JP6975230B2 - 患者モニタリングシステム及び方法 - Google Patents

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Description

[0001] 本開示は、一般にヘルスケアを対象とする。より詳細には、限定はしないが、本明細書で開示される様々な方法及び装置は、待合室などのエリア中の患者などの複数の個人の状態の変化をモニタすることに関する。
[0002] 患者が病院を受診するとき、患者は、一般的に、患者の名前、年齢、身長、体重、バイタルサイン、受診の理由、及び他の同様の情報など、患者に関する様々な情報を決定するためにトリアージされる。トリアージされると、患者は、医師などの病院の人的資源が、患者を検査及び/又は治療するために対応可能になるのを待つために、待合室などのエリアに送られる。患者の待ち時間は、病院の人的資源の対応可能性によっては著しい。患者が待っている間に悪化することは珍しくなく、医療人員は、常に適時に悪化に気づくとは限らない。
[0003] 本開示は、待合室などのエリア中の患者などの複数の個人の状態の変化をモニタするための方法、システム、及び装置を対象とする。たとえば、複数のトリアージされた患者は、彼らが救急室(「ER」)医師によって診察され得るまで、待合室で待つ。患者は、たとえば、トリアージ看護師によって患者から取得/収集された情報、並びに患者の待ち時間、患者の存在などの他のデータポイントに基づいて決定される(本明細書では「患者緊急度測度(patient acuity measure)」と呼ばれる)各患者に関連する緊急度の測度に基づいて、順序付け又はランク付けされる(単に「患者キュー」とも呼ばれる)患者モニタリングキューに含められる。待合室中に取り付けられた1つ又は複数の「バイタルサイン収集カメラ」は、各患者からのもう1つの更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータの非接触の及び/又は邪魔にならない収集を周期的に実施するように構成される。これらの更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータは、限定はしないが、体温、脈拍、酸素飽和度(「SO」)、呼吸数(respiration rate)、皮膚色、姿勢、発汗レベルなどを含む。いくつかの実施形態では、更新されたバイタルサイン、更新されたバイタルサインと以前に収集されたバイタルサインとの間の差分、及び/又は生理的パラメータ(たとえば、トリアージにおいて取得された初期バイタルサイン、バイタルサイン収集カメラによって収集された以前の更新されたバイタルサイン)が、1つ又は複数のしきい値を満たす場合、患者の悪化について医療人員に通知するためにアラートが発せられる。その場合、医療人員は早急なアクションをとる。
[0004] 概して、一態様では、方法は、1つ又は複数のプロセッサによって、エリア中の複数の患者を含む患者モニタリングキューを確立するステップであって、エリアが1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラによってキャプチャされ得る、確立するステップと、バイタルサイン収集カメラのうちの1つ又は複数によって、患者モニタリングキューから選択された所与の患者から、1つ又は複数の更新されたバイタルサインを邪魔にならずに収集するステップと、プロセッサのうちの1つ又は複数によって、1つ又は複数の更新されたバイタルサインと所与の患者から以前に収集された前のバイタルサインとに基づいて、所与の患者の悪化を検出するステップと、プロセッサのうちの1つ又は複数によって、所与の患者の悪化について医療人員にアラートする出力を与えるステップとを含む。
[0005] 様々な実施形態では、本方法は、プロセッサのうちの1つ又は複数によって、エリア中の複数の患者の各患者に関連する患者緊急度測度を受信するステップであって、各患者に関連する患者緊急度測度が、患者から収集された1つ又は複数の初期バイタルサインに基づき、患者モニタリングキューが患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいてランク付けされる、受信するステップを更に含む。様々な実施形態では、各患者から収集された1つ又は複数の初期バイタルサインは、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラとは異なる医療機器を用いて収集される。
[0006] 様々な実施形態では、所与の患者は、患者モニタリングキュー中の所与の患者の位置に基づいて、患者モニタリングキューから選択される。様々な実施形態では、本方法は、プロセッサのうちの1つ又は複数によって、患者の悪化について医療人員にアラートする出力に応答して決定された更新された患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいて、患者モニタリングキュー中の所与の患者の位置を変更するステップを更に含む。
[0007] 様々な実施形態では、出力は、所与の患者の名前、性別、直近のバイタルサイン、バイタルサイン傾向、所与の患者の参照画像(reference image)、又はエリア中の所与の患者のロケーションのうちの少なくとも1つを含む。様々な実施形態では、本方法は、プロセッサのうちの1つ又は複数によって、所与の患者を示す参照画像に基づいて、エリア中の複数の患者の間で所与の患者を識別するステップを更に含む。様々な実施形態では、参照画像は、バイタルサイン収集カメラのうちの1つ又は複数によってキャプチャされる。様々な実施形態では、参照画像は、医療待合室に関連するトリアージステーション又は登録デスクに関連する1つ又は複数のカメラによってキャプチャされる。様々な実施形態では、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラは、パンチルトズーム(「PTZ」)カメラを含む。
[0008] 上記の概念及び以下で更に詳細に説明される追加の概念のすべての組合せが(そのような概念が相互に矛盾しないという条件で)本明細書で開示される主題の一部であるものとして企図されることを了解されたい。特に、本開示の終わりに掲載される請求される主題のすべての組合せが、本明細書で開示される主題の一部であるものとして企図される。本明細書で明示的に採用される、参照により組み込まれた任意の開示中にも掲載される用語は、本明細書で開示される特定の概念と最も矛盾しない意味を与えられるべきであることも了解されたい。
[0009] 図面において、同様の参照符号は、概して、異なる図全体にわたって同じ部分を指す。また、図面は必ずしも一定の縮尺であるとは限らず、概して、本開示の原理を示すとき、代わりに強調が行われる。
[0010] 様々な実施形態による、開示される技法を使用してモニタされる患者のための一般的なプロセスフローを概略的に示す図である。 [0011] 様々な実行形態による、開示される様々な構成要素が本開示の選択された態様を実施する例示的な環境を示す図である。 [0012] 様々な実施形態による、開示される技法が実施される例示的なシナリオを示す図である。 様々な実施形態による、開示される技法が実施される例示的なシナリオを示す図である。 [0013] 様々な実施形態による、エリア中の個人をモニタする例示的な方法を示す図である。 [0014] 例示的なコンピュータシステムの構成要素を示す図である。 [0015] 様々な実施形態による、バイタルサイン収集カメラの例示的な構成要素を概略的に示す図である。 様々な実施形態による、バイタルサイン収集カメラの例示的な構成要素を概略的に示す図である。
[0016] 患者が病院を受診するとき、患者は、一般的に、患者の名前、年齢、身長、体重、バイタルサイン、受診の理由、及び他の同様の情報など、患者に関する様々な情報を決定するためにトリアージされる。トリアージされると、患者は、医師などの病院の人的資源が、患者を検査及び/又は治療するために対応可能になるのを待つために、待合室などのエリアに送られる。患者の待ち時間は、病院の人的資源の対応可能性によっては著しい。患者が待っている間に悪化することは珍しくなく、医療人員は、常に適時に悪化に気づくとは限らない。したがって、本明細書で説明される技法は、患者の悪化が早急な治療に値するとき、アラートが医療人員に与えられるような、待合室などのエリア中の患者の状態の自動的な及び邪魔にならない(たとえば、非接触)モニタリングを容易にする。
[0017] 以下は、本発明の様々な実施形態において使用される用語の定義である。本明細書で使用される「データベース」という用語は、データ及び情報が、記憶、探索、検索、更新、及び操作されることを可能にし、データ及び情報が、テーブル形式でなど、1つ又は複数のフォーマットに提示されるか、又はテキスト、数字、画像、及びオーディオデータにグループ化されることを可能にするようなやり方で編成されたデータ及び情報の集合を指す。本明細書で使用される「データベース」という用語はより大きいデータベースの一部分をも指し、この場合、それは、データベース内でデータベースのタイプを形成する。本明細書で使用される「データベース」は、ローカルに存在するか、又はリモートロケーション、たとえば、リモートネットワークサーバからアクセスされる従来のデータベースをも指す。データベースは、一般的に、様々なタイプの揮発性及び不揮発性コンピュータストレージを含むコンピュータメモリに存在する。データベースが存在するメモリは、高速ランダムアクセスメモリ、又は磁気ディスクストレージデバイス、光学ストレージデバイス、及びフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含む。データベースが存在するメモリは、データベースによって受信され、データベース中に記憶されるデータを処理及び編成するための1つ又は複数のソフトウェアをも備える。
[0018] 図1は、概して、開示される技法を使用して患者がどのようにモニタされるかを概略的に示す。特に、受付及び/又は登録、並びに/或いはトリアージステーション又はブースを含む、(1つ又は複数の)待合室前エリア(pre−waiting room area)102においてなど、待合室前エリア中で行われる、動作及びアクションが示されている。更に、待合室104中で行われる動作及びアクションが示されている。ブロック106において、新しい患者が、たとえば、受付デスク(図示せず)においてチェックインした後に、(1つ又は複数の)待合室前エリア102に入る、及び/又は接近する。
