗検知部32に送信する。このような送信を行うことは、ネットワーク切替失敗検知部32から取得した例えばJavaScript(登録商標)に記述されている。
S15:ネットワーク切替失敗検知部32はHTTPサーバAとHTTPサーバBからのHTTPレスポンスステータスコードにより切替が成功したか否かを判定する。図5で説明したように、切替判定結果が管理者端末10に送信されるので、管理者9はネットワークの切り替えが成功したか否かを判断できる。
図8は、管理者端末10がLCD206に表示する切替判定結果画面511の一例を示す。ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33は、成功又は失敗の切替判定結果に基づいて、切替判定結果画面511を作成し管理者端末10に送信する。図8(a)は、成功の例を示しており、「ネットワークAからネットワークBへの切り替えが成功しました。」というメッセージ512が表示されている。
図8(b)は、失敗の例を示しており、「ネットワークAからネットワークBへの切り替えが失敗しました。」というメッセージ513が表示されている。失敗の場合には、文字色を赤にしたり、点滅させたりして注意喚起してもよい。こうすることで、管理者9はネットワーク切替の成否を確認できる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施例のネットワークシステム100は、管理者端末10がネットワーク切替指示を送信した際に、何らかの原因により切替が失敗した場合に失敗を検知する機能を有するので、切替処理の成功・失敗を判定することができる。
また、ネットワークの利用者が誰でもネットワーク切替ができてしまうと通信制御が困難になるおそれがあるので、認証機能により管理者9だけがネットワーク切替ができるようにすることができる。
また、本実施例では、管理者9は図6のようなネットワーク切替画面501で切り替えるネットワークを選択することができるので、誤接続を防止しやすくなる。
また、従来は、管理者9が切替元となるネットワークからLAN機器へ接続する必要があるが、本実施例ではブラウザソフトウェア19を用いて管理者が切替要求を行うため、ネットワーク切替制御装置30にアクセスすることができるネットワークであれば場所は限定されない。
実施例1ではネットワークAにHTTPサーバAが接続され、ネットワークBにHTTPサーバBが接続されていたが、ネットワークA,BにHTTPサーバが存在しない場合もある。HTTPサーバA,Bがないと、管理者端末10のブラウザソフトウェア19ではテスト通信が困難になる。
そこで、本実施例では、管理者端末10がサーバ機能を有さない端末装置の死活を監視するネットワークシステム100ついて説明する。
なお、本実施例において、図1,2において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
<機能について>
図9は、ネットワークシステム100が有するHTTPサーバA、B、ネットワーク切替制御装置30、及び、管理者端末10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。図9の説明では主に図3との相違を説明する。
本実施例では、ネットワークAとネットワークBに管理者端末10から通信可能でありIPアドレスを持つ端末装置70が設置されている。ネットワークAに接続された端末装置70を端末装置Aといい、ネットワークBに接続された端末装置70を端末装置Bといいう。
端末装置70はHTTPサーバである必要はない。端末装置70は、管理者端末10から通信可能でありIPアドレスを持つ装置であればよいが、例えば複合機、電子黒板、プロジェクタ、テレビ会議端末等が挙げられる。この他、PC,デジタルサイネージ、テレビ受像器などでもよい。
また、本実施例では、IPアドレス記憶部36にHTTPサーバA,BのIPアドレスではなく、端末装置A,BのIPアドレスが記憶されている。
また、管理者端末10はアプリケーションソフトである管理ツール21を有し、管理ツール21はネットワーク切替制御装置30のHTTPクライアントとしての機能と、ネットワーク内の端末装置70の死活監視機能を有する。アプリケーションソフトはブラウザと異なり、HTMLの記載形式に制限されずに通信することができる。
<動作手順>
ネットワークの切り替え時の処理は図5と同様でよいので、切替失敗検知について説明する。
図10は、ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステム100の動作を説明するシーケンス図の一例である。図10の処理は図5のステップS3により開始される。
