JP6983184B2 - 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6983184B2
JP6983184B2 JP2019004817A JP2019004817A JP6983184B2 JP 6983184 B2 JP6983184 B2 JP 6983184B2 JP 2019004817 A JP2019004817 A JP 2019004817A JP 2019004817 A JP2019004817 A JP 2019004817A JP 6983184 B2 JP6983184 B2 JP 6983184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
user
location
utilization rate
provision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020113144A (ja
Inventor
真人 菰岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2019004817A priority Critical patent/JP6983184B2/ja
Publication of JP2020113144A publication Critical patent/JP2020113144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6983184B2 publication Critical patent/JP6983184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、会員に会員サービスを提供する会員サービスシステムに会員登録したユーザに広告を配信する技術に関する。
特許文献1には、会員に会員サービスを提供する会員サービスシステム(以下、会員基盤システムという)において、当該会員基盤システムを提供する事業者と加盟契約しているサービス事業者が提供するサービスを利用させる技術が記載されている。
特開2004−70597号公報
サービス事業者は、自社が提供するサービスの利用を促すため、サービスに関する広告をユーザの通信端末に配信する。しかしながら、サービス事業者は、どのようなユーザに広告を配信すれば、サービスの利用を促すことができるかわからないことがあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、サービスの利用を促すことができるユーザに広告を配信する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるサービスの利用率と前記サービスの提供場所とを関連付けて取得する利用率取得部と、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定する場所特定部と、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得する端末情報取得部と、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所を含む領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定する端末特定部と、前記端末特定部が特定した前記通信端末に前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所で提供されるサービスに関する広告を配信する配信部と、を備える情報処理装置を提供する。
例えば、前記情報処理装置は、前記サービスを提供する事業者から、前記サービスの提供場所を含む領域を示す領域情報を含む前記広告の配信要請を受け付ける受付部をさらに備え、前記端末特定部は、前記位置情報に示される前記位置が、前記事業者から受け付けた前記領域情報に示される前記領域内に含まれる通信端末を特定する。
例えば、前記端末特定部は、前記領域内に含まれる複数のサービスの提供場所のいずれかで、過去に前記サービスを利用したユーザの通信端末を特定する。
例えば、前記端末特定部は、前記提供場所を含む領域内で提供される、前記事業者と異なる事業者が提供する他のサービスを利用するユーザの通信端末を特定する。
例えば、前記受付部は、前記サービスを提供する事業者から前記サービスの提供場所の選択を含む前記広告の配信要請を受け付け、前記端末情報取得部は、前記会員基盤システムのユーザが他のサービスを利用する予定の場所である他のサービスの提供場所を含む予定情報を前記会員基盤システムからさらに取得し、前記端末特定部は、選択されたサービスの提供場所を含む所定の範囲内に予定情報に示される前記他のサービスの提供場所が含まれる前記他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末を特定する。
例えば、前記利用率取得部は、複数の前記サービスの提供場所それぞれに関連付けられた配信閾値を取得し、前記場所特定部は、前記複数のサービスの提供場所のうち、前記利用率が、前記複数のサービスの提供場所それぞれに関連付けられた前記配信閾値以下である前記サービスの提供場所を特定する。
例えば、前記利用率取得部は、前記サービスの提供場所に関連付けられた複数の時間帯それぞれに関連付けられた配信閾値を取得し、前記場所特定部は、前記提供場所のサービスの利用率が、前記複数の時間帯のうち現在時刻が含まれる前記時間帯に関連付けられた前記配信閾値以下である前記サービスの提供場所を特定する。
本発明の第2の態様においては、コンピュータが実行する、会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるサービスの利用率と前記サービスの提供場所とを関連付けて取得するステップと、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定するステップと、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所を含む領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定するステップと、特定した前記通信端末に前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所で提供されるサービスに関する広告を配信するステップと、を有する広告配信方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、情報処理装置に、会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるサービスの利用率と前記サービスの提供場所とを関連付けて取得する利用率取得部、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定する場所特定部、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得する端末情報取得部、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所を含む領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定する端末特定部、及び前記端末特定部が特定した前記通信端末に前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所で提供されるサービスに関する広告を配信する配信部、としての機能を実現させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、サービスの利用を促すことができるユーザに広告を配信できるという効果を奏する。
本実施の形態において前提となる情報処理システムの構成を示す図である。 本実施の形態における情報処理システムの概要を説明するための図である。 本実施の形態における情報処理システムの概要を説明するための図である。 広告を配信する処理の概要について説明するための図である。 利用率情報データベースに記憶されるデータテーブルを模式的に示す図である。 配信閾値データテーブルを模式的に示す図である。 情報処理装置の構成を示す図である。 広告を配信する処理のフローチャートである。 利用率情報データテーブルを模式的に示す図である。 予測した未来の利用率に基づいて広告を配信する処理のフローチャートである。
[本実施の形態において前提となる情報処理システムSの構成]
まず、本実施の形態において前提となる情報処理システムSの構成について説明する。図1は、本実施の形態において前提となる情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、通信端末1と、サービス提供サーバ2と、会員基盤システム3と、情報処理装置4とを有する。
情報処理システムSは、情報処理サービスを提供するシステムである。情報処理サービスは、サービス提供サーバ2及び会員基盤システム3の間において連携される情報を処理するサービスである。通信端末1は、ユーザが使用する端末であり、例えばスマートフォン、タブレット等である。
サービス提供サーバ2は、ユーザにサービスを提供するサービス事業者が管理するサーバである。サービス事業者が提供するサービスは、例えば、ロッカーの予約を受け付けるサービス(以下、ロッカーサービスという)、宿泊の予約を受け付けるサービス(以下、宿泊サービスという)、又は電子書籍を販売するサービス等である。サービス提供サーバ2は、ユーザにサービスを提供するためのサービス提供サイトを管理する。ユーザは、サービス提供サイトにおいてロッカーを予約したり、電子書籍を購入したりする。
会員基盤システム3は、システム事業者が管理するシステムであり、システム事業者と提携又は契約したサービス事業者が提供するサービスを、登録したユーザに利用させるためのシステムである。例えば、システム事業者が鉄道輸送サービスを運営する企業である場合、システム事業者は、会員基盤システム3を介して、提携した他社(サービス事業者)が提供する宿泊サービスを、当該会員基盤システム3に登録されたユーザに利用させる。