[0019] ブロック108において、新しい患者は登録される。登録は、たとえば、患者の名前、年齢、性別、保険情報、及び受診の理由など、患者に関する情報を集めることを含む。一般的に、限定はしないが、この情報は、トリアージ看護師などの医療人員によって手動でコンピュータに入力される。いくつかの実施形態では、患者の1つ又は複数の参照画像は、たとえば、トリアージ看護師によって動作させられるコンピューティングデバイスと一体であるカメラによって、スタンドアロンカメラによって、及び/又はバイタルサイン収集カメラによって収集される(その場合、少なくともいくつかのバイタルサインが登録において随意に収集される)。多くの事例では、トリアージ看護師は、更に、ブロック110において、様々な医療機器を使用して様々な初期バイタルサイン及び/又は生理的パラメータを収集する。これらの初期バイタルサイン及び/又は生理的パラメータは、限定はしないが、血圧、脈拍、グルコース濃度、SO、フォトプレチスモグラム(「PPG:photoplethysmogram」)、呼吸数(たとえば、呼吸速度(breathing rate))、体温、皮膚色などを含む。図1には示されていないが、いくつかの実施形態では、患者の病歴を収集/更新すること、患者のアレルギーを決定すること、患者の薬物の使用を決定することなど、他の情報も、トリアージにおいて集められる。
[0020] 患者が登録され、患者の初期バイタルサイン及び/又は生理的パラメータが収集されると、ブロック112において、患者は待合室104に送られる。いくつかの実施形態では、患者は、いわゆる「患者緊急度測度」を割り当てられ、患者緊急度測度は、患者の疾患の重大度をランク付けするために使用される測度であり、いくつかの事例では、予期される、救急室資源(emergency room resource)の必要を示す。患者緊急度測度を決定し、及び/又は割り当てるために、限定はしないが、救急重症度指標(「ESI:Emergency Severity Index」)、台湾トリアージシステム(「TTS:Taiwan Triage System」)、カナダトリアージ及び緊急度スケール(「CTAS:Canadian Triage and Acuity Scale」)などを含む、任意の数の通常使用されるインジケータ及び/又は臨床医判断支援(「CDS:clinician decision support」)アルゴリズムが使用される。たとえば、いくつかの実施形態では、患者の初期患者緊急度測度及び/又は患者キュー中の患者の初期位置を決定するために、患者のバイタルサインが、システムデータベースに記憶されたあらかじめ定義されたバイタルサインしきい値と比較されるか、或いは所与の患者の年齢、性別、体重などについての一般的な公開された又は知られているバイタルサイン値と比較される。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の緊急度測度を導出するために、患者に関する様々な生理的及び他の情報が、トレーニングされたモデル(たとえば、回帰モデル、ニューラルネットワーク、深層学習ネットワークなど)、事例ベース推論アルゴリズム、又は他の臨床推論アルゴリズムに供給される。いくつかの実施形態では、緊急度測度を導出するために使用される情報は、バイタルサイン収集カメラによってキャプチャされるバイタル又は他の情報を含むか、更にはそれらに完全に限定される。いくつかの実施形態では、緊急度測度を導出するために使用される情報は、代替又は追加として、患者の以前の電子医療記録(EMR)からの情報、トリアージにおいて患者から収集された情報、ウェアラブルデバイス又は患者によって担持される他のセンサーからの情報、待合室中の他の患者又は人々に関する情報(たとえば、待合室中の他者のバイタル)、患者に関連する家族又は他者に関する情報(たとえば、家族のEMR)などの情報を含む。
[0021] ブロック114において、たとえば、1つ又は複数のカメラ、センサー、又は医療人員からの入力を使用して、患者が待合室を出たことが決定される。ブロック114は、(たとえば、以下で説明されるブロック120の実行など、患者が、バイタルがキャプチャされるべきである患者のキューの最上位にあると、患者の位置を特定することを試みるシーク機能、又は以下で説明されるブロック118及び120を含むループの複数の実行として、バイタルをキャプチャするために待合室中の各人を巡回することの一部として)現在待合室内にいる各人を走査することと、患者が位置を特定されなかったと決定することとを含む。いくつかの実施形態では、システムは、一時的不在(たとえば、化粧室を訪れること、又はトリアージ室中の臨床スタッフと話すこと)を考慮するために、患者が待合室を出たと見なされる前に、患者所在不明のインスタンスの所定の数に達したか、又は患者が所在不明である所定の量の時間が経過するまで待つ。たとえば、患者は、医師に診察してもらう順番になったので、ERそのものに運ばれた。又は、患者は待っている間に自分の状態が改善しており、それにより、患者は病院を出た。又は、患者は待ちきれなくなり、他の場所に看護を求めるために出て行った。どんな理由でも、患者が少なくともしきい値時間量の間、待合室を出たと決定されると、ブロック116において、患者は、たとえば、登録された患者が入れられるキューから患者を削除することによって、システムからリリース(release)される。
[0022] ブロック118において、待合室104中の患者は、本明細書で説明される技法を使用してモニタするために識別される。たとえば、いくつかの実施形態では、すべての患者について設定された時間しきい値、又は緊急度測度に基づいて(たとえば、逆相関されて)設定された時間しきい値によって決定されるように、ブロック108〜110において取得される登録情報を記憶するデータベースは、最高患者緊急度測度を有する患者、又は最近モニタされていなかった最高緊急度測度を有する患者を識別するために探索される。他の実施形態では、待合室中の複数の患者に関連する登録情報は、待ち時間、待合室中の患者の存在など、他の測度などに加えて又はそれの代わりに、たとえば、患者のそれぞれの患者緊急度測度によって、患者モニタリングキュー中でランク付けされる(たとえば、所在不明の患者は、繰り返し不在である場合、患者がリリースされるべきであるかどうかを決定するために、より頻繁にモニタするために選択される)。また他の実施形態では、患者モニタリングキューをランク付けするときに、患者緊急度測度は考慮されず、代わりに、患者の待ち時間、患者の存在などの考慮事項のみが考慮される。
[0023] しかしながら、そのような患者モニタリングキューがランク付けされ、いくつかの実施形態では、キュー中の第1の患者は、次にモニタされるべき患者として識別される。患者モニタリングキューが患者緊急度測度によって順序付けられた物理的メモリロケーションのシーケンスで記憶されることは(可能であるが)必須ではない。むしろ、いくつかの実施形態では、ランク付けされた患者モニタリングキューは、各患者に関連するランク又は優先度レベル値を含むにすぎない。言い換えれば、本明細書で説明される「患者モニタリングキュー」は、患者緊急度測度、待ち時間などに基づいて論理的にランク付けされる「論理的」キューを指し、必ずしもメモリロケーションの連続するシーケンスを指すとは限らない。患者は、ブロック118において、患者モニタリングキュー中の患者のそれぞれのランク付けの順序でモニタするために識別される。
[0024] ブロック120において、ブロック118において識別される患者は、待合室104中にいる。様々な実施形態では、待合室104中で又はそれの近くに配備される1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラ(図1に図示せず、図2、図8及び図9参照)は、待合室104中の患者の様々な視覚特徴をスキャンして、それらの特徴をブロック108における登録中にキャプチャされた参照患者画像と照合するように動作させられる。患者画像の対応する特徴と照合される患者の視覚特徴は、限定はしないが、顔、髪、衣類、胴などを含む。
[0025] 他の実施形態では、患者モニタリングキューは確立されない。代わりに、バイタルサイン収集カメラは、それらのそれぞれの視野が待合室304の所定の軌道にわたって移動するように、パン、チルト、及び/又はズームするように構成されるにすぎない。たとえば、バイタルサイン収集カメラは、椅子の列にわたって連続的に走査し、及び/又は患者が通常いることが知られている待合室104のエリアを連続的に走査するように構成される。そのような実施形態では、各顔がキャプチャされるとき、各顔は、バイタルが、正しい患者又は人に対してキャプチャされ、相関させられるように、顔が対応する患者を識別するために患者記録に対して照合される。
[0026] 様々な実施形態では、システムは、(たとえば、ステップ108〜112に従って)システム中に登録された患者のみをモニタすることに限定されない。たとえば、待合室中の患者の同行者が、同行者自身が患者として登録されなかったにもかかわらず、注意を必要とする状態を現すことが考えられる。別の例として、患者は、待合室/登録ステーションが混んでいる、患者が登録することを知らない、患者が登録しないことを選ぶなどの理由で、登録108〜112を通らず、待合室にただ座っている。そのような実施形態では、システムは、それらの顔の画像/ビデオをキャプチャすることによって、登録されていない人を検出し(又は他の識別する特徴をキャプチャし)、登録された患者の間で一致する患者記録を見つけることができない。そのような場合、システムは、知られていない患者を表すために新しい記録を作成し、初期バイタル測定値として記録に記憶するためのバイタルをキャプチャし、画像/ビデオを参照画像として記録する(又は、参照画像として後で使用するために、潜在的により良い角度から、1つ又は複数の追加の画像/ビデオをキャプチャすることを試みる)。知られていない患者に関するアラート又は他の情報が(たとえば、以下で説明されるように)待合室スタッフに表示されるべきである場合、情報は、スタッフが、アラート又は他の情報が対応する待合室中の人を識別するのを助けるために、これらの参照画像/ビデオのうちの1つ又は複数とともに表示される。その人が後でステップ108〜112に従って登録される場合、新しい情報は、手動で(たとえば、スタッフが、登録情報で補われるべきである既存の記録を手動で選択することによって)、又は自動的に(たとえば、後で2つの記録の参照画像を比較し、それらが同じ人に対応すると決定することによって、又は後でその人をバイタルキャプチャシーケンス中に両方の記録と照合することによる困難/あいまいさに遭遇することによって)のいずれかで「知られていない人」の記録にマージされる。
[0027] ブロック122において、待合室104中に又はそれの近くに取り付けられるか又は配備される1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラは、ブロック118において識別され、ブロック120において位置を特定された患者からの1つ又は複数の更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータの邪魔にならない(たとえば、非接触)収集を実施するように動作させられる。これらのバイタルサイン収集カメラは、(患者に物理的に接触することなしに)患者から、限定はしないが、血圧、脈拍(又は心拍数)、皮膚色、呼吸数(respiratory rate)、PPG、SO、体温、姿勢、発汗レベルなどを含む、様々な異なるバイタルサイン及び/又は生理的パラメータを収集するように構成される。