S11:まず、ネットワーク切替失敗検知部32は管理者端末10に死活監視指示を送信する。すなわち、管理者端末10に端末装置Aと端末装置Bと適当な通信プロトコルで通信させる。本実施例では、端末装置A,BのIPアドレスを管理ツール21に通知して死活監視指示をすればよい。なお、管理ツール21とネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33はHTTPなどで通信すればよい。
S12:管理者端末10の通信部11は、死活監視指示にしたがって端末装置Aに死活監視を行う。この時の通信プロトコルは端末装置Aと端末装置Bが対応していればどのような通信プロトコルでもよい。例えば、Pingコマンド(ICMPプロトコル)を送信する。端末装置AからはPing応答が返信される。
S13:管理者端末10の通信部11は、死活監視指示にしたがって端末装置Bに死活監視を行う。例えば、Pingコマンドを送信する。端末装置BからはPing応答が返信される。
ここでPing応答には、端末装置A,Bが正常に応答すると応答時間が含まれ、端末装置A,Bが応答しないと「タイムアウトしました」というメッセージが含まれる。
例えば、端末装置Aが設置されているネットワークAから端末装置Bが設置されているネットワークBへ切替を行った際のテスト通信を例にして説明する。正常に切り替えが実行できた場合、端末装置AからのPing応答は「タイムアウトしました」というメッセージが返信される。また、端末装置Bからは「概算時間5ミリ秒」などが返信されるはずである。反対に、端末装置Aから「概算時間5ミリ秒」などが返信された場合、又は、端末装置Bから「タイムアウトしました」というメッセージが返信される場合、ネットワーク切替が失敗したことになる。
S14:管理者端末10の通信部11は、端末装置Aと端末装置Bから受信した死活監視結果をテスト結果としてネットワーク切替制御装置30のネットワーク切替失敗検知部32に送信する。このような送信を行うことは、管理ツールに設定されている。
S15:ネットワーク切替失敗検知部32は死活監視結果(端末装置AとBからのPing応答)により切替が成功したか否かを判定する。図5で説明したように、切替判定結果が管理者端末10に送信されるので、管理者9はネットワークの切り替えが成功したか否かを判断できる。
<まとめ>
このように、本実施例のネットワークシステム100は、ネットワークA,Bの装置がHTTPサーバでなくてもネットワーク切替の成否を判定できる。したがって、管理者9がネットワークA,B上にHTTPサーバA、Bを用意しなくてよい。
なお、本実施例では、Pingコマンドで死活監視したが、通信プロトコルは所定、任意、又は予め定められた通信プロトコルでよい。例えば、ARP(Address Resolution Protocol)、SNMP(Simple Network Management Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、TELNET(Teletype network)、NTP(Network Time Protocol)、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)等を用いてもよい。セキュリティ上、いずれかのプロトコルが制限されているネットワークにおいて、制限を受けない他のプロトコルを用いることで失敗検知が可能となる。
本実施例では、ネットワーク切替制御装置30がリバースプロキシを有するネットワークシステム100について説明する。
実施例1では、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33と通信した管理者端末10が、HTTPサーバA及びHTTPサーバBと通信していた。しかし、管理者端末10が異なるサーバ(ドメインが異なる)へHTTP通信を行うことはSOP(Same Origin Policy)により禁止される場合がある。SOPは他のドメインのサイトへリクエストを送信できないように制限がかけられることをいう。つまり、SOPが働くと管理者端末10がHTTPサーバA、HTTPサーバBと通信できない場合がある。
そこで、本実施例では、ネットワーク切替制御装置30にリバースプロキシが設置される。管理者端末10はネットワーク切替制御装置30のリバースプロキシを経由して、ネットワーク切替制御装置30内のHTTPサーバ部33、HTTPサーバA、及び、HTTPサーバBと通信する。管理者端末10の通信先はリバースプロキシのままなのでSOPによる制限を回避できる。
<機能について>
図11は、ネットワークシステム100が有するHTTPサーバA、B、ネットワーク切替制御装置30、及び、管理者端末10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
なお、図11は本実施例におけるネットワーク切替制御装置30の主要な機能を示しており、図示する他、図3に示したネットワーク切替制御装置30の機能を有している。管理者端末10、及び、HTTPサーバA、Bについても同様である。