システム事業者は、情報処理サービスに加入している。会員基盤システム3は、ユーザにサービスを利用させるための会員基盤サイトを管理する。ユーザは、会員基盤サイトにおいて会員登録することにより、当該会員基盤サイトを管理する会員基盤システムに当該ユーザに関する情報が登録される。会員基盤システム3に登録されたユーザは、会員基盤サイトを介して、サービス提供サイトにおいてロッカーを予約したり、電子書籍を購入したりする。
システム事業者は、会員基盤システム3に会員登録するユーザが、サービス提供者が提供するサービスを利用する場合、会員基盤システム3に登録しないユーザがサービスを利用する場合よりも優遇して当該サービスを利用させる。システム事業者は、例えば、サービス提供者が提供するサービスの価格よりも安い優待価格でサービスを利用させたり、サービス事業者が所定の条件を満たすユーザ(例えばVIP会員)に限定して提供するサービスを、会員基盤システム3に登録されたユーザに無条件で利用させたりする。また、システム事業者は、例えば、会員基盤システム3においてサービス提供者が提供するサービスを利用させる際に特典(例えば、ユーザが利用するサービスに適用できるクーポン、又は蓄積したり、ユーザが利用するサービスに適用したりできるポイント等)を提供してもよい。また、システム事業者は、例えば、自社が提供する決済サービス(例えばクレジットカード)を用いてサービス提供者が提供するサービスを利用させてもよい。
情報処理装置4は、情報処理サービスを提供する装置であり、例えばサーバである。情報処理装置4は、情報処理サービスによって得られた情報を、会員基盤システム3に登録されているユーザ、サービス事業者又はシステム事業者に提供する。情報処理装置4は、情報処理サービスによって得られた情報を提供するための情報提供サイトを管理する。
[本実施の形態における情報処理システムS1の概要]
続いて、本実施の形態における情報処理システムS1の概要について説明する。図2及び図3は、本実施の形態における情報処理システムS1の概要を説明するための図である。図2に示すように、情報処理システムS1は、複数のサービス提供サーバ2(2x、2y、2z)と、複数の会員基盤システム3(3a、3b、3c、3z)とを有する。
ユーザが利用可能なサービスは、会員基盤システム3ごとに異なる。また、複数のシステム事業者が同じサービス事業者と提携している場合であっても、システム事業者(会員基盤システム3)ごとにサービスの内容(例えば、利用料金又は利用可能な場所等のシステム事業者が優遇する内容)が異なる。本実施の形態における情報処理システムS1は、このように、ユーザが利用可能なサービスが異なったり、ユーザが利用可能なサービスの内容が異なったりする会員基盤システム3の中から、ユーザが指定した利用条件を満たすサービスを利用可能な会員基盤システム3を示す情報をユーザに通知する。
本実施の形態における情報処理装置4は、ユーザが指定した利用条件を満たすサービスを利用可能な会員基盤システム3を示す情報をユーザに通知する通知装置として機能する。情報処理装置4には、図2における利用可能サービス一覧を示す情報が記憶されている。
以下において、会員基盤システム3a、3b、3c、3zを管理するシステム事業者は、それぞれA社、B社、C社、Z社であるとし、A社、B社、C社、Z社が運営する会員基盤サイトは、それぞれA会員基盤サイト、B会員基盤サイト、C会員基盤サイト、Z会員基盤サイトであるとして説明する。また、サービス提供サーバ2x、2y、2zを管理するサービス事業者は、それぞれX社、Y社、Z社であるとし、X社、Y社、Z社が運営するサービス提供サイトは、それぞれXサービス提供サイト、Yサービス提供サイト、Zサービス提供サイトであるとして説明する。X社、Y社、Z社は、同じ種類のサービス(例えばロッカーサービス)を提供しているとする。なお、Z会員基盤サイトを運営するZ社と、Zサービス提供サイトを運営するZ社とは、同一の事業者である。
図2の利用可能サービス一覧は、システム事業者ごとに、各サービス事業者との提携の有無を示している。例えば、図2の利用可能サービス一覧に示す例において、A社は、X社及びZ社と提携している。そのため、A社が管理する会員基盤システム3aに登録されているユーザは、会員基盤システム3aにおいてX社及びZ社それぞれが提供するサービスを利用することができる。一方、A社は、Y社と提携していない。そのため、会員基盤システム3aに登録されているユーザは、会員基盤システム3aにおいてY社が提供するサービスを利用することができない。
図3に示すユーザUは、会員基盤システム3a、3c、3zに登録されており、会員基盤システム3bに登録されていないとする。ユーザUは、通信端末1を用いて会員基盤サイト、サービス提供サイト及び情報提供サイトのうちのいずれかにアクセスすることにより、サービスを利用することができる。
この場合において、ユーザUは、例えば、通信端末1を用いてA会員基盤サイトにアクセスし、A会員基盤サイトにおいて利用可能なサービスを選択する(図3の(1))。A会員基盤サイトを管理する会員基盤システム3aは、ユーザUが選択したサービスを示すサービス情報と、会員基盤システム3aを識別するための会員基盤情報と、ユーザUを識別するための情報として会員基盤システム3aに登録されているユーザ識別情報とを情報処理装置4に送信する(図3の(2))。
情報処理装置4は、会員基盤システム3aから取得した会員基盤情報とユーザ識別情報とに基づいて、ユーザUが登録されている会員基盤システム3であって、会員基盤システム3aとは異なる他の会員基盤システム3を特定し、かつユーザUが、会員基盤システム3aから取得したサービス情報が示すサービスを利用可能な会員基盤システム3を特定する(図3の(3))。
例えば、情報処理装置4は、まず、会員基盤システム3aから取得した会員基盤情報とユーザ識別情報とに基づいて、ユーザUが登録されている他の会員基盤システム3として、会員基盤システム3c、3zを特定する。そして、情報処理装置4は、図2の利用可能サービス一覧に示す情報に基づいて、会員基盤システム3c、3zのうち、ユーザUが選択したサービスを利用可能な会員基盤システム3として、会員基盤システム3zを特定する。
情報処理装置4は、取得した会員基盤情報が示す会員基盤システム3a及び特定した会員基盤システム3zのうち、ユーザUが指定した利用条件を満たす会員基盤システム3を特定する(図3の(4))。利用条件は、情報処理装置4に予め設定されていてもよいし、A会員基盤サイトにおいてユーザUがサービスを選択するとともに入力してもよい。情報処理装置4は、例えば、ユーザUが指定した利用条件を満たす会員基盤システム3として、会員基盤システム3zを特定する。
情報処理装置4は、ユーザUが指定した利用条件を満たす会員基盤システム3である会員基盤システム3zを示す情報を、ユーザUが使用する通信端末1に通知する(図3の(5))。情報処理装置4は、例えば、会員基盤システム3zを示す情報を表示した情報提供サイトの画面を通信端末1に表示させる。そして、ユーザUは、情報処理装置4が通知した会員基盤システム3zを示す情報が通信端末1に表示されると、会員基盤システム3zを介してZサービス提供サイトにアクセスし、Zサービス提供サイトにおいてサービスを利用するための手続きを行う(図3の(6))。
情報処理装置4は、会員基盤システム3を介さずに、サービス提供サイトにおいてサービスを利用させてもよい。この場合、情報処理装置4は、情報処理サービスに加入したシステム事業者が管理するユーザに関する情報(基盤用ユーザID)を記憶しているとする。また、サービス提供サーバ2は、サービス提供サイトにおいて、サービス提供者と提携しているシステム事業者が管理するユーザに関する情報(基盤用ユーザID)を用いてログインすることにより、当該システム事業者が優遇する内容にてサービスを提供しているとする。
この場合において、情報処理装置4は、ユーザUが指定した利用条件を満たす会員基盤システム3を示す情報と、当該会員基盤システム3を介して利用可能なサービスを提供するサービス提供サーバ2を示す情報とを通信端末1に通知する。情報処理装置4は、例えば、ユーザUが指定した利用条件を満たす会員基盤システム3が管理する会員基盤サイトと、当該会員基盤サイトを介してサービスを受けることができるサービス提供サイトとが選択可能な情報提供サイトの画面を通信端末1に表示させる。
ユーザUが、通信端末1に表示された情報提供サイトにおいて会員基盤サイトとサービス提供サイトとを選択する操作を行うと、情報処理装置4は、選択されたサービス提供サイトのログイン画面を、選択された会員基盤サイトに対応するユーザの基盤用ユーザIDが入力された状態で通信端末1に表示させる。そして、ユーザUは、表示されたサービス提供サイトのログイン画面において、情報処理装置4が入力した基盤用ユーザIDに対応するパスワードを入力してログインし、当該サービス提供サイトにおいてサービスを利用するための手続きを行う。
このようにすることで、情報処理システムS1は、ユーザUの利用条件を満たすサービスを利用可能な会員基盤システム3を示す情報をユーザUに提供することができる。これにより、ユーザUは、自身の利用条件を満たすサービスを利用可能な会員基盤システム3を探す手間を省くことができる。
[本実施の形態に係る情報処理装置4が実行する広告を配信する処理の概要]
まず、情報処理装置4が実行する広告を配信する処理の概要について説明する。図4は、広告を配信する処理の概要について説明するための図である。
サービス事業者が提供するサービスは、サービス事業者がサービスをユーザに提供できる数に制限があり、サービスが提供されるユーザに占有されるサービスである。サービスが提供されるユーザに占有されるサービスは、例えば、物理的な空間をユーザに提供するサービスである。具体的には、物理的な空間をユーザに提供するサービスは、コインロッカー、ワーキングスペースを提供するシェアオフィスサービス、駅やビルに設置されるパーソナルスペース又は会議室をユーザに提供するサービスである。また、サービス事業者が提供するサービスは、サービス事業者が提供する物品を貸し出すサービスであってもよい。例えば、サービス事業者が提供する物品を貸し出すサービスは、自動車レンタルサービス、又は自転車レンタルサービスである。以下の説明においては、説明を簡単にするため、サービス事業者が提供するサービスが物理的な空間をユーザに提供するサービスであるものとする。
