JP6972116B2 - マルチライン接続クイックマルチカップリング - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、2016年9月2日に出願された米国仮特許出願番号第62/382,837号の利益を主張し、参照によりここに組み込まれる。
本発明は、概してクイックカップリングに関し、より詳細には、高圧の複数の流体ラインを、油圧流体システムのような他の流体システムと接続するためのマルチカップリングに関する。
一般にクイックカップリングは、特別な工具を必要とせずに流体ラインを結合するための一般的な装置である。例えば、クイックカップリングは、単一の流体ラインの接続のための個別のカップリングとして構成され得る。クイックカップリングの例示的な用途は、油圧システムにおける油圧流体ラインの接続にある。個別のクイックカップリングは、典型的に、カップリングの2つを内圧から分離しようとするときに、これらを一緒に保持するためのボールロック機構を有する。クイックカップリングは、任意の数の複数の流体ラインを接続するためのマルチカップリングとして構成され得る。マルチカップリングは、プレート又はキャスティングに一緒に取り付けられた一群のクイックカップリングを構成する。個別のカップリングごとの個別のロック機構の代わりに、マルチカップリングは典型的に、個別の一群のカップリングを共に接続して保持するマルチライン接続ロック機構を有する。この単一のマルチライン接続ロック機構の機械的な利点は、全てのクイックカップリングを同時に接続するために必要とされる連合する力を克服するためにしばしば有益である。
マルチライン接続機構を備えたマルチカップリングの例示的な用途は、例えば小型農場トラクタ及び同様の機器又は車両等の移動機器に用いることである。そのような移動式機器ではしばしば、フロントローダ、除雪アタッチメント等のような油圧ツール又は器具を動かすために2つ以上の油圧流体ラインが必要とされる。標準的な個別のカップリングを使用すると、使用者は複数の異なる接続ステップで全ての接続を行う必要がある。マルチライン接続を備えたマルチカップリングは、各油圧流体ラインに対して個別の接続を行う必要なしに接続され得、それは時間と労力を節約する。さらに、マルチカップリングは、一般に、使用者が器具の誤ったホースをベース車両等の機器の部分の誤ったカップリングポートに接続することを防止する。小型農場トラクタの例では、異なるツール器具(例えばフロントローダ、除雪アタッチメントなど)がトラクタに取り付けられ得る。油圧流体システムは、典型的に、業界標準としてISO16028サイズ6.3mmジオメトリに準拠する、4つの油圧ラインを採用している。ISO16028に関して、マルチカップリングのすべてのカップリングは、接続を切るときに少量の流出しかない非流出カプラである。このスタイルのカップリングは、平坦表面のデザインも有し、相当な破片が存在し得る用途に好ましい。破片がカップリングの表面に付着した場合、破片は拭き取ることができ、油圧システムに取り込まれない。
従来のマルチカップリングにはいくつかの欠点がある。マルチカップリングに関する一般的な問題は、効果的な接続を維持しながらサイズと重量を制限する必要性に関連する。サイズ及び重量は、特に、上で参照された小型トラクタ及び同様のサイズ又は構成の機器又は車両のような、比較的小さな機器において対処されなければならない問題である。マルチカップリングは、複数の個別のカップリングを収容し、油圧による分離力に抵抗する必要があるので、マルチカップリングは、効果的な接続の必要性のために大きくなり得る。マルチカップリングの構成の従来のカテゴリの1つは、カムスロット型マルチカップリングである。ブッシュがスロット付きカム内をスライドして、マルチカップリング半体を引き寄せてロックする。スロット付きカム型カップリングは、一般に、マルチカップリング半体を互いにロックする2つのスロット付きカムを有する。マルチカップリングの他の従来の構成は、カムシャフトロック型マルチカップリングである。そのような構成では、単一のレバーが複数のカムロック機構を操作してマルチライン接続を提供する。したがって、従来のマルチカップリングは、マルチライン接続を形成して固定するために複数のカム機構又は同等の複数ロック機構を有するが、従来のように複数のカム又は同等の複数ロック機構を使用すると、不必要にサイズ及び重量が増大し、小型機器にはめ込むのが困難になり得る。
上記のように、いくつかの従来のマルチカップリング接続機構は、接続機構を作動させるために使用者が操作するハンドルを提供する。そのようなシステムでは、マルチカップリングは、マルチカップリングが誤って外れ得ないように、ハンドルのためのロック機能を必要とする。従来、マルチカップリング接続機構を操作するには、両手操作が必要である。ロック装置は、一方の手で作動されて所定の位置に保持される必要があり、同時に他方の手でハンドルの回転を開始する。この両手操作は、しばしばマルチカップリングと関連する狭いスペースでは特に実行するのが困難であり得、またマルチカップリングを操作するための片手の使用及び別のツール又は監視/測定装置(例えば、温度又は圧力測定装置)を操作するためのもう片方の手の使用を不可能にする。さらに、従来のマルチカップリング部品は、通常、対になるマルチカップリング部品のみを接続することができるように、補完するマルチカップリング部品に接続するためだけにマッチするように構成されている。これは、機器上にマルチカップリング部品であるが、接続される器具上の緩いカップリングのみを有するという問題を使用者に提供し得る。
本発明は、複数の個別クイックカップリングを有するマルチライン接続のための改良型マルチカップリングシステムに関する。スペースを節約するために、本発明のマルチカップリングシステムは、1つのカムだけで接続状態にロックし、従来のマルチカム構成と比較してサイズと重量を減らす。マルチカップリングは、可動部品と固定部品とを含むことができ、部品のうちの1つは、2つの部品を引き寄せて固定されたマルチライン接続にするためのハンドルアセンブリを有する。可動部品と固定部品との接合は、案内ピンによって案内されてもよい。カップリングが加圧されたときにプレートの分離を低減するために、流体ラインカプラが、カムと案内ピンとの間に配置され得る。
安全なマルチライン接続を提供するために、マルチカップリングシステムは、マルチライン接続を効果的に固定するための、ロッキングピンアセンブリと協働するマルチカップリング部品のキャスティングにおける改善されたロッキングピンアセンブリ及び対応する機構を含み得る。
このようにして、マルチカップリングを開くためのハンドルアセンブリの偶発的な操作が防止され、したがってロッキングピンアセンブリはマルチカップリングの偶発的な切断を防止する。本発明のロック機構は、操作のために片手だけを必要とし、それは従来の両手メカニズムと比較して、より少ないスペースを取り、操作するのがより容易である。ロッキングピンアセンブリは、ピンアセンブリ本体内で動くロッキングピンを含み得る。例示的な操作において、使用者は、ロッキングピンアセンブリのノブを回し、これは、ロッキングピンのシャフト端部をマルチカップリングキャスティングから後退させ、ロッキングピンをロッキングピンアセンブリ本体内の戻り止め位置に配置する。マルチカップリングが切断されると、ピンはマルチカップリングハウジングの傾斜面に乗る。マルチカップリングのハウジングの傾斜面の角度は、ロッキングピンを押し、ロッキングピンアセンブリ本体内の戻り止め位置からロッキングを取り除く。この操作は、ロッキングピンの位置をリセットし、そして使用者が次の接続をするとき、ロッキングピンは自動的に再びロックする。
ロッキングピンアセンブリは、ねじり圧縮ばねを有し得る。このばねは、ロッキングピンのシャフトをマルチカップリングキャスティング内に付勢し、ロッキングシャフトをロッキングピンアセンブリ本体に対して回転させる。ロッキングピンアセンブリ本体は、ロッキングピン上のダウエルピンと相互作用する螺旋状の表面を含み得る。ピン本体の螺旋状表面のために、ノブが切断位置に向かって回転すると、ダウエルピンが回転して螺旋状表面と相互作用し、ロッキングピンシャフトをキャスティングから後退させる。ダウエルピンが戻り止めスロット内に収まるまで、使用者はノブを回し得る。カップリングが切断されると、ピンシャフトは、傾斜した表面のキャスティングに乗り、シャフトをボディに押し、ダウエルピンが戻り止めスロットから出る。この切断状態では、ねじり圧縮ばねからシャフトは自動的にリセットされ、その後の接続操作中にマルチカップリングを接続状態にロックする。
マルチカップリングの固定部品は、個別のカプラニップルが個別の又は「緩い」メスカプラ(すなわち、マルチカップリング部品に組み込まれていないカプラ)に接続できるように構成される。固定部品のオスカプラは、標準の既製品のルーズカプラをそれらに接続することができるように、ISO16028サイズ6.3mmに記載されているものと同じ形状を有するオス型ニップルカートリッジとして構成され得る。また、固定部品には、メス型カプラが、固定部品に形成された支持隆起部内に嵌合するように、十分なスペースがある。これにより、可動部品の緩いメス型カプラを固定部品のオス型カプラに接続することができる。
したがって、本発明の一態様はマルチカップリングシステムである。例示的な実施形態では、マルチカップリングシステムは、複数の個別の第1流体カプラを含む第1マルチカップリング部品と、複数の個別の第2流体カプラを含む第2マルチカップリング部品とを含み得、マルチカップリングシステムは、接続ロック状態と切断状態との間を構成可能である。接続ロック状態では、第1流体カプラの少なくとも一部が、それぞれ第2流体カプラに流体接続されており、切断状態では、第1流体カプラ及び第2流体カプラは切断されている。第2マルチカップリング部品は、フックリテーナを含むハンドルアセンブリを含み得、第1カップリング部品はローラを有し得、ハンドルアセンブリは、切断状態と接続ロック状態との間でマルチカップリングシステムを構成するために回転可能である。ハンドルアセンブリが回転すると、フックリテーナは、第1マルチカップリング部品と第2マルチカップリング部品を、切断状態から接続ロック状態に引き寄せるために、ローラを備えた単一のカムとして相互作用する。
