JP6978551B2 - 特許評価システム - Google Patents

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Description

本開示は、一般に、特許評価の報告のためのシステムおよび方法に関する。
知的財産(IP)の取引に関係する場合や、無形資産としてIPを評価する会計士にと
ってなど、IPの評価は重要である。
コスト法、マーケット法、インカム法など、いくつかの既知の知的財産評価方法がある
が、これらの方法を適用して、適切に知的財産を評価するのは技術的な課題であり、それ
は、これらの方法のためのバイアスがない入力データを容易に取得できないからである。
その結果、同じ評価方法を用いたとしても、評価する人によって同じ知的財産の評価が異
なり得る。
本開示の実施形態は、客観的評価をもたらすバイアスがないデータを用いる、特許資産
の評価に関する。一実施形態では、特許評価のためのシステムが開示される。本システム
は、様々な特許に関する特許資産情報を格納する特許データベースと、様々な企業の情報
を格納する企業データベースと、様々な特許の特許スコアを格納する特許スコアデータベ
ースとを含むことができる。本システムは、プロセッサと、コンピュータにより実現され
る方法であって、クライアントデバイスから、ターゲットとする特許資産を特定する情報
を決定するステップと、ターゲットとする特許資産に関係するテクノロジーセクターの利
益を決定するステップと、テクノロジーセクターにおける事業への特許資産の寄与に対応
する特許寄与指標を決定するステップと、テクノロジーセクターの利益と特許寄与指標と
に基づいて、ターゲットとする特許資産の価格を決定するステップと、ターゲットとする
特許資産の価格に基づいて、クライアントデバイスのために特許価格情報出力を作成する
ステップとを含む、コンピュータにより実現される方法を行うためにプロセッサによって
実行される非一時的コンピュータとを含むことができる。
一実施形態では、本方法は、ターゲットとする特許資産の有効期間を決定するステップ
であって、有効期間が、ターゲットとする特許資産が価値を持つ期間に対応する、ターゲ
ットとする特許資産の有効期間を決定するステップをさらに含み、テクノロジーセクター
の利益を決定するステップが、有効期間内のターゲットとする特許資産に関係するテクノ
ロジーセクターの利益を決定するステップを含む。一実施形態では、有効期間は、ターゲ
ットとする特許資産に関係するテクノロジーセクターにおける少なくとも1つ以上の特許
資産への後方引用に基づいて決定される。
一実施形態では、テクノロジーセクターの利益を決定するステップは、テクノロジーセ
クターにおける特許資産について特許データベースに問い合わせるステップと、テクノロ
ジーセクターにおける特許資産に基づいて、テクノロジーセクターの利益を決定するステ
ップとを含む。
一実施形態では、特許寄与指標は、事業費に対する研究開発費の割合など、テクノロジ
ーセクターにおける研究開発費とテクノロジーセクターにおける事業費とから決定できる
。別の実施形態では、特許寄与指標は、少なくとも1つの企業の研究開発費と事業費とか
ら決定でき、ただし、企業は、テクノロジーセクターに関係する。
別の実施形態では、特許寄与指標は、従業員の数に対する発明者の数の割合など、テク
ノロジーセクターに関係する従業員の数とテクノロジーセクターに関係する特許資産の発
明者の数とから決定できる。別の実施形態では、特許寄与指標は、少なくとも1つの企業
の従業員の数と少なくとも1つの企業の特許資産の発明者の数とから決定でき、ただし、
企業は、テクノロジーセクターに関係する。従業員と発明者との数は、テクノロジーセク
ターにおける単一の企業または複数の企業について決定できる。
一実施形態では、本方法は、テクノロジーセクターの利益と特許寄与指標とに基づいて
、特許資産に帰する利益を決定するステップと、テクノロジーセクターにおける特許資産
に基づいて、1特許スコア当たりの利益(PPPS)を決定するステップと、テクノロジ
ーセクターにおける特許資産の特許スコアと特許資産に帰する利益とに基づいて、1特許
スコア当たりの利益(PPPS)を決定するステップであって、特許スコアが、特許資産
の格付けを表す、1特許スコア当たりの利益(PPPS)を決定するステップと、ターゲ
ットとする特許資産の特許スコアとPPPSとに基づいて、ターゲットとする特許資産に
帰する利益を決定するステップとをさらに含み、ターゲットとする特許資産の価格が、タ
ーゲットとする特許資産に帰する利益に基づいて決定される。
本明細書に開示される実施形態の教示は、以下の詳細な説明を添付の図面とともに検討
することにより容易に理解され得る。
一実施形態による、特許資産の価格を予測するための特許評価システムのハイレベルブロック図である。 ある実施形態による、ターゲットとする特許資産の価格の計算の概念図である。 ある実施形態による、図1の価格予測モジュールの詳細図である。 ある実施形態による、特許資産の有効期間を示す図である。 ある実施形態による、単一の年について、特許に帰する利益の計算の例を示す図である。 ある実施形態による、価格情報モジュールによって作成され、クライアントにおいて表示された価格レポートの図である。 ある実施形態による、図1の価格予測モジュールによって実行される特許価格予測プロセスの流れ図である。 一実施形態による、テクノロジーセクターの市場規模を予測するための方法の流れ図である。 ある実施形態による、図7Aからのテクノロジーセクターの財務指標を予測するステップのための、より詳細な流れ図である。 ある実施形態による、ある企業の総収益が分かっている場合に、あるテクノロジーセクターにおける企業の収益を予測するための技法を示す図である。 ある実施形態による、特許庁分類を用いて1特許当たりの収益を予測するための技法を示す図である。 ある実施形態による、特許庁分類に基づいて、予め計算される1特許当たりの収益を用いて、あるテクノロジーセクターにおけるある企業の収益を予測するための技法を示す図である。 一実施形態による特許価格予測システムまたはクライアントのハードウェアアーキテクチャを示す図である。
ここで、いくつかの実施形態を詳細に参照する。添付の図面にその例が示されている。
可能な限り、図面では類似または同様の参照番号を使用し、類似または同様の機能を指す
ことに留意されたい。図面および付随する説明は、単に説明を目的として、様々な実施形
態を描写している。当業者であれば、本明細書に説明される原則から逸脱することなく、
本明細書に説明される構造および方法の代替的な実施形態を利用できることを、以下の説
明から容易に認識するはずである。本明細書で使用する場合、「予測する」「決定する」
または「計算する」の語は、互いに交換可能に使用され得る。
本開示の実施形態は、客観的評価をもたらすバイアスがないデータに基づいて、特許資
産を評価する特許評価システムを含む。図2は、ある実施形態による、特許資産の価格の
計算の概念図を示している。大きいボックス202は、特定の年におけるテクノロジーセ
クターの市場規模を表し、これは、テクノロジーセクターにおける総収益から決まる。次
のボックス204は、テクノロジーセクターの総利益を表し、これは、市場規模よりも小
さい。次のボックス206は、テクノロジーセクターにおけるすべての特許資産に帰する
総利益の一部を表す。最も小さいボックス208は、テクノロジーセクターにおける特定
の特許資産に帰する利益を表す。
本開示の実施形態は、あるテクノロジーセクターにおける総利益204を決定し、次い
で、そのテクノロジーセクターにおけるすべての特許に帰する総利益の一部206を決定
し、次いで、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特定の特許資産に帰する利
益208を決定する。特許資産の価格は、特許資産が有効な間、特許資産に帰する利益に
対応する。各ステップは、バイアスがないデータで実行され、これには、例えば、市場規
模トレンドおよび収益性、事業に対する特許の寄与率、特許力、および特許ライフサイク
ルが挙げられ、これにより客観的な特許資産評価がもたらされる。
図1は、一実施形態による、特許資産の価格を予測するための特許評価システム100
のハイレベルブロック図である。特許評価システム100は、ネットワーク120に接続
された、クライアント110と、特許価格予測システム130とを含む。図1には、説明
の簡単化および明確化のために、1つのクライアント110だけが示されている。コンピ
ューティング環境100の他の実施形態は、ネットワーク120を介して特許価格予測シ
ステム130と通信する複数のクライアント110を有することができる。
ネットワーク120は、クライアント110と特許価格予測システム130との間にお
ける通信経路を表す。一実施形態では、ネットワーク120は、内部ネットワークまたは
インターネットであり得る。一実施形態では、ネットワーク120は、標準的な通信技術
および/またはプロトコルを用いる。よって、ネットワーク120は、イーサネット、8
02.11、総合サービスデジタル通信網(ISDN)、デジタル加入者線(DSL)、
非同期転送モード(ATM)などの技術を用いるリンクを含むことができる。同様に、ネ
ットワーク120で使用されるネットワークプロトコルは、伝送制御プロトコル/インタ