[0028] いくつかの実施形態では、バイタルサイン収集カメラは、バイタルサインを収集し、及び/又は患者から生理的情報を抽出するためにいわゆる「非接触方法」を実施するために装備される、医療画像デバイスとして使用される。そのようなカメラの非限定的な例は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第20140192177A1号、第20140139656A1号、第20140148663A1号、第20140253709A1号、第20140235976A1号、及び第20140275880A1号に記載されている。図8及び図9は、本開示の様々な実施形態において採用されるバイタルサイン収集カメラの2つの非限定的な構成を概略的に示す。
[0029] いくつかの実施形態では、患者の心拍数又は脈拍を決定するための1つの技法は、患者の顔の皮膚色をモニタすることである。血流によって引き起こされる皮膚色の微小な変化が、バイタルサイン収集カメラによって検出される。これらの検出された微小な変化は、患者の脈拍数を決定するために使用される。変動する心拍数変化による顔の皮膚色の変化は、肉眼で認識できないが、本明細書で説明されるバイタルサイン収集カメラの使用により、皮膚色の微小な変化の検出が可能になる。
[0030] 本明細書で説明されるバイタルサイン収集カメラによって測定可能な別のバイタルサインは、患者の呼吸数である。いくつかの実施形態では、バイタルサイン収集カメラは、患者の胸部又は腹部の動きを追跡するために患者の胸部及び/又は腹部エリアにズームインする。医療画像デバイスは、次いで、患者の胸部又は横隔膜エリアの動きをモニタして決定される、患者の吸気及び呼気の速度を検出することによって、患者の呼吸数を決定する。いくつかの実施形態では、バイタルサイン収集カメラは、最も最近記録された胸部の動きパターンを、たとえば、患者データベースに記憶された以前に記録された胸部の動きパターンと比較することによって、患者が呼吸困難を起こしているかどうかを決定する。追加又は代替として、患者の体温は、サーモグラフィー又は赤外線画像/ビデオをキャプチャするように構成された、本明細書で説明されるバイタルサイン収集カメラによって決定される。
[0031] ブロック124において、たとえば、(以下で説明される)図2に示されている1つ又は複数の構成要素によって、ブロック122において収集される(1つ又は複数の)更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータと、以前に収集されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータ(たとえば、ブロック110において収集される初期バイタルサイン、又はバイタルサイン収集カメラによって収集される更新されたバイタルサイン/生理的パラメータの以前の反復)との比較に基づいて、患者の状態が変化したかどうかが決定される。たとえば、患者が待っている間、患者の脈拍、呼吸数、血圧、SO、PPG、体温などが増加した、又は減少したかどうかが決定される。答えがいいえである場合、制御はブロック118に戻り、新しい患者(たとえば、次に高い患者緊急度測度をもつ患者)が識別され、制御はブロック120に戻る。しかしながら、ブロック124における答えがはいである(すなわち、患者の状態が変化した)場合、制御はブロック126に移る。いくつかの実施形態では、患者の状態は、モニタリング順序を決定する目的で使用される同じ緊急度測度によって(少なくとも部分的に)表される。
[0032] ブロック126において、ブロック124において検出された変化に基づいて(再び、図2の1つ又は複数の構成要素によって)医療アラートに値するかどうかが決定される。たとえば、1つ又は複数のバイタルサイン又は患者緊急度測度の変化が1つ又は複数のしきい値を満たすかどうか(たとえば、血圧が、この特定の患者にとって安全であると見なされるレベルを上回って増加したか?)が決定される。答えがはいである場合、制御はブロック128に移る。ブロック128において、患者が悪化しているというアラームが、たとえば、担当看護師(duty nurse)又は他の医療人員に出力される。医療人員は、次いで、直ちに患者を受け入れること又は患者を医師に送ることなど、救済措置に値するかどうかを決定するために、患者を検査する。いくつかの実施形態では、制御は、次いで、ブロック118に戻る。しかしながら、ブロック126における答えがいいえである場合、いくつかの実施形態では、制御はブロック118に戻る。
[0033] 図2は、様々な実施形態による、開示される技法を実施するために使用される例示的な構成要素を示す。病院情報システム240は、通常、病院、診療所(doctor’s office)などにおいて見られるタイプのものである。病院情報システム240は、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(図示せず)を介して接続されることも接続されないこともある1つ又は複数のコンピューティングシステムを使用して実施される。病院情報システム240は、特に、登録モジュール242と、トリアージモジュール244と、リリースモジュール246と、アラームモジュール248とを含む。モジュール242〜248のうちの1つ又は複数、或いは本明細書で説明される他のモジュール又はエンジンは、メモリに記憶された命令を実行する1つ又は複数のマイクロプロセッサを含む、ハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せを使用して実施される。たとえば、登録モジュール242は、プロセッサ上で実行する登録に関して本明細書で説明される機能を実施する登録命令を含むが、トリアージモジュール244は、同じプロセッサ上で実行するトリアージに関して本明細書で説明される機能を実施するトリアージ命令を含む。同様の基礎をなすハードウェア及びソフトウェアが、本明細書で説明される他の「モジュール」を実施するために使用される。
[0034] 登録モジュール242は、たとえば、担当看護師からの手動入力として、新しい患者の登録情報を受信するように構成される。これは、たとえば、患者の名前、年齢、保険情報などを含む。トリアージモジュール244は、たとえば、担当看護師からの手動入力として、又はネットワーク化された医療機器から直接、上記で説明されたものなどのバイタルサイン、及び/又は体重、身長、患者の受診の理由など、他の生理的データを受信するように構成される。様々な実施形態では、トリアージモジュール244によって受信されたバイタルサイン及び/又は患者緊急度測度(たとえば、図1中のESI)は、たとえば、病院情報システム240に関連する1つ又は複数のデータベース(図示せず)中で、登録モジュール242によって受信された対応する患者情報に関連する。
[0035] アラームモジュール248は、患者悪化など、様々なイベントを示す情報を受信し、それに応答して様々なアラーム及び/又はアラートを発するように構成される。これらのアラーム及び/又はアラートは、限定はしないが、(たとえば、病院の人員にとって認識できるディスプレイスクリーン上での)視覚出力、インターコム告知、テキストメッセージ、電子メール、オーディオアラート、ハプティックアラート、呼出し、ポップアップウィンドウ、点滅光などを含む様々なモダリティを使用して出力される。病院情報システム240のモジュール242〜248は、たとえば、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(図示せず)を介して、病院情報システムインターフェース250(図2中の「H.I.S.インターフェース」)に動作可能に結合される。
[0036] 病院情報システムインターフェース250は、旧来の病院情報システム240と、本開示の選択された態様で構成された患者モニタリングシステム252との間のインターフェースとして働く。様々な実施形態では、病院情報システムインターフェース250は、登録情報、患者緊急度測度(たとえば、ESI)、処方及び/又は投与された薬物、患者がリリースされたかどうか、様々なアラーム/アラートなど、患者に関する様々な情報を、たとえば、患者モニタリングシステム252の他のモジュールに公開する(publish)。以下で説明されるように、いくつかの実施形態では、これらの公開(publication)は、次いで、選択的にそれらをデータベース272に記憶するか、及び/又は選択的にそれらを患者モニタリングシステム252の他のモジュールに公開するイベントパブリッシュ及びサブスクライブ(「EPS:event publish and subscribe」)モジュール270に与えられる。いくつかの実施形態では、病院情報システムインターフェース250は、追加又は代替として、他のモジュールによって与えられる1つ又は複数のアラート又は公開を受け入れる。たとえば、病院情報システムインターフェース250は、たとえば、病院情報システムインターフェース250が、アラームモジュール248など、病院情報システム240の適切な構成要素に、患者が悪化していることを通知するように、悪化検出モジュール268からのアラートを受け入れる。
[0037] 患者モニタリングシステム252は、患者が、患者の実際の病状の助けになる様式でサービスされることを保証するために、待合室104などのエリア中の患者のモニタリングを容易にする様々な構成要素を含む。患者モニタリングシステム252は、たとえば、1つ又は複数のカメラ256とインターフェースする患者キャプチャモジュール254と、患者キューモジュール258と、患者識別モジュール260と、動的較正モジュール262と、顔/胴収集モジュール264と、バイタルサイン測定モジュール266と、悪化検出モジュール268と、上述のEPSモジュール270と、1つ又は複数のデータベース272、274とを含む。上述のように、モジュール250、254、及び258〜274の各々は、ハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せを使用して実施される。また、これらのモジュールが別々に示されているが、それは、限定するものでも、各々が別個のハードウェア上で実施されることを示唆するものでもない。たとえば、1つ又は複数のモジュールは組み合わせられ及び/又は省略され、1つ又は複数のモジュールは、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(図示せず)を介して動作可能に接続された1つ又は複数のコンピューティングシステム上で実施される。図2の様々な構成要素を接続する図示のラインは、これらの構成要素にとってアクセス可能な通信チャネルを表す。これらの通信チャネルは、1つ又は複数のバス、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Z−Wave、ZigBee(登録商標)、セルラー通信など、任意の数のネットワーキング又は他のコンピュータ通信技術を使用して実施される。