情報処理装置4は、サービス事業者が提供するサービスの提供場所5で提供されるサービスの利用率と、サービスの提供場所5を示す場所情報とを関連付けて取得する。サービスの利用率は、サービスが提供される提供場所5において、ユーザに提供可能なサービスの数に対するユーザに利用されているサービスの数の割合である。具体的には、サービスの利用率は、物理的な空間をユーザに提供するサービスの提供場所5で提供される空間の総数に対するユーザが利用する空間の数の割合である。サービスの利用率は、現在又は過去におけるサービスの利用率だけでなく、将来の特定の日時又は期間におけるサービスの利用率でもよい。将来の特定の日時又は期間におけるサービスの利用率は、将来の特定の日時又は期間においてユーザに提供可能なサービスの数に対する、ユーザが利用を予約した数の割合であるサービスの予約率である。また、将来の特定の日時又は期間におけるサービスの利用率は、サービスの過去の利用率に基づいて未来の時刻におけるサービスの利用率を予測した予測利用率であってもよい。例えば、情報処理装置4は、過去に提供されたサービスの利用率の統計量に基づいて将来のサービスの利用率を予測する。具体的には、情報処理装置4は、過去に提供されたサービスの利用率の平均値、中央値又は最頻値に基づいて将来のサービスの利用率を予測する。
情報処理装置4は、例えば、提供場所5で提供されるサービスを管理するコンピュータから、提供場所5で提供されるサービスの利用率を取得する(図4の(1a))。また、情報処理装置4は、サービスを識別するためのサービス識別情報(以下、サービスIDということがある)と、サービスの利用率と、提供場所5を示す場所情報とを関連付けて記憶する利用率情報データベース6から、サービスの利用率を取得してもよい(図4の(1b))。図5は、利用率情報データベースに記憶されるデータテーブルを模式的に示す図である。
情報処理装置4は、サービスの利用率を取得すると、サービスの提供場所5と、広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値とを関連付けた配信閾値データテーブルを参照して、取得した利用率が配信閾値以下であるか否かを判定する。利用率の配信閾値の具体的な値は、広告配信に要するコストとサービス提供による収益とのバランスを考慮して定めればよく、サービスの提供場所5が存在する地域や時間帯によって変更してもよい。
図6は、配信閾値データテーブルを模式的に示す図である。図6に示すように、配信閾値データテーブルは、サービスIDと、サービスIDに示されるサービスの提供場所を示す場所情報と、提供場所ごとに定められた配信閾値とが関連付けられたデータテーブルである。配信閾値は、複数の時間帯それぞれに関連付けて定められていてもよい。
そして、情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であると判定したサービスの提供場所5を特定する。情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であるサービスの提供場所5を特定した場合、会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置を示す位置情報を取得する。図4において、情報処理装置4は、通信端末1aの位置を示す位置情報と、通信端末1bの位置を示す位置情報とを取得したものとする(図4の(2))。
情報処理装置4は、位置情報を取得すると、取得した位置情報に示される位置が、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5を含む領域R内に含まれるか否かを判定する。領域Rは、広告を配信することにより、ユーザにサービスの利用を促すことができる領域である。ユーザにサービスの利用を促すことができる領域は、サービスに関する広告を配信すると、広告を配信しない場合よりもユーザがサービスを利用する蓋然性が高くなる領域である。ユーザがサービスを利用する蓋然性が高くなる領域は、情報処理装置4を管理する事業者が決定してもよく、サービス事業者から取得してもよい。
情報処理装置4は、位置情報に示される位置が領域Rに含まれると判定した通信端末1を特定する。図4において、情報処理装置4は、通信端末1aの位置が領域Rに含まれると判定し、通信端末1bの位置が領域Rに含まれないと判定し、領域Rに含まれる通信端末として、通信端末1aを特定する。
そして、情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスに関する広告を、位置情報で示される位置が領域Rに含まれる通信端末1aに配信する(図4(3))。このようにすることで、情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスに関する広告を、広告を配信することによりサービスを利用する蓋然性が高いユーザの通信端末1に配信できる。そのため、情報処理装置4は、サービスの利用を促すことができるユーザに広告を配信できる。
広告は、SNS(social networking service)、ショートメッセージ、メール、ユーザが登録する会員基盤システム3の利用に用いられるアプリケーションへの通知などでもよい。広告は、会員基盤システム3のユーザに提供されるサービスを利用するために、ユーザが会員登録する会員基盤システム3で利用できるサービスの予約又はサービスの利用申込を行うサイトのURL(Uniform Resource Locator)を含めてもよい。また、情報処理装置4は、広告に限らず、サービスの利用を促すレコメンドを配信してもよい。例えば、情報処理装置4は、「今であれば、すぐに利用できます!」又は「もうすぐ予約が一杯になりますので、お早めに!」などの利用を促すメッセージを通信端末1aに表示させる。また、情報処理装置4は、サービスを利用することができる時間帯を示す利用可能時間帯を含むレコメンドを配信してもよい。
なお、情報処理装置4は、広告だけでなく、サービス事業者が提供するサービスに関する情報を配信してもよい。サービスに関する情報は、ユーザがサービスを利用する場合に付与される特典を示す特典情報である。特典情報は、例えば、ユーザが利用するサービスに適用できるクーポン又は割引券である。また、サービスに関する情報は、サービス事業者が提供するサービスに関連付けられた関連サービスに関する広告、又は関連サービスを利用する場合に付与される特典を示す特典情報であってもよい。関連サービスは、異なる複数の他のサービスのうち、サービス事業者が提供するサービスと共に利用される蓋然性が他のサービスよりも高いサービスである。具体的には、情報処理装置4は、宿泊サービスを利用したユーザに、宿泊サービスに関連付けられたコンビニエンスストアのクーポンを配信する。
[情報処理装置4の構成]
図7は、情報処理装置4の構成を示す図である。情報処理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。通信部41は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えば通信コントローラを含んで構成されている。
記憶部42は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部42は、制御部43が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部42は、ユーザを管理するユーザ管理データベースと、情報処理サービスに加入した会員基盤システム3に関する情報を管理するシステム管理データベースとを記憶している。記憶部42は、情報処理装置4が提供するサービスを利用したユーザを識別するためのユーザ識別情報に関連付けて、ユーザ識別情報に示されるユーザが利用したサービスを識別するためのサービス識別情報を記憶する。記憶部42は、サービスの提供場所と、広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値とを関連付けた配信閾値データテーブルを記憶する。
制御部43は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部43は、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、受付部431、利用率取得部432、場所特定部433、端末情報取得部434、端末特定部435、及び配信部436としての機能を実現する。
受付部431は、サービスを提供するサービス事業者から、サービス事業者が提供するサービスに関する広告の配信要請を受け付ける。例えば、受付部431は、サービスの提供場所5を含む領域Rを示す領域情報を含む、広告の配信要請を受け付ける。
利用率取得部432は、サービス事業者が提供するサービスの利用率と、当該サービスの提供場所5とを関連付けて取得する。例えば、利用率取得部432は、サービスを識別するためのサービス識別情報に示されるサービスの利用率と、サービス識別情報に示されるサービスの提供場所5を示す場所情報とを関連付けて記憶する利用率情報データベース6から取得する。また、利用率取得部432は、サービス事業者から受け付けた配信要請に含まれる領域情報に示される領域R内で提供されるサービスの利用率をサービスの提供場所5に関連付けて取得してもよい。
利用率取得部432は、サービスの利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値を取得する。例えば、利用率取得部432は、記憶部42に記憶された配信閾値データテーブルからサービスIDとサービスの提供場所とに関連付けられた配信閾値を取得する。また、利用率取得部432は、サービス事業者がサービスを提供する提供場所5が複数ある場合、複数のサービスの提供場所5それぞれに関連付けられた配信閾値を取得する。利用率取得部432は、サービス事業者から、サービスIDとサービスの提供場所とに関連付けられた配信閾値を取得してもよい。
