JP2016024584A - 投資適格性評価システム、投資適格性評価システムの制御方法、投資適格性評価システムのプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 不動産価格を的確に評価し、将来における不動産価格を予測する。また、将来の経済状況等を含む多様な状況推測に従った価格分布の推定を可能とする。【解決手段】 評価対象となる不動産の周辺相場から月額賃料を推定し、さらに単位面積当たりの賃料、駅徒歩距離、築年数等を勘案して、公正価格を算出の上、期待利回りを推定する。さらに、将来の物件価格推移を、将来における推定世帯数、消費者物価指数、可処分所得、実質金利、マネタリーベース、賃料の将来変化予測、景気動向指数等の推定値をもとに、モンテカルロシミュレーション法等により推定し、これにより投資収益性を推定し、さらに総合投資適合性を推定する。【選択図】図1
Description
本発明は、投資を行う場合の適格性評価において、特に不動産に係る投資適格性評価システム、投資適格性評価システムの制御方法、投資適格性評価システムのプログラム及び記録媒体に関する。
一般的に、不動産に関する価格には、かなりのバラツキがあるといわれる。同じような物件でも売買価格に差があったり、賃貸においても同じ条件と思わる物件の賃貸料でも差がある場合がある。これは、不動産に関する価格情報のすべてが公表されているわけではなく、また株式や商品取引のように、公開市場において売買されるわけでもないことに、理由が有るとされている。実際は、各物件の築年数、最寄駅からの距離等の立地条件、床面積等、さまざまな条件を加味して価格が設定されている。このような、必ずしも合理的とはいえない手法による不動産価格に対し、客観性、再現性に乏しく、場合によって恣意的であると評価されることもある。
一方、公的な不動産鑑定士等による評価には、不動産売買実績をもとにして、対象物件の近隣地域における評価価格を比較して、その結果をもとに決定するため、より的確であるといわれているが、このような比較だけから的確な評価が常に可能なわけではなく、的確であるかどうかは、鑑定者の経験、専門知識、情報収集能力、勘(カン)等、鑑定者独自の能力次第であり、どのような鑑定者でも、常に的確な価格評価を下せるわけではない。そのため、不動産鑑定士による評価に対しても、必ずしも客観性があるとは認識されていない。
また昨今では、不動産を投資対象とすることが一般化している。ただし、不動産投資は、将来における的確な不動産価格の評価を行った上で投資判断を下さなければ、場合によっては多大な損害を蒙ることとなる。
このような、不動産価格の評価そのものに、必ずしも客観性、合理性的が求められない現状に鑑み、さまざまな手法を用いて、不動産価格を的確に把握する技術的思想が開示されている。
前記の通り、不動産価格が、必ずしも的確に評価されない現状に鑑み、価格推定に関し、例えば特開2003−22314号公報において公開されているように、複雑な不動産市場構造に対応した市場分析を行い、分割されたセグメントごとに不動産の価格を予測する関数を推定する技術的思想が開示されているが、将来における不動産価格を予測する技術的思想に関し、具体的な開示がなされていなかった。
また、例えば特開2013−120503号公報において公開されているように、不動産の将来価格を精緻に予測する技術的思想が開示されているが、将来の経済状況等を含む多様な状況推測に従った価格分布の推定を可能とする技術的思想は、開示がなされていなかった。
このように上記課題を解決するため、本発明の一実施形態においては、
請求項1において、
当該物件の所在地周辺の賃料情報と当該物件の現在状況とから賃料を算出する手段と、
当該物件所在地における賃料物件に関する利回りから現在における当該物件の価値を算出する手段と
を備える。
請求項2において、
将来における賃料に変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件賃料の将来における分布を推定する手段と、
将来における賃料物件に関する利回りに変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件所在地の将来における利回り分布を推定する手段と、
前記推定した当該物件賃料の将来における分布と前記推定した当該物件所在地の将来における利回り分布から将来における当該物件の価値を推定する手段と
をさらに備える。
請求項3において、
前記推定した将来における当該物件価格からキャッシュフローを算出する手段と
をさらに備える。
請求項4において、
前記算出した当該物件キャッシュフローから当該物件の投資適格性を判断する手段
をさらに備える。
請求項5において、
前記投資適格性を表示および/もしくは印刷する手段を
をさらに備える。
請求項1において、
当該物件の所在地周辺の賃料情報と当該物件の現在状況とから賃料を算出する手段と、
当該物件所在地における賃料物件に関する利回りから現在における当該物件の価値を算出する手段と
を備える。
請求項2において、
将来における賃料に変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件賃料の将来における分布を推定する手段と、
将来における賃料物件に関する利回りに変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件所在地の将来における利回り分布を推定する手段と、
前記推定した当該物件賃料の将来における分布と前記推定した当該物件所在地の将来における利回り分布から将来における当該物件の価値を推定する手段と
をさらに備える。
請求項3において、