[0038] 患者モニタリングシステム252は、患者の1つ又は複数のバイタルサイン及び/又は生理的パラメータを、たとえば、患者からある程度離れて収集するように構成された1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラ276をも含む。そのようなバイタルサイン収集カメラの例は、上記で説明された。様々な実施形態では、バイタルサイン収集カメラ276は、待合室104などのエリアの異なる部分がその視野内に含まれているように、パン、チルト、及びズームするように動作可能であるパンチルトズーム(「PTZ」)カメラである。このようにして、更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータが邪魔にならずに収集されるように、異なる患者の位置を特定するためにモニタされているエリアをスキャンすることが可能である。
[0039] 患者キャプチャモジュール254は、1つ又は複数のカメラ256から、患者のキャプチャされた画像データを搬送する1つ又は複数の信号を受信する。たとえば、いくつかの実施形態では、患者キャプチャモジュール254は、カメラ256からビデオストリームを受信する。患者キャプチャモジュール254は、患者が存在するときを検出するためにビデオストリームに対して画像処理(たとえば、顔検出、セグメンテーション、人間の形を検出するための形状検出など)を実施し、検出に応答して患者の参照画像をキャプチャする。いくつかの実施形態では、参照画像は、ビデオストリームの個々のフレームよりも高い解像度においてキャプチャされるが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、カメラ256は、(1つ又は複数の)待合室前エリア102中で、又はそれの近くに配備された、ウェブカム、PTZカメラ(たとえば、276)などのスタンドアロンカメラである。カメラ256によってキャプチャされた1つ又は複数の画像は、その後、患者に関連する参照患者画像として使用され、後で、モニタされているエリア中の患者を識別するために使用される。
[0040] 患者キューモジュール258は、モニタされているエリア中の患者の、たとえば、データベース中の、優先キューを確立及び/又は維持するように構成される。様々な実施形態では、キューは、様々なパラメータによって順序付けられる。いくつかの実施形態では、キュー中の患者は、患者緊急度測度の順に(すなわち優先度によって)ランク付けされる。たとえば、最も危険な患者はキューの最前部の近くに配置され、あまり危険でない患者はキューの末尾の近くに配置され、その逆も同様である。いくつかの実施形態では、更新されたバイタルサインは、キューの順序で、待合室104など、モニタされているエリア中で待っている患者から収集される。他の実施形態では、更新されるバイタルサインは、FIFO又はラウンドロビン順序で患者から収集される。他の実施形態では、更新されたバイタルサインは、バイタルサイン収集カメラ276にプログラムされた所定の走査軌道に対応する順序で患者から収集される(たとえば、椅子の各列を順序正しくスキャンする)。
[0041] 患者識別モジュール260は、モニタされているエリア(たとえば、待合室104)中の1人又は複数の患者の位置を特定するために、患者キャプチャモジュール254によってキャプチャされた1つ又は複数の参照患者画像とともに、バイタルサイン収集カメラ276から受信された1つ又は複数の信号を使用するように構成される。患者識別モジュール260は、患者の様々な視覚特徴を使用して患者を識別するために様々な画像処理技法を使用する。患者を認識するために使用されるこれらの視覚特徴は、限定はしないが、顔の特徴、胴の特徴、衣類、髪、姿勢などを含む。
[0042] いくつかの実施形態では、患者識別モジュール260は、更新されたバイタルサインが取得されるべき特定の患者について、モニタされているエリアを探索する。たとえば、患者識別モジュール260は、患者キューモジュール258によって識別される患者について、モニタされているエリアを探索し、その患者は、たとえば、キュー中の、最高患者緊急度測度を有する患者である。いくつかの実施形態では、患者識別モジュール260は、識別される患者が識別されるまで、(1つ又は複数の)バイタルサイン収集カメラ276に、モニタされているエリア(たとえば、待合室104)をスキャンさせる。
[0043] 動的較正モジュール262は、(1つ又は複数の)バイタルサイン収集カメラ276の使用を追跡し、必要に応じてそれらのカメラを較正するように構成される。たとえば、動的較正モジュール262は、バイタルサイン収集カメラ276が特定のPTZロケーションを向くように命令されるときはいつでも、バイタルサイン収集カメラ276が常に同じ場所を向くことを保証する。PTZカメラは、常に、又は少なくとも頻繁に動いている。したがって、それらの機械的構成要素は損傷を受けやすい。小さい機械的誤差/偏りが累積し、バイタルサイン収集カメラ276が、経時的に、所与のPTZコマンドに対して別様に応答することを引き起こす。動的較正モジュール262は、たとえば、較正ルーチンを時々実行することによって、これを補正し、較正ルーチンでは、ランドマーク(たとえば、壁の小さいステッカーなどの表示)を使用して、補正機構をトレーニングすると、バイタルサイン収集カメラ276は適切に応答するようになる。
[0044] 患者キュー258から識別された患者が患者識別モジュール260によって認識されると、顔/胴収集モジュール264は、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラ276の視野が患者の所望の部分をキャプチャするように、バイタルサイン収集カメラ276をパン、チルト、及び/又はズームするように構成される。たとえば、いくつかの実施形態では、顔/胴収集モジュール264は、患者の顔及び/又は胴にその焦点を合わせるように、バイタルサイン収集カメラ276をパン、チルト、又はズームする。追加又は代替として、顔/胴収集モジュール264は、患者の顔をキャプチャするために、あるバイタルサイン収集カメラ276をパン、チルト、又はズームし、患者の胴をキャプチャするために別のバイタルサイン収集カメラ276をパン、チルト、又はズームする。次いで、様々なバイタルサイン及び/又は生理的パラメータが収集される。たとえば、患者の脈拍、SpO、呼吸数、及び血圧などのバイタルサインが、たとえば、(1つ又は複数の)バイタルサイン収集カメラ276によってキャプチャされた患者の顔の画像/ビデオに対して画像処理を実施することによって、バイタルサイン測定モジュール266によって取得される。患者の呼吸数、(痛み及び/又は負傷を示し得る)全体的姿勢など、バイタルサイン及び/又は生理的パラメータは、たとえば、(1つ又は複数の)バイタルサイン収集カメラ276によってキャプチャされる患者の胴の画像/ビデオに対して画像処理を実施することによって、バイタルサイン測定モジュール266によって取得される。当然、顔及び胴は、バイタルサインを取得するために検査される体の部分の2つの例にすぎず、限定するものではない。
[0045] 悪化検出モジュール268は、登録された患者の状態が悪化しているのか、改善しているのか、及び/又は安定したままであるのかを決定するために1つ又は複数の信号を分析するように構成される。いくつかの実施形態では、患者の状態は、少なくとも部分的に、モニタリングのための患者の順序を決定することに関して上記で説明されたのと同じ患者緊急度測度によって表される。したがって、悪化検出モジュール268は、本明細書で説明される緊急度測度以外の患者状態測度を査定するための1つ又は複数のCDS、事例ベース推論、本明細書で説明される他の臨床推論アルゴリズム、又は他の臨床推論アルゴリズム(たとえば、トレーニングされたロジスティック回帰モデル、又は他の機械学習モデル)を含む。いくつかの実施形態では、悪化検出モジュール268によって採用される、患者緊急度又は患者の状態の他の測度を査定するためのアルゴリズムは、たとえば、選択された機械学習モジュールのための新しいトレーニングされた重み(たとえば、θ値)を書き込むか、又はプロセッサが実行するための新しい命令を(たとえば、Java(登録商標)アーカイブ、JAR、ファイル又はコンパイルされたライブラリの形態で)与えることによって、時々更新される。これらの信号は、たとえば、(たとえば、図1のブロック108〜110において取得された)患者の初期バイタルサイン及び他の生理的情報、バイタルサイン測定モジュール266によって取得された更新されたバイタルサイン、(たとえば、登録中に計算される)患者初期患者緊急度測度、及び/又は(たとえば、バイタルサイン測定モジュール266から受信された更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータに基づいて計算される)患者の更新された患者緊急度測度を含む。これらの信号を使用して行われた決定に基づいて、悪化検出モジュール268は、様々なアクションをとるように様々なアラートを様々な他のモジュールに送る。たとえば、悪化検出モジュール268は、EPSモジュールが、病院情報システム240のアラームモジュール240など、受け入れられたモジュールにアラートを公開することができるように、たとえば、EPSモジュール270にアラートを送ることによってアラートを公開する。いくつかの実施形態では、そのようなアラートは、たとえば、患者の名前(又はより一般的には、患者識別子)、ピクチャ、待合室中の患者の最後の検出されたロケーション、ベースラインバイタルサイン、1つ又は複数の更新されたバイタルサイン、及び/又は患者緊急度測度の指示を含む。アラートを受信すると、アラームモジュール248は、患者の悪化、及び、特に、待合室中の患者の最後の検出されたロケーションについてのアラート又はアラームを医療人員に発する。
[0046] EPSモジュール270は、図2の様々な他の構成要素によってリリースされるイベントを配信するように構成された一般的な通信ハブである。いくつかの実施形態では、図2に示されている他のモジュールのすべて又は少なくともいくつかは、そのモジュールから何らかの形態の結果/決定/計算/判断を示すイベントを生成する。これらのイベントはEPSモジュール270に送られるか、又は「公開」される。図2に示されている他のモジュールのすべて又はいくつかは、他のモジュールからイベントを受信するか、又は他のモジュールに「受け入れ」することを選択する。EPSモジュール270がイベントを受信すると、EPSモジュール270は、イベントを示すデータを、そのイベントを受け入れしたすべてのモジュールに送る(たとえば、イベントをフォワーディングする)。