マルチカップリングシステムはさらに、接続アンロック状態に構成可能であり得る。第2マルチカップリング部品は、ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリを含み得、ロッキングピンアセンブリは、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含む。第2マルチカップリング部品はさらに、複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングを有し得、ハウジングはさらにロッキングピン穴を含む。接続ロック状態では、ロッキングピンは、ロッキングピンのシャフト端部がロッキングピン穴内に位置する伸長位置にあり、それによってハンドルアセンブリの回転を防止する。ロッキングピンアセンブリは、ハンドルアセンブリがマルチカップリングシステムを切断状態に再構成するように回転可能な接続アンロック状態にマルチカップリングシステムを構成するために、ロッキングピンがロッキングピン穴から出て伸長位置から後退位置に移動するように使用者によって操作され得る。
ロッキングピンアセンブリは、マルチカップリングシステムが接続アンロック状態にあるときにロッキングピンを後退位置に自動的に保持するように構成された、ばね及び戻り止めスロットをさらに含み得る。また、ロッキングピンアセンブリは、ハウジングの傾斜面に対して相互作用するように構成され得、ハンドルアセンブリが回転してマルチカップリング部品を切り離すと、ばねバイアスが、ロッキングピンをリセットするように動作する。
本発明のこれら及びさらなる特徴は、以下の説明及び添付の図面を参照することにより明らかになるであろう。説明及び図面では、本発明の特定の実施形態は、本発明の原理が用いられ得る方法の一部を示すものとして詳細に開示されているが、本発明はそれに準じて範囲を限定されるものではないことが理解される。むしろ、本発明は、本明細書に添付された特許請求の範囲に記載の主旨および用語の範囲に含まれる、あらゆる変更、修正、および均等物を含むものである。1つの実施形態に関して説明され且つ/又は図示された特徴は、1つ又は複数の他の実施形態において同じ方法でまたは同様の方法で、かつ/または、他の実施形態の特徴と組み合わせてまたはその代わりに、使用され得る。
図1は、本発明の実施形態による例示的なマルチカップリングシステムの第1視点からの斜視図を示す図であり、部品は切断された状態にある。 図2は、図1の例示的なマルチカップリングシステムの第2視点からの斜視図を示す図である。 図3は、図1及び図2の例示的なマルチカップリングシステムの第3の視点からの斜視図を示す図である。 図4は、図1−図3のマルチカップリングシステムの例示的な固定部品の斜視図を単独で示す図である。 図5は、図1−図3の例示的なマルチカップリングシステムの斜視図を示す図であり、部品は接続された状態にある。 図6は、概して上面視からの図5の例示的なマルチカップリングシステムの斜視図を示す図であり、部品が接続状態及びロック状態にある。 図7は、図6の例示的なマルチカップリングシステムの斜視図を示す図であり、部品が接続状態及びアンロック状態にある。 図8は、図7の例示的なマルチカップリングシステムの斜視図を示す図であり、部品が切断状態にある。 図9は、例示的なマルチカップリングシステムのハウジング部品の斜視図を単独で示す図である。 本発明の実施形態による、マルチカップリングシステム用の例示的なロッキングピンアセンブリの斜視図を示す図である。 図11は、ノブが取り外された、図10の例示的なロッキングピンアセンブリの別の斜視図を示す図である。 図10の例示的なロッキングピンアセンブリの斜視断面図を示す図である。
次に、図面を参照しながら本発明の実施形態が説明され、図面全体を通して、同様の参照符号は同様の要素を指すために使用される。図は必ずしも縮尺通りではないことが理解されよう。
本発明は、小型トラクタシステムの適切な使用法に関連して部分的に説明されている。そのような例は非限定的であり、本発明のマルチカップリングシステムは、流体ラインの複数の個別のカップリングの接続のための任意の適切な使用において採用され得ることが理解されるであろう。この例では、小型トラクタは、フロントローダ器具に接続されたベース車両を含み得る。フロントローダもまた非限定的な例であり、他の付属品(例えば、除雪機、掘削機など)を器具として採用できることを理解されよう。
器具は、器具の動作のためにベース車両の協働する流体ラインに接続する流体ラインを含み得る。小型トラクタシステムの例では、任意の数の個別流体ラインが、開示されたマルチカップリングシステムと接続され得るが、接続ラインは4つの個別の油圧ラインを含み得る。例示的な実施形態では、流体ラインは、業界標準としてのISO16028サイズ6.3mmジオメトリに準拠してもよい。ISO16028に関して、マルチカップリングのすべてのカップリングは、接続を切るときに少量の流出しかない非流出カプラである。この形式のカップリングもまた、面一の設計をしており、これはかなりの破片が存在する可能性がある用途において好ましい。破片がカップリングの表面に付着した場合、破片は拭き取ることができ、油圧システムに取り込まれない。ISO16028カップリングの使用も非限定的な例であり、したがって、様々なカテゴリ、構成、及び数の個別のカップリングが、本発明のマルチカップリングシステムと一緒に接続することができる。
本発明の一態様は、マルチカップリングシステムである。概して、例示的な実施形態では、マルチカップリングシステムは、複数の個別の第1流体カプラを含む第1マルチカップリング部品と、複数の個別の第2流体カプラを含む第2マルチカップリング部品とを含み、マルチカップリングシステムは、接続ロック状態と切断状態との間で構成可能である。接続ロック状態では、第1流体カプラの少なくとも一部は、それぞれ第2流体カプラに流体接続されており、切断状態では、第1流体カプラ及び第2流体カプラは切断されている。第2マルチカップリング部品は、フックリテーナを含むハンドルアセンブリを含み得、第1カップリング部品はローラを有し得、ハンドルアセンブリは、切断状態と接続ロック状態との間でマルチカップリングシステムを構成するために回転可能である。ハンドルアセンブリが回転すると、フックリテーナは、第1マルチカップリング部品と第2マルチカップリング部品を、切断状態から接続ロック状態に引き寄せるために、ローラを備えた単一のカムとして相互作用する。
図1から図3は、本発明の実施形態による例示的なマルチカップリングシステム20の異なる視点からの様々な斜視図を示す図である。例示的な使用法では、マルチカップリングシステム20は、小型トラクタシステム、又は類似の車両、又は油圧作動器具をベース車両に接続することができる機器、における油圧流体ライン用のマルチカップリングとして採用され得る。マルチカップリングシステム20は、第1マルチカップリング部品22と第2マルチカップリング部品24とを含み得る。第1マルチカップリング部品22は、移動することなく概して固定された方式でベース車両又は他のベース機器に固定され得る。したがって、第1マルチカップリング部品22は、固定部品22とも呼ばれ得る。第2マルチカップリング部品24は、概して、第1マルチカップリング部品と第2マルチカップリング部品とを接続するための器具と共に適所に移動又は操作され得る。したがって、第2マルチカップリング部品24は可動部品24とも呼ばれ得る。
図4はさらに、第1又は固定部品22を分離して示す。図1−4を参照すると、第1マルチカップリング部品は、複数の第1個別流体カプラ26を含み、第2マルチカップリング部品は、複数の第2流体カプラ28を含み得る。図示の例では、4つの第1流体カプラ26が、4つの第2流体カプラ28とのそれぞれの接続のために設けられる。また、この例では、第1個別流体カプラ26は、複数のオス型ニップルカートリッジとすることができ、第2個別流体カプラ28は、オス型ニップルカートリッジを収容するための複数のメス型カプラとすることができる。第2メス型流体カプラ28のメス型の性質は、図3の観点に最も容易に示される。第1流体カプラ26は、第1部品側の流路に隣接され得、第2流体カプラ28は、同様に第2部品側の流路に隣接され得る。流路(具体的には図示せず)は、結合された流体カプラによって形成された流体接続を介して、2つの部品間の流体(例えば油圧流体)の伝達のためのホース又は同様の部品であり得る。上記で参照したように、図1−4に示されるように構成される4つの流体接続部は、接続された器具の操作のための4つの油圧流体ラインを典型的に有する、小型のトラクタシステムでの使用に適している。また、オス型ニップルカートリッジとメス型カプラは、ISO16028サイズ6.3mmの標準カップリングに準拠し得る。かさねて、そのような例は非限定的なものであり、様々なカテゴリ、構成、及び数の個別のカプラが、本発明のマルチカップリングシステムと共に接続され得ることが理解されよう。また、特定の用途では、オス型カプラを可動部品の一部とし、メス型カプラを固定部品の一部として、メス型カプラとオス型カプラを逆にしてもよいことも理解されよう。
第1/固定部品22は、1つ以上の案内孔30を含み得、第2/可動部品24は、1つ以上の案内ピン32を含み得る。案内孔30及び案内ピン32は、流体カプラ26,28の適切な整列を確実にするのを助ける。特に、案内ピンは、それぞれの案内孔に挿入されて受け入れられ得、これにより、固定式及び可動式マルチカップリング部品の適切な位置合わせが保証される。図1−4の特定の例では、2つのそれぞれの案内ピンを受けるために2つの案内孔が設けられているが、任意の適切な数を採用することができる。案内ピンと案内孔は逆にされ得、それは可動部品又は固定部品の一方が複数の案内ピンを含み、可動部品又は固定部品の他方が複数の案内孔を含むことを意味する。
第1/固定部品22はまた、複数の対向する支持隆起部34,36を含み得る。第1流体カプラ26の少なくとも一部は、支持隆起部の間に配置され、支持隆起部から離間され得る。間隔は、マルチカップリングの固定部品上の個別の流体カプラ26が、可動側に存在し得る、個別の又は「緩い」メス型カプラ(すなわち、マルチカップリング部品又はキャスティングに組み込まれていないカプラ)に接続できるように適切に構成される。例えば、固定部品のオス型流体カプラが、ISO 16028サイズ6.3mmに記載されているものと同じ形状を有するように構成されている場合、標準の市販のメス型カプラをそれらに接続することができる。第1カップリング部品にも十分な空間があり、そのため、メスカプラが固定部品に形成された隆起部34及び36内に嵌合する。このようにして、可動側の緩んでいる個別のメス型カプラは、可動側のマルチカップリング部品に組み込まれたメスカプラに加えて、又はこれに代えて、固定部品のオス型カプラに接続することができる。緩いメス型カプラを第1マルチカップリング部品に接続する能力は、従来の構成には存在しない利点である。
