JP6971521B2 - 押し引き構造 - Google Patents
押し引き構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6971521B2 JP6971521B2 JP2017242258A JP2017242258A JP6971521B2 JP 6971521 B2 JP6971521 B2 JP 6971521B2 JP 2017242258 A JP2017242258 A JP 2017242258A JP 2017242258 A JP2017242258 A JP 2017242258A JP 6971521 B2 JP6971521 B2 JP 6971521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push
- pull
- jack
- pull device
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Sewage (AREA)
Description
上記工法の引込機械は、既設管の末端部を押さえて、その力を反力としてヘッダを既設管内に通して引き込んで施工している。
この構成では、縦長の接当部材を左右一対の管接当アームに固定し、それらの管接当アームを、揺動自在に枠体に支持する必要があり、構造が複雑となるが既設管の反力を受ける個所が2、3個所程度で不安定であった。
特開2015−40412号の切断拡径具の構造では、カッタの刃先の角度や構造を改良することで、既設管の切断を容易にした構造が提案されている。
一方、金属製の既設管で、SE継手やPCM継手などの機械式接合継手が用いられていう場合には、継手内に遊びスペースがあり地震等の際に埋設された既設管が振動を吸収して僅かに動くように連結している。
しかし、押し引き装置により切断拡径具を牽引する際には、前記継手を挟んで連結された前後一対の既設管が土中で動いたり、逆に強く緩衝して座屈したり、噛みこむなどの現象が生じ、継手部の強度が高まって破断が困難となるというおそれがあった。
しかし、従来の工法では、押し引き装置の引き力の一部が変位(動き)、変形し、それらによる摩耗などのエネルギーロスによって弱まり、その分、切断拡径具の引き裂き力が弱くなってしまう欠点があった。
即ち、一般に押し引き装置30は、図5に示すように、油圧などの動力源により基台上に設けられて水平に前後に往復動する往復部材31と、該往復部材31に固定されて上部にロッドRを着脱可能に拘束するチャック機構32と、前記ロッドRを前方に水平に送り出す筒状のガイド部33を有して基台先端の固定端に設けられた反力板34と、基台31の高さ調整をする高さ調整台としての脚部35とを有している。
そのため、チャック機構32によりロッドRを挟み込む力によって押し引き装置30の後端部30bが持ち上がり、更に摩擦が生じて前記引き力にエネルギーロスを生じさせる。
しかし、押し引き装置30を安定させるため、アンカーを打つなどの大がかりな作業は煩雑であり多大の時間と費用がかかる。
そこで、この発明では、押し引き装置を簡易に固定するために1本のジャッキを使用し、該ジャッキにより押し引き装置による引き力のエネルギーロスを最小限に抑えることを目的とした。
既設管をロッドに牽引される切断拡径具を用いて切り裂き新設管を更新する際に用いる前記ロッドの押し引き装置をジャッキを用いて拘束する押し引き装置の引込み姿勢を保持する押し引き構造において、
ジャッキが伸縮し所望位置で加圧することができる1本の直線往復構造からなっており、
押し引き装置が高さ調整手段を有しており、該押し引き装置の先端に固定された反力板に前記ジャッキの基端を拘束しており、該ジャッキは前方に延びて、到達ピット内の内壁面に沿って固定された支持板に先端が固定されており、押し引き装置により引き込まれるロッドの中心線が、既設管の通り芯に合わせて略同一線上に配置して姿勢を保持してなることを特徴とする。
また、前記切断拡径具によって切り裂かれる既設管の途中に機械式接合継手が介設されていることを特徴とする。
更に、前記ジャッキがシリンダーまたはテレスコープ構造からなって、伸縮端に横向きの腹起し材が固定されており、
支持版が、内壁面に沿って埋設されて固定した矢板からなり、矢板に固定した腹起しホルダーに前記腹起し材を固定してなることを特徴とする。
図2に示す反力板5は円板形状からなっているが、更に上部に外方へ突出する突出片部12を延出し、突出片部12の左右に沿って一対のストッパ13が前向きに突設されている。
従って、ジャッキ15の基端は左右のストッパ13の間に嵌合されて左右方向の動きが拘束される。
図示例では、ジャッキ15の基端は左右がストッパ13で拘束され後方の基端は反力板5の表面によって拘束されている。
この発明では、ジャッキ15の基端の拘束は反力板5にその他の拘束手段や固定手段を設けてもよい。
また、上記拘束手段や固定手段は、ガイド部4の上部に限らず下方離間位置に形成するものであってもよい。
この支持ベース20は、図示例の場合、内壁面Eから既設管P1の先端が露出ないし見える位置を空けて左右一対に配置されている。
該支持ベース20には高さ調節用の孔22aを所定ピッチで上下に多数設けた腹起しホルダー22が前記矢板21の凹部21aに縦向きで嵌合し、矢板21の突部21bと略同一面となるように固定されている。
このように、反力板5に拘束した1本のジャッキ15を用いることで、押し引き装置1の後端の持ち上がりや前方への移動を最小限に抑えることができ、アンカーを打ちなどの大がかりな作業が不要となる。
その際に、押し引き装置1から押し出されるロッドRの軸線L1が、既設管P1の通り芯L2に合わせて略同一線上に配置するように、押し引き装置1の牽引動作時の上下左右の姿勢を調整し保持する(図4参照)。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
2 往復部材
3 チャック機構
4 ガイド部
5 反力板
6 脚部
12 突出片部
13 ストッパ
15 ジャッキ
20 支持ベース
21 矢板
22 腹起しホルダー
23 腹起し材
30 押し引き装置
31 基台
32 チャック機構32
33 ガイド部
34 反力板
35 脚部
36 切断拡径具
50 到達ピット
P1 既設管
R ロッド
Claims (3)
- 既設管をロッドに牽引される切断拡径具を用いて切り裂き新設管を更新する際に用いる前記ロッドの押し引き装置をジャッキを用いて拘束する押し引き装置の引込み姿勢を保持する押し引き構造において、
ジャッキが伸縮し所望位置で加圧することができる1本の直線往復構造からなっており、
