JP6973165B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

この発明は、塵装置を備えた電気掃除機に関するものである。
特許文献1に、サイクロン式の集塵装置を備えた電気掃除機が記載されている。特許文献1に記載された集塵装置は、塵埃を捕集する集塵容器と、この集塵容器の内側に設けられた内筒と、を備える。特許文献1において、含塵空気を旋回させて塵埃を分離する旋回室および塵埃を捕集する集塵室は、集塵容器と内筒とが組み合わされることによって形成されている。
特開2012−120561号公報
特許文献1において、集塵容器の内側底面には、当該集塵容器と内筒とを密着させるための凸部が形成されている。集塵容器の内側底面に形成されたこの凸部は、集塵容器の清掃等のメンテナンスをやりづらくしてしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、メンテナンス性に優れた塵装置を備えた電気掃除機を提供することである。
本発明に係る電気掃除機は、集塵装置と、集塵装置が着脱自在であり、電動送風機を有する本体部と、を備える。集塵装置は、塵埃を捕集する容器状の集塵部材と、集塵部材と組み合わされ、含塵空気を旋回させて塵埃を分離するための旋回室と当該旋回室で分離された塵埃を捕集するための集塵室とを形成する筒状の内筒部材と、前記内筒部材に対して固定された内筒部材側係合部と、を備える。集塵室は、集塵部材の内側に形成され、集塵部材は、内筒部材に対して着脱自在で、有底の円筒形状である。内筒部材の底部には、集塵部材が内筒部材に取り付けられた際に集塵部材の内側底面と接するシール部材が固定される。集塵部材の内側底面のシール部材と接する部分は、シール部材と密着可能な滑らかな面である。集塵部材には、集塵部材が回転することによって内筒部材側係合部と係合可能な集塵部材側係合部が設けられる。集塵部材が回転して内筒部材側係合部に集塵部材側係合部が係合する際における集塵部材の回転角度は、180度以下である。集塵部材側係合部および内筒部材側係合部の少なくとも一方は、集塵部材の周方向に沿って複数配置され、複数の当該一方は、集塵部材の中心軸に対して回転対称に配置されておいる。本体部は、集塵装置を本体部に着脱するための本体側係合部を有する。集塵部材の外側底部には、本体側係合部と係合可能な集塵装置側係合部が形成される。集塵装置側係合部は、集塵部材の周方向に沿って複数配置され、且つ、集塵部材の中心軸に対して回転対称に配置されている。
本発明によれば、メンテナンス性に優れた集塵装置およびこの集塵装置を備えた電気掃除機を提供することができる。
実施の形態1の電気掃除機システムの斜視図である。 実施の形態1の電気掃除機システムの側面図である。 実施の形態1の掃除機の斜視図である。 実施の形態1の本体部に対して集塵部を着脱する状態を示す側面図である。 実施の形態1の集塵部の斜視図である。 実施の形態1の集塵部の分解斜視図である。 実施の形態1の集塵部の上面図である。 図7におけるA−A断面を示す断面図である。 実施の形態1のサイクロン分離装置の右側面図である。 実施の形態1のサイクロン分離装置の左側面図である。 実施の形態1のサイクロン分離装置の底面図である。 実施の形態1の集塵容器の斜視図である。 実施の形態1の集塵容器の上面図である。 実施の形態1の集塵容器の底面図である。 図13におけるB−B断面を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照して、発明を実施するための形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本発明は、以下の実施の形態によって開示される構成のあらゆる組み合わせを含み得るものであり、趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の電気掃除機システム1の斜視図である。図2は、実施の形態1の電気掃除機システム1の側面図である。図1および図2に示すように、本実施の形態の電気掃除機システム1は、掃除機10と支持装置100とによって構成される。図3は、実施の形態1の掃除機10の斜視図である。
掃除機10は、電気掃除機の一例であり、コードレスタイプの縦型電気掃除機である。支持装置100は、自立して掃除機10を支持する機器である。支持装置100は、例えば、居室の床面に置かれる。支持装置100は、例えば、居室の壁際に置かれる。
