JP6987374B2 - 発泡性皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
一方、炭酸ガスには血行促進作用があることが古くから知られており、例えば発熱物質を配合した温感のあるパック化粧料が知られている(特許文献2参照)
また、従来より知られている炭酸ガスを含有するパック剤においては、炭酸ガスの発泡性、泡の持続性、物理刺激等についての検討はなされているものの、炭酸ガスによる肌状態の改善効果の検討は未だ十分ではなく、また製品の使用性や安定性、洗い流した後の使用感に関する検討も十分になされていなかった。
その結果、特定の有効成分を各種炭酸ガス発泡性皮膚外用剤に配合することにより、炭酸ガスの効果を高め、上記課題を解決することを見い出し、本発明を完成するに至った。
(1)酸性物質及び水を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d−カンフル、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、D−パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
(2)酸性物質を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質及び水を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d−カンフル、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、D−パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
(3)酸性物質と該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質とを含有する、酸及び塩基含有組成物である第1剤と、
水を含有する組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d−カンフル、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、D−パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
組成:酸性物質、炭酸塩及び増粘剤を含有し、更に、アスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d−カンフル、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、D−パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
本発明に用いる酸性物質としては、無機酸、有機酸のいずれでもよく、これらの1種又は2種以上が用いられる。
本発明の(2)のキットにおける酸含有組成物中の酸性物質の含有量は、該酸含有組成物の固形分中、0.1質量%以上90質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上80質量%以下であることが更に好ましい。
本発明の(3)のキットにおける酸及び塩基含有組成物中の酸性物質の含有量は、該酸及び塩基含有組成物の固形分中、0.01質量%以上50質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上40質量%以下であることが更に好ましい。
本発明の皮膚外用剤用組成物中の酸性物質の含有量は、該皮膚外用剤用組成物の固形分中、0.01質量%以上40質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上30質量%以下であることが更に好ましい。
本発明に用いる前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質としては、前記酸性物質と反応して二酸化炭素を発生する物質であればよい。
本発明の(2)のキットにおける塩基含有組成物(含水組成物)中の炭酸ガス発生物質の含有量は、該塩基含有組成物中0.01質量%以上30質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上20質量%以下であることが更に好ましい。
本発明の(3)のキットにおける酸及び塩基含有組成物中の炭酸ガス発生物質の含有量は、該酸及び塩基含有組成物の固形分中、0.01質量%以上50質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上40質量%以下であることが更に好ましい。
