JP6978029B2 - 照明器具 - Google Patents
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このため、降り掛かる雪にセンサーカバー17が埋もれる虞があり、また、照明器具の周囲から飛来する落ち葉によってセンサーカバー17が塞がれる虞があり、更には、2枚の板状部材14A、14B間に亘る蜘蛛の巣によっても塞がれる虞がある。
このような事態になれば、明るさセンサ65による正規の照度検知作用が損なわれ、発光素子の正規の点灯・消灯制御ができなくなることが懸念される。
照明器具の後方へ突出する取り付け部を備え、内部に、所要箇所に向けた光を発する照明用光源と、照明器具の周囲の外光を検知する照度センサと、前記照度センサの検出に基づき前記照明用光源の発光を制御する制御部を備え、
前記照度センサへ前記外光を取り入れる採光部は、前記照明器具の後方に向くと共に、前記照明器具の側面視において、少なくとも一部が前記取り付け部よりも上方に位置する、
ことを特徴とする。
照明器具の後方へ突出する取り付け部を備え、内部に、所要箇所に向けた光を発する照明用光源と、照明器具の周囲の外光を検知する照度センサと、前記照度センサの検出に基づき前記照明用光源の発光を制御する制御部を備え、
前記照度センサへ前記外光を取り入れる採光部は、前記照明器具の側面視において、少なくとも一部が前記取り付け部よりも上方に位置し、中央採光軸線が前記照明器具の後方斜め上方に向く、
ことを特徴とする。
前記第1または第2において、
前記採光部は、前記取り付け部の近傍の上部領域にて採光部26を通して前記照度センサへ至る外光の中央採光軸線が、後方に行くに従って前記取り付け部よりも後方斜め上方に離れる向きとなる、
ことを特徴とする。
前記第1乃至第3のいずれかにおいて、
前記取り付け部は、前記照明器具から後方へ並行に延びる左右配置の板状取り付け部で構成され、
前記採光部は、前記左右配置の板状取り付け部の上端部間に配置された、
ことを特徴とする。
前記第1乃至第4のいずれかにおいて、
前記採光部は、透光性部材で構成され、上部が斜め前方へ傾斜する前記照明器具の後壁に貫通形成された採光孔に挿入される挿入部と、前記採光孔を塞ぐ大きさを有し前記照明器具の後壁外面に当接する頭部とを有し、
前記挿入部に密着し前記採光部から取り入れた外光以外の光を遮断する筒状遮光カバーを備える、
ことを特徴とする。
前記照度センサが配置されたセンサ基板と、
前記照明用光源が下側面に配置された発光部基板と、
前記制御部が配置された制御基板と、を備え、
前記照明器具は内部空間を有し前後方向に長い形態をなし、
前記内部空間のうち、前部空間に前記発光部基板が配置され、後部空間に前記制御基板が配置され、
前記センサ基板は、前記照度センサが前記採光部に対向し、前記制御基板の後方に位置にて前記照明器具の後壁内面に沿って縦向き配置である、
ことを特徴とする。
これによって、照度センサは採光部から取り入れた外光のみを感知でき、安定した検出動作が得られる。
これによって、センサ基板は、制御基板の取り付けに規制されることなく、照度センサが採光部に対向する状態の配置がし易くなり、採光部が照明器具の斜め上後方に向く配置に好適となる。
以下、本発明の実施形態として、所要箇所に向けた光を発する照明用光源7であるLED素子(発光ダイオード)7が2列配置された照明器具1について、図面を参照して説明する。
その一つ形態として、図1〜図9に示すように、照明器具1は、開口部2Aを塞ぐように本体2に組み合わされる透光性カバー3を備える前後方向に長い形態であり、開口部2Aに沿って発光部6を配置している。本体2は、下面の略全域が開口するように開口部2Aを形成し内外両面に防錆効果のある熱伝導性塗装を施した金属製等の熱伝導良好な不透光性で構成され、合成樹脂製の透光性カバー3は、この本体2の開口部2Aを塞ぐように開口部2Aの周縁部に組み合わされる。
なお、発光部基板5の上面には、下面のプリント配線とは電気的接続とならない状態に放熱用の熱伝導被膜(図示せず)が形成されており、この熱伝導被膜が熱伝導リブ11に当接することにより、より一層の本体2への伝熱効果が得られる。
この取り付けは、ネジ12による取り付けによって、第1配光部82Aの裏側の凹部にLED素子7が位置し照明器具1の左右方向への配光となる第1配光状態と、第2配光部82Bの裏側の凹部にLED素子7が位置し照明器具1の略真下方向への配光となる第2配光状態とに選択可能である。
この取り付け状態で、制御基板17は、開口部2Aから深く空間4側へ入った位置(後部空間4Bの上壁に近く入った上方位置)であり、発光部基板5よりも上方位置となるように、内部空間4内へ深く入った位置(本体2の上壁に近い位置)を維持する。
