JP6977139B2 - アルコキシル化エステルアミンを含む洗浄組成物 - Google Patents

アルコキシル化エステルアミンを含む洗浄組成物 Download PDF

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Description

本開示は、アルコキシル化エステルアミンを含む、洗浄組成物に関する。本開示はまた、このような組成物の製造方法及び使用方法にも関する。
合成繊維から作られるイージケアの布地の人気の高まり並びに増加するエネルギーコスト及び洗剤ユーザーのエコロジー面での懸念の高まりにより、一時は人気のあった熱水洗浄は、冷水での布地洗浄に優先順位を譲った。多数の市販の洗濯洗剤は、40℃又は30℃、又は更には冷水で布地の洗浄に好適であると宣伝されている。そのような低温で満足な洗浄結果、すなわち熱水洗浄で得られるものに匹敵する結果を得るために、低温洗剤への要求は極めて高い。
ベーコン又はバターに由来するものなどの脂染みは、特に低温で除去することが、極めて困難である。従来の界面活性剤の洗浄力を増強して、60℃以下の温度で脂染みの除去を改善するために、ある添加物を洗剤組成物中に含めることは知られている。脂除去を目的とする従来の洗浄組成物は、白色度に強い悪影響を示す傾向がある様々なアミン化合物を利用することが多い。結果として、布地及び他の汚れた材料からの脂除去能力を提供し、同時に、泥洗浄能又は白色度に悪影響を及ぼすことのない化合物、特にアミン化合物に対する継続的な必要性が依然として存在する。したがって、好適な、有効な、及び/又は改善された添加剤の追究が進行している。
改善された洗浄組成物、特に低い洗浄温度において脂染みを除去することができ、及び/又は染み除去を提供することのできることが、必要とされている。
本開示は、アルコキシル化エステルアミンを含む、洗浄組成物に関する。例えば、本開示は、組成物の約1重量%〜約70重量%の界面活性剤系と、下でより詳細に記載されるように、約0.1〜約10%の、式(I)及び/又はその塩に係るエステルアミンと、を含む、洗浄組成物に関する。
本開示はまた、組成物の約1重量%〜約70重量%の界面活性剤系と、約0.1%〜約10%のエステルアミンと、を含み、そのエステルアミンは、(a)式(III)に係るアルコールを、下でより詳細に記載されるように、1つ以上のC〜C16アルキレンオキシドと反応させることと、続いて、(b)アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、式(IV)に係る酸、及びこれらの塩から選択される少なくとも1つの化合物でのアルコキシル化アルコールの少なくとも部分的なエステル化と、によって得ることができた、及び洗浄組成物に関する。
本開示はまた、汚れた布地を前処理又は処理する方法に関し、本方法は、該汚れた布地を、本明細書に記載されるような洗浄組成物と接触させる工程を含み、好ましくは、該汚れた布地は、脂染みを含む。
本開示はまた、染みを除去するための、好ましくは脂染みを除去するための、より好ましくは30℃以下の温度である洗浄水中において脂染みを除去するための、洗浄組成物、好ましくは洗濯組成物における、本開示に係るエステルアミン及び/又はその塩の使用に関する。
本開示は、アルコキシル化エステルアミンを含む、洗濯洗剤組成物などの洗浄組成物に関する。本明細書に記載されるアルコキシル化エステルアミンは、染み除去効果をもたらすのに驚くほど効果的であることが見出された。特に、アルコキシル化エステルアミンは、比較的低温であっても、ベーコンの脂によって引き起こされるものなどの脂染みを除去するのに有効である。
理論に束縛されるものではないが、アルコキシル化エステルアミンは、共界面活性機構のおかげで、脂と洗浄溶液との間の界面張力を減少させることによって、界面活性剤が汚れを乳化する能力を高めることができると考えられる。これにより界面活性剤の充填が改善され、結果として、洗剤の効率が向上する。
本開示の組成物及び方法を以下でより詳細に述べる。本発明の種々の実施形態の特徴及び利点は、本発明の幅広い表現を与えるように意図される特定の実施形態の例を含む、以下の記述から明らかになるであろう。様々な修正がこの記述及び本発明の実施から当業者には明白であろう。この範囲は開示される特定の形態に限定されるようには意図されず、本発明は、特許請求の範囲によって定義されるような本発明の趣旨及び範囲内に含まれる全ての修正、均等物、及び代替物を網羅する。
本明細書で使用する場合、特許請求の範囲で使用される場合の冠詞「a」及び「an」は、特許請求又は記載されているもののうちの1つ以上を意味すると理解される。本明細書で使用する場合、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」は、非限定的であることを意味する。本開示の組成物は、本開示の成分を含み、それらから本質的になり、又はそれらからなることができる。
本明細書では、「実質的に含まない(substantially free of)」又は「実質的に含まない(substantially free from)」という用語が使用されてよい。これは、指示される材料が最小限の量であり、組成物の一部を形成するように意図的にその組成物に添加されたものでないこと、又は好ましくは、分析的に検出可能な濃度で存在しないことを意味する。それは、指示される材料が意図的に含まれる他の材料のうちの1つの中に不純物としてのみ存在する組成物を含むことを意味する。指示される材料は、あったとしても、組成物の1重量%未満、又は0.1重量%未満、又は0.01重量%未満、又は更には0重量%の濃度で存在してもよい。
本明細書で使用するとき、用語「汚れた材料」は、非特定的に使用され、これらに限定するものではないが、木綿、亜麻布、ウール、ポリエステル、ナイロン、絹、アクリル及びこれらに類するものなどの天然繊維、人工繊維、及び合成繊維を含む、天然繊維又は人工繊維の網状構造、並びに様々なブレンド及び組み合わせからなる任意の種類の可撓性材料を指し得る。汚れた材料は、これらに限定するものではないが、タイル、花崗岩、しっくい、ガラス、複合材料、ビニル、堅木、金属、調理用表面、プラスチック、及びこれらに類するものなどの天然表面、人工表面、及び合成表面を含む任意の種類の硬質表面、並びにブレンド及び組み合わせを更に指し得る。
一般的に、本明細書で使用するとき、用語「によって得ることができる(obtainable by)」とは、対応する製品が、それぞれの特定の文脈で記載される対応する方法又はプロセスによって製造される(すなわち、得られる)必要は必ずしもないことを意味する。しかしながら、該対応する方法又はプロセスによって製造された(得られた)生成物の全ての特徴を呈する、実際にそのような方法又はプロセスによって製造されなかった(得られなかった)製品も含まれる。しかしながら、用語「によって得ることができる」はまた、より限定的な用語「によって得られる(obtained by)」を含み、すなわち、それぞれの特定の文脈に記載されている方法又はプロセスによって実際に製造された(得られた)生成物も含む。
本明細書で使用する場合、語句「布地ケア組成物」は、布地処理用に設計された組成物及び配合物を含む。このような組成物は、洗濯洗浄組成物及び洗剤、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地消臭組成物、予洗い用洗剤(laundry prewash)、洗濯前処理剤、洗濯添加剤、スプレー製品、ドライクリーニング剤又は組成物、洗濯すすぎ添加剤、洗浄添加剤、すすぎ後布地処理剤、アイロン助剤、単位用量配合物、遅延送達配合物、多孔性基材若しくは不織布シート上又は中に含有される洗剤、及び本明細書の教示を考慮すると当業者に明白であり得るその他の好適な形態を含むが、これらに限定されない。このような組成物を、洗濯前処理剤、洗濯後処理剤として使用してもよい、又は洗濯操作のすすぎ若しくは洗浄周期中に加えてもよい。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
本明細書における全ての温度は、特に断らない限り、摂氏(℃)を単位とする。特に指示がない限り、本明細書における全ての測定は、20℃及び大気圧下で行われる。
本開示の全ての実施形態において、全ての比率(%)は、特に記載のない限り、全組成物の重量に対するものである。特に記載のない限り、全ての比は重量比である。
本明細書の全体を通して与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体を通して与えられる全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体を通して与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれるより狭い全ての数値範囲を、かかるより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
洗浄組成物
本明細書で使用するとき、語句「洗浄組成物」は、汚れた材料及び/又は表面を洗浄するよう設計された組成物及び配合物を含む。かかる組成物としては、洗濯洗浄組成物及び洗剤、布地用柔軟化組成物、布地用強化組成物、布地用消臭組成物、予洗い用洗剤(laundry prewash)、洗濯前処理剤、洗濯添加剤、スプレー製品、ドライクリーニング剤若しくは組成物、洗濯すすぎ添加剤、洗浄添加剤、すすぎ後布地処理剤、アイロン助剤、食器洗浄組成物、硬質表面洗浄組成物、単位用量処方、遅延送達処方、多孔性基材若しくは不織シート上又は中に含有される洗剤、パーソナルケア組成物、例えばシャンプー及びボディウォッシュ、並びに本明細書の教示を考慮すると当業者には明白であり得る他の好適な形態を含む、布地ケア組成物が挙げられるが、これらに限定されない。このような組成物を、洗濯前処理剤、洗濯後処理剤として使用してもよい、又は洗濯操作のすすぎ若しくは洗浄周期中に加えてもよい。この洗浄組成物は、液体、粉末、単相若しくは多相の単位用量物品、フィルム、織布ウェブ、不織布ウェブ、溶解性ビーズ若しくはレンチキュラ粒子(lenticular particle)、ゲル、ペースト、バー、又はフレークから選択される形態を有し得る。
アルコキシル化エステルアミン
本明細書に記載の洗浄組成物は、アルコキシル化エステルアミン及び/又はその塩を含む。このような化合物は、特に冷水洗浄条件で使用される場合に、そのような組成物、例えば、液体洗濯洗剤の改善された洗浄性能をもたらし得る。特に、本開示に係るアルコキシル化エステルアミンは、驚くべきことに、特に冷水洗浄条件下で、液体洗濯洗剤の脂洗浄性能を向上させることが見出された。本開示のアルコキシル化エステルアミンはまた、液体洗濯洗剤配合物における改善された適合性を示し得る。
本開示の洗浄組成物は、組成物の約0.1〜約10重量%、いくつかの例では、約0.2〜約5重量%、他の例では、約0.5重量%〜約3重量%のアルコキシル化エステルアミン及び/又はその塩を含み得る。
アルコキシル化エステルアミンは、式(I)のエステルアミン及びその塩、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、
nは、0〜12の整数であり、
mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
pは、0〜12の整数であり、
oは、各繰り返し単位pごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
rは、0〜12の整数であり、
qは、各繰り返し単位rごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
sは、0〜100の整数であり、
tは、1〜100の整数であり、
uは、0〜100の整数であり、
vは、0〜100の整数であり、
s、t、u、及びvの合計は、1以上であって;
、A、A、及びAは、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、又はvごとに独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基(例えば、1,2−プロピレン基及び/又はイソプロピレンオキシ基)、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、s、t、u、及び/又はvが、1以上である場合、第1のA、A、A、及びA基の酸素原子はB基に結合し、且つ次のA、A、A、及びA基は、これらが存在する場合、酸素原子を介して先のA、A、A、及びA基に結合し;
、B、B、及びBは、互いに独立して、結合、直鎖C〜C12アルカンジイル基及び分岐鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択され;
、R、及びR12は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R、及びRは、各繰り返し単位pの各繰り返し単位oごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R、及びRは、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R10、及びR11は、各繰り返し単位rの各繰り返し単位qごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;並びに、
、Z、Z、及び/又はZは、独立して、−OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物からなる群から選択される]を含んでもよく、
ここで、式(II)に係る該化合物、
Figure 0006977139
(式中、互いに独立して、
wは、0〜12の整数であり;
13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される)は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、
但し、Z、Z、Z、及び/又はZの少なくとも1つは存在し、且つ−OHではない。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、A、A、A、及び/又はA基のいずれかは、独立して、分岐鎖又は直鎖であってもよい。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n、p、及びrがゼロに等しい場合、Zは、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、
wは、0〜12の整数であり;
13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択され、ここで、で標識された該結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R、R、及び/又はR12は少なくとも7個以上の炭素原子を含有する。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、p及びrがどちらも0に等しく、且つnが少なくとも1である場合、Z及びZは、独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物からなる群から選択され、ここで、で標識された該結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZはOHではなく、Rは2個以上の炭素原子を含有する。
本開示のアルコキシル化エステルアミンでは、場合により、n及びpが独立して1以上であり、且つrが0に等しい場合、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された該結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZはOHではなく、ここで、n及びpが1に等しく、且つrが0に等しい場合、少なくとも1つの単位A、A、又はAは、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、A、A、A、及びAは、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、又はvに対し独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンテニルオキシ基、ヘキシルオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデシルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデセニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、s、t、u、及び/又はvが1以に等しい場合、A、A、A、及びA基の酸素原子はB基に結合し、且つ次のA、A、A、及びA基は、酸素原子を介して先のA、A、A、及びA基に常に結合する。s、t、u、又はvのいずれかが2以上である場合、各繰り返し単位s、t、u、又はvごとに独立して選択されるA、A、A、及びAは、各側鎖s、t、u、若しくはvごとに様々なアルケニルオキシ単位のランダム分布側鎖を形成するか、又は少なくとも2回それ自身を繰り返す少なくとも1つのアルケニルオキシ基を伴うブロック構造を形成し、続いて所望により、少なくとも2回それ自身を繰り返す異なるアルケニルオキシ基の更なるブロックを形成するかのいずれかである。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、A、A、A、及びAは、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、又はvに対し独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、及び1,2−ブチレンオキシ基からなるリストから選択される。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、少なくとも2つのエチレンオキシ基の各ブロックを形成し、続いて少なくとも2つのプロピレンオキシ基のブロックを形成し、その後所望により、少なくとも2つのエチレンオキシ基の別のブロックを形成する。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、少なくとも2つのプロピレン基の各ブロックを形成し、続いて少なくとも2つのエチレン基のブロックを形成し、その後所望により、少なくとも2つのプロピレン基の別のブロックを形成する。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、及び1,2−ブチレンオキシ基からなるリストから、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、又は1,2−ブチレンオキシ基の少なくとも1つのブロックが形成され、続いて所望により、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、又は1,2−ブチレンオキシ基の1つ以上のブロックが形成されるような方法で、選択される。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、エチレンオキシ基である。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、プロピレンオキシ基である。別の実施形態では、A、A、A、及びAは、A、A、A、及びAのうちの少なくとも1つごとに、1〜5個のエチレンオキシ基のブロック、続いて1〜3個のプロピレンオキシ基のブロック、続いて1〜5個のエチレンオキシ基のブロックとなるような方法で、選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、s、u、又はvは、それぞれ独立して0〜50の範囲内であり、tは、1〜50の範囲内である。別の実施形態では、s、u、又はvは、それぞれ独立して0〜20の範囲内であり、tは、1〜20の範囲内であってもよい。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択される。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜Cアルカンジイル基からなる群から選択される。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜Cアルカンジイル基からなる群から選択される。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及びCアルカンジイル基からなる群から選択される。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、結合及びCアルカンジイル基からなる群から全て選択される。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、全て結合である。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される。一実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖C〜C12アルキル、及びC〜C12分岐鎖アルキルからなる群から選択される。別の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖C〜Cアルキル、及びC〜C分岐鎖アルキルからなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンでは、場合により、式(II)に係る化合物で選択されるいずれか1つのZ、Z、Z、及びZについて、式(II)に係る該化合物、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、
