JP6985776B1 - 尿素液の移送用貯留タンク - Google Patents

尿素液の移送用貯留タンク Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、二重のセンサー機能と、センサーが機能しない場合でも、尿素液の充填量を正確に検知して過充填を防ぐとともに、充填途中の尿素液を正確に回収して漏れを防ぎ、センサーの誤検知を防ぐことで所定の充填量まで正確に充填できる尿素液の移送用貯留タンクを提供する。【解決手段】貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング(18)内のピストンA(22)が流入孔(19)と流出孔(20)の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぐことを特徴とする尿素液の移送用貯留タンク。【選択図】図1

Description

本発明は、尿素液を移し替えるための移送用の貯留タンクに関する。
移送用タンクは、尿素液を製造した後の移送の工程で広く使用されている。
従来の移送用タンクは、構造上の問題から断熱性や強度が低いことが指摘されていた。
また、貯留タンクへの尿素液の充填時には、充填量のコントロールができないため、過充填によって、尿素液が貯留タンクから溢れてしまうことがあった。
さらには、充填作業前に、切替弁を開いておくことを忘れたとき、充填の途中で、切替弁を開いてしまうと、その瞬間に、圧力センサーは、貯留タンク内の尿素液の圧力を検知してしまい、尿素液が所定の充填量に達する前に、電動ポンプを制御して、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させてしまうことがあった。
これらの問題から、従来の移送用タンクは、尿素液の充填効率が極めて低かった。
そこで、特許文献1では、諸味充填機から離れた場所にある諸味タンクから、中継タンク等を用いることなく、ポンプと供給管のみにて諸味の長距離輸送を可能とし、かつ諸味充填機へ正確な量の諸味を供給することが可能な諸味輸送充填装置及びそれを用いた諸味の輸送充填方法が開示されている。
これによれば、諸味供給管内の圧力、好ましくは諸味充填装置の近くの管内の圧力を圧力センサーでモニターし、管内の圧力が所定の数値を超えた場合には、迂回管中に付設されたバルブを開いて、諸味の一部又は全部を迂回路にも供給して諸味タンク等へ戻すことで供給管内の圧力を所定値以下に保つことができ、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填することが可能になる。
特開2007-228919公報
しかし、特許文献1には、輸送する対象物が所定の充填量に達する前に、圧力センサーが誤って検知することを防ぐ手段が開示されていない。
そこで、本発明は、上記問題を解決するため、二重のセンサー機能と、センサーが機能しない場合でも、尿素液の充填量を正確に検知して過充填を防ぐとともに、充填途中の尿素液を正確に回収して漏れを防ぎ、センサーの誤検知を防ぐことで所定の充填量まで正確に充填できる尿素液の移送用貯留タンクを提供する。
従来技術における問題点を解決するために、本発明は、以下の技術的な解決策を講じている。
なお、本発明の説明において、「内」、「下」、「上」など方位と位置関係を指示する用語は、図面に示される方位や作業中によく置く方位、位置関係に基づくものである。
また、方向または位置関係は、本発明を説明し、説明を簡略化するためのものであり、参照されるデバイスまたは要素が特定の方向を有し、特定の方向で構築または操作されなければならないことを示したり示唆したりするものではない。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は、説明を区別するためにのみ使用され、相対的な重要性を示したり、暗示することを意味するものではない。
本発明にかかる尿素液の移送用貯留タンクは、
貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、
貯留機構は、
尿素液を充填する貯留タンクと、
ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
切替弁Aに連結する切替弁Bと、
切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
切替弁Bに接続する金属管Cと、
金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
からなり、
ポンプ機構は、
貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
回収管の経路を開閉する逆止弁と、
からなり、
貯留タンクは、
鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
金属管Gを開閉する切替弁Cと、
からなり、
バルブハウジングは、
金属管Eに接続する流入孔と、
流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
が形成され、
流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
からなり、
貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、
貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる
ことを特徴とする。
本発明にかかる尿素液の移送用貯留タンクは、
貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、
貯留機構は、
尿素液を充填する貯留タンクと、
ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
切替弁Aに連結する切替弁Bと、
切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
切替弁Bに接続する金属管Cと、
金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続される金属管Dと、
からなり、
ポンプ機構は、
貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
回収管の経路を開閉する逆止弁と、
からなり、
貯留タンクは、
鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
金属管Gを開閉する切替弁Cと、
からなり、
バルブハウジングは、
金属管Eに接続する流入孔と、
流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
が形成され、
流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
からなり、
貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、
金属管Dが、液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続されることで、
金属管B及び金属管C内の空気を、液面管から外部に排出でき、
貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる
ことを特徴とする。
本発明にかかる尿素液の移送用貯留タンクは、
貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、
貯留機構は、
尿素液を充填する貯留タンクと、
ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
切替弁Aに連結する切替弁Bと、
切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
切替弁Bに接続する金属管Cと、
金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続される金属管Dと、
からなり、
ポンプ機構は、
貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
回収管の経路を開閉する逆止弁と、
からなり、
貯留タンクは、
鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
金属管Gを開閉する切替弁Cと、
貯留タンク内の空気が排出される貯留タンクに形成された通気口Aを塞ぐ蓋と、
蓋に形成された通気口Bを、その上下に取り付けられたバネAの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動して開閉するピストンBと、
蓋の上部に取り付けられ、貯留タンク内に入る空気からゴミ、塵埃を取り除くためのフィルターカバーと、
フィルターカバーを覆うレインカバーと、
からなり、
バルブハウジングは、
金属管Eに接続する流入孔と、
流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
が形成され、
流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
からなり、
貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、
貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、
金属管Dが、液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続されることで、
金属管B及び金属管C内の空気を、液面管から外部に排出でき、
ピストンBが、バネAの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動して、蓋の通気口Bを開閉することで、
貯留タンク内の空気を排出し、
または、フィルターカバーと、フィルターカバーを覆うレインカバーがゴミ、塵埃を取り除いた空気を貯留タンク内に取り入れ、
貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる
ことを特徴とする。
本発明の有利な効果は、以下のとおりである。
二重のセンサー構造と、センサーが機能しない場合でも、尿素液の充填量を正確に検知して充填作業を停止し、過充填を防ぐことができる。
また、充填途中の尿素液を正確に回収して、尿素液の漏れを防ぐことができる。
さらに、センサーの検知ミスによって充填作業が不意に停止することを防ぎ、所定の充填量に達するまで継続して充填できるため、充填効率が高い。
特に、センサーの検知ミスを防ぐ方法として、尿素液を充填された貯留タンクが、自重に合わせて、フープを貫通する支持棒を軸として鉛直上下方向に摺動することで、圧力センサーが充填途中の貯留タンク内の振動を検知しないようにする方法と、貯留タンク内の尿素液を、液面管から金属管を経由させることで、圧力センサーが充填途中の貯留タンク内の尿素液の圧力を検知しないようにする方法の2つの方法を採用することで、圧力センサーが充填途中で不意に検知することを防ぎ、所定の充填量に達するまで継続して充填できるため、充填効率が高い。