前記推定した将来における当該物件価格からキャッシュフローを算出する手段と
をさらに備える。
請求項4において、
前記算出した当該物件キャッシュフローから当該物件の投資適格性を判断する手段
をさらに備える。
請求項5において、
前記投資適格性を表示および/もしくは印刷する手段を
をさらに備える。
本発明の一実施形態においては、評価対象となる不動産の周辺相場から月額賃料を推定し、さらに単位面積当たりの賃料、駅徒歩距離、築年数等を勘案して、公正価格を算出の上、期待利回りを推定することが可能となる。さらに、将来の物件価格推移を、将来における推定世帯数、消費者物価指数、可処分所得、実質金利、マネタリーベース、賃料の将来変化予測、景気動向指数等の推定値をもとに、モンテカルロシミュレーション法等により推定し、これにより投資収益性を推定し、さらに総合投資適合性を予測することが可能となる。
本願は、例えば賃貸物件に関し、長期に渡る価格推移予測から、投資対象としての収益性を予測し、物件の投資適格性を評価する投資適格性評価システムに関するものであるが、評価を行う場合には、まず、評価依頼を行う顧客側から、投資適格性評価システムを運用する事業体等へ評価を依頼するとともに、当該物件に関する情報を提供し、この情報により、投資適格性を評価し、その予測結果を顧客側に提供することを前提する。
以下、図面を参照して、本願を実施するための形態について説明する。図1は、本願の一実施形態に係る投資適格性評価システムの構成概要を示す機能ブロック図である。本発明の一実施形態に係る投資適格性評価システムは、ネットワーク10を介して管理システム20、顧客システム30とが結び付いて構成される。その他、必要に応じて、関連機関システム202等とネットワーク10を介して接続し、必要に応じて、システム構成をいわゆるクラウドコンピューティングにより構成してもかまわない。また、例えば、管理システム20から顧客システム30に対し、必要とされるソフトウェア等をインストールしてもかまわない。
次に、図2に従って管理システム20の詳細を説明する。同図に示すように、管理システム20は、管理装置データベース(以下、「管理装置DB」という。)21、管理装置サーバ22、管理出力装置23、管理入力装置24、管理装置インターフェース26を備えて構成されている。管理装置サーバ22は、プロセッサ等により投資適格性評価管理に関するデータの処理を行い、管理装置DB21は管理および投資適格性評価等のデータを記憶する。管理出力装置23は、ディスプレイ、プリンタ等を備えて構成され、必要に応じて各種情報を出力する。また、管理入力装置24は、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等を備えて構成され、必要に応じて情報の入力を行うが、情報の入力を可能とするすべての装置を含むものとする。なお、管理システム20は最終的に投資適格性評価管理システムとしての業務遂行が可能であれば、単独でも複数のシステムから構成されていてもかまわない。なお、管理システム20は最終的に管理システムの業務遂行を可能とするのであれば、単独でも複数のシステムから構成されていてもかまわない。
次に、図3に従って顧客システム30の詳細を説明する。同図に示すように、顧客システム30は、顧客装置メモリ31、顧客装置プロセッサ32、顧客出力装置33、顧客入力装置34、顧客装置インターフェース36を備えて構成されている。顧客装置プロセッサ32は管理システム20から送られる情報等を処理し、例えば顧客出力装置33に情報を表示する。顧客出力装置33は、ディスプレイ、プリンタ等を備えて構成され、必要に応じて各種情報を出力する。また、顧客入力装置34は、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等を備えて構成され、必要に応じて情報の入力を行うが、情報の入力を可能にするすべての装置を含むものとする。顧客入力装置34では、必要に応じてキーボード等から入力処理を行って、例えば顧客出力装置33に表示し、必要に応じて、顧客入力装置34から入力された情報等を、顧客装置インターフェース36を介して管理システム20に送信する。管理システム20では送信された情報に従って、投資適格性評価の管理処理を行い、さらなる情報を必要とする場合には、顧客システム30から、さらなる情報入力が行われるものとする。
以上、本発明の一実施形態の概要および構成を示した。次に、本発明の詳細および動作について説明する。
前記の通り、不動産に関する売買価格も、公的な不動産鑑定士等による評価も、必ずしも客観性があるとは認識されていない。そのため、本願においては、比較的バラツキが少ないとされる、賃貸物件の賃料をもとに、対象物件の周辺地域における賃料分布状況を統計処理して、評価対象となる不動産物件の価格を算定する。
まず、図4に従って、対象物件の情報を格納する対象物件データテーブル40について説明する。対象物件データテーブル40は、評価対象となる物件を管理する対象物件管理欄42、対象物件情報の項目を示す、対象物件名欄4201、対象物件所在地欄4202、対象物件構造欄4203、・・・等を備えている。さらに、対象物件管理欄42は、対象物件1欄421、対象物件2欄422、対象物件3欄423等を備えて構成される。なお、対象物件データテーブル40は、例えば顧客出力装置33のディスプレイに表示する対象物件設定画面(図示せず)に従って、例えば顧客システム30の顧客入力装置34のキーボードから、例えば操作者により入力され、例えば顧客装置メモリ31上に、例えば顧客装置メモリ31に格納されたプログラムに従い、顧客装置プロセッサ31により格納するものとする。また、対象物件設定画面(図示せず)は、対象物件データテーブル40と同一形式を有するものとする。なお、対象物件データテーブル40は、管理システム20側で入力、メモリ格納してもかまわない。また、顧客システム30側で入力、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、管理システム20側に送信してもかまわないし、管理システム20側で入力、展開した情報を、顧客システム30側に送信してもかまわない。