wは、0〜12の整数であり;
13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]は、で標識された該結合を介して式(I)の化合物に接続する。本発明の一実施形態では、R13、R14、R15、R16、R17、及びR18は、全て独立して、H、直鎖C〜C12アルキル、及びC〜C12分岐鎖アルキルからなる群から選択される。別の実施形態では、R13、R14、R15、R16、R17、及びR18は、全て独立して、H、直鎖C〜Cアルキル、及びC〜C分岐鎖アルキルからなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n、p、及びrは、全てゼロ(0)に等しく、Zは、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る化合物は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R、R、及び/又はR12は、少なくとも7個以上の炭素原子を含有する。場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、且つZはアラニンである。場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、且つZは式(II)に係る化合物であり、w=0、及びR15〜R18は全てHである。場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、且つZは式(II)に係る化合物であり、w=1、及びR13〜R18は全てHである。場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、且つZは式(II)に係る化合物であり、w=3、及びR13〜R18は全てHである。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、Bは分岐鎖又は直鎖C〜C12アルキルから選択され、Rは直鎖又は分岐鎖C〜C23アルキルから選択される。場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、Bは分岐鎖又は直鎖C〜C12アルキルから選択され、Rは直鎖又は分岐鎖C〜Cアルキルから選択される。場合により、n、p、及びrがゼロ(0)に等しく、Bが2−エチル−エタンジイルであり、Rが直鎖Cアルキルである。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、Bは分岐鎖又は直鎖C〜C12アルキルから選択され、Rは直鎖又は分岐鎖C〜Cアルキルから選択され、Zは式(II)に係る化合物であって、w=3、及びR13〜R18は全てHである。
本開示のアルコキシル化エステルアミンでは、場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、Bは分岐鎖又は直鎖C〜C12アルキルから選択され、Rは直鎖又は分岐鎖C〜Cアルキルから選択され、tは1〜10の範囲内であり、Aは各繰り返し単位ごとにエチレンオキシ基であり、Zは、アラニン、w=0且つR15〜R18は全てHである式(II)に係る化合物、w=1且つR13〜R18は全てHである式(II)に係る化合物、及びw=3且つR13〜R18は全てHである式(II)に係る化合物からなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンでは、場合により、n、p、及びrはゼロ(0)に等しく、Bは分岐鎖又は直鎖C〜C12アルキルから選択され、Rは直鎖又は分岐鎖C〜Cアルキルから選択され、R及びR12はH及び直鎖又は分岐鎖C〜Cアルキルから選択され、tは1〜10の範囲内であり、Aは各繰り返し単位tごとにエチレンオキシ基であり、Zは、アラニン、w=0且つR15〜R18は全てHである式(II)に係る化合物、w=1且つR13〜R18は全てHである式(II)に係る化合物、及びw=3且つR13〜R18は全てHである式(II)に係る化合物からなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは少なくとも1であり、Z及びZは、独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された該結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZはOHではなく、Rは少なくとも2個以上の炭素原子を含有する。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは少なくとも1であり、Z及びZは、独立して、アラニン、式(II)に係る化合物(w=0且つR15〜R18は全てHである)、式(II)に係る化合物(w=1且つR13〜R18は全てHである)、及び式(II)に係る化合物(w=3且つR13〜R18は全てHである)から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZはHではなく、Rは2個以上の炭素原子を含有する。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜10の範囲内であり、R及びR12はHである。本発明の別の実施形態では、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜5の範囲内であり、R及びR12はHである。一実施形態では、p及びrはどちらも0に等しく、nは少なくとも1であり、ここで、mは1に等しく、R及びRはどちらも直鎖C〜Cアルキル基である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜1の範囲内であり、R及びR12はHであり、B及びBは結合である。本発明の別の実施形態では、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R及びR12はHであり、R及びRはメチルであり、B及びBは結合である。本発明の別の実施形態では、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R及びR12はHであり、Rはブチルであり、Rはエチルであり、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R、及びR12はHであり、Rはメチルであり、Rはプロピルであり、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、Rはプロピルであり、R、R、及びR12はHであり、RはHであり、Rはエチルであり、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは5であり、mは0であり、R、R、R、R、及びR12はHであり、B及びBは結合である。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜10の範囲内であり、R及びR12はHであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択される。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜5の範囲内であり、R及びR12はHであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択される。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは少なくとも1であり、ここで、mは1に等しく、R及びRはどちらも直鎖C〜Cアルキル基であり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択される。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは0〜1の範囲内であり、R及びR12はHであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択される。本開示の別の実施形態では、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R、及びR12はHであり、R及びRはメチルであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択される。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R、及びR12はHであり、Rはブチルであり、及びRはエチルであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R、及びR12はHであり、Rはメチルであり、及びRはプロピルであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、R、R、R、及びR12はHであり、Rはメチルであり、及びRはプロピルであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは1であり、mは1であり、Rはプロピルであり、R、R、及びR12はHであり、RはHであり、及びRはエチルであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B及びBは結合である。場合により、p及びrはどちらも0に等しく、nは5であり、mは0であり、R、R、R、及びR12はHであり、tは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B及びBは結合である。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n及びpが独立して1以上であり、且つrが0以上であり、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又Zは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)が、で標識された結合を介して式(I)に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ2、及び/又はZ、及び/又ZがOHではない。場合により、n及びpは独立して1以上であり、rは0以上であり、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、アラニン、式(II)に係る化合物(w=0且つR15〜R18が全てHである)、式(II)に係る化合物(w=1且つR13〜R18が全てHである)、及び式(II)に係る化合物(w=3且つR13〜R18が全てHである)からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、ここで、n及びpが1に等しく、且つrが0に等しい場合、少なくとも1つの単位A、A、又はAが、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなる群から選択される。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、B、B、及びBは化学結合に等しく、R、R、R、R、及びR12は全てHに等しい。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、B、B、及びBはメタンジイルに等しく、R、R、R、及びRは全てHに等しく、R12はエチルに等しい。一実施形態では、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは0に等しく、R、R、及びR12はHに等しい。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは0に等しく、R、R、及びR12はHに等しく、B、B、及びBは全て結合である。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは1に等しく、R、R、R、R、R、R、R、及びRは全てHに等しく、R12はエチルであり、B、B、及びBは全て結合である。場合により、n、p、及びrは全て1に等しく、m、o、及びqは1であり、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12は全てHに等しく、B、B、B、及びBは全て結合である。
本開示のアルコキシル化エステルアミンにおいて、場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Aは、各繰り返し単位vごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B、B、及びBは化学結合に等しく、R、R、R、R、及びR12は全てHに等しい。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Aは、各繰り返し単位vごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Bはメタンジイルに等しく、B及びBは化学結合に等しく、R、R、R、及びRは全てHに等しく、R12はエチルに等しい。一実施形態では、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは0に等しく、R、R、及びR12はHに等しい。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは0に等しく、R、R、及びR12はHに等しく、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Aは、各繰り返し単位vごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B、B及びBは全て結合である。場合により、n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoは1に等しく、R、R、R、R、R、R、R、及びRは全てHに等しく、R12はエチルであり、B、B、及びBは全て結合である。別の実施形態では、n、p及びrは全て1に等しく、m、o、及びqは1であり、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12は全てHであり、Aは、各繰り返し単位tごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、uは1〜10であり、Aは、各繰り返し単位uごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Aは、各繰り返し単位vごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、Aは、各繰り返し単にsごとに、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基からなる群から選択され、B、B、B、及びBは全て結合である。
本発明のエステルアミンは、遊離アミンとして、その塩として、又は遊離アミン及び塩の混合物としてのいずれかで得ることができる。塩は、プロトン性有機酸又はプロトン性無機酸である酸によるアミン基の少なくとも部分的なプロトン化によって形成され得る。アミン基の少なくとも部分的なプロトン化のための酸は、メタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トルエンスルホン酸、クエン酸、乳酸、C12〜C18脂肪酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルキルサルフェート酸(「alkyl sulfate acid」)、アルキルエチオキシサルフェート酸(「alkyl ethyoxysulfate acid」)、アクリル酸及びマレイン酸のアルコキシル化又は非アルコキシル化コポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。酸は、メタンスルホン酸、塩酸、及び硫酸の群から選択されてもよい。酸は、メタンスルホン酸であってもよい。
部分的なプロトン化は、全てのアミン基の1〜99モル%の範囲、又は全てのアミン基の10〜90モル%の範囲、又は25〜85モル%の範囲、又は全てのアミン基の40〜75モル%の範囲のアミン基のプロトン化であってもよい。
本開示はまた、本明細書に提示される少なくとも2つの(異なる)エステルアミンの組み合わせも企図する。本開示はまた、同様であるが、非アルコキシル化化合物、例えば非アルコキシル化エステルアミンと組み合わせた上記の実施形態の組み合わせに関する。これらの化合物は、例えば、組成物中に存在する全エステルアミンの約5重量%未満といった少量で存在してもよい。
本開示のアルコキシル化エステルアミンは、非対称にアルコキシル化されてもよく、これは、アルコキシル化度が化合物の各部分において同じでなくてもよいことを意味するということが理解されよう。言い換えれば、s、t、u、及びvのうちの少なくとも2つが少なくとも1である場合、s、t、u、及びvのうちの少なくとも2つは、所与の化合物において互いに等しくなくてもよい。