貯留機構とポンプ機構とから構成される尿素液の移送用貯留タンク全体の外観を示す斜視図 図1の尿素液の移送用貯留タンクの断面構造を示す断面図 図2の貯留機構の上部を示す部分拡大断面図 図3のピストンA部分を示す部分拡大断面図 圧力センサー周辺の構成の断面構造を示す部分拡大図 貯留タンクのフープに支持棒が挿通された状態の断面構造を示す断面図 貯留タンクに接続する切替弁C周辺の構成の断面構造を示す断面図 貯留タンクの外観の斜視図(左)と、その断面構造を示す断面図(右) 振り子が取り付けられた状態のバルブハウジングの外観を示す斜視図 バルブハウジングの外観を示す斜視図(上)と、その断面構造を示す断面図(下) ピストンAの外観の斜視図(上)と、その断面構造を示す断面図(下) 貯留タンクの通気口Aを塞ぐ蓋の断面構造を示す断面図 貯留タンクを囲うように取り付けられるフープ、縦棒、支持棒が組み立てられた状態を示す斜視図(左)と、ベースリングの平面図(右)
本発明の具体的な実施形態について、図面をもとに、詳細に説明する。
図面は、構造的な理解を容易にするために、本発明の実施例を模式的に示したものであり、構造やスケールの寸法は、従来の技術との組み合わせで、使用環境に応じて適宜決定することができ、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
図1及び図2に示すように、本実施例にかかる尿素液の移送用貯留タンクは、貯留機構1と、ポンプ機構34とからなる。
貯留機構1は、尿素液の移送用に使用されるもので、移送中に破損して尿素液がタンク外に漏出しないように、タンク壁面の強度を高める構造を有している。
ポンプ機構34は、貯留機構1に尿素液を連続的に充填する。
ポンプ機構34は、貯留機構1の充填経路が閉じられると、尿素液の充填を停止し、ポンプで送り出された尿素液を回収する仕組みになっている。
貯留機構1は、尿素液が所定の充填量に達すると、自動的に充填経路を閉じる。
貯留機構1は、図1、図2、図5に示すように、貯留タンク2、切替弁A11、液面管12、切替弁B13、圧力センサー16、蓋42、ピストンB44、バネA46、フィルターカバー49を備えている。
貯留タンク2には、断熱層9で覆われている。
貯留タンク2には、側壁に丸穴D6が形成されている。
丸穴D6には、図5に示すように、金属管A10が接続されている。
金属管A10は、切替弁A11に連結されている。
切替弁A11は、鉛直上方向に伸びる液面管12が取り付けられている。
切替弁A11は、切替弁B13に連結されている。
切替弁B13は、鉛直上方向に伸びる金属管B14が取り付けられている。
金属管B14は、液面管12の1/4の高さの位置で、液面管12に接続されている。
切替弁B13には、金属管C15が接続されている。
金属管C15には、圧力センサー16が接続されている。
金属管C15は、金属管D17が接続されている。
金属管D17は、金属管B14が液面管12に接続される位置よりも高い位置に、液面管12に接続されている。
これは、液面管12内の尿素液が、切替弁B13から金属管C15に入ったときに、金属管C15内の空気が、金属管D17を経由して液面管12に排出されるようにするためである。
貯留タンク2に充填された尿素液は、切替弁A11が開かれることで、貯留タンク2と同じ液面の高さまで、液面管12に流れる。
つまり、液面管12の液面の位置を確認することで、貯留タンク2の尿素液の充填量が分かる。
そして、液面管12に貯留する尿素液の液面が、液面管12の1/4の高さを超えたところで、尿素液は金属管B14に流れる。
この状態で、切替弁B13が開かれることで、金属管B14に流れる尿素液は、金属管C15に流れ、圧力センサー16は、所定の充填量に達していない状態では、圧力を検知しにくくなる。
つまり、金属管B14が、液面管12の1/4の高さの位置で、液面管12に接続されているのは、圧力センサーが受ける衝撃(圧力)を低減させるためである。
そのため、金属管B14は、必ずしも、液面管12の1/4の高さの位置に接続されている必要はなく、1/3でも1/5の高さの位置でも接続できる。
しかし、液面管12の高い位置に接続されていると、液面管12から金属管B14に流れ込む尿素液の衝撃を圧力センサーが検知してしまうおそれがある。
そこで、液面管12の中央付近、つまり、およそ1/2よりも低い位置であれば、液面管12から流れる尿素液の衝撃は大きくないため、その任意の高さに金属管B14を接続できる。
この仕組みによって、所定の充填量に達していない状態で、圧力センサー16が、尿素液の充填による圧力を検知しないようになる。
例えば、尿素液が、勢いよく貯留タンク2内に充填されると、大きな圧力が圧力センサー16に加えられ、圧力センサー16が、所定の充填量に達したと誤解して検知し、充填作業を停止してしまうおそれがある。
そこで、勢いよく貯留タンク2内に尿素液を充填しても、圧力センサー16に、急激な圧力が加わらないようにする必要がある。
そのために、尿素液が徐々に液面管12内を上昇するようにし、さらに、貯留タンク2内に貯留する尿素液が少ない状態から、圧力センサー16に対し、充填された尿素液の弱い圧力を検知させ、圧力センサー16が、所定の充填量に達したと誤解しないようにしている。
貯留タンク2に形成された通気口A8には、図3、図8、図12に示すように、蓋42が設置されている。
蓋42の上部の通気口B43には、鉛直上下方向にスライドするピストンB44が設置されている。
蓋42は、通気口B43から鉛直上下方向のそれぞれに伸びる固定ロッド48にリングプレート47が取り付けられている。
リングプレート47には、鉛直上下方向にガイドロッド45が貫通する。
ピストンB44は、このガイドロッド45を軸として、鉛直上下方向にスライドする。
ピストンB44とリングプレート47との間には、バネA46が収められている。
バネA46は、弾性力によって、ピストンB44の鉛直上下方向の動きを制限する。
蓋42の上部には、図3に示すように、通気口B43から貯留タンク2に入る空気からゴミ、塵埃などを取り除くためのフィルターカバー49が取り付けられている。
フィルターカバー49の上部には、レインカバー50が取り付けられている。
