JP6841253B2 - 集塵装置及び電気掃除機 - Google Patents

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Description

この発明は、集塵装置及び電気掃除機に関するものである。
略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、ダストボックス本体の内面と一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、サイクロン空間の下方には略円筒状の塵埃蓄積空間を設けた集塵装置が知られている(例えば、特許文献1から特許文献3参照)。
特開2002−136459号公報 特開2003−111699号公報 特開2012−045258号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示されるような集塵装置においては、埃等が塵埃蓄積空間(集塵室)内に円滑に入らずに、サイクロン空間(旋回室)へと逆流してしまう。
そこで、特許文献3に示される集塵装置のように、一次フィルターの下部に、塵埃蓄積空間に向けて延出する傘状の延出部を設け、サイクロン空間(旋回室)への逆流を抑制しようとするものがある。しかしながら、特許文献3に示されるような集塵装置では、サイクロン空間(旋回室)と塵埃蓄積空間(集塵室)とは、延出部とダストボックス本体との間の隙間を介して通じており、延出部はダストボックス本体の内周壁に向けて突出していて、延出部とダストボックス本体との間の隙間が狭くなっている。このため、サイクロン空間(旋回室)で分離された埃等が、延出部とダストボックス本体との間の隙間で詰まりやすい。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、旋回室で分離された塵埃を円滑に集塵室内に捕集でき、かつ、集塵室内の塵埃の旋回室への逆流も抑制できる集塵装置及び電気掃除機を得ることにある。
この発明に係る集塵装置は、内部において含塵空気を側壁に沿って予め設定された旋回方向に旋回させて含塵空気からごみを分離する旋回室と、前記旋回室の外周を包囲して配置された外周壁を有し前記側壁により前記旋回室と区画され、前記側壁に形成された開口部を介して旋回室の内部と連通した集塵室と、前記開口部よりも前記集塵室の底部側における前記集塵室の内周壁から外周側へと突出して前記集塵室内に設けられ、周方向にわたって延びた突出部と、を備え、前記突出部には、切欠部が形成され、前記周方向において、前記開口部が形成される範囲と前記切欠部が形成される範囲とは重ならないように配置される。
また、この発明に係る電気掃除機は、上記のように構成された集塵装置と、旋回室内で含塵空気を旋回させる空気流を生成する送風機と、を備える。
この発明に係る集塵装置及び電気掃除機によれば、旋回室で分離された塵埃を円滑に集塵室内に捕集でき、かつ、集塵室内の塵埃の旋回室への逆流も抑制できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る集塵装置を備えた電気掃除機の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の本体の側面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の本体の断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の本体に集塵装置を着脱する途中の状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る集塵装置の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る集塵装置の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る集塵装置の側面図である。 この発明の実施の形態1に係る集塵装置の上面図である。 図7中に示す断面A−Aによる集塵装置の断面図である。 図8中に示す断面B−Bによる集塵装置の断面図である。 図8中に示す断面C−Cによる集塵装置の断面図である。 この発明の実施の形態1に係る集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す斜視図である。 図11中に示す断面D−Dによる集塵装置の断面図である。 図11中に示す断面E−Eによる集塵装置の断面図である。 