第1/固定部品22はさらに、第1部品をベース車両に取り付けるための取り付け穴38を含むことができる。同様に、第2/可動部品24は、ベース車両に取り付けられ得る器具に第2部品を取り付けるための取り付け穴40をさらに含むことができる。したがって、取り付けは、ナット、ボルト、ネジ等の任意の適切な固定要素を使用して達成される。第2/可動部品24は、複数の個別の第2流体カプラ28を収容するハウジング42として構成されたキャスティングを含み得る。キャスティング又はハウジング42はさらに、保持要素46を介して第2マルチカップリング部品のハウジングに回転可能な態様で取り付けられるハンドルアセンブリ44を支持し得る。保持要素46は、ショルダーボルト又は他の適切な保持機構であり得、これにより、ハンドルアセンブリが回転することを可能にする態様で、ハンドルアセンブリ44がハウジング42に取り付けられる。
ハンドルアセンブリ44は、ハンドルアセンブリを回転させるために使用者によって容易に握られ得るハンドル部分48を含み得る。操作の快適さを助けるために、ハンドル部分48は、容易且つ快適に握ることを可能にするために金属又は他の剛性のある延長部に渡って延びるゴムカバーを有し得る。ハンドルアセンブリ44は、そこからハンドル部分が垂直に延びるプレート部分50をさらに含み得、保持要素46は、ハンドルアセンブリ44をキャスティング又はハウジング42に取り付けるためにプレート部分50を通って延びる。このようにして、ハンドルアセンブリ44を回転させて接続状態と切断状態との間でマルチカップリングシステムを構成するために、使用者によって力がハンドル部分48に加えられ得る。ハンドルアセンブリは、プレート部分50から延びるフックリテーナ52をさらに含み得る。フックリテーナ52及びプレート部分50は、第1/固定部品22上に配置されたローラ56を受容するように構成されるスロット54を画定する。ローラ56は、凹んだ首部58とヘッド60とを含む。
一般に、ハンドルアセンブリは、切断状態と接続ロック状態との間でマルチカップリングシステムを構成するために回転可能である。ハンドルアセンブリが回転すると、フックリテーナは、ローラを備えた単一のカムと相互作用して、第1及び第2マルチカップリング部品を切断状態から接続ロック状態に引き寄せる。図面を参照すると、フックリテーナ52とローラ56との相互作用は、第1及び第2マルチカップリング部品22及び24を互いに固定する。第2/可動部品24はまた、ハンドルアセンブリ44に取り付けられるロッキングピンアセンブリ62を含み得る。以下にさらに詳細に示されるように、ロッキングピンアセンブリのロッキングピンは、主に図1に示されている、第2/可動部品24のキャスティング又はハウジング42のロッキングピン穴64と係合する。ハンドルアセンブリ44はまた、前方又は後方のいずれかの回転方向におけるハンドルアセンブリ44の過回転を防止するストップ63を含み得、ロッキングピンが適切な位置に維持される。
さらに、図5は、第1及び第2部品22及び24が接続ロック状態にある例示的なマルチカップリングシステム20の斜視図を示す図である。マルチカップリングシステムの部品の接続方法は、例えば、図1の切断状態から図5の接続状態への進行を参照することによってより詳細に説明され得る。
第1及び第2部品22及び24を接合するために、案内ピン32が最初に案内孔30に挿入され得る。第2部品24を可動部品と見なす場合、挿入は、可動部品を操作又は移動させて、案内孔内に案内ピンが受け入れられた状態の位置にすることで達成され得、第1部品はベース機器に固定される固定部品である。これは、個別の流体カプラ26がそれぞれの個別の流体カプラ28(及び/又は可動側の任意のルーズカプラ)と釣り合って整列するように、部品22及び24を適切に整列させる。このような案内ピンの案内穴への挿入が進むにつれて、ローラ56はフックリテーナ52とプレート50とによって画定されたスロット54に入る。ローラ56のヘッド60に対する首部58の凹んだ性質のため、首部はより具体的にはスロット54内を摺動し、ヘッド56はフックリテーナの外面を押圧して、回転平面に直交する軸方向に引き抜くことができない確実な係合を提供する。次いで、使用者は、ハンドル部分48に回転力を加えてハンドルアセンブリ44を回転させ得る(例えば、図中の向きに基づいて反時計回り方向に回転するが、向きは変えることができる)。ハンドルアセンブリ44が回転すると、フックリテーナ52とローラ56との相互作用により、部品22及び24は、マルチカップリングシステム20全体の切断状態から接続ロック状態へと引き寄せられる。それぞれの流体カプラ26及び28の参照される整列のため、流体はマルチカップリングシステムを通って流れて、固定側と可動側との間に流体及び戻り流を供給することができる。
図5の接続図に見られるように、フックリテーナ52は、もっぱらローラ56の相互作用により、4つ全ての流体ラインの確実な接続をもたらす単一カムとして構成される。したがって、この単一カム接続は、複数のカムロック機構を採用する従来の構成と比較して、はるかに複雑ではなく、したがって、サイズ及び重量が小さい。フック/ローラの相互作用は、さらに、流体ラインへの大部分の自由なアクセスを可能にし、それはまた、必要性があるならば、追加の個別のルーズ流体カプラの接続を可能にするのを助ける。複数のロック機構を有する従来の構成では、従来のマルチカップリングの相互作用が流体接続の空間領域に及ぶか又はそれを取り囲む傾向がある限りにおいて、緩い流体ラインを接続する能力ははるかに困難であり、場合によっては全く利用できない。
ロッキング機構は、概して以下のように説明することができる。マルチカップリングシステムはさらに、接続アンロック状態で構成可能であり得る。第2マルチカップリング部品は、ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリを含み得、ロッキングピンアセンブリは、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含む。第2マルチカップリング部品は、複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングをさらに含み得、ハウジングはさらにロッキングピン穴を含む。接続ロック状態では、ロッキングピンは、ロッキングピンのシャフト端部がロッキングピン穴内に位置する伸長位置にあり、それによってハンドルアセンブリの回転を防止する。ロッキングピンアセンブリは、ロッキングピンを伸長位置から後退位置へロッキングピン穴から外へ移動させるために使用者によって操作されて、ハンドルアセンブリがマルチカップリングシステムを切断状態に再構成するように回転可能な接続アンロック状態にマルチカップリングシステムを構成する。ロッキングピンアセンブリは、マルチカップリングシステムが接続アンロック状態にあるときに、ロッキングピンを自動的に後退位置に保持するように構成される。さらに、ロッキングピンアセンブリはまた、ハンドルアセンブリがマルチカップリングシステムを切断状態に設定する方向に回転するとき、ロッキングピンを自動的にリセットするように構成され得る。
図面(特に図1及び図5参照)を参照すると、ハンドルアセンブリ44は、回転して、マルチカップリングシステムを切断状態から接続ロック状態に構成し、ロッキングピンアセンブリ62は、ロッキングピン穴64と整列するようになる。そのような整列に到達したとき、ロッキングピンアセンブリの付勢されたロッキングピンが、ロッキングピン穴64内に軸方向に伸びる。この態様において、ロッキングピン穴内に配置されたロッキングピンの軸方向の延びが、接続位置においてハンドルアセンブリをロックし、マルチカップリングシステムを開けるハンドルアセンブリの不意な操作を防止し、次に、したがってロッキングピンが部品22からのマルチカップリング部品24の不意な切断を防止する。ロッキングピンアセンブリ62の例示的な構成のより詳細な構成は、以下により詳細に説明される。
一連の図6から図8は、マルチカップリングシステム20の切断方法を示している。図6は、図5の例示的なマルチカップリングシステム20を全体的に上面から見た斜視図であり、部品は接続状態及びロック状態にある。図7に見られるように、ロッキングピンアセンブリ62は、第1端部にロッキングピン66と、第1端部とは反対側の第2端部にノブ68とを含み得る。接続ロック状態では、上述したように、ロッキングピン66は、第2/可動部品24のハウジング42のロッキングピン穴64内に延びている。ロッキングピン66が効率的にキャスティング又はハウジングに挿入されている状態では、ハンドルアセンブリ44の動きは、マルチカップリング部品の偶発的な切断を防ぐために排除されている。したがって、図6の構成は、ロッキングピン66がハンドルアセンブリ44の動きを妨げるので、接続状態とロック状態の両方を示す。
図7は、部品が接続アンロック状態にある、図6の例示的なマルチカップリングシステム20の斜視図を示す図である。図7は、ロッキングピンアセンブリ62の周囲の領域を中心とするより拡大した図である。ノブ68は、使用者が容易に握るように構成され得、したがって、把持面機構70を備え得る。図の例において、把持面機構は、溝であり得、ノブは任意選択で、簡単で快適な把持を可能にするために剛性ポスト上に延びる、ゴム製カバー、又は他の適切なカバー材料又はコーティングを有してもよい。ノブ68は、使用者によって操作されて、ロッキングピン66をハウジング42のロッキングピン穴64から後退位置に後退させることができる。例示的な実施形態では、この操作は、ロッキングピン66をロッキングピン穴から後退させるねじり又は回転運動であり得る。ロッキングピンアセンブリ全体の正確な動作は、以下でさらに詳細に説明される。ロッキングピン66がハウジング42から後退した状態で、ハンドルアセンブリの回転は、今やマルチカップリング部品の切断のために許容される。したがって、図7の構成は、ロッキングピン66が引っ張られてハンドルアセンブリの動きを可能にするが、ハンドルアセンブリはまだ動かされていないので、接続状態と非ロック状態の両方を示す。
