JP6974200B2 - 二重容器 - Google Patents

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Description

本発明は、外容器内に内容器が収容される二重容器に関する。
従来から、クリーム等の内容物が収容される内容器と、該内容器を着脱自在に収納する外容器と、を備える二重容器が知られている。このような内容器は、外容器に対して出し入れ可能なレフィル容器であり、消費者によって外容器内に収納された内容器を取り外して新たな内容器に交換することで、外容器の再利用が図られる(例えば、特許文献1参照)。
このような二重容器においては、外容器の表面に様々な模様や文字等を印刷又は転写(以下、印刷等という)することによる加飾を行ってデザイン性を向上させる試みが行われる。外容器2への加飾は、外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態で行われるが、模様や文字等がすべての外容器において同じ位置に印刷等されるようにするため、受け冶具に対する外容器の周方向の位置決めを正確に行う必要がある。
図9は従来例としての外容器を加飾用の受け冶具に装着した直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図である。例えば、図9に示すように、外容器100の首筒部101にネジ部102を外容器2の軸線方向に沿って分断するネジ欠部103を形成すると共に、受け冶具110側に位置決めピン111を配置し、受け冶具110に装着した状態で外容器100を周方向に回転させ、位置決めピン111がネジ欠部103に嵌り込むことにより、外容器100の周方向の位置決めを行うことが一般的に行われている。
特開2011−116401号公報
ところで、図10は従来例として、本願出願人が先に特許出願(特願2016−169121)した二重容器の内容器と外容器との分解状態を示す側面図である。
この二重容器は、内容物を収容する内容器3と、内容器3を収納する外容器2とを備えており、外容器2の首筒部23に容器体ネジ部24を設けると共に、この容器体ネジ部24を断続ネジ構造とするネジ欠部25が首筒部23の外周面の軸対称となる2箇所の位置に設けられている。また内容器3の軸対称となる2箇所の位置には、外鍔状のフランジ部33の端縁から環状周壁部34が垂下設され、更に略矩形の板片の掴み部35が延長垂下設されている。内容器3を外容器2に収納すると、掴み部35が外容器2のネジ欠部25に夫々挿入される。掴み部35の表面には、外容器2側の容器体ネジ部24と連続する形態で、容器体ネジ部24と同じネジ形状を構成するスベリ止め36が設けられている。
しかし、このような二重容器の外容器2に印刷等を行う場合において、上記同様に外容器2を位置決めピン111を備えた受け冶具110に装着した状態においてに、外容器2を周方向に回転させて位置決めしようとすると、位置決めピン111は外容器2の軸対称となる2箇所に形成されているネジ欠部25の双方に夫々嵌り込むことが可能であることから、外容器2の周方向の位置決めを確実に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、外容器内に内容器が収納される二重容器において、加飾用の受け冶具に装着した外容器の周方向の位置決めを容易に行うことを可能とする二重容器を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
首筒部に形成された容器体ネジ部と、首筒部の複数の位置に容器体ネジ部の一部を欠損させることにより形成されたネジ欠部とから成る断続ネジ構造を備える外容器と、
開口端に延設されたフランジ部の端縁から垂下設する環状周壁部と、環状周壁部の下端に設けられてネジ欠部に嵌合すると共に外面に容器体ネジ部に連続するネジ形状が形成された複数の掴み部とを有し、外容器の内部への収納が可能な内容器と、
外容器に被着される外装蓋と、を備える二重容器であって
外容器の首筒部上でネジ欠部の真下の位置に、周方向の1箇所に位置決め凹部が形成された円環部が周設されていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の本発明の主たる手段では、複数の箇所にネジ欠部が形成された構成の外容器であっても、外容器の周方向に位置決めを、周方向の1箇所に設けた位置決め凹部のみで行うことができる。