ーネットプロトコル(TCP/IP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、
簡易メール転送プロトコル(SMTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)などを含む
ことができる。ネットワーク120上で交換されるデータは、ハイパーテキストマークア
ップ言語(HTML)、拡張マークアップ言語(XML)などを含む技術および/または
フォーマットを用いて表すことができる。加えて、セキュア・ソケット・レイヤ(SSL
)、セキュアHTTPおよび/または仮想プライベートネットワーク(VPN)などの従
来の暗号技術を用いてすべてまたは一部のリンクを暗号化できる。別の実施形態では、エ
ンティティは、上述のデータ通信技術の代わりに、あるいはこれに加えて、特注および/
または専用のデータ通信技術を用いてもよい。
一実施形態では、クライアント110は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコ
ンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどのコンピューティングデバイ
スである。クライアント110は、ユーザが、特許価格予測システム130に1つ以上の
特許資産の特許価格を要求できるようにし、特許価格予測システム130から受信した特
許価格情報を受信および表示できるようにする、GOOGLE CHROMEなどのウェ
ブブラウザまたは他のソフトウェアプログラムを実行する。
特許価格予測システム130は、クライアント110からの要求に基づいて、1つ以上
のターゲットとする特許資産の価格を予測し、ターゲットとする特許資産の特許価格情報
出力をクライアント110に送信する。一実施形態では、特許価格予測システム130は
、1つ以上のサーバクラスのコンピュータまたは他のコンピューティングデバイスである
。図示のように、特許価格予測システム130は、価格予測モジュール170と、特許デ
ータベース162と、企業データベース164と、特許スコアデータベース172とを含
む。
特許データベース162は、膨大な特許資産の集積を含む。特許資産は、特許付与され
た特許、特許公報、または特許付与された特許および特許公報の両方を含む。特許資産は
、米国(U.S.)特許資産、その他の国からの特許資産、広域特許資産(例えば、欧州
特許庁)および/または国際特許資産(例えば、特許協力条約)を含んでもよい。特許デ
ータベース162はまた、明細書、特許請求の範囲、公開番号、発明の名称、発明者、特
許を所有する企業を特定する譲受人情報または出願人情報、出願年、公開年、特許庁分類
(例えば、米国特許分類、国際特許分類)、および一般に特許資産の表紙に印刷される他
の関連情報などの特許資産に関する情報を保持する。情報はまた、特許資産に関する権利
満了ステータス情報(例えば、特許維持料の支払い)と、なんらかの理由(例えば、放棄
)で特許資産が消滅しているかどうか記載する消滅ステータス状態情報とを含んでもよい
企業データベース164は、多数の企業に関する情報を格納する。企業は、パートナー
シップ、株式会社(corporations)などの任意の法的主体を含んでもよい。
情報には、企業の従業員の数、割引率、および財務情報を含むことができる。情報は、国
々にわたって、また時間で(例えば、年ごとに)分割できる。情報は、証券取引委員会(
SEC)に提出されたフォーム10K年次報告書などの公開されている企業情報源から取
得してもよい。
財務情報は、財務指標を含み、これは、財務実績を評価する定量的統計値である。一実
施形態では、財務指標は、利益/純利益である。他の種類の財務指標は、研究開発(R&
D)費、収益などである。一部の企業では、企業データベース164が、異なるテクノロ
ジーセクターに分割済みの正確な企業財務指標を含むこともある。しかしながら、ほとん
どの企業では、企業データベース164には、いかなる特定のテクノロジーセクターにも
特化していない、企業全体としての一般的な財務指標しかない。
特許スコアデータベース172は、特許資産の客観的な格付けを表す特許資産の特許ス
コアを含む。特許スコアは、数値によるもの(例えば、1〜100の間)であってよく、
ただし、より高い特許スコアは、特許資産がより高い格付けを有することを示す。より高
い格付けは、特許が、テクノロジーセクターにおいてより重要であること、またはより質
の高い特許であることを意味する。特許スコアはまた、特許グレードとも呼ばれる。特許
スコアを作成する多くの方法がある。例えば、特許スコアは、発明者の専門性、技術的重
要性、技術的持続性、市場性、技術集中度および新規性、譲受人の技術所有のための努力
、ならびに競合他社を牽制する度合いから作成できる。
発明者の専門性は、発明者について、その発明者によって出願された特許資産の数、そ
の発明者に対して特許付与された特許の数、出願に対して特許付与された特許の割合、パ
テントファミリ−の数、引用の数、特許請求の範囲の数、その発明者の特許の係属期間の
長さ、その発明者による継続出願の数およびその発明者の特許の残りの有効期間から決定
される。技術的重要性は、特許資産の被引用の数から決定される。技術的持続性は、特許
資産の出願日と引用特許資産の出願日との間の平均的な間隔から決定される。市場性は、
ファミリー内の特許資産の数から決定される。技術集中度は、系統的な特許資産(分割出
願、継続出願、一部継続出願)の数から決定される。新規性は、直接の後方引用の数から
決定され、ただし、後方引用が少ないほど新規性が高いことと同じである。譲受人の技術
所有のための努力は、早期審査・審理請求、再審査請求などの特許審査関連の活動から決
定される。
価格予測モジュール170は、1つ以上のターゲットとする特許資産の価格を要求する
価格要求をクライアント110から受信する。価格予測モジュール170は、特許資産の
ターゲットとするテクノロジーセクターを決定し、ターゲットとするテクノロジーセクタ
ーにおけるターゲットとする特許資産の価格を決定する。価格は、テクノロジーセクター
におけるターゲットとする特許資産の予測された貨幣価値を表し、売却した場合にターゲ
ットとする特許資産に対して支払われるべき貨幣の量の予測値を提供する。次いで、価格
予測モジュール170は、クライアント110に、ターゲットとする特許資産の特許価格
情報出力を作成および送信する。
価格予測モジュール170は、データベース162、164および172から取得また
は決定した情報からターゲットとする特許資産の価格を作成する。情報は、テクノロジー
セクターの全体の利益、テクノロジーセクターにおける発明者、テクノロジーセクターに
おける従業員、特許スコアおよび本明細書に説明される他の基準を含むことができる。こ
れらのデータポイントは比較的バイアスがないため、客観的で信頼し得る特許資産の評価
をもたらす。
図2は、ある実施形態による、ターゲットとする特許資産の価格の計算の概念図を示し
ている。大きいボックス202は、特定の年におけるテクノロジーセクターの市場規模を
表し、これは、テクノロジーセクターにおける総収益から決まる。次のボックス204は
、テクノロジーセクターの総利益を表し、これは、市場規模よりも小さい。次のボックス
206は、テクノロジーセクターにおけるすべての特許に帰する総利益の一部を表す。最
も小さいボックス208は、テクノロジーセクターにおける特定の特許に帰する利益20
8を表す。
本開示の実施形態は、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける総利益204を
決定し、次いで、ターゲットとするテクノロジーセクターにおけるすべての特許に帰する
総利益の一部206を決定し、次いで、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける
ターゲットとする特許資産に帰する利益208を決定する。一連の年にわたってプロセス
を繰り返して、一連の年にわたるターゲットとする特許資産に帰する年ごとの利益を決定
し、次いで、これを組み合わせて、ターゲットとする特許資産の価格または価値を作成で
きる。
図3は、ある実施形態による、図1の価格予測モジュール170の詳細図である。図示
のように、価格予測モジュール170は、通信モジュール302と、セクター決定モジュ
ール304と、有効期間モジュール306と、セクター分析モジュール308と、特許利
益寄与モジュール310と、1特許スコア当たりの利益モジュール312と、ターゲット
特許利益モジュール314と、価格決定モジュール316と、価格情報モジュール318
とを含む。
通信モジュール302は、クライアント110と通信して、ターゲットとする特許資産
の価格を要求する価格要求をクライアント110から受信し、価格情報が決定されたなら
ば、価格情報をクライアント110に送信する。価格要求は、価格決定のための1つ以上
の特許資産の番号を特定する情報を含む。例えば、価格要求は、特許付与された特許の番
号または特許出願番号を含むことができる。要求はまた、ターゲットとする特許資産が属
する特定のテクノロジーセクターの識別を含むことができる。テクノロジーセクターは、
任意の技術領域を含むことができる。例えば、テクノロジーセクターは、「ソフトウェア
」などの広義のテクノロジーセクターであってもよいし、「ワイヤレススピーカ」などの
狭義のテクノロジーセクターであってもよい。無数のあり得るテクノロジーセクターが、