エステルアミン又はその塩は、以下の工程を含む、プロセスによって調整してもよい。アルコールは、以下でより詳細に記載されるように、1つ以上のC〜C16アルキレンオキシドでアルコキシル化され、続いてエステル化されてもよい。
(a)アルコキシル化。式(III)のアルコール、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、
nは、0〜12の整数であり、
mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
pは、0〜12の整数であり、
oは、各繰り返し単位pごとに独立して、0〜12からて選択される整数であり、
rは、0〜12の整数であり、
qは、各繰り返し単位rごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
、B、B、及びBは、互いに独立して、結合、直鎖C〜C12アルカンジイル基及び分岐鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択され;
、R、及びR12は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R、及びRは、各繰り返し単位pの各繰り返し単位oごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R、及びRは、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
、R10、及びR11は、各繰り返し単位rの各繰り返し単位qごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]は、
1つ以上のC〜C16アルキレンオキシドでアルコキシル化されてもよい。得られたアルコキシル化アルコールは、以下でより詳細に記載されるようにエステル化されてもよい。
(b)エステル化。アルコキシル化アルコールは、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(IV)の酸、
Figure 0006977139
[式中、wは、0〜12の整数であり、
13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択される少なくとも1つの酸で部分的にエステル化されてもよい。
、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択されてもよい。別の実施形態では、B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜Cアルカンジイル基からなる群から選択される。B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及び直鎖C〜Cアルカンジイル基からなる群から選択されてもよい。B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合及びCアルカンジイル基からなる群から選択されてもよい。B、B、B、及びBは、結合及びCアルカンジイル基からなる群から全て選択されてもよい。B、B、B、及びBは、全て結合であってもよい。
、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択されてもよい。R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖C〜C12アルキル、及びC〜C12分岐鎖アルキルからなる群から選択されてもよい。R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12は、全て独立して、H、直鎖C〜Cアルキル、及びC〜C分岐鎖アルキルからなる群から選択されてもよい。
アルコキシル化エステルアミンは、以下の方法に従って製造されてもよい。
工程(a)式(III)に係るアルコールの、少なくとも1つのC〜C16アルキレンオキシドによるアルコキシル化。
式(III)のアルコールは、1つの単一のC〜C16アルキレンオキシド、又は2つ以上の異なるC〜C16アルキレンオキシドの組み合わせと反応させてもよい。2つ以上の異なるC〜C16アルキレンオキシドを用いて、得られるポリマーは、ブロック状構造又はランダム構造として得ることができる。
式(III)のアルコールと全アルキレンオキシドとのモル比は、1:1〜1:400の範囲であり得る。式(III)のアルコールのヒドロキシル基と、アルコキシル化反応が行われるアルキレンオキシドとのモルのモル比は、1:1〜1:100の範囲であってもよい。式(III)のアルコールのヒドロキシル基と、アルコキシル化反応が行われるアルキレンオキシドとのモル比は、1:2〜1:50の範囲、別の実施形態では1:3〜1:10の範囲であってもよい。
この反応は、概して約70〜約200℃又は約80〜約160℃の反応温度で、触媒の存在下において行ってもよい。この反応は、最大約10barの圧力、又は最大8barの圧力で影響を受け得る。
好適な触媒の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウムなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド、特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド及びカリウムtert−ブトキシドなどのナトリウム及びカリウムC〜C−アルコキシド、水素化ナトリウム及び水素化カルシウムなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属水素化物、並びに炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩が挙げられる。アルカリ金属水酸化物を使用してもよい。水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムを使用してもよい。塩基の典型的な使用量は、アルコールとC〜C16アルキレンオキシドとの合計量に基づいて、0.01〜10重量%、特に0.05〜2重量%である。
工程(b)エステル化
エステル化反応は、当該技術分野で既知のように実施することができる。無機又は有機プロトン酸を工程(a)の生成物に添加してもよい。アミノ酸と、工程(a)のアルコキシル化アルコールのヒドロキシル基とのモル比は、0.8:1〜1:1.5であってもよい。プロセスは、酸と、工程(a)のアルコキシル化アルコールのヒドロキシル基とのモル比が、0.1:1〜1:1の範囲であることで実施されてもよい。反応温度は、50℃〜200℃、又は80℃〜160℃であってもよい。反応は、1000mbar〜1mbar、別の実施形態では500mbar〜5mbarの真空を適用することによって影響を受け得る。反応時間は2〜48時間であってもよい。反応に好適な溶媒は、水、トルエン、及び/又はキシレンであってもよい。
界面活性剤系
洗浄組成物は、所望の洗浄特性を付与するのに充分な量の界面活性剤系を含む。いくつかの実施形態では、洗浄組成物は、組成物の約1重量%〜約70重量%の界面活性剤系を含む。他の実施形態では、液体洗浄組成物は、組成物の約2重量%〜約60重量%の界面活性剤系を含む。更なる実施形態では、洗浄組成物は、組成物の約5重量%〜約30重量%の界面活性剤系を含む。界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、両性電解質界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される洗浄性界面活性剤を含んでもよい。当業者であれば、洗浄性界面活性剤は、汚れた材料に洗浄、染み除去、又は洗濯効果をもたらす、任意の界面活性剤又は界面活性剤混合物を包含することを、理解するであろう。
アニオン性界面活性剤
本開示の組成物は、少なくとも約10重量%、又は少なくとも約20重量%、又は少なくとも約30重量%、又は少なくとも約50重量%、又は少なくとも約60重量%、又は少なくとも約70重量%のアニオン性界面活性剤を含み得る。本開示の組成物は、100重量%未満、又は90重量%未満、又は約85重量%未満、又は約75重量%未満、又は約70重量%未満のアニオン性界面活性剤を含み得る。本開示の洗剤組成物は、約10〜約50%、又は約20〜約70%、又は約30〜約75%、又は約30〜約65%、又は約35〜約65%、又は約40〜約60%のアニオン性界面活性剤を含み得る。
アニオン性界面活性剤は酸形態で存在してもよく、酸形態は中和されて界面活性剤塩を形成してもよい。典型的な中和剤としては、水酸化物、例えば、NaOH又はKOHなどの金属対イオン塩基が挙げられる。酸形態のアニオン性界面活性剤の更なる好適な中和剤としては、アンモニア、アミン、又はアルカノールアミンが挙げられる。アルカノールアミンの非限定例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び当該技術分野において既知の他の直鎖又は分岐鎖アルカノールアミンが挙げられる。好適なアルカノールアミンとしては、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、又は1−アミノ−3−プロパノールが挙げられる。アミン中和は完全又は部分的に行われてもよく、例えば、アニオン性界面活性剤混合物の一部はナトリウム又はカリウムにより中和されてもよく、またアニオン性界面活性剤混合物の一部はアミン又はアルカノールアミンにより中和されてもよい。
好適なアニオン性界面活性剤の非限定例としては、任意の従来のアニオン性界面活性剤が挙げられる。これは、例えばアルコキシル化及び/又は非アルコキシル化アルキルサルフェート材料用のサルフェート洗浄性界面活性剤、及び/又はスルホン酸系洗浄性界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネートを含んでもよい。好適なアニオン性界面活性剤は、再生可能資源、廃棄物、石油、又はこれらの混合物に由来し得る。好適なアニオン性界面活性剤は、直鎖、部分的に分岐鎖、分岐鎖、又はこれらの混合物であり得る。
アルコキシル化アルキルサルフェート材料は、アルキルエーテルサルフェート又はアルキルポリエトキシレートサルフェートとしても既知のエトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を含む。エトキシル化アルキルサルフェートの例としては、水溶性塩、特にその分子構造中に約8個〜約30個の炭素原子を含有するアルキル基並びにスルホン酸及びその塩を有する有機硫黄反応生成物の、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、及びアルキロールアンモニウム塩が挙げられる。(「アルキル」という用語には、アシル基のアルキル部分が含まれる。いくつかの例では、アルキル基は、約15個の炭素原子〜約30個の炭素原子を含有する。他の例では、アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、アルキルエーテルサルフェートの混合物であってもよく、当該混合物は、約12個〜30個の炭素原子の範囲内の平均(算術平均)炭素鎖長、いくつかの例では約12個〜15個の炭素原子の平均炭素鎖長、及び約1モル〜4モルのエチレンオキシドの平均(算術平均)エトキシル化度、いくつかの例では1.8モルのエチレンオキシドの平均(算術平均)エトキシル化度を有する。更なる例では、アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、約10個の炭素原子〜約18個の炭素原子の炭素鎖長、及び約1〜約6モルのエチレンオキシドのエトキシル化度を有していてよい。なおも更なる例では、アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、ピークのあるエトキシル化分布を含んでもよい。
非アルコキシル化アルキルサルフェートはまた、本開示の洗剤組成物に添加され、アニオン性界面活性剤成分として使用されてもよい。非アルコキシル化、例えば、非エトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤の例としては、高級C〜C20脂肪族アルコールのサルフェート化によって製造されるものが挙げられる。いくつかの例では、一級アルキルサルフェート界面活性剤は、一般式:ROSO [式中、Rは、典型的には、直鎖C〜C20ヒドロカルビル基であり、この基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、Mは、水可溶化カチオンである]を有する。いくつかの例では、Rは、C10〜C18アルキルであり、Mは、アルカリ金属である。他の例では、Rは、C12/C14アルキルであり、Mは、ナトリウム、例えば天然アルコールに由来するものである。
他の有用なアニオン性界面活性剤は、アルキル基が約9個〜約15個の炭素原子を直鎖状(直鎖)又は分岐鎖状の構造で含有する、アルキルベンゼンスルホネートのアルカリ金属塩を含み得る。いくつかの例では、アルキル基は、直鎖である。かかる直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、「LAS」として既知である。他の例では、直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、アルキル基中に約11個〜14個の平均炭素原子数を有していてよい。具体的な例では、直鎖の直鎖状アルキルベンゼンスルホネートは、アルキル基中に約11.8個の炭素原子の平均炭素原子数を有していてよく、これはC11.8 LASと略される場合もある。
好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができる。好適なLABとしては、商標名Isochem(登録商標)としてSasolによって供給されているもの又は商標名Petrelab(登録商標)としてPetresaによって供給されているものなどの低2−フェニルLABが挙げられ、他の好適なLABとしては、商標名Hyblene(登録商標)としてSasolによって供給されているものなどの高2−フェニルLABが挙げられる。好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、DETAL触媒プロセスによって得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、HFなどの他の合成経路が好適な場合もある。一態様では、LASのマグネシウム塩を用いる。
好適なアルキルベンゼンスルホネートの別の例は、芳香環がアルキル鎖の2又は3位に結合している分岐、例えばメチル分岐を含有する位置異性体である、変性LAS(MLAS)である。
アニオン性界面活性剤は、C2位で100%分岐している(C1は、アルコキシル化サルフェート部分に共有結合している炭素原子である)2−アルキル分岐鎖一級アルキルサルフェートを含み得る。2−アルキル分岐鎖アルキルサルフェート及び2−アルキル分岐鎖アルキルアルコキシサルフェートは一般に、2−アルキル分岐鎖アルコール(疎水性物質として)に由来する。オキソプロセスに由来する2−アルキル分岐鎖アルコール、例えば、2−アルキル−1−アルカノール又は2−アルキル一級アルコールは、Sasolから市販されており、例えば、LIAL(登録商標)、ISALCHEM(登録商標)(分留プロセスによりLIAL(登録商標)アルコールから調製される)である。C14/C15分岐鎖一級アルキルサルフェートも市販されており、例えば、すなわち、LIAL(登録商標)145サルフェートである。
アニオン性界面活性剤は、中鎖分岐鎖アニオン性界面活性剤、例えば、中鎖分岐鎖アルキルサルフェート及び/又は中鎖分岐鎖アルキルベンゼンスルホネートなどの中鎖分岐鎖アニオン性洗浄性界面活性剤を含み得る。
更なる好適なアニオン性界面活性剤としては、メチルエステルスルホネート、パラフィンスルホネート、α−オレフィンスルホネート、及び内部オレフィンスルホネートが挙げられる。
本明細書に開示される組成物は、直鎖又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホネート、直鎖又は分岐鎖アルコキシル化アルキルサルフェート、直鎖又は分岐鎖アルキルサルフェート、メチルエステルスルホネート、パラフィンスルホネート、α−オレフィンスルホネート、内部オレフィンスルホネート、及びこれらの混合物からなる群から選択されるアニオン性界面活性剤を含み得る。本明細書に開示される組成物は、直鎖又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホネート、直鎖又は分岐鎖アルコキシル化アルキルサルフェート、直鎖又は分岐鎖アルキルサルフェート及びこれらの混合物からなる群から選択されるアニオン性界面活性剤を含み得る。本明細書に開示される組成物は、2−アルキル分岐鎖一級アルキルサルフェートを含んでもよい。
非イオン性界面活性剤
本明細書に開示の組成物は、非イオン性界面活性剤を含み得る。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化脂肪族アルコールが挙げられる。非イオン性界面活性剤は、式R(OCOH[式中、Rは、約8〜約15個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素基、及びアルキル基が約8〜約12個の炭素原子を含有するアルキルフェニル基からなる群から選択され、nの平均値は、約5〜約15である]のエトキシル化アルコール及びエトキシル化アルキルフェノールから選択され得る。
本明細書で有用な、非イオン性界面活性剤の他の非限定的な例としては、C〜C18アルキルエトキシレート(Shellからの、NEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤など)、アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であり得るC〜C12アルキルフェノールアルコキシレート、C12〜C18アルコール、及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC〜C12アルキルフェノール縮合物、例えば、BASF製のPluronic(登録商標)、C14〜C22中鎖分岐鎖アルコール(branched alcohols、BA);C14〜C22中鎖分岐鎖アルキルアルコキシレート(BAEx、式中、xは1〜30である);アルキル多糖類;具体的にはアルキルポリグリコシド;ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、及びエーテル封鎖ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。
好適な非イオン性洗浄性界面活性剤としてはまた、アルキルポリグルコシド及びアルキルアルコキシル化アルコールも挙げられる。好適な非イオン性界面活性剤としてはまた、商標名Lutensol(登録商標)としてBASFから販売されているものも挙げられる。
カチオン性界面活性剤