次に、図4に従って、対象物件データテーブル40の各欄へ、情報を格納する手順について説明する。まず、評価対象となる物件に関する情報が、新規登録かどうか判断し、新規顧客登録の場合には、顧客の名称として、例えば「ハイツ日本橋1005号」という情報を、対象物件1欄421の対象物件名欄4201に格納する。以降同様に、対象物件所在欄4202に、例えば「東京都中央区日本橋・・・」、対象物件構造欄4203に、例えば「RC 地上10階・・・」、戸数情報欄4204に、例えば「72戸」、専有面積欄4205に、例えば「23.45平方メートル」等、情報を格納する。さらに、別の評価対象物件に関する情報が入力された場合には、例えば対象物件2欄422へ、対象物件1欄421と同様に、情報を格納する。なお、すでに評価対象となる物件に関する情報が登録されている場合には、登録処理を省略してもかまわない。
対象物件情報の格納が完了すると、例えば顧客システム30は、評価対象物件に関する情報入力のあったことを、例えばネットワーク10を介して、管理システム20に送信する。管理システム20では、評価対象物件の周辺における賃料相場等を、例えば、賃貸物件に関する各情報を収集している不動産情報データベースとの接続を可能とする関連機関システム202と、例えばネットワーク10を介して、接続の上、検索し、情報を収集する。このとき、対象物件データテーブル40の内容に準じて、賃料に関する金額の他に、例えば、最寄駅からの徒歩分数、物件の築年数、面積に関する情報等を収集し、図5に示す、周辺物件データテーブル50に格納する。
次に、図5に従って、対象物件の情報を格納する周辺物件データテーブル50について説明する。周辺物件データテーブル50は、投資適格性評価の対象となる物件コードを格納する物件コード欄51を備え、例えば「物品コード:0001」と格納する。なお、上記「物品コード:0001」は、例えば、対象物件データテーブル40の、評価対象となる物件情報を格納する対象物件管理欄42の、対象物件1欄421の「物件0001」と関連していることを示す。また、周辺物件データテーブル50は、周辺物件情報の項目を示す、周辺物件名欄5201、周辺物件所在欄5202、周辺物件構造欄5203、・・・等を備えている。さらに、周辺物件管理欄52は、周辺物件1欄521、周辺物件2欄522、周辺物件3欄523等を備えて構成される。
上記の通り、例えば管理システム20により収集した、評価対象物件の周辺における物件情報は、例えば評価対象物件「物件0001」に関し、例えば、周辺物件データテーブル50の、周辺物件管理欄52の周辺物件1欄521に、「周辺00010001」と格納し、周辺物件1欄521の各周辺物件情報欄5201、5202、5203、・・・等に、各周辺物件情報を格納する。なお、上記「周辺00010001」は、評価対象物件が「0001」、周辺情報の最初の情報であること示す「0001」で構成し、評価対象物件と周辺物件との関連を示す。以下順次、周辺物件2欄522、周辺物件3欄523、・・・等に、「周辺00010001」、「周辺00010002」、「周辺00010003」、・・・等の当該情報を格納する。
なお、周辺物件データテーブル50は、例えば管理装置サーバ22上のプログラムに従って、プロセッサ等により処理し、管理装置インターフェース26を経由してネットワーク10を介し、例えば関連機関202から収集した情報を、管理装置DB21上に格納するものとする。また、周辺物件データテーブル50は、顧客システム30側において、管理システム20側と同様に情報収集し、メモリに格納してもかまわない。また、管理システム20側で、格納した情報を、例えばネットワーク10を介して、顧客システム30側に送信してもかまわないし、顧客システム30側で格納した情報を、管理システム20側に送信してもかまわない。
上記の通り、評価対象物件の周辺における物件情報の収集が完了すると、各周辺物件の周辺物件設定賃料5212に格納した情報を、周辺物件専有面積5205に格納した情報で除して、単位面積当たりの平米賃料を求める。次に前記平米賃料を、各周辺物件の築年数別に集計する。さらに、築年数別に集計した平米賃料と各周辺物件の最寄駅徒歩分数を勘案する。以上より、前記情報を重回帰分析することにより、
賃料 = a×徒歩分数 + b×築年数 + c×面積 + d(切片)
の数式に関する変数比較を行う。このように、重回帰分析を行うことにより、駅からの徒歩分数が1分増える毎に賃料がいくら下がるが、また築年数が1年増える毎に賃料がいくら下がるか、さらに、面積が1平方メートル増える度に賃料がいくら増えるか分析することができる。これら分析を行うことにより、評価対象物件毎に、数値として、
例えば、
a = −456.7(徒歩分数係数)
b = −543.2(築年数係数)
c =1,234.5(面積係数)
d =56,789.1(切片)
と求めることができる。なお、理論値が実際の数値に、どの程度当てはまるかの度合いを示すR2、標準偏差に対する推定係数の割合を表すt値、前記t値が偶然発生する確率を表すp値とを求めてもかまわない。
賃料 = a×徒歩分数 + b×築年数 + c×面積 + d(切片)