クライアント110によって要求されてよく、これらの具体的な実施例に限定されるもの
ではない。
一部の実施形態では、要求は、クライアント110を用いずに市場予測システム130
のユーザ入力装置(例えば、キーボード)を通して通信モジュール302に直接入力され
てもよい。他の実施形態では、要求は、特許評価システム130内のコンピュータプログ
ラムから受信されてもよい。一実施形態では、クライアント通信モジュール302は、既
定のプロトコル(例えば、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(AP
I))を介して、クライアント110または他のコンピュータプログラムと通信してもよ
い。
セクター決定モジュール304は、ターゲットとする特許資産に関係するターゲットと
するテクノロジーセクターを決定する。テクノロジーセクターが価格要求において既に特
定された場合、要求内のテクノロジーセクターを、ターゲットとするテクノロジーセクタ
ーとして用いることができる。テクノロジーセクターが価格要求に提供されていない場合
、ターゲットとするテクノロジーセクターとして特許資産の特許庁分類コードを用いても
よい。セクター決定モジュール304はまた、特許データベース162を検索して、ター
ゲットとするテクノロジーセクターにおける他の特許を特定してもよい。
有効期間モジュール306は、ターゲットとする特許資産の有効期間を決定する。有効
期間は、特許が使用される製品の予測されたライフサイクルを表し、ターゲットとする特
許資産が価値を持つ期間として見ることができる。一実施形態では、有効期間は、テクノ
ロジーセクターにおける被引用期間から決定できる。所与の特許資産では、被引用期間は
、その所与の特許資産に遡って言及する他の特許資産による後方引用の期間である。特に
、あるテクノロジーセクターにおける各特許資産について、その特許資産に他の特許資産
から遡る引用を収集する。後方引用は、すべてのテクノロジーセクターからのすべての特
許資産からの引用を含んでもよい。特許資産に遡る引用を分析して、引用が止まった時を
決定する。特許資産の出願/公開と最後の前方引用との間における時間の量は、特許資産
の特許ライフサイクルを表す。例えば、特許資産が2000年に特許付与され、かつその
特許資産への他の特許からの引用が2010年に終わっていた場合、特許資産は、10年
の有効期間を有する。テクノロジーセクターにおける特許資産の有効期間を平均して、テ
クノロジーセクターにおけるすべての特許資産の代表的な有効期間を作成し、これを、タ
ーゲットとする特許資産に適用する。
有効期間は、一般に、ターゲットとする特許資産の法的に認められた寿命に制限される
。例えば、有効期間が特許付与から25年と計算されるが、国での特許資産が20年で権
利満了となる場合、有効期間は、20年に減らすことができる。これは、特許資産は、そ
の権利満了後には価値が無くなるためである。
一実施形態では、有効期間は、過去の有効期間の一部と将来の有効期間の一部とを含む
、合計の有効期間である。合計の有効期間は、特許付与で始まり、有効期間の終わりまで
続くものとすることができる。合計の有効期間は、潜在的な侵害者によって支払われるべ
き過去および将来の両方の損害賠償を考慮して、ターゲットとする特許資産の価格を計算
する場合に有用である。あるいは、将来の有効期間の一部だけを含む、将来を考慮した有
効期間だけに有効期間を制限することもできる。将来を考慮した有効期間は、現時点から
始まり、将来の時点で終わる。
図4を参照すると、ある実施形態による、特許資産の有効期間が示されている。ターゲ
ットとする特許資産は、2012年の初めに特許付与されている。このターゲットとする
特許資産の有効期間は、2012年から2016年までの5年間続く。この5年間の有効
期間は、ターゲットとする特許資産と同じテクノロジーセクターにおける他の特許資産か
ら決定された代表的な有効期間である。クライアント110は、2014年の初めにター
ゲットとする特許資産の価格を要求している。2012年および2013年を含む有効期
間の一部は過去にあり、2014年、2015年および2016年を含む有効期間の一部
は将来にある。
再び図3を参照すると、セクター分析モジュール308は、有効期間におけるターゲッ
トとするテクノロジーセクターの総利益を決定する。利益は、財務指標の一例であり、他
の実施形態では、セクター分析モジュール308は、他の財務指標を予測できる。一実施
形態では、セクター分析モジュール308は、ターゲットとするテクノロジーセクターに
関するクエリを作成し、次いで、クエリで特許データベース162を検索して、ターゲッ
トとする時間枠の間にターゲットとするテクノロジーセクターにある特許資産を特定する
。セクター分析モジュール308は、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特
許資産を所有する企業を特定する。次いで、セクター分析モジュール308は、これらの
企業の財務指標に関して企業データベース164を検索し、これをテクノロジーセクター
全体としての総利益を決定する際に用いる。テクノロジーセクターにおける企業に関して
企業データベース164で入手可能な財務情報の量に応じて、テクノロジーセクターに関
する総利益を予測する際にいくつかの技法を用いてもよい。一実施形態では、総利益は、
ターゲットとする国のターゲットとする時間枠(例えば、年)における特定のテクノロジ
ーセクターについて作成される。
セクター分析モジュール308は、ターゲットとするテクノロジーセクターについて過
去の総利益と将来の総利益との両方を決定できる。過去の総利益は、企業データベース1
64内にある財務情報から予測できる。将来の総利益は、過去の利益から将来の利益を予
測するための任意の適切な統計技法(例えば、線形回帰)を用いて、過去の全体の利益か
ら外挿によって推定できる。総利益はまた、離散的な期間(例えば、年間利益)へと分割
できる、または今後5年間にわたる総利益を表す単一の利益の数字を計算することなど、
単一の総計として計算できる。
特許利益寄与モジュール310は、特許に帰するターゲットとするテクノロジーセクタ
ーにおける総利益の一部を決定する。初めに、特許寄与モジュール310は、事業への特
許の寄与率(PCBR)の指標を計算する。売上、マーケティングおよび特許など、市場
利益に寄与する多くの要因があり、PCBR指標は、あるテクノロジーセクターにおける
事業の成功または利益に対する特許資産の寄与の量を表す。
一実施形態では、PCBRは、以下の式で計算される。
Figure 0006978551
RDexpは、テクノロジーセクターにおける1つ以上の企業に関係する研究開発(R
&D)費である。OperatingExpは、テクノロジーセクターにおける1つ以上
の企業に関係する総事業費であり、R&D費、売上原価、販売費などを含む。このように
、PCBRは、すべての事業費に対するR&D費の割合であり、この割合が通常、R&D
の結果である特許が事業に寄与する程度の代わりに使われる。
RDExpおよびOperatingExpは、テクノロジーセクターにおけるすべて
の企業の財務情報から計算できる。あるいは、RDExpおよびOperatingEx
pは、テクノロジーセクターを代表する単一の企業だけの財務情報から計算できる。企業
が、ターゲットとするテクノロジーセクターを含む複数のテクノロジーセクターで事業運
営を行っている場合、RDExpおよびOperatingExpは、簡単のために、す
べてのテクノロジーセクターにわたる企業全体としてのR&D費および事業費であっても
よい。RDExpおよびOperatingExpはまた、既定の期間(例えば、3年間
)にわたって計算できる。RDExpおよびOperatingExpは、財務指標のさ
らなる例であり、これらの指標を決定するプロセスは、セクター分析モジュール308に
よって実行されるプロセスに類似していてもよい。
別の実施形態では、PCBRは、以下の式で計算される。
Figure 0006978551
NumInventorsは、ターゲットとするテクノロジーセクターに関係する発明
者の数であり、テクノロジーセクターにおける単一の企業の発明者の数を含んでもよいし
、テクノロジーセクターにおけるすべての企業にわたる発明者の数を含んでもよい。Nu
mEmployeesは、ターゲットとするテクノロジーセクターに関係する従業員の数
であり、テクノロジーセクターにおける単一の企業の従業員の数を含んでもよいし、テク
ノロジーセクターにおけるすべての企業にわたる従業員の総数を含んでもよい。このよう
に、PCBRは、従業員の数に対する発明者の数の割合であり、この割合は、発明者が出
願した特許がテクノロジーセクターにおける事業に寄与している程度の代わりに用いられ
る。
一実施形態では、発明者の数は、既定の期間の間にテクノロジーセクターにおけるすべ
ての特許資産から比類のない発明者の数を計数することによって決定される。例えば、発
明者の数は、過去3年のうちに特許付与された特許資産だけから決定できる。他の実施形
態では、発明者の数を決定する他の技法があってもよい。
一実施形態では、従業員の数は、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特許
資産の譲受人である企業を特定し、次いで、これらの企業に雇用されている人々の数を計
数することによって決定できる。従業員の数は、企業データベース164において公開さ