掃除機10は、支持装置100に対して着脱自在である。図1は、支持装置100に着脱される掃除機10の状態を示している。図3は、支持装置100から取り外された掃除機10の状態を示している。また、図2は、支持装置100に掃除機10が取り付けられた状態を示している。図2に示すように、掃除機10は、支持装置100に取り付けられることで自立する。
本実施の形態の支持装置100は、コードレスタイプの掃除機10を充電する機能を有している。掃除機10は、使用時に支持装置100から取り外される。掃除機10は、不使用時に支持装置100に取り付けられる。コードレスタイプの掃除機10は、支持装置100に取り付けられることで、充電される。
各図面を参照し、掃除機10の全体構成について説明する。図1から図3に示すように、掃除機10は、主な構成要素として、掃除機本体11、管体12および掃除具13を備えている。管体12は、例えば、直線状に伸びる円筒形状の部材である。管体12の一方の端部は、掃除具13に接続される。掃除具13は、管体12に対し、着脱可能である。管体12の他方の端部は、掃除機本体11に接続される。管体12は、掃除機本体11に対し、着脱可能である。
管体12および掃除具13の内部には、外部から掃除機本体11に塵埃を含む空気を流入させるための風路が形成される。なお、本開示では、ごみ、塵、埃、毛髪、繊維等のように、掃除機10の清掃対象となるものを総称して、「塵埃」と称する。また、本開示では、塵埃を含む空気を、「含塵空気」と称する。そして、塵埃が取り除かれた空気を「清浄空気」と呼ぶ場合がある。
掃除機本体11は、含塵空気から塵埃を分離する機能を有するものである。また、掃除機本体11は、分離した塵埃を捕集する機能を有するものである。掃除機本体11は、図3に示すように、把持部15、本体部16および集塵部17を備える。把持部15は、掃除機10の使用中に使用者が手で握る部材である。把持部15は、本体部16に対して機械的に接続されている。
本体部16には、図示しない電動送風機および充電池等が内蔵されている。電動送風機は、掃除機10が塵埃を吸引するための気流を発生させるものである。充電池は、電動送風機が駆動するための電力源である。本実施の形態の本体部16は、電気掃除機の本体の一例である。
集塵部17は、含塵空気から塵埃を分離して、当該塵埃を捕集する集塵装置の一例である。本実施の形態の集塵部17は、本体部16に内蔵された電動送風機が発生させた気流によって掃除機本体11に吸引された含塵空気を旋回させ、遠心力によって塵埃を分離する。集塵部17は、サイクロン分離機能を有する。
集塵装置の一例である集塵部17は、本体部16に着脱可能である。図4は、実施の形態1の本体部16に対して集塵部17を着脱する状態を示す側面図である。図4に示すように、本体部16は、凸部18を有している。また、集塵部17の底面には、凹部51が形成されている。凹部51は、図4においては図示を省略する。
凸部18と凹部51とは、互いに嵌め合うように形成されている。凸部18及び凹部51は、電気掃除機の本体と集塵装置とを着脱自在に係合させる手段の一例である。本実施の形態における凸部18は、本体側係合部の一例である。凹部51は、集塵装置側係合部の一例である。
次に、支持装置100の全体構成について説明する。本実施の形態の支持装置100は、図1および図2に示すように、基台部101、支柱部102および本体支持部103を備える。基台部101は、支持装置100の中で最も下方に配置される部分である。基台部101は、支持装置100の土台を形成する。
支柱部102は、柱状の部材である。支柱部102の下端部は、基台部101に固定される。支柱部102は、基台部101の上面から鉛直上向きに直立するように形成されている。本体支持部103は、支柱部102の中間部に設けられている。掃除機10が支持装置100に取り付けられている状態において、本体支持部103は、掃除機本体11を下方から支持する。また、掃除機10が支持装置100に取り付けられる際、掃除具13は、基台部101に支えられる。
次に、集塵部17の構成について、図面を更に参照し、より詳細に説明する。図5は、実施の形態1の集塵部17の斜視図である。図6は、実施の形態1の集塵部17の分解斜視図である。図7は、実施の形態1の集塵部17の上面図である。図8は、図7におけるA−A断面を示す断面図である。
図5に示すように、集塵部17全体の外観は、円柱状である。図6に示すように、集塵部17は、フィルタ部21、流入部ケース22、案内部23、排出部24、円錐部25、隔壁部26及び集塵容器50を備えている。集塵部17は円周方向よりも高さ方向、すなわち円周方向に垂直な方向の方が長い。換言すれば、集塵部17は円周方向に垂直な方向に長手軸を有する。