図8は、図7の例示的なマルチカップリングシステム20の斜視図を描いた図であり、マルチカップリング部品は、切断状態にある。図8を図7と比較すると、図8のハンドルアセンブリ44は、マルチカップリング部品が図7及び図5に描かれる接続状態に対して切断されている切断状態でマルチカップリングシステムを構成するように回転されている。したがって、図8の位置又は状態を達成するためのハンドルアセンブリの回転は、ローラ56をフックリテーナ52による保持から移動させ、それによってマルチカップリング部品を切断する。図9は、例示的なマルチカップリングシステムの第2部品24のハウジング部品42を単独で示す斜視図である。特にハウジング42の分離図は、ハウジングを形成するキャスティングが傾斜面71(図6−図8においても識別される)を含み得ることを示す。ハンドルアセンブリ44は、図7の接続位置から図8の切断位置へ回転するとき、ロッキングピン66は傾斜面71に沿って移動する。そのような相互作用は、ロッキングピン66がロッキングピンアセンブリの本体内で内側に強制されることをもたらし、それは以下にさらに記載されるようにロッキングピンを自動的にリセットする。
マルチカップリングシステム20の動作のさらなる詳細を説明するために、ロッキングピンアセンブリ62の様々な視点を描く、図10−図12をさらに参照する。特に、図10は、例示的なロッキングピンアセンブリ62の斜視図を示す図であり、図11は、ノブ68が取り除かれた、ロッキングピンアセンブリ62の他の斜視図を示す図である。図12は、図10の例示的なロッキングピンアセンブリ62の斜視断面図を描く図である。
上記で参照したように、ロッキングピンアセンブリ62は、第1端部にロッキングピン66を含み、第1端部と反対側の第2端部にノブ68を含み得る。図12の例で再び見られるように、ノブ68は、使用者が容易に握るように構成されてもよく、したがって把持面機構70を備えてもよい。図の例では、把持面機構は溝であり得、ノブは、容易かつ快適な把持を可能にするために、ゴム製カバー、又は他の適切なカバー材料もしくはコーティングを任意に有してもよい。
さらに図10−図12に見られるように、ロッキングピン66は、ノブ68から最も遠いロッキングピンアセンブリの第1端部にシャフト端部72を含むことができる。シャフト端部72は、マルチカップリングアセンブリをロック及びロック解除するように、ハウジング42のロッキングピン穴64内に配置され、ロッキングピン穴64の内外に移動するロッキングピンの部分である。特に図11及び図12に見られるように、ロッキングピン66はさらに、シャフト端部72とは反対側の遠位端部74を有し得る。さらに、ノブ68は、遠位端部74を受ける中央ボア76を画定し得る。中央ボア76及び遠位端部74は、ロッキングピン66が遠位端部74でノブ68に接続されるように、協働する噛合ねじ又は同等の固定構造を有し得る。ロッキングピン66は、さらに、シャフト端部72と遠位端部74との間に配置される中央部分78を含み得る。ロッキングピン66は、さらに、中央部分78から軸方向に直交して外側に延びるダウエルピン80と、ロッキングピンアセンブリ内のロッキングピンの移動を案内する案内隆起部82とを含み得る。
ロッキングピンアセンブリ62は、本体84をさらに含み得る。本体84は、ロッキングピン66が通って移動する中央通路86を画定し得る。本体84は、本体の第1端部に螺旋面88と、固定端部90とを含むことができ、螺旋面88は固定端部とは反対側の本体の端部に配置される。固定端部90は、ハンドルアセンブリ44のプレート50によって画定された取付孔内に設けられる相補的構造と協働するねじ又は同等の固定構造を含み得る。このように、ロッキングピンアセンブリは、固定端部を介してハンドルアセンブリ44に固定される。本体84は、螺旋面88の上端部と隣接する戻り止めスロット85(特に図11参照)を画定し得る。ロッキングピン66は、ロッキングピンの長手方向軸の軸方向に沿って本体84に対して、中央通路86内を移動可能である。
ロッキングピンアセンブリの本体84は、本体によって画定される中央通路86内に配置されるねじり圧縮ばね92を収容してもよく、このばねは、螺旋面88に隣接する本体84内の一端に固定され、ロッキングピンの案内隆起部82内の他端に固定される。ばね92は、本体84の固定端部を通って軸方向外側に(すなわち、図12に示す特定の向きでは右側に)伸長位置に向かってロッキングピン66を付勢する圧縮付勢力を有するように構成される。ばね92はまた、図11に示されるような戻り止めスロットから離れて初期状態に(すなわち、図12に示す特定の向きでは時計回り方向)にロッキングピン66を付勢する捩じり付勢力を有するように構成される。ノブ68は、本体84の周りに延びる延長部94を含み得る。
マルチカップリングシステム20の動作は以下のように説明され得る。上記で参照したように、図5及び図6は、第1及び第2部品22及び24が組み合わされた接続ロック状態にあるマルチカップリングシステム20を示す。図11は、そのような接続ロック状態におけるロッキングピンアセンブリ62の位置決めを例示している。ばね92の圧縮ばね付勢力のために、ロッキングピン66は、本体84を通って最大限に伸びており、したがって図6に示すようにキャスティング又はハウジング42のロッキングピン穴64内に配置されている。そのような位置においては、ハンドルアセンブリの移動が、マルチカップリング部品の偶発的な切断を防ぐために排除されている。ダウエルピン80は、螺旋面88の基部でロッキングピンアセンブリの本体84に支えられている。この状態でのダウエルピンと本体との相互作用は、したがって、ロッキングピンがロッキングピン穴でのロックに最大限適した状態を越えて伸びることを防止する。
ロッキングピンアセンブリ62をロック解除するために、使用者は、ノブ68を操作してロッキングピン66をロッキングピン穴64から外れた後退位置に移動させることができる。図の例では、ロック解除操作は、ノブ68を反時計回りに回転させるようにノブ68の回転又はねじりによって行われ得る。ロッキングピン66のノブ88への(ノブ中央ボア76及びピン遠位端部78の接続機構を介した)接続により、ノブの回転はロッキングピン66に与えられ、ロッキングピン66はノブ68と共に回転する。ロッキングピン66が回転すると、ダウエルピン80が螺旋面88に沿って移動し、螺旋面88の傾斜した性質のために、軸方向の動きが、ロッキングピンに伸長位置とは反対側の後退位置に向かって与えられる。言い換えると、ロッキングピンアセンブリが使用者によってノブを回転させることによって操作されるとき、螺旋面に対するダウエルピンの相互作用が、ロッキングピンを伸長位置から後退位置へ移動させる。特に、ダウエルピンが螺旋面に沿って摺動すると、ロッキングピン66はロッキングピン穴64から離れるように後退する。ノブ68も軸方向後退によって動かされるので、ロッキングピンが伸長位置と後退位置との間で動かされるとき、ノブ68の延長部94は本体84の外面に沿って摺動する。
ノブ68を回転させることによるロッキングピン66の軸方向及び回転の運動は、ばね92の圧縮付勢力及びねじれ付勢力の両方に対抗する。したがって、ロッキングピンが後退位置にあり、ダウエルピン80が螺旋面88の上端の戻り止めスロット85に達すると、主にばね圧縮付勢力の下で、ダウエルピン80は戻り止めスロット85にスナップする。戻り止めスロット内にダウエルピンを位置決めすることは、ノブ68及びロッキングピン66がそれ以上回転するのを防ぎ、ロッキングピンを自動的に後退位置に保持する。このようなロッキングピンアセンブリの状態を図7及び図12に示す。したがって、上で参照したように、図7は、マルチカップリングシステム部品の結合された接続アンロック状態を示す。ロッキングピン66は、図7に示される後退位置に保持され、それによりハンドルアセンブリの移動が可能になるが、ハンドルアセンブリはまだ移動されていない。図7から図8への展開は、ハンドルアセンブリ44の回転によるマルチカップリングシステムの部品の切断を示す。ロッキングピンが後退した状態で、使用者は、図7の位置から図8の位置にハンドルアセンブリを回転させ得る。そのようなハンドルの回転は、ローラ56をフックリテーナ52によって保持された状態から移動させ、それによりマルチカップリング部品22及び24を切断する。
再び図9を参照すると、第2部品24のハウジング部品42を単独で示しており、特に傾斜面71(図6−図8でも識別されている)を示している。ハンドルアセンブリ44を回転させて図7の接続アンロック状態から図8の切断状態にマルチカップリングシステムを再構成すると、ロッキングピン66のシャフト端部72は、傾斜面71に沿って走行することによって傾斜面71に対して相互作用する。このような相互作用により、ロッキングピン66は、ロッキングピンアセンブリの本体84内で後退方向にさらに内方に押しやられ、これはばね付勢力に抗する。さらに図12を参照すると、ハウジングの傾斜面70に対抗するロッキングピンの相互作用が、ダウエルピン80が戻り止めスロット85から押し出されるように、さらにロッキングピンを後退させる。
ダウエルピン80が戻り止めスロット85をクリアすると、ロッキングピンは回転し、ばね92のねじり及び圧縮付勢力の下で伸長位置に向かって移動し、それによって、ダウエルピンが戻り止めスロットから離れて螺旋面に沿って移動し、ロッキングピンを自動的にリセットする。より具体的には、ばね92のねじり付勢力は、ロッキングピン66を回転させて、ダウエルピン80が戻り止めスロットから螺旋面88に隣接する位置まで回転移動する。ばね92の追加的な圧縮付勢力のもと、ロッキングピン66は、図11に示すロック状態に対応する伸長位置に向かって螺旋面に沿って後退する。結果として、ハンドルが、(例えば、その後のマルチカップリング部品の接続のために)接続位置に向かって戻るように回転させられると、ロッキングピンは、その後の接続操作中にロックのためにリセットされる。したがって、ロッキングピンアセンブリは、後退位置から伸長位置へ自動的に自己リセットする。