れている情報から取得できる。
一部の企業はまた、複数のテクノロジーセクターにおいて事業運営していることもある
。計数される従業員の数を、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける従業員だけ
に減らすには、以下のステップを実行する。(1)企業のすべての特許資産の比類のない
発明者の数を決定する、(2)テクノロジーセクターにおける企業の特許資産の比類のな
い発明者の数を決定する、(3)(2)を(1)で除することによって、発明者の割合を
計算する、(4)発明者の割合に企業の従業員の総数を乗じて、テクノロジーセクターに
おける従業員の数を取得する。この技法では、ターゲットとするテクノロジーセクターに
おける企業の発明者の一部は、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける企業の従
業員の一部と類似すると仮定している。さらに、ターゲットとするテクノロジーセクター
を含む複数のテクノロジーセクターにおいて事業運営している企業では、特許資産の発明
者の数と従業員の数とは、簡単のために、すべてのテクノロジーセクターにわたる企業全
体として計数されてもよい。
次いで、特許利益寄与モジュール310は、特許に帰するテクノロジーセクターにおけ
る総利益の一部を以下の式で計算する。
PatentAttributedprofit=PCBR×総利益
Totalprofitは、ある期間のテクノロジーセクターにおける総利益である。
PatentAttributedprofitは、特許に帰する総利益の一部である。
特許に帰する総利益の一部は、PCBRに、テクノロジーセクターにおける総利益を乗ず
ることによって決定される。
1特許スコア当たりの利益モジュール312は、1特許スコア当たりの利益(PPPS
)指標を決定する。PPPSは、特許データベース162検索して、テクノロジーセクタ
ーにおけるすべての特許資産を特定することによって決定される。各特許資産は、特許ス
コアデータベース172から取得された特許スコアを有する。特許スコアを足し合わせて
、合計の特許スコアを決定する。次いで、PPPSを以下の式で計算する。
Figure 0006978551
TotalPatentScoreは、テクノロジーセクターにおけるすべての特許ス
コアの和である。PPPSは、1特許スコア当たりの利益であり、PatentAttr
ibutedprofitをTotalPatentScoreで除することによって計
算される。よって、PPPSは、単一の特許スコアポイントに帰する利益の量を表す。単
一のPPPSは、全有効期間を包含するように計算できる、または異なるPPPS数は、
有効期間内の各離散的な期間(例えば、各年)について計算できる。
ターゲット特許利益モジュール314は、ターゲットとする特許資産の特許スコアにP
PPSを乗ずることによってターゲットとする特許資産に帰する利益を決定する。特許ス
コアは、特許資産の客観的な格付けを表す。低い特許スコアの特許資産よりも、高い特許
スコアを有する特許資産は、それ自体に帰する高い利益を有する。全有効期間について単
一の利益の数字を計算できる。あるいは、異なるPPPS数を用いて有効期間内の離散的
な期間のそれぞれ(例えば、毎年)について異なる利益を計算できる。
図5を参照すると、ある実施形態による、単一の年について、特許に帰する利益の計算
の例が示されている。図5では、「マウスホイール」のテクノロジーセクターにおける特
許資産「特許E」の利益が計算される。マウスホイールのテクノロジーセクターには、全
部で5つの特許、すなわち、特許A、特許B、特許C、特許Dおよび特許Eがある。マウ
スホイールのテクノロジーセクターの総収益は、1億ドルである。マウスホイールのテク
ノロジーセクターの総利益は、1000万ドルである。
この実施例では、マウスホイールのテクノロジーセクターには、企業Xという1つの企
業しかない。企業Xは、60人の従業員を有する。これらの従業員のうちの3人は、マウ
スホイールのテクノロジーセクターにおける上記5つの特許の発明者である。したがって
、PCBRは、3/60に等しく、よって5%である。実施例を簡単化するために1つの
企業だけを示したが、典型的には、1つのテクノロジーセクターには多数の企業があり得
、これらの企業の従業員は合算される。
すべての特許に帰する利益は、PCBRに、テクノロジーセクターにおける総利益を乗
ずることによって計算される。したがって、5つの特許に帰する利益は、1000万ドル
×5%に等しく、よって、50万ドルである。
特許Aの特許スコアは、90である。特許Bの特許スコアは、80である。特許Cの特
許スコアは、50である。特許Dの特許スコアは、40である。特許Eの特許スコアは、
20である。5つの特許の合計の特許スコアは、90+80+50+40+20であり、
よって、特許スコアは、280である。PPPSは、特許に帰する利益を合計の特許スコ
アで除したものとして計算される。したがって、PPPSは、50万ドルを280で除し
たものであり、よって1特許スコア当たり1785.7ドルである。
2013年における特許Eに帰する利益は、特許Eの特許スコアにPPPSを乗ずるこ
とによって計算される。したがって、2013年における特許Eに帰する利益は、20に
1785.7ドルを乗じたものであり、よって、35,714ドルである。
再び図3を参照すると、価格決定モジュール316は、ターゲット特許利益モジュール
314によって決定された利益からターゲットとする特許資産の価格を決定する。一実施
形態では、ターゲット特許利益モジュール314によって決定された利益は、ターゲット
とする特許資産の価格として直接用いることができる。別の実施形態では、有効期間内の
離散的な期間において、ターゲットとする特許資産について異なる利益が決定された場合
、利益を組み合わせて、ターゲットとする特許資産の価格を作成してもよい。価格決定モ
ジュール316はまた、割引率を用いて利益の現在価値を表す価格を作成する、ディスカ
ウントキャッシュフロー法による評価を利益に適用してもよい。
価格情報モジュール318は、ターゲットとする特許資産の価格からターゲットとする
特許資産の特許価格情報出力を作成する。特許価格情報出力は、特許の価値を説明するも
のであり、通信モジュール302を介して送出/送信してもよい。一実施形態では、特許
価格情報出力は、ターゲットとする特許資産の価格を含んでもよい。別の実施形態では、
特許価格情報出力は、ターゲットとする特許資産の価格レポートである。価格レポートは
、特許価格(例えば、100万ドル)または特許価格を用いて作成される図形情報を含む
ことができる。レポートはまた、有効期間、PCBR、特許スコア、割引率、有効期間内
の離散的な期間のそれぞれにおける利益の数字、および他の関連情報など、特許価格がど
のように決定されたかを理解するために有用な他の情報を含んでもよい。レポートはまた
、テクノロジーセクターの収益情報を含んでもよい。
一実施形態では、通信モジュール302はまた、価格情報出力を作成するプロセスの間
に用いられる基準値をクライアント110から受信してもよい。基準値は、テクノロジー
セクターの全体の利益、PCBR、有効期間、特許スコア、割引率などの値を含むことが
できる。これらの基準値は、クライアント110のユーザがユーザ入力部を介して調整で
きるデフォルト値を有してもよい。次いで、ユーザが提供した基準値は、利益を決定し、
価格情報出力を作成する際に用いられる。
図5Aは、ある実施形態による、価格情報モジュール318によって作成され、クライ
アント110において表示された価格レポート550が示されている。価格レポートは、
クライアント110によって価格決定のために要求された特許551と、クライアント1
10によって提供されたテクノロジーセクター552とを特定する。レポート550はま
た、特許551の予測価格555を含み、これは、価格予測モジュール170によって決
定される。
価格レポート550はまた、価格レポート550を作成する間に用いられる異なる基準
553の値を含む。これらの基準値553は、ユーザが調整可能であってもよい。最初、
基準553のデフォルト値は、価格予測モジュール170によって自動的に決定される。
次いで、ユーザは、基準値553を調整し、新しい基準値553でレポートを再度作成す
る557ように要求できる。価格予測モジュール170は、クライアント110から新し
い基準値を受信し、新しい基準値553を用いて更新されたレポートを作成する。
図6は、ある実施形態による、図1の価格予測モジュール170によって実行される特
許価格予測プロセスを示している。ステップ602では、ターゲットとする特許資産を特
定する情報を含む価格クエリが受信される。価格クエリはまた、特許資産に関係するター
ゲットとするテクノロジーセクターを特定してもよい。ステップ604では、ターゲット
とする特許資産に関係するターゲットとするテクノロジーセクターを決定する。ステップ
606では、ターゲットとするテクノロジーセクターにおけるターゲットとする特許資産
の有効期間を決定する。
ステップ608では、有効期間の間のターゲットとするテクノロジーセクターの総利益
を決定する。ステップ610では、ターゲットとするテクノロジーセクターのPCBR指
標を決定する。ステップ612では、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特