図5から図8に示すように、流入部ケース22には、流入口27が形成されている。流入部ケース22の側面は、円弧面28とストレート面29とからなる。流入部ケース22は、図7に示すように、上面視においてD字状を呈する。流入口27は、ストレート面29に配置される。流入口27は、含塵空気を集塵部17の内部に流入させるための開口である。
フィルタ部21は、流入部ケース22の上部に着脱可能に収容される。図7に示すように、フィルタ部21は、枠体30、フィルタ31及び第1パッキン32を備える。枠体30は、上面視において流入部ケース22と相似なD字状を呈している。第1パッキン32は、枠体30の上面の外周に配置されている。第1パッキン32は、掃除機本体11と集塵部17とを密接させるためのものである。
案内部23は、流入部ケース22の流入口27から流入した含塵空気を円錐部25に導くための部材である。案内部23は、案内板33、天面部34及び第2パッキン35を備える。円錐部25は、分離室36の側壁となる部材である。分離室36は、含塵空気を旋回させて、当該含塵空気から塵埃を遠心分離するための旋回室の一例である。
円錐部25の主要部分は、倒立した円錐形状を呈する。円錐部25は、全体として、筒状の円錐形状を呈している。本実施の形態において、分離室36は、この円錐部25の内側に形成される。
案内部23の案内板33は、流入口27から流入した含塵空気を分離室36に導く部材である。天面部34は、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、分離室36の上面となる。第2パッキン35は、天面部34の上面の外周に配置されている。第2パッキン35、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、流入部ケース22の内壁に密着する。天面部34と第2パッキン35とにより、分離室36内の含塵空気の漏出が防がれる。
円錐部25は、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、案内部23の下側に配置される。円錐部25の側壁には、第1開口37が形成されている。円錐部25の底部には、第2開口38が形成されている。円錐部25の底部とは、倒立した円錐形状の頂点部分に該当する。第1開口37および第2開口38は、含塵空気から遠心分離された塵埃を分離室36の外部に排出するための開口である。
排出部24は、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、円錐部25の内側に配置される。排出部24は、円筒と円錐とを組み合わせた形状を呈する。排出部24には、複数の微細な孔が形成されている。
集塵容器50は、塵埃を捕集する容器状の集塵部材の一例である。本実施の形態における集塵容器50は、有底の円筒形状を呈する。集塵容器50は、上部が開口している。集塵容器50は、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、円錐部25の外側に配置される。また、集塵容器50の外側底面には、上記した凹部51が形成されている。
集塵容器50の内側には、分離室36で含塵空気から遠心分離された塵埃を捕集する空間である集塵室が形成される。本実施の形態における集塵室は、円錐部25の外側に形成される。隔壁部26は、集塵容器50の内側で、且つ、円錐部25の外側に配置される。隔壁部26は、円筒形状を呈している。本実施の形態の集塵室は、図8に示すように、隔壁部26により、第1集塵室39と第2集塵室40との2つに区画されている。
第1集塵室39は、第2集塵室40の外側に配置される。すなわち、第2集塵室40は、第1集塵室39の内側に配置される。第1集塵室39は、第1開口37を介して、分離室36と通じている。第2集塵室40は、第2開口38を介して、分離室36と通じている。
掃除機本体11が有する電動送風機が駆動すると、気流が発生し、集塵部17内に含塵空気が吸い込まれる。この際、含塵空気は流入口27から集塵部17内に流入する。流入口27を通過した含塵空気は、分離室36内に流入する。含塵空気は、円錐部25の内面、すなわち分離室36を形成する側壁に沿うように、分離室36に流入する。
分離室36に流入した空気は、分離室36を形成する側壁に沿って回り、分離室36内で旋回気流を形成する。旋回気流は、中心軸近傍の強制渦領域とその外側の自由渦領域とを形成しながら下向きに流れていく。この旋回気流に含まれるごみには、遠心力が作用する。例えば、繊維ごみおよび毛髪等の比較的嵩の大きなごみαは、作用する遠心力によって外側に押し付けられる。ごみαは、第1開口37の高さに達すると、第1開口37を通過する。第1開口37を通過したごみαは、第1集塵室39に送られて捕集される。