図11中に示す断面F−Fによる集塵装置の断面図である。 この発明の実施の形態2に係る集塵装置の図11に相当する断面図である。 この発明の実施の形態2に係る集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す側面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図15は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は集塵装置を備えた電気掃除機の斜視図、図2は電気掃除機の本体の側面図、図3は電気掃除機の本体の断面図、図4は電気掃除機の本体に集塵装置を着脱する途中の状態を示す図、図5は集塵装置の斜視図、図6は集塵装置の分解斜視図、図7は集塵装置の側面図、図8は集塵装置の上面図、図9は図7中に示す断面A−Aによる集塵装置の断面図、図10は図8中に示す断面B−Bによる集塵装置の断面図、図11は図8中に示す断面C−Cによる集塵装置の断面図、図12は集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す斜視図、図13は図11中に示す断面D−Dによる集塵装置の断面図、図14は図11中に示す断面E−Eによる集塵装置の断面図、図15は図11中に示す断面F−Fによる集塵装置の断面図である。
以下の説明では、塵埃及びその他のゴミを総称して単に「塵埃」と呼ぶ場合がある。また、塵埃が混じった空気を「含塵空気」と呼ぶ場合がある。そして、塵埃が取り除かれた空気を「清浄空気」と呼ぶ場合がある。
この発明の実施の形態1に係る集塵装置を備えた電気掃除機1は、例えばコードレスタイプの縦型電気掃除機である。図1に示すように、電気掃除機1は、主な構成要素として、本体3、管体4及び吸込具5を備えている。図2及び図4に示すように、本体3は、ハンドル15、外郭部16及び集塵部17を備えている。ハンドル15は、電気掃除機1の使用中に使用者が手で握る部位である。使用者は、ハンドル15を握ることで電気掃除機1の本体3を把持できる。
外郭部16は、本体3の外郭すなわち外側の覆いをなす部材である。本体3の外郭部16には、図3に示すように、電動送風機23及びバッテリ部19が内蔵されている。電動送風機23は電気掃除機1の吸引風を生成するためのものである。バッテリ部19は、電動送風機23を駆動するための電池を含んでいる。
外郭部16は、ケース部18及び接続管部20を備えている。接続管部20は、管体4が着脱可能に連結される中空筒状の部材である。接続管部20は、塵埃を吸い込むための接続口29を有する。接続口29は、接続管部20の一端に形成された開口である。接続管部20の内部には、接続口29を通過した含塵空気の気流を集塵部17へ導く風路が形成されている。接続管部20の他端には、ハンドル15の一端が外見上連続するようにして配置されている。ハンドル15の他端側には、操作部22が設られている。
集塵部17は、この発明の実施の形態1に係る集塵装置である。集塵部17は、電動送風機23が生成した吸引風により本体3に吸い込んだ含塵空気中の塵埃を捕集するためのものである。図4に示すように、集塵部17は、本体3に対し着脱可能に取り付けられている。
集塵部17の後述する集塵容器87の底部には、凹部88が形成されている。また、集塵部17には、後述するようにレバー部94が設けられている。そして、図3に示すように、接続管部20には凸部36が形成されている。集塵部17を本体3に取り付ける際には、まず、集塵部17の凹部88を本体の凸部36に引っかける。そして、この凹部88と凸部36の接点を支点にして、集塵部17を回動させ、レバー部94のレバー95をケース部18側に掛けることで、集塵部17が本体3に固定される。
図5に示すように、集塵部17は、全体として円柱状の外観を有する。後述するように、この実施の形態に係る集塵部17は、サイクロン分離装置を有している。サイクロン分離装置とは、電動送風機23が生成した空気流により含塵空気を内部で旋回させて含塵空気からごみを分離する装置である。
図2に示すように、外郭部16は、排気部21を備える。排気部21は、外郭部16に形成された開口である。集塵部17にて塵埃が取り除かれた気流は、排気部21から本体3の外部へ排出される。