図11のネットワーク切替制御装置30はリバースプロキシ37を有している。リバースプロキシ37とは、任意のWebサーバの代わりにクライアントからのアクセスを受け付ける代行(プロキシ)サーバである。リバースプロキシ37は、Webサーバの手前に置かれ、Webサーバへの要求を受け取ってそれを背後のHTTPサーバに受け渡す。
管理者端末10はネットワーク切替制御装置30のリバースプロキシ37を経由して、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33、HTTPサーバA、及び、HTTPサーバBに接続する。これにより、管理者端末10の通信先はリバースプロキシ37のみとなるためSOPの制約内となる。
より詳細には、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33、及び、HTTPサーバA、B、のURLは以下のようになる。「:」の右側はTCPのポート番号である。
HTTPサーバ部33
→ http://localhost:4567
HTTPサーバA
→ http://(serverA IP addr):80 又は、http://(serverA domain):80
HTTPサーバB
http://(serverB IP addr):80 又は、http://(serverB domain):80
管理者端末10はリバースプロキシ37のIPアドレスを指定してリバースプロキシ37と通信する(なお、ポート番号はHTTPsの一般的なポート番号の443であるが、一例である)。管理者端末10はネットワーク切替制御装置30とだけ通信すればよい。
本実施例では、リバースプロキシ37がHTTPサーバ部33、HTTPサーバA、及び、HTTPサーバBと通信するために、リバースプロキシ37がプロキシパスを参照する。このため、ネットワーク切替制御装置30がプロキシパス記憶部38を有している。
Figure 0006988611
表3は、プロキシパス記憶部38に記憶されているプロキシパスの一例を示す。プロキシパス記憶部38はプロキシ記憶手段の一例である。プロキシパスは、例えば、「ProxyPass 公開パス 転送先URL」のようなフォーマットで設定される。ProxyPassはプロキシパスの設定であることを示し、公開パスは転送先のURLの代わりに管理者端末10が指定するネットワーク切替制御装置30のパス(フォルダ)である。したがって公開パスはHTTPサーバA、Bにアクセスするためのアクセス情報又は転送先の識別情報となる。転送先URLは管理者端末10からリバースプロキシ37への通信が転送されるURLである。本実施例ではネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33、HTTPサーバA、及び、HTTPサーバBのIPアドレス又はドメインが登録されている。
このようなプロキシパスにより、リバースプロキシ37はリバースプロキシ37へのアクセスをHTTPサーバ部33、HTTPサーバA、及び、HTTPサーバBに転送できる(振り分ける)。
http://www.riverseproxy.co.jp/server → http://localhost:4567
http://www.riverseproxy.co.jp/serverA → http://(HTTPサーバA IPアドレス):80
http://www.riverseproxy.co.jp/serverB → http://(HTTPサーバB IPアドレス):80
<動作手順>
図12は、ネットワーク切替後にテスト通信して、切替失敗を検知するネットワークシステム100の動作を説明するシーケンス図の一例である。図7の処理は図5のステップS3により開始される。
S31:まず、ネットワーク切替失敗検知部32は管理者端末10にHTTPリクエスト送信指示を送信する。より詳細には、ネットワーク切替制御装置30のHTTPサーバ部33とリバースプロキシ37を介してHTTPリクエスト送信指示が送信されるが、図12では省略されている。ネットワーク切替失敗検知部32は、管理者端末10にHTTPサーバA及びHTTPサーバBとHTTPで通信させるため、プロキシパス記憶部38からHTTPサーバA及びHTTPサーバBに対応するリバースプロキシ37の公開パスを読み出す。そして、HTTPリクエストの宛先として「http://www.riverseproxy.co.jp/serverA」「http://www.riverseproxy.co.jp/serverB」を管理者端末10に指示する。
S32:管理者端末10の通信部11は、HTTPリクエスト送信指示にしたがってHTTPサーバA及びHTTPサーバBに対応するリバースプロキシ37の公開パスを宛先にしてHTTPリクエストを送信する。したがって、HTTPリクエストはHTTPサーバA及びHTTPサーバBにではなくリバースプロキシ37に送信される。