場所特定部433は、サービスの利用率が配信閾値以下であるサービスの提供場所5を特定する。例えば、場所特定部433は、取得したサービスの利用率が配信閾値以下であるか否かを判定する。次に、場所特定部433は、利用率が配信閾値以下であると判定したサービスの提供場所5を特定する。また、場所特定部433は、サービス事業者がサービスを提供する提供場所5が複数ある場合、複数の提供場所5それぞれで異なる配信閾値を用いて判定してもよい。例えば、場所特定部433は、複数の提供場所5それぞれで提供されるサービスの利用率を取得し、取得したサービスの利用率が、利用率を取得した提供場所5に関連付けられた配信閾値以下か否かを判定する。
端末情報取得部434は、サービスの利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5がある場合、会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置を示す位置情報を取得する。具体的には、端末情報取得部434は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスの利用が許可された会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置を示す位置情報を取得する。端末情報取得部434は、通信端末1の位置情報を、ユーザの通信端末1から取得してもよく、ユーザが登録する会員基盤システム3から取得してもよい。
端末特定部435は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5を含む領域R内に位置情報で示される位置が含まれる通信端末1を特定する。また、端末特定部435は、サービス事業者から領域Rを示す領域情報を受け付けた場合、受け付けた領域R内に位置情報で示される位置が含まれる通信端末1を特定してもよい。
配信部436は、端末特定部435が特定した通信端末1に広告の配信要請を行ったサービス事業者が提供するサービスに関する広告を配信する。例えば、配信部436は、サービスの利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスに関する広告を配信する。具体的には、配信部436は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5の場所を示す場所情報と、場所情報に示される提供場所5で提供されるサービスが利用可能であることを示す情報とを含む広告を配信する。
より具体的には、配信部436は、提供場所5で提供されるサービスをユーザが利用することができる数である利用可能数を含む広告を配信する。例えば、配信部436は、利用可能数を表示する表示画面、又は利用可能数を確認するためのWebサイトのURLを配信する。また、配信部436は、サービスに関する広告を配信した通信端末1に、広告したサービスの利用可能数がゼロになった場合、広告したサービスが利用できないことを示す情報、又は広告したサービスと同一種別のサービスの広告を配信してもよい。配信部436は、広告したサービスの利用可能数がゼロになった後、利用可能数が一以上になった場合、サービスが利用できることを示す広告を配信する。また、配信部436は、提供場所5で提供されるサービスの利用料金を割り引く割引クーポンを含む広告を配信してもよい。
例えば、配信部436は、広告の配信と共に、ユーザが登録する複数の会員基盤システム3のうち、サービスの利用が許可された会員基盤システム3を通知する。配信部436は、広告を配信する通信端末1のユーザが複数の会員基盤システム3に登録している場合、サービスの利用が許可された会員基盤システム3を通知する。例えば、配信部436は、利用が許可されたすべての会員基盤システム3を通知してもよく、1以上の会員基盤システム3を選択して通知してもよい。配信部436は、1以上の会員基盤システム3を選択して通知する場合、サービスを利用する際に付与される特典が、他の会員基盤システム3から付与される特典よりも価値の高い特典を付与する会員基盤システム3を通知する。
このように、配信部436は、広告の配信要請を行ったサービス事業者が提供するサービスの利用率が配信閾値以下であるサービスの提供場所5を含む領域R内に存在する通信端末1に、利用率が配信閾値以下であるサービスの提供場所5で提供されるサービスに関する広告を配信する。このようにすることで、配信部436は、利用率が配信閾値以下であるサービスの提供場所5を含む領域内に存在するユーザに、サービスの利用を促すことができる。そのため、広告の配信要請を行ったサービス事業者は、サービスの利用率が上がることを期待できる。
以下、情報処理装置4が実行する広告を配信する処理の流れについて説明する。図8は、広告を配信する処理のフローチャートである。
まず、受付部431は、サービスを提供するサービス事業者から、サービス事業者が提供するサービスに関する広告の配信要請を受け付ける(ステップS1)。利用率取得部432は、サービス事業者からサービス事業者が提供するサービスの利用率と、当該サービスの提供場所5とを関連付けて取得する(ステップS2)。
場所特定部433は、取得したサービスの利用率が配信閾値以下であるか否かを判定する(ステップS3)。場所特定部433は、取得したサービスの利用率が配信閾値以下である提供場所5が無い場合(ステップS3でNo)、処理を終了する。端末情報取得部434は、取得したサービスの利用率が配信閾値以下である提供場所5がある場合(ステップS3でYes)、会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置を示す位置情報を取得する(ステップS4)。
端末特定部435は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5を含む領域R内に位置情報で示される位置が含まれる通信端末1を特定する(ステップS5)。配信部436は、端末特定部435が特定した通信端末1に広告の配信要請を行ったサービス事業者が提供するサービスに関する広告を配信する(ステップS6)。なお、配信部436は、端末特定部435が領域R内に位置情報で示される位置が含まれる通信端末1を特定しなかった場合、広告を配信せず処理を終了する。
なお、情報処理装置4は、サービス事業者から広告配信要請を受けなくとも、広告を配信してもよい。この場合、情報処理装置4は、広告を配信する領域と、サービス事業者から広告配信要請を受けなくとも広告を配信するか否かを判定するための利用率の閾値である広告自動配信閾値とをサービス事業者から受け付ける。情報処理装置4は、サービス事業者から指定された地域内で提供されるサービスの利用率を取得し、サービスの利用率が広告自動配信閾値未満であるサービスに関する広告を配信する。このようにすることで、サービス事業者は、広告の配信要請を行わなくても広告が配信されるので、広告の配信するための処理を低減できる。
[時間帯に応じて定められた配信閾値に基づいて広告を配信する処理]
領域Rに存在するユーザの数は、複数の時間帯それぞれで異なる。例えば、ユーザが通勤する通勤時間帯又は昼間の時間帯において領域Rに存在するユーザの数は、深夜又は早朝の時間帯において領域Rに存在するユーザの数よりも多い。情報処理装置4は、サービスの提供場所5を含む領域R内のユーザの数が多い時間帯に広告を配信することにより、より多くのユーザにサービスの利用を促すことができる。そこで、情報処理装置4は、時間帯に応じて定められた配信閾値に基づいて広告を配信する。以下、時間帯に応じて定められた配信閾値に基づいて広告を配信する処理について説明する。
まず、利用率取得部432は、複数の時間帯それぞれに関連付けられた配信閾値を取得する。例えば、利用率取得部432は、複数の時間帯それぞれに関連付けられた配信閾値をサービスの提供場所5に関連付けてサービス事業者から取得する。具体的には、利用率取得部432は、領域Rに存在するユーザが少ない時間帯の配信閾値よりも高い、領域Rに存在するユーザが多い時間帯の配信閾値を取得する。領域Rに存在するユーザが少ない時間帯、又は領域Rに存在するユーザが多い時間帯は、情報処理装置4を管理する事業者又はサービス事業者が適宜決定すればよい。
次に、利用率取得部432は、現在時刻におけるサービスの利用率を取得する。場所特定部433は、取得した提供場所5の現在のサービスの利用率が、複数の時間帯のうち現在時刻が含まれる時間帯に関連付けられた配信閾値以下であるサービスの提供場所5を特定する。
そして、配信部436は、場所特定部433が特定した複数の時間帯のうち現在時刻が含まれる時間帯に関連付けられた配信閾値以下である提供場所5を含む領域Rに存在する通信端末1に広告を配信する。また、配信部436は、位置情報に示される位置が、領域Rに隣接する領域に含まれる通信端末1に広告を配信してもよい。例えば、配信部436は、予め定められた複数の領域から提供場所5が含まれる領域Rを特定し、特定した領域Rに隣接する領域に存在する通信端末1に広告を配信する。このようにすることで、配信部436は、時間帯に応じて定められた配信閾値に基づいて広告を配信できる。そのため、配信部436は、ユーザの数が多い時間帯である通勤時間帯や昼間の時間帯の配信閾値を高くすることにより広告を配信しやすくするので、より多くのユーザにサービスの利用を促すことができる。また、配信部436は、領域Rに存在するユーザの数が少ない時間帯である深夜や早朝の配信閾値を低くすることにより、ユーザの数が少ない時間帯において広告を配信しないようできる。
[過去にサービスを利用したユーザの通信端末1に広告を配信する処理]
情報処理装置4は、過去にサービスを利用したユーザに、再度サービスを利用するように促す広告を配信してもよい。この場合、情報処理装置4は、過去にサービスを利用したユーザの通信端末1を特定し、特定した通信端末1に広告を配信する。以下、情報処理装置4が実行する過去にサービスを利用したユーザの通信端末1に広告を配信する処理について説明する。
端末特定部435は、過去にサービスの提供場所5でサービスを利用したユーザの通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、領域R内に含まれる複数のサービスの提供場所5のいずれかで、過去にサービスを利用したユーザの通信端末1を特定する。具体的には、端末特定部435は、領域R内で提供されるサービスを識別するためのサービス識別情報と、サービス識別情報に示されるサービスを利用したユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて取得する。そして、端末特定部435は、サービス識別情報に関連付けられたユーザ識別情報に示されるユーザの通信端末1を特定する。