の数式に関する変数比較を行う。このように、重回帰分析を行うことにより、駅からの徒歩分数が1分増える毎に賃料がいくら下がるが、また築年数が1年増える毎に賃料がいくら下がるか、さらに、面積が1平方メートル増える度に賃料がいくら増えるか分析することができる。これら分析を行うことにより、評価対象物件毎に、数値として、
例えば、
a = −456.7(徒歩分数係数)
b = −543.2(築年数係数)
c =1,234.5(面積係数)
d =56,789.1(切片)
と求めることができる。なお、理論値が実際の数値に、どの程度当てはまるかの度合いを示すR2、標準偏差に対する推定係数の割合を表すt値、前記t値が偶然発生する確率を表すp値とを求めてもかまわない。
このように、統計処理を行い、その結果を、前記数式、
賃料 = ×徒歩分数 + b×築年数 + c×面積 + d(切片)
へ、評価対象物件を当てはめることにより、評価対象物件の月額賃料の推定値が、例えば、
上位賃料:86,780円
中央値 :76,540円
下位賃料:65,430円
と求めることができる。
賃料 = ×徒歩分数 + b×築年数 + c×面積 + d(切片)
へ、評価対象物件を当てはめることにより、評価対象物件の月額賃料の推定値が、例えば、
上位賃料:86,780円
中央値 :76,540円
下位賃料:65,430円
と求めることができる。
前記の通り、評価対象物件の月額賃料の推定値を求めたら、次に、賃貸住宅の期待利回りから、評価対象物件の公正価格を求める。期待利回りは、例えば、不動産投資家、鑑定士等への聞き取り作業により、地区別に利回りを設定する。例えば、評価対象物件のある地区の利回りが5%とすると、月額経費を20%と仮定して、
価格= 月別賃料 × 0.8(月額経費分) ×12(ヶ月) ÷ 5%(利回り)
となるが、この直接還元法による式に、前記、上位賃料、中央値、下位賃料を当てはめると、
上位: 16,661,760 = 86,780 × 0.8 ×12 ÷ 5%
中央値:14,695,680 = 76,540 × 0.8 ×12 ÷ 5%
下位:12,562,560 = 65,430 × 0.8 ×12 ÷ 5%
という、周辺の賃料相場から推定される公正価格を求めることができる。また、ここでは、利回りとして、評価対象物件のある地区の数値をそのまま当てはめたが、例えば、評価対象物件固有の項目を加味して利回りを調整して、公正価格を求めてもかまわない。
価格= 月別賃料 × 0.8(月額経費分) ×12(ヶ月) ÷ 5%(利回り)
となるが、この直接還元法による式に、前記、上位賃料、中央値、下位賃料を当てはめると、
上位: 16,661,760 = 86,780 × 0.8 ×12 ÷ 5%
中央値:14,695,680 = 76,540 × 0.8 ×12 ÷ 5%
下位:12,562,560 = 65,430 × 0.8 ×12 ÷ 5%
という、周辺の賃料相場から推定される公正価格を求めることができる。また、ここでは、利回りとして、評価対象物件のある地区の数値をそのまま当てはめたが、例えば、評価対象物件固有の項目を加味して利回りを調整して、公正価格を求めてもかまわない。
なお、前記重回帰分析処理は、例えば、管理システム20上に展開されたプログラムに従って、管理装置サーバ22上のプロセッサ等で処理するものとする。また、同様な処理を、顧客システム30で行っても、かまわない。
また、前記の通り、統計処理により求められた各数値のメモリへの格納に関し、図6の物件統計処理データテーブル60により説明する。物件統計処理データテーブル60は、統計処理対象となる物件を管理する統計処理物件管理欄62、対象物件の統計処理内容を示す、徒歩分数計数欄6201、築年数欄6202、面積計数欄6203、・・・等を備えている。さらに、統計処理物件管理欄62は、統計処理物件1欄621、統計処理物件2欄622、統計処理物件3欄623等を備えて構成される。なお、物件統計処理データテーブル60は、例えば管理システム20の、管理装置サーバ22により、管理装置DB21上に、格納する。その他、物件統計処理データテーブル60の詳細に関しては、対象物件データテーブル40、周辺物件データテーブル50に準ずるものとする。
次に、将来の物価推移の予測に従って、将来における評価対象物件の価格を予測する手順について説明する。まず、物件の将来価格の変動要素として、例えば、
賃料単価の説明するための計算モデルとして、
1.世帯数
2.消費者物価指数
3.可処分所得
期待利回りを説明するための計算モデルとして、
4.実質金利
5.マネリタリーベース
6.賃料の将来変化
7.景気動向指数
8.不動産取引にかかる各種税
の各要因係数を、あげることができる。
前記、各要素と賃料推移に関しては、過去の実績から、各係数と賃料の相関をとり、これにより、将来の物件価格の推定を行う。また、前記各要素と賃料推移の相関は、例えば物件の所在地の違いにより、変動するようであれば、それぞれの地域における相関を当てはめてもかまわない。
賃料単価の説明するための計算モデルとして、
1.世帯数
2.消費者物価指数
3.可処分所得
期待利回りを説明するための計算モデルとして、
4.実質金利
5.マネリタリーベース
6.賃料の将来変化
7.景気動向指数
8.不動産取引にかかる各種税
の各要因係数を、あげることができる。
前記、各要素と賃料推移に関しては、過去の実績から、各係数と賃料の相関をとり、これにより、将来の物件価格の推定を行う。また、前記各要素と賃料推移の相関は、例えば物件の所在地の違いにより、変動するようであれば、それぞれの地域における相関を当てはめてもかまわない。