ポンプ機構34は、図1及び図2に示すように、貯液槽35、電動ポンプ36、移送管A37、移送管B38、回収管A39、逆止弁40、回収管B41を備えている。
貯液槽35には、貯留タンク2内に充填するための尿素液が貯められている。
貯液槽35には、電動ポンプ36が取り付けられている。
貯液槽35と電動ポンプ36の間には、移送管A37が接続されている。
電動ポンプ36と貯留タンク2の間には、移送管B38と金属管E31が接続されている。
電動ポンプ36を駆動すると、尿素液は、貯液槽35から、移送管A37、移送管B38、金属管E31を経由して、貯留タンク2に充填される。
移送管B38には、回収管A39が接続されている。
回収管A39には、逆止弁40が接続されている。
逆止弁40には、回収管B41が接続されている。
回収管B41は、貯液槽35に接続されている。
この回収管A39、逆止弁40、回収管B41は、貯留タンク2への尿素液の充填が終わった後、移送管B38と金属管E31に残った尿素液を、貯液槽35に戻すためのものである。
貯留タンク2への尿素液の充填経路が塞がれた状態で、逆止弁40を開き、電動ポンプ36を駆動することで、移送管B38と金属管E31に残った尿素液を、貯液槽35に戻すことができる。
電動ポンプ36は、圧力センサー16と電気的に接続されている。
外壁が断熱層9で覆われた貯留タンク2には、図1、図13に示すように、鉛直上下方向に等間隔に配置された複数のフープ53が、囲うように取り付けられている。
フープ53は、周方向に等間隔に配置された複数の縦棒54によって、間隔が保持された状態で固定されている。
フープ53の最下段には、ベースリング58が設置されており、ベースリング58からは、周方向に等間隔に配置された複数の支持棒55が立設する。
支持棒55は、図6に示すように、フープ53を挿通し、各フープ53間にはバネB56が収められ、バネB56は、下端部がバネリング57に、上端部がフープ53に、それぞれ接続されている。
そのため、複数のフープ53によって囲われた貯留タンク2は、ベースリング58に対して、支持棒55を軸として、鉛直上下方向に摺動する。
この摺動によって、貯留タンク2を外部からの衝撃から守ることができる。
例えば、貯留タンク2の移送中に、急に貯留タンク2が落下しても、ベースリング58が落下面から受けた衝撃は、ベースリング58に立設する支持棒55が鉛直上方向に摺動しながらバネB56が吸収し、貯留タンク2の衝撃を低減させることができる。
また、貯留タンク2に尿素液を充填し、または排出する過程で、貯留タンク2の重量が増減するのに合わせて、貯留タンク2が、支持棒55を軸として、鉛直上下方向に摺動する。
これにより、貯留タンク2に尿素液を充填する際の貯留タンク2の振動を低減し、圧力センサーの予期しない検知を防ぐことができる。
貯留タンク2は、図2、図3、図10に示すように、上部にバルブハウジング18を備えている。
バルブハウジング18には、流入孔19と、流入孔19に連通する流出孔20が形成されている。
流入孔19には、金属管E31が接続されており、金属管E31は、移送管B38に連結しており、最終的に、ポンプ機構34に接続されている。
そのため、尿素液は、ポンプ機構34から移送管B38、金属管E31を経由して流入孔19に流れてくる。
流出孔20には、金属管F32が接続されており、金属管F32は、図8に示すように、貯留タンク2に形成された丸穴A3、丸穴B4を貫通して、貯留タンク2の底部に形成された丸穴C5に接続されている。
そのため、流入孔19から流れてきた尿素液は、流出孔20、金属管F32を経由して、貯留タンク2内に充填される。
尿素液が貯留タンク2の底部から充填されることに尿素液が貯留タンク2の底部から充填されることで、尿素液が貯留タンク2の上部から底部に落下することで起きる尿素液の蒸発を抑えることができる。
また、貯留タンク2内に充填される尿素液の液面が徐々に上昇するため、圧力センサー16の予期しない検知を防ぐことができる。
金属管E31と金属管F32は、複数の固定クリップ33によって貯留タンク2の側面に固定されている。
流入孔19には、図4に示すように、ピストンA22が水平方向に摺動可能に収められている。
ピストンA22の外周には、図4及び図11に示すように、2つのリングスロット23が形成されており、各リングスロット23には、流入孔19の内壁との隙間を無くすためのシールリング25が取り付けられている。
ピストンA22には、図11に示すように、可動溝24が形成されている。
バルブハウジング18には、図10に示すように、振り子溝21が形成されている。
可動溝24と振り子溝21は連通しており、図4に示すように、振り子26の上端が可動溝24内に収められた状態で、振り子26が振り子溝21内で回動自在に固定される。
そのため、振り子26が回動すると、振り子26の上端が、ピストンA22を水平方向に摺動させる。
振り子26の下端には、尿素液の液面に浮くフロート28が取り付けられている。
バルブハウジング18には、図9に示すように、ピストンA22の摺動範囲を制限するリミットブロック29が取り付けられている。
バルブハウジング18には、図9に示すように、ポンプ機構34の切り替えを制御する液位センサー30が取り付けられている。
液位センサー30は、ポンプ機構34に設けられた電動ポンプ36に電気的に接続されている。
貯留タンク2は、図7及び図8に示すように、丸穴E7が形成されており、丸穴E7には、金属管G51が接続されている。
金属管G51には、切替弁C52が取り付けられている。
切替弁C52は、充填時には閉じられており、貯留タンク2から尿素液を排出するときに開かれる。
本実施例にかかる尿素液の移送用貯留タンクの使用方法は、次のとおりである。
初期状態では、貯留タンク2は、尿素液が貯留していない空の状態であり、切替弁A11、切替弁B13、切替弁C52は、全て閉じられている。
各フープ53間に収められたバネB56は、貯留タンク2の自重で、若干圧縮された状態にある。