S33:リバースプロキシ37は「http://www.riverseproxy.co.jp/serverA」へのアクセスからプロキシパス記憶部38に記憶されたHTTPサーバAのIPアドレスを取得してHTTPサーバAにHTTPリクエストを送信する。HTTPサーバAからはHTTPレスポンスが返信される。
S34:同様に、リバースプロキシ37は「http://www.riverseproxy.co.jp/serverB」へのアクセスからプロキシパス記憶部38に記憶されたHTTPサーバBのIPアドレスを取得してHTTPサーバBにHTTPリクエストを送信する。HTTPサーバBからはHTTPレスポンスが返信される。
S35:管理者端末10の通信部11は、HTTPサーバAとHTTPサーバBから受信したHTTPレスポンスステータスコードをネットワーク切替制御装置30のネットワーク切替失敗検知部32に送信する。このような送信は、ネットワーク切替失敗検知部32から取得した例えばJavaScript(登録商標)により記述されている。
S36:ネットワーク切替失敗検知部32はHTTPサーバAとHTTPサーバBからのHTTPレスポンスステータスコードにより切替が成功したか否かを判定する。図5で説明したように、切替判定結果が管理者端末10に送信されるので、管理者9はネットワークの切り替えが成功したか否かを判断できる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施例のネットワークシステム100は、リバースプロキシ37を利用することでSOPの制約を回避しながら、管理者端末10がHTTPサーバA、Bとテスト通信することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、ネットワークA〜Cは有線の通信網であっても無線の通信網でもよい。有線か無線かはOSI基本参照モデルの物理層で採用される通信経路なので、それよりも上位の通信には影響しない。
また、本実施形態においてHTTPで行われた通信は、HTTPs、HTTP/2等、HTTPと同等の通信で置き換えることができる。
また、本実施形態では、HTTPレスポンスステータスコードに基づいて、テスト結果が成功か失敗かを判断したが、例えばack(成功)、nack(失敗)のような応答に基づいて判断してもよい。すなわち、テスト結果が成功か失敗かの基準は、通信プロトコルが通信できること又はできないことをどのように通知するかに応じて変わりうる。
また、本実施形態では、ネットワークCがブリッジに固定されていたが、ネットワークの切り替えは、3つ以上のネットワークから管理者が指定した任意の2つを接続することで行われればよい。
また、本実施形態のHTTPサーバは、主にHTTPで通信するサーバを意味しており、Webサーバ又はWWWサーバとよばれていてもよい。
なお、HTTPサーバ部33は切替要求取得手段の一例であり、ネットワーク切替部31は接続手段の一例であり、ネットワーク切替失敗検知部32はテスト通信手段の一例であり、操作受付部14は操作受付手段の一例であり、通信部11は送信手段の一例である。
9 管理者
10 管理者端末
19 ブラウザソフトウェア
21 管理ツール
30 ネットワーク切替制御装置
37 リバースプロキシ
40 ブリッジ
50 HTTPサーバ
60 利用者端末
70 端末装置
100 ネットワークシステム
特開2012−165172号公報

Claims (10)

  1. 少なくとも3つ以上のネットワークインタフェースを有するネットワーク機器であって、
    ネットワークインタフェースの1つからネットワークの切替要求を取得する切替要求取得手段と、
    前記切替要求取得手段が取得したネットワークの切替要求に応じて、第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースを接続する接続手段と、
    前記接続手段により第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースが接続された場合、前記第一のネットワークインタフェースに接続された第一の装置に対し、前記第二のネットワークインタフェースに接続された第二の装置とのテスト通信を実行させるテスト通信手段と、
    を有するネットワーク機器。
  2. 前記テスト通信手段は、前記第一の装置と前記第二の装置のテスト通信に加え、
    前記接続手段により第一のネットワークインタフェースと第三のネットワークインタフェースが切断された場合、前記第一のネットワークインタフェースに接続された第一の装置に対し、前記第三のネットワークインタフェースに接続された第三の装置とのテスト通信を実行させることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器。