本明細書に開示の組成物は、カチオン性界面活性剤を含み得る。カチオン性界面活性剤の非限定的な例としては、四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、これは最大26個の炭素原子を有していてよく、例としては、アルコキシレート四級アンモニウム(AQA)(alkoxylate quaternary ammonium)界面活性剤;ジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム;ジメチルヒドロキシエチルラウリルアンモニウムクロリド;ポリアミンカチオン性界面活性剤、カチオン性エステル界面活性剤、及びアミノ界面活性剤、例えば、アミドプロピルジメチルアミン(APA)(amido propyldimethyl amine)が挙げられる。
好適なカチオン性洗浄性界面活性剤としてはまた、アルキルピリジニウム化合物、アルキル四級アンモニウム化合物、アルキル四級ホスホニウム化合物、アルキル三級スルホニウム化合物、及びこれらの混合物も挙げられる。
好適なカチオン性洗浄性界面活性剤は、下記の一般式:
(R)(R)(R)(R)N
[式中、Rは、直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換のC6〜18アルキル又はアルケニル部分であり、R及びRは、独立して、メチル又はエチル部分から選択され、Rは、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル又はヒドロキシエチル部分であり、Xは、電荷の中性を提供するアニオンであり、好適なアニオンとしては、例えばクロリドといったハライド、サルフェート、及びスルホネートが挙げられる]を有する、四級アンモニウム化合物である。好適なカチオン性洗浄性界面活性剤は、モノ−C6−18アルキルモノ−ヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロリドである。非常に好適なカチオン性洗浄性界面活性剤は、モノ−C8〜10アルキルモノ−ヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロリド、モノ−C10〜12アルキルモノ−ヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロリド、及びモノ−C10アルキルモノ−ヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロリドである。
双性イオン性界面活性剤
本明細書に開示の組成物は、双性イオン性界面活性剤を含み得る。双性イオン性界面活性剤の例としては、二級及び三級アミン誘導体、複素環式二級及び三級アミン誘導体、又は四級アンモニウム化合物、四級ホスホニウム化合物若しくは三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双性イオン性界面活性剤の好適な例としては、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタイン、C〜C18(例えば、C12〜C18)アミンオキシド、並びにアルキル基がC〜C18であってよいN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートなどのスルホ及びヒドロキシベタインを含む、ベタインが挙げられる。
両性界面活性剤
本明細書に開示の組成物は、両性界面活性剤を含み得る。両性界面活性剤の例としては、二級又は三級アミンの脂肪族誘導体、又は脂肪族基が直鎖状又は分岐鎖状であってよく、かつ脂肪族置換基のうちの1つが少なくとも約8個の炭素原子、若しくは約8〜約18個の炭素原子を含有し、脂肪族置換基のうちの少なくとも1つがアニオン性可溶化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する複素環式二級及び三級アミンの脂肪族誘導体が挙げられる。好適な両性界面活性剤としてはまた、サルコシネート、グリコシネート、タウリネート、及びこれらの混合物も挙げられる。
補助剤
本明細書において開示される組成物、特に消費者に販売するのに好適である希釈及び圧縮流体洗剤(最終製品)は、補助剤成分を含み得る。本明細書に開示される組成物は、構造化剤、ビルダー、有機ポリマー化合物、酵素、酵素安定剤、漂白系、増白剤、色調剤、キレート剤、抑泡剤、コンディショニング剤、保湿剤、香料、香料マイクロカプセル、充填剤又は担体、アルカリ性系、pH制御系、緩衝剤、アルカノールアミン、及びこれらの混合物からなる群から選択される補助剤を含み得る。
酵素
本明細書に記載される組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果をもたらす1つ以上の酵素を含んでもよい。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクテートリアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的な組み合わせは、例えば、プロテアーゼ及びリパーゼをアミラーゼと共に含んでよい酵素カクテルである。洗剤組成物中に存在するとき、上記の追加の酵素は、当該組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、又は更には約0.001重量%〜約0.5重量%の酵素タンパク質濃度で存在していてよい。本明細書に開示される組成物は、リパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る、約0.001重量%〜約1重量%の酵素(補助剤として)を含み得る。
酵素安定化系
組成物は、所望により組成物の約0.001重量%〜約10重量%、又は約0.005重量%〜約8重量%、又は約0.01重量%〜約6重量%の酵素安定化系を含んでもよい。酵素安定化系は、洗浄性酵素と適合性のある任意の安定化系であってよい。そのような系は、他の配合物活性物質によって本質的に提供されてもよく、又は洗剤に使用可能な酵素の配合者若しくは製造業者によって別個に添加されてもよい。かかる安定化系は、例えば、カルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、ボロン酸、塩素漂白捕捉剤及びこれらの混合物を含むことができ、洗剤組成物の種類及び物理的形態に応じて異なる安定化問題に対処するように設計される。プロテアーゼを含む水性洗剤組成物の場合は、ボレート、4−ホルミルフェニルボロン酸、フェニルボロン酸、及びこれらの誘導体を含む、ホウ素化合物などの可逆的プロテアーゼ阻害剤、又はカルシウムホルメート、ナトリウムホルメート及び1,2−プロパンジオールなどの化合物を添加して、安定性を更に改善してもよい。
ビルダー
組成物は、ビルダーを含み得る。ビルダー入り組成物は、典型的には、組成物の総重量に基づいて、少なくとも約1重量%のビルダーを含む。液体洗剤組成物は、組成物の総重量の最大約10重量%のビルダー、いくつかの実施例では、最大8重量%のビルダーを含み得る。
好適なビルダーとしては、アルミノケイ酸塩(例えば、ゼオライトA、ゼオライトP及びゼオライトMAPなどのゼオライトビルダー)、ケイ酸塩、リン酸塩、例えば、ポリリン酸塩(例えば、トリ−ポリリン酸ナトリウム)、具体的にはそのナトリウム塩;炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、及び炭酸ナトリウム又はセスキ炭酸塩以外の炭酸塩鉱物;有機モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラカルボキシレート、特に、酸、ナトリウム、カリウム、又はアルカノールアンモニウム塩形態の水溶性非界面活性剤カルボキシレート、並びに脂肪族及び芳香族の種類を含むオリゴマー又は水溶性低分子量ポリマーカルボキシレート、並びにフィチン酸が挙げられる。追加の好適なビルダーは、クエン酸、乳酸、脂肪酸、ポリカルボキシレートビルダー、例えば、アクリル酸のコポリマー、アクリル酸及びマレイン酸のコポリマー、並びにアクリル酸及び/又はマレイン酸のコポリマー、並びに様々な種類の追加の官能基を有する他の好適なエチレン系モノマーから選択され得る。あるいは、組成物はビルダーを実質的に含まなくてもよい。
構造化剤/増粘剤
好適な構造化剤/増粘剤としては、ジ−ベンジリデンポリオールアセタール誘導体が挙げられる。流体洗剤組成物は、約0.01重量%〜約1重量%、又は約0.05重量%〜約0.8重量%、又は約0.1重量%〜約0.6重量%、又は更には約0.3重量%〜約0.5重量%のジベンジリデンポリオールアセタール誘導体(DBPA)を含むことができる。DBPA誘導体は、ジベンジリデンソルビトールアセタール誘導体(DBS)を含んでもよい。
好適な構造化剤/増粘剤はまた、バクテリアセルロースも含む。流体洗剤組成物は、約0.005重量%〜約1重量%のバクテリアセルロース網状構造物を含み得る。「バクテリアセルロース」という用語は、CPKelco U.S.によるCELLULON(登録商標)などのアセトバクター属のバクテリアの発酵によって製造された任意の種類のセルロースを包含し、かつミクロフィブリル化セルロース、網状化バクテリアセルロースなどと一般に称される材料を含む。
好適な構造化剤/増粘剤はまた、コーティングされたバクテリアセルロースも含む。バクテリアセルロースは、ポリマー増粘剤で少なくとも部分的にコーティングされてもよい。少なくとも部分的にコーティングされているバクテリアセルロースは、約0.1重量%〜約5重量%、又は更には約0.5重量%〜約3重量%のバクテリアセルロース、及び約10重量%〜約90重量%のポリマー増粘剤を含んでもよい。好適なバクテリアセルロースとしては、上述のバクテリアセルロースを挙げることができ、好適なポリマー増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、カチオン性ヒドロキシメチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。
好適な構造化剤/増粘剤としてはまた、セルロース繊維も挙げられる。組成物は、組成物の約0.01重量%〜約5重量%のセルロース繊維を含んでもよい。セルロース繊維は野菜、果物、又は木材から抜き出されてもよい。市販の例は、FMC製のAvicel(登録商標)、Fiberstar製のCitri−Fi、又はCosun製のBetafibである。
好適な構造化剤/増粘剤としては、非ポリマー結晶性ヒドロキシル官能性材料も挙げられる。組成物は、組成物の約0.01重量%〜約1重量%の非ポリマー結晶性ヒドロキシル官能性構造化剤を含んでもよい。非ポリマー結晶性ヒドロキシル官能性構造化剤は、概して、最終流体洗剤組成物への分散を補助するために予め乳化することができる結晶化可能なグリセリドを含んでもよい。結晶化可能なグリセリドは、液体洗剤組成物中で結晶化させることができるという条件で、水素添加ヒマシ油つまり「HCO」又はその誘導体を含んでもよい。
好適な構造化剤/増粘剤としては、ポリマー構造化剤も挙げられる。組成物は、約0.01重量%〜約5重量%の天然由来及び/又は合成のポリマー構造化剤を含んでもよい。本発明において使用される天然由来のポリマー構造化剤の例としては、ヒドロキシエチルセルロース、疎水変性ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、多糖類誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。好適な多糖類誘導体としては、ペクチン、アルギネート、アラビノガラクタン(アラビアガム)、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、グアーガム、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明において使用する合成ポリマー構造化剤の例としては、ポリカルボキシレート、ポリアクリレート、疎水変性エトキシル化ウレタン、疎水変性非イオン性ポリオール、及びこれらの混合物が挙げられる。
好適な構造化剤/増粘剤としてはまた、ジアミドゲル化剤も挙げられる。外部構造化系は、分子量が約150g/モル〜約1,500g/モル、又は更には約500g/モル〜約900g/モルのジアミドゲル化剤を含んでもよい。このようなジアミドゲル化剤は、少なくとも2個の窒素原子を含んでよく、当該窒素原子のうちの少なくとも2個は、アミド官能性置換基を形成する。アミド基は、異なっても同一であってもよい。ジアミドゲル化剤の非限定的な例は、N,N’−(2S,2’S)−1,1’−(ドデカン−1,12−ジイルビス(アザンジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジイソニコチンアミド、ジベンジル(2S,2’S)−1,1’−(プロパン−1,3−ジイルビス(アザンジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート、ジベンジル(2S,2’S)−1,1’−(ドデカン−1,12−ジイルビス(アザンジイル))ビス(1−オキソ−3−フェニルプロパン−2,1−ジイル)ジカルバメートである。
ポリマー分散剤
洗剤組成物は、1つ以上のポリマー分散剤を含んでもよい。例は、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリアクリレートなどのポリカルボキシレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、及びメタクリル酸ラウリル/アクリル酸コポリマーである。
洗浄組成物は、一般構造ビス((CO)(CO)n)(CH)−N−C2x−N−(CH)−ビス((CO)(CO)n)、[式中、n=20〜30、及びx=3〜8である]を有する化合物、又はそのサルフェート化又はスルホネート化体などの1つ以上の両親媒性洗浄ポリマーを含んでもよい。
洗剤組成物は、布地及び表面から脂の粒子を除去するように、親水性と疎水性との特性が釣り合っている両親媒性アルコキシル化脂洗浄ポリマーを含んでもよい。両親媒性アルコキシル化脂洗浄ポリマーは、コア構造、及びそのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基(alkoxylate group)を含んでもよい。これらは、例えば内側ポリエチレンオキシドブロック及び外側ポリプロピレンオキシドブロックを有する、アルコキシル化ポリアルキレンイミンを含み得る。このような化合物としては、エトキシル化ポリエチレンイミン、エトキシル化ヘキサメチレンジアミン、及びこれらをサルフェート化したものが挙げられるが、これらに限定されない。ポリプロポキシル化誘導体も挙げることができる。多種多様なアミン及びポリアルキレンイミンを様々な程度にアルコキシル化することができる。有用な例は、NH当たり20のEO基までエトキシル化されている、600g/モルのポリエチレンイミンコアであり、BASFから入手可能である。本明細書に記載の洗剤組成物は、洗剤組成物の約0.1重量%〜約10重量%、いくつかの例では、約0.1重量%〜約8重量%、他の例では、約0.1重量%〜約6重量%のアルコキシル化ポリアミンを含み得る。
カルボキシレートポリマー−洗剤組成物は、所望によりスルホネート化され得る1つ以上のカルボキシレートポリマーも含み得る。好適なカルボキシレートポリマーとしては、マレエート/アクリレートランダムコポリマー又はポリ(メタ)アクリレートホモポリマーが挙げられる。一態様では、カルボキシレートポリマーは、4,000Da〜9,000Da又は6,000Da〜9,000Daの分子量を有するポリ(メタ)アクリレートホモポリマーである。
アルコキシル化ポリカルボキシレートも、脂を除去するために本明細書の洗剤組成物中で使用し得る。そのような材料は、国際公開第91/08281号及び国際公開第90/01815号に記載されている。化学的に、これらの材料は、7〜8個の(メタ)アクリレート単位ごとに1本のエトキシ側鎖を有するポリ(メタ)アクリレートを含む。側鎖は、式−(CHCHO)(CHCH[式中、mは、2〜3であり、nは、6〜12である]のものである。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル結合され、「櫛形」ポリマー型構造を提供する。分子量は、変動し得るが、約2000〜約50,000の範囲内であってよい。本明細書に記載の洗剤組成物は、洗剤組成物の約0.1重量%〜約10重量%、いくつかの例では、約0.25重量%〜約5重量%、他の例では、約0.3重量%〜約2重量%のアルコキシル化ポリカルボキシレートを含み得る。
組成物は、両親媒性グラフトコポリマーを含み得る。好適な両親媒性グラフトコポリマーは、(i)ポリエチレングリコール主鎖と、(ii)ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分と、を含む。好適な両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されているSokalan(登録商標)HP22である。好適なポリマーとしては、ランダムグラフトコポリマー、好ましくは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有するポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーが挙げられる。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は、典型的には約6000であり、ポリエチレンオキシドのポリビニルアセテートに対する重量比は、約40〜60であり、50のエチレンオキシド単位当たりグラフト点は1個以下である。
汚れ遊離ポリマー
本発明の洗剤組成物はまた、以下の構造(I)、(II)、又は(III)、
(I)−[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(II)−[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(III)−[(OCHR−CHR−OR
[式中、
a、b及びcは、1〜200であり、
d、e及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、5位がSOMeで置換されている1,3−置換フェニレンであり、
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−アルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル又はC〜C10ヒドロキシアルキルである)、又はこれらの混合物であり、
、R、R、R、R及びRは、独立して、H又はC〜C18 n−若しくはイソ−アルキルから選択され、
は、直鎖若しくは分岐鎖C〜C18アルキル、又は直鎖若しくは分岐鎖C〜C30アルケニル、又は5個〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である]のうちの1つにより定義される構造を有する1つ以上の汚れ遊離ポリマーを含み得る。
好適な汚れ遊離ポリマーは、Rhodiaによって供給されているRepel−o−tex SF、SF−2及びSRP6を含む、Repel−o−texポリマーなどのポリエステル汚れ遊離ポリマーである。他の好適な汚れ遊離ポリマーとしては、Clariantにより供給されているTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300及びSRN325を含む、Texcareポリマーが挙げられる。他の好適な汚れ遊離ポリマーは、Marloquestポリマー(例えば、Sasolよりエルロースポリマー(ellulosic polymer)として供給されているMarloquest SLなど)である。