上記の説明で参照された図の例では、ハンドルアセンブリ及びロック機構は、可動部品上に設けられ、ローラは固定部品上に配置されている。構成を逆にすることができ、固定部品はハンドルアセンブリ及びロック機構を含み得、ローラは可動部品上に配置される。したがって、上記で参照したように、固定及び可動部品は、より一般的には第1及び第2部品と呼ばれ得、一方の部品はハンドルアセンブリ及びロック機構を含み、他方の部品はハンドルアセンブリと連結するためのローラを含む。
マルチカップリングシステム20の構成は、マルチカップリング部品を接続、切断、及び再接続するためのその動作において、従来の構成を超える利点を有する。ロッキングピンアセンブリ及びマルチカップリング部品のハウジングを形成するキャスティングの対応する機構(例えば、ロッキングピン穴及び傾斜面)は、マルチライン接続を効果的に確保するために協働する。可動部品上のフックリテーナは、単一のカム相互作用で固定部品上のローラと相互作用することが単に必要なので、固定機構は、複数のカムロック機構を使用する従来の構成と比較して、よりコンパクトでサイズ及び重量が少ない。さらに、本発明の操作は、片手だけを必要とする、すなわち、使用者は、ロッキングピンアセンブリが後退位置においてロッキングピンを自動的に保持するように、全てが同一の手で順番に、接続を解除するためにロッキングピンアセンブリを連続して回し、続いて切断のためにハンドルを回転させることができる。したがって、片手での切断動作は、より小さいスペースを取り、従来の両手での機構に比べて操作が容易であり、他の仕事のために第2の手を完全に自由にする。
さらに、ねじり圧縮ばねの付勢力は、ロッキングピンのシャフト端部をマルチカップリングキャスティング内に付勢し、シャフトをピン本体に対して回転させる。これにより、セルフリセット構成をもたらす。上述のように、切断状態では、ロッキングピンは自動的にリセットされて、後続の接続動作においてマルチカップリングを接続状態にロックすることを可能にする。この自動リセットは、従来の構成と比較してより効果的でありかつ単純化される。
したがって、本発明の一態様は、マルチカップリングシステムである。例示的な実施形態では、マルチカップリングシステムは、複数の個別の第1流体カプラを含む第1マルチカップリング部品と、複数の個別の第2流体カプラを含む第2マルチカップリング部品とを含み得、マルチカップリングシステムは、接続ロック状態と切断状態との間で構成可能である。接続ロック状態では、第1流体カプラの少なくとも一部は、それぞれ第2流体カプラに流体接続されており、切断状態では、第1流体カプラ及び第2流体カプラは、切断されている。第2マルチカップリング部品は、フックリテーナを含むハンドルアセンブリを有し、第1カップリング部品はローラを有し、ハンドルアセンブリは、マルチカップリングシステムを切断状態と接続ロック状態との間で構成するように回転可能である。ハンドルアセンブリが回転すると、フックリテーナは、第1マルチカップリング部品と第2マルチカップリング部品を、切断状態から接続ロック状態に引き寄せるために、ローラを備えた単一のカムとして相互作用する。
例示的な実施形態では、マルチカップリングシステムは、接続アンロック状態に構成可能である。第2マルチカップリング部品は、ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリであって、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含むロッキングピンアセンブリと、複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングであって、さらにロッキングピン穴を含むハウジングと、を含み得る。接続ロック状態では、ロッキングピンは、ロッキングピンのシャフト端部がロッキングピン穴内に位置する伸長位置にあり、それによってハンドルアセンブリの回転を防止する。ロッキングピンアセンブリは、ハンドルアセンブリがマルチカップリングシステムを切断状態に再構成するように回転可能な接続アンロック状態にマルチカップリングシステムを構成するために、ロッキングピンがロッキングピン穴から出て伸長位置から後退位置に移動するように使用者によって操作され得る。ロッキングピンアセンブリは、マルチカップリングシステムが接続アンロック状態にあるときに、ロッキングピンを自動的に後退位置に保持するように構成される。
本発明は、第1及び第2マルチカップリング部品を個別部品として、又はマルチカップリングシステムを構成するための部品の組み合わせとして含み得る。
マルチカップリングシステム及び/又は個別の第1及び第2マルチカップリング部品は、個別に又は組み合わせて、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含み得る。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ハンドルアセンブリはプレート部分を含み、フックリテーナはプレート部分から延び、プレート部分及びフックリテーナは、ハンドルアセンブリが回転されたときに、第1及び第2マルチカップリング部品を、切断状態から接続ロック状態に引き寄せるためにローラを受けるスロットを画定する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ハンドルアセンブリは、プレート部分から垂直に延びるハンドル部分を含み、ハンドルアセンブリを回転させるために力がハンドル部分に加えられる。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ローラは凹んだ首部と頭部とを含み、ハンドルアセンブリが回転されてフックリテーナが第1及び第2マルチカップリング部品を切断状態から接続ロック状態に引き寄せるためにローラと相互作用したとき、首部はスロット内でスライドし、頭部はフックリテーナの外面を押す。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第2マルチカップリング部品はハウジングを含み、ハンドルアセンブリはハウジングに回転可能に接続される。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンアセンブリはノブを含み、ロッキングピンは、シャフト端部とは反対側であり且つノブに接続される遠位端部を有し、使用者によってノブが操作されて、ロッキングピンがロッキングピン穴から外へ後退位置に動かされる。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンアセンブリは、ロッキングピンが移動する中央通路を画定する本体を含み、本体は、ロッキングピンアセンブリをハンドルアセンブリに固定するための固定端部を有する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンアセンブリの本体は、固定端部とは反対側の端部に螺旋面を有する。ロッキングピンは、ロッキングピンの中央部分から軸方向に垂直な方向に外向きに延びるダウエルピンを有する。ダウエルピンは螺旋面に沿って移動し、ロッキングピンアセンブリが使用者によるノブの回転によって操作されたとき、螺旋面に対するダウエルピンの相互作用が、ロッキングピンを伸長位置から後退位置に移動させる。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンアセンブリの本体は、螺旋面の上端に隣接して配置された戻り止めスロットを画定する。ロッキングピンが後退位置にあるとき、ダウエルピンは戻り止めスロット内に位置してロッキングピンの移動を防止し、それによりマルチカップリングシステムが接続アンロック状態にあるときにロッキングピンを後退位置に自動的に保持する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンアセンブリは、本体によって画定された中央通路内に配置された圧縮ねじりばねをさらに備える。ロッキングピンアセンブリが使用者によって操作されたとき、接続アンロック状態のカップリングシステムを構成するためにロッキングピンが螺旋面に沿って移動し、ロッキングピンが圧縮付勢力の下で戻り止めスロットにはまるように、ばねの圧縮付勢力がロッキングピンを伸長位置に向かって付勢する。ばねのねじり付勢力は、ロッキングピンを戻り止めスロットから離れる回転方向に付勢する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第2マルチカップリング部品のハウジングは、傾斜面を有する。ハンドルアセンブリが回転してマルチカップリングシステムを接続アンロック状態から切断状態に再構成するとき、ロッキングピンの端部シャフトは、傾斜面に対して相互作用し、ロッキングピンをさらに引っ込めてダウエルピンを戻り止めスロットから押し出す。ロッキングピンは、ダウエルピンが戻り止めスロットから離れて螺旋面に沿って移動するように、ばねのねじり圧縮付勢力の下で伸長位置に向かって回転及び移動し、それによりロッキングピンを自動的にリセットする。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ノブは、ロッキングピンが伸長位置と後退位置との間で移動したときに本体の外側表面に沿って摺動する延長部を有する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンは、ロッキングピンが伸長位置と後退位置との間を移動するときに、中央通路を画定する本体の内面に対して摺動する案内隆起部を含む。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ノブは、ロッキングピンが伸長位置と後退位置との間で移動したときに本体の外側表面に沿って摺動する延長部を有する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、ロッキングピンは、ロッキングピンが伸長位置と後退位置との間を移動するときに、中央通路を画定する本体の内面に対して摺動する案内隆起部を含む。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第1個別カプラは、複数のオス型ニップルカートリッジを含み、第2個別カプラは、オス型ニップルカートリッジを受ける複数のメス型カプラを含む。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第1及び第2個別の流体カプラはISO 16028 サイズ6.3mm標準カップリングに適合する。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第1マルチカップリングは、ベース機器に固定された固定部品であり、第2マルチカップリングは、第1及び第2マルチカップリング部品を接続するための位置に移動可能な可動部品である。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、可動部品又は固定部品の一方は、複数の案内ピンを含み、可動部品又は固定部品の他方は、固定及び可動マルチカップリング部品を整列させるためにそれぞれ案内ピンを受ける複数の案内孔を含む。
