JP6976109B2 - モータの制御装置、及び、モータの制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1では、モータの回転に連動して回転するクロスフローファンが、モータにとっての制御対象物となるが、モータは他にも様々な物を制御対象物とする。例えば、モータは、全館空調システムの可変風量装置(以下「VAV(Variable Air Volume)」という。)のダンパを制御するものとしても使われる。モータにより当該ダンパの開度が制御されることで、空調機が送出した空気の被空調室への吹出風量が調整される。
図1は、実施の形態1に係る制御装置11A〜11Cを備えた全館空調システム100の構成図である。制御装置11A〜11Cは、後述の図2に示すように、VAV10A〜10Cに備えられている。全館空調システム100は、複数の部屋を対象に空調を行うものであり、図1では、3つの部屋A〜Cを対象に空調が行われる場合を例に示している。
空調機1は、圧縮機、熱交換器及びファン(いずれも不図示)等を有し、空調用に空気を送出する。なお、圧縮機等の一部の構成は、室外ユニットとして建物の外部に置かれる。空調機1は、運転状態として冷房、暖房及び送風等の複数のモードを有する。
制御装置11Aは、モータ13Aを制御するものであり、状態判定部14Aと結露判定部15Aと制御部16Aとを有する。
状態判定部14Aは、モータ13Aが停止状態であるかを判定する。そして状態判定部14Aは、判定結果を制御部16Aへ出力する。なお、停止状態とは、モータ13Aが現在の位置を保持して回転しない状態を指す。モータ13Aは、ダンパ12Aを動かすものであるので、部屋Aへの吹出風量の変更要求がある場合は停止状態ではないという判定が可能であり、部屋Aへの吹出風量の変更要求がない場合は停止状態であるとの判定が可能である。吹出風量の変更要求は、既に述べた不図示のシステム制御部から通知される。
また、制御部16Aは、状態判定部14Aによりモータ13Aが停止状態であると判定され、かつ、結露判定部15Aによりモータ13Aで結露が発生すると判定された場合に、モータ13Aに対して、当該停止状態のまま電流が流れる制御信号を出力する。具体的には、制御部16Aは、モータ13Aがステッピングモータである場合、当該制御信号として直流電圧を印加する。ステッピングモータは、直流電圧が印加されると、保持トルクがかかり制動する。つまり、ステッピングモータは、回転することなく電流が流れて加熱される。モータ13Aが加熱されることで、モータ13Aで結露が発生するのを防ぐ。ステッピングモータへの直流電圧の印加には、ステッピングモータの駆動用に元々備えられている電源回路を利用すればよく、専用の別の電源回路をわざわざ用意する必要は無い。
モータ13Aは、出力軸がダンパ12Aの回転軸と不図示の機構を介して接続されており、ダンパ12Aの開度を制御する。モータ13Aは、例えばステッピングモータである。
部屋Aへの吹出風量の変更要求があるために、モータ13Aが停止状態ではないと判定された場合(ステップST1;NO)、制御部16Aは、要求された吹出風量を実現するために必要なダンパ12Aの開度までモータ13Aを回転させる制御信号を出力する(ステップST2)。これにより、モータ13Aは回転する。
モータ13Aで結露が発生すると判定された場合(ステップST3;YES)、制御部16Aは、停止状態であるモータ13Aに対して、当該停止状態のまま電流が流れる制御信号を出力する(ステップST4)。
そこで、実施の形態1では、ステップST4のように制御装置11Aの制御部16Aが制御信号を出力することで、停止状態のモータ13Aを加熱する。これにより、例えば18℃程度までモータ13Aが加熱されれば、暖気(20℃、相対湿度95%)の温度はモータ13Aに当たっても19℃を下回ることがなく、結露を防止できる。このときの状態を図5Cに示す。なお、停止状態でなく回転しているモータは、回転のために電流が流れて、加熱されているものと考えられる。
また、制御装置11Aは温度センサを備え、結露判定部15Aは当該温度センサが検出した温度に基づき、結露が発生するかを判定してもよい。当該温度センサは、モータ13A、VAV10A、ダクト3A又は空調機1等、空調機1が送出する空気の通り道で、当該空気の温度を検出してモータ13Aの温度を推定できる位置に設けられる。この場合、結露判定部15Aは、温度センサが検出した温度に基づくモータ13Aの推定温度よりも暖かい空気がモータ13Aに当たるかによって判定を行う。例えば、温度センサが空調機1に設置されている場合、空調機1が14℃の冷気を送出している状態では、モータ13Aも14℃付近の温度であると推定される。この状態から空調機1が20℃の空気を送出している状態に変わったことが温度センサにより検出されると、結露判定部15Aは、結露が発生すると判定する。