  3. 前記第二の装置と前記第三の装置は前記第一の装置からHTTPによる通信が可能なサーバであり、
    前記テスト通信手段は、前記第一の装置で動作するブラウザソフトウェアに対し、前記第二の装置と前記第三の装置に対しHTTPリクエストを送信させることで、前記テスト通信を実行させることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク機器。
  4. 前記第二の装置と前記第三の装置はサーバ機能を有さない端末装置であり、
    前記テスト通信手段は、前記第一の装置で動作するアプリケーションソフトに対し、所定の通信プロトコルによる前記第二の装置と前記第三の装置の死活監視を行わせることで、前記テスト通信を実行させることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク機器。
  5. 前記第二の装置と前記第三の装置のアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手段を有し、
    前記テスト通信手段は、前記アドレス情報記憶手段に記憶されている前記第二の装置と前記第三の装置のアドレス情報を指定して、前記第一の装置に対し前記第二の装置及び前記第三の装置と通信させることを特徴とする請求項3又は4に記載のネットワーク機器。
  6. 前記第二の装置及び前記第三の装置の代わりにアクセスを受け付けるリバースプロキシの機能と、
    前記リバースプロキシに対するアクセス情報と前記第二の装置及び前記第三の装置のアドレス情報を対応付けるプロキシ記憶手段と、を有し、
    前記リバースプロキシが、前記第一の装置から前記アクセス情報を指定して前記テスト通信を受け付けた場合、前記プロキシ記憶手段を参照して取得した前記第二の装置及び前記第三の装置のアドレス情報をあて先にして前記テスト通信を行うことを特徴とする請求項3に記載のネットワーク機器。
  7. 前記切替要求取得手段は、ネットワークインタフェースの1つに接続された装置に対し視覚的にネットワークの切り替えを受け付ける画面情報を送信し、
    ユーザにより選択された少なくとも接続先のネットワークを指定する切替要求を受け付けることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
  8. 前記テスト通信手段は、前記テスト通信手段によるテスト通信の結果を、前記第一の装置に表示させるために送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のネットワーク機器。
  9. 少なくとも3つ以上のネットワークインタフェースを有するネットワーク機器と、第一のネットワークインタフェースの1つに接続された第一の装置とを有するネットワークシステムであって、
    前記第一の装置は、
    ネットワークの切替要求を受け付ける操作受付手段と、
    ネットワークの切替要求を前記ネットワーク機器に送信する送信手段と、を有し、
    前記ネットワーク機器は、
    前記第一の装置からネットワークの切替要求を取得する切替要求取得手段と、
    前記切替要求取得手段が取得したネットワークの切替要求に応じて、第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースを接続する接続手段と、
    前記接続手段により前記第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースが接続された場合、前記第一の装置に対し、前記第二のネットワークインタフェースに接続された第二の装置とのテスト通信を実行させるテスト通信手段と、
    を有するネットワークシステム。
  10. 少なくとも3つ以上のネットワークインタフェースを有するネットワーク機器が行うネットワーク切替方法であって、
    切替要求取得手段が、ネットワークインタフェースの1つからネットワークの切替要求を取得するステップと、
    接続手段が、前記切替要求取得手段が取得したネットワークの切替要求に応じて、第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースを接続するステップと、
    テスト通信手段が、前記接続手段により第一のネットワークインタフェースと第二のネットワークインタフェースが接続された場合、前記第一のネットワークインタフェースに接続された第一の装置に対し、前記第二のネットワークインタフェースに接続された第二の装置とのテスト通信を実行させるステップと、
    を有するネットワーク切替方法。
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