マルチカップリングシステム及び/又は第1及び第2マルチカップリング部品の例示的な実施形態では、第1マルチカップリング部品は、複数の対向する支持隆起部を含み、第1流体カプラの少なくとも一部は、個別のゆるい流体カプラを1つ以上の第1流体カプラに結合することを可能にするために、支持隆起部の間に配置され、支持隆起部から離間している。
本発明は、特定の実施形態に関して図示されかつ記述されたが、本明細書及び添付の図面を読みかつ理解すれば等価な変更及び修正が当業者に思い浮かぶであろうことは、明らかである。具体的には、上記の要素(部品、アセンブリ、デバイス、組成、等)によって実行される様々な機能に関して、そのような要素を説明するために使用される用語(「手段」への言及を含む)は、特に指示のない限り、たとえ本明細書に示された本発明の例示的な実施形態における機能を実行する開示された構造と機能的に等価でなくとも、説明された要素の特定の機能を実行する(すなわち、機能的に等価な)任意の要素に対応するように意図されている。さらに、いくつかの示された実施形態のうちの1つのみ又は複数に関して本発明の特定の特徴を説明していることがあるが、そのような特徴は、所望に応じて、また、任意の所与の又は特定の用途にとって有利に、他の実施形態の1つ又は複数の他の特徴と組み合わせられ得る。

Claims (42)

  1. マルチカップリングシステムであって、
    複数の個別の第1流体カプラを含む第1マルチカップリング部品と、
    複数の個別の第2流体カプラを含む第2マルチカップリング部品と、を有し、前記マルチカップリングシステムは、接続ロック状態と切断状態との間で構成可能であり、
    前記接続ロック状態では、前記第1流体カプラの少なくとも一部は、それぞれ前記第2流体カプラに流体接続され、前記切断状態では、前記第1流体カプラ及び前記第2流体カプラは、切断され、
    前記第2マルチカップリング部品は、フックリテーナを含むハンドルアセンブリを有し、前記第1マルチカップリング部品はローラを有し、前記ハンドルアセンブリは、前記マルチカップリングシステムを前記切断状態と前記接続ロック状態との間で構成するように回転可能であり、
    前記ハンドルアセンブリが回転すると、前記フックリテーナは、前記第1マルチカップリング部品と前記第2マルチカップリング部品を、前記切断状態から前記接続ロック状態に引き寄せるために、単一のカムとしての前記ローラと相互作用し、
    前記マルチカップリングシステムは、接続アンロック状態にさらに構成可能であり、
    前記第2マルチカップリング部品は、
    前記ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリであって、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含むロッキングピンアセンブリと、
    前記複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングであって、さらにロッキングピン穴を含む、ハウジングと、を含み、
    前記接続ロック状態では、前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンのシャフト端部が前記ロッキングピン穴内に位置する前記伸長位置にあり、それにより前記ハンドルアセンブリの回転を防止し、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ハンドルアセンブリが前記マルチカップリングシステムを前記切断状態に再構成するように回転可能な前記接続アンロック状態に前記マルチカップリングシステムを構成するために、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記伸長位置から前記後退位置に移動するように使用者によって操作され、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに、前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持するように構成される、マルチカップリングシステム。
  2. 請求項1に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ハンドルアセンブリはプレート部分を含み、前記フックリテーナは前記プレート部分から延び、前記プレート部分及び前記フックリテーナは、前記ハンドルアセンブリが回転されたときに、前記第1マルチカップリング部品及び前記第2マルチカップリング部品を前記切断状態から前記接続ロック状態に引き寄せるために前記ローラを受けるスロットを画定する、マルチカップリングシステム。
  3. 請求項2に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ハンドルアセンブリは、前記プレート部分から垂直に延びるハンドル部分を含み、前記ハンドルアセンブリを回転させるために力が前記ハンドル部分に加えられる、マルチカップリングシステム。
  4. 請求項2又は3に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ローラは凹んだ首部と頭部とを含み、前記ハンドルアセンブリが回転されて前記第1マルチカップリング部品及び前記第2マルチカップリング部品を前記切断状態から前記接続ロック状態に引き寄せるために前記フックリテーナが前記ローラと相互作用したとき、前記首部は前記スロット内でスライドし、前記頭部は前記フックリテーナの外面を押す、マルチカップリングシステム。
  5. 請求項1−4のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記第2マルチカップリング部品はハウジングを含み、前記ハンドルアセンブリは前記ハウジングに回転可能に接続される、マルチカップリングシステム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリはノブを含み、
    前記ロッキングピンは、前記シャフト端部とは反対側であり且つ前記ノブに接続される遠位端部を有し、
    前記ノブは、前記使用者によって、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記後退位置に動かされるように操作される、マルチカップリングシステム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ロッキングピンが移動する中央通路を画定する本体を含み、前記本体は、前記ロッキングピンアセンブリを前記ハンドルアセンブリに固定するための固定端部を有する、マルチカップリングシステム。
  8. 請求項6を引用する請求項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記固定端部とは反対側の端部に螺旋面を有し、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンの中央部分から軸方向に垂直な方向に外向きに延びるダウエルピンを有し、
    前記ダウエルピンは、前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者による前記ノブの回転によって操作されたとき、前記螺旋面に対する前記ダウエルピンの相互作用が、前記ロッキングピンを前記伸長位置から前記後退位置に移動させる、マルチカップリングシステム。
  9. 請求項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記螺旋面の上端に隣接して配置された戻り止めスロットを画定し、
    前記ロッキングピンが前記後退位置にあるとき、前記ダウエルピンは前記戻り止めスロット内に位置して前記ロッキングピンの移動を防止し、それにより前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持する、マルチカップリングシステム。
  10. 請求項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記本体によって画定された前記中央通路内に配置された圧縮ねじりばねをさらに備え、
    前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者によって操作されたとき、前記接続アンロック状態の前記カップリングシステムを構成するために前記ロッキングピンが前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンが圧縮付勢力の下で前記戻り止めスロットにはまるように、前記ばねの圧縮付勢力が前記ロッキングピンを前記伸長位置に向かって付勢し、
    前記ばねのねじり付勢力は、前記ロッキングピンを前記戻り止めスロットから離れる回転方向に付勢する、マルチカップリングシステム。
  11. 請求項10に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記第2マルチカップリング部品の前記ハウジングは、傾斜面を有し、
    前記ハンドルアセンブリが回転して前記マルチカップリングシステムを前記接続アンロック状態から前記切断状態に再構成するとき、前記ロッキングピンの前記シャフト端部は、前記傾斜面に対して相互作用し、前記ダウエルピンを前記戻り止めスロットから押し出すために前記ロッキングピンをさらに後退させ、