また周方向におけるネジ欠部の形成位置と位置決め凹部の形成位置とを一致させることができ、これにより位置決めピンは容器体ネジ部に当接することなく位置決め凹部内に嵌り込むことが可能となる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段において、位置決め凹部が、径方向で且つ外容器のパーティングラインに対して直交する位置に形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、位置決め凹部を形成する円環部の両端面を、離型時に金型が移動する方向である直交方向に沿って形成することができるため、位置決め時に位置決めピンが位置決め凹部から外れてしまうことを防止できる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段において、円環部が、首筒部に形成された容器体ネジ部以上で且つ胴周壁よりも小さな外径寸法を有して形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、上記手段では、位置決め時において、位置決めピンを円環部に形成されている位置決め凹部に確実に嵌り込ませることが可能となる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段において、円環部がネックリングである、との手段を加えたものである。
あるいは、上記いずれかの手段において、円環部が環状段差部である、との手段を加えたものである。
上記いすれの手段においても外容器の外観デザインの一体感を保ちつつ、位置決めを行うための位置決め凹部を外容器に形成することが可能となる。
本発明では、外容器の円環部の1箇所に形成した位置決め凹部を使用して、周方向の位置決めを行うことができるため、複数の箇所にネジ欠部が形成された外容器であっても周方向に位置決めを確実に行うことができる。
また位置決め凹部をネックリング又は環状段差部に形成することにより、外容器の外観デザインの一体感を保つことができる。
本発明の第1実施例を示す二重容器の正面図である。 第1実施例の側面図である。 第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す正面図である。 第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す側面図である。 第1実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図である。 二重容器に本実施例とは異なるネジ欠部を設けた例を示し、Aは二重容器の平面図、Bはその側面図である。 本発明の第2実施例を示す二重容器の側面図である。 第2実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図である。 従来例としての外容器を加飾用の受け冶具に装着した直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図である。 従来例として、本願出願人が先に特許出願した二重容器の内容器と外容器との分解状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す二重容器の正面図、図2は第1実施例の側面図、図3は第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す正面図、図4は第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す側面図、図5は第1実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図、図6は二重容器に本実施例とは異なるネジ欠部を設けた例を示し、Aは二重容器の平面図、Bはその側面図である。
図1に示すように、本発明に係る二重容器1は、クリーム等の内容物の収容が可能な内容器3と、その内容器3を内部に収納可能な外容器2と、外容器2の上部に被着される外装蓋4と、を有して構成されている。
図2、図3又は図4に示すように、外容器2及び内容器3は、それぞれ有底筒状に形成され、各中心軸線が共通軸上に位置するように配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向に沿って後述する外容器2の底壁部22及び内容器3の底壁部32側を下側といい、その反対側を上側という。また軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線Oの回りに周回する方向を周方向という。
外容器2は、上端が開放された有底筒状の外装容器であり、軸線Oに沿って延設された略円筒形状の胴壁部21と、その胴壁部21の下側部分に設けられた底壁部22と、を備えている。この外容器2は、例えば、ポリエステル系、ポリスチレン系、ポリオレフィン系等の合成樹脂や、ガラス又は金属等からなり、例えば射出成形、ブロー成形、プレス成形等によって成形される。