本発明の皮膚外用剤用組成物中の炭酸ガス発生物質の含有量は、該皮膚外用剤用組成物の固形分中、0.01質量%以上40質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上30質量%以下であることが更に好ましい。
本発明に使用される増粘剤の例としては、化粧料、医薬品分野において用いられ得る各種のものが挙げられる。増粘剤としては、例えば、合成高分子、半合成高分子、天然高分子、粘度鉱物等が使用でき、具体的には、合成高分子としては、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリレーツ/アクリル酸アルキルクロスポリマー、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリアルキルアクリルアミド/ポリアクリルアミドコポリマー、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロース、プルロニック、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーをはじめとする親水性合成高分子、半合成高分子としては、例えば、カルボキシメチルセルロース又はその塩類、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、スルホン化セルロース誘導体などのセルロース誘導体が挙げられる。その他の半合成高分子として、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸エチレングリコールエステル、デキストリン脂肪酸エステル、ゼラチン脂肪酸エステル、ゼラチン脂肪酸アミドなども挙げられる。天然高分子としては、多糖類及びその誘導体、例えば、キサンタンガム、サクシノグリカン、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガム、セルロース類、ガラクタン、アラビアガム、トラガントガム、タマリンドガム、寒天、アガロース、マンナン、カードラン、アルギン酸又はその塩類、アラビアゴム、ペクチン、クインシード、デンプン、アルゲコロイド、アルカシーラン、コンドロイチン硫酸又はその塩類、キトサン及びその誘導体、核酸又はその塩類、リボ核酸又はその塩類、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン、フィブロイン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性タンパク質、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類などが挙げられる。粘土鉱物としては、ラポナイト、ベントナイト、スメクタイトカオリナイト、モンモリロナイト等が挙げられる。
上記の塩類としては、アルカリ金属塩が好ましく挙げられ、例えばナトリウム塩やカリウム塩が挙げられる。
本発明で使用できる水は、化粧品、外用医薬品、医薬部外品等で使用できる水を使用することができるが、精製水、蒸留水、膜濾過水、イオン交換水が好ましい。
本発明では皮膚外用剤に多価アルコールを含有することが、後述する特定成分との組み合わせにより高い保湿効果を発揮しうる点から好ましい。多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等のポリグリセリン、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、ソルビトール、ポリグリセリン誘導体、グルコース、フルクトース、グリセルアルデヒド、ラクトース、アラビノース、マルトース等の還元糖、エリスリトール、マルチトール、ソルビトール、キシリトール等の糖アルコールなどが挙げられ、これら1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。中でも、保湿効果が高い点から炭素原子数は2以上が好ましく、また、2価以上好ましい。
アスコルビン酸グルコシドとしては、2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸(AA−2G、アスコルビン酸−2−グルコシド、L−アスコルビン酸 2−グルコシド等と呼ばれる場合もある)が挙げられる。アスコルビン酸グルコシドは自然から分離されたものであってもよく、生化学的に合成されたものであってもよい。アスコルビン酸グルコシドはメラニン生成抑制作用があるとされ、美白用の化粧料・医薬部外品に使用されている。本発明者は、このアスコルビン酸グルコシドによる効果が、酸性物質、炭酸ガス発生物質、増粘剤及び水と混合した場合に得られる炭酸ガス発泡性皮膚外用剤において効率よく奏されることを見出した。アスコルビン酸グルコシドは、(1)〜(3)のいずれのキットに含有されていても良く、また1剤式の皮膚外用剤用組成物に含有されていても良い。アスコルビン酸グルコシドが2剤式のキットに含まれる場合、2剤のうち一方がジェル状であり他方が固形状である剤、2剤のうち一方がジェル状であり他方が液状である剤、2剤ともジェル状である剤、2剤のうち一方が液状であり他方が固形状である剤、又は2剤とも液状である剤のいずれに用いられてもよい。アスコルビン酸グルコシドを含め下記各種の特定成分が含有される剤は固形状であっても液状であってもジェル状であってもよい。