    前記ロッキングピンは、前記ダウエルピンが前記戻り止めスロットから離れて前記螺旋面に沿って移動するように、前記ばねのねじり圧縮付勢力の下で前記伸長位置に向かって回転及び移動し、それにより前記ロッキングピンを自動的にリセットする、マルチカップリングシステム。
  12. 請求項6を引用する請求項から11のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ノブは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間で移動したときに、前記本体の外側表面に沿って摺動する延長部を有する、マルチカップリングシステム。
  13. 請求項から12のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間を移動するときに、前記中央通路を画定する前記本体の内面に対して摺動する案内隆起部を含む、マルチカップリングシステム。
  14. マルチカップリングシステムであって、
    複数の個別の第1流体カプラを含む第1マルチカップリング部品と、
    複数の個別の第2流体カプラを含む第2マルチカップリング部品と、を有し、前記マルチカップリングシステムは、接続ロック状態と切断状態との間で構成可能であり、
    前記接続ロック状態では、前記第1流体カプラの少なくとも一部は、それぞれ前記第2流体カプラに流体接続され、前記切断状態では、前記第1流体カプラ及び前記第2流体カプラは、切断され、前記マルチカップリングシステムは、接続アンロック状態に構成可能であり、
    第2マルチカップリング部品は、
    ハンドルアセンブリと、
    前記ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリであって、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含むロッキングピンアセンブリと、
    前記複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングであって、さらにロッキングピン穴を含むハウジングと、を含み、
    前記接続ロック状態では、前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンのシャフト端部が前記ロッキングピン穴内に位置する前記伸長位置にあり、それにより前記ハンドルアセンブリの回転を防止し、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ハンドルアセンブリが前記マルチカップリングシステムを前記切断状態に再構成するように回転可能な前記接続アンロック状態に前記マルチカップリングシステムを構成するために、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記伸長位置から前記後退位置に移動するように使用者によって操作され、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに、前記ロッキングピンを自動的に前記後退位置に保持するように構成される、マルチカップリングシステム。
  15. 請求項14に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリはノブを含み、
    前記ロッキングピンは、前記シャフト端部とは反対側であり且つ前記ノブに接続される遠位端部を有し、
    前記ノブは、前記使用者によって、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記後退位置に動かされるように操作される、マルチカップリングシステム。
  16. 請求項14又は15に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ロッキングピンが移動する中央通路を画定する本体を含み、前記本体は、前記ロッキングピンアセンブリを前記ハンドルアセンブリに固定するための固定端部を有する、マルチカップリングシステム。
  17. 請求項15を引用する請求項16に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記固定端部とは反対側の端部に螺旋面を有し、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンの中央部分から軸方向に垂直な方向に外向きに延びるダウエルピンを有し、
    前記ダウエルピンは、前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者による前記ノブの回転によって操作されたとき、前記螺旋面に対する前記ダウエルピンの相互作用が、前記ロッキングピンを前記伸長位置から前記後退位置に移動させる、マルチカップリングシステム。
  18. 請求項17に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記螺旋面の上端に隣接して配置された戻り止めスロットを画定し、
    前記ロッキングピンが前記後退位置にあるとき、前記ダウエルピンは前記戻り止めスロット内に位置して前記ロッキングピンの移動を防止し、それにより前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持する、マルチカップリングシステム。
  19. 請求項18に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記本体によって画定された前記中央通路内に配置された圧縮ねじりばねをさらに備え、
    前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者によって操作されたとき、前記接続アンロック状態の前記カップリングシステムを構成するために前記ロッキングピンが前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンが圧縮付勢力の下で前記戻り止めスロットにはまるように、前記ばねの圧縮付勢力が前記ロッキングピンを前記伸長位置に向かって付勢し、
    前記ばねのねじり付勢力は、前記ロッキングピンを前記戻り止めスロットから離れる回転方向に付勢する、マルチカップリングシステム。
  20. 請求項19に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記第2マルチカップリング部品の前記ハウジングは、傾斜面を有し、
    前記ハンドルアセンブリが回転して前記マルチカップリングシステムを前記接続アンロック状態から前記切断状態に再構成するとき、前記ロッキングピンの前記シャフト端部は、前記傾斜面に対して相互作用し、前記ダウエルピンを前記戻り止めスロットから押し出すために前記ロッキングピンをさらに後退させ、
    前記ロッキングピンは、前記ダウエルピンが前記戻り止めスロットから離れて前記螺旋面に沿って移動するように、前記ばねのねじり圧縮付勢力の下で前記伸長位置に向かって回転及び移動し、それにより前記ロッキングピンを自動的にリセットする、マルチカップリングシステム。
  21. 請求項15を引用する請求項16から20のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ノブは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間で移動したときに、前記本体の外側表面に沿って摺動する延長部を有する、マルチカップリングシステム。
  22. 請求項16から21のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間を移動するときに、前記中央通路を画定する前記本体の内面に対して摺動する案内隆起部を含む、マルチカップリングシステム。
  23. 請求項1から22のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記個別の第1カプラは、複数のオス型ニップルカートリッジを有し、
    前記個別の第2カプラは、前記オス型ニップルカートリッジを受ける複数のメス型カプラを有する、マルチカップリングシステム。
  24. 請求項1から23のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記個別の第1流体カプラ及び前記個別の第2流体カプラは、ISO 16028サイズ6.3mmの標準カップリングに準拠する、マルチカップリングシステム。
  25. 請求項1から24のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記第1マルチカップリング部品は、ベース機器に固定された固定部品であり、前記第2マルチカップリング部品は、前記第1マルチカップリング部品と前記第2マルチカップリング部品と接続するために所定の位置に移動可能な可動部品である、マルチカップリングシステム。
  26. 請求項25のマルチカップリングシステムにおいて、
    前記可動部品又は前記固定部品の一方が複数の案内ピンを含み、前記可動部品又は前記固定部品の他方が、前記固定部品及び前記可動部品を整列させるためにそれぞれ前記案内ピンを受ける複数の案内孔を含む、マルチカップリングシステム。
  27. 請求項1から26のいずれか一項に記載されたマルチカップリングシステムにおいて、
    前記第1マルチカップリング部品は、複数の対向する支持隆起部を含み、前記第1流体カプラの少なくとも一部は、個別のゆるい流体カプラを1つ以上の前記第1流体カプラに結合することを可能にするために、前記支持隆起部の間に配置され、前記支持隆起部から離間している、マルチカップリングシステム。
  28. マルチカップリングシステムの第1マルチカップリング部品に接続するための第2マルチカップリング部品であって、
    複数の個別の第2流体カプラと、
    フックリテーナを含むハンドルアセンブリと、を有し、
    前記第1マルチカップリング部品はローラを有し、前記ハンドルアセンブリは前記マルチカップリング部品を切断状態と接続ロック状態との間で構成するために回転可能であり、