本発明の洗浄組成物はまた、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものを含む、1つ以上のセルロース系ポリマーを含み得る。一態様では、セルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物を含む群から選択される。一態様では、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度及び100,000Da〜300,000Daの分子量を有する。
アミン
本明細書に記載される組成物において、汚れた材料からの脂及び微粒子の追加的な除去のためにアミンが使用されてもよい。本明細書に記載される組成物は、洗剤組成物の約0.1重量%〜約10重量%、いくつかの例では、約0.1重量%〜約4重量%、他の例では、約0.1重量%〜約2重量%の追加のアミンを含んでもよい。追加のアミンの非限定的な例としては、ポリエーテルアミン、ポリアミン、オリゴアミン、トリアミン、ジアミン、ペンタミン、テトラアミン、又はこれらの組み合わせを挙げてもよいが、これらに限定されない。好適な追加のアミンの具体的な例としては、テトラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラアミン、ジエチレントリアミン、又はこれらの混合物が挙げられる。
漂白剤
本発明の洗剤組成物は、1つ以上の漂白剤を含んでもよい。漂白触媒以外の好適な漂白剤としては、光触媒、漂白活性剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。概して、漂白剤を用いる場合、本発明の洗剤組成物は、洗剤組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更には約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含み得る。
漂白触媒
本発明の洗剤組成物はまた、ペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取って、その酸素原子を酸化可能な基材に移動させることができる1つ以上の漂白触媒も含んでもよい。好適な漂白触媒としては、イミニウムカチオン及びポリイオン、イミニウム双性イオン、変性アミン、変性アミンオキシド、N−スルホニルイミン、N−ホスホニルイミン、N−アシルイミン、チアジアゾールジオキシド、ペルフルオロイミン、環状糖ケトン、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
増白剤
光学増白剤又は他の増白剤若しくは白化剤は、組成物の約0.01重量%〜約1.2重量%の濃度で本明細書に記載の洗剤組成物に組み込むことができる。本発明に好適な市販の蛍光増白剤は、サブグループに分類することができ、それには、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、ベンゾキサゾール、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5及び6員環の複素環、並びに他の様々な物質の誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの例では、蛍光増白剤は、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム(増白剤15、商標名Tinopal AMS−GXとしてCiba Geigy Corporationにより市販)、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム(商標名TinopalUNPA−GXとしてCiba−Geigy Corporationにより市販)、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム(商標名Tinopal5BM−GXとしてCiba−Geigy Corporationにより市販)からなる群から選択される。より好ましくは、蛍光増白剤は、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウムである。
増白剤は、微粒子の形態で、又は好適な溶媒、例えば非イオン性界面活性剤、プロパンジオールとのプレミックスとして添加されてもよい。
布地色調剤
組成物は、布地色調剤(色合い剤、青味剤、又は白化剤と称される場合もある)を含み得る。典型的には、色調剤は、布地に青又は紫の色合いをもたらす。色調剤は、単独又は組み合わせのいずれかで使用され、特定の色相の色合いを作り出し、かつ/又は異なる種類の布地に色合いを付けることができる。これは、例えば赤と緑−青の染料とを混合して青又は紫の色合いを生じさせることによりもたらされ得る。色調剤は、任意の既知の化学的部類の染料から選択されてもよく、これには、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンを含む)、アジン、予め金属化されたアゾを含むアゾ(例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン及びベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ及びニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適な布地色調剤としては、染料、染料−粘土結合体、並びに有機及び無機顔料が挙げられる。好適な染料としてはまた、小分子染料及びポリマー染料も挙げられる。好適な小分子染料としては、例えば、青、紫、赤、緑、又は黒に分類され、単独で又は組み合わせのいずれかで所望の色合いをもたらす、直接染料、塩基性染料、反応染料若しくは加水分解した反応性染料、溶媒染料、又は分散染料のカラーインデックス(Colour Index、C.I.)分類に分類される染料からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。好適なポリマー染料としては、共有結合している(結合していると称されることもある)色原体(染料−ポリマー結合体)を含有するポリマー、例えば、ポリマーの主鎖に共重合した色原体を有するポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。好適なポリマー染料としてはまた、Liquitint(登録商標)(Milliken、Spartanburg,South Carolina,USA)の名称で販売されている布地直接着色剤、少なくとも1つの反応染料と、ヒドロキシル部分、一級アミン部分、二級アミン部分、チオール部分、及びこれらの混合部分からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーと、から形成される染料−ポリマー結合体からなる群から選択されるポリマー染料も挙げられる。好適なポリマー染料としてはまた、Liquitint(登録商標)バイオレットCT、Megazyme(Wicklow,Ireland)により商品名AZO−CM−CELLULOSE、商品コードS−ACMCとして販売されているC.I.リアクティブブルー19と結合体化されているCMCなどのリアクティブブルー、リアクティブバイオレット、又はリアクティブレッドの染料に共有結合しているカルボキシメチルセルロース(CMC)、アルコキシル化トリフェニル−メタンポリマー着色剤、アルコキシル化チオフェンポリマー着色剤、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料も挙げられる。
前述の布地色調剤は、組み合わせて用いることができる(布地色調剤のいずれの混合物も用いることができる)。
カプセル化剤
組成物は、カプセル化剤を含んでもよい。カプセル化剤は、コアと、内面及び外面を有するシェルと、を含んでもよく、シェルによりコアをカプセル化する。
カプセル化剤は、コアと、シェルと、を含んでもよく、コアは、香料、増白剤;染料、防虫剤;シリコーン;ワックス;着香剤;ビタミン;布地柔軟化剤;スキンケア剤、例えば、パラフィン、酵素;抗菌剤;漂白剤;感覚剤、又はこれらの混合物から選択される材料を含み、シェルは、ポリエチレン、ポリアミド、所望により他のコ−モノマーを含有するポリビニルアルコール;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリアクリレート;ポリオレフィン;多糖類、例えば、アルギネート及び/若しくはキトサン、ゼラチン;セラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;水不溶性無機材料;シリコーン、アミノ樹脂、又はこれらの混合物から選択される材料を含む。シェルがアミノ樹脂を含む場合、アミノ樹脂は、ポリ尿素、ポリウレタン、及び/又はポリ尿素ウレタンを含んでもよい。ポリ尿素は、ポリオキシメチレン尿素及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含み得る。
カプセル化剤は、コアを含んでもよく、コアは、香料を含んでもよい。カプセル化剤は、シェルを含んでもよく、シェルは、メラミンホルムアルデヒド及び/又は架橋メラミンホルムアルデヒドを含んでもよい。カプセル化剤は、香料を含むコアと、メラミンホルムアルデヒド及び/又は架橋メラミンホルムアルデヒドを含むシェルと、を含んでもよい。
好適なカプセル化剤は、コア材料及びシェルを含み得、そのシェルは、コア材料を少なくとも部分的に取り囲む。カプセル化剤のコアは、香料原材料、及び/又は所望により別の材料、例えば、植物油、植物油のエステル、エステル、直鎖状若しくは分岐鎖状炭化水素、部分的に水素添加されたテルフェニル、ジアルキルフタレート、アルキルビフェニル、アルキル化ナフタレン、石油精、芳香族溶媒、シリコーン油、又はこれらの混合物から選択される材料を含む。
カプセル化剤の壁は、アルデヒドとアミンとの反応生成物などの好適な樹脂を含んでもよい。好適なアルデヒドとしては、ホルムアルデヒドが挙げられる。好適なアミンとしては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、又はこれらの混合物が挙げられる。好適なメラミンとしては、メチロールメラミン、メチル化メチロールメラミン、イミノメラミン、及びこれらの混合物が挙げられる。好適な尿素としては、ジメチロール尿素、メチル化ジメチロール尿素、尿素−レゾルシノール、又はこれらの混合物が挙げられる。
好適なホルムアルデヒド捕捉剤は、カプセル化剤と共に、例えば、カプセルスラリー中で用いてもよく、及び/又は、カプセル化剤をかかる組成物に添加する前、添加している間、若しくは添加した後に、組成物に添加してよい。
好適なカプセルは、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin USA)から購入することができる。
香料
香料及び香料成分は、本明細書に記載される洗剤組成物で使用されてもよい。香料及び香料成分の非限定的な例としては、アルデヒド、ケトン、エステルなどが挙げられるが、これらに限定されない。他の例としては、様々な天然抽出物及び天然エキスが挙げられ、これらは、オレンジ油、レモン油、バラ抽出物、ラベンダー、ムスク、パチョリ、バルサムエキス、ビャクダン油、パイン油、シーダーなどの成分の複雑な混合物を含むことができる。仕上げた香料は、そのような成分の非常に複雑な混合物を含むことができる。仕上げた香料は、洗剤組成物の約0.01重量%〜約2重量%の範囲の濃度で含まれ得る。
移染防止剤
布地洗剤組成物はまた、洗浄プロセス時にある布地から別の布地に染料が移染するのを阻止するのに効果的な1つ以上の材料を含んでもよい。一般に、このような移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルイミダゾールのコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、及びこれらの混合物が挙げられ得る。使用する場合、これらの剤は、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、いくつかの例では、組成物の約0.01重量%〜約5重量%、他の例では、組成物の約0.05重量%〜約2重量%の濃度で使用され得る。
キレート剤
本明細書において記載されている洗剤組成物はまた、1つ以上の金属イオンのキレート剤を含有してもよい。好適な分子としては、銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤並びにこれらの混合物が挙げられる。このようなキレート剤は、ホスホネート、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、スクシネート、多官能的に置換された芳香族キレート剤、2−ピリジノール−Nーオキシド化合物、ヒドロキサム酸、カルボキシメチルイヌリン、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。キレート剤は、酸形態、又はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及びその置換アンモニウム塩、並びにこれらの混合物を含む、塩の形態で存在することができる。本明細書での使用に好適な他のキレート剤は、市販のDEQUESTシリーズ、並びにMonsanto,Akzo−Nobel,DuPont,Dowのキレート剤、BASF及びNalcoのTrilon(登録商標)シリーズである。
キレート剤は、本明細書に開示されている洗剤組成物の約0.005重量%〜約15重量%、約0.01重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約3.0重量%、又は約0.2重量%〜約0.7重量%、又は約0.3重量%〜約0.6重量%で、本明細書に開示されている洗剤組成物中に存在してよい。
抑泡剤
本明細書に記述される洗剤組成物に、泡の形成を低減又は抑制するための化合物を組み込むことができる。抑泡性は、いわゆる「高濃度洗浄プロセス」において、また前側投入方式の洗濯機において、特に重要なものであり得る。本明細書の洗剤組成物は、組成物の0.1重量%〜約10重量%の抑泡剤を含んでもよい。
抑泡剤の例としては、モノカルボン脂肪酸及びその中の可溶性塩、パラフィンなどの高分子量炭化水素、脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン)、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは融点が約100℃未満であるワックス状炭化水素、シリコーン抑泡剤、並びに二級アルコールが挙げられる。
更なる好適な消泡剤は、フェニルプロピルメチル置換ポリシロキサンに由来するものである。
洗剤組成物は、シリコーン樹脂及び変性シリカである一次充填剤と組み合わせたアリール又はアルキルアリール置換基を伴う有機変性シリコーンポリマーから選択される抑泡剤を含んでもよい。洗剤組成物は、組成物の約0.001重量%〜約4.0重量%のこのような抑泡剤を含んでいてよい。
洗剤組成物は、a)約80〜約92%のエチルメチル、メチル(2−フェニルプロピル)シロキサン、ステアリン酸オクチル中約5〜約14%のMQ樹脂、及び約3〜約7%の変性シリカの混合物;b)約78〜約92%のエチルメチル、メチル(2−フェニルプロピル)シロキサン、ステアリン酸オクチル中約3〜約10%のMQ樹脂、約4〜約12%の変性シリカの混合物;又はc)これらの混合物、から選択される抑泡剤を含み、百分率は、消泡剤の重量に対するものである。
増泡剤
高起泡が望まれる場合、C10〜C16アルカノールアミドなどの増泡剤を、洗剤組成物の約1重量%〜約10重量%の範囲の濃度で洗浄組成物に組み込んでもよい。いくつかの例としては、C10〜C14モノエタノール及びジエタノールアミドが挙げられる。必要に応じて、MgCl、MgSO、CaCl、CaSOなどの水溶性マグネシウム塩及び/又はカルシウム塩を、洗剤組成物の約0.1重量%〜約2重量%の濃度で添加して、追加の泡をもたらし、脂除去性能を増強することもできる。
コンディショニング剤
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含んでもよい。本明細書において有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される。低融点のそのような化合物は、この章に含まれないと意図される。高融点脂肪族化合物は、組成物の約0.1重量%〜約40重量%、好ましくは約1重量%〜約30重量%、より好ましくは約1.5重量%〜約16重量%、約1.5重量%〜約8重量%の濃度で組成物に含まれる。
本発明の組成物は、非イオン性ポリマーをコンディショニング剤として含んでもよい。
組成物に使用するのに好適なコンディショニング剤としては、一般にシリコーン(例えば、シリコーン油、カチオン性シリコーン、シリコーンガム、屈折率の高いシリコーン、及びシリコーン樹脂)、有機コンディショニング油(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステル)、若しくはこれらの組み合わせとして特徴付けられるコンディショニング剤、又は別の方法で本明細書の水性界面活性剤マトリックス中に粒子を分散した液体を形成するコンディショニング剤が挙げられる。シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的には、約0.01〜約10%の範囲に及ぶ。
本発明の組成物はまた、単独のコンディショニング剤として、又はシリコーン(本明細書に記述される)などの他のコンディショニング剤と組み合わせたコンディショニング剤としてのいずれかで、約0.05〜約3%の少なくとも1つの有機コンディショニング油を含んでもよい。好適なコンディショニング油としては、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステルが挙げられる。
布地強化ポリマー
好適な布地強化ポリマーは、典型的には、カチオン性に帯電され、かつ/又は高分子量を有する。この成分の好適な濃度は、組成物の0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%、より好ましくは0.2重量%〜5.0重量%、最も好ましくは0.5重量%〜3.0重量%の範囲内である。布地強化ポリマーは、ホモポリマーであってもよく、又は2つ以上の種類のモノマーから形成されてもよい。ポリマーのモノマー重量は、概して、5,000〜10,000,000、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000〜2,000,000の範囲である。好ましい布地強化ポリマーは、組成物の意図される用途のpH(このpHは、概して、pH3〜pH9、好ましくはpH4〜pH8の範囲)において、少なくとも約0.2meq/gm、好ましくは少なくとも0.25meq/gm、より好ましくは少なくとも0.3meq/gm、但しまた、好ましくは5meq/gm未満、より好ましくは3meq/gm未満、最も好ましくは2meq/gm未満でもあるカチオン電荷密度を有する。布地強化ポリマーは、天然起源のもであっても又は合成起源のものであってもよい。
真珠光沢剤
本発明の洗濯洗剤組成物は、真珠光沢剤を含んでもよい。真珠光沢剤の非限定的な例としては、以下が挙げられる:雲母、二酸化チタンコーティングした雲母、オキシ塩化ビスマス、魚のうろこ、アルキレングリコールのモノエステル及びジエステル。真珠光沢剤は、エチレングリコールジステアレート(EGDS)であってもよい。
衛生及び悪臭