配信部436は、端末特定部435が特定した過去にサービスを利用したユーザの通信端末1に広告を配信する。例えば、配信部436は、サービスの利用料金の割引に利用できる割引クーポンを含む広告を配信する。このようにすることで、配信部436は、過去にサービスを利用したユーザに、サービスを再度利用するように促すことができる。
[領域R内の他のサービスを利用するユーザの通信端末に広告を配信する処理]
サービスを提供する提供場所5を含む領域R内で提供される他のサービスを利用するユーザは、領域R内で提供される他のサービスを利用していないユーザよりも、提供場所5で提供されるサービスを利用する蓋然性が高い。そこで、情報処理装置4は、領域R内で提供される他のサービスを利用するユーザの通信端末1に広告を配信することにより、領域Rで提供されるサービスを利用する蓋然性が高いユーザにサービスの利用を促す。以下、情報処理装置4が実行する領域R内の他のサービスを利用するユーザの通信端末1に広告を配信する処理について説明する。
端末特定部435は、領域R内の他のサービスを利用するユーザの通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、受付部431がサービス事業者から受け付けた提供場所5を含む領域R内で提供される、広告の配信要請を行ったサービス事業者と異なるサービス事業者が提供する他のサービスを利用するユーザの通信端末1を特定する。具体的には、端末情報取得部434は、領域R内で提供される他のサービスの識別情報に関連付けて、サービス識別情報に示されるサービスを利用するユーザのユーザ識別情報を取得する。端末特定部435は、取得したユーザ識別情報に示されるユーザの通信端末1を特定する。
配信部436は、端末特定部435が特定した領域R内で提供される他のサービスを利用するユーザの通信端末1に広告を配信する。例えば、配信部436は、サービス事業者が提供するサービスと同一の種別に関連付けられた他のサービス(以下、同種サービスという)のサービス提供サイトに、過去の所定期間においてアクセスした通信端末1に広告を配信する。具体的には、配信部436は、サービスを提供する提供場所5を含む領域R内で提供される同種サービスのサービス提供サイトにアクセスした通信端末1に広告を配信する。過去の所定期間は、サービス事業者が任意に設定することができる。このようにすることで、配信部436は、領域R内で提供される他のサービスを利用するユーザの通信端末1に広告を配信することができるので、領域Rで提供されるサービスを利用する蓋然性が高いユーザにサービスの利用を促すことができる。
[領域R内の他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末1に広告を配信する処理]
ユーザが他のサービスを利用する予定を把握できれば、ユーザが他のサービスを利用するタイミングに合わせて広告を配信できる。特に、サービスの予約率が低い時間帯に他のサービスを利用するユーザに広告を配信するとより効果的である。そこで、情報処理装置4は、ユーザが他のサービスを利用する利用予定を取得し、取得した利用予定に基づいて広告を配信する。
具体的には、まず、受付部431は、予約率が低いサービスに関する広告の配信を要請する広告配信要請をサービス事業者から受け付ける。また、受付部431は、サービスの提供場所5を示す場所情報を含む広告配信要請を受け付けてもよい。なお、情報処理装置4の管理者が、予約率が低いサービスに関する広告を配信するか否かを情報処理装置4に設定してもよい。
利用率取得部432は、複数の時間帯それぞれにおける、広告を配信するサービスの予約率を取得する。続いて、場所特定部433は、提供場所で提供されるサービスの予約率が配信閾値以下である時間帯を特定する。具体的には、場所特定部433は、複数の提供場所ごとに、サービスの予約率が配信閾値以下である時間帯を特定する。端末情報取得部434は、ユーザが他のサービスを利用する予定の利用予定時刻及び利用する予定の利用予定場所を含む予約情報を取得する。端末特定部435は、予約率が配信閾値以下であると特定された提供場所を含む領域内で提供される他のサービスを、予約率が配信閾値以下であると特定された時間帯を含む所定の期間内に利用するユーザの通信端末1を特定する。配信閾値以下である時間帯を含む所定の期間は、例えば、配信閾値以下である時間帯の1つ前の時間帯から当該時間帯の1つ後の時間帯までを含む期間である。
そして、配信部436は、端末特定部435が特定した他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末1に、サービスに関する広告を配信する。例えば、配信部436は、ユーザがサービスを利用する予定の時刻を含む所定の期間内に広告を配信する。所定の期間は、サービスの提供場所5と他のサービスの提供場所との距離に基づいて定まる時間である。距離に基づいて定まる時間は、例えば、サービスの提供場所5と他のサービスの提供場所との間をユーザが移動するのに要する時間である。このようにすることで、配信部436は、サービス事業者がサービスを提供する提供場所5を含む領域内で他のサービスを利用する予定のユーザに、ユーザが他のサービスを利用するタイミングに合わせて提供場所5で提供されるサービスの利用を促すことができる。また、配信部436は、広告を配信したサービスを提供可能な数とユーザが利用を予約した数とが等しくなった場合、広告を配信したサービスが利用できなくなったことを、広告を配信した通信端末1に通知する。このようにすることで、情報処理装置4は、広告を配信したサービスの予約がいっぱいになりサービスの予約ができなくなったことをユーザに知らせることができる。
[広告の配信を制限する処理]
会員基盤システム3から多数の広告が配信された場合、多数の広告が配信されたユーザが、会員基盤システム3から広告が配信されなくなるように会員基盤システム3から退会することがある。そのため、配信部436は、ユーザの通信端末1に配信する広告を制限し、ユーザが会員基盤システム3から退会することを抑制する。例えば、配信部436は、所定の期間の間に広告を配信した数である広告配信数が、広告を配信するか否かを判定するための広告配信数の閾値である最大配信数未満であれば広告を配信し、通信端末一台当たりの広告配信数が最大配信数以上であれば広告を配信しない。
所定の期間と、最大配信数とは、広告の配信によりユーザが会員基盤システム3を退会する場合の損失と、広告を配信する場合の利益とのバランスを考慮して定めればよい。また、所定の期間と、最大配信数とは、ユーザが登録する会員基盤システム3から取得してもよい。
配信部436は、所定時間内に同一の広告を複数回配信しないようにしてもよい。例えば、配信部436は、ユーザの通信端末1に広告を配信してから所定の期間が経過していない場合、配信した広告と同一の広告を配信しない。なお、配信部436は、所定の期間が経過した場合、配信した広告と同一の広告を配信してもよい。このようにすることで、情報処理装置4は、ユーザに配信する広告を制限できるので、ユーザが会員基盤システム3から退会することを抑制できる。
複数の会員基盤システム3に会員登録するユーザに、複数の会員基盤システム3それぞれを介して同一の広告が複数配信されると、ユーザにとって煩雑である。そこで、情報処理装置4は、広告を配信する会員基盤システム3を選択し、選択した会員基盤システム3を介してユーザの通信端末1に広告を配信する。
具体的には、まず、配信部436は、ユーザが登録する複数の会員基盤システム3のうち、広告を配信する優先順位を示す順位情報をサービス事業者から取得する。具体的には、配信部436は、複数の会員基盤システム3それぞれを識別するための基盤識別情報に、広告を配信する順番を示す順番情報を関連付けてサービス事業者から取得する。なお、情報処理装置4は、会員基盤システム3のシステム管理者から広告配信の優先順位の指定を受けてもよい。
配信部436は、広告を配信する通信端末1のユーザが登録する複数の会員基盤システム3のうち、広告するサービスを提供するサービス事業者から取得した順番情報に示される順番が他の会員基盤システム3よりも先である会員基盤システム3を介して広告を配信する。このようにすることで、情報処理装置4は、サービス事業者から指定された優先順位が高い会員基盤システム3を介して広告を配信でき、同一の広告がユーザに配信されることを抑制できる。
(ユーザから広告配信に関する条件を取得する)
情報処理装置4は、会員基盤システム3のユーザの通信端末1から広告配信に関する条件を取得してもよい。例えば、情報処理装置4は、ユーザが会員登録する複数の会員基盤システム3ごとに、会員基盤システム3を識別する会員基盤IDに関連付けて広告配信に関する条件を取得する。広告配信に関する条件は、例えば、広告を配信する時間帯、所定の期間の間に広告を配信する回数、広告を配信する媒体(SNS、ショートメッセージ、メール、ユーザが登録する会員基盤システム3の利用に用いられるアプリケーションへの通知など)である。また、情報処理装置4は、ユーザが会員登録する複数の会員基盤システム3すべてに同一の広告配信に関する条件を関連付けて取得してもよい。このようにすることで、情報処理装置4は、ユーザから指定された条件を満たす場合に広告を配信できるので、ユーザが会員基盤システム3から退会することを抑制し、ユーザの満足度を高めることができる。
配信部436は、会員基盤システム3のユーザの通信端末1から広告の配信を許可する会員基盤システム3の選択を取得する。例えば、配信部436は、ユーザが会員登録する複数の会員基盤システム3ごとに、広告の配信を許可するか否かの選択を取得する。また、配信部436は、ユーザが会員登録する複数の会員基盤システム3すべてから広告の配信を許可するか否かの選択を取得してもよい。このように、情報処理装置4は、ユーザから許可された会員基盤システム3からの広告を配信し、許可されない会員基盤システム3からの広告を配信しない。そのため、情報処理装置4は、ユーザに不要な広告を配信しないので、会員基盤システム3から退会することを抑制し、ユーザの満足度を高めることができる。