胴壁部21の上側には、外周面が全周に亘って縮径する首筒部23が起立設されている。この首筒部23の外周面に雄ネジからなる容器体ネジ部24が設けられており、この容器体ネジ部24を断続ネジ構造とすることによって、首筒部23の外周面にネジ欠部25が形成されている。図3に示すように、ネジ欠部25は後述の内容器3の掴み部35を挿入するために、首筒部23の上部を側面視凹状に切り欠いた切欠部で形成されている。ネジ欠部25は、首筒部23の上端から軸線O方向に沿って下方に延在され、首筒部23の内周部分を残した状態で外周部分のみが部分的に切り欠かれている。すなわち、ネジ欠部25は、図示しない平面視において径方向の外側が開放された凹形状であり、径方向内側は胴壁部21の内周面に沿って薄肉状に形成されている。このような構成からなるネジ欠部25は、軸線Oを挟んで軸対称となる2箇所の位置に夫々形成されている。首筒部23の上側には、首筒部23の内周面を上方に延在させた形態で口筒部26が形成され、この口筒部26の外周面の周方向の複数の位置は外容器側係止突起27が突設されている。
更に首筒部23の外周面上で且つネジ欠部25の下側には、円環部28の一態様としてのネックリング28Aが周設され、このネックリング28Aにはその一部を切り欠いて分断することにより形成される位置決め凹部28aがネジ欠部25の直下の位置に設けられている(図2、図4参照)。ネックリング28Aの外径寸法は、容器体ネジ部24(容器体ネジ部24に設けられた雄ネジ)の外径寸法以上であり且つ胴壁部21よりも小さな外径寸法で形成されている。更に、位置決め凹部28aをネジ欠部25の直下の位置に設けることにより、外容器2の外観デザインの一体感を保つことが可能となっている。
図3及び図4に示されるように、内容器3は、外容器2に対して出し入れ自在な容器であり、消費者によって適宜交換可能なレフィル容器である。内容器3の概略構成としては、軸線Oに沿って延設された略円筒形状の周壁部31と、その周壁部31の下側部分に設けられた底壁部32と、を備えている。内容器3は、上端に開口部を有する有底筒状の内装容器であり、例えばポリエステル系、ポリスチレン系、ポリオレフィン系等の合成樹脂からなり、例えば射出成形やブロー成形等によって成形される。
周壁部31の上端部には、外容器2の口筒部26の上端面に装着される外鍔状のフランジ部33が形成されている。このフランジ部33の端縁から環状周壁部34が垂下設され、この環状周壁部34には、内容器3が外容器2内に挿入したときに上記したネジ欠部25に嵌め込まれる掴み部35が延長垂下設されている。この掴み部35は、環状周壁部34の下端から軸方向に沿って垂下された略矩形の板片であり、ネジ欠部25同様に、軸線Oを挟んで軸対称となる2箇所の位置に形成されている。掴み部35の外面には、掴み部35をネジ欠部25に嵌め込んだときに、外容器2側の容器体ネジ部24と連続して雄ネジを構成できるように、容器体ネジ部24と同じネジ形状から成るスベリ止め36が形成されている。このスベリ止め36の形状を、ネジ形状とすることで、外装蓋4を外した容器使用時においてネジ部が連続しているように見えることで外観デザインの一体感を保ちつつ、掴み部35を指先で掴んだ際の滑り止め効果を発揮させることができる。
環状周壁部34の内周面には、外容器側係止突起27に対向する位置に内容器側係止突起37が突設されており、内容器3を外容器2内に収納する際に、内容器側係止突起37が外容器側係止突起27を下方に乗り越えて係合することで、外容器2の口筒部26の上端面に内容器3のフランジ部33が嵌合する構成であり、使用時等において内容器3が外容器2から脱落すること防止できるようになっている。
尚、この内容器3の周壁部31の外径は、外容器2の胴壁部21の内径と同径又はそれよりも若干小さい寸法で形成されており、内容器3は外容器2の内側に容易に収納することが可能となっている。
外装蓋4は、外容器2の首筒部23に螺着される有頂筒状のオーバーキャップ体であり、軸線Oに対して直交に配設された円盤状の天壁部41と、天壁部41の端縁から垂下された円筒形状の周壁部42と、を有する。周壁部42の内周面には、外容器2の容器体ネジ部24及び内容器3のネジ形状のスベリ止め36の双方に螺合可能な雌ネジから成る外装蓋ネジ部43が形成されている。また、外装蓋4の内側には、円盤状のパッキン5が嵌合されている。このパッキン5は、外装蓋4の天壁部41の下面に接合されており、パッキン5の外周部が、外装蓋4の天壁部41の下面と内容器3のフランジ部33の上端面との間に挟み込まれてシールされ、内容器3内が密封されている。
次に、上記構成からなる二重容器の外容器2の外周面に印刷等による加飾を行う場合に行われる外容器2の周方向の位置決めについて説明する。
図5は第1実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す側面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図である。