フロート28は、鉛直下方向に向いた状態で、貯留タンク2内に配置されている。
蓋42の通気口B43は、ピストンB44で塞がれている。
ピストンB44の上下に収められている2つバネA46は、いずれも伸び縮みされていない状態である。
貯留タンク2は、ベースリング58からは少し離れた位置で、ベースリング58の接地面からは浮いた状態で設置されている。
ポンプ機構34の移送管B38は、貯留タンク2に連結する金属管E31と接続されている。
図5に示す、貯留タンク2の丸穴D6に接続された金属管A10が連結する開閉弁A11と開閉弁B13を開き、その状態で、ポンプ機構34の電動ポンプ36を稼働させる。
電動ポンプ36の稼働によって、尿素液は、貯液槽35から移送管A37、移送管B38、金属管E31、流入孔19、流出孔20、金属管F32を経由して、貯留タンク2の底部から貯留タンク2内に充填される。
尿素液が貯留タンク2の底部から貯留タンク2内に充填されることで、尿素液が貯留タンク2の上部から底部に落下することで起きる尿素液の蒸発を抑えることができる。
また、貯留タンク2内に充填される尿素液の液面が徐々に上昇するため、圧力センサー16の予期しない検知を防ぐことができる。
貯留タンク2内の尿素液の充填量が増加すると、貯留タンク2の重量が徐々に増加し、貯留タンク2が、複数の支持棒55を軸として、鉛直下方向に下がり、貯留タンク2の底面がベースリング58に接近する。
このとき、支持棒55に取り付けられたバネB56は縮められた状態になる。
貯留タンク2内の尿素液は、丸穴D6から開閉弁A11を経由して、液面管12に流れる。
液面管12に流れた尿素液は、貯留タンク2に充填される尿素液の液面の高さに合わせて、液面管12内を鉛直上方向に上昇する。
そのため、貯留タンク2内の尿素液の充填量が増加すると、それに応じて、液面管12の尿素液の液面も徐々に高くなる。
液面管12内の尿素液の液面の高さが、下から1/4よりも高い位置になると、液面管12の尿素液は、金属管B14に流れ込む。
金属管B14に流れ込んだ尿素液は、切替弁B13を経て金属管C15に入る。
このとき、金属管C15内の空気は、金属管D17を経て、液面管12に排出され、液面管12内の空気は、最終的には、液面管12を上昇する尿素液によって、液面管12上方の開口部から外部に排出される。
貯留タンク2内の尿素液の充填量が増加し、貯留タンク2の底面がベースリング58に接触した状態になっても、尿素液は、まだ貯留タンク2に充填される。
このとき、支持棒55の複数のバネB56は限界まで鉛直下方向に縮められた状態になる。
貯留タンク2内の尿素液が所定の充填量に達すると、貯留タンク2内の上昇する尿素液の液面がフロート28を浮き上がらせる。
フロート28が浮き上がると、振り子26は揺動し、振り子26の上端が、ピストンA22を図3、図4の左方向にスライドさせ、流出孔20を塞ぎ、流入孔19と流出孔20の連通状態を遮断する。
流入孔19と流出孔20の連通状態が遮断されると、尿素液は、貯留タンク2内に充填できなくなる。
振り子26の揺動は、図9に示すバルブハウジング18の外側に設置された液位センサー30を作動させる。
液位センサー30の作動によって、ポンプ機構34の電動ポンプ36が停止する。
電動ポンプ36が停止することで、ポンプ機構34は、貯留タンク2への尿素液の充填を停止する。
このとき、液面管12内の液面の高さは、最大に達し、液面管12内の尿素液による圧力は最大になる。
この状態の液面管12から金属管B14、切替弁B13、金属管C15を流れる尿素液の圧力が圧力センサー16を作動させる。
圧力センサー16の作動によって、ポンプ機構34の電動ポンプ36が停止する。
電動ポンプ36が停止することで、ポンプ機構34は、貯留タンク2への尿素液の充填を停止する。
このように、液位センサー30と圧力センサー16は、いずれも、ポンプ機構34の電動ポンプ36を停止させることができる。
そのため、液位センサー30と圧力センサー16のいずれか一方が故障しても、残りのセンサーによって、電動ポンプ36を停止させ、ポンプ機構34は、貯留タンク2への尿素液の充填を停止する。
これにより、尿素液の過充填を防ぐことができる。
また、仮に、液位センサー30と圧力センサー16の2つのセンサーが故障して作動せず、電動ポンプ36が停止しない場合でも、フロート28が浮き上がることによるピストンA22のスライドによって、流出孔20を塞ぎ、物理的に、流入孔19と流出孔20の連通状態を遮断することで、貯留タンク2内への尿素液の充填を、強制的に停止させることができる。
以上の3つの方法によって、尿素液の過充填を防ぐことができる。
貯留タンク2内の尿素液の移送に関する定量的な基準を標準化し、尿素液の充填・移送の効率を向上させることができる。
特に、充填作業中、切替弁B13を開き、液面管12内の尿素液が、液面管12の1/4の高さの位置から金属管B14を経由して金属管C15に流れることで、圧力センサー16が検知できる尿素液の圧力を弱くすることができる。
そのため、貯留タンク2内の尿素液が所定の充填量に達していない場合には、圧力センサー16は作動せず、所定の充填量に達していないのに電動ポンプ36が停止してしまうことがないため、充填作業が中断されず、充填効率が向上する。
次に、貯留タンク2内の尿素液を排出するときの実施例を説明する。
図7に示す、貯留タンク2に形成された丸穴E7に接続する切替弁C52を開き、貯留タンク2内の尿素液を、金属管G51を経由して貯留タンク2の外部に排出する。
貯留タンク2内の液面が低下すると、フロート28が自重で、鉛直下方向に向いた状態になる。
それに合わせて、フロート28に連結した振り子26の上端がピストンA22を、徐々に図4の右方向にスライドさせ、バルブハウジング18の流入孔19と流出孔20が連通した状態になる。
しかし、この時点では、電動ポンプ36は停止しているため、流入孔19と流出孔20の連通した空間を伝って、貯留タンク2に尿素液が充填されることはない。