配信部436は、広告配信の条件として、ユーザから利用したいサービスを特定するための条件を取得してもよい。サービスを識別するためのサービス識別情報、サービスの提供場所、又はサービスを利用する料金の少なくともいずれかを取得する。配信部436は、ユーザから取得した条件に基づいて特定されたサービスの提供場所から所定の範囲内にユーザが存在する場合、特定されたサービスに関する広告を配信する。なお、配信部436は、サービスを特定するための条件と共に、条件を満たさないサービスに関する広告の配信を拒否することを示す配信拒否情報を取得してもよい。このように、情報処理装置4は、ユーザが利用したいサービスに関する広告を配信し、利用したいサービスと異なるサービスに関する広告を配信しない。そのため、情報処理装置4は、ユーザの満足度を高めることができる。
[予測した未来の利用率に基づいて広告を配信する処理]
未来のサービスの利用率を予測することができれば、予測した利用率に基づいて広告を配信することができる。そこで、情報処理装置4は、サービスの未来の利用率を予測し、予測したサービスの未来の利用率に基づいて広告を配信する。以下、情報処理装置4が実行する、サービスの未来の利用率を予測し、予測した未来の利用率に基づいて広告を配信する処理について説明する。
情報処理装置4は、図示しない未来のサービスの利用率を予測する予測部を備える。制御部43は、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、予測部の機能を実現する。記憶部42は、サービスの提供場所5と、過去のサービスの利用率と、過去のサービスの利用率が取得された日時を示す情報とを関連付けた利用率情報データテーブルを記憶する。図9は、利用率情報データテーブルを模式的に示す図である。
予測部は、サービスの提供場所5に関連付けられた過去のサービスの利用率を示す利用率情報に基づいて、未来の時刻においてサービスの提供場所5で提供される未来のサービスの利用率を予測する。具体的には、予測部は、記憶部42に記憶される利用率情報データテーブルを参照し、受付部431がサービス事業者から受け付けた未来の時刻と同じ時刻を含む過去の時間帯において提供されたサービスの利用率に基づいて未来のサービスの利用率を予測する。例えば、予測部は、未来の時刻と同じ時刻を含む複数の過去の時間帯において提供されたサービスの利用率の統計量に基づいて、未来の時刻を含む時間帯におけるサービスの利用率を予測する。具体的には、予測部は、複数の過去の時間帯において提供されたサービスの利用率の平均値、中央値又は最頻値に基づいて未来のサービスの利用率を予測する。
場所特定部433は、予測部が予測した未来のサービスの利用率が、配信閾値以下となる提供場所5を特定する。場所特定部433が配信閾値以下となる提供場所5を特定すると、端末情報取得部434は、ユーザの予定情報を会員基盤システム3から取得する。
端末特定部435は、未来のサービスの利用率が配信閾値以下となる提供場所5を含む所定の範囲内に予定情報に示される他のサービスの提供場所が含まれる他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、予定情報に示されるサービスを利用する予定の時刻を含む時間帯が、未来のサービスの利用率が配信閾値以下となる時間帯に含まれるユーザの通信端末1を特定する。
そして、配信部436は、未来のサービスの利用率が配信閾値以下となる提供場所5で提供されるサービスに関する広告を、利用率が配信閾値以下となる提供場所5を含む領域R内で提供される他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末1に配信する。このようにすることで、配信部436は、未来の利用率が低いと予測されるサービスの提供場所5で提供されるサービスに関する広告を配信することにより、未来の利用率が低いと予測されるサービスの利用を促すことができる。
以下、情報処理装置4が実行する、予測した未来の利用率に基づいて広告を配信する処理の流れを説明する。図10は、予測した未来の利用率に基づいて広告を配信する処理のフローチャートである。
まず、受付部431は、サービス事業者から未来の時刻を示す未来時刻情報を含む、広告の配信要請を受け付ける(ステップS20)。予測部は、未来時刻情報に示される未来の時刻におけるサービスの利用率を予測する(ステップS21)。次に、場所特定部433は、サービスの提供場所5ごとに、予測部が予測した未来の時刻におけるサービスの利用率が配信閾値以下となるか否かを判定する(ステップS22)。場所特定部433は、未来のサービスの利用率が配信閾値以下となる提供場所5がないと判定すると(ステップS22でNo)、処理を終了する。
端末情報取得部434は、場所特定部433が未来の時刻におけるサービスの利用率が配信閾値以下となると判定すると(ステップS22でYes)、ユーザのサービスの利用予定を示す予定情報を取得する(ステップS23)。
端末特定部435は、未来の時刻におけるサービスの利用率が配信閾値以下となる提供場所5を含む所定の範囲内に予定情報に示される他のサービスの提供場所が含まれる他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末1を特定する(ステップS24)。端末特定部435は、特定した通信端末1のユーザが他のサービスを利用する時刻である利用予定時刻が、未来のサービスの利用率が配信閾値以下となる時間帯に含まれるか否かを判定する(ステップS25)。
配信部436は、端末特定部435が未来の時刻におけるサービスの利用率が配信閾値以下となる時間帯に利用予定時刻が含まれると判定した場合(ステップS25でYes)、ユーザの通信端末1に広告を配信する(ステップS26)。また、配信部436は、未来の時刻におけるサービスの利用率が配信閾値以下となる時間帯に利用予定時刻が含まれないと判定した(ステップS25でNo)場合、ユーザの通信端末1に広告を配信せず、処理を終了する。
このように、配信部436は、予測された未来の時刻におけるサービスの利用率に基づいて広告を配信する。そのため、配信部436は、未来の時刻における利用率が低いと予測されるサービスの提供場所5で提供されるサービスに関する広告を配信することができるので、サービスの利用率を高めることができる。
予測部は、未来の時刻におけるサービスの提供場所5で利用することができる数を予測してもよい。予測部は、未来のサービスの利用率に基づいて提供場所5で利用することができる利用可能数を予測する。配信部436は、予測部が予測した未来の時刻における利用可能数を配信する。配信部436は、予測した未来の時刻における利用可能数を表示する表示画面、又は未来の時刻における利用可能数を確認するためのWebサイトのURLを配信してもよい。
[通信端末1の位置の履歴に基づいて広告を配信する通信端末1を特定する処理]
情報処理装置4は、通信端末1の位置の履歴に基づいて広告を配信する通信端末1を特定してもよい。この場合、情報処理装置4は、位置情報を取得すると、取得した位置を示す位置情報と、位置情報を取得した通信端末1のユーザを識別するためのユーザIDとを関連付けた位置履歴情報を記憶部42に記憶させる。端末特定部435は、記憶部42に記憶された位置履歴情報に基づいて、位置情報に示される位置が領域Rに含まれる蓋然性が他の通信端末1よりも高い通信端末1を特定する。このようにすることで、配信部436は、通信端末1の位置情報をリアルタイムに取得しなくても、利用率が低いサービスの提供場所5を含む領域Rに含まれる蓋然性が高い通信端末1に広告を配信できる。
[ユーザが利用したサービスの履歴に基づいて広告を配信する端末を特定する]
情報処理装置4は、ユーザがサービスを利用した履歴に基づいて広告を配信する通信端末1を特定してもよい。この場合、情報処理装置4は、ユーザがサービスを利用すると、ユーザが利用したサービスを識別するためのサービス識別情報(以下、サービスIDという)と、サービスを利用したユーザを識別するためのユーザ識別情報(以下、ユーザIDという)とを関連付けたサービスの利用履歴情報を、記憶部42に記憶させる。また、情報処理装置4は、ユーザが利用したサービスの種別を示す種別情報、ユーザが利用したサービスの提供場所を示す場所情報、又はユーザがサービスを利用した時刻を示す利用時刻情報を利用履歴情報に関連付けて記憶部42に記憶させてもよい。サービスの種別は、サービス事業者が提供するサービスに対して比較対象となる複数のサービスを2以上のグループに分類するために情報処理装置4のシステム管理者により設定される項目である。
端末特定部435は、利用率が配信閾値以下であるサービス(以下、閑散サービスという)を、閑散サービスが提供される提供場所において利用したユーザの通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、閑散サービスと同一種別のサービスを、閑散サービスが提供される提供場所を含む領域内で利用したユーザの通信端末1を特定する。このようにすることで、情報処理装置4は、閑散サービスを過去に利用したユーザに、再度閑散サービスを利用することを促す広告を配信できる。
端末特定部435は、閑散サービスと同一の種別のサービスを、閑散サービスの提供場所と異なる提供場所で利用したユーザの通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、閑散サービスの提供場所を含む領域外で提供される、閑散サービスと同一の種別のサービスを利用したユーザの通信端末1を特定する。このようにすることで、情報処理装置4は、閑散サービスと同一種別のサービスを、閑散サービスの提供場所と異なる場所で利用したユーザにサービスの利用を促すことができる。
また、端末特定部435は、閑散サービスの提供場所を含む領域内で提供される他のサービスを利用したユーザの通信端末1を特定してもよい。例えば、端末特定部435は、利用履歴情報を参照し、閑散サービスの提供場所を含む領域内に、場所情報に示される提供場所が含まれ、閑散サービスのサービスIDと異なるサービスIDに関連付けられたユーザIDに示されるユーザの通信端末1を特定する。このようにすることで、情報処理装置4は、閑散サービスの提供場所を含む領域内で提供される他のサービスを利用したユーザにサービスの利用を促すことができる。
