JP6979840B2 - 注射器、プレフィルドシリンジ用の注射器およびプレフィルドシリンジ - Google Patents
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Description
本願出願人は、特許文献1(WO2011/040522)を提案している。このプレフィルドシリンジ(1)は、ガスケット本体(6)とプランジャ装着用部材(7)とからなるガスケット(3)を有する。プランジャ装着用部材(7)の螺旋状リブ(74,75)形成部位がガスケット本体(6)の収納部(62)に収納された状態では、プランジャ装着用部材(7)はガスケット本体(6)に対し空転する。プランジャ(4)をプランジャ装着用部材(7)の中空部内に回転させながら侵入させると、プランジャの押圧部(48)はプランジャ装着用部材(7)の基端側フランジの基端面を押圧し、プランジャ装着用部材(7)の先端側フランジ(72)はガスケット本体の基端面を押圧する。そして、プランジャ(4)の係合部(41)がプランジャ装着用部材(7)の係合用リブ(76)と係合し、プレフィルドシリンジ本体(10)へのプランジャ(4)の装着が完了する。
そして、ピストンの下部端7は、筒状本体2の内部に薬液9が充填される内部有効容積8を画成する。ピストン3から独立しているプラグ14は、筒状本体2の基端12から突出する操作ロッド11の先端36に固定されている。本発明の図示しない実施形態においては、操作ロッド11がプラグ14に固定されていない。このプラグ14は、これを先端方向に支持するピストン3の基端側に対し、本体2内を自由に直線移動するように設定されている。そのため、プラグ14とピストン3との間に支承面10がある。
引用文献2のものでは、操作ロッド11が、ピストン3と別部材であり、当接によりピストンを前方に押圧可能である。しかし、操作ロッド11はピストン3に接続されないため、操作ロッド11を後方に移動させても、ピストン3を後方に移動させること、言い換えれば、吸引操作が不能である。このため、このプレフィルドシリンジ型の医療用器具では、別の薬剤を吸引することができない。
しかし、このプレフィルドシリンジ型の医療用器具では、操作ロッド11を先端側に押圧した時、操作ロッド11の先端に固定されているプラグ14の先端面が、ピストン3の基端にある支承面10と当接するのみである。このため、操作用ロッド11を押圧しないかぎり、操作ロッド11は、プラグより自由に分離することが可能であり、さらに、筒状本体2内にて自由に動くことも可能である。このため、操作用ロッドは、位置が安定せず、押圧操作が容易ではない。さらに、そして、操作用ロッド11は、筒状本体2内にて自由に動くため、操作用ロッド11の押圧時に、操作ロッド11の先端に固定されているプラグ14の先端面が、正確にピストン3の支承面10と当接せず、ピストン3を斜めに押圧する可能性も高い。ピストンの斜め押圧は、液もれを生じさせる可能性がある。
(1) 外筒と、前記外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、前記ガスケットを押圧するためのプランジャとを備える注射器であって、
前記ガスケットは、閉塞先端部と、開口後端部と、前記開口後端部より先端側に延びる内腔部と、前記内腔部の内面に設けられた内腔側螺合部とを備えるガスケット本体と、前記ガスケット本体に取り付けられた装着用部材とを備え、
前記装着用部材は、前記ガスケット本体の前記内腔部に進入可能な先端部と、前記先端部に設けられた前記内腔側螺合部と螺合可能な装着用部材側螺合部と、前記装着用部材の後部側に設けられた装着用部材側接続部と、前記装着用部材側接続部に設けられた装着用部材側回転時当接部とを有し、
前記プランジャは、先端部に設けられ、前記装着用部材側接続部と当接可能なプランジャ側接続部と、前記先端部より後端方向に延びるシャフト部と、前記プランジャ側接続部に設けられたプランジャ側回転時当接部を有し、
前記装着用部材側回転時当接部と前記プランジャ側回転時当接部は、前記装着用部材側接続部と前記プランジャ側接続部が当接した状態において、前記プランジャを前記内腔側螺合部と前記装着用部材側螺合部との螺合が進行する回転方向に回転させることにより当接し、前記プランジャを前記内腔側螺合部と前記装着用部材側螺合部との螺合が後退する回転方向への回転では、前記プランジャは、前記装着用部材に対して空転するものとなっており、さらに、
前記装着用部材および前記プランジャの一方は、受入側凹部を備え、前記装着用部材および前記プランジャの他方は、前記受入側凹部への進入可能部を備え、前記進入可能部は、前記受入側凹部への収納時に、前記進入可能部の外面が前記受入側凹部の内面と摩擦係合しかつ前記受入側凹部内にて回転可能であり、