本発明の組成物はまた、リシノール酸亜鉛、チモール、Bardac(登録商標)などの四級アンモニウム塩、ポリエチレンイミン(BASFのLupasol(登録商標)など)、及びその亜鉛錯体、銀及び銀化合物、特に、Ag又はナノ銀分散体をゆっくり遊離するように設計されているもののうちの1つ以上も含み得る。
緩衝系
本明細書に記述される洗剤組成物は、水性洗浄操作での使用中に、洗浄水が約7.0〜約12のpH、いくつかの例では約7.0〜約11のpHを有するように配合されてもよい。推奨される使用濃度でpHを制御する技法としては、緩衝剤、アルカリ、又は酸の使用が挙げられ、これらは当業者には公知である。これらの技術としては、炭酸ナトリウム、クエン酸若しくはクエン酸ナトリウム、乳酸若しくは乳酸塩、モノエタノールアミン若しくは他のアミン、ホウ酸若しくはホウ酸塩、及び当該技術分野において既知の他のpH調整化合物の使用が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書の洗剤組成物は、動的な洗浄中pHプロファイルを含んでもよい。このような洗剤組成物では、(i)水と接触して約3分後に洗浄液のpHが10を超え、(ii)水と接触して約10分後に洗浄液のpHが9.5未満になり、(iii)水と接触して約20分後に洗浄液のpHが9.0未満になり、更に(iv)所望により、洗浄液の平衡pHが約7.0〜約8.5の範囲になるように、ワックスで覆われたクエン酸粒子を他のpH制御剤と共に使用してもよい。
水溶性フィルム
本開示の組成物は、水溶性フィルム、例えば、ポリビニルアルコール(PVOH)を含むフィルムの中に封入されてもよい。
他の補助剤成分
多種多様の他の成分が本明細書の洗剤組成物に使用されてもよく、それには、他の活性成分、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、染料若しくは顔料、液体配合物用の溶媒、及び固形若しくは他の液体充填剤、エリスロシン、コロイダルシリカ、ワックス、プロバイオティクス、サーファクチン、アミノセルロースポリマー、リシノール酸亜鉛、香料マイクロカプセル、ラムノリピド、ソホロリピド、グリコペプチド、メチルエステルスルホネート、メチルエステルエトキシレート、スルホネート化エストリド、分解性界面活性剤、バイオポリマー、シリコーン、変性シリコーン、アミノシリコーン、沈着助剤、イナゴマメゴム、カチオン性ヒドロキシエチルセルロースポリマー、カチオン性グアー、ヒドロトロープ(特に、クメンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、及びナファレン塩)、抗酸化剤、BHT、PVA粒子封入染料若しくは香料、真珠光沢剤、発泡剤、色変化系、シリコーンポリウレタン、乳白剤、錠剤崩壊剤、バイオマス充填剤、速乾性シリコーン、ジステアリン酸グリコール、ヒドロキシエチルセルロースポリマー、疎水変性セルロースポリマー若しくはヒドロキシエチルセルロースポリマー、デンプン香料カプセル化剤、乳化油、ビスフェノール抗酸化剤、ミクロフィブリル状セルロース構造化剤、副香料(properfumes)、スチレン/アクリレートポリマー、トリアジン、石鹸、スーパーオキシドディスムターゼ、ベンゾフェノンプロテアーゼ阻害剤、官能化TiO2、ジブチルホスフェート、シリカ香料カプセル、及び他の補助剤成分、ケイ酸塩(例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、コリンオキシダーゼ、ペクチン酸リアーゼ、雲母、二酸化チタンコーティングされた雲母、オキシ塩化ビスマス、並びに他の活性物質が挙げられる。
本明細書に記載の組成物はまた、ビタミン及びアミノ酸、例えば水溶性ビタミン及びそれらの誘導体、水溶性アミノ酸並びにそれらの塩及び/又は誘導体、水不溶性アミノ酸粘度調整剤、染料、不揮発性溶媒又は希釈剤(水溶性及び水不溶性)、真珠光沢助剤、増泡剤、追加的な界面活性剤又は非イオン性補助界面活性剤、殺シラミ剤、pH調整剤、香料、防腐剤、キレート剤、タンパク質、皮膚活性剤、日焼け止め、UV吸収剤、ビタミン、ナイアシンアミド、カフェイン、及びミノキシジルも含有し得る。
本発明の組成物はまた、ニトロソ、モノアゾ、ジスアゾ(disazo)、カロテノイド、トリフェニルメタン、トリアリールメタン、キサンテン、キノリン、オキサジン、アジン、アントラキノン、インジゴイド、チオンインジゴイド、キナクリドン、フタロシアニン、C.I.名を有するものなどの水溶性成分を包含する植物及び天然の色などの、顔料材料も含有し得る。本発明の洗剤組成物はまた、抗菌剤も含有してもよい。

本明細書に開示の組成物は、組成物の約1〜約80重量%の水を含み得る。組成物が強力液体洗剤組成物である場合、組成物は、典型的には、約40%〜約80%の水を含む。組成物がコンパクト液体洗剤である場合、組成物は、典型的には、約20%〜約60%、又は約30%〜約50%の水を含む。組成物が単位用量形態である場合、例えば、水溶性フィルムに封入される場合、組成物は、典型的には、20%未満、又は15%未満、又は12%未満、又は10%未満、又は8%未満、又は5%未満の水を含む。組成物は、組成物の約1重量%〜20重量%、又は約3重量%〜約15重量%、又は約5重量%〜約12重量%の水を含んでもよい。組成物が単位化用量形態である場合、例えば水溶性フィルムに封入される場合、組成物は、典型的には、20%未満、又は15%未満、又は12%未満、又は10%未満、又は8%未満又は5%未満の水を含む。組成物は、組成物の約1重量%〜20重量%、又は約3重量%〜約15重量%、又は約5重量%〜約12重量%の水を含んでもよい。
使用方法
本発明は、汚れた材料を洗浄する方法を含む。当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は、洗濯前処理用途、洗濯洗浄用途、及びホームケア用途における使用に好適である。
かかる方法は、洗浄組成物をそのままの形態で、又は洗浄液中に希釈した状態で、汚れた材料の少なくとも一部分と接触させる工程と、その後所望により汚れた材料をすすぐ工程と、を含むが、これに限らない。汚れた材料に対して洗浄工程を行った後、所望によるすすぎ工程を行ってもよい。
洗濯の前処理用途での使用のために、方法は、本明細書に記載されている洗浄組成物を汚れた布地と接触させること、を含んでもよい。前処理に続いて、汚れた布地を洗濯機で洗濯してもよく、又は別の方法ですすいでもよい。
機械洗濯法は、有効量の本発明による機械洗濯用洗浄組成物がその中に溶解又は分与されている洗濯機内で、汚れた洗濯物を洗浄水溶液で処理すること、を含んでもよい。洗浄組成物の「有効量」とは、約5L〜約65Lの体積の洗浄溶液中に、約20g〜約300gの製品が溶解又は分散していることを意味する。水温は、約5℃〜約100℃の範囲であってよい。水と汚れた材料(例えば、布地)との比率は、約1:1〜約20:1であってよい。布地洗濯組成物の文脈において、使用濃度は、また、汚れ及び染みの種類並びに激しさだけでなく、洗浄水の温度、洗浄水の容量、及び洗濯機の種類(例えば、上側投入式、前側投入式、上側投入式、垂直軸型日本式自動洗濯機)にも応じて変化してもよい。
本明細書における洗浄組成物は、低い洗浄温度での布地の洗濯に使用されてもよい。これらの布地洗濯方法は、洗濯洗浄組成物を水に入れて洗浄液を形成する工程と、洗濯する布地をその洗浄液に加える工程と、を含み、その洗浄液の温度は、約0℃〜約20℃、又は約0℃〜約15℃、又は約0℃〜約9℃である。布地は、洗濯洗浄組成物を水に接触させる前に、又は水に接触させた後に、又は水に接触させるのと同時に水と接触させてもよい。
別の方法は、洗浄組成物の一実施形態を含浸させた不織布基材を、汚れた材料と接触させること、を含む。本明細書において使用するとき、「不織布基材」は、好適な秤量、キャリパー(厚み)、吸収性、及び強度特性を有する従来式の任意の不織布シート又はウェブを含み得る。好適な市販の不織布基材の非限定例としては、DuPontにより商標名SONTARA(登録商標)及びJames River Corp.により商標名POLYWEB(登録商標)として市販されているものが挙げられる。
手洗浄/浸漬方法、及び半自動洗浄機を用いた組み合わせ手洗浄もまた含まれる。
食器洗浄方法を含む硬質表面洗浄方法
汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、又は他のキッチン用食器の機械食器洗浄方法又は食器手洗浄方法を含む、硬質表面の洗浄方法が含まれる。硬質表面は、台所や浴室のような家庭内及び周りに典型的に見出されるあらゆる種類の表面、例えば床、壁、タイル、窓、食器棚、流し、シャワー、シャワー用ビニルカーテン、洗面台、トイレ、備品及び建具など、セラミック、ビニル、ワックスなしビニル、リノリウム、メラミン、ガラス、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、任意のプラスチック、ビニル処理した木材、金属又はあらゆる塗装若しくはニス塗り若しくは封止した表面などのような異なる材料を素材にしたものを含む、家庭用硬質表面を含み得る。家庭用の硬質表面はまた、家庭用電化製品を含み、その例としては、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、自動式乾燥機、オーブン、電子レンジ、食洗機などが挙げられるが、これらに限られない。かかる硬質表面は、個人の家庭において、また商用環境、企業環境、及び工業環境においても見出され得る。
機械食器洗浄の方法は、汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、及び他のキッチン用食器を、有効量の本発明による機械食器洗浄組成物を中に溶解又は分散した水性液体で処理すること、を含む。「有効量」の機械洗浄組成物とは、約3L〜約10Lの体積の洗浄溶液中に溶解又は分散させた約8g〜約60gの生成物を意味する。
食器手洗浄の1つの方法は、水を入れた容器の中に洗浄組成物を溶解し、続いて汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、又は他のキッチン用食器を食器洗浄液と接触させ、次いで汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、又は他のキッチン用食器を手でこする、拭く又はすすぐこと、を含む。食器手洗浄の別の方法は、汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、又は他のキッチン用食器上に洗浄組成物を直接に適用し、次いで汚れた皿、食卓用食器、銀製食器、又は他のキッチン用食器を手でこする、拭く又はすすぐこと、を含む。いくつかの例では、食器手洗浄に有効な量の洗浄組成物は水中に希釈して約0.5〜約20mLである。
組成物の包装
本明細書に記載の洗浄組成物は、紙、板紙、プラスチック材料、及び任意の好適な積層体から構成されるものを含む任意の好適な容器中に包装することができる。好適なパッケージングの種類は欧州特許出願第94921505.7号に記載されている。
単区画又は多区画パウチ添加剤
本明細書に記載される洗浄組成物は、単区画又は多区画洗浄組成物として包装することもできる。
組み合わせ
本開示の具体的に想到される組み合わせを、ここで以下のアルファベットを付した段落に記載する。これらの組み合わせは、事実上例示的なものであり、限定的であることを意図したものではない。
A.組成物の約1〜約70重量%の界面活性剤系と、約0.1〜約10%の、式(I)に係るエステルアミン及び/又はその塩、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、nは、0〜12の整数であり、mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;pは、0〜12の整数であり、oは、各繰り返し単位pごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;rは、0〜12の整数であり、qは、各繰り返し単位rごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;sは、0〜100の整数であり;tは、1〜100の整数であり;uは、0〜100の整数であり;vは、0〜100の整数であり;s、t、u、及びvの合計は、1以上であって;A、A、A、及びAは、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、又はvごとに独立して、エチレンオキシ基、イソプロピレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、s、t、u、及び/又はvが、1以上である場合、第1のA、A、A、及びA基の酸素原子はB基に結合し、且つ次のA、A、A、及びA基は、これらが存在する場合、酸素原子を介して先のA、A、A、及びA基に結合し;B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合、直鎖C〜C12アルカンジイル基及び分岐鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択され;R、R、及びR12は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R、及びRは、各繰り返し単位pの各繰り返し単位oごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R、及びRは、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R10、及びR11は、各繰り返し単位rの各繰り返し単位qごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;Z、Z、Z、及び/又はZは、存在する場合、独立して、−OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物、
Figure 0006977139
(式中、互いに独立して、wは0〜12の整数であり、R13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される)は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、Z、Z、Z、及び/又はZの少なくとも1つは存在し、且つ−OHではない]と、を含む、洗浄組成物。
B.n、p、及びrが、それぞれゼロに等しく、Zは、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物;
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、wは0〜12の整数であり、R13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された該結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R、R、及び/又はR12は少なくとも7個以上の炭素原子を含有する、段落Aに記載の洗浄組成物。
C.p及びrは、どちらも0に等しく、nは少なくとも1であり、Z及びZは、独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、wは0〜12の整数であり、R13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZはOHではなく、Rは2個以上の炭素原子を含有する、段落A又はBに記載の洗浄組成物。
D.n及びpは、独立して1以上であり、rは0以上であり、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、wは0〜12の整数であり、R13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る該化合物は、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZはOHではなく、ここで、n及びpが1に等しく、且つrが0に等しい場合、少なくとも1つの単位A、A、又はAは、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなる群から選択される、段落A〜Cのいずれかに記載の洗浄組成物。
E.請求項1に記載のエステルアミンの塩を含み、ここで、塩は、プロトン性有機酸又はプロトン性無機酸である酸によるアミン基の少なくとも部分的なプロトン化によって形成される、段落A〜Dのいずれかに記載の洗浄組成物。
F.段落A〜Eのいずれかに記載のエステルアミンの塩を含み、ここで、塩は、メタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トルエンスルホン酸、クエン酸、乳酸、C12〜C18脂肪酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルキルサルフェート酸、アルキルエチオキシサルフェート酸、アクリル酸及びマレイン酸のアルコキシル化又は非アルコキシル化コポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される酸による、アミン基の少なくとも部分的なプロトン化によって形成される、段落A〜Eのいずれかに記載の洗浄組成物。
G.A、A、A、及びAは、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、及び/又はvごとに独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、及び1,2−ブチレンオキシ基からなるリストから選択される、段落A〜Fのいずれかに記載の洗浄組成物。
H.p、r、及びnが、全て0に等しく、Zが、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが、1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る化合物が、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R、R、及び/又はR12が、少なくとも7個以上の炭素原子を含有する、段落A〜Gのいずれかに記載の洗浄組成物。(余白)
I.p及びrがどちらも0に等しく、nが少なくとも1であり、Z及びZが、独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが、1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る化合物が、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZがOHではなく、Rが少なくとも2個以上の炭素原子を含有する、段落A〜Hのいずれかに記載の洗浄組成物。
J.p及びrがどちらも0に等しく、nが少なくとも1であり、ここで、mが1に等しく、R及びRがどちらも直鎖C〜Cアルキル基である、段落A〜Iのいずれかに記載の洗浄組成物。
K.n及びpが独立して1以上であり、且つrが0以上である場合、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが、1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る化合物が、で標識された結合を介して式(I)に係る化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又ZがOHではない、段落A〜Jのいずれかに記載の洗浄組成物。