[0047] いくつかの実施形態では、EPSモジュール270は、データベース272及び/又は(随意である)アーカイブ274など、1つ又は複数のデータベースと通信している。いくつかの実施形態では、EPSモジュール270は、1つ又は複数のデータベース272及び/又は274に記憶された情報へのアクセスを与えるために、並びに/或いは他のモジュールから受信された情報(たとえば、アラート)をデータベース272及び/又は274に追加するために、任意のモジュールからのリモートプロシージャコール(「RPC」)を受け付ける。データベース272は、図2中の1つ又は複数の他のモジュールによって送られ/ブロードキャストされ/送信されるアラート、公開、又は他の通信中に含まれている情報を記憶する。いくつかの実施形態では、データベース272は、たとえば、患者に関連する参照画像及び/又は患者の初期バイタルサイン、(バイタルサイン収集カメラ276によって収集される)更新されたバイタルサイン、並びに/或いは患者緊急度測度を記憶する。随意のアーカイブ274は、いくつかの実施形態では、より長い時間期間の間、同じ又は同様の情報を記憶する。
[0048] 患者モニタリングシステム252を実施するために様々なハードウェア構成が利用されることは明らかであろう。たとえば、いくつかの実施形態では、単一のデバイスが全体システム252を実施する(たとえば、カメラ276を動作させて、バイタル収集機能260〜266を実施し、悪化検出268とキュー管理258とを含むバイタル分析及びアラート機能を実施するための単一のサーバ)。他の実施形態では、複数の独立したデバイスがシステム252を形成する。たとえば、第1のデバイスがカメラ276を駆動し、機能260〜266を実施するが、別のサーバが、残りの機能を実施する。いくつかのそのような実施形態では、あるデバイスは、待合室に対してローカルであるが、別のデバイスはリモートである(たとえば、地理的に遠いクラウドコンピューティングアーキテクチャにおける仮想マシンとして実施される)。いくつかの実施形態では、(たとえば、プロセッサ及びメモリを含む)デバイスがカメラ276自体内に配設され、したがって、カメラ276は単に非知能型(dumb)周辺機器でなく、代わりに、バイタルサイン機能260〜266を実施する。いくつかのそのような実施形態では、別のサーバが、更なる処理のためにバイタルが返されることを要求するために指示(たとえば、識別子、完全な記録、又は登録された顔画像)をカメラ276に与える。いくつかのそのような実施形態では、たとえば、悪化検出268(又はそのための前処理)及び/又は患者キュー258管理がカメラ276に搭載されて実施されるなど、追加の機能がカメラ276に搭載されて与えられる。いくつかの実施形態では、カメラ276は、HISインターフェース250又はEPS270を更に実施する。様々な追加の構成が明らかになる。
[0049] 図3は、待合室304中の複数の患者378A〜Cをモニタするために、開示される技法が実施される例示的なシナリオを示す。この例では、3人の患者378A〜Cは、病院待合室304中で、医療人員380によって介抱されるのを待っている。2つのビデオカメラ376A、376Bは、待合室304の表面(たとえば、天井、壁)に取り付けられる。2つのビデオカメラ376A、376Bは、待合室304中の患者378をモニタするために使用される。患者378A〜Cは、各々、予備患者状態分析に基づいて医療人員(図示せず)をトリアージすることによって患者緊急度測度を割り当てられる。患者378が主治医を待つとき、2つのビデオカメラ376A、376Bは、患者悪化を検出するために上記で説明されたように患者378をモニタする。いくつかの実施形態では、患者に関連する患者緊急度測度は、患者モニタリングシステム(より詳細には、悪化検出モジュール268)による、患者が悪化したという検出に応答して医療人員によって更新される。様々な実施形態では、新しい患者が待合室304に入ると、患者モニタリング及び優先度付けの新たな巡回が、たとえば、患者モニタリングシステム252によって実施される。患者キューは、新しい患者が待合室304に入るたびに、たとえば、患者キューモジュール258によって自動的に更新される。追加又は代替として、医療人員は、トリアージした後に新たに到着した患者を含めるように患者キューを手動で更新する。
[0050] いくつかの実施形態では、たとえば、紅潮又は灰色がかった青白さなど、異常な顔色又は色の変化を検出するために、ビデオカメラ376A、376Bを使用して、患者378の1つ又は複数の更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータが収集される。追加又は代替として、バイタルサイン収集カメラ376は、激しい又は不規則な呼吸などの異常な呼吸パターンについて患者378を分析する。同じく、患者が息切れを起こしていることを示す、極めて蒼白な皮膚色の患者の画像又はビデオが、たとえば、病院情報システム240によって記憶された、患者の参照画像と比較されて、患者が心臓発作を起こしていると決定する。そのようなシナリオでは、たとえば、テキストメッセージ、インターコム告知、ディスプレイスクリーン上での出力などによって、アラートが医療人員に直ちに送られる。
[0051] 図3では、第1の患者378Aは、自分の血液及び尿検査の結果を待っている学生であり、第2の患者378Bは、スポーツの負傷の治療を受けるのを待っており、第3の患者378Cは、何らかの胃痛に関して医師に診察してもらう必要があると仮定する。第4の患者378Dは、何らかの軽微な呼吸困難のために医師に診察してもらうのをより早くから待っており、ビデオカメラ376A、376Bによって、緊急対応に値する何らかの症状を呈することが検出されたと仮定する。第4の患者378Dの悪化を医療人員に通知するために、オーディオ又は視覚アラートなどのアラートが発せられる。アラートを受信すると、緊急対応人員380は、第4の患者378Dが必要な治療を受ける救急室384に、第4の患者378Dを連れて行く。第4の患者378Dが救急室384に連れて行かれると、患者キューは、依然として待合室304中で自分の順番を待っている患者378A〜Cのみを含むように更新される。
[0052] 本明細書で説明される技法は、病院待合室に限定されない。様々な技術的利点を達成するために本明細書で説明される技法が実施される多数の他のシナリオがある。たとえば、開示される技法はまた、空港、アリーナ、及び他の公共の場所における群衆のセキュリティモニタリングのために使用される。そのようなシナリオでは、患者緊急度測度を決定するために患者をモニタするのではなく、リスク測定値など、他のタイプの測定値について個人をモニタする。
[0053] 別の例として、図4は、開示される技法がジムにおいてどのように実施されるかを示す。2つのバイタルサイン収集カメラ476A、476Bは、たとえば、それらが、運動選手478A〜Bをモニタするために使用され得るように、ジム内の各運動選手をモニタするために必要とされるあらゆる角度をカバーするために戦略的に配置される。トレーニングインストラクター486(たとえば、コーチ、フィットネスインストラクター、又は理学療法士)は、最初に、たとえば、特定の運動選手がその運動選手の以前の身体的負傷によりストレッチング中に痛みを感じるかどうかを決定することによって、運動選手478の身体状態を査定する。第1の運動選手478Aが査定を通ると、トレーニングインストラクター486は、第1の運動選手478Aに標準トレーニング療法を開始するように指示する。この例では、第1の運動選手478Aが、たとえば、トレッドミルを使用して、割り当てられたトレーニング療法を実施するとき、たとえば、第1の運動選手478Aが無理をしているかどうかを決定するために、心拍数、呼吸数及び体温など、第1の運動選手478Aのバイタルサイン及び/又は生理的パラメータが、バイタルサイン収集カメラ476A、476Bによって、連続的に/周期的にモニタされる。
[0054] いくつかの実施形態では、モニタリングプロセスの開始時に、たとえば、第1の運動選手478Aが運動するためにジムに入ったときに、2つのバイタルサイン収集カメラ476のうちの一方が、たとえば、以前に(たとえば、第1の運動選手478がジムに加入し、写真IDを受け取ったときに)キャプチャされた参照画像に基づいて第1の運動選手478Aを識別する。バイタルサイン収集カメラ476Aは、心拍数を収集するために第1の運動選手478Aの顔エリアにズームインし、次いで、呼吸数を収集するために第1の運動選手478Aの胸部エリアをズームインする。収集されたバイタルサインは、更なる分析のために、バイタルサイン収集カメラ476Aによってコンピューティングデバイス(図示せず、患者モニタリングシステム252の1つ又は複数の構成要素)に送信され、データベース(たとえば、272、274)に記憶される。収集されたバイタルサインがあるしきい値レベルを超えた場合、トレーニングインストラクター486にアラートするために、超えたしきい値に関する(たとえば、可聴信号又は視覚アラートの形態での)通知が生成される。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、ストレッチング及びトレーニングセッション間の適切な休憩など、第1の運動選手476Aによって実施されるべき特定のステップを推奨する。同様の技法が、第2の運動選手478Bなど、他の運動選手のそれぞれの健康状態に応じて、他の運動選手に適用される。いくつかの実施形態では、負傷の徴候をモニタするのではなく、本明細書で説明される技法は、たとえば、バイタルサイン収集カメラ476によって経時的に追跡される、運動選手の動き、体重、体温、脈拍、呼吸数などに基づいて、燃焼されるカロリー又は他の生理的メトリックを追跡するために、ジム又は同様の設定において使用される。図2のシステムをこの設定に適応させるために、悪化検出モジュール268は、単に、利用可能なパラメータからカロリー燃焼(又は他のメトリック)を導出するためのアルゴリズムを与えられる。いくつかの実施形態では、システムは、たとえば、燃焼される最高カロリー又は観測される最良の他のメトリックの順に潜在的にランク付けされた、その空間内の各人の燃焼されたカロリー又は他のメトリックを示す、その空間内の人々にとって認識できるディスプレイなど、競合的構成要素を含む。
[0055] 図5は、待合室、ジムなどのエリア中の患者など、複数の個人をモニタするための例示的な方法500を示す。便宜上、方法500の動作のうちのいくつかが、動作を実施するシステムに関して説明される。このシステムは、様々なコンピュータシステムの様々な構成要素を含む。たとえば、いくつかの動作は、患者モニタリングシステム252の1つ又は複数の構成要素によって実施される。その上、方法500の動作が特定の順序で示されているが、これは、限定するものではない。1つ又は複数の動作が、並べ替えられるか、省略されるか、又は追加される。