電動送風機23は、ハンドル15に設けられた操作部22に対する操作に応じて駆動する。電動送風機23が駆動すると、集塵部17及び接続管部20の内部に吸引力が作用し、接続口29から含塵空気が吸い込まれる。接続口29に吸い込まれた含塵空気は、接続管部20を通過して集塵部17の内部に取り込まれる。集塵部17では、含塵空気から塵埃が分離される。集塵部17から排出された清浄空気は、電動送風機23を通過する。電動送風機23を通過した清浄空気は、排気部21から本体3の外部に排出される。
次に、この実施の形態に係る集塵装置である集塵部17の構成について説明する。図6に示すように、集塵部17は、主要な構成部材として、フィルタ体81、流入部ケース82、仕切部材83、排出部84、円錐部85、隔壁部86及び集塵容器87を備えている。
図7及び図8に示すように、流入部ケース82には、流入口101が形成されている。流入部ケース82の側面は、円弧面102とストレート面103とからなる。流入部ケース82は、特に図8に示すように、上面視でD字状を呈する。流入口101は、ストレート面103に配置される。流入口101は、含塵空気を集塵部17の内部に流入させるための開口である。流入部ケース82には、レバー部94が設けられている。レバー部94は、集塵部17を本体3に取り付けた際に本体3のケース部18と係合する部位である。
フィルタ体81は、流入部ケース82内の上部に形成されたフィルタ室89内に着脱可能に収容される。図8に示すように、フィルタ体81は、枠体92、プリーツフィルタ91及びパッキン93を備える。枠体92は、上面視で流入部ケース82と相似なD字状を呈する。パッキン93は、枠体92の上面外周に配置されている。パッキン93は、本体3の吸引動作時に本体の後述するケース部18に密着する。
仕切部材83は、流入部ケース82内におけるフィルタ体81の下方に着脱可能に収容される。仕切部材83は、集塵部17を適切に組み立てた状態で、フィルタ室89と後述する旋回室111とを仕切る部材である。また、仕切部材83は、流入部ケース82の流入口101から流入した含塵空気を円錐部85に導くための部材でもある。
仕切部材83は、図9及び図11に示すように、案内板106、天面部107及びシール部材108を備える。案内板106は、流入口101から流入した含塵空気を後述する旋回室111に導く部位である。天面部107は、集塵部17を適切に組み立てた状態で、後述する旋回室111の上面となる。シール部材108は、天面部107の上面外周に配置されている。シール部材108は、集塵部17を適切に組み立てた状態で、流入部ケース82の内壁に密着する。天面部107とシール部材108により、後述する旋回室111内の含塵空気が後述する排出部84を通過することなくフィルタ体81側へと漏出することを防いでいる。
図9及び図10に示すように、集塵部17を適切に組み立てた状態で、流入部ケース82と仕切部材83との間には、流入口101と旋回室111の内部とを連通する流入風路104が形成される。
円錐部85は、主に旋回室111の側壁となる部材である。円錐部85は、集塵部17を適切に組み立てた状態で、仕切部材83の下側に配置される。旋回室111は、流入口101から流入した含塵空気を旋回させて含塵空気から塵埃を遠心分離するための室である。円錐部85は、主要部分は倒立した円錐形状を呈する。円錐部85の側壁には、第1の開口112が形成されている。円錐部85の底部には、第2の開口113が形成されている。なお、円錐部85の底部とは、前述した倒立した円錐形状の頂点部分にあたる。第1の開口112及び第2の開口113は、含塵空気から遠心分離された塵埃を旋回室111の外部に排出するための開口である。
排出部84は、円筒もしくは円錐形状、又は、円筒形と円錐形とを組み合わせた形状を呈する。集塵部17を適切に組み立てた状態で、排出部84は、円錐部85の内側に配置される。排出部84の下側の側壁の一部には、複数の微細孔が形成されている。排出部84の上端部には、排出口105が形成されている。集塵部17を適切に組み立てた状態で、排出部84の排出口105は、仕切部材83の天面部107の中央に配置される。仕切部材83の天面部107及び排出部84の排出口105と、フィルタ体81との間には、スポンジフィルタ90が配置される。
集塵容器87は、有底の円筒形状を呈する。集塵容器87は、集塵部17を適切に組み立てた状態で、円錐部85の外側に配置される。集塵容器87の底面の外側には、凹部88が形成されている。集塵部17を適切に組み立てた状態で、レバー部94と凹部88とは、集塵部17の中心に対して反対側に配置される。円錐部85と集塵容器87とは、着脱可能に組み合わされる。