前記プランジャは、前記進入可能部が前記受入側凹部に収納され、前記進入可能部の外面と前記受入側凹部の内面が摩擦係合した状態において、前記ガスケットより離間する方向に引くことにより、前記ガスケットと分離して前記外筒の軸方向に移動するものとなっており、前記注射器は、吸引操作が不能であり、さらに、前記プランジャは、前記プランジャ側回転時当接部よりも後端側に設けられた側部突出部を備え、前記外筒は、後端部に設けられ、前記側部突出部と当接可能な抜止部を備え、前記ガスケットと分離した前記プランジャの前記外筒からの離脱が規制されている注射器。
(3) 前記装着用部材は、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記装着用部材の後端部より先端側に延びる柱状凹部であり、前記プランジャは、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記プランジャの前記先端部より先端方向に突出し、かつ前記受入側凹部内に進入可能であり、かつ、前記受入側凹部の内面と摩擦係合し、さらに、前記受入側凹部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能な棒状もしくは筒状の突出部である上記(1)に記載の注射器。
(4) 前記装着用部材は、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記装着用部材の後端部より後方に突出する棒状もしくは筒状の突出部であり、前記プランジャは、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記プランジャの先端部より後方に延び、前記装着用部材の前記突出部を受入れ可能な柱状凹部であり、さらに、前記突出部は、前記柱状凹部の内面と摩擦係合し、さらに、前記柱状凹部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である上記(1)に記載の注射器。
(5) 前記装着用部材は、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記装着用部材の前記装着用部材側接続部の外縁部より後方に延びる筒状部であり、前記プランジャは、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記プランジャ側接続部の外縁部より後端側に延びる柱状部であり、前記装着用部材の前記筒状部に進入可能であり、かつ、前記筒状部の内面と摩擦係合し、さらに、前記筒状部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である上記(1)に記載の注射器。
(6) 前記装着用部材は、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記装着用部材側接続部の外縁部より先端側に延びる柱状部であり、前記プランジャは、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記プランジャ側接続部の外縁部より前方に延びる筒状部であり、前記装着用部材の前記柱状部は、前記筒状部に進入可能であり、かつ、前記筒状部の内面と摩擦係合し、さらに、前記筒状部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である上記(1)に記載の注射器。
(7) 前記プランジャと前記装着用部材との係合は、前記進入可能部の外面と前記受入側凹部の内面との摩擦係合のみである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の注射器。
(8) 前記装着用部材は、前記ガスケット本体の基端面を押圧可能なフランジを備え、前記先端部は、前記フランジより先端側に突出し、前記装着用部材側接続部は、前記フランジより後方に突出している上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の注射器。
(9) 前記装着用部材側回転時当接部は、一端に設けられた軸方向に平行な装着用部材側起立面と他端に設けられた装着用部材側傾斜面とを有する突出部となっており、前記プランジャ側回転時当接部は、一端に設けられ、軸方向に平行であるプランジャ側起立面と他端に設けられたプランジャ側傾斜面とを有する突出部となっており、
前記装着用部材側接続部と前記プランジャ側接続部が当接した状態において、前記プランジャを前記装着用部材と前記ガスケット本体の螺合が進行する回転方向に回転させることにより、前記装着用部材側起立面と前記プランジャ側起立面が当接し、前記プランジャを前記装着用部材と前記ガスケット本体の螺合が後退する回転方向への回転では、前記装着用部材側傾斜面と前記プランジャ側傾斜面とが摺接し、前記プランジャが、前記装着用部材に対して、後方に移動するものとなっている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の注射器。