[0056] ブロック502において、(上述のように、パン、チルト、及び/又はズームすることによって、調整可能な視野を有する)上記で説明されたバイタルサイン収集カメラの視野においてキャプチャされることが可能である、待合室などのエリア中にいる複数の個人(たとえば、患者、運動選手、療養所の居住者など)について、(たとえば、トリアージにおいて)たとえば、医療人員から、個人の健康指標(たとえば、患者緊急度測度、運動強度測度、ESIなど)が受信される。たとえば、様々な実施形態では、モニタされるエリアに入るより前に、1つ又は複数の初期バイタルサイン及び/又は生理的パラメータが、たとえば、トリアージ看護師又はトレーナーによって、各個人から収集される。これらの初期バイタルサイン及び/又は生理的パラメータに基づいて、ブロック502において、エリア中の各個人について、個人の健康指標が、たとえば、医療人員によって決定される。
[0057] ブロック504において、システムは、エリア中の個人のキュー(たとえば、患者キュー)を確立する(又は、それがすでに存在する場合、更新する)。様々な実施形態では、キューは、ブロック502において決定された個人の健康指標に少なくとも部分的に基づいて、順序付け及び/又はランク付けされる。追加又は代替として、いくつかの実施形態では、キューは、限定はしないが、各患者が到着した時間、各患者がどのくらい長く待っているかなどを含む、他のデータポイントに基づいて順序付けされる。いくつかの実施形態では、フローがブロック512又は514から戻ったとき、ブロック504は、最も最近モニタされた患者をキューに戻すこと(又はさもなければ、その患者のための新しいエントリをキュー中に配置すること)を含む。たとえば、いくつかの実施形態では、患者は、単にキューの最後に配置される。他の実施形態では、ブロック504は、たとえば、患者を、キュー中で、より高い緊急度測度を有する患者の後の、ただしより低い緊急度測度を有する患者より先の位置に配置するなど、患者緊急度測度、悪化測度、バイタル、又は他の情報を考慮に入れる。他の実施形態では、より複雑なルールが採用され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、患者を、説明されたようにキュー中に戻すが、キューに最上位から5番目(又は他の一定値)以下に配置して、(他の患者が決してキューの最上位に達しないので)他の患者のモニタリングを可能にせずに、同じ(最高緊急度)患者が繰り返しモニタされるのを防ぐことを助ける。代替的に、一定の最大位置ではなく、最大位置は、キューの現在のコンテンツに基づいて決定される。たとえば、最大位置は、あらかじめ設定されたしきい値を上回る患者緊急度測度を有する患者として識別される「高緊急度」患者の数(又は定数+「高緊急度」患者の数)に等しく設定される。いくつかの実施形態では、そのような高緊急度患者は、(本明細書で説明される方法のいずれかに従って)キュー中の中間ポイントに配置され、他の患者は、キューの最後に配置される。他の実施形態では、患者は、少なくとも何人かのより低い緊急度の患者が現在の患者より先にモニタされることを可能にするために、キュー中のより高い緊急度測度を有する患者の数+1(又は何らかの他の定数)に等しい、最前部からの位置に配置される。いくつかの実施形態では、緊急度測度値(又はその範囲)は、たとえば、キュー位置の数において、測定される後続の測定間の遅延、又は測定間の実時間に関連し、それは、次いで、患者が配置されることになるキューの位置に変換される。いくつかの実施形態では、患者緊急度測度(又はキュー位置配置を動かす他の値)は、患者が最後にモニタされてから経過した時間を考慮に入れ、したがって、患者がキュー中に位置するとき、それらの緊急度測度(又は他のキュー位置決定値)は、徐々に増加し、他の患者がキュー中でその患者より先に配置されることをより困難にする。いくつかのそのような実施形態では、「キュー優先度値」が、患者緊急度測度に適用されるように上記で説明された様式で利用されるが、患者緊急度測度+患者が最後にモニタされてからの時間(或いはこれら2つの又は追加の値の何らかの重み付き和)に等しい。
[0058] ブロック506において、システムは、更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータが収集されるべき所与の個人を選択する。たとえば、システムは、ブロック504において確立されたキューの最前部から患者を選択するか、又は(多くの実施形態ではキュー中の第1の患者である)最高患者緊急度測度を有する患者を選択する。他の実施形態では、システムは、FIFO及び/又はラウンドロビンなどを使用して、異なる順序で個人を選択する。
[0059] ブロック508において、ブロック506において選択された個人は、たとえば、個人の1つ又は複数の参照画像に基づいて、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラ276によって、モニタされるエリア中で識別される。上述のように、限定はしないが、顔の特徴、姿勢、衣類、サイズなどを含む個人の様々な視覚特徴が、識別のために使用される。ブロック510において、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラ276は、ブロック506において選択され、ブロック508において識別された個人から、1つ又は複数の更新されたバイタルサイン及び/又は生理的パラメータを邪魔にならずに収集する。様々な実施形態では、個人は、たとえば、トリアージ看護師又は他の人員に通知することによって、邪魔にならない収集から抜ける。
[0060] いくつかの実施形態では、ブロック512において、ブロック506において選択され、ブロック508において識別された個人の悪化が、ブロック510において取得される更新されたバイタルサインと、(たとえば、ブロック502において決定された)所与の患者に関連する個人の健康指標(たとえば、患者緊急度測度)、又は所与の患者から収集された初期バイタルサイン(又は患者モニタリングシステム252の以前の反復中に収集された更新されたバイタルサイン)のうちの少なくとも1つとに基づいて検出される。たとえば、初期バイタルサインと更新されたバイタルサインとの間の差分がしきい値を満たすことにより、悪化が検出された場合、方法500は、ブロック514に進む。ブロック514において、差分について適切な人員にアラートするために、たとえば、患者の悪化を担当看護師に通知するために、限定はしないが、テキストメッセージ、インターコム告知、視覚出力、オーディオ出力、ハプティックフィードバックなどを含む、様々なモダリティの出力が与えられる。いくつかの実施形態では、たとえば、医療人員は、(たとえば、医療人員が、待合室中で誰を探すべきかを知ることになるように)悪化している患者の最も最近でキャプチャされた画像、又は待合室中の悪化している患者のライブストリーミングビデオのいずれかを表示することによって、患者悪化についてアラートされる。方法500がブロック512の後にブロック514に進むかどうかにかかわらず、方法500は、キューを更新するために、たとえば、次に高い患者緊急度測度を有する患者がモニタされるようにキューを並べ替えるために、ブロック504に戻る。
[0061] 本明細書で説明される例は、主に、バイタルサイン及び/又は生理的パラメータの非接触収集を実施するように構成されたカメラなどのバイタルサイン収集カメラを伴うが、これは、限定するものではない。様々な実施形態では、患者のバイタルサイン及び/又は生理的パラメータを検出するために、他のタイプのセンサーがバイタルサイン収集カメラに組み込まれ、及び/又は別々に配備される。たとえば、動きセンサーが、たとえば、発作を起こしている患者による異常な動きなど、待合室中の患者の異常な動きを検出するために使用される。限定はしないが、赤外線センサー、光学センサー、マイクロ波センサー、超音波センサー、音響センサー、又は断層撮影ベースセンサー、並びに占有センサーのカテゴリー下に入るセンサーを含む、様々なタイプの動きセンサーが採用される。動きセンサーは、受動及び/又は動的である。受動赤外線センサーは、たとえば、動いている本体によって放射される赤外線を検出するように設計された焦電センサーとして熱の動きを検出する。超音波センサーは、対照的に、ドップラーシフト原理を活用する。超音波センサーは、モニタされたエリア中で高周波音波を送信し、反射波パターンを検出する。マイクロ波センサーは、それらが音波ではなく高周波マイクロ波を送信することを除いて、同様の様式で動作する。
[0062] 図6は、例示的なコンピュータシステム610のブロック図である。コンピュータシステム610は、一般に、バスサブシステム612を介していくつかの周辺デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサ614を含む。本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、たとえば、マイクロプロセッサ、FPGA、ASIC、他の同様のデバイス及びそれらの組合せなど、本明細書で説明されるCDSシステムに属する様々な機能を実施することが可能な様々なデバイスを包含すると理解されよう。これらの周辺デバイスは、たとえば、メモリサブシステム625及びファイルストレージサブシステム626を含むデータ保持サブシステム624と、ユーザインターフェース出力デバイス620と、ユーザインターフェース入力デバイス622と、ネットワークインターフェースサブシステム616とを含む。入力デバイス及び出力デバイスは、コンピュータシステム610とのユーザ対話を可能にする。ネットワークインターフェースサブシステム616は、外部ネットワークへのインターフェースを与え、他のコンピュータシステム中の対応するインターフェースデバイスに結合される。
[0063] ユーザインターフェース入力デバイス622は、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、又はグラフィックスタブレットなどのポインティングデバイス、スキャナ、ディスプレイに組み込まれたタッチスクリーン、ボイス認識システム、マイクロフォンなどのオーディオ入力デバイス、及び/又は他のタイプの入力デバイスを含む。概して、「入力デバイス」という用語の使用は、コンピュータシステム610中に又は通信ネットワーク上に情報を入力するための、すべての可能なタイプのデバイス及びやり方を含むものとする。
[0064] ユーザインターフェース出力デバイス620は、ディスプレイサブシステム、プリンタ、ファックスマシン、又はオーディオ出力デバイスなどの非視覚的ディスプレイを含む。ディスプレイサブシステムは、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)などのフラットパネルデバイス、プロジェクションデバイス、又は可視画像を作成するための何らかの他の機構を含む。ディスプレイサブシステムはまた、オーディオ出力デバイスなどを介して、非視覚的ディスプレイを与える。概して、「出力デバイス」という用語の使用は、コンピュータシステム610から情報をユーザに或いは別のマシン又はコンピュータシステムに出力するための、すべての可能なタイプのデバイス及びやり方を含むものとする。