押し引き装置が高さ調整手段を有しており、該押し引き装置の先端に固定された反力板に前記ジャッキの基端を拘束しており、該ジャッキは前方に延びて、到達ピット内の内壁面に沿って固定された支持板に先端が固定されており、押し引き装置により引き込まれるロッドの中心線が、既設管の通り芯に合わせて略同一線上に配置して姿勢を保持してなることを特徴とする押し引き構造。 - 切断拡径具によって切り裂かれる既設管の途中に機械式接合継手が介設されていることを特徴とする請求項1に記載の押し引き構造。
- ジャッキがシリンダーまたはテレスコープ構造からなって、先端に横向きの腹起し材が固定されており、
支持板が、内壁面に沿って埋設されて固定した矢板からなり、矢板に固定した腹起しホルダーに前記腹起し材を固定してなることを特徴とする請求項1または2に記載の押し引き構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017242258A JP6971521B2 (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 押し引き構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017242258A JP6971521B2 (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 押し引き構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019108726A JP2019108726A (ja) | 2019-07-04 |
JP6971521B2 true JP6971521B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=67179253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017242258A Active JP6971521B2 (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 押し引き構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6971521B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110410577B (zh) * | 2019-07-16 | 2022-04-12 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 杂填土地质情况下大直径顶管减阻施工方法 |
KR102287131B1 (ko) * | 2020-12-28 | 2021-08-06 | 주식회사 특수건설 | 맨홀에서 사용 가능한 노후관의 비 굴착 교체용 신관 견인장치 및 그를 이용한 노후관의 비 굴착 교체방법 |
-
2017
- 2017-12-18 JP JP2017242258A patent/JP6971521B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019108726A (ja) | 2019-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6971521B2 (ja) | 押し引き構造 | |
JP2008195538A (ja) | 自動的に展開可能なブームエクステンション、及びブームエクステンションを展開する方法 | |
US10480147B2 (en) | Drilling machine | |
KR101682446B1 (ko) | 오탁방지막용 강관말뚝앙카 및 그 박음장치 | |
US3937054A (en) | Heavy duty pipe spreader | |
US20150313097A1 (en) | Apparatus and methods for cutting an object | |
KR101841400B1 (ko) | 비닐 피복기용 비닐 컷팅장치 | |
JPS5922038B2 (ja) | 地中穿孔装置 | |
KR20130121530A (ko) | 기초파일 항타부 보호 캡 | |
NO304528B1 (no) | Anordning for l°fting og anbringelse av r°rlignende fundamentpeler for offshore-konstruksjoner, og fremgangsmÕte for l°fting og hamring med en slik anordning | |
JP2020143440A (ja) | パイル圧入機及びパイル圧入工法 | |
JP5237918B2 (ja) | 引込装置 | |
US20200165791A1 (en) | Pile Support Device for a Pile Driver | |
KR100720079B1 (ko) | 앵커플레이트 없이 드레인재를 지중에 매설하는 드레인재타설장치 | |
NZ210978A (en) | Ground anchoring system: trailing flap prevents reverse movement | |
EP1323868B1 (en) | A method for inserting a drainage wick | |
JP2011074710A (ja) | 杭引抜き装置 | |
JP2007262677A (ja) | 全旋回機自走装置 | |
JP2006291487A (ja) | 遮水壁施工装置 | |
KR20190065707A (ko) | 편조기용 캐리어 | |
JP6002169B2 (ja) | オーガ装置 | |
JP2020007829A (ja) | 杭圧入機および杭圧入方法 | |
AU2017248492B1 (en) | Lifting structure, work boat, and method for installing pivot anchor | |
CN214741193U (zh) | 一种卡板式钻杆打捞器 | |
EP4112819A1 (en) | Apparatus for inserting an elongate object into a trench |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20171222 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211020 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211021 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6971521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |