JP6977079B2 - コネクタ付き装置、コネクタ及びケーブル - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態に係るケーブル1について、図1を参照して説明する。図1は、ケーブル1を、接続先となる機器6(特許請求の範囲における「装置」の一例)と共に示した斜視図である。図1において、(a)は、ケーブル1が機器6に接続される前の状態を示し、(b)は、ケーブル1が機器6に接続された後の状態を示す。
本発明の第2の実施形態に係るケーブル2について、図2を参照して説明する。図2は、ケーブル2を、接続先となる基板7(特許請求の範囲における「装置」の一例)と共に示した斜視図である。図2において、(a)は、ケーブル2が基板7に接続される前の状態を示し、(b)は、ケーブル2が基板7に接続された後の状態を示す。
本発明の一実施形態に係る画像伝送システムSについて、図3を参照して説明する。図3は、画像伝送システムSの構成を示すブロック図である。
(1)端子の突出方向
従来のケーブルにおいては、コネクタに設ける端子を、コネクタの筐体に接続された伝送路が引き出された方向である引き出し方向と異なる方向に突出させる構成が採用されている。換言すれば、コネクタに設ける端子をコネクタの長手方向に突出させる構成が採用されている。したがって、従来のコネクタを装置に接続した場合、筐体の長手方向のサイズ分だけコネクタが装置から突き出る。このため、コネクタが邪魔になり、装置に対する作業が困難になる、或いは、コネクタに物体が接触し、コネクタ又は装置が損傷を受け易いといった問題が生じ得る。
近年、基板上に実装された素子及び回路における信号処理の高速化が進んでいる。例えば、カメラ等に搭載される撮像基板に実装された撮像素子、及び、コンピュータ等に搭載される信号処理基板に実装された信号処理回路は、その典型例である。これら2つの基板に設けられた基板対基板接続用の端子を用いて、これら2つの基板を互いに直接的に基板対基板接続すると、一方の基板において発生した熱が他方の基板に伝導し、その結果、素子又は回路にダメージを与える可能性がある。このため、これらの基板を互いに離間させ、ケーブルを介して接続することが検討されている。しかしながら、従来のケーブルにおいては、コネクタに設ける端子として、USB端子などの機器対機器接続用の端子を用いる構成が採用されている。このため、従来のケーブルのコネクタを、基板に設けられた基板対基板接続用の端子に直接接続することはできない。したがって、従来のケーブルを用いて2つの基板を接続する場合、例えば、基板に設けられた基板対基板接続用の端子から伸びる配線(例えば、フレキシブルプリント配線)の先端に機器対機器接続用の端子を設け、この端子に従来のケーブルのコネクタを接続することになる。このため、部材費及び加工費が増大する、もしくは、2つの基板間の通信速度が伝送帯域の狭い機器対機器接続用の端子の伝送速度により律速される。これは、機器対機器接続用の端子の伝送速度は、高々10Gbps程度であり、基板対基板接続用の端子の伝送速度よりも遅いからである。また、基板における機器対機器接続用の端子の配置の自由度は、基板における基板対基板接続用の端子の配置の自由度よりも低い。このため、2つの基板の接続に従来のケーブルを用いることは、実用的ではない。
従来のケーブルにおいては、コネクタを装置に接続したときに、コネクタの筐体の表面が装置の筐体の表面から離間する構成が採用されている。これは、コネクタを装置に接続する際に、コネクタの筐体と装置の筐体とが接触することによって、コネクタの端子と装置の端子との接続が不十分になることを防止するためである。しかしながら、装置に接続されたコネクタに外力が作用したときに、コネクタがガタつくことによって、コネクタの端子及び/又は装置の端子に負担が掛かり、コネクタの端子及び/又は装置の端子が損傷を受けるという問題が生じ得る。
従来のケーブルにおいては、コネクタをカメラ等の機器に接続したときに、機器の筐体の表面に設けられたインジケータ及び端子がコネクタに覆い隠されてしまうことがある。機器のインジケータがコネクタに覆い隠されてしまう場合には、機器にコネクタが接続されている間、ユーザが機器の状態を確認することが困難になるという問題を生じ得る。また、機器の端子がコネクタに覆い隠されてしまう場合には、機器にコネクタが接続されている間、上述した機器の端子に他の機器やケーブルなどを接続することが困難になるという問題を生じ得る。
本発明は上述した各実施形態、各実施例、又は各変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態、実施例、又は変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態、各実施例、又は各変形例にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。例えば、上述した基板7とコネクタ21とは、端子211とは別にピン状の部材で互いに接続されていてもよい。
10、20 光ファイバ
11、21 コネクタ
110、210 筐体
110a 外壁
210a 側壁
111、211 端子
D1 長手方向
D2 短手方向
Claims (15)
- 伝送路と接続可能なコネクタが接続されたコネクタ付き装置であって、
上記コネクタは、上記伝送路と接続可能な筐体と、上記筐体の最も長い辺と平行な方向以外の方向に突出した複数の端子と、を備えており、
上記複数の端子は、基板対基板接続用の端子であり、上記筐体を構成する6つの面のうち、面積の最も大きい面に配置されており、
上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面であって、上記コネクタが上記コネクタ付き装置に接続されることにより、上記コネクタ付き装置の表面を構成する第2の面と面接触する第1の面を有しており、
上記第1の面は、上記複数の端子を取り囲む凸部を有し、
上記第2の面は、上記凸部と嵌合可能な凹部を有し、
上記第1の面は、上記凸部により囲まれた領域の外側において上記第2の面と面接触する、
ことを特徴とするコネクタ付き装置。 - 上記複数の端子は、上記筐体の最も長い辺に平行な方向と直交する方向に沿って並んでおり、
上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面を有し、上記端子の突出方向に対して上記筐体の内部空間が開放された開放型筐体であり、
上記第1の面は、上記筐体の側壁の端面である、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ付き装置。 - 上記コネクタは、上記端子を介して該装置から供給される信号に応じて動作するインジケータを備えている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ付き装置。 - 上記コネクタは、上記端子を第1の端子として、該第1の端子が設けられた方向と異なる方向に設けられた第2の端子であって、上記コネクタを装置に接続したときに、(1)上記第1の端子を介して該装置から入力される信号を出力するための、又は、(2)上記第1の端子を介して該装置へと出力される信号を入力するための第2の端子を備えている、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のコネクタ付き装置。 - 伝送路と接続可能なコネクタであって、