[0065] データ保持システム624は、本明細書で説明されるモジュールのうちのいくつか又はすべての機能を与える、プログラミング及びデータ構成体を記憶する。たとえば、データ保持システム624は、方法500の選択された態様を実施するための、及び/又は患者モニタリングシステム252の1つ又は複数の構成要素を実施するための論理を含む。
[0066] これらのソフトウェアモジュールは、概して、プロセッサ614のみによって、又は他のプロセッサと組み合わせて実行される。ストレージサブシステム中で使用されるメモリ625は、プログラム実行中の命令とデータとの記憶のための主要ランダムアクセスメモリ(RAM)630と、固定命令が記憶される読取り専用メモリ(ROM)632と、(追加又は代替として少なくとも1つのプロセッサ614と一体である)命令/データキャッシュなどの他のタイプのメモリとを含む、いくつかのメモリを含むことができる。ファイルストレージサブシステム626は、プログラム及びデータファイルのための永続ストレージを与えることができ、ハードディスクドライブ、関連するリムーバブル媒体と一緒のフロッピーディスクドライブ、CD−ROMドライブ、オプティカルドライブ、又はリムーバブル媒体カートリッジを含む。いくつかの実行形態の機能を実施するモジュールは、ファイルストレージサブシステム626によってデータ保持システム624に記憶されるか、又は(1つ又は複数の)プロセッサ614によってアクセス可能な他のマシンに記憶される。本明細書で使用される「非一時的コンピュータ可読媒体」という用語は、揮発性メモリ(たとえば、DRAM及びSRAM)及び不揮発性メモリ(たとえばフラッシュメモリ、磁気ストレージ、及び光学ストレージ)の両方を包含するが、一時的信号を除外すると理解されよう。
[0067] バスサブシステム612は、コンピュータシステム610の様々な構成要素及びサブシステムを意図されるように互いに通信させるための機構を与える。バスサブシステム612は単一のバスとして概略的に示されているが、バスサブシステムの代替実行形態は複数のバスを使用する。
[0068] コンピュータシステム610は、ワークステーション、サーバ、コンピューティングクラスタ、ブレードサーバ、サーバファーム、或いは他のデータ処理システム又はコンピューティングデバイスを含む、様々なタイプのものであり得る。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム610は、クラウドコンピューティング環境内で実施される。コンピュータ及びネットワークの絶え間なく変化する性質により、図6に示されているコンピュータシステム610の説明は、いくつかの実行形態を示す目的のための特定の例にすぎないものとする。図6に示されているコンピュータシステムよりも多い又は少ない構成要素を有するコンピュータシステム610の多くの他の構成が可能である。
[0069] 図7は、本明細書で説明される様々な実施形態において採用されるバイタルサイン収集カメラ776の第1の実施形態の概略図を示す。患者などの生物784から反射された、可視及び赤外波長範囲内の特定の光における電磁放射782が、カメラ776によって受け取られ、評価されて、生物784の生物測定信号798を生成する。カメラ776は、実質的に550nmまでの、及び/又は約600nmまでの、及び/又は650nmまでの波長範囲内の入射電磁放射782内の入射可視光を阻止するためのフィルタ786を含む。次いで、フィルタ処理された入射光788が色センサー790によって検知され、色センサー790は、たとえば、2つの別個の色検出器793、794(又は、そのような色検出器のアレイ)の使用によって、少なくとも2つの異なる色信号792、792を生成する。結合ユニット795が、たとえば、線形結合によって、色信号792、792を結合することによって、少なくとも1つの結合された色信号796を生成する。最終的に、結合された色信号796を処理し、生物784の少なくとも1つの生物測定信号798を抽出するための処理ユニット797が与えられる。結合ユニット795及び処理ユニット797は、いくつかの実施形態では、共通プロセッサ799によって、たとえば、プロセッサの処理要素として実現されるか、又は従来のプロセッサ上のソフトウェアにおいて実施される。しかしながら、それらはまた、異なる様式で、たとえば、専用ハードウェア要素として実現される。
[0070] 図8は、本明細書で説明される様々な実施形態において採用されるカメラ876’の第2の実施形態を概略的に示す。図8は、随意に、(この及び/又は他の実施形態において)追加のフィルタ886’が与えられることを示し、そのフィルタ886’は、少なくとも1100nmを上回る、特に少なくとも1000nmを上回る波長範囲内の入射光を、色センサー890に達する前に阻止するように構成される。概して、それらの色センサー、たとえば、撮像シリコンセンサーは、より長い波長に向かって自然に減少する感度を示すが、そのような追加のフィルタ886’は、上限しきい値波長を上回るフィルタ処理された入射光888内の信号寄与が阻止され、すなわち、水分吸収が優勢になる信号寄与が、2回フィルタ処理された入射光888’において阻止されることを保証する。
[0071] 更に、この実施形態では、色センサー890は、たとえば、光検出器895(又はより一般的には、画像センサー)の前に設けられた3つの異なる色フィルタエリアを有する色フィルタアレイ893の使用によって、3つの異なる色信号892、892、892を生成する。(たとえば、2つの色フィルタエリアのみを有する色フィルタアレイを含む)そのような色センサーは、図7に示されている実施形態においても使用され得る。いくつかの実施形態では、色センサー890は、RGB色センサーによって従来与えられるように、赤色信号892と、緑色信号892と、青色信号892とを生成する色フィルタアレイを含む。3つの色信号892、892、892から、結合ユニット895は、3つの色信号892、892、892のうちの少なくとも2つから、2つの異なる結合、特に線形結合を作ることによって、2つの結合された色信号896、896を生成する。これらの2つの結合された色信号896、896から、処理ユニットは、次いで、生物884からの所望の生物測定信号898を最終的に抽出する。
[0072] いくつかの実施形態が本明細書で説明及び図示されているが、当業者は、本明細書で説明される、機能を実施するための、並びに/或いは結果及び/又は利点のうちの1つ又は複数を取得するための、様々な他の手段及び/又は構造を容易に想定することになり、そのような変形及び/又は変更の各々は、本明細書で説明される実施形態の範囲内にあると考えられる。より一般的には、当業者は、本明細書で説明されるすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成が例示的なものであり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、本教示が使用される特定の(1つ又は複数の)適用例に依存することを容易に了解されよう。当業者は、本明細書で説明される特定の実施形態の多くの等価物を認識するか、又は単なる日常的な実験を使用して確認することが可能であろう。したがって、上記の実施形態は例として提示されたものにすぎず、添付の特許請求の範囲及びその等価物の範囲内で、実施形態は、具体的に説明及び請求されたもの以外に実施されることが理解されよう。本開示の発明の実施形態は、本明細書で説明される各個々の特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法を対象とする。更に、2つ又はそれ以上のそのような特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の任意の組合せが、そのような特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法が相互に矛盾しない場合、本開示の範囲内に含まれる。
[0073] 本明細書で定義及び使用されるすべての定義は、辞書の定義、参照により組み込まれる文献中の定義、及び/又は定義された用語の通常の意味に優先すると理解されるべきである。
[0074] 明細書及び特許請求の範囲において本明細書で使用される冠詞「a」及び「an」は、それとは反対のことが明確に示されない限り、「少なくとも1つ(at least one)」を意味すると理解されるべきである。
[0075] 明細書及び特許請求の範囲において本明細書で使用される「及び/又は(and/or)」という句は、そのように結合される要素、すなわち、ある場合には結合して存在し、他の場合には分離して存在する要素の「いずれか又は両方(either or both)」を意味すると理解されるべきである。「及び/又は(and/or)」を用いて列挙される複数の要素は、同じ様式で、すなわち、そのように結合された要素のうちの「1つ又は複数(one or more)」と解釈されるべきである。「及び/又は(and/or)」節によって具体的に識別された要素以外にも、具体的に識別されたそれらの要素に関係するのか関係しないのかにかかわらず、他の要素が随意に存在し得る。したがって、非限定的な例として、「備える、含む(comprising)」などのオープンエンドの言葉とともに使用されるとき、「A及び/又はB(A and/or B)」の言及は、一実施形態では、Aのみを指し(随意にB以外の要素を含み)、別の実施形態では、Bのみを指し(随意にA以外の要素を含み)、また別の実施形態では、AとBの両方を指す(随意に他の要素を含む)ことなどができる。
[0076] 明細書及び特許請求の範囲において本明細書で使用される「又は(or)」は、上記で定義された「及び/又は(and/or)」と同じ意味を有すると理解されるべきである。たとえば、リスト中の項目を分離するときに、「又は(or)」又は「及び/又は(and/or)」は包含的であると解釈され、すなわち、いくつかの要素又は要素のリストのうちの少なくとも1つを含むだけでなく、2つ以上をも含み、随意に追加のリストされてない項目を含むと解釈されるものとする。「のうちの1つのみ(only one of)」又は「のうちの正確に1つ(exactly one of)」、或いは特許請求の範囲において使用されるとき、「からなる(consisting of)」など、それとは反対のことが明確に示される用語のみが、いくつかの要素又は要素のリストのうちの正確に1つの要素を含むことを指す。概して、本明細書で使用される「又は(or)」という用語は、「いずれか(either)」、「のうちの1つ(one of)」、「のうちの1つのみ(only one of)」、又は「のうちの正確に1つ(exactly one of)」など、排他性をもつ用語によって先行されるときのみ、排他的代替(すなわち、「両方ではなくどちらか一方(one or the other but not both)」)を示すと解釈されるものとする。「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」は、特許請求の範囲において使用されるとき、特許法の分野で使用されるその通常の意味を有するものとする。