上記各要素係数は、関連省庁等から公表される数値、あるいは一部推定値を設定して、将来における物件価格を推定することもできるが、本願においては、例えば、乱数により発生させた各要素係数の分布から、最終的な予測値の分布を発生させる、いわゆるモンテカルロシミュレーションを応用して、将来における、物件価格を求める。具体的には、例えば、5年後における世帯数、消費者物価指数、可処分所得の推定値をもとに、乱数により、これら推定値を、例えば数万通り発生させて、これを、例えば、物件統計処理データテーブル60において、621の6206の中央値賃料に示した、現在における公平価格の中央値に乗じて、5年後の賃料の推定分布を求める。さらに、例えば、5年後における実質金利、マネリタリーベース、賃料の将来変化、景気動向指数、不動産取引の推定値をもとに、乱数により、これら推定値を、例えば数万通り設定し、これを、例えば、物件統計処理データテーブル60において、621の6208に示した、現在における期待利回りに乗じて、期待利回りの推定分布を求める。そこで、前記の通り求めた、5年後の賃料の推定分布を、期待利回りの推定分布で除することで、5年後の物件価格の推定分布を求める。これら物件価格の推定分布を、例えば、10年後、20年後についても求めるものとする。
以上、上記に示す、例えば、5年後、10年後、20年後の物件価格の推定分布および期待利回りをもとに、例えば、各分布平均値、+1σを上位、−1σを下位として求め、各年経過後の、将来物件価格の推定値を求める。なお、例えばモンテカルロシミュレーションによって求めた、年別の物件価格指定値、期待利回りのメモリへの格納に関し、図7の物件価格推定値データテーブル70により説明する。物件価格推定値データテーブル70は、価格推定対象となる物件を管理する価格推定管理欄72、価格推定年を示す推定年管理欄73、推定価格欄74、推定利回り欄75等を備え、さらに、推定価格欄74、推定利回り欄75は、それぞれ、上位欄741、751、平均値欄742、752、下位欄743、753等を備えている。さらに、価格推定物件管理欄72は、価格推定の対象物件を管理する、価格推定物件1欄721、統計処理物件2欄722、統計処理物件3欄723等を備えて構成される。またさらに、年数欄73は、価格推定が何年後の値かを示す、5年後欄7211、7221、7231、10年後欄7212、7222、7232、20年後欄7213、7223、7233、・・・等をされに備えて構成される。なお、物件価格推定値データテーブル70は、例えば管理システム20の、管理装置サーバ22により、管理装置DB21上に、格納する。その他、物件統計処理データテーブル60の詳細に関しては、対象物件データテーブル40、周辺物件データテーブル50、物件統計処理データテーブル60に準ずるものとする。さらに、これら価格推定値に関し、例えば、対象物件の所在地における、例えば世帯数推移について、数種類の想定に従って策定し、これら推定値により、将来の物件価格の推定を行う。さらに、その他の各要素に関しても、世帯数と同様に推定の上、各想定に従った将来の物件価格推移を試算し、前記モンテカルロシミュレーションによって求められた物件価格推定値と比較し、信頼性の検証を行ってもかまわない。
前記の通り、物件価格推定値データテーブル70に示す、例えば、5年後、10年後、20年後の、推定価格値、推定利回り値をもとに、1年後、2年後、・・・20年後の推定価格値、推定利回り値を、1年毎に算出する。さらに、前記の通り、1年毎に算出した推定価格値、推定利回り値をもとに、対象物件の、1年毎のキャッシュフローを算出することができる。算出したキャッシュフローは、図8に示す、物件キャッシュフローデータテーブル80に格納する。
次に、図8に従って、物件のキャッシュフローを格納する物件キャッシュフローデータテーブル80について説明する。物件キャッシュフローデータテーブル80は、キャッシュフローの対象となる物件コードを格納する物件コード欄81を備え、例えば「物品:0001」と格納する。なお、上記「物品:0001」は、例えば、対象物件データテーブル40の、評価対象となる物件情報を格納する対象物件管理欄42の、対象物件1欄421の「物件0001」と関連していることを示す。また、物件キャッシュフローデータテーブル80は、物件購入何年後のキャッシュフローかを示す、購入後年数欄82、キャッシュフローの各項目内容を示す、総潜在収入(GPI)欄8301、実効総収入(EGI)欄8302、運用費用(OPEx)欄8303、・・・等を備えている。さらに、購入後年数欄82は、1年後キャッシュフロー欄8201、2年後キャッシュフロー欄8202、3年後キャッシュフロー欄8203、・・・、20年後キャッシュフロー欄8220等を備えて構成される。なお、キャッシュフローデータテーブル80は、物件毎に作成するため、対象物件が、例えば100件である場合は、原則として100件分のキャッシュフローデータテーブル80が存在することとなる。
次に、キャッシュフローデータテーブル80に格納する各種情報の算出例を、説明するが、ここでは物品0001を例とする。まず、例えば、1年後キャッシュフロー欄8201の、総潜在収入(GPI)欄8301には、周辺相場を統計処理により推定した賃料を、例えば、物件統計処理データテーブル60の、物件0001欄621の、中央値賃料6206に格納した「76,540円」を、年間賃料総額とするために、
76,540円 × 12カ月 = 918,480円
を格納する。
次に、前期間を平均した空室率を、例えば5%であるとして、
918,480円 ÷ 1.05 = 874,743円
を、実効総収入(EGI)欄8302に格納する。
次に、運用経費を、例えば実効総収入の20%として、
874,743円 × 0.2 = 183,696円
を、運用費用(OPEx)欄8303に格納する。