許資産に帰する利益が、PCBRおよびターゲットとするテクノロジーセクターの総利益
を用いて決定される。ステップ614では、ターゲットとするテクノロジーセクターにお
ける特許資産に帰する利益と、ターゲットとするテクノロジーセクターの合計の特許スコ
アとからターゲットとするテクノロジーセクターのPPPSを決定する。
ステップ616では、ターゲットとする特許資産の特許スコアとPPPSとから、有効
期間の間のターゲットとする特許資産に帰する利益を決定する。ステップ618では、タ
ーゲットとする特許資産の利益からターゲットとする特許資産の価格を決定する。例えば
、有効期間の各年の利益を組み合わせ割引率で利益を割り引くことによって、価格を作成
することができる。ステップ620では、特許価格から特許価格情報出力を作成し、特許
価格情報出力を、例えば、クライアント110に送信する。
一実施形態では、本明細書に説明したプロセスは、特許付与された特許だけに適用され
る。他の実施形態では、プロセスは、特許付与された特許と公開特許公報との両方に適用
してもよいし、公開特許出願のみに適用してもよい。一実施形態では、複数の特許資産を
同時に評価してもよく、特許資産の価格を単一の特許情報出力へと組み合わせてもよい。
他の実施形態では、著作権および商標などの特許資産以外のIP資産に本明細書で説明し
た原則を適用できる。
市場セクター規模/収益/利益の予測
ここで、セクター分析モジュール308についてより詳細に説明する。セクター分析モ
ジュール308は、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特許資産を用いて、
テクノロジーセクターにおけるすべての企業にわたって、ターゲットとするテクノロジー
セクターに関する総財務指標を予測する。財務指標はまた、年間、半年、四半期などの任
意の固定期間にわたって予測できる。以下に説明する実施形態は、財務指標として収益に
主として焦点を当てるものであり得るが、セクター分析モジュール308はまた、上述の
ように利益を予測する。
特に、セクター分析モジュール308は、テクノロジーセクターにおける特許を所有す
る企業を特定する。次いで、セクター分析モジュール308は、これらの企業の財務指標
に関して企業データベース164を検索し、これをテクノロジーセクター全体としての総
財務指標を予測する際に用いる。一部の企業では、企業データベース164が、異なるテ
クノロジーセクターに分割済みの正確な企業財務指標を含むこともある。しかしながら、
ほとんどの企業では、企業データベース164には、いかなる特定のテクノロジーセクタ
ーにも特化していない、企業全体としての一般的な財務指標しかない。
テクノロジーセクターにおける企業に関して企業データベース164で入手可能な財務
情報の量に応じて、テクノロジーセクターに関する全体の財務指標を予測する際にいくつ
かの技法を用いてもよい。一実施形態では、全体の財務指標は、ターゲットとする時間枠
(例えば、年)におけるターゲットとする国の特定のテクノロジーセクターに関して作成
される。これらの技法については、図7Aから図7Eを参照して、より詳細に説明する。
ここで図7Aを参照すると、一実施形態による、テクノロジーセクターの市場規模を予
測するための方法のための流れ図が示されている。一実施形態では、図7Aのステップは
、セクター分析モジュール308によって実行できる。
ステップ704では、セクター分析モジュール308は、特許データベース162を検
索することによって、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特許資産を特定す
る。特許データベース162に提供される検索クエリを作成することによって、特許デー
タベース162を検索する。検索クエリは、ターゲットとする時間枠内およびターゲット
とする国内の特許資産を特定するためだけに作成されてもよい。例えば、テクノロジーセ
クターが「ワイヤレススピーカ」の場合、検索クエリは、「specification
=wireless speakers AND filed=2012 AND co
untry=US」など、ブール検索のクエリであってもよい。この検索クエリは、wi
reless speakersの文字列を含み、かつ2012年に最初に出願され、か
つ米国に出願された特許を検索する。検索クエリの別の例は、「specificati
on=wireless speakers AND unexpired=2012
AND country=US」である。この検索クエリは、wireless spe
akersの文字列を含み、かつ2012年の時点で権利満了となっておらず、かつ米国
に出願された特許を検索する。
特許データベース162は、検索クエリに合致する特許資産のリストを返す。この照合
は、各特許資産の文字列を検索する文字列照合アルゴリズムによって実行されて、検索ク
エリに正確に合致する、または検索クエリに十分に関係するとみなされる特許資産を特定
できる。いくつかの異なる検索アルゴリズムを用いて、検索クエリに最も良く合致する特
許資産のリストを特定できる。
一実施形態では、セクター分析モジュール308は、出願日がターゲットとする時間枠
内にある特許資産から、ターゲットとする時間枠における特許資産を特定する。例えば、
2012年の財務指標を作成する場合、セクター分析モジュール308は、他の年に出願
された特許資産を除外すると同時に、2012年に出願された特許資産を特定する。別の
実施形態では、市場予測システム130は、ターゲットとする時間枠の間に権利行使可能
な特許資産を特定する。特許資産は、一般に、特許され、未だ権利満了していなければ、
あるいは消滅していなければ権利行使可能である。他の実施形態では、特許資産にフィル
タをかけるために最も早い優先日または公開日を用いるなど、異なる技法を用いて、ター
ゲットとする時間枠内にある特許資産を特定してもよい。加えて、特定された特許資産の
時間枠は、市場レポートの時間枠と同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば
、2013年の終わりと2014年の初めとに公開された特許資産を2012年の財務情
報と組み合わせて、2012年のテクノロジーセクターに関する財務指標を予測できる。
これは、公開日が、一般に、出願日から約18ヶ月後であるためである。
一実施形態では、セクター分析モジュール308は、1種以上の特許資産を特定する。
例えば、特許付与された特許、特許公報、または特許付与された特許および特許公報の両
方から市場レポートを作成できる。
ステップ706では、セクター分析モジュール308は、ターゲットとするテクノロジ
ーセクターにおける特定された特許資産を所有する企業を特定する。特定された特許資産
に関連する譲渡および/または出願人情報に関して、特許データベース162に問い合わ
せることによって、企業を特定できる。
ステップ708では、セクター分析モジュール308は、テクノロジーセクターにおけ
る特許資産と、特許資産を所有する企業とに基づいて、ターゲットとする時間枠における
ターゲットとするテクノロジーセクターの全体の財務指標(例えば、収益または利益)を
予測する。セクター分析モジュール308は、一般に、企業別にセクター財務指標を計算
し、次いで、企業固有のセクター財務指標を足し合わせて、すべての企業にわたって全テ
クノロジーセクターに関する全体の財務指標を作成する。一実施形態では、特定の年にお
いて特定の国における特定のテクノロジーセクターに関して財務指標を作成する。ステッ
プ708については、図7Bを参照して、より詳細に説明する。
図7Bは、ある実施形態による、図7Aからのテクノロジーセクターの財務指標を予測
するステップのためのより詳細な流れ図である。図7Bの流れ図は、セクターにおけるす
べての企業にわたるテクノロジーセクターの全体の財務指標(例えば、総収益または利益
)を予測するための事実上4つの代替的な技法を示している。4つの技法は、テクノロジ
ーセクターに関する全体の財務指標の正確な予測を得るために、組み合わせてもよいし、
個別に用いてもよく、図7Bにおいて(1)から(4)の符号が付けられている。
ステップ714では、セクター分析モジュール308は、分析のために1つ以上の企業
を選択する。一実施形態では、ターゲットとするテクノロジーセクターにおける特許資産
および財務指標は、テクノロジーセクターにおけるすべての特許資産が揃うまで企業別に
分析される。
ステップ714では、セクター分析モジュール308は、ターゲットとする時間枠で、
企業データベース164において、選択された企業についてセクター固有の財務指標(「
Sector FM」)が入手可能かどうかを決定する。企業データベース164にアク
セスして、その企業に関して、企業データベース164において、その企業のSecto
r FMが入手可能かどうか決定する。ある企業についてSector FMを予測する
ための最も正確な方法は、企業のSector FMが既に知られている場合である。よ
って、その企業のSector FMが入手可能である場合、ステップ740では、テク
ノロジーセクターの全体の財務指標(「Overall Sector FM」)が、そ
の企業のSector FMをOverall Sector FMに加えることによっ
て、予測される。しかしながら、Sector FMは、ほとんどの企業では入手可能で
ある可能性が低い。その企業のSector FMが入手可能でない場合、プロセスはス
テップ718に進む。
ステップ718では、セクター分析モジュール308が、企業データベース164内の
情報を用いて、ターゲットとする国においてターゲットとする時間枠におけるその企業の
総財務指標(「Total FM」)(例えば、米国総年間収益)を予測可能かどうかを
決定する。Total FMは、すべてのテクノロジーセクターに帰する企業のFMを表
し、単一のテクノロジーセクターだけのものではない。本明細書において、ターゲットと
する時間枠およびターゲットとする国におけるTotal FMを決定できる企業を「K
nown Company」と呼ぶ。
一実施形態では、企業データベース164にアクセスして、企業データベース164に
おいて、その企業のTotal FMが既に入手可能かどうか決定する。別の実施形態で
は、ターゲットとする国におけるある企業のTotal FMが分かっていないが、すべ
ての国におけるその企業の国際FMが分かっている場合、セクター分析モジュール308
は、その国の国内総生産(GDP)の総額と輸出総額とから、ターゲットとする国におけ
るその企業のTotal FMを予測できる。Total FMは、以下の式を用いて予
測できる。
Figure 0006978551
ここで、TotalFMは、ターゲットとする国におけるターゲットとする企業のFM
であり、InternationalFMは、すべての国にわたるターゲットとする企業
のFMであり、GDPは、ターゲットとする国の国内総生産であり、ExportAmo
untは、ターゲットとする国の輸出量である。この予測では、輸出に帰する企業のFM
の割合は、輸出に帰する国のGDPの割合に関係すると仮定している。
ある企業のTotal FMを決定できる場合、ステップ722では、セクター分析モ
ジュール308は、以下の式によって、Total FMから、Known Compa
nyに関するSector FMを予測する。
Figure 0006978551
ここで、NP Sectorは、ターゲットとする国における、要求されたテクノロジ
ーセクターにある、Known Companyが所有し、ターゲットとする時間枠にお
ける特許資産の数であり、NP Totalは、ターゲットとする国における、テクノロ
ジーセクターを問わない、すべてのテクノロジーセクターにわたる、Known Com
panyが所有し、ターゲットとする時間枠における特許資産の総数である。NP Se
ctorは、ターゲットとする時間枠内において、テクノロジーセクターにおいてKno
wn Companyが所有する特許資産(例えば、2012年に出願された特許資産、
2012年に権利行使可能な特許資産)の数を計数することによって決定できる。NP
Totalは、ターゲットとする時間枠内において、Known Companyが所有
する特許資産(例えば、2012年に出願された特許資産、2012年に権利行使可能な
特許資産)の総数を計数することによって決定できる。この計算では、特定のテクノロジ
ーセクターに関する企業の特許活動が、そのテクノロジーセクターにおけるその企業の財
務指標に比例すると仮定している。このようにして、ターゲットとするテクノロジーセク
ターにおける特許資産の割合を用いて、そのテクノロジーセクターに関する財務指標(例
えば、収益)を予測できる。
簡単に図7Cを参照すると、ある実施形態による、あるテクノロジーセクターにおける
ある企業の収益をその企業の総収益が分かっている場合に予測するための技法が示されて
いる。図7Cでは、着目する財務指標は収益であり、Known Companyは20
12年に合計1,000の特許資産を出願し、Known Companyは2012年
に1億ドルの収益を有することが仮定されている。Known Companyは、ウィ
ジェット、ワイヤレススピーカ、ドングル、およびガジェットの4つのテクノロジーセク
ターで製品を販売している。この企業は、2012年に、400のウィジェット特許、3
00のワイヤレススピーカ特許、200のドングル特許、および100のガジェット特許
を出願している。この企業の特許出願の40%がウィジェットにあるため、2012年の
Known Companyのウィジェットの収益は、4000万ドルと予測され、これ
は、Known Companyの年間収益の40%である。同様に、Known Co
mpanyの特許出願の30%がワイヤレススピーカにあるため、2012年のKnow
n Companyのワイヤレススピーカの収益は、3000万ドルと予測される。
他の実施形態では、第2の列は、2012年に出願された特許ではなく、2012年に
権利行使可能な特許資産であってもよい。この実施形態では、2012年に、400のウ
ィジェット特許、300のワイヤレススピーカ特許、200のドングル特許、および10
0のガジェット特許が権利行使可能である。
再び図7Bを参照すると、ステップ722で示されるSector FMを予測するプ
ロセスは、企業のTotal FMが分かっている場合に可能である。しかしながら、企
業のTotal FMはいつも入手可能というわけではない。例えば、一部の企業は、公
開の財務データをなんら発表しない非公開企業である。ある企業のTotal FMが分
からない場合(「Unknown Company」)、ステップ722の技法を用いて
その企業のSector FMは予測できない。よって、企業のTotal FMが分か
らない場合、プロセスは、ステップ720に進む。
ステップ720では、セクター分析モジュール308は、ターゲットとするテクノロジ
ーセクターにKnown Company(例えば、ターゲットとする時間枠およびター
ゲットとする国について総収益を決定できる他の企業)が十分にあるかどうかを決定する
。例えば、セクター分析モジュール728は、閾値の数よりも多くのKnown Com
panyが存在するかどうかを決定できる。もし存在するならば、ステップ724では、
セクター分析モジュール308は、ターゲットとする時間枠におけるテクノロジーセクタ
ーにおけるKnown CompanyのTotal FMから、テクノロジーセクター
における各特許資産の代表的な財務指標を決定する。この代表的な財務指標は、特許に帰
する財務寄与を表し、1特許当たりの財務指標(「FMPP」)と呼ばれる。FMPPは
、Known CompanyのSector FMを、Known Companyが
所有するターゲットとする時間枠におけるテクノロジーセクターにおける特許資産の数で
除することによって、Known Companyについて計算される。次いで、FMP
Pの平均またはFMPPの中央値を決定するなど統計的技法を用いて様々なKnown
CompanyからのFMPPを組み合わせてテクノロジーセクターの最終的なFMPP
を取得する。
例えば、2012年に、Known Company Aが、ワイヤレススピーカセク
ターにおいて3000万ドルの収益があり、ワイヤレススピーカに関する300の特許資
産を出願した(あるいは、2012年の間にワイヤレススピーカに関する300の権利行
使可能な特許を有した)とする。したがって、ワイヤレススピーカセクターにおけるKn
own Company Aの1特許当たりの収益は、1特許当たり10万ドルとなる。
Known Company Bは、2012年に、ワイヤレススピーカセクターにおい
て2000万ドルの収益があり、ワイヤレススピーカに関する100の特許資産を出願し
た。したがって、Known Company Bの1特許当たりの収益は、1特許当た
り20万ドルとなる。2つの数字を平均して、2012年には、ワイヤレススピーカセク
ターにおいて15万ドルの1特許当たりの収益との結果が得られる。
ステップ726では、テクノロジーセクターのFMPPに、ターゲットとする時間枠に
おけるテクノロジーセクターにおけるUnknown Companyが所有する特許資
産の数を乗ずることによって、Unknown CompanyのSector FMを
計算する。例えば、Known Companyから予測されたFMPPが、ワイヤレス
スピーカセクターにおいて15万ドルであり、Unknown Company Cが、
2012年にワイヤレススピーカに関する100の特許資産を出願した場合、Unkno
wn Company CのSector FMは、1500万ドルと予測される。
このように、ある企業の財務情報が入手不可能な場合、ステップ720およびステップ
724は、テクノロジーセクターにおける他の企業に関する既知の財務情報を用いて、そ
の企業のSector FMを推定する。ステップ724および726に示されるSec
tor FMを予測するプロセスは、統計的に有意な数のKnown Companyが
存在する場合にのみ有用である。しかしながら、Known Companyがない場合
や、わずかな数のKnown Companyしかない場合もあり得る。この場合、ステ
ップ724において計算されるFMPPは、意味のない数になる。よって、Known
Companyが十分にない場合、プロセスはステップ728に進む。
ステップ728では、セクター分析モジュール308は、企業が所有する各特許資産に
ついて、特許の特許庁分類から特許資産の代表的な財務指標を決定する。この代表的な財
務指標を、特許庁分類による1特許当たりの財務指標(「PC−FMPP」)と呼ぶ。一
実施形態では、PC−FMPPは、セクター分析モジュール308において予め計算およ