L.n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、B1は化学結合に等しく、R、R、R、R、及びR12は全てHに等しい、段落A〜Kのいずれかに記載の洗浄組成物。
M.n及びpはどちらも1に等しく、rは0に等しく、m及びoはどちらも0に等しく、B1はメチレンに等しく、R、R、R、及びRは全てHに等しく、且つR12はエチルに等しい、段落A〜Lのいずれかに記載の洗浄組成物。
N.界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される1種以上の界面活性剤を含む、段落A〜Mのいずれかに記載の洗浄組成物。
O.ビルダー、構造化剤又は増粘剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、ポリマー汚れ遊離剤、ポリマー分散剤、ポリマー脂洗浄剤、酵素、酵素安定化系、漂白化合物、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、増白剤、染料、色調剤、移染防止剤、キレート剤、抑泡剤、柔軟剤、香料、及びこれらの混合物からなる群から選択される補助洗浄添加剤を更に含む、段落A〜Nのいずれかに記載の洗浄組成物。
P.補助洗浄添加剤は、酵素、好ましくはプロテアーゼ、アミラーゼ、及びリパーゼから選択される酵素、より好ましくはリパーゼを含む、段落A〜Oのいずれかに記載の洗浄組成物。
Q.組成物の約1重量%〜約70重量%の界面活性剤系と、約0.1〜約10%のエステルアミン及び/又はその塩と、を含む、洗浄組成物であって、そのエステルアミン及び/又はその塩は、(a)式(III)に係るアルコール、
Figure 0006977139
[式中、互いに独立して、nは、0〜12の整数であり、mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;pは、0〜12の整数であり、oは、各繰り返し単位pごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;rは、0〜12の整数であり、qは、各繰り返し単位rごとに独立して、0〜12から選択される整数であり;B、B、B、及びBは、互いに独立して、結合、直鎖C〜C12アルカンジイル基及び分岐鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択され;R、R、及びR12は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R、及びRは、各繰り返し単位pの各繰り返し単位oごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R、及びRは、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R、R10、及びR11は、各繰り返し単位rの各繰り返し単位qごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され]を;1つ以上のC〜C16アルキレンオキシドと反応させること、続いて、(b)アルコキシル化アルコールを、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、式(IV)に係る酸、及びその塩;
Figure 0006977139
[式中、wは0〜12の整数であり、R13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;R15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される]からなる群から選択される少なくとも1つの化合物で少なくとも部分的にエステル化することによって得ることができた、洗浄組成物。
R.式(III)に係るアルコールと、総C〜C12アルキレンオキシドとのモル比は、1:1〜1:400の範囲である、段落Qに記載の洗浄組成物。
S.酸と、アルコキシル化アルコールのヒドロキシル基とのモル比は、0.1:1〜1:1の範囲である、段落Q〜Rのいずれかに記載の洗浄組成物。
T.汚れた布地を前処理又は処理する方法であって、汚れた布地を段落A〜Sのいずれかに記載の洗浄組成物と接触させる工程を含み、好ましくは、汚れた布地は、脂染みを含む、方法。
U.染みを除去するための、好ましくは脂染みを除去するための、より好ましくは30℃以下の温度である洗浄水中において脂染みを除去するための、洗浄組成物、好ましくは洗濯組成物における、洗浄組成物中における段落A〜Sのいずれかに記載のエステルアミン及び/又はその塩の使用。
試験方法
H NMRは、Bruker Avance400MHzスペクトル計を用いてMeODで測定される。
pHは、10%水溶液で測定される。
ヒドロキシル価は、DIN53240−1に従って測定される。
ポリアルキレンオキシド(例えば、ポリエチレングリコール)の分子量は、以下の式によって測定されたヒドロキシル価から計算される。
分子量(g/モル)=
1000/(ヒドロキシル価[mgKOH/g]/56.11)×1分子当たりのヒドロキシル基
下記の実施例は、事実上例示的なものであり、限定的であることを意図したものではない。
合成例
合成例1:2−プロピルヘプタノールを3モルのエチレンオキシドでエトキシル化した、6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
温度計、還流冷却器、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中で、58.1gの2−プロピルヘプタノールを3モルのエチレンオキシドでエトキシル化し、26.2gの6−アミノヘキサン酸を入れ、90℃まで加熱する。混合物に19,6gのメタンスルホン酸を10分以内に添加する。この反応混合物を、130℃まで加熱し、130℃で0.5時間撹拌する。真空(2mbar)を適用し、反応混合物を130℃で更に10時間撹拌する。90.5gの淡褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、メタンスルホン酸塩としての6−アミノヘキサン酸−トリエチレングリコール2−プロピル−ヘプチルエーテルエステルへの完全な変換を示す。
合成例2:C13−オキソアルコールを3モルのエチレンオキシドでエトキシル化した、6−アミノヘキサン酸とのエステルした、メタンスルホン酸塩。
温度計、還流冷却器、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中で、65.93gのC13オキソアルコールを3モルのエチレンオキシドでエトキシル化し、26.23gの6−アミノヘキサン酸を入れ、90℃まで加熱する。混合物に19,6gのメタンスルホン酸を10分以内に添加する。この反応混合物を、135℃まで加熱し、135℃で7.0時間撹拌する。真空(5mbar)を適用し、反応混合物を130℃で更に3時間撹拌する。101.95gの淡褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、メタンスルホン酸塩としての6−アミノヘキサン酸−トリエチレングリコールC13−オキソアルコールエステルへの完全な変換を示す。
合成例3:ソルビトールを12モルのエチレンオキシドでプロポキシル化した、2モルの6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
3a ソルビトールを12モルのプロピレンオキシドでプロポキシル化:
2Lのオートクレーブ中に、278.85gのソルビトール及び2.65gのtert−ブチレートを入れ、混合物を140℃まで加熱する。容器を窒素で3回パージし、1005.4gのプロピレンオキシドを15時間以内に分けて加える。反応を完了させるため、混合物に140℃で更に5時間追加の反応をさせた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を80℃にて減圧下で回収する。濾過後、1325.0gの薄黄色がかったオイルを得る(ヒドロキシ価:375mgKOH/g)。
3b ソルビトールを12モルのエチレンオキシドでプロポキシル化した、2モルの6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
温度計、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中で、88.14gのソルビトールを12モルのプロピレンオキシドでプロポキシル化し、26.0gの6−アミノヘキサン酸を入れる。混合物を50℃まで加熱し、19.6gのメタンスルホン酸を、窒素の定常流下において10分以内に添加する。添加中、温度を60℃まで上昇させる。この反応混合物を、135℃まで加熱し、135℃で4時間撹拌する。真空(5mbar)を適用し、反応混合物を130℃で更に11.0時間撹拌する。121.0gの褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、ヒドロキシル基のエステル化ヒドロキシル基への33%の変換を示す。
合成例4:ソルビトールを18モルのエチレンオキシド及び6モルのプロピレンオキシドでアルコキシル化した、2モルの6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
4a ソルビトールを18モルのエチレンオキシド及び6モルのプロピレンオキシドでアルコキシル化
2Lのオートクレーブ中に、148.7gのソルビトール及び2.1gのカリウムtert−ブチレートを入れ、混合物を130℃まで加熱する。容器を窒素で3回パージし、634.3gのエチレンオキシドを20時間以内に加える。この混合物を更に5時間撹拌した後、278.8gのプロピレンオキシドを10時間以内に分けて加える。反応を完了させるため、混合物に130℃で更に5時間追加の反応をさせた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を80℃において減圧下で除去した。濾過後、1060.0gの薄黄色がかったオイルを得た(ヒドロキシ価:250mgKOH/g)。
4b ソルビトールを18モルのエチレンオキシド及び6モルのプロピレンオキシドでアルコキシル化した、6モルのDL−アラニンとのエステル、メタンスルホン酸塩。
温度計、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中で、105.8gのソルビトールを18モルのエチレンオキシド及び6モルのプロピレンオキシドでアルコキシル化し、42.8gのDL−アラニンを入れる。混合物を50℃まで加熱し、47.1gのメタンスルホン酸を、窒素の定常流下において10分以内に添加する。添加中、温度を60℃まで上昇させる。この反応混合物を、135℃まで加熱し、135℃で13時間撹拌する。186.0gの褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、ヒドロキシル基のエステル化ヒドロキシル基への100%の変換を示す。
比較例1:ブチルトリグリコールの6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
温度計、還流冷却器、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中に、64.39gのブチルトリグリコール及び39.35gの6−アミノヘキサン酸を入れ、90℃まで加熱する。混合物に29.4gのメタンスルホン酸を10分以内に添加する。この反応混合物を、135℃まで加熱し、135℃で4時間撹拌する。真空(5mbar)を適用し、反応混合物を130℃で更に13.5時間撹拌する。122.0gの淡褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、メタンスルホン酸塩としての6−アミノヘキサン酸酸−ブチルトリグリコールエステルへの完全な変換を示す。
比較例2:ポリエチレングリコール、Mおおよそ200g/モル;6−アミノヘキサン酸とのエステル、メタンスルホン酸塩。
温度計、還流冷却器、窒素入口、滴下漏斗、及び撹拌機を備えた4つ口容器中に、30.0gのポリエチレングリコール(Mおおよそ200g/モル)及び39.35gの6−アミノヘキサン酸を入れ、90℃まで加熱する。混合物に29.4gのメタンスルホン酸を10分以内に添加する。この反応混合物を、135℃まで加熱し、135℃で4時間撹拌する。真空(5mbar)を適用し、反応混合物を135℃で更に22時間撹拌する。97.0gの淡褐色の固体が得られる。MeODでのH−NMRは、メタンスルホン酸塩としての6−アミノヘキサン酸酸−ポリエチレングリコールエステルへの完全な変換を示す。
性能実施例
性能実施例1:洗剤における添加剤としての使用
ベーコンの脂を含有する青色ニット綿の専門的な染み見本をWarwick Equest Ltd.から購入した。launder−o−meter(SDL Atlas製)中にて、室温で、キャニスタ当たり500mLの洗浄溶液、20個の金属ボール、及びバラスト布地を使用して、染みを30分間洗浄した。洗浄溶液は5000ppmの洗剤組成物DC1を含有していた(表1)。水硬度は2.5mM(Ca2+:Mg2+は4:1)であった。添加剤を、各キャニスタの洗浄液に、以下で詳述する量で別々に加えた。添加後、pH値を、添加剤なしの洗浄溶液のpH値まで再調整した。
標準比色分析測定を使用して、洗浄前と後との各々の染みに対するL、a、及びb値を得た。L、a、及びb値から、染みレベルは、染みと未処理の布地との色差ΔE(DIN EN ISO11664−4に従って計算)として計算した。見本からの染み除去は以下のように計算された。
Figure 0006977139
ΔE初期=洗浄前の染みレベル
ΔE洗浄後=洗浄後の染みレベル
染みレベルは、布地上の脂の量に相当する。洗浄前の布地の染みレベル(ΔE初期)は高く、洗浄プロセスでは、染みが除去され、洗浄後の染みレベルがより小さくなる(ΔE洗浄後)。染みがより良好に除去されているほどΔE洗浄後の値が低くなり、差異はΔE初期に対してより大きくなる。したがって、染み除去指数の値は、洗浄性能がより良好になるとともに大きくなる。結果は、表2に示してある。
Figure 0006977139
Figure 0006977139
上記の表2に示すように、合成例1又は2による化合物を含む洗剤組成物では、比較例1又は2による化合物を含む洗剤化合物と比較して、ベーコンの脂の染み除去が改善された。
性能実施例2:洗剤における添加剤としての使用
wfk Testgewebe GmbH製の専門的な染みwfk20D(ポリエステル/綿65/35、汚れ:顔料/皮脂)が使用される。洗浄手順及び染み分析は上記と実質的に同じであるが、1584ppmの洗剤組成物DC2による。添加剤を用いて及び添加剤を用いずに洗浄する前の洗浄液のpHを、pH8.0まで各場合において調整した。洗剤配合物DC2を表3に示し、試験結果を表4及び5に示す。
Figure 0006977139
Figure 0006977139
Figure 0006977139
上記の表4及び5に示すように、合成例4及び5による化合物を含む組成物では、改善された染み除去がもたらされる。
配合例
配合例1.ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物(北米)
Figure 0006977139
1.−NH当たり20のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
2.Stepan(Northfield,Illinois,USA)により供給されている、平均脂肪族炭素鎖長C11〜C12を有する直鎖アルキルベンゼンスルホネート
3.AE9は、Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)により供給されている、平均エトキシル化度が9のC12〜13アルコールエトキシレートである。
4.好適なキレート剤は、例えば、Dow Chemical(Midland,Michigan,USA)により供給されているジエチレンテトラアミン五酢酸(DTPA)、又はSolutia(St Louis,Missouri,USA、Bagsvaerd,Denmark)により供給されているヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)である。
5.Natalase(登録商標)、Mannaway(登録商標)は全て、Novozymes,Bagsvaerd,Denmarkの製品である。
6.プロテアーゼは、Genencor International(Palo Alto(California,USA))により供給されているもの(例えばPurafect Prime(登録商標))、又はNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているもの(例えばLiquanase(登録商標)、Coronase(登録商標))であってよい。
10.好適な蛍光白化剤は、例えば、Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)のTinopal(登録商標)AMS、Tinopal(登録商標)CBS−X、スルホネート化亜鉛フタロシアニンである。
11.合成例1〜4のいずれかで調製されたアルコキシル化エステルミン
12.両親媒性アルコキシレート化脂洗浄ポリマーは、−NH当たり24個のエトキシレート基、及び−NH当たり16個のプロポキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)である。
13.Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)。
14.Novozymes A/S(Bagsvaerd、Denmark)。
15.Novozymes A/S(Bagsvaerd、Denmark)。
配合例2.粉末状洗剤洗濯洗剤組成物
Figure 0006977139
1.Stepan(Northfield,Illinois,USA)により供給されている、平均脂肪族炭素鎖長C11〜C12を有する直鎖アルキルベンゼンスルホネート
2.AE3Sは、Stepan(Northfield、Illinois、USA)により供給されている、C12〜15アルキルエトキシ(3)サルフェートである。
3.ゼオライトAは、Industrial Zeolite(UK)Ltd(Grays,Essex,UK)により供給されている。
4.1.6R Silicateは、Koma(Nestemica,Czech Republic)により供給されている。
5.炭酸ナトリウムは、Solvay(Houston,Texas,USA)により供給されている。
6.汚れ遊離剤は、Rhodia(Paris,France)により供給されているRepel−o−tex(登録商標)PFである。
7.アクリル酸/マレイン酸コポリマーは、分子量70,000であり、アクリレート:マレエート比=70:30である(BASF(Ludwigshafen,Germany)により供給されている)。
8.Savinase(登録商標)、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Lipex(登録商標)、Celluclean(商標)、Mannaway(登録商標)、及びWhitezyme(登録商標)はいずれも、Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)の製品である。