本発明の皮膚外用剤、皮膚外用剤用キット、及び皮膚外用剤用組成物は、アスコルビン酸グルコシド以外の特定の有効成分を含有した場合も、当該成分を含有することによる美容等の効果を発揮することができる。そのような成分を以下に挙げる。なお、本発明の皮膚外用剤用キットに含有される特定成分の、2剤の合計量に対する好ましい割合は、以下に示す皮膚外用剤中の特定成分の好ましい量と同様である。また、皮膚外用剤用組成物における特定成分の好ましい含有量は、以下に示す特定成分の皮膚外用剤の固形分中の好ましい量と同様である。
本発明の皮膚外用剤はその他有効成分、防腐剤、pH調整剤、油脂、香料、着色剤、酸化防止剤、防菌防かび剤、アルコール、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤などの界面活性剤、無機塩、滑沢剤、溶剤等の、通常皮膚外用剤に使用される成分の一種以上を使用することができる。これらは本発明の皮膚外用剤用組成物に含有される。また本発明のキットにおいては、添加する成分は第一剤、第二剤いずれか一方の剤に使用することができるし、どちらの剤にも使用しても良い。
(1)〜(3)のキットについて更に詳述する。(1)〜(3)のキットにおいて、各キットの含水組成物((1)のキットの酸含有組成物、(2)のキットの塩基含有組成物、(3)のキットの含水組成物)の剤形としてはジェル状又は液状が挙げられる。また、各キットの他方の剤((1)のキットの塩基含有組成物、(2)のキットの酸含有組成物、(3)のキットの酸及び塩基含有組成物))の剤形としては、固形状、液体状、ジェル状等いずれの剤形でもよい。固形状の場合、顆粒状、細粒状、粉末状の形態であることが、他方の剤との混合のしやすさや、製造時のコストの観点から好ましい。
(1)〜(3)のキットの前記含水組成物における炭酸ガス発生物質、酸性物質及び特定成分の好ましい量は上述した通りである。また(1)〜(3)のキットの前記含水組成物における水分の割合は20質量%以上、特に30質量%以上であることが各キットの他方の剤との混合性等の観点から好ましく、95質量%以下、特に90質量%以下であることが他の成分を含有して皮膚外用剤としての美容効果などを高める点から好ましい。
これら組成物における酸及び炭酸ガス発生物質、特定成分の好ましい量としては上述した通りである。これら組成物が固形状である場合、好ましい増粘剤の量及びその含有量は、他方の剤がジェル状である場合は、これら組成物中0.01質量%以上20質量%以下、特に0.05質量%以上15質量%以下であることが発泡の良好性や炭酸ガス保留性、特定成分による効果の発揮の観点から好ましく、他方の剤が液状である場合は、これら組成物中に0.01質量%以上30質量%以下、特に0.05質量%以上25質量%以下であることが、液剤との混合容易性や発泡性、炭酸ガス保留性、特定成分による効果の発揮の観点から好ましい。
上記粉末あるいは顆粒の製造方法は、本実施例に限定されることはなく、乾式破砕造粒法や湿式破砕造粒法、流動層造粒法、高速撹拌造粒法、押し出し造粒法等の常法に従い製造できる。
本発明の皮膚外用剤用組成物は、固形状、液体状、ジェル状等いずれの剤形でもよいが、他方の剤との混合時の混合のしやすさ、製造時のコストの観点から固形状が好ましく、固形状の中でも特に顆粒状、細粒状、粉末状の形態であることがより好ましい。皮膚外用剤用組成物はその使用に際し、手のひらの上あるいは容器内で含水物質と混合することにより発泡を生じさせる。使用される含水物質としては、通常、化粧品、医薬品等に用いられたり、一般家庭で使用する水を含む液体を挙げることができる。水を含む液体は水そのものであってもよい。具体的には、水道水、蒸留水、膜濾過水、イオン交換水、海洋深層水の他、日本酒、ワイン等の酒類、豆乳、飲むヨーグルト、アセロラジュース、スポーツ飲料、炭酸水等の飲料、米のとぎ汁や等が挙げられる。これらは、単独で使用しても、2種以上を混合して使用してもかまわない。