び格納され、セクター分析モジュール308は、各特許資産に関係する予め計算されたP
C−FMPPを取得することによって、PC−FMPPを決定する。別の実施形態では、
リアルタイムでPC−FMPPを計算することによってPC−FMPPを決定できる。
図7Dを参照すると、ある実施形態による、特許庁分類を用いて1特許当たりの収益を
予測するための技法が示されている。この実施例では、着目する財務指標が収益であり、
特許データベース162内のすべての特許が3つの特許庁分類、すなわち、X、Y、また
はZのうちの1つに分類されると仮定している。各分類について、ターゲットとする時間
枠においてその分類に特許を有するKnown Companyが決定される。各Kno
wn Companyについて、ターゲットとする時間枠においてその分類内でKnow
n Companyが所有する特許の数と、ターゲットとする時間枠においてKnown
Companyが所有する特許の総数とが、特許データベース162から決定される。
ターゲットとする時間枠におけるKnown Companyの収益が、企業データベー
ス164から決定される。企業の総収益に、全特許に対するその分類内の特許の割合を乗
ずることによって、Known Companyの分類収益を決定する。分類収益を分類
内の特許の数で除することによって、Known Companyの1特許当たりの分類
収益を決定する。次いで、異なるKnown Companyにわたって1特許当たりの
分類収益を平均することによって、最終的な1特許当たりの分類収益を予測する。
例えば、Known Company Aは、2012年に、合計2000の特許資産
を出願し、そのうちの200が分類Xである(あるいは、Known Company
Aは、2012年に2000の権利行使可能な特許資産を所有する)。Known Co
mpany Aはまた、2012年の間に10億ドルの収益がある。分類XにおけるKn
own Company Aの分類収益は、1億ドルと計算される。分類XにおけるKn
own Company Aの1特許当たりの分類収益は、50万ドルと計算される。K
nown Company Bについて同じプロセスを繰り返して、60万ドルの分類X
における1特許当たりの分類収益を生成する。次いで、2つの数を平均して、2012年
について、分類Xにおいて、55万ドルの最終的な1特許当たりの分類収益を生成する。
分類Yおよび分類Zについて同じプロセスを繰り返して、分類Yにおいて137万5千ド
ルの1特許当たりの分類収益、および分類Zにおいて100万ドルの1特許当たりの分類
収益を予測する。
特許データベース内の各特許は、特許の分類に従ってPC−FMPPが割り当てられる
。このプロセスは、所与の分類内のすべての特許は、特許の所有者によらず、それらに帰
する類似のFMを有することを仮定しており、例えば、分類X内のすべての特許は、特許
を所有する企業によらず、2012年の特許に帰する55万ドルの同じ収益を有する。特
許の特許庁分類から特許のPC−FMPPを決定することによって、同じテクノロジーセ
クターにある他の企業の財務情報が分からなくても、特許に帰するFMが決定できる。一
実施形態では、特許が複数の分類に属する場合、特許に列挙された筆頭の分類によって特
許に割り当てられるPC−FMPPが決まる。別の実施形態では、特許が複数の分類に属
する場合、異なる分類のPC−FMPPを特許の平均PC−FMPPへと平均してもよい
別の実施例として、図7Dにおいて、第3の列は、2012年の間のその分類における
特許出願ではなく、2012年の間のその分類におけるKnown Companyの権
利行使可能な特許資産であってもよい。加えて、第4の列は、2012年におけるKno
wn Companyの特許出願ではなく、2012年におけるKnown Compa
nyの権利行使可能な特許資産であってもよい。
再び図7Bを参照すると、ステップ730では、PC−FMPP数からUnknown
CompanyのSector FMを予測する。例えば、そのセクターにおけるUn
known Companyの特許のそれぞれのPC−FMPPを足し合わせて、Sec
tor FMを計算できる。このようにして、ターゲットとする時間枠において、企業の
財務情報または同じテクノロジーセクターにおける他の企業の財務情報が入手不可能な場
合であっても、企業のSector FMが予測される。
図7Eを参照すると、ある実施形態による、特許庁分類に基づいて、予め計算される1
特許当たりの収益を用いて、あるテクノロジーセクターにおけるある企業の収益を予測す
るための技法が示されている。この実施例は、図7Dの実施例に基づいており、すべての
特許が3つの分類、すなわち、X、YおよびZのうちの1つに分類されることを仮定して
いる。2012年の1特許当たりの分類収益は、図5Aで予め計算したように、分類Xに
ついては55万ドル、分類Yについては137万5千ドル、分類Zについては100万ド
ルである。要求されたテクノロジーセクターは、「ワイヤレススピーカ」である。201
2年には、このUnknown Companyにおいて、ワイヤレススピーカのテクノ
ロジーセクターには35の特許資産、すなわち、10の分類Xの特許資産、20の分類Y
の特許資産、および5の分類Zの特許資産がある。よって、2012年における、この企
業のワイヤレススピーカセクターにおける収益は、3800万ドル(10×55万+20
×137万5千+5×100万=3800万ドル)である。
再び図7Bを参照すると、ステップ740では、企業のSector FMをOver
all Sector FMに加えることによって、Overall Sector F
Mを予測する。企業のSector FMを予測するために技法(1)、(2)、(3)
または(4)のどれを使うかによらず、結果をOverall Sector FMに加
えて、Overall Sector FMを増やす。要求されたテクノロジーセクター
における特許およびこれらの特許を所有する企業のすべてが処理されるまで、図7Bのス
テップを繰り返す。
このように、図7Bは、テクノロジーセクターの財務指標(例えば、収益)を決定する
ための4つの代替的な技法を表している。企業データベース164において入手可能な財
務情報の量に応じて、技法を必要に応じて組み合わせて、財務指標を作成してもよい。技
法(1)は、企業の既知のSector FMを入手可能であれば取得し、最も正確なS
ector FMを作成するはずである。技法(2)は、Sector FMが未知であ
るが、企業の財務情報が入手可能である場合にSector FMを予測する。技法(3
)は、企業の財務情報が入手不可能であるが、テクノロジーセクターにおける他の企業の
財務情報が入手可能である場合にSector FMを予測する。最後に、技法(4)は
、テクノロジーセクターにおけるいかなる企業の財務情報も限られている場合にSect
or FMを予測する。技法(3)および(4)はまた、特許を所有する企業が未知の場
合に利用してもよい。
[コンピュータアーキテクチャ例]
図8は、一実施形態による特許価格予測システム130またはクライアント110のハ
ードウェアアーキテクチャを示している。一実施形態では、特許価格予測システム130
は、バス801を通してデータおよび制御信号を互いに交換する、プロセッサ802、メ
モリ803、ストレージモジュール804、入力モジュール(例えば、キーボード、マウ
スなど)806、ディスプレイモジュール807および通信インターフェース805など
の構成要素を含む、サーバコンピュータである。ストレージモジュール804は、1つ以
上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体(例えば、ハードディスクドライブ)として実装
され、本明細書で説明される市場分析を実施するための、メモリ803と併せてプロセッ
サ802によって実行される、ソフトウェア命令840を格納する。例えば、ストレージ
モジュール804は、価格予測モジュール170の形態で、ソフトウェア命令840を含
んでもよい。オペレーティングシステムソフトウェアおよび他のアプリケーションソフト
ウェアもまた、ストレージモジュール804に格納して、プロセッサ602上で実行して
もよい。
本開示を読めば、当業者であれば、特許を用いる、特許評価システムのための、さらに
追加的な代替的な設計に想到するはずである。このように、本開示の特定の実施形態およ
びアプリケーションを図示し、説明してきたが、実施形態は、本明細書に開示された正確
な構成および構成要素に限定されるものではないこと、また添付の特許請求の範囲に定義
された本開示の趣旨および範囲から逸脱することなしに、本明細書に開示された、本開示
の方法および装置の配置、動作および詳細において、当業者に明らかな様々な修正、変更
および変形をなすことができることを理解されたい。

Claims (20)

  1. クライアントデバイスから、ターゲットとする特許資産を特定する情報を受信するステップと、
    所定期間内のテクノロジーセクターの合計利益を決定するステップであって、前記テクノロジーセクターが前記ターゲットとする特許資産に関係するステップと、
    前記テクノロジーセクターのビジネスに対する前記ターゲットとする特許資産を含む複数の特許資産の寄与に対応する特許寄与指標を決定するステップであって、前記特許寄与指標は、前記テクノロジーセクターの複数の企業の研究開発費と、前記テクノロジーセクターの前記複数の企業の事業費との割合に基づくステップと、