貯留タンク2内の尿素液が減少すると、貯留タンク2の重量が徐々に減少する。
このとき、支持棒55の複数のバネB56は、鉛直下方向に縮められた状態から、徐々に鉛直上方向に伸びた状態になり、複数のフープ53によって囲われた貯留タンク2は、バネの弾性力によって、ベースリング58に対して、支持棒55を軸として、鉛直上方向に持ち上げられ、貯留タンク2の底面はベースリング58から離れていく。
貯留タンク2内の尿素液が排出され、バネB56の弾性力によって、貯留タンク2が一定の高さまで鉛直上方向に持ち上げられた状態になると、貯留タンク2の底面はベースリング58から離れ、貯留タンク2を、両手で掴みながら傾けることができるようになる。
貯留タンク2を傾けることで、貯留タンク2内の尿素液を、金属管G51から早く完全に排出でき、貯留タンク2の排出効率が向上する。
貯留タンク2がベースリング58の接地面よりも高い位置にあることで、貯留タンク2の傾斜を容易にしている。
貯留タンク2内の尿素液が完全に排出されると、切替弁C52が閉じられ、貯留機構1は、初期状態に戻る。
流入孔19と流出孔20の連通状態が遮断され、尿素液を、貯留タンク2内に充填できなくなった後、ポンプ機構34の電動ポンプ36が、いずれかのセンサーによって停止させられるまでの間、電動ポンプ36は、尿素液を、貯液槽35から移送管A37を経て、移送管B38に連続的に送り出す。
しかし、流入孔19と流出孔20の連通状態は遮断され、尿素液を、貯留タンク2内に充填できなくなっているため、移送管B38には、尿素液が滞留することになる。
移送管B38内の圧力が高くなると、逆止弁40が開き、尿素液は、移送管B38から回収管A39と回収管B41を経て、貯液槽35に回収される。
これにより、尿素液を効率よく貯液槽35内に回収できる。
また、貯留機構1の充填経路が閉じられた状態で、ポンプ機構34の運転が継続されることによって、充填経路の尿素液を回収し、貯留タンク2への次回の充填時や、貯留タンク2をポンプ機構34から外した時に尿素液が漏れることも防ぐことができる。
この仕組みは、ポンプ機構34のメンテナンスコストを低減できるとともに、ポンプ機構34の充填効率を向上させることができる。
ところで、貯留タンク2に尿素液が充填される過程では、貯留タンク2内は、連続的に送り込まれる尿素液によって、貯留する空気の圧力が高くなる。
そこで、貯留タンク2内の空気の圧力が高くなると、貯留タンク2内の空気は、貯留タンク2の上部の通気口A8を通って、ピストンB44を鉛直上方に押し上げる。
貯留タンク2内の空気は、蓋42の通気口B43を塞いでいたピストンB44が上方に持ち上がることで、開口状態になった通気口B43から排出され、さらにフィルターカバー49を通って外部に排出される。
そのため、充填が終了すると、貯留タンク2の内外の気圧は等しくなる。
貯留タンク2の内外の気圧は、ピストンB44の上下に収められているバネA46によって等しく調整される。
気圧調整が済み、バネA46の弾性力を受けたピストンB44が蓋42の通気口B43を閉じることで、移送中の貯留タンク2内の尿素液の蒸発や漏れを防止することができる。
これに対し、尿素液を貯留タンク2の外部に排出する過程では、尿素液が排出されるにつれ、貯留タンク2内の気圧が外気圧よりも低くなり、気圧差が生じる。
そのときは、ピストンB44は、気圧差の作用で鉛直下方に移動する。
ピストンB44が移動して、蓋42の通気口B43を開口状態にすることで、外部からの空気がフィルターカバー49と通気口B43を通って、貯留タンク2内に入る。
フィルターカバー49による空気のフィルターリング効果により、貯留タンク2内に入ってくる空気から、ゴミ、塵埃などを取り除き、貯留タンク2内の汚染を防ぐことができる。
さらに、フィルターカバー49の上部に取り付けられているレインカバー50によって、雨水の侵入も防ぐことができる。
気圧調整が済み、再びバネA46の弾性力を受けたピストンB44が蓋42の通気口B43を閉じることで、貯留タンク2内の尿素液を排出したあとも、貯留タンク2の内外の気圧は等しくなる。
以上の説明にかかる尿素液の移送用貯留タンクは、圧力センサー16と液位センサー30による電動ポンプ36の二重制御により、貯留タンク2内の尿素液が所定の充填量に達したときに、電動ポンプ36が貯留タンク2に尿素液を充填することを停止し、貯留タンク2内に充填される尿素液がオーバーフローすることを確実に回避できる。
また、貯留タンク2内の尿素液が所定の充填量に達したとき、ピストンA22とフロート28の協働により、貯留タンク2内に尿素液を充填するための経路が閉鎖されるため、仮に2つのセンサーが故障して作動しなくても、電動ポンプ36を停止が貯留タンク2に尿素液を充填することを停止し、貯留タンク2内に充填される尿素液がオーバーフローすることを確実に回避できる。
1 貯留機構
2 貯留タンク
3 丸穴A
4 丸穴B
5 丸穴C
6 丸穴D
7 丸穴E
8 通気口A
9 断熱層
10 金属管A
11 切替弁A
12 液面管
13 切替弁B
14 金属管B
15 金属管C
16 圧力センサー
17 金属管D
18 バルブハウジング
19 流入孔
20 流出孔
21 振り子溝
22 ピストンA
23 リングスロット
24 可動溝
25 シールリング
26 振り子
28 フロート
29 リミットブロック
30 液位センサー
31 金属管E
32 金属管F
33 固定クリップ
34 ポンプ機構
35 貯液槽
36 電動ポンプ
37 移送管A
38 移送管B
39 回収管A
40 逆止弁
41 回収管B
42 蓋
43 通気口B
44 ピストンB
45 ガイドロッド
46 バネA
47 リングプレート
48 固定ロッド
49 フィルターカバー
50 レインカバー
51 金属管G
52 切替弁C
53 フープ
54 縦棒
55 支持棒
56 バネB
57 バネリング
58 ベースリング