集塵容器87の内側で、かつ、円錐部85の外側の空間は、集塵室になっている。集塵室は、旋回室111で含塵空気から遠心分離された塵埃を捕集する空間である。集塵容器87の内側で、かつ、円錐部85の外側には、隔壁部86が配置される。集塵室は、この隔壁部86により、第1の集塵室114及び第2の集塵室115の2つに区画されている。第1の集塵室114は、第2の集塵室115の外側に配置される。したがって、第2の集塵室115は、第1の集塵室114の内側に配置される。
第1の集塵室114は、第1の開口112を介して旋回室111と通じている。第2の集塵室115は、第2の開口113を介して旋回室111と通じている。この実施の形態における第1の集塵室114は、旋回室111の外周を包囲して配置され、旋回室111の側壁に形成された第1の開口112を介して旋回室111の内部と連通した集塵室の一例である。
なお、集塵容器87は少なくとも一部に透明な素材を用いるとよい。このようにすることで、外側からの集塵容器87内の視認性に優れ、塵埃の蓄積量を確認できるため、ごみ捨て時期を把握しやすい。
排出部84、円錐部85及び集塵容器87は、いずれもそれぞれの中心軸に垂直な断面が円形である。そして、排出部84、円錐部85及び集塵容器87の各中心軸は、全てが平行になるように配置される。排出部84と円錐部85の中心軸は一致するが、集塵容器87の中心軸とは一致しない。
前述したように、本体3の電動送風機23が動作すると、吸引風が発生し、接続口29及び接続管部20から集塵部17内に含塵空気が吸い込まれる。この際、含塵空気は流入口101から集塵部17内に流入する。流入口101を通過した含塵空気は、流入風路104を通り旋回室111内に流入する。この際、含塵空気は、円錐部85の内面、すなわち旋回室111を形成する側壁に沿うように旋回室111にその接線方向又は円周方向から流入する。
旋回室111に流入した空気は、旋回室111の側壁に沿って予め設定された旋回方向に回り、旋回室111内で旋回気流を形成する。この旋回気流は、中心軸近傍の強制渦領域とその外側の自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とによって下向きに流れていく。
旋回室111内の空気、すなわち前述の旋回気流に含まれるごみには、遠心力が作用する。例えば繊維ごみ及び毛髪といった比較的嵩の大きなごみαは、作用する遠心力によって円筒部に押し付けられながら落下する。このため、ごみαは、第1の開口112の高さに達すると第1の開口112を通過する。第1の開口112を通過したごみαは、第1の集塵室114に送られる。第1の集塵室114には、ごみαとともにわずかながら旋回気流の一部も流入する。流入した気流は第1の集塵室114内を旋回する。
第1の開口112から第1の集塵室114に進入しなかったごみは、旋回室111内の気流に乗って旋回しながら下方に移動する。砂ごみ及び細かい繊維ごみといった比較的嵩の小さなごみβは、第2の開口113を通過する。そして、ごみβは、第2の集塵室115に落下して捕捉される。
旋回室111内の旋回気流は、旋回室111の最下部に達するとその進行方向を上向きに変え、旋回室111の中心軸に沿って上昇する。この上昇気流を形成する空気からはごみα及びごみβが除去されている。ごみα及びごみβが取り除かれた清浄空気は、排出部84の微細口を通過して旋回室111から流出する。排出部84を通過した空気は、排出口105からフィルタ室89内へと流入する。フィルタ室89内へと流入した空気は、スポンジフィルタ90とプリーツフィルタ91とをこの順序で通過して、集塵部17の外へ排出される。
その後、清浄空気は、外郭部16内の電動送風機23を通過する。そして、清浄空気は、排気部21から本体3の外部に吹き出される。この際、排気部21からの空気の吹き出し方向は、接続管部20と平行な方向となる。
図10から図15に示すように、この実施の形態の集塵部17は、突出部120を備えている。突出部120は、隔壁部86の上端から外方に延びて設けられている。円錐部85、隔壁部86及び集塵容器87を組み立てると、突出部120は、第1の集塵室114の内周壁から外周側へと突出して設けられる。突出部120の設けられる位置は、第1の開口112よりも第1の集塵室114の底部側である。特に図14に示すように、突出部120は、周方向にわたって延びている。
突出部120の周方向における一定範囲には、切欠部121が形成されている。切欠部121が形成される範囲は、図13及び図14で範囲Kで示している。切欠部121が設けられた部分では、突出部120が切り欠かれており、第1の集塵室114の内周壁から外周側へと突出していない。そして、図13に示すように、前述した周方向において、第1の開口112が形成される範囲Lと切欠部121が形成される範囲Kとは重ならないように配置されている。