第1集塵室39に送られなかったごみは、分離室36内の気流に乗って、旋回しながら下方に移動する。砂ごみ等の比較的嵩の小さなごみβは、第2開口38を通過して、第2集塵室40に落下して捕集される。集塵部材の一例である集塵容器50は、このようにして塵埃を捕集する。
上記したように、円錐部25は、旋回室の分離室36の側壁をなしている。また、隔壁部26は、集塵室の側壁をなしている。分離室36および集塵室は、円錐部25および隔壁部26が集塵容器50に組み合わされることによって形成されている。本実施の形態における円錐部25および隔壁部26は、集塵室および旋回室を形成する筒状の内筒部材の一例である。
なお、本開示に係る内筒部材の構造は、本実施の形態で示す円錐部25および隔壁部26に限定されるものではない。例えば、旋回室と集塵室とは、一体的な空間であってもよい。本開示に係る集塵室は、第1集塵室39と第2集塵室40とに区画されていなくてもよい。また、旋回室は、内筒部材の外側に形成されてもよい。
有底の円筒形状を呈する集塵容器50は、円周方向よりも高さ方向、すなわち円周方向に垂直な方向の方が長い。換言すれば、集塵容器50は、円周方向に垂直な方向に長手軸を有する。また、集塵容器50は長手軸と平行な中心軸を有する。
排出部24、円錐部25および集塵容器50は、いずれも、それぞれの中心軸に垂直な断面が円形である。本実施の形態において、排出部24、円錐部25および集塵容器50のそれぞれの中心軸は、互いに平行になるように配置される。また、排出部24と円錐部25の中心軸は一致している。集塵容器50の中心軸は、円錐部25の中心軸に対してずれている。
なお、本開示では長手軸および中心軸という語を用いている。本開示における中心軸とは、幅方向の中心または奥行方向の中心の軸も含み得る。すなわち、中心軸は、幅方向の中心または奥行方向の中心にある長手軸でもある。また、例えば、排出部24、円錐部25および集塵容器50の中心軸に垂直な断面の外形は、必ずしも完全な円形に限るものではなく、例えば、当該外形には係合や嵌合のための凹凸があってもよい。本開示における中心軸とは、長手軸を有する物体のおおよその中心の軸を意味している。
また、集塵容器50には、図6に示すように、第1回転式係合部52が設けられている。第1回転式係合部52は、集塵部材に設けられた集塵部材側係合部の一例である。一例として、第1回転式係合部52は、集塵容器50の内壁の上端部に設けられている。円錐部25と集塵容器50とは、この第1回転式係合部52を介して着脱自在に組み合わされる。集塵容器50は、その周方向に沿って回転させられることで着脱される。例えば、使用者は、集塵容器50に捕集された塵埃を廃棄する際および集塵容器50内を清掃する際などに、集塵容器50を円錐部25から取り外す。
図9は、実施の形態1のサイクロン分離装置の右側面図である。本開示では、集塵容器50が取り外された状態の集塵部17を、「サイクロン分離装置」と称する。換言すると、集塵装置の一例である集塵部17は、サイクロン分離装置と集塵容器50とによって構成されている。図10は、実施の形態1のサイクロン分離装置の左側面図である。また、図11は、実施の形態1のサイクロン分離装置の底面図である。
また、図12は実施の形態1の集塵容器50の斜視図である。図13は、実施の形態1の集塵容器50の上面図である。図14は、実施の形態1の集塵容器50の底面図である。図15は、図13におけるB−B断面を示す断面図である。図13から図15は、サイクロン分離装置から取り外された集塵容器50単体を示すものである。
図9から図11に示すように、隔壁部26の底部には、シール部材41が設けられる。シール部材41は、隔壁部26に固定されている。集塵容器50がサイクロン分離装置から取り外された場合においても、シール部材41は、隔壁部26に取り付けられた状態で保持される。
シール部材41は、例えば、軟質樹脂によって形成される。軟質樹脂のシール部材41は、例えば、2色成形によって隔壁部26と一体的に形成される。隔壁部26と一体であるシール部材41は、より確実且つ強固に隔壁部26へ固定される。なお、シール部材41は、隔壁部26と別体として形成された後に、隔壁部26へ固定されてもよい。また、シール部材41の素材は、軟質樹脂に限られず、例えば、ゴム等であってもよい。