保護カバー22は、金属板か不透明状態の合成樹脂板で構成され、透光性カバー3を通して外部から制御部16が見えないようにする効果もある。
センサ基板25に前記照度センサ回路を配置する構成とし、この照度センサ回路から制御部16へ照度検出信号を出力する構成でもよい。
これを防止するために、4隅をネジNJで本体2の開口部2Aの周縁部に透光性カバー3を固定した状態で、ネジNJで固定した4隅の部分では、図9に示すように、本体2の開口部2Aの周縁部2S1と透光性カバー3の周縁部3Hの裏面は当接しているが、その他の本体2の開口部2Aの周縁部の前後・左右の4辺部分では、図8に示すように、溝2Mとフランジ3Fの嵌り合う凹凸構成部分で内部空間4と外気とが連通する呼吸用空気通路50が形成されている構成である。
この呼吸用空気通路50によって、図8に矢印で示すように、LED素子7の点灯・消灯や外気温度の変化等に応じて、内部空間4と外気との間で空気が出入りする呼吸作用が行われるため、排水孔15からの内部空間4への浸水の虞はなくなる。
図10乃至図12に示すように、排水孔15は透光性カバー3の底壁の最低部に、下方側に凸となる肉厚の半球状部位40を一体形成し、この半球状部位40に前後方向に並行に延びる複数の排水用のスリット42が設けられる。このスリット42の幅は、排水可能な範囲内で小さい方がよく、下部よりも上部の幅が小さく、最小部分で0.5mm程度であり、スリット42間に隔壁41の部分が半球状で残る。
スリット42は左右方向に形成することもできるが、図7に示すように、照明器具1は前部が高く取り付けられるため、スリット42も前後方向に形成した方が排水し易くなる。
また、厚肉の半球状部位40に排水用のスリット42を設けるため、実質的な排水孔15がスリット42となり、半球状部位40の下面から透光性カバー3の内部空間までの距離が排水孔の上下長さとなり、実質的な排水孔の長さ(高さ)が確保されこととなるため、透光性カバー3の表面を伝って流れる雨水の巻き込み侵入や、照明器具1の下方側からの飛沫水などの巻き込み侵入が抑制され、照明器具1内が浸水する虞を低減することができる。
その具体的な一つの構成を記載する。
このように、挿入部26Aと筒状遮光カバー28の結合によって、照度センサSSが採光部26に対向配置状態となる。
この状態において、図2に示すように、採光部26は、取り付け部101Bの近傍の上部領域にて照明器具1の斜め上後方に向く配置であり、採光部26を通して照度センサSSへ至る外光の中央採光軸線HSが、後方に行くに従って取り付け部101Bよりも後方斜め上方に離れる向きとなる。
貫通孔34は、採光部26の下方位置にあって、左右の取り付け部101B間の上下左右の中間部に位置し、照明器具1の側面視において、完全に取り付け部101Bに隠れた状態である。照明器具1のアース用端子37が、左右の取り付け部101Bの下部に亘っても受けられる。
2 本体
2A 本体の開口部
2B 後壁
2F フランジ
3 透光性カバー
4 内部空間
4A 前部空間
4B 後部空間
5 発光部基板
6 発光部
7 照明用光源(LED素子)
8 配光ユニット
10 取り付け部
101B 板状取り付け部
15 排水孔
16 制御部
17 制御基板
25 センサ基板
26 採光部
27 採光孔
40 半球状部位
42 排水用のスリット
50 呼吸用空気通路
SS 照度センサ
Claims (5)
- 照明器具の後方へ突出する取り付け部を備え、内部に、所要箇所に向けた光を発する照明用光源と、前記照明器具の周囲の外光を検知する照度センサと、前記照度センサの検出に基づき前記照明用光源の発光を制御する制御部を備え、
前記照度センサへ前記外光を取り入れる採光部は、前記照明器具の後方に向くと共に、前記照明器具の側面視において、少なくとも一部が前記取り付け部よりも上方に位置し、
前記採光部は、
前記照明器具の後壁に貫通形成された採光孔に挿入されると共に、前記照度センサを囲む円筒状の挿入部と、
前記挿入部に連なると共に、前記採光孔を塞ぐ大きさを有し前記後壁の外面に当接する頭部と、
を備え、
前記挿入部の外面に、前記採光孔の周縁部に係止される係止突起が形成され、
前記採光部は、
前記照度センサを収容包囲し、前記挿入部の内面に密着する第1円筒状部と、前記第1円筒状部を取り囲んで前記挿入部を覆うと共に、前記係止突起に密着し、且つ、前記後壁の内面における前記周縁部の近傍位置に当接する第2円筒状部を有する筒状遮光カバーを備える
ことを特徴とする照明器具。 - 照明器具の後方へ突出する取り付け部を備え、内部に、所要箇所に向けた光を発する照明用光源と、前記照明器具の周囲の外光を検知する照度センサと、前記照度センサの検出に基づき前記照明用光源の発光を制御する制御部を備え、