図5Aに示すように、外容器2への加飾は、外容器2を加飾用の受け冶具50に装着した状態で行われる。
受け冶具50は、基部51と、基部51から突出して外容器2の内部に挿入され、外容器2を周方向に回転自在に支持する支持部52と、基部51に設けられた回転軸53を中心に、先端の位置決めピン54aが揺動自在に設けられた位置決め部材54と、基部51と位置決め部材54との間に設けられて位置決めピン54aを図示反時計回り方向に付勢するコイルスプリングなどからなる付勢部材55とを有して構成されている。基部51側から支持部52方向に延出された位置決めピン54aは、回転軸53を中心に図示反時計回り方向に付勢された状態で設置されている。このため、外容器2を受け冶具50の支持部52に装着すると、位置決めピン54aが外容器2の容器体ネジ部24を軸線O方向に押圧する状態に設定される。
ここで、上述したように、ネックリング28Aの外径寸法は、容器体ネジ部24以上、すなわち容器体ネジ部24と同じ外径寸法又は容器体ネジ部24よりも大きな外径寸法を有して形成されている。このため、位置決めピン54aはネックリング28A又は容器体ネジ部24に当接し、図示しない水平姿勢(ネックリング28Aと容器体ネジ部24とが同寸法の場合)又は図5Aに示すように先端が少し浮いた右肩下がりの傾き姿勢に設定される。
そして、この状態から外容器2を軸線O回りに回転させる。すると、図5Bに示すように、位置決めピン54aが位置決め凹部28aの真上の位置に達したときに、位置決めピン54aは位置決め凹部28aに嵌り込み、これ以上の外容器2の回転を制限するため、外容器2の周方向の位置決めをすることができる。
尚、位置決めピン54aが位置決め凹部28aの真上の位置に達した位置は、位置決めピン54aがネジ欠部25と対向する位置でもあるため、位置決めピン54aは容器体ネジ部24に当接することなく、位置決め凹部28aに嵌り込むことができる。
また、位置決めピン54aが位置決め凹部28aを有しない側(軸対称となる逆側)のネジ欠部25に対向したとしても、この位置には位置決め凹部28aが形成されていないため、外容器2の位置決めが達成されることがない。すなわち、この外容器2では、周方向の1箇所に設けた位置決め凹部28aのみで確実に位置決めすることができるため、その後の印刷等を正確に行うことが可能となる。
ところで、外容器2は一対の金型を用いる射出成形法で形成されるが、成形後に一対の金型を離して離型すると、外容器2の胴壁部21の表面うち、軸対称となる2箇所の位置に縦方向に直線状に延びるパーティングラインPLが薄く形成される。ここで、例えば図6A、Bに示すように、パーティングラインPLに対して直交する位置から外れた位置Bに位置決め凹部28aを形成した場合には、位置決め凹部28aを間に挟んで周方向に対向するネックリング28Aの両端面(円環部の両端面)28bは離型する方向(図6Aに示す矢印方向)に沿って形成されことになる。そして、両端面28bのうち、軸線Oから見たときに一方の端面28bは緩い傾斜角θで形成されてしまうことになる。このため、このような位置決め凹部28aを有する外容器2に対して上記同様の位置決めを行うと、外容器2の回転方向によっては一度位置決め凹部28aに嵌り込んだ位置決めピン54aが、その後の回転中に緩い傾斜角θからなる一方の端面28bから外れてしまい、結果として位置決めができなくなる虞がある。
これに対し、位置決め凹部28aを、径方向で且つパーティングラインPLに対して直交する位置Aに形成した場合には、両端面28bは共に離型する方向に沿って平行に形成されるため、緩い傾斜角が形成されることがなくなり、その結果、外容器2の回転方向によらなくとも回転時に位置決めピン54aが位置決め凹部28aから外れ難くすることができることから、外容器2の位置決めを確実に行うことが可能となる。よって、位置決め凹部28aは径方向で且つパーティングラインPLに対して直交する位置Aに形成される構成が好ましい。
図7は本発明の第2実施例を示す二重容器の側面図、図8は第2実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図である。
図7に第2実施例として示す二重容器が、上記第1実施例と異なる点は、位置決め凹部28aが形成される円環部28の構成にあり、その他の構成及び効果は上述の第1実施例と同様である。このため以下の説明においては、主として上記第1実施例と異なる点について説明する。尚、第1実施例で用いた部材と同一の部材については同一の符号を付して説明する
図7に示すように第2実施例の二重容器は、ネックリング28Aの代わりに環状段差部28Bを有して構成されている。環状段差部28Bは胴壁部21と首筒部23の間に、胴壁部21よりも小さく且つ首筒部23よりも大きな外径寸法を有して構成される環帯状の段差として形成されている。