内筒部材の一例である隔壁部26と集塵部の一例である集塵容器50とは、このシール部材41を介して密着する。シール部材41は、旋回室および集塵室の密閉性を確保するための部材である。シール部材41は、内筒部材の一例である円錐部25に対して集塵容器50が取り付けられた際、集塵容器50の内側底面に接する。図8に示すように、シール部材41は、集塵部17が適切に組み立てられた状態において、集塵容器50の内側底面に密着する。集塵容器50の内側底面のうち、シール部材41と接する部分は、図8および図15に示すように、シール部材41と密着可能な滑らかな面である。
上記したように、本実施の形態においては、旋回室および集塵室の密閉性を確保するための部材であるシール部材41は、内筒部材の一例である隔壁部26の底部に固定されている。これにより、旋回室および集塵室の密閉性を確保するための凹凸等を集塵容器50の内側底面に設ける必要がない。集塵容器50の内側底面は、滑らかな面として形成される。集塵容器50の内側底面が滑らかな面になることで、当該集塵容器50の清掃等のメンテナンス性がよりよくなる。本実施の形態であれば、よりメンテナンス性に優れた集塵装置として、集塵部17を提供することが可能である。また、本実施の形態の掃除機10は、電動送風機を有する掃除機本体11と、メンテナンス性に優れた集塵部17と、を備えている。
なお、集塵容器50の内側底面は、平坦面であってもよいし、曲面であってもよい。集塵容器50は、集塵容器50の内側底面のうち、シール部材41と接する部分が滑らかになるように形成されていればよい。また、円錐部25と集塵容器50との着脱は、回転によって行われなくてもよい。例えば、集塵容器50は、軸方向に向かって挿し込まれることで円錐部25に取り付けられてもよい。
上記したように、集塵容器50の中心軸は、円錐部25の中心軸に対してずれている。本実施の形態においては、シール部材41は、隔壁部26を介して円錐部25に対して固定されている。これにより、集塵容器50の中心軸と円錐部25の中心軸とが互いにずれていたとしても、集塵容器50を円錐部25に組み合わせる際の位置決めの負担が軽減される。また、換言すると、集塵容器50の円錐部25への取り付けやすさを損なわずに、集塵容器50の中心軸を円錐部25の中心軸からずらすことができる。本実施の形態であれば、集塵容器50の円錐部25への取り付けやすさを損なわずに、例えば、旋回室および集塵室の配置等の設計の自由度を高くすることができる。
集塵部材側係合部の一例である第1回転式係合部52は、例えば、集塵容器50の周方向に沿って複数設けられてもよい。第1回転式係合部52は、例えば、3つ設けられる。3つの第1回転式係合部52は、図13に示すように、集塵容器50の中心軸に対して回転対称に配置される。換言すると、3つの第1回転式係合部52は、等間隔に配置される。3つの第1回転式係合部52は、それぞれ、同一の形状に形成される。
円錐部25には、内筒部材に対して固定された内筒部材側係合部の一例として、第2回転式係合部42が設けられる。第1回転式係合部52と第2回転式係合部42とは、集塵容器50が回転することによって互いに係合可能に形成される。
第2回転式係合部42の配置は、第1回転式係合部52の配置に応じて設定される。一例として、第2回転式係合部42は、集塵容器50の周方向に沿って複数設けられる。第2回転式係合部42は、例えば、3つ設けられる。3つの第2回転式係合部42は、集塵容器50の中心軸に対して回転対称に配置される。換言すると、3つの第2回転式係合部42は、等間隔に配置される。3つの第2回転式係合部52は、それぞれ、同一の形状に形成される。
第1回転式係合部52と第2回転式係合部52とが上記のように構成されることにより、使用者が集塵容器50を円錐部25に対して取り付ける際に当該集塵容器50を回転させる角度をより少なくすることができる。より具体的には、集塵容器50が回転することによって第2回転式係合部42に第1回転式係合部52が係合する際における集塵容器50の回転角度を、120度以下にすることができる。本実施の形態であれば、より組み立てやすい集塵部17が得られる。また、集塵容器50が円錐部25に対して回転する角度が少なくなることによって、シール部材41の摩耗が抑制される。
なお、第1回転式係合部52および第2回転式係合部42の数は、2つまたは4つ以上であってもよい。第1回転式係合部52が2つである場合、2つの第1回転式係合部52は回転対称に設けられるとよい。第2回転式係合部42が2つである場合、2つの第2回転式係合部42は回転対称に設けられるとよい。これにより、集塵容器50が回転することによって第2回転式係合部42に第1回転式係合部52が係合する際における集塵容器50の回転角度を、180度以下にすることができる。