前記照度センサへ前記外光を取り入れる採光部は、前記照明器具の側面視において、少なくとも一部が前記取り付け部よりも上方に位置し、中央採光軸線の前記照明器具の後方に延びる部分が、前記取り付け部の延在方向に対して斜め上方に向き、
前記採光部は、
前記照明器具の後壁に貫通形成された採光孔に挿入されると共に、前記照度センサを囲む円筒状の挿入部と、
前記挿入部に連なると共に、前記採光孔を塞ぐ大きさを有し前記後壁の外面に当接する頭部と、
を備え、
前記挿入部の外面に、前記採光孔の周縁部に係止される係止突起が形成され、
前記採光部は、
前記照度センサを収容包囲し、前記挿入部の内面に密着する第1円筒状部と、前記第1円筒状部を取り囲んで前記挿入部を覆うと共に、前記係止突起に密着し、且つ、前記後壁の内面における前記周縁部の近傍位置に当接する第2円筒状部を有する筒状遮光カバーを備える
ことを特徴とする照明器具。 - 前記採光部は、前記取り付け部の近傍の上部領域にて採光部を通して前記照度センサへ至る外光の中央採光軸線が、後方に行くに従って前記取り付け部よりも後方斜め上方に離れる向きとなる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具。 - 前記取り付け部は、前記照明器具から後方へ並行に延びる左右配置の板状取り付け部で構成され、
前記採光部は、前記左右配置の板状取り付け部の上端部間に配置された、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明器具。 - 前記照度センサが配置されたセンサ基板と、
前記照明用光源が下側面に配置された発光部基板と、
前記制御部が配置された制御基板と、を備え、
前記照明器具は内部空間を有し前後方向に長い形態をなし、
前記内部空間のうち、前部空間に前記発光部基板が配置され、後部空間に前記制御基板が配置され、
前記センサ基板は、前記筒状遮光カバーを取り付け、前記制御基板の後方に位置して前記照明器具の後壁内面に沿って縦向き配置である、
ことを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
Priority Applications (1)
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JP2017020467A JP6978029B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | 照明器具 |
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JP2017020467A JP6978029B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | 照明器具 |
Publications (2)
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JP2018129147A JP2018129147A (ja) | 2018-08-16 |
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Family Applications (1)
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JP2017020467A Active JP6978029B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | 照明器具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6978029B2 (ja) |
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JP5449586B1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-03-19 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
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-
2017
- 2017-02-07 JP JP2017020467A patent/JP6978029B2/ja active Active
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