配信部436は、ユーザがサービスを利用した時刻に基づいて広告を配信する。例えば、配信部436は、複数の時間帯それぞれに、広告するサービスを関連付けたデータテーブルを参照し、ユーザがサービスを利用した時刻を含む時間帯に関連付けられたサービスに関する広告を配信する。このようにすることで、配信部436は、例えば、朝にサービスを利用したユーザに、朝に利用される蓋然性が他のサービスよりも高いサービスに関する広告を配信できる。そのため、情報処理装置4は、ユーザがサービスを利用した時間帯において利用されやすいサービスに関する広告を配信できる。
[サービスの利用率が増加した条件で通信端末を特定する処理]
配信部436は、サービスに関する広告を配信する前に取得した利用率よりも、広告を配信した後に取得した利用率が高い場合、広告を配信した通信端末1を特定した条件(以下、端末特定条件という)を、広告を配信したサービスの種別に関連付けて記憶部42に記憶させる。端末特定条件は、上記で説明したとおり、例えば、通信端末1の位置情報、利用履歴情報に基づく条件である。また、端末特定条件は、通信端末1のユーザの属性(性別、年齢、職業、趣味、趣向等)の条件であってもよい。通信端末1のユーザの属性は、通信端末1のユーザIDに関連付けて、記憶部42に記憶される。
端末特定部435は、記憶部42を参照し、広告するサービスの種別に関連付けられた端末特定条件を用いて通信端末1を特定する。例えば、端末特定部435は、利用率が判定閾値以下であるサービスの種別に関連付けられた端末特定条件を満たす通信端末1を特定する。このようにすることで、情報処理装置4は、広告を配信する場合に、広告を配信することによりサービスの利用率が増加した条件で通信端末1を特定できるので、広告を配信する費用に対する利益を向上できる。
[広告の閲覧記録に基づいて広告を配信する処理]
配信部436は、通信端末1に広告を配信した後、通信端末1において広告が閲覧された場合、通信端末1のユーザのユーザIDと広告の閲覧履歴とを関連付けて記憶部42に記憶する。例えば、配信部436は、通信端末1から広告に含まれるURLに対するアクセスが行われた場合、通信端末1のユーザのユーザIDと、通信端末1からアクセスが行われた広告に含まれるURLとを関連付けた閲覧履歴情報を記憶させる。また、配信部436は、通信端末1がアクセスを行った日時、又は通信端末1がアクセスを行った位置を示す位置情報を閲覧履歴情報に関連付けて記憶させてもよい。
配信部436は、広告を配信する場合、閲覧履歴情報に基づいて広告を配信する。例えば、配信部436は、閲覧履歴情報を参照し、過去に広告を閲覧した通信端末1に、通信端末1が広告を閲覧した日付より後の日付における、広告を閲覧した時刻を含む時間帯に広告を配信する。配信部436は、過去に広告を閲覧した通信端末1の位置が、過去に広告を閲覧した位置を含む領域内である場合に広告を配信する。配信部436は、過去にサービスに関する広告を閲覧した通信端末1に、広告したサービスと同一種別のサービスの広告を配信する。このように、情報処理装置4は、通信端末1が広告を閲覧した閲覧履歴に基づいて広告を配信する。そのため、情報処理装置4は、サービスに関心があるユーザに、再度広告を配信することにより、サービスの利用をさらに促すことができる。
[ユーザに会員登録を促す処理]
上記の説明においては、情報処理装置4は、サービスの利用が許可された会員基盤システム3に登録するユーザの通信端末1に広告を配信したが、これに限らず、サービスの利用が許可されていない会員基盤システム3のユーザの通信端末1に広告を配信してもよい。この場合、端末情報取得部434は、利用率が配信閾値以下であるサービスの利用が許可されていない会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置情報を取得する。端末特定部435は、提供場所5を含む領域R内に、利用が許可されていない会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置情報に示される位置が含まれる通信端末1を特定する。配信部436は、特定された通信端末1に、利用が許可された会員基盤システム3への会員登録を促す広告を配信する。このようにすることで、情報処理装置4は、利用が許可された会員基盤システム3への会員登録をユーザに促すことができる。
[実施の形態に係る情報処理装置4の効果]
以上説明したとおり、情報処理装置4は、会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザにサービスを提供し、提供するサービスの利用率とサービスの提供場所5とを関連付けて取得する。情報処理装置4は、利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である提供場所5を特定し、提供場所5で提供されるサービスの利用が許可された会員基盤システム3のユーザの通信端末1の位置を示す位置情報を取得する。情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5を含む、サービスに関する広告を配信することによりユーザがサービスを利用する蓋然性が高くなる領域R内に位置情報で示される位置が含まれる通信端末1を特定する。情報処理装置4は、特定した通信端末1に、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスに関する広告を配信する。
このようにすることで、情報処理装置4は、利用率が配信閾値以下であると特定された提供場所5で提供されるサービスに関する広告を、広告を配信することによりサービスを利用する蓋然性が高いユーザの通信端末1に配信できる。そのため、情報処理装置4は、サービスの利用を促すことができるユーザに広告を配信できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 通信端末
2 サービス提供サーバ
3 会員基盤システム
4 情報処理装置
5 提供場所
6 利用率情報データベース
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
431 受付部
432 利用率取得部
433 場所特定部
434 端末情報取得部
435 端末特定部
436 配信部

Claims (9)

  1. 会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるロッカーの予約を受け付けるロッカーサービスで予約できるロッカー群の複数の提供場所と、各提供場所に設置されたロッカー群に含まれている複数のロッカーの総数に対するユーザに使用されているロッカーの数の割合である利用率と、を関連付けて取得する利用率取得部と、
    前記複数の提供場所のうち、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定する場所特定部と、
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得する端末情報取得部と、
    前記端末情報取得部が前記位置情報を取得した後に、前記複数の提供場所のうち、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に関連付けられた所定の領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定する端末特定部と、
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に設置された前記ロッカー群に関する広告を、前記端末特定部が特定した前記通信端末に配信する配信部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記ロッカーサービスを提供する事業者から、前記提供場所を含む領域を示す領域情報を含む前記広告の配信要請を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記端末特定部は、前記位置情報に示される前記位置が、前記事業者から受け付けた前記領域情報に示される前記領域内に含まれる通信端末を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記端末特定部は、前記領域内に含まれる複数の前記ロッカー群の提供場所のいずれかで、過去に前記ロッカーを利用したユーザの通信端末を特定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記端末特定部は、前記ロッカー群の提供場所を含む領域内で提供される、前記事業者と異なる事業者が提供する他のサービスを利用するユーザの通信端末を特定する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付部は、前記ロッカーサービスを提供する事業者から前記ロッカー群の提供場所の選択を含む前記広告の配信要請を受け付け、
    前記端末情報取得部は、前記会員基盤システムのユーザが他のサービスを利用する予定の場所である他のサービスの提供場所を含む予定情報を前記会員基盤システムからさらに取得し、
    前記端末特定部は、選択された前記ロッカー群の提供場所を含む所定の範囲内に予定情報に示される前記他のサービスの提供場所が含まれる前記他のサービスを利用する予定のユーザの通信端末を特定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記利用率取得部は、複数の前記ロッカー群の提供場所それぞれに関連付けられた配信閾値を取得し、
    前記場所特定部は、前記複数のロッカー群の提供場所のうち、前記利用率が、前記複数のロッカー群の提供場所それぞれに関連付けられた前記配信閾値以下である前記ロッカー群の提供場所を特定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記利用率取得部は、前記ロッカー群の提供場所に関連付けられた複数の時間帯それぞれに関連付けられた配信閾値を取得し、
    前記場所特定部は、前記提供場所の利用率が、前記複数の時間帯のうち現在時刻が含まれる前記時間帯に関連付けられた前記配信閾値以下である前記ロッカー群の提供場所を特定する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが実行する、