    前記テクノロジーセクターの前記合計利益と前記特許寄与指標に基づく前記合計利益の一部として前記テクノロジーセクターの前記複数の特許資産に帰する利益を決定するステップと、
    前記複数の特許資産に帰する前記利益に基づいて前記ターゲットとする特許資産の価格を決定するステップと、
    前記ターゲットとする特許資産の前記価格に基づいて前記クライアントデバイスのために特許価格情報出力を作成するステップと、
    を含む、コンピュータにより実現される特許評価のための方法。
  2. 前記ターゲットとする特許資産の有効期間を決定するステップであって、前記有効期間が、前記ターゲットとする特許資産が価値を持つ期間に対応するものであるステップをさらに含み、
    前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップが、前記有効期間内の前記ターゲットとする特許資産に関係する前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  3. 前記有効期間を決定するステップが、少なくとも前記テクノロジーセクターの一つ以上の特許資産から前記ターゲットとする特許資産への後方引用に基づいて、前記ターゲットとする特許資産の前記有効期間を決定するステップを含む、請求項2に記載のコンピュータにより実現される方法。
  4. 前記ターゲットとする特許資産への前記後方引用は、全てのテクノロジーセクターの一つ以上の特許資産からである、請求項3に記載のコンピュータにより実現される方法。
  5. 前記有効期間を決定するステップは、前記ターゲットとする特許資産への前記後方引用から前記ターゲットとする特許資産への直近の後方引用を決定することを含み、
    前記ターゲットとする特許資産の前記有効期間は、前記ターゲットとする特許資産への直近の後方引用と現在の日付との間の期間に基づく、請求項3に記載のコンピュータにより実現される方法。
  6. 前記有効期間は、現在の日付から過去の日付への期間を規定する第1の期間と、前記現在の日付から将来の日付への期間を規定する第2の期間を含む、請求項2に記載のコンピュータにより実現される方法。
  7. 前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップは、
    前記テクノロジーセクターの特許資産のための特許データベースに問い合わせるステップと、
    前記テクノロジーセクターの前記複数の特許資産に基づく前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップと、
    を含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  8. 前記ターゲットとする特許資産の価格を決定するステップは、
    前記テクノロジーセクターにおける前記複数の特許資産の特許スコアと前記特許資産に帰する前記利益とに基づいて、1特許スコア当たりの利益(PPPS)を決定するステップであって、前記特許スコアが前記特許資産の客観的な格付けを表すものであるステップと、
    前記ターゲットとする特許資産の特許スコアと前記PPPSとに基づいて、前記ターゲットとする特許資産に帰する利益を決定するステップと、
    前記ターゲットとする特許資産に帰する前記利益に基づいて前記ターゲットとする特許資産の前記価格を決定するステップと、
    を含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  9. 前記特許寄与指標を決定するステップは、更に、前記テクノロジーセクターの従業員の数と前記テクノロジーセクターの前記複数の特許資産に対する発明者の数とに基づいて前記特許寄与指標を決定するステップを含む、
    請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  10. 前記従業員の数に対する前記発明者の数の割合に基づいて前記特許寄与指標を決定するステップを、更に含む、請求項9に記載のコンピュータにより実現される方法。
  11. 前記特許寄与指標を決定するステップは、少なくとも一つの企業の従業員の数と少なくとも一つの企業の特許資産の発明者の数とに基づいて、前記特許寄与指標を決定するステップであって、前記少なくとも一つの企業が、前記テクノロジーセクターに関係するものであるステップを含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  12. 少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体において、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される命令であって、
    クライアントデバイスから、ターゲットとする特許資産を特定する情報を受信するステップ、
    前記ターゲットとする特許資産に関係する所定期間内のテクノロジーセクターの合計利益を決定するステップ、
    前記テクノロジーセクターのビジネスに対する前記ターゲットとする特許資産を含む複数の特許資産の寄与に対応する特許寄与指標を決定するステップであって、前記特許寄与指標は、前記テクノロジーセクターの少なくとも一つの企業の特許資産の発明者の数と前記テクノロジーセクターの前記少なくとも一つの企業の従業員の数との割合に基づくステップであり、
    前記テクノロジーセクターの前記合計利益と前記特許寄与指標に基づく前記合計利益の一部として前記テクノロジーセクターの前記特許資産に帰する利益を決定するステップ、
    前記特許資産に帰する前記利益に基づく前記ターゲットとする特許資産の価格を決定するステップ、
    前記ターゲットとする特許資産の前記価格に基づいて前記クライアントデバイスのために特許価格情報出力を作成するステップ、
    に関する命令を格納する、少なくとも一つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
    を備える特許評価のためのシステム。
  13. 請求項12に記載のシステムであって、前記命令が、
    前記ターゲットとする特許資産の有効期間を決定するステップであって、前記有効期間が、前記ターゲットとする特許資産が価値を持つ期間に対応するものであるステップ、
    に関する命令をさらに含み、
    前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップが、前記有効期間内の前記ターゲットとする特許資産に関係する前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップを含む、
    請求項12に記載のシステム。
  14. 前記有効期間を決定するステップが、少なくとも前記テクノロジーセクターの一つ以上の特許資産から前記ターゲットとする特許資産への後方引用に基づいて、前記ターゲットとする特許資産の前記有効期間を決定するステップを含む、
    請求項13に記載のシステム。
  15. 前記ターゲットとする特許資産への前記後方引用は、全てのテクノロジーセクターの一つ以上の特許資産からである、
    請求項14に記載のシステム。
  16. 前記有効期間を決定するステップは、前記ターゲットとする特許資産への前記後方引用から前記ターゲットとする特許資産への直近の後方引用を決定することを含み、
    前記ターゲットとする特許資産の前記有効期間は、前記ターゲットとする特許資産への前記直近の後方引用と現在の日付との間の期間に基づく、
    請求項14に記載のシステム。
  17. 前記有効期間は、現在の日付から過去の日付への期間を規定する第1の期間と、前記現在の日付から将来の日付への期間を規定する第2の期間を含む、請求項13に記載のシステム。
  18. 前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップは、
    前記テクノロジーセクターの特許資産のための特許データベースに問い合わせるステップと、
    前記テクノロジーセクターの前記複数の特許資産に基づく前記テクノロジーセクターの前記合計利益を決定するステップと、
    を含む、請求項12に記載のシステム。
  19. 前記ターゲットとする特許資産の前記価格を決定するステップは、
    前記テクノロジーセクターにおける前記特許資産の特許スコアと前記特許資産に帰する前記利益とに基づいて、1特許スコア当たりの利益(PPPS)を決定するステップであって、前記特許スコアが前記特許資産の客観的な格付けを表すものであるステップと、
    前記ターゲットとする特許資産の特許スコアと前記PPPSとに基づいて、前記ターゲットとする特許資産に帰する利益を決定するステップと、
    前記ターゲットとする特許資産に帰する前記利益に基づいて前記ターゲットとする特許資産の前記価格を決定するステップと、
    を含む、請求項12に記載のシステム。
  20. 前記特許寄与指標を決定するステップが、前記テクノロジーセクターの研究開発費と前記テクノロジーセクターの事業費とに基づいて、前記特許寄与指標を決定するステップを更に含む、請求項12に記載のシステム。
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