(10) 前記装着用部材側回転時当接部は、前記装着用部材の中心軸に対して向かい合うように2つ設けられており、前記プランジャ側回転時当接部は、前記プランジャの中心軸に対して向かい合うように2つ設けられており、かつ、2つの前記プランジャ側回転時当接部は、2つの前記装着用部材側回転時当接部間に進入可能となっている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の注射器。
(11) 前記外筒は、中空本体部と、前記中空本体部の先端部より延びる中空先端部と、前記中空本体部の後端部に設けられたフランジとを有する外筒本体と、前記フランジに固定され、前記プランジャの前記外筒からの離脱を防止する抜止部材とを備え、前記抜止部材が、前記抜止部を備えている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の注射器。
(12) 上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の注射器と、前記外筒の先端部に装着された封止部材とを備えるプレフィルドシリンジ用の注射器。
(13) 上記(12)に記載のプレフィルドシリンジ用の注射器と、前記注射器の内部に収納された薬剤とからなるプレフィルドシリンジ。
本発明の注射器1は、図1ないし図4に示すように、外筒2と、外筒2内に摺動可能に収納されたガスケット3と、ガスケット3を押圧するためのプランジャ4とを備える。プランジャ4は、ガスケット3と分離して外筒2の軸方向に移動可能である。ガスケット3は、閉塞先端部33と、開口後端部と、開口後端部より先端側に延びる内腔部と、内腔部の内面に設けられた内腔側螺合部(螺旋状凹部)32とを備えるガスケット本体31と、ガスケット本体31に取り付けられた装着用部材7とを備える。
プランジャ4は、先端部に設けられ、装着用部材側接続部74と当接可能なプランジャ側接続部42と、先端部より後端方向に延びるシャフト部41と、プランジャ側接続部42に設けられたプランジャ側回転時当接部(プランジャ側所定方向回転時当接部)44,45を有する。
そして、装着用部材7およびプランジャ4の一方は、受入側凹部77(48)を備え、装着用部材7およびプランジャ4の他方は、受入側凹部77(48)への進入可能部43(78)を備え、進入可能部43(78)は、受入側凹部77(48)への収納時に、受入側凹部77(48)の内面と摩擦係合しかつ受入側凹部77(48)内にて回転可能なものとなっている。
注射器本体は、外筒2と、外筒2内に摺動可能に収納されたガスケット3と、ガスケット3を押圧するためのプランジャ4とを備える。プランジャ4は、ガスケット3と分離して外筒2の軸方向に移動可能である。ガスケット3とプランジャ4により外筒内移動部材10を構成している。
外筒本体20は、中空本体部21と、中空本体部21の先端部より延びる中空先端部22と、中空本体部の後端部に設けられたフランジ24とを有する。この実施例では、抜止部材6は、フランジ24に固定されている。具体的には、外筒本体20のフランジ24の底面部に固定されている。抜止部材は、このようなタイプのものに限定されず、フランジ24を挟み込むようなものであってもよい。
外筒本体20の中空本体部21は、比較的細径の円筒状に形成されており、本第1の実施形態では、少量(具体的には、0.5mlから2ml)の薬液等を充填するものであり、中空本体部21の外径は、6〜12mmである。
ロックアダプタ8および封止部材の形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。
ガスケット3は、閉塞先端部33と、開口後端部と、開口後端部より先端側に延びる内腔部と、内腔部の内面に設けられた内腔側螺合部(螺旋状凹部)32とを備えるガスケット本体31と、ガスケット本体31に取り付けられた装着用部材7とを備える。
ガスケット本体31は、閉塞した先端部33と、後端開口より先端側に延びる内腔部とを有する筒状体である。先端部33は、先端側に向かってテーパー状に縮径するテーパー部となっている。また、ガスケット本体31は、先端側に設けられた先端側環状リブと後端側に設けられた後端側環状リブを備えている。そして、ガスケット本体31の内腔部の内面には、内腔側螺合部(螺旋状凹部)32が設けられている。