    会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるロッカーの予約を受け付けるロッカーサービスで予約できるロッカー群の複数の提供場所と、各提供場所に設置されたロッカー群に含まれている複数のロッカーの総数に対するユーザに使用されているロッカーの数の割合である利用率と、を関連付けて取得するステップと、
    前記複数の提供場所のうち、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定するステップと、
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報を取得した後に、前記複数の提供場所のうち、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に関連付けられた所定の領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定するステップと、
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に設置された前記複数のロッカーのうちのユーザが利用することができるロッカーの数である利用可能数を含む広告を、特定した前記通信端末に配信するステップと、
    を有する広告配信方法。
  9. 情報処理装置に、
    会員登録したユーザを管理する会員基盤システムのユーザに提供されるロッカーの予約を受け付けるロッカーサービスで予約できるロッカー群の複数の提供場所と、各提供場所に設置されたロッカー群に含まれている複数のロッカーの総数に対するユーザに使用されているロッカーの数の割合である利用率と、を関連付けて取得する利用率取得部、
    前記複数の提供場所のうち、前記利用率が広告を配信するか否かを判定するために定められた利用率の配信閾値以下である前記提供場所を特定する場所特定部、
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所がある場合、前記会員基盤システムのユーザの通信端末の位置を示す位置情報を取得する端末情報取得部、
    前記端末情報取得部が前記位置情報を取得した後に、前記複数の提供場所のうち、前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に関連付けられた所定の領域内に前記位置情報で示される位置が含まれる通信端末を特定する端末特定部、及び
    前記利用率が前記配信閾値以下であると特定された前記提供場所に設置された前記複数のロッカーのうちのユーザが利用することができるロッカーの数である利用可能数を含む広告を、前記端末特定部が特定した前記通信端末に配信する配信部、
    としての機能を実現させるためのプログラム。
JP2019004817A 2019-01-16 2019-01-16 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム Active JP6983184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004817A JP6983184B2 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004817A JP6983184B2 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020113144A JP2020113144A (ja) 2020-07-27
JP6983184B2 true JP6983184B2 (ja) 2021-12-17

Family

ID=71667092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004817A Active JP6983184B2 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6983184B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115756823B (zh) * 2022-10-20 2024-04-16 广州汽车集团股份有限公司 服务发布方法、装置、车辆及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5777373B2 (ja) * 2011-03-31 2015-09-09 株式会社日本総合研究所 カーステーション負荷分散システム
JP5699098B2 (ja) * 2012-02-15 2015-04-08 株式会社ゼンリンデータコム 情報処理システム、及び情報処理方法
JP6064475B2 (ja) * 2012-09-19 2017-01-25 Okage株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2014206857A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、画像形成装置及びプログラム
JP2016126654A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 シャープ株式会社 優待情報提供装置、優待情報提供システムおよびプログラム
JP6351774B2 (ja) * 2017-03-02 2018-07-04 ヤフー株式会社 広告配信管理装置および広告配信管理方法
JP6880907B2 (ja) * 2017-03-28 2021-06-02 日本電気株式会社 優待情報提供装置、優待情報提供方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020113144A (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11263647B2 (en) Method, management server and computer readable recording medium for managing a customer relationship
AU2010298137B2 (en) Collaboration and travel ecosystem
US20190138982A1 (en) Systems and methods for managing airport lounges
AU2012277131B2 (en) Apparatus and Method for Processing Information of a Search Result
KR102005979B1 (ko) 의료 서비스 정보 매칭방법
US7881955B2 (en) Method and system for reservation and management of recreational activities
US20160012514A1 (en) Providing gifted travel-related services to a traveler
EP2864947A2 (en) Apparatus and methods of recommending multiple options to a group of remote users and forming an agreement
KR101474888B1 (ko) 네트워크를 이용한 행사자원 통합 검색 예약 관리시스템 및 방법
JP6983184B2 (ja) 情報処理装置、広告配信方法、及びプログラム
JP7052129B2 (ja) 情報処理装置及びサービス提供可否決定方法
JP6749985B2 (ja) 決定装置、決定方法及び決定プログラム
JP6920360B2 (ja) 情報処理装置、利用状況通知方法、及びプログラム
KR20080004858A (ko) 통합 마일리지를 이용한 여행 서비스 제공 시스템 및 방법
KR20140124557A (ko) 방 예약 시스템 및 방법
KR102062713B1 (ko) 콘텐츠 제공 시스템 및 방법
JP2020204878A (ja) プレスリリース配信装置、プレスリリース配信方法及びプログラム
JP6994592B2 (ja) 管理装置及び管理方法
JP6914237B2 (ja) 通知装置及び通知方法
US20120278113A1 (en) System and related method for event reservation
KR20220081578A (ko) 식당 예약 서비스 시스템 및 그 서비스 제공 방법
KR100563960B1 (ko) 인터넷을 통한 사은서비스상품 제공 시스템 및 방법
JP2005141657A (ja) 統合型検索・予約システム、統合型検索・予約システム方法及びサーバ
CA2744169A1 (en) System and method for arranging group activities
CA2744453A1 (en) System and method for arranging group activities

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201207

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201207

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210506

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211001

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211001

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211011

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6983184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150