次に、総潜在収入(GPI)から運用費用(OPEx)を減じた、
918,480円 − 183,696円 = 691,047円
を、純営業収益(NOI)欄に格納する。
次に、その他、費用等は発生しないものとして、純営業収益(NOI)欄の内容をそのまま、税引前キャッシュフロー(BTCFo)欄に格納する。
次に、減価償却に関し、償却対象となる総金額を、例えば5,650,000円とし、そのうち建物2,825,000円は、例えば、残存耐用年数を23年、償却方法は定額法、とすることで、償却率を、0.044%として、毎年、
2,825,000円 × 0.044% = 124,300円
一方、建物付属設備2,825,000円は、例えば、残存耐用年数を3年、償却方法は定率法、とすることで、償却率を、0.833%として、1年目は、
2,825,000円 × 0.833% = 2,353,225円
であることから、初年度の減価償却費として、
124,300円 + 2,353,225円 = 2,477,525円
を、減価償却費欄8306に格納する。
次に、課税所得として、純営業収益(NOI)から減価償却費を減じ、千円未満を切り捨てた、
691,047円 − 2,477,525円 = −1,786,000円
を、課税所得欄8307に格納する。
次に、所得税と住民税の合計した税率を、例えば33%として、
−1,786,000円 × 33% = −589,300円(還付)
を、納税額欄8308に格納する。
次に、純営業収益(NOI)と納税額の合計
691,047円 + 589,300円 = 1,280,347円
を、税引後キャッシュフロー(ATCFo)欄8309に格納する。
さらに、BTCFo累計欄8310、ATCFo累計欄8311には、それぞれの累計金額を格納する。また、損益分岐入居率8312には、例えば当初設定値の20%を格納する。
76,540円 × 12カ月 = 918,480円
を格納する。
次に、前期間を平均した空室率を、例えば5%であるとして、
918,480円 ÷ 1.05 = 874,743円
を、実効総収入(EGI)欄8302に格納する。
次に、運用経費を、例えば実効総収入の20%として、
874,743円 × 0.2 = 183,696円
を、運用費用(OPEx)欄8303に格納する。
次に、総潜在収入(GPI)から運用費用(OPEx)を減じた、
918,480円 − 183,696円 = 691,047円
を、純営業収益(NOI)欄に格納する。
次に、その他、費用等は発生しないものとして、純営業収益(NOI)欄の内容をそのまま、税引前キャッシュフロー(BTCFo)欄に格納する。
次に、減価償却に関し、償却対象となる総金額を、例えば5,650,000円とし、そのうち建物2,825,000円は、例えば、残存耐用年数を23年、償却方法は定額法、とすることで、償却率を、0.044%として、毎年、
2,825,000円 × 0.044% = 124,300円
一方、建物付属設備2,825,000円は、例えば、残存耐用年数を3年、償却方法は定率法、とすることで、償却率を、0.833%として、1年目は、
2,825,000円 × 0.833% = 2,353,225円
であることから、初年度の減価償却費として、
124,300円 + 2,353,225円 = 2,477,525円
を、減価償却費欄8306に格納する。
次に、課税所得として、純営業収益(NOI)から減価償却費を減じ、千円未満を切り捨てた、
691,047円 − 2,477,525円 = −1,786,000円
を、課税所得欄8307に格納する。
次に、所得税と住民税の合計した税率を、例えば33%として、
−1,786,000円 × 33% = −589,300円(還付)
を、納税額欄8308に格納する。
次に、純営業収益(NOI)と納税額の合計
691,047円 + 589,300円 = 1,280,347円
を、税引後キャッシュフロー(ATCFo)欄8309に格納する。
さらに、BTCFo累計欄8310、ATCFo累計欄8311には、それぞれの累計金額を格納する。また、損益分岐入居率8312には、例えば当初設定値の20%を格納する。
以上、キャッシュフローデータテーブル80の、1年後キャッシュフロー欄8201
へ格納する情報の算出方法を説明したが、以降、2年後キャッシュフロー欄8202、3年後キャッシュフロー欄8203、・・・等へも、各購入年後の総潜在収入(GPI)欄8301をも設定して、各項目欄へは、前記に示した、1年後キャッシュフロー欄8201と同様に算出し、その結果を、該当する各欄へ格納する。なお、各購入年後の総潜在収入(GPI)欄8301へは、例えば、2年後キャッシュフロー欄8202に関しては、1年後キャッシュフロー欄8201の、総潜在収入(GPI)欄8301の金額と、物件価格推定値データテーブル70の、5年後欄7211の、平均値欄742に格納した、物件0001に関する、5年後の推定価格とを、等しく価格に按分することで、推定する。さらに、5年後の推定利回りに関しても、例えば、物件価格推定値データテーブル70の、推定利回り平均値欄752の、5年後の推定利回りと1年後の利回りとを、推定価格と同様に按分して求め、各情報の算出処理を行うものとする。さらに、5年後のみならず、物件価格推定値データテーブル70に格納した、10年後、20年後の各情報をもとに、最終的に、1年後から20年後までの、各キャッシュフロー情報を算出する。