[0077] 明細書及び特許請求の範囲において本明細書で使用される「少なくとも1つ(at least one)」という句は、1つ又は複数の要素のリストに関して、要素のリスト中の要素のうちの任意の1つ又は複数から選択される少なくとも1つの要素を意味するが、必ずしも要素のリスト内で具体的にリストされたあらゆる要素のうちの少なくとも1つを含むとは限らず、要素のリスト中の要素の組合せを除外しないと理解されるべきである。この定義はまた、「少なくとも1つ(at least one)」という句が言及する要素のリスト内で具体的に識別された要素以外にも、具体的に識別されたそれらの要素に関係するのか関係しないのかにかかわらず、要素が随意に存在することを可能にする。したがって、非限定的な例として、「A及びBのうちの少なくとも1つ(at least one of A and B)」(又は等価的に「A又はBのうちの少なくとも1つ(at least one of A or B)」、又は等価的に「A及び/又はBのうちの少なくとも1つ(at least one of A and/or B)」)は、一実施形態では、随意に2つ以上を含む少なくとも1つのAがあり、Bが存在しないことを指し(及び随意にB以外の要素を含み)、別の実施形態では、随意に2つ以上を含む少なくとも1つのBがあり、Aが存在しないことを指し(及び随意にA以外の要素を含み)、また別の実施形態では、随意に2つ以上を含む少なくとも1つのAがあり、随意に2つ以上を含む少なくとも1つのBがあることを指す(及び随意に他の要素を含む)ことなどができる。
[0078] また、それとは反対のことが明確に示されない限り、2つ以上のステップ又は行為を含む、本明細書で請求される任意の方法において、方法のステップ又は行為の順序は、必ずしも方法のステップ又は行為が具陳される順序に限定されるとは限らないことを理解されたい。
[0079] 特許請求の範囲において、並びに上記の明細書において、「備える(comprising)」、「含む(including)」、「担持する、搬送する(carrying)」、「有する(having)」、「含んでいる(containing)」、「伴う(involving)」、「保持する(holding)」、「から構成される(composed of)」などのすべての移行句は、オープンエンドであり、すなわち、限定はせず、含むことを意味すると理解されたい。「からなる(consisting of)」及び「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」という移行句のみが、それぞれ、米国特許庁特許審査手続便覧第2111.03項に記載されているように、クローズエンド又はセミクローズエンドな移行句であるものとする。特許協力条約(「PCT」)の規則6.2(b)に従って特許請求の範囲において使用されるいくつかの表現及び参照符号は、その範囲を制限しないことを理解されたい。

Claims (15)

  1. 1つ又は複数のプロセッサによって、1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラによってキャプチャされ得るエリア中の複数の患者を含む患者モニタリングキューを確立するステップと、
    前記バイタルサイン収集カメラのうちの1つ又は複数によって、前記患者モニタリングキューから選択された所与の患者から、1つ又は複数の更新されたバイタルサインを非接触で収集するステップと、
    前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記1つ又は複数の更新されたバイタルサインと前記所与の患者から以前に収集された前のバイタルサインとに基づいて、前記所与の患者の悪化を検出するステップと、
    前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記所与の患者の前記悪化について医療人員にアラートする出力を与えるステップとを含み、
    前記所与の患者は、患者が最後にモニタされてからの時間に少なくとも部分的に基づいて選択される、
    コンピュータ実行方法。
  2. 前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記エリア中の前記複数の患者の各患者に関連する患者緊急度測度を受信するステップを更に含み、各患者に関連する前記患者緊急度測度が前記患者から収集された1つ又は複数の初期バイタルサインに基づき、前記患者モニタリングキューが前記患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいてランク付けされる、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  3. 各患者から収集された前記1つ又は複数の初期バイタルサインは、前記1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラとは異なる医療機器を用いて収集される、請求項2に記載のコンピュータ実行方法。
  4. 前記所与の患者は、前記患者モニタリングキュー中の前記所与の患者の位置に基づいて、前記患者モニタリングキューから選択される、請求項2に記載のコンピュータ実行方法。
  5. 前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記患者の前記悪化について前記医療人員にアラートする前記出力に応答して決定された更新された患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいて、前記患者モニタリングキュー中の前記所与の患者の位置を変更するステップを更に含む、請求項4に記載のコンピュータ実行方法。
  6. 前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記所与の患者を示す参照画像に基づいて、前記エリア中の前記複数の患者の間で前記所与の患者を識別するステップを更に含む、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  7. 前記エリアは医療待合室を含む、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  8. 前記1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラは、パンチルトズームカメラを含む、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  9. 1つ又は複数のプロセッサと、
    前記1つ又は複数のプロセッサと動作可能に結合された1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラと、
    前記1つ又は複数のプロセッサと動作可能に結合されたメモリとを含む、システムであって、前記メモリは、前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行に応答して、前記1つ又は複数のプロセッサによって、
    前記1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラによってキャプチャされ得るエリア中に、複数の患者を含む患者モニタリングキューを確立し、
    前記バイタルサイン収集カメラのうちの1つ又は複数によって、前記患者モニタリングキューから選択された所与の患者から、1つ又は複数の更新されたバイタルサインを非接触で収集し、
    前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記1つ又は複数の更新されたバイタルサインと前記所与の患者から以前に収集された前のバイタルサインとに基づいて、前記所与の患者の悪化を検出し、
    前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記所与の患者の前記悪化について医療人員にアラートする出力を与えること、
    を行わせる命令を記憶し、
    前記所与の患者は、患者が最後にモニタされてからの時間に少なくとも部分的に基づいて選択される、
    システム。
  10. 前記エリア中の前記複数の患者の各患者に関連する患者緊急度測度を受信することを行わせる命令を更に含み、各患者に関連する前記患者緊急度測度が前記患者から収集された1つ又は複数の初期バイタルサインに基づき、前記複数の患者は前記患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいて前記患者モニタリングキューにランク付けされる、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記所与の患者は、前記患者モニタリングキュー中の前記所与の患者の位置に基づいて、前記患者モニタリングキューから選択される、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記出力が、前記所与の患者の参照画像と前記エリア中の前記所与の患者の位置とのうちの一方又は両方を含む、請求項9に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記患者の前記悪化について前記医療人員にアラートする前記出力に応答して決定された更新された患者緊急度測度に少なくとも部分的に基づいて、前記患者モニタリングキュー中の前記所与の患者の位置を変更する、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記プロセッサのうちの1つ又は複数によって、前記所与の患者を示す参照画像に基づいて、前記エリア中の前記複数の患者の間で前記所与の患者を識別する、請求項9に記載のシステム。
  15. 命令の実行に応答して、1つまたは複数のプロセッサによって、
    1つ又は複数のバイタルサイン収集カメラによってキャプチャされ得るエリア中の複数の患者を含む患者モニタリングキューを確立し、
    前記バイタルサイン収集カメラのうちの1つ又は複数によって、前記患者モニタリングキューから選択された所与の患者から、1つ又は複数の更新されたバイタルサインを非接触で収集し、
    前記1つ又は複数の更新されたバイタルサインと前記所与の患者から以前に収集された前のバイタルサインとに基づいて、前記所与の患者の悪化を検出し、
    前記所与の患者の前記悪化について医療人員にアラートする出力を与えること
    を実行させる当該命令を含み、
    前記所与の患者は、患者が最後にモニタされてからの時間に少なくとも部分的に基づいて選択される、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体。
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