本発明の皮膚外用剤は、炭酸ガスの作用に起因して皮膚血流量の増加を促すものである。本発明の皮膚外用剤は、肌の色を白くする、肌の水分量を増加させる、水分蒸散量を低減させる、肌弾力を向上させるという、肌改善効果に優れている。また、本発明の皮膚外用剤は、使用時の使用感(混ぜやすさ、泡のなめらかさ、泡の細かさ、泡の均一感、塗りやすさ、垂れにくさ、泡の弾力、炭酸感及びその持続の程度等)に優れるとともに、使用後の使用感(肌のしっとり感、弾力、明るさ、赤み、なめらかさ、すべすべ感、ひきしめ感等)に優れている。また本発明の皮膚外用剤は、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する。更に本発明の皮膚外用剤は、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤において、特定の有効成分を含有することにより、皮膚細胞の賦活作用を有しており、皮膚細胞の賦活剤として使用できる。また本発明の皮膚外用剤は、細胞賦活作用に起因する皮膚の新陳代謝の活発化やATP産生促進作用などを有する。これらの効果を生かして、本発明の皮膚外用剤は、美白、肌質改善、そばかす改善、肌の若返り、肌の引き締め、部分痩せ、皮膚を清浄にする、肌を整える、肌のキメを整える、皮膚をすこやかに保つ、肌あれを防ぐ、肌をひきしめる、皮膚にうるおいを与える、皮膚の水分,油分を補い保つ、皮膚の柔軟性を保つ、皮膚を保護する、皮膚に乾燥を防ぐ、肌を柔らげる、肌にはりを与える、肌にツヤを与える、肌を滑らかにする、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ、乾燥による小ジワを目立たなくすることを目的とした化粧品だけでなく、肌あれ、あれ性、あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびの予防、油症肌、かみそりまけの予防、日やけによるしみ・そばかすの予防、日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ、肌をひきしめる、肌を清浄にする、肌を整える、皮膚をすこやかに保つ、皮膚にうるおいを与える、皮膚を保護する、皮膚の乾燥を防ぐ等を目的とした、医薬部外品、薬品等の医薬品のいずれにも好適に使用することができる。本発明の皮膚外用剤は、化粧品、医薬部外品としての使用が好ましく、乳液、クリーム、パック剤、ピーリング剤等の化粧品、薬用化粧品としての使用が好ましい。特にその中でもパック剤として使用すると、使用感がよく高い肌状態改善効果が得やすいため好ましい。
表1〜表6に記載の各成分を同表に示した組成となるように混合し、各実施例及び比較例の皮膚外用剤用キットを製造した。表1〜表6に記載の各実施例及び比較例において、水を非含有の剤は粉末状であり、水及び増粘剤を有する剤はジェル状、水を有し増粘剤を有しない剤は液状であった。
また下記表7に示した組成の各成分を混合し、粉末状の皮膚外用剤用組成物を製造した。
表1〜表6に記載の各実施例のA剤及びB剤を表1〜表6それぞれに記載の質量で混合して得られた皮膚外用剤は、使用時に皮膚に塗布しやすく、使用しやすいものであった。また、使用後の皮膚に美容効果をもたらすものであった。また、表7の記載の皮膚外用剤用組成物を表7に記載の通り、組成物9g及び水27gとを混合した皮膚外用剤も同様であった。表1〜7において、酸性物質は単に「酸」ともいい、炭酸ガス発生物質は単に「炭酸塩」ともいう。また、「その他」に記載されたグルコースは多価アルコールとしての使途も含むものである。
〔評価1〕
被験者として、20代〜30代の健常な女性2名を無作為に選出した。各被験者の前腕内側を洗顔料で洗浄し測定室で15分間安静に過ごさせた。次に前腕内側における発泡性皮膚外用剤塗布予定箇所4cm×4cmの測定部分について下記の方法にて色差、水分蒸散量、角層水分量、弾力の測定を行った。次に、前記の測定部位に上記発泡性皮膚外用剤を塗布し、10分間静置した。その後、発泡性皮膚外用剤を除去し、水で洗浄した。洗浄後15分経過してから発泡性皮膚外用剤使用後における同様の測定を行った。尚、被験者は測定中、測定室にて安静に過ごした。
使用後の肌状態測定結果を図1A〜図13Bに示す。尚、図1A〜図13Bにおける値は、発泡性皮膚外用剤使用前の測定値を1としたときの相対値(変化率)である。色差は数値が大きいほど色が白くなったことを示し、水分蒸散量は数値が小さいほどバリア機能が整っていて良い結果であることを示し、角層水分量は数値が大きいほど良いことを示し、弾力は数値が大きいほど良いことを示す。
・色差:色彩色差計(コニカミノルタ社製CR−400)で測定した。
・水分蒸散量:テヴァメーター(登録商標)TM300(CK社)を用いて測定した。
・角層水分量:皮表角層水分量測定装置SKICON−200EX(アイ・ビイ・エス社製)で測定した。この皮表角層水分量測定装置は、皮膚のコンダクタンス(電気伝導度、単位:μS)を角層の水分量として評価したものである。