以上のように構成された集塵部17において、本体3の電動送風機23が動作すると、旋回室111内の含塵空気は旋回気流を形成する。そして、旋回気流中の塵埃に遠心力が働き、ごみαは第1の開口112から第1の集塵室114に排出される。この際、ごみαとともに第1の開口112から旋回気流の一部が流入し、第1の集塵室114内を旋回する。
第1の集塵室114内に入ったごみαの一部は、突出部120と第1の集塵室114の外周壁との間から突出部120よりも底部側に移動する。また、突出部120と第1の集塵室114の外周壁との隙間を通過できなかったごみαは、第1の集塵室114内に流入した気流に運ばれて、突出部120より上側を前述した旋回方向に移動する。そして、切欠部121までくると、ごみαは切欠部121を通過して突出部120よりも底部側に入る。
一方、前述したように、第1の開口112の範囲Lと切欠部121の範囲Kとは重ならないように配置されている。これを換言すれば第1の開口112の範囲Lの底部側には、必ず突出部120がある。したがって、突出部120よりも第1の集塵室114の底部側にあるごみαが、第1の開口112から旋回室111内に戻ることを突出部120により阻止できる。すなわち、このような突出部120及び切欠部121を設けたことで、旋回室111で分離された塵埃を円滑に第1の集塵室114内に捕集でき、かつ、第1の集塵室114内の塵埃の旋回室111への逆流も抑制できる。
また、図10から図12に示すように、突出部120の少なくとも一部は、内周側から外周側にいくにつれて次第に第1の集塵室114の底部に近くなるように傾斜している。ここで説明する構成例では、突出部120の内周壁に近い側が傘状に傾斜している。そして、突出部120の傾斜した部分の外縁からは、第1の集塵室114の底部に向けて直状に延びている。このように、突出部120の少なくとも一部を傘状に傾斜させることで、さらに円滑に第1の集塵室114内の塵埃を突出部120よりも底部側に集めることができる。そして、突出部120よりも底部側の塵埃が、第1の開口112側に舞い戻ることをさらに抑制できる。
なお、前述したように、円錐部85及び集塵容器87は、いずれもそれぞれの中心軸に垂直な断面が円形である。そして、図13及び図14に示すように、円錐部85の中心軸Oと集塵容器87の中心軸Pとは一致しない。より詳しくは、円錐部85の中心軸Oから見て集塵容器87の中心軸Pは、第1の開口112がある側にずれている。したがって、第1の集塵室114の内周壁と外周壁との間隔は一定ではない。
ここで、第1の開口112が配置された側における第1の集塵室114の内周壁と外周壁との間隔を第1の間隔とする。そして、旋回室111から見て第1の開口112と反対側における第1の集塵室114の内周壁と外周壁との間隔を第2の間隔とする。すると、第2の間隔は、第1の間隔より狭い。
また、突出部120の外周縁と第1の集塵室114の外周壁との間隔は一定である。前述したように、第1の集塵室114の外周壁を構成する集塵容器87は中心軸に垂直な断面が円形である。したがって、突出部120の外周縁は円弧状である。そして、集塵容器87の中心軸と突出部120の円弧状の中心とは一致している。すなわち、図13及び図14に示すように、第1の集塵室114の内周壁と外周壁との間隔が比較的に広い第1の開口112が配置された側では、突出部120の径方向の幅が広い。そして、切欠部121に近い部分ほど突出部120の径方向の幅が狭くなる。このように、突出部120の外周縁と第1の集塵室114の外周壁との間隔を一定にすることで、傘状部材の中心軸とダストカップの中心軸を同軸にすることで、ダストカップ内面と傘状部材との間隔を一定距離確保することができ、旋回室への舞い戻りを均一に防ぐことができる。
図11及び図13から図15に示すように、第1の集塵室114の底面には、1以上のリブ130が設けられている。ここで説明する構成例では、3つのリブ130がほぼ等間隔すなわち約120°間隔で配置されている。各リブ130は、第1の集塵室114の底面から第1の集塵室114の内側に突出している。このようなリブ130を備えることで、第1の集塵室114内の特に突出部120より底部側で旋回する気流の速度を遅くできる。このため、第1の集塵室114内に蓄積された塵埃が再び旋回室111へ舞い戻ることをさらに抑制できる。
実施の形態2.