へ格納する情報の算出方法を説明したが、以降、2年後キャッシュフロー欄8202、3年後キャッシュフロー欄8203、・・・等へも、各購入年後の総潜在収入(GPI)欄8301をも設定して、各項目欄へは、前記に示した、1年後キャッシュフロー欄8201と同様に算出し、その結果を、該当する各欄へ格納する。なお、各購入年後の総潜在収入(GPI)欄8301へは、例えば、2年後キャッシュフロー欄8202に関しては、1年後キャッシュフロー欄8201の、総潜在収入(GPI)欄8301の金額と、物件価格推定値データテーブル70の、5年後欄7211の、平均値欄742に格納した、物件0001に関する、5年後の推定価格とを、等しく価格に按分することで、推定する。さらに、5年後の推定利回りに関しても、例えば、物件価格推定値データテーブル70の、推定利回り平均値欄752の、5年後の推定利回りと1年後の利回りとを、推定価格と同様に按分して求め、各情報の算出処理を行うものとする。さらに、5年後のみならず、物件価格推定値データテーブル70に格納した、10年後、20年後の各情報をもとに、最終的に、1年後から20年後までの、各キャッシュフロー情報を算出する。
このように、キャッシュフローデータテーブル80の情報は、前記の通り算出するが、具体的な処理は、例えば、管理システム20上に展開されたプログラムに従って、管理装置サーバ22上のプロセッサ等により処理するものとする。また、同様な処理を、顧客システム30で行っても、かまわない。その他、キャッシュフローデータテーブル80の詳細に関しては、対象物件データテーブル40、周辺物件データテーブル50、物件統計処理データテーブル60、物件価格推定値データテーブル70に準ずるものとする。
以上、キャッシュフローデータテーブル80について説明したが、キャッシュフローデータテーブル80の情報の他に、これをもとに、例えば、内部収益率(IRR)、正味現在価値(NPV)/投資金額等について算出し、例えば、物件0001に関する、当該物件の総合投資適格性を求める。なお、図9に判断項目ごとの評価基準例図90を、図10に、例えば物件0001に関する、投資適格性に関する判断項目の評価結果例図100を示す。これにより、当該物件の総合投資適格性を、例えば「AA」と判定する。なお、これら判断結果は、テータテーブル(図示せず)に格納するが、格納に関する処理方法等に関しては、物件価格推定値データテーブル70等に準ずるものとする。また、前記判定結果等は、例えば、管理システム20、顧客システム30のディスプレ等に表示したり、印刷等により印刷等行っても、かまわない。さらに、表示、印刷等に関しては、パスワード、暗証番号等によって、特定依頼者等に限定して、許可してもかまわない。また、投資に当り、借入を想定し、資本的収支を算定してもかまわない。
本発明は、賃貸物件の投資適格性を総合的に判断するために有効な情報を提供することが可能となる。さらに、投資判断を必要とする各分野に広く適用可能である。
10 ・・・ネットワーク
20 ・・・管理システム
30 ・・・顧客システム
40 ・・・対象物件データデーブル
50 ・・・周辺物件データデーブル
60 ・・・物件統計処理データテーブル
70 ・・・物件価格推定値データテーブル
80 ・・・物件キャッシュフローデータテーブル
90 ・・・判断項目ごとの評価基準例図
100 ・・・投資適格性に関する判断項目の評価結果例図
20 ・・・管理システム
30 ・・・顧客システム
40 ・・・対象物件データデーブル
50 ・・・周辺物件データデーブル
60 ・・・物件統計処理データテーブル
70 ・・・物件価格推定値データテーブル
80 ・・・物件キャッシュフローデータテーブル
90 ・・・判断項目ごとの評価基準例図
100 ・・・投資適格性に関する判断項目の評価結果例図
Claims (16)
- 賃貸物件の投資適格性判断に関し、
当該物件の所在地周辺の賃料情報と当該物件の現在状況とから賃料を算出する手段と、
当該物件所在地における賃料物件に関する利回りから現在における当該物件の価値を算出する手段と
を備えたことを特徴とする投資適格性評価システム。 - 将来における賃料に変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件賃料の将来における分布を推定する手段と、
将来における賃料物件に関する利回りに変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件所在地の将来における利回り分布を推定する手段と、
前記推定した当該物件賃料の将来における分布と前記推定した当該物件所在地の将来における利回り分布から将来における当該物件の価値を推定する手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の投資適格性評価システム。 - 前記推定した将来における当該物件価格からキャッシュフローを算出する手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1もしくは2記載の投資適格性評価システム。 - 前記算出した当該物件キャッシュフローから当該物件の投資適格性を判断する手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の投資適格性評価システム。 - 前記投資適格性を表示および/もしくは印刷する手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の投資適格性評価システム。 - 賃貸物件の投資適格性判断に関し、
当該物件の所在地周辺の賃料情報と当該物件の現在状況とから賃料を算出する手段と、
当該物件所在地における賃料物件に関する利回りから現在における当該物件の価値を算出する手段と
をしてコンピュータに機能させることを特徴とする投資適格性評価システムプログラム。 - 将来における賃料に変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件賃料の将来における分布を推定する手段と、