    前記ハンドルアセンブリが回転すると、前記フックリテーナは、前記第1マルチカップリング部品と前記第2マルチカップリング部品を、前記切断状態から前記接続ロック状態に引き寄せるために、単一のカムとしての前記ローラと相互作用し、
    前記マルチカップリングシステムは、接続アンロック状態にさらに構成可能であり、
    前記第2マルチカップリング部品は、
    前記ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリであって、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含むロッキングピンアセンブリと、
    前記複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングであって、さらにロッキングピン穴を含む、ハウジングと、を含み、
    前記接続ロック状態では、前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンのシャフト端部が前記ロッキングピン穴内に位置する前記伸長位置にあり、それにより前記ハンドルアセンブリの回転を防止し、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ハンドルアセンブリが前記マルチカップリングシステムを前記切断状態に再構成するように回転可能な前記接続アンロック状態に前記マルチカップリングシステムを構成するために、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記伸長位置から前記後退位置に移動するように使用者によって操作され、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに、前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持するように構成される、第2マルチカップリング部品。
  29. 請求項28に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ハンドルアセンブリはプレート部分を含み、前記フックリテーナは前記プレート部分から延び、前記プレート部分及び前記フックリテーナは、前記ハンドルアセンブリが回転されたときに、前記第1マルチカップリング部品及び前記第2マルチカップリング部品を前記切断状態から前記接続ロック状態に引き寄せるために前記ローラを受けるスロットを画定する、第2マルチカップリング部品。
  30. 請求項29に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ハンドルアセンブリは、前記プレート部分から垂直に延びるハンドル部分を含み、前記ハンドルアセンブリを回転させるために力が前記ハンドル部分に加えられる、第2マルチカップリング部品。
  31. 請求項28から30のいずれか一項に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記第2マルチカップリング部品はハウジングを含み、前記ハンドルアセンブリは、前記ハウジングに回転可能に接続される、第2マルチカップリング部品。
  32. マルチカップリングシステムの第1マルチカップリング部品に接続するための第2マルチカップリング部品であって、
    複数の個別の第2流体カプラと、
    前記マルチカップリングシステムを切断状態と接続ロック状態との間で構成するように回転可能なハンドルアセンブリと、
    前記ハンドルアセンブリに取り付けられるロッキングピンアセンブリであって、伸長位置と後退位置との間で軸方向に移動可能なロッキングピンを含むロッキングピンアセンブリと、
    前記複数の個別の第2流体カプラを収容するハウジングであって、さらにロッキングピン穴を含む、ハウジングと、を有し、
    前記接続ロック状態では、前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンのシャフト端部が前記ロッキングピン穴内に位置する前記伸長位置にあり、それにより前記ハンドルアセンブリの回転を防止し、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ハンドルアセンブリが前記マルチカップリングシステムを前記切断状態に再構成するように回転可能な接続アンロック状態に前記マルチカップリングシステムを構成するために、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記伸長位置から前記後退位置に移動するように使用者によって操作され、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに、前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持するように構成される、第2マルチカップリング部品。
  33. 請求項32に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンアセンブリはノブを含み、
    前記ロッキングピンは、前記シャフト端部とは反対側であり且つ前記ノブに接続される遠位端部を有し、
    前記ノブは、前記使用者によって、前記ロッキングピンが前記ロッキングピン穴から出て前記後退位置に動かされるように操作される、第2マルチカップリング部品。
  34. 請求項32又は33に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記ロッキングピンが移動する中央通路を画定する本体を含み、前記本体は、前記ロッキングピンアセンブリを前記ハンドルアセンブリに固定するための固定端部を有する、第2マルチカップリング部品。
  35. 請求項33を引用する請求項34に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記固定端部とは反対側の端部に螺旋面を有し、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンの中央部分から軸方向に垂直な方向に外向きに延びるダウエルピンを有し、
    前記ダウエルピンは、前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者による前記ノブの回転によって操作されたとき、前記螺旋面に対する前記ダウエルピンの相互作用が、前記ロッキングピンを前記伸長位置から前記後退位置に移動させる、第2マルチカップリング部品。
  36. 請求項35に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンアセンブリの前記本体は、前記螺旋面の上端に隣接して配置された戻り止めスロットを画定し、
    前記ロッキングピンが前記後退位置にあるとき、前記ダウエルピンは前記戻り止めスロット内に位置して前記ロッキングピンの移動を防止し、それにより前記マルチカップリングシステムが前記接続アンロック状態にあるときに前記ロッキングピンを前記後退位置に自動的に保持する、第2マルチカップリング部品。
  37. 請求項36に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンアセンブリは、前記本体によって画定された前記中央通路内に配置された圧縮ねじりばねをさらに備え、
    前記ロッキングピンアセンブリが前記使用者によって操作されたとき、前記接続アンロック状態の前記カップリングシステムを構成するために前記ロッキングピンが前記螺旋面に沿って移動し、前記ロッキングピンが圧縮付勢力の下で前記戻り止めスロットにはまるように、前記ばねの圧縮付勢力が前記ロッキングピンを前記伸長位置に向かって付勢し、
    前記ばねのねじり付勢力は、前記ロッキングピンを前記戻り止めスロットから離れる回転方向に付勢する、第2マルチカップリング部品。
  38. 請求項37に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ハウジングは、傾斜面を有し、
    前記ハンドルアセンブリが回転して前記マルチカップリングシステムを前記接続アンロック状態から前記切断状態に再構成するとき、前記ロッキングピンの前記シャフト端部は、前記傾斜面に対して相互作用し、前記ダウエルピンを前記戻り止めスロットから押し出すために前記ロッキングピンをさらに後退させ、
    前記ロッキングピンは、前記ダウエルピンが前記戻り止めスロットから離れて前記螺旋面に沿って移動するように、前記ばねのねじり圧縮付勢力の下で前記伸長位置に向かって回転及び移動し、それにより前記ロッキングピンを自動的にリセットする、第2マルチカップリング部品。
  39. 請求項33を引用する請求項34から38のいずれか一項に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ノブは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間で移動したときに、前記本体の外側表面に沿って摺動する延長部を有する、第2マルチカップリング部品。
  40. 請求項34から39のいずれか一項に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記ロッキングピンは、前記ロッキングピンが前記伸長位置と前記後退位置との間を移動するときに、前記中央通路を画定する前記本体の内面に対して摺動する案内隆起部を含む、第2マルチカップリング部品。
  41. 請求項28から40のいずれか一項に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記個別の第2カプラは、前記第1マルチカップリング部品のオス型カプラと接続するように構成された複数のメス型流体カプラを有する、第2マルチカップリング部品。
  42. 請求項28から41のいずれか一項に記載された第2マルチカップリング部品において、
    前記個別の第2流体カプラは、ISO 16028サイズ6.3mmの標準カップリングに準拠する、第2マルチカップリング部品。
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