図16から図20は、この発明の実施の形態2に係るもので、図16は集塵装置の図11に相当する断面図、図17から図20は集塵装置の集塵容器を取り外した状態を示す側面図である。
前述した実施の形態1では、突出部の一部は傘状に傾斜していた。これに対し、ここで説明する実施の形態2は、突出部を傘状に傾斜させずに螺旋状に傾斜させたものである。以下、この実施の形態2に係る集塵装置及び電気掃除機について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態2に係る集塵装置である集塵部17も、実施の形態1と同様、図16から図20に示すように、突出部120を備えている。突出部120は、隔壁部86の上端から外方に延びて設けられている。円錐部85、隔壁部86及び集塵容器87を組み立てると、突出部120は、第1の集塵室114の内周壁から外周側へと突出する。突出部120の設けられる位置は、第1の開口112よりも第1の集塵室114の底部側である。突出部120は、周方向にわたって延びている。
突出部120の周方向における一定範囲には、切欠部121が形成されている。前述した周方向において、第1の開口112が形成される範囲Lと切欠部121が形成される範囲Kとは重ならないように配置されている。
図17から図20は、集塵部17の集塵容器87を取り外した状態を示す側面図である。これらの図では、視点を90°ずつ回転させて示している。この実施の形態においては、図17から図20に示すように、突出部120は前述した旋回方向に沿って螺旋状に傾斜している。ここで説明する構成例においては、第1の開口112がある側から切欠部121の方へと前述の旋回方向に沿って進むにつれて次第に第1の集塵室114の底部から遠くなるように突出部120が傾斜している。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された集塵装置(集塵部17)及び電気掃除機1においても、この実施の形態2として説明した突出部120及び切欠部121を設けたことで、旋回室111で分離された塵埃を円滑に第1の集塵室114内に捕集でき、かつ、第1の集塵室114内の塵埃の旋回室111への逆流も抑制できる。すなわち、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
1 電気掃除機
3 本体
4 管体
5 吸込具
15 ハンドル
16 外郭部
17 集塵部
18 ケース部
19 バッテリ部
20 接続管部
21 排気部
22 操作部
23 電動送風機
24 制御部
29 接続口
36 凸部
81 フィルタ体
82 流入部ケース
83 仕切部材
84 排出部
85 円錐部
86 隔壁部
87 集塵容器
88 凹部
89 フィルタ室
90 スポンジフィルタ
91 プリーツフィルタ
92 枠体
93 パッキン
94 レバー部
95 レバー
101 流入口
102 円弧面
103 ストレート面
104 流入風路
105 排出口
106 案内板
107 天面部
108 シール部材
111 旋回室
112 第1の開口
113 第2の開口
114 第1の集塵室
115 第2の集塵室
120 突出部
121 切欠部
130 リブ

Claims (7)

  1. 内部において含塵空気を側壁に沿って予め設定された旋回方向に旋回させて含塵空気からごみを分離する旋回室と、
    前記旋回室の外周を包囲して配置された外周壁を有し前記側壁により前記旋回室と区画され、前記側壁に形成された開口部を介して旋回室の内部と連通した集塵室と、
    前記開口部よりも前記集塵室の底部側における前記集塵室の内周壁から外周側へと突出して前記集塵室内に設けられ、周方向にわたって延びた突出部と、を備え、
    前記突出部には、切欠部が形成され、
    前記周方向において、前記開口部が形成される範囲と前記切欠部が形成される範囲とは重ならないように配置された集塵装置。
  2. 前記突出部の少なくとも一部は、内周側から外周側にいくにつれて次第に前記集塵室の底部に近くなるように傾斜している請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記突出部は、前記旋回方向に沿った螺旋状である請求項1に記載の集塵装置。
  4. 前記集塵室の内周壁と外周壁との間隔は、
    前記開口部が配置された側で第1の間隔であり、
    前記旋回室から見て前記開口部と反対側で前記第1の間隔より狭い第2の間隔である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の集塵装置。
  5. 前記突出部の外周縁と前記集塵室の外周壁との間隔は、一定である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の集塵装置。
  6. 前記集塵室の底面から前記集塵室の内側に突出したリブをさらに備えた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の集塵装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の集塵装置と、
    前記旋回室内で含塵空気を旋回させる空気流を生成する送風機と、を備えた電気掃除機。
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