また、第1回転式係合部52および第2回転式係合部42の一方が複数で他方が1つであってもよい。第1回転式係合部52および第2回転式係合部42の数量は、それぞれ1つずつであってもよい。第1回転式係合部52および第2回転式係合部42の数量がそれぞれ1つずつである場合、円錐部25に対して集塵容器50をガイドするガイド構造があるとより好適である。このガイド構造は、円錐部25に対して集塵容器50を取り付ける際に、集塵容器50の位置決めを行うものである。ガイド構造は、集塵容器50が回転することによって第2回転式係合部42に第1回転式係合部52が係合する際における集塵容器50の回転角度を180度以下にするように構成されることが好ましい。
上記したように、集塵容器50の外側底部には、集塵装置側係合部の一例である凹部51が形成されている。この凹部51の数量および配置は、第1回転式係合部52および第2回転式係合部42の数量および配置に合わせて設定される。
一例として、凹部51は、集塵容器50の周方向に沿って複数配置される。集塵容器50の外側底部には、例えば、3つの凹部51が形成される。3つの凹部51は、集塵容器50の中心軸に対して回転対称に配置される。換言すると、3つの凹部51は、等間隔に配置される。3つの凹部51は、それぞれ、同一の形状に形成される。3つの凹部51のそれぞれは、いずれも本体側係合部の一例である凸部18に係合可能である。凹部51が上記のように構成されることによって、サイクロン分離装置に対する集塵容器50の取り付け位置に依らず、集塵部17を本体部16に取り付けることが可能になる。
なお、集塵容器50の底面には、塵埃の再飛散等を抑制するためのリブ53が形成されていてもよい。リブ53は、図13に示すように、複数の凹部51同士の間に形成される。リブ53は、集塵容器50の周方向に沿って、集塵容器50の中心軸に対して回転対称に配置される。
1 電気掃除機システム、 10 掃除機、 11 掃除機本体、 12 管体、 13 掃除具、 15 把持部、 16 本体部、 17 集塵部、 18 凸部、 21 フィルタ部、 22 流入部ケース、 23 案内部、 24 排出部、 25 円錐部、 26 隔壁部、 27 流入口、 28 円弧面、 29 ストレート面、 30 枠体、 31 フィルタ、 32 第1パッキン、 33 案内板、 34 天面部、 35 第2パッキン、 36 分離室、 37 第1開口、 38 第2開口、 39 第1集塵室、 40 第2集塵室、 41 シール部材、 42 第2回転式係合部、 50 集塵容器、 51 凹部、 52 第1回転式係合部、 53 リブ、 100 支持装置、 101 基台部、 102 支柱部、 103 本体支持部

Claims (2)

  1. 集塵装置と、
    前記集塵装置が着脱自在であり、電動送風機を有する本体部と、
    を備え、
    前記集塵装置は、
    塵埃を捕集する容器状の集塵部材と、
    前記集塵部材と組み合わされ、含塵空気を旋回させて塵埃を分離するための旋回室と当該旋回室で分離された塵埃を捕集するための集塵室とを形成する筒状の内筒部材と、
    前記内筒部材に対して固定された内筒部材側係合部と、
    を備え、
    前記集塵室は、前記集塵部材の内側に形成され、
    前記集塵部材は、前記内筒部材に対して着脱自在で、有底の円筒形状であり、
    前記内筒部材の底部には、前記集塵部材が前記内筒部材に取り付けられた際に前記集塵部材の内側底面と接するシール部材が固定され、
    前記内側底面の前記シール部材と接する部分は、前記シール部材と密着可能な滑らかな面であり
    前記集塵部材には、前記集塵部材が回転することによって前記内筒部材側係合部と係合可能な集塵部材側係合部が設けられ、
    前記集塵部材が回転して前記内筒部材側係合部に集塵部材側係合部が係合する際における前記集塵部材の回転角度は、180度以下であり、
    前記集塵部材側係合部および前記内筒部材側係合部の少なくとも一方は、前記集塵部材の周方向に沿って複数配置され、複数の当該一方は、前記集塵部材の中心軸に対して回転対称に配置されており、
    前記本体部は、前記集塵装置を前記本体部に着脱するための本体側係合部を有し、
    前記集塵部材の外側底部には、前記本体側係合部と係合可能な集塵装置側係合部が形成され、
    前記集塵装置側係合部は、前記集塵部材の周方向に沿って複数配置され、且つ、集塵部材の中心軸に対して回転対称に配置されている電気掃除機。
  2. 前記シール部材は軟質樹脂によって形成され、前記内筒部材と一体である請求項1に記載の電気掃除機
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