低薬物吸着層の材質としては、従来からラミネートガスケットに使用されている公知のものが使用できる。低薬物吸着層の材質としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。具体的に、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、超高分子量ポリエチレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、環状ポリオレフィン等が好ましく、フッ素系樹脂としては、四フッ化エチレン−パーフルオロエトキシエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等が好ましい。
プランジャ4の構成材料としては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の硬質もしくは半硬質樹脂を用いることが好ましい。
進入可能部(棒状突出部)78は、受入側凹部48の内面と摩擦係合し、さらに、受入側凹部48に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である。
注射器本体は、外筒2と、外筒2内に摺動可能に収納されたガスケット3aと、ガスケット3aを押圧するためのプランジャ4aとを備える。プランジャ4aは、ガスケット3aと分離して外筒2の軸方向に移動可能である。ガスケット3aとプランジャ4aにより外筒内移動部材10aを構成している。外筒2、封止部材5、薬剤9は、上述したものと同じである。
この実施例の装着用部材7aにおいても、上述した装着用部材7と同様に、ガスケット本体31の基端面を押圧可能なフランジ73を備え、先端部は、フランジ73より先端側に突出し、装着用部材側接続部74は、フランジ73より後方に突出している。
装着用部材側接続部74、装着用部材側回転時当接部75,76、プランジャ側接続部42およびプランジャ側回転時当接部44,45は、上述したものと同じである。
2 外筒
3 ガスケット
4 プランジャ
7 装着用部材
31 ガスケット本体
42 プランジャ側接続部
43 進入可能部
44,45 プランジャ側回転時当接部
48 受入側凹部
74 装着用部材側接続部
75,76 装着用部材側回転時当接部
77 受入側凹部
78 進入可能部
Claims (13)
- 外筒と、前記外筒内に摺動可能に収納されたガスケットと、前記ガスケットを押圧するためのプランジャとを備える注射器であって、
前記ガスケットは、閉塞先端部と、開口後端部と、前記開口後端部より先端側に延びる内腔部と、前記内腔部の内面に設けられた内腔側螺合部とを備えるガスケット本体と、前記ガスケット本体に取り付けられた装着用部材とを備え、
前記装着用部材は、前記ガスケット本体の前記内腔部に進入可能な先端部と、前記先端部に設けられた前記内腔側螺合部と螺合可能な装着用部材側螺合部と、前記装着用部材の後部側に設けられた装着用部材側接続部と、前記装着用部材側接続部に設けられた装着用部材側回転時当接部とを有し、
前記プランジャは、先端部に設けられ、前記装着用部材側接続部と当接可能なプランジャ側接続部と、前記先端部より後端方向に延びるシャフト部と、前記プランジャ側接続部に設けられたプランジャ側回転時当接部を有し、
前記装着用部材側回転時当接部と前記プランジャ側回転時当接部は、前記装着用部材側接続部と前記プランジャ側接続部が当接した状態において、前記プランジャを前記内腔側螺合部と前記装着用部材側螺合部との螺合が進行する回転方向に回転させることにより当接し、前記プランジャを前記内腔側螺合部と前記装着用部材側螺合部との螺合が後退する回転方向への回転では、前記プランジャは、前記装着用部材に対して空転するものとなっており、さらに、
前記装着用部材および前記プランジャの一方は、受入側凹部を備え、前記装着用部材および前記プランジャの他方は、前記受入側凹部への進入可能部を備え、
前記進入可能部は、前記受入側凹部への収納時に、前記進入可能部の外面が前記受入側凹部の内面と摩擦係合しかつ前記受入側凹部内にて回転可能であり、
前記プランジャは、前記進入可能部が前記受入側凹部に収納され、前記進入可能部の外面と前記受入側凹部の内面が摩擦係合した状態において、前記ガスケットより離間する方向に引くことにより、前記ガスケットと分離して前記外筒の軸方向に移動するものとなっており、前記注射器は、吸引操作が不能であり、さらに、前記プランジャは、前記プランジャ側回転時当接部よりも後端側に設けられた側部突出部を備え、前記外筒は、後端部に設けられ、前記側部突出部と当接可能な抜止部を備え、前記ガスケットと分離した前記プランジャの前記外筒からの離脱が規制されていることを特徴とする注射器。 - 前記受入側凹部は、柱状凹部であり、前記進入可能部は、柱状部もしくは筒状部である請求項1に記載の注射器。
- 前記装着用部材は、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記装着用部材の後端部より先端側に延びる柱状凹部であり、前記プランジャは、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記プランジャの前記先端部より先端方向に突出し、かつ前記受入側凹部内に進入可能であり、かつ、前記受入側凹部の内面と摩擦係合し、さらに、前記受入側凹部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能な棒状もしくは筒状の突出部である請求項1に記載の注射器。
- 前記装着用部材は、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記装着用部材の後端部より後方に突出する棒状もしくは筒状の突出部であり、前記プランジャは、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記プランジャの先端部より後方に延び、前記装着用部材の前記突出部を受入れ可能な柱状凹部であり、さらに、前記突出部は、前記柱状凹部の内面と摩擦係合し、さらに、前記柱状凹部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である請求項1に記載の注射器。
- 前記装着用部材は、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記装着用部材の前記装着用部材側接続部の外縁部より後方に延びる筒状部であり、前記プランジャは、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記プランジャ側接続部の外縁部より後端側に延びる柱状部であり、前記装着用部材の前記筒状部に進入可能であり、かつ、前記筒状部の内面と摩擦係合し、さらに、前記筒状部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である請求項1に記載の注射器。
- 前記装着用部材は、前記進入可能部を有し、前記進入可能部は、前記装着用部材側接続部の外縁部より先端側に延びる柱状部であり、前記プランジャは、前記受入側凹部を有し、前記受入側凹部は、前記プランジャ側接続部の外縁部より前方に延びる筒状部であり、前記装着用部材の前記柱状部は、前記筒状部に進入可能であり、かつ、前記筒状部の内面と摩擦係合し、さらに、前記筒状部に対して軸方向に移動可能かつ空転可能である請求項1に記載の注射器。
- 前記プランジャと前記装着用部材との係合は、前記進入可能部の外面と前記受入側凹部の内面との摩擦係合のみである請求項1ないし6のいずれかに記載の注射器。
- 前記装着用部材は、前記ガスケット本体の基端面を押圧可能なフランジを備え、前記先端部は、前記フランジより先端側に突出し、前記装着用部材側接続部は、前記フランジより後方に突出している請求項1ないし7のいずれかに記載の注射器。
- 前記装着用部材側回転時当接部は、一端に設けられた軸方向に平行な装着用部材側起立面と他端に設けられた装着用部材側傾斜面とを有する突出部となっており、前記プランジャ側回転時当接部は、一端に設けられ、軸方向に平行であるプランジャ側起立面と他端に設けられたプランジャ側傾斜面とを有する突出部となっており、
前記装着用部材側接続部と前記プランジャ側接続部が当接した状態において、前記プランジャを前記装着用部材と前記ガスケット本体の螺合が進行する回転方向に回転させることにより、前記装着用部材側起立面と前記プランジャ側起立面が当接し、前記プランジャを前記装着用部材と前記ガスケット本体の螺合が後退する回転方向への回転では、前記装着用部材側傾斜面と前記プランジャ側傾斜面とが摺接し、前記プランジャが、前記装着用部材に対して、後方に移動するものとなっている請求項1ないし8のいずれかに記載の注射器。 - 前記装着用部材側回転時当接部は、前記装着用部材の中心軸に対して向かい合うように2つ設けられており、前記プランジャ側回転時当接部は、前記プランジャの中心軸に対して向かい合うように2つ設けられており、かつ、2つの前記プランジャ側回転時当接部は、2つの前記装着用部材側回転時当接部間に進入可能となっている請求項1ないし9のいずれかに記載の注射器。
- 前記外筒は、中空本体部と、前記中空本体部の先端部より延びる中空先端部と、前記中空本体部の後端部に設けられたフランジとを有する外筒本体と、前記フランジに固定され、前記プランジャの前記外筒からの離脱を防止する抜止部材とを備え、前記抜止部材が、前記抜止部を備えている請求項1ないし10のいずれかに記載の注射器。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載の注射器と、前記外筒の先端部に装着された封止部材とを備えるプレフィルドシリンジ用の注射器。
- 請求項12に記載のプレフィルドシリンジ用の注射器と、前記注射器の内部に収納された薬剤とからなるプレフィルドシリンジ。
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