9.プロテアーゼは、Genencor International(Palo Alto(California,USA))により供給されているもの(例えばPurafect Prime(登録商標))、又はNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているもの(例えばLiquanase(登録商標)、Coronase(登録商標))であってよい。
10.合成例1〜4のいずれかで調製されたアルコキシル化エステルミン
11.TAEDは、ClariantGmbh(Sulzbach、Germany)により商標名Peractive(登録商標)で供給されている、テトラアセチルエチレンジアミンである。
12.過炭酸ナトリウムは、Solvay(Houston,Texas,USA)により供給されている。
13.エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸、(S,S)異性体(EDDS)のNa塩は、Octel(Ellesmere Port,UK)により供給されている。
14.ヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)は、Dow Chemical(Midland,Michigan,USA)により供給されている。
15.抑泡剤疑集体は、Dow Corning(Midland,Michigan,USA)により供給されている。
16.蛍光増白剤1は、Tinopal(登録商標)AMSであり、蛍光増白剤2は、Tinopal(登録商標)CBS−X、スルホネート化亜鉛フタロシアニンであり、ダイレクトバイオレット9は、Pergasol(登録商標)バイオレットBN−Zであり、これらは全てCiba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)により供給されている。
配合例3.粉末状洗濯添加剤
Figure 0006977139
1.Mannaway、Novozymes(Denmark)から、1g当たり4mgの活性酵素。
2.Celluclean、Novozymes(Denmark)から、1g当たり15.6mgの活性酵素。
3.合成例1〜4のいずれかで調製されたアルコキシル化エステルミン
4.TAEDは、ClariantGmbh(Sulzbach、Germany)により商標名Peractive(登録商標)で供給されている、テトラアセチルエチレンジアミンである。
5.過炭酸ナトリウムは、Solvay(Houston,Texas,USA)により供給されている。
6.AE7は、Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)により供給されている、平均エトキシル化度が7のC14〜15アルコールエトキシレートである。
7.NOBSは、Future Fuels(Batesville,Arkansas,USA)により供給されているナトリウムノナノイルオキシベンゼンスルホネートである。
8.好適な蛍光白化剤は、例えば、Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)のTinopal(登録商標)AMS、Tinopal(登録商標)CBS−X、スルホネート化亜鉛フタロシアニンである。
配合例4.可溶性単位用量洗剤組成物
以下の組成物を、ポリビニルアルコール系フィルム(例えば、M8630フィルム、MonoSol,LLCから入手可能)などの水溶性フィルムに封入して、単位用量物品を形成してもよい。
Figure 0006977139
1.Sasol(Lake Charles,LA)の直鎖アルキルベンゼン
2.AE9は、Huntsman(Salt Lake City,Utah,USA)により供給されている、平均エトキシル化度が9のC12〜13アルコールエトキシレートである。
3.Genencor International(Palo Alto,California,USA)により供給されているプロテアーゼ(例えば、Purafect Prime(登録商標))
4.Genencor International(Palo Alto,California,USA)により供給されているプロテアーゼ
5.Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているNatalase(登録商標)
6.Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているTermamyl Ultra
7.Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているMannanase(登録商標)
8.Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給されているWhitezyme
9.−NH当たり20のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)
10.BASFにより供給されているSokalan 101ポリエチレングリコール−ポリビニルアセテートコポリマー
11.好適なキレート剤は、例えば、Dow Chemical(Midland,Michigan,USA)により供給されているジエチレンテトラアミン五酢酸(DTPA)である。
12.Innospec Englewood(Colorado,USA)から供給されているエチレンジアミン二コハク酸
13.好適な蛍光白化剤は、例えば、Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)のTinopal(登録商標)AMS、Tinopal(登録商標)CBS−X、スルホネート化亜鉛フタロシアニンである。
14.合成例1〜4のいずれかで調製されたアルコキシル化エステルミン
15.Twin Rivers Technologies(Quincy Massachusetts)の足されたココナッツ脂肪酸
本明細書において開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。代わりに、特に指示がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲において網羅することを意図したものである。

Claims (14)

  1. 洗浄組成物であって、
    前記組成物の1〜70重量%の界面活性剤系と
    0.〜10%の、式(I)に係るエステルアミン及び/又はその塩、
    Figure 0006977139
    [式中、互いに独立して、
    nは、0であり
    は、0であり
    は、0であり
    は、1〜100の整数であり、
    は、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、tが、1以上である場合、前記第1のA の酸素原子はB基に結合し、且つ前記次のA は、これらが存在する場合、酸素原子を介して前記先のA に結合し;
    、結合、直鎖C〜C12アルカンジイル基及び分岐鎖C〜C12アルカンジイル基からなる群から選択され;
    、R、及びR12は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され
    は、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物からなる群から選択され、
    Figure 0006977139
    (式中、互いに独立して、
    wは、0〜12の整数であり;
    13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される)
    ここで、式(II)に係る前記化合物は、 で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R 、R 、及び/又は、R 12 が少なくとも7個以上の炭素原子を含有する]
    と、を含む、洗浄組成物。
  2. 洗浄組成物であって、
    前記組成物の1〜70重量%の界面活性剤系と、
    0.1〜10%の、式(I)に係るエステルアミン及び/又はその塩、
    Figure 0006977139
    [式中、互いに独立して、
    nは、1〜12の整数であり、
    mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
    pは、0であり、
    rは、0であり、
    tは、1〜100の整数であり、
    uは、0〜100の整数であり、
    t及びuの合計は、1以上であって;
    及びA は、互いに独立して、且つ各繰り返し単位t又はuごとに独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、t及び/又はuが、1以上である場合、前記第1のA 及びA 基の酸素原子はB基に結合し、且つ前記次のA 及びA 基は、これらが存在する場合、酸素原子を介して前記先のA 及びA 基に結合し;
    及びB は、互いに独立して、結合、直鎖C 〜C 12 アルカンジイル基及び分岐鎖C 〜C 12 アルカンジイル基からなる群から選択され;
    、R 、及びR 12 は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    、R 、及びR は、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    及びZは、独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物、
    Figure 0006977139
    (式中、互いに独立して、
    wは、0〜12の整数であり;
    13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される)からなる群から選択され、
    ここで、式(II)に係る前記化合物は、で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZはOHではなく、Rは2個以上の炭素原子を含有する
    と、を含む、洗浄組成物。
  3. 洗浄組成物であって、
    前記組成物の1〜70重量%の界面活性剤系と、
    0.1〜10%の、式(I)に係るエステルアミン及び/又はその塩、
    Figure 0006977139
    [式中、互いに独立して、
    nは、1〜12の整数であり、
    mは、各繰り返し単位nごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
    pは、1〜12の整数であり、
    oは、各繰り返し単位pごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
    rは、0〜12の整数であり、
    qは、各繰り返し単位rごとに独立して、0〜12から選択される整数であり、
    sは、0〜100の整数であり、
    tは、1〜100の整数であり、
    uは、0〜100の整数であり、
    vは、0〜100の整数であり、
    s、t、u、及びvの合計は、1以上であって;
    、A 、A 、及びA は、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、又はvごとに独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなるリストから選択され、ここで、s、t、u、及び/又はvが、1以上である場合、前記第1のA 、A 、A 、及びA 基の酸素原子はB基に結合し、且つ前記次のA 、A 、A 、及びA 基は、これらが存在する場合、酸素原子を介して前記先のA 、A 、A 、及びA 基に結合し;
    、B 、B 、及びB は、互いに独立して、結合、直鎖C 〜C 12 アルカンジイル基及び分岐鎖C 〜C 12 アルカンジイル基からなる群から選択され;
    、R 、及びR 12 は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    、R 、及びR は、各繰り返し単位nの各繰り返し単位mごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    、R 、及びR は、各繰り返し単位pの各繰り返し単位oごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    、R 10 、及びR 11 は、各繰り返し単位rの各繰り返し単位qごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又はZは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、及び式(II)に係る化合物、
    Figure 0006977139
    (式中、互いに独立して、
    wは、0〜12の整数であり;
    13及びR14は、各繰り返し単位wごとに独立して、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択され;
    15、R16、R17、及びR18は、H、直鎖アルキル、分岐鎖アルキル、及びシクロアルキルからなる群から選択される)からなる群から選択され、
    ここで、式(II)に係る前記化合物が、で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又ZはOHではなく、
    ここで、n及びpが1に等しく且つrは0に等しい場合、少なくとも1つの単位A、A、又はAは、プロピレンオキシ基、1,2−ブチレンオキシ基、2,3−ブチレンオキシ基、i−ブチレンオキシ基、ペンチレンオキシ基、ヘキシレンオキシ基、スチリルオキシ基、デセニルオキシ基、ドデセニルオキシ基、テトラデセニルオキシ基、及びヘキサデカニルオキシ基からなる群から選択される
    と、を含む、洗浄組成物。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のエステルアミンの塩を含み、前記塩が、プロトン性有機酸又はプロトン性無機酸である酸による前記アミン基の少なくとも部分的なプロトン化によって形成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のエステルアミンの塩を含み、前記塩が、メタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トルエンスルホン酸、クエン酸、乳酸、C12〜C18脂肪酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルキルサルフェート酸(alkyl sulfate acid)、アルキルエチオキシサルフェート酸(alkyl ethyoxysulfate acid)、アクリル酸及びマレイン酸のアルコキシル化又は非アルコキシル化コポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される酸による、前記アミン基の少なくとも部分的なプロトン化によって形成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の洗浄化合物。
  6. 、A、A、及びAが、互いに独立して、且つ各繰り返し単位s、t、u、及び/又はvごとに独立して、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、及び1,2−ブチレンオキシ基からなるリストから選択される、請求項1〜のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. p、r、及びnが、全て0に等しく、Zが、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る前記化合物が、で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの基R、R、及び/又はR12が、少なくとも7個以上の炭素原子を含有する、請求項1、4〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  8. p及びrがどちらも0に等しく、nが少なくとも1であり、Z及びZが、独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る前記化合物が、で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z及び/又はZがOHではなく、Rが少なくとも2個以上の炭素原子を含有する、請求項2、4〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  9. p及びrがどちらも0に等しく、nが少なくとも1であり、ここで、mが1に等しく、R及びRがどちらも直鎖C2〜C4アルキル基である、請求項2、4〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  10. n及びpが独立して1以上であり、且つrが0以上である場合、Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又Zは、各繰り返し単位n、p、及びrごとに独立して、OH、アラニン、グリシン、リジン、及び式(II)に係る化合物[式中、wが1〜4の範囲の整数である]からなる群から選択され、ここで、式(II)に係る前記化合物が、で標識された前記結合を介して式(I)に係る前記化合物に接続し、但し、少なくとも1つの置換基Z、及び/又はZ、及び/又はZ、及び/又ZがOHではない、請求項3〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  11. n及びpがどちらも1に等しく、rが0に等しく、m及びoがどちらも0に等しく、B1が化学結合に等しく、R、R、R、R、及びR12が全てHに等しい、請求項3〜6、10のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  12. n及びpがどちらも1に等しく、rが0に等しく、m及びoがどちらも0に等しく、B1がメチレンに等しく、R、R、R、及びRが全てHに等しく、且つR12がエチルに等しい、請求項3〜6、10のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  13. ビルダー、構造化剤又は増粘剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、ポリマー汚れ遊離剤、ポリマー分散剤、ポリマー脂洗浄剤、酵素、酵素安定化系、漂白化合物、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、増白剤、染料、色調剤、移染防止剤、キレート剤、抑泡剤、柔軟剤、香料、及びこれらの混合物からなる群から選択される補助洗浄添加剤を更に含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  14. 汚れた布地を前処理又は処理する方法であって、前記汚れた布地を請求項1〜13のいずれか1項に記載の洗浄組成物と接触させる工程を含む、方法。
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