・弾力:皮膚粘弾力測定装置Cutometer MPA580(Courage+Khazaka社製)で測定した。
〔評価2〕
被験者として、20代〜30代の健常な女性3名を無作為に選出した。各被験者の前腕内側を洗顔料で洗浄し測定室で15分間安静に過ごさせた。次に、前腕内側における測定部位に上記発泡性皮膚外用剤を塗布し、10分間静置した。次に、発泡性皮膚外用剤を除去し、水で洗浄した。使用時及び使用後の評価項目(16項目)について、7段階の評価基準に基づいて評価を行った。評価基準を以下の表Aに、結果を以下の表B〜表Gに示す。なお、下記の結果は、3名の評価点の平均値である。
〔評価3〕(ターンオーバー試験)
被験者(無作為に選出した20代〜30代の健常な女性1名)の前腕内側を洗顔料で洗浄し測定室で15分間安静に過ごさせた。次に前腕内側の測定部位に、セロハンテープ(4cm×1.8cm)を貼付し、一定の圧力で密着させた後、テープをはがす操作を2回繰り返した。測定部位に混合後の発泡性皮膚外用剤を4cm×4cmの範囲に塗布し、10分間静置した。次に、発泡性皮膚外用剤を除去し、水で洗浄した。5分後に塗布前に貼付した部分ではない測定部位にて、同様にテープ貼付→はがすという操作を2回繰り返した。
1枚目のテープは破棄し、2枚目のテープの角層採取面に塩化ビニル樹脂系接着剤を薄くのばし、スライドガラスに貼付した。貼付後、スライドガラスを十分に乾燥させた後、エタノールに10分間浸漬、室温(22℃〜27℃)にて10分以上乾燥させた。その後、キシレンにテープが剥がれるまで浸漬させた。テープ剥離後、30分間〜1時間、さらにスライドガラスをキシレンに浸漬させた。スライドガラスを取り出し、乾燥させた後、染色液(ゲンチアナバイオレットを0.1w/w%及びブリリアントグリーンを0.5w/w%の各濃度にて精製水に溶解させたもの)に15分間浸漬させた。精製水で4〜5回洗浄した後、乾燥させ、光学顕微鏡にて200倍で観察した。得られた観察像について、下記表Hに示す評価基準により、下記表Hに記載の3項目それぞれに係る5段階評価を行った。発泡性皮膚外用剤の使用前及び使用後それぞれの観察像について3項目の評価点(スコア:5〜1点)の合計値を算出し、使用後のスコア合計値から使用前のスコア合計値を差し引いた値を求めた。なお、下記表Hの3項目は全て、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)の程度を示すものであり、評価点の値が大きいほど、ターンオーバーの程度が大きい。上記で求めたスコア合計値の使用前後の差を図14〜図26に示す。また前記の顕微鏡観察で得られた、比較例1、実施例1−19、実施例2−3及び実施例4−3の発泡性皮膚外用剤の使用前後の角層細胞の観察像を図27に示す。
〔細胞賦活試験1〕
(1)37℃、5体積%CO2インキュベーター内で75cm2フラスコを用いて、正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)を10質量%ウシ胎児血清含有ダルベッコ改変イーグル培地(10質量%FBS−DMEM)により培養した。
(2)(1)で培養した細胞を、トリプシン処理により浮遊させた後、75cm2フラスコから96well plateの各wellに1×104cell/wellの細胞密度で播種した。
(3)(2)で播種した細胞を、10質量%FBS−DMEM培地により、37℃、5体積%CO2インキュベーター内で24時間前培養した。
(4)(3)の前培養後、各wellより培地を除去し、無血清DMEM 200μL/wellにて1回洗浄後、所定濃度に調製した被験物質含有培地を各wellに200μLずつ添加した。被験物質含有培地添加後の細胞を37℃の5体積%CO2インキュベーター内で24時間培養した。
被験物質含有培地は以下の調製方法1のように調製した。
(被験物質含有培地の調製方法1)
炭酸水素ナトリウム、リンゴ酸、下記表8に記載の増粘剤、及び特定成分としてアルブチンを、炭酸水素ナトリウムの終濃度が62.5mM、リンゴ酸の終濃度が20.8mM、増粘剤及び特定成分の終濃度が下記表8の値となるように無血清DMEMに混合した。
無血清DMEMで30容量倍に希釈したCell Counting Kit−8溶液を150μL/well添加した。その後、37℃、5体積%CO2インキュベーター内に静置し適度に発色させた後、450nmにおける吸光度を測定した。
得られた吸光度を元に下記式にて細胞賦活活性(%)を算出した。なお、下記式における、Data controlとしては、参考例1のデータを用いた。細胞賦活活性(%)=(Data sample−Data blank) /(Data control−Data blank)×100
〔細胞賦活試験2〕