Claims (3)

  1. 貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、

    貯留機構は、
    尿素液を充填する貯留タンクと、
    ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
    金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
    貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
    貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
    切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
    切替弁Aに連結する切替弁Bと、
    切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
    切替弁Bに接続する金属管Cと、
    金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
    からなり、

    ポンプ機構は、
    貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
    貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
    移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
    充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
    回収管の経路を開閉する逆止弁と、
    からなり、

    貯留タンクは、
    鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
    最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
    各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
    底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
    金属管Gを開閉する切替弁Cと、
    からなり、

    バルブハウジングは、
    金属管Eに接続する流入孔と、
    流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
    振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
    が形成され、
    流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
    貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
    振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
    からなり、

    貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
    貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
    流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、

    貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
    ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる

    ことを特徴とする尿素液の移送用貯留タンク。

  2. 貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、

    貯留機構は、
    尿素液を充填する貯留タンクと、
    ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
    金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
    貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
    貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
    切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
    切替弁Aに連結する切替弁Bと、
    切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
    切替弁Bに接続する金属管Cと、
    金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
    液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続される金属管Dと、
    からなり、

    ポンプ機構は、
    貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
    貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
    移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
    充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
    回収管の経路を開閉する逆止弁と、
    からなり、

    貯留タンクは、
    鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
    最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
    各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
    底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
    金属管Gを開閉する切替弁Cと、
    からなり、

    バルブハウジングは、
    金属管Eに接続する流入孔と、
    流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
    振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
    が形成され、
    流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
    貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
    振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
    からなり、

    貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
    貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
    流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、

    金属管Dが、液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続されることで、
    金属管B及び金属管C内の空気を、液面管から外部に排出でき、

    貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
    ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる

    ことを特徴とする尿素液の移送用貯留タンク。

  3. 貯留機構とポンプ機構からなる尿素液の移送用貯留タンクであって、

    貯留機構は、
    尿素液を充填する貯留タンクと、
    ポンプ機構から貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Eと、
    金属管Eから貯留タンクに尿素液を移送する経路である金属管Fと、
    貯留タンクに設けられ、金属管Eと金属管Fの間の経路を開閉するバルブハウジングと、
    貯留タンクに形成された丸穴に連結する切替弁Aと、
    切替弁Aから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、貯留タンクに充填される尿素液の液面と同じ高さに尿素液が流れる液面管と、
    切替弁Aに連結する切替弁Bと、
    切替弁Bから鉛直上方向に伸びるように取り付けられ、液面管の中央付近よりも低い位置に接続される金属管Bと、
    切替弁Bに接続する金属管Cと、
    金属管Cに接続し、貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れることで貯留タンクに所定の充填量まで充填された尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させる圧力センサーと、
    液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続される金属管Dと、
    からなり、

    ポンプ機構は、
    貯留タンクに充填する尿素液を貯めておく貯液槽と、
    貯液槽から貯留タンクに尿素液を移送する経路である移送管と、
    移送管を流れる尿素液を貯留タンクに移送する電動ポンプと、
    充填終了後の尿素液を貯液槽内に回収するための経路である回収管と、
    回収管の経路を開閉する逆止弁と、
    からなり、

    貯留タンクは、
    鉛直上下方向に等間隔に配置され、貯留タンクの周囲を囲うように取り付けられた複数のフープと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、全てのフープを貫通する複数の縦棒と、
    最下段のフープ下の接地面に設置されるベースリングと、
    貯留タンクの周方向に等間隔に配置され、ベースリング上に立設し、全フープを貫通する複数の支持棒と、
    各支持棒のフープ間に収められるバネBと、
    底付近に形成された丸穴Eに接続され、充填された尿素液を排出する金属管Gと、
    金属管Gを開閉する切替弁Cと、
    貯留タンク内の空気が排出される貯留タンクに形成された通気口Aを塞ぐ蓋と、
    蓋に形成された通気口Bを、その上下に取り付けられたバネAの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動して開閉するピストンBと、
    蓋の上部に取り付けられ、貯留タンク内に入る空気からゴミ、塵埃を取り除くためのフィルターカバーと、
    フィルターカバーを覆うレインカバーと、
    からなり、

    バルブハウジングは、
    金属管Eに接続する流入孔と、
    流入孔に連通し、金属管Fに接続する流出孔と、
    振り子が回動自在に取り付けられる振り子溝と、
    が形成され、
    流入孔に収められ、流入孔と流出孔の連通箇所を摺動によって塞ぐピストンAと、
    貯留タンク内に充填された尿素液の液面に応じて傾くフロートと、
    振り子溝に回動自在に取り付けられ、先端に取り付けられたフロートの動きに合わせて揺動し、ピストンAを摺動させる振り子と、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときの振り子の揺動を検知して電動ポンプを停止させる液位センサーと、
    からなり、

    貯留機構の金属管Bが、液面管の中央付近よりも低い位置に接続されていることで、
    貯留タンク内の尿素液が、液面管、金属管B、金属管Cを流れ、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内から流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    尿素液を充填された貯留タンクが、各フープを貫通する支持棒を軸として、各フープ間に収められるバネBの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動することで、
    貯留タンク内に所定の充填量まで尿素液が充填される前に、圧力センサーが貯留タンク内に流れ込む尿素液の圧力を検知して電動ポンプを停止させることがないように、尿素液の衝撃を低減し、

    貯留タンク内に、所定の充填量まで尿素液が充填されたときに、圧力センサーと液位センサーが作動しなくても、
    尿素液が所定の充填量まで充填されたときにフロートが浮き上がって振り子が揺動し、バルブハウジング内のピストンAが流入孔と流出孔の連通箇所を摺動して流出孔を塞ぐことで、
    流入孔と流出孔の連通状態を遮断し、貯留タンクへの尿素液の充填を停止させて貯留タンクへの尿素液の過充填を防ぎ、

    金属管Dが、液面管の金属管Bが接続される位置よりも高い位置に、液面管に接続されることで、
    金属管B及び金属管C内の空気を、液面管から外部に排出でき、

    ピストンBが、バネAの弾性力を受けて鉛直上下方向に摺動して、蓋の通気口Bを開閉することで、
    貯留タンク内の空気を排出し、
    または、フィルターカバーと、フィルターカバーを覆うレインカバーがゴミ、塵埃を取り除いた空気を貯留タンク内に取り入れ、

    貯留タンクへの尿素液の充填が停止された後、
    ポンプ機構の逆止弁を通って移送管内の尿素液を回収管から貯液槽内に回収できる

    ことを特徴とする尿素液の移送用貯留タンク。




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