例えば、DC(Direct Current)ブラシモータは、十分高い周波数でデューティ比50%のパルス信号が印加されると、モータに電流は流れるものの回転はしない。また、サーボモータ、DCブラシレスモータ及びAC(Alternating Current)モータについても、回転させずに電流を流す方法が知られている。例えば、ACモータについては、特開2002−153087号公報に記載がある。
このように、回転させずに電流を流して加熱できれば、モータ13A〜13Cは、ステッピングモータに限らずどのような種類のモータであってもよい。
図6Aに対し、結露の恐れがある場合は、図6Bに示すように、各VAV10A〜10Cについて図6Aで「停止」とされたタイミングで、モータを回転させずに加熱する。
2 チャンバ
3A〜3C ダクト
10A〜10C VAV
11A〜11C 制御装置
12A〜12C ダンパ
13A〜13C モータ
14A〜14C 状態判定部
15A〜15C 結露判定部
16A〜16C 制御部
100 全館空調システム
Claims (8)
- 空調機から送出される空気にさらされるダクト内に配置されたモータが停止状態であるかを判定する状態判定部と、
前記空調機が、前記モータを冷やす冷気を送出する状態から、当該モータが結露する可能性のある空気を送出する状態に変わった際に、当該モータで結露が発生すると判定する結露判定部と、
前記状態判定部により停止状態であると判定され、かつ、前記結露判定部により結露が発生すると判定されたモータに対して、当該停止状態のまま電流が流れる制御信号を出力する制御部とを備えることを特徴とするモータの制御装置。 - 空調機から送出される空気にさらされるダクト内に配置されたモータが停止状態であるかを判定する状態判定部と、
前記空調機が、前記モータを冷やす冷気を送出する状態から、当該モータが結露する可能性のある空気を送出する状態に変わった際に、当該モータで結露が発生すると判定する結露判定部と、
前記状態判定部により停止状態であると判定され、かつ、前記結露判定部により結露が発生すると判定されたモータに対して、回転してから当該停止状態に戻る制御信号を出力する制御部とを備えることを特徴とするモータの制御装置。 - 前記結露判定部は、前記空調機の運転状態が、冷房から暖房、冷房から送風、又は、冷房から停止に切替わると、結露が発生すると判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータの制御装置。
- 前記結露判定部は、前記空調機の運転状態が、除湿から暖房、除湿から送風、又は、除湿から停止に切替わると、結露が発生すると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載のモータの制御装置。
- 前記結露判定部は、前記空調機の運転状態が、冷房時にサーモオンからサーモオフに切替わると、結露が発生すると判定することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のモータの制御装置。
- 空調機から送出される空気の温度を検出する温度センサを備え、
前記状態判定部及び前記結露判定部は、前記空調機から送出される空気にさらされるモータについて判定を行い、
前記結露判定部は、当該モータについて、前記温度センサが検出した温度に基づき結露が発生するかを判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータの制御装置。 - 前記状態判定部及び前記結露判定部は、可変風量装置のダンパの開度を制御するステッピングモータについて判定を行い、
前記制御部は、前記状態判定部により停止状態であると判定され、かつ、前記結露判定部により結露が発生すると判定されたステッピングモータに対して、直流電圧を印加することを特徴とする請求項1記載のモータの制御装置。 - 状態判定部が、空調機から送出される空気にさらされるダクト内に配置されたモータが停止状態であるかを判定する状態判定ステップと、
結露判定部が、前記空調機が、前記モータを冷やす冷気を送出する状態から、当該モータが結露する可能性のある空気を送出する状態に変わった際に、当該モータで結露が発生すると判定する結露判定ステップと、
制御部が、前記状態判定ステップにより停止状態であると判定され、かつ、前記結露判定ステップにより結露が発生すると判定されたモータに対して、当該停止状態のまま電流が流れる制御信号を出力する制御ステップとを備えることを特徴とするモータの制御方法。
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