また環状段差部28Bの外径は、容器体ネジ部24の外径寸法以上で且つ胴壁部21よりも小さな外径寸法で形成されている。このため、図8Aに示すように、このような外容器2を受け冶具50の支持部52に装着すると、第1実施例同様に、位置決めピン54aは、容器体ネジ部24又は環状段差部28Bに当接し、図示しない水平姿勢(環状段差部28Bと容器体ネジ部24とが同寸法の場合)又は図8Aに示すように先端が少し浮いた右肩下がりの傾き姿勢に設定される。
そして、上記同様に外容器2を軸線O回りに回転させると、図8Bに示すように、環状段差部28Bの位置決め凹部28aが真上の位置に達したときに、位置決めピン54aが位置決め凹部28aに嵌り込み、これ以上の外容器2の回転を制限し、外容器2の周方向の位置決めを確実に行うことが可能となる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば上記実施例では、外容器2側のネジ欠部25及びこれに嵌合する内容器3側の掴み部35が軸線Oを挟んで軸対称となる2箇所の位置に夫々形成された構成を示して説明したが、ネジ欠部25と掴み部35とが一対一で互いに対応配置される構成であるならば、2箇所以上の複数の位置に形成される構成であっても良い。
また上記実施例では、円環部28を構成するネックリング28A又は環状段差部28Bの外径寸法が容器体ネジ部24以上である場合を示して説明したが、容器体ネジ部24より小さな外径寸法とすることもできる。この場合、外容器2を受け冶具50の支持部52に装着すると、位置決めピン54aは容器体ネジ部24に当接する。そして、外容器2を軸線O回りに回転させると、位置決めピン54aは容器体ネジ部24上を周方向に摺動し、ネジ欠部25に至ったときに容器体ネジ部24からネックリング28A又は環状段差部28B上に落ち込む。続けて外容器2を回転させると、位置決めピン54aは、ネックリング28A又は環状段差部28B上を摺動し、位置決め凹部28aと対向する位置に達したときに位置決め凹部28a内に嵌り込むことになる。よって、上記同様外容器2の周方向の位置決めをすることができる。
本発明は、外容器を位置決めして印刷等を施す必要のある二重容器の分野における用途展開を更に広い領域で図ることができる。
1 ; 二重容器
2 ; 外容器
3 ; 内容器
4 ; 外装蓋
5 ; パッキン
21 ; 胴壁部
22 ; 底壁部
23 ; 首筒部
24 ; 容器体ネジ部
25 ; ネジ欠部
26 ; 口筒部
27 ; 外容器側係止突部
28 ; 円環部
28A; ネックリング(円環部)
28B; 環状段差部(円環部)
28a; 位置決め凹部
28b; 円環部の端面
31 ; 周壁部
32 ; 底壁部
33 ; フランジ部
34 ; 環状周壁部
35 ; 掴み部
36 ; 滑り止めリブ
37 ; 内容器側係止突部
41 ; 天壁部
42 ; 周壁部
43 ; 外装蓋ネジ部
50 ; 加飾用の受け冶具
51 ; 基部
52 ; 支持部
53 ; 回転軸
54 ; 位置決め部材
54a; 位置決めピン
55 ; 付勢部材
O ; 軸線
PL ; パーティングライン
θ ; 緩い傾斜角

Claims (5)

  1. 首筒部(23)に形成された容器体ネジ部(24)と、前記首筒部(23)の複数の位置に前記容器体ネジ部(24)の一部を欠損させることにより形成されたネジ欠部(25)とから成る断続ネジ構造を備える外容器(2)と、
    開口端に延設されたフランジ部(33)の端縁から垂下設する環状周壁部(34)と、該環状周壁部(34)の下端に設けられて前記ネジ欠部(25)に嵌合すると共に外面に前記容器体ネジ部(24)に連続するネジ形状が形成された複数の掴み部(35)とを有し、前記外容器(2)の内部への収納が可能な内容器(3)と、
    前記外容器(2)に被着される外装蓋(4)と、を備える二重容器であって、
    前記外容器(2)の首筒部(23)上で前記ネジ欠部(25)の真下の位置に、周方向の1箇所に位置決め凹部(28a)が形成された円環部(28)が周設されていることを特徴とする二重容器。
  2. 位置決め凹部が、径方向で且つ外容器(2)のパーティングライン(PL)に対して直交する位置に形成されている請求項記載の二重容器。
  3. 円環部(28)が、首筒部(23)に形成された容器体ネジ部(24)以上で且つ胴周壁(21)よりも小さな外径寸法を有して形成されている請求項1又は2に記載の二重容器。
  4. 円環部(28)がネックリング(28A)である請求項1乃至のいずれか一項記載の二重容器。
  5. 円環部(28)が環状段差部(28B)である請求項1乃至のいずれか一項記載の二重容器。
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