上記コネクタは、上記伝送路と接続可能な筐体と、上記筐体の最も長い辺と平行な方向以外の方向に突出した複数の端子と、を備えており、
上記複数の端子は、基板対基板接続用の端子であり、上記筐体を構成する6つの面のうち、面積の最も大きい面に配置されており、
上記コネクタは、上記コネクタを装置に接続した場合、上記端子を介して該装置から供給される信号に応じて動作するインジケータを備えており、
上記インジケータは、上記端子が設けられている面と反対側の面又は上記端子が設けられている面と直交する面に配置されており、
上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面であって、上記コネクタが装置に接続されることにより、該装置の表面を構成する第2の面と面接触する第1の面を有しており、
上記第1の面は、上記複数の端子を取り囲む凸部を有し、
上記第2の面は、上記凸部と嵌合可能な凹部を有し、
上記第1の面は、上記凸部により囲まれた領域の外側において上記第2の面と面接触する、
ことを特徴とするコネクタ。 - 伝送路と接続可能なコネクタであって、
上記コネクタは、上記伝送路と接続可能な筐体と、上記筐体の最も長い辺と平行な方向以外の方向に突出した複数の端子と、を備えており、
上記複数の端子は、基板対基板接続用の端子であり、上記筐体を構成する6つの面のうち、面積の最も大きい面に配置されており、
上記コネクタは、上記端子を第1の端子として、該第1の端子が設けられた方向と異なる方向に設けられた第2の端子であって、上記コネクタを装置に接続したときに、(1)上記第1の端子を介して該装置から入力される信号を出力するための、又は、(2)上記第1の端子を介して該装置へと出力される信号を入力するための第2の端子を備えており、
上記第2の端子は、上記筐体の表面において上記第1の端子が設けられている方向以外の方向に設けられており、
上記第2の端子は、上記筐体の内部において上記第1の端子に接続されており、
上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面であって、上記コネクタが装置に接続されることにより、該装置の表面を構成する第2の面と面接触する第1の面を有しており、
上記第1の面は、上記複数の端子を取り囲む凸部を有し、
上記第2の面は、上記凸部と嵌合可能な凹部を有し、
上記第1の面は、上記凸部により囲まれた領域の外側において上記第2の面と面接触する、
ことを特徴とするコネクタ。 - 上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面を有し、上記端子の突出方向に対して上記筐体の内部空間が外壁によって閉塞された閉塞型筐体であり、
上記第1の面は、上記外壁の外表面である、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコネクタ。 - 上記筐体は、上記筐体の表面を構成する第1の面を有し、上記端子の突出方向に対して上記筐体の内部空間が開放された開放型筐体であり、
上記第1の面は、上記筐体の側壁の端面である、
ことを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載のコネクタ。 - 光ファイバを備え、
上記コネクタには、(1)上記複数の端子を介して入力された電気信号を、上記光ファイバを介して送信する光信号に変換する送信回路、及び、(2)上記光ファイバを介して受信した光信号を、上記複数の端子を介して出力する電気信号に変換する受信回路の一方又は両方を備えている、
ことを特徴とする請求項5〜8の何れか1項に記載のコネクタ。 - 上記コネクタは、上記コネクタを装置に接続した場合、上記端子を介して該装置から供給される信号に応じて動作するインジケータを備えている、
ことを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。 - 上記コネクタは、上記端子を第1の端子として、該第1の端子が設けられた方向と異なる方向に設けられた第2の端子であって、上記コネクタを装置に接続したときに、(1)上記第1の端子を介して該装置から入力される信号を出力するための、又は、(2)上記第1の端子を介して該装置へと出力される信号を入力するための第2の端子を備えている、
ことを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。 - 上記コネクタは、放熱機構を有している、
ことを特徴とする請求項5〜11の何れか1項に記載のコネクタ。 - 上記複数の端子は、上記筐体の最も長い辺と平行な方向と直交する方向に沿って1列に並んでいる、
ことを特徴とする請求項5〜12の何れか1項に記載のコネクタ。 - 上記複数の端子の個数は、4以上である、
ことを特徴とする請求項5〜13の何れか1項に記載のコネクタ。 - 請求項5〜14の何れか1項に記載のコネクタと前記伝送路とを備え、
前記コネクタと前記伝送路とが、光コネクタ又は電気コネクタを介して接続されている、
ことを特徴とするケーブル。
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JP2020021700A JP6977079B2 (ja) | 2018-11-28 | 2020-02-12 | コネクタ付き装置、コネクタ及びケーブル |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018222903A JP6661733B1 (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | ケーブル及び画像伝送システム |
JP2020021700A JP6977079B2 (ja) | 2018-11-28 | 2020-02-12 | コネクタ付き装置、コネクタ及びケーブル |
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US20210230802A1 (en) | 2020-01-29 | 2021-07-29 | Seiko Epson Corporation | Equipment for manufacturing fiber structure, method for manufacturing fiber structure, and fiber structure |
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- 2020-02-12 JP JP2020021700A patent/JP6977079B2/ja active Active
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