将来における賃料物件に関する利回りに変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件所在地の将来における利回り分布を推定する手段と、
前記推定した当該物件賃料の将来における分布と前記推定した当該物件所在地の将来における利回り分布から将来における当該物件の価値を推定する手段と
をしてさらにコンピュータに機能させることを特徴とする請求項6記載の投資適格性評価システムプログラム。 - 前記推定した将来における当該物件価格からキャッシュフローを算出する手段
をしてさらにコンピュータに機能させることを特徴とする請求項6もしくは7記載の投資適格性評価システムプログラム。 - 前記算出した当該物件キャッシュフローから当該物件の投資適格性を判断する手段
をしてさらにコンピュータに機能させることを特徴とする請求項6乃至8のうちの1項記載の投資適格性評価システムプログラム。 - 前記投資適格性を表示および/もしくは印刷する手段
をしてさらにコンピュータに機能させることを特徴とする請求項6乃至9のうちの1項記載の投資適格性評価システムプログラム。 - 賃貸物件の投資適格性判断に関し、
当該物件の所在地周辺の賃料情報と当該物件の現在状況とから賃料を算出し、
当該物件所在地における賃料物件に関する利回りから現在における当該物件の価値を算出する
ことを特徴とする投資適格性評価システムの制御方法。 - 将来における賃料に変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件賃料の将来における分布を推定し、
将来における賃料物件に関する利回りに変動をおよぼす係数の数値を乱数により発生させ当該物件所在地の将来における利回り分布を推定し、
前記推定した当該物件賃料の将来における分布と前記推定した当該物件所在地の将来における利回り分布から将来における当該物件の価値を推定する
ことを特徴とする請求項11記載の投資適格性評価システムの制御方法。 - 前記推定した将来における当該物件価格からキャッシュフローを算出する
ことを特徴とする請求項11もしくは12記載の投資適格性評価システムの制御方法。 - 前記算出した当該物件キャッシュフローから当該物件の投資適格性を判断する
ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項記載の投資適格性評価システムの制御方法。 - 前記投資適格性を表示および/もしくは印刷する
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項記載の投資適格性評価システムの制御方法。 - 請求項6乃至10のいずれか1項記載のプログラムを搭載した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014147652A JP2016024584A (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 投資適格性評価システム、投資適格性評価システムの制御方法、投資適格性評価システムのプログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014147652A JP2016024584A (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 投資適格性評価システム、投資適格性評価システムの制御方法、投資適格性評価システムのプログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016024584A true JP2016024584A (ja) | 2016-02-08 |
Family
ID=55271303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014147652A Pending JP2016024584A (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 投資適格性評価システム、投資適格性評価システムの制御方法、投資適格性評価システムのプログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016024584A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020115396A (ja) * | 2020-04-30 | 2020-07-30 | 泰徳 松中 | トレーラー賃貸業管理システム |
JP2021174069A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 株式会社マクロマイスター | 土地活用支援システム、土地活用支援プログラム及び土地活用支援方法 |
-
2014
- 2014-07-18 JP JP2014147652A patent/JP2016024584A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021174069A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 株式会社マクロマイスター | 土地活用支援システム、土地活用支援プログラム及び土地活用支援方法 |
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