被験物質含有培地の調製方法を以下の調製方法2に変更した。また細胞賦活活性(%)の算出の際に、Data controlとして、被験物質無添加の無血清DMEMを用いた。これらの点以外は、前記の〔細胞賦活試験1〕と同様にした。その結果を下記表9に示す。
(被験物質含有培地の調製方法2)
下記表9記載の特定成分を、終濃度が下記表9の値となるように無血清DMEMに混合した。また下記表9において、「炭酸」の項が「有」と記載されている場合には、炭酸水素ナトリウムの終濃度が31.2mM、リンゴ酸の終濃度が6.25mMとなるように、特定成分ともに無血清DMEMに混合した。下記表9において「炭酸」の項が「−」と記載されている場合、特定成分のみを無血清DMEMに混合し、炭酸水素ナトリウム及びリンゴ酸は用いなかった。
Claims (6)
- 酸性物質及び水を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、第1剤が液体状又はジェル状であり、第2剤が固形状、液体状又はジェル状であり、
使用時に第1剤及び第2剤を混合した後に、得られた混合物を皮膚に塗布して用いられるキットである炭酸ガス発泡性皮膚外用剤であって、第1剤及び第2剤の一方又は両方が増粘剤を有し、且つ、
第1剤及び第2剤の一方又は両方がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、トラネキサム酸及びアルブチンから選ばれる少なくとも一種を含有する、パック剤である、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤。 - 酸性物質を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質及び水を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、
使用時に第1剤及び第2剤を混合するキットである炭酸ガス発泡性皮膚外用剤であって、第1剤及び第2剤の一方又は両方が増粘剤を有し、且つ、
第1剤及び第2剤の一方又は両方がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸及びアルブチンから選ばれる少なくとも一種を含有する、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤(但し、水、ヒアルロン酸ナトリウム、マルチトール、モズク抽出液、炭酸水素ナトリウム、ポリグリセリル−4−ラウリルエーテル、スクレロチウムガム、ローヤルゼリーエキス、ビタミンB 6 塩酸塩、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム、メチルパラベン、95%エタノール及びカプリルグリセリルからなる組成物と、グリセリン、ソルビトール(70%)、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、ステアリン酸スクロース、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−10、ヒトオリゴペプチド−1、サッカロミッセス/コメ発酵液、シャクヤク根エキス、トリメチルグリシン及びジステアリン酸ポリグリセリル−10からなる組成物とを使用時に混合するパック剤を除く)。 - 酸性物質と該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質とを含有する、酸及び塩基含有組成物である第1剤と、
水を含有する組成物である第2剤と、を有し
使用時に第1剤及び第2剤を混合するキットである炭酸ガス発泡性皮膚外用剤であって、第1剤及び第2剤の一方又は両方が増粘剤を有し、且つ、
第1剤及び第2剤の一方又は両方がアスコルビン酸グルコシド及びトラネキサム酸から選ばれる少なくとも一種を含有する、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤。 - 第1剤及び第2剤の一方又は両方が多価アルコールを含有する請求項1〜3の何れか1項に記載の炭酸ガス発泡性皮膚外用剤。
- 第1剤及び第2剤の一方又は両方がアラントインを含有し、増粘剤がアルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースから選ばれる少なくとも一種である、請求項1に記載の炭酸ガス発泡性皮膚外用剤。
- 第1剤及び第2剤の一方又は両方がアラントイン又はアルブチンを含有し、増粘剤がアルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースから選ばれる少なくとも一種である、請求項2に記載の炭酸ガス発泡性皮膚外用剤。
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