JP6970845B1 - 光半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択エピタキシャル成長法の成膜プロセスに起因する多結晶粒の発生を抑制することを可能とする光半導体素子を提供する。【解決手段】光半導体素子は、単結晶層を最外層として含む半導体基板と、前記単結晶層上に形成された、互いに離間する主開口部及び少なくとも1つのダミー開口部を有する絶縁膜と、前記単結晶層上に前記主開口部内で選択的にエピタキシャル成長した主エピタキシャル膜と、前記単結晶層上に前記ダミー開口部内で選択的にエピタキシャル成長したダミーエピタキシャル膜とを備える。前記主エピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担う膜であり、前記ダミーエピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担わない膜である。前記主エピタキシャル膜と前記ダミーエピタキシャル膜との離間距離は4μm以上でかつ100μm以下の範囲内である。【選択図】図1

Description

本開示は、選択的エピタキシャル成長法を用いて形成される光半導体素子及びその製造方法に関する。
近年、シリコンフォトニクス技術を用いて、光能動素子(たとえば受光器または光変調器)や光受動素子(たとえば光導波路または光合分波器)といった光半導体素子をシリコン層上に集積するための研究開発が行われている。たとえば、シリコン(Si)と同じIV族半導体であるゲルマニウム(Ge)を材料とするGe光半導体素子をシリコン層上に集積するための研究開発が活発である。選択エピタキシャル成長法によりシリコン層上にエピタキシャル成長するゲルマニウム膜またはシリコンゲルマニウム膜は、光トランシーバ集積回路における受光器及び光変調器の形成に使用できることが知られている。
下記の非特許文献1には、SOI(Silicon−On−Insulator)基板を用いて形成されたGe受光器が開示されている。このGe受光器は、選択エピタキシャル成長法によりエピタキシャル成長したゲルマニウム膜を光吸収層として有するものである。また下記の非特許文献2には、SOI基板を用いて形成されたSi光変調器が開示されている。このSi光変調器は、選択エピタキシャル成長法によりエピタキシャル成長したシリコンゲルマニウム膜を含む光導波路構造を有している。
J. Fujikata et al., "High-performance surface illumination-type Ge photodetector for optical interconnection on 300-diameter of SOI substrate," Extended Abstracts of the 2017 International Conference on Solid State Devices and Materials, Sendai, 2017, pp. 145-146. J. Fujikata et al., "High speed and highly efficient Si optical modulator with strained SiGe layer," Proceedings of IEEE International Conference on Group IV Photonics 2015, Vancouver, BC, Canada, 2015, pp. 13-14.
選択エピタキシャル成長法の成膜プロセスでは、開口部を有する絶縁膜を単結晶層上に形成する工程と、当該開口部内で単結晶層上にゲルマニウム膜またはシリコンゲルマニウム膜などのエピタキシャル膜を選択的にエピタキシャル成長させる工程とが行われる。しかしながら、原料ガスの流量及びエピタキシャル成長時の基板温度などの成膜条件を調整することでエピタキシャル膜の選択性を十分に確保したと思われる状況であっても、絶縁膜上に低密度の多結晶粒が発生することを本発明者らは見いだした。このような多結晶粒は、光半導体素子内に残留して信号光を吸収するので、素子性能を劣化させるという課題がある。
上記に鑑みて本開示の目的は、選択エピタキシャル成長法の成膜プロセスに起因する多結晶粒の発生を抑制することを可能とする光半導体素子及びその製造方法を提供することである。
本開示の第1の態様による光半導体素子は、光受動素子または光能動素子として機能する光半導体素子であって、単結晶層を最外層として含む半導体基板と、前記単結晶層上に形成された、互いに離間する主開口部及び少なくとも1つのダミー開口部を有する絶縁膜と、前記単結晶層上に前記主開口部内で選択的にエピタキシャル成長した主エピタキシャル膜と、前記単結晶層上に前記ダミー開口部内で選択的にエピタキシャル成長したダミーエピタキシャル膜とを備え、前記主エピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担う膜であり、前記ダミーエピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担わない膜であり、前記主エピタキシャル膜と前記ダミーエピタキシャル膜との離間距離は4μm以上でかつ100μm以下の範囲内である。
本開示の第2の態様による光半導体素子の製造方法は、単結晶層を最外層として含む半導体基板を用意する工程と、前記単結晶層上に絶縁膜を形成する工程と、リソグラフィ技術により前記絶縁膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンを用いたエッチングにより前記絶縁膜に主開口部及びダミー開口部を形成する工程と、選択エピタキシャル成長法により前記主開口部内及び前記ダミー開口部内で前記単結晶層上に主エピタキシャル膜及びダミーエピタキシャル膜をそれぞれ同時並行にエピタキシャル成長させる工程とを備え、前記主エピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担う膜であり、前記ダミーエピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担わない膜であり、前記主エピタキシャル膜と前記ダミーエピタキシャル膜との離間距離は4μm以上でかつ100μm以下の範囲内である。
本開示によれば、主エピタキシャル膜に加えてダミー開口部にダミーエピタキシャル膜が形成され、主エピタキシャル膜とダミーエピタキシャル膜との離間距離Dが4μm以上でかつ100μm以下の範囲内に制限される。よって、選択的エピタキシャル成長法の成膜プロセス中に、絶縁膜上をマイグレートする前駆体は、多結晶核を形成する前にダミー開口部の領域に到達して単結晶化する確率が高いので、絶縁膜上の多結晶粒の発生を抑制することが可能となる。したがって、光半導体素子の性能劣化を抑制することが可能である。
本開示に係る光半導体素子の概略構成の一例を示す断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 図1に示した光半導体素子の製造方法の一部工程を説明するための断面図である。 従来の構造を示す概略断面図である。 異物欠陥密度を調べる実験のために形成されたエピタキシャル膜パターンを概略的に示す上面図である。 実験結果を表形式で示す図である。 図12の表の数値から作成されたグラフである。 補分布関数に基づいて計算されたグラフである。 他の実施形態の光半導体素子の構成を概略的に示す上面図である。 さらに他の実施形態の光半導体素子の構成を概略的に示す上面図である。
次に、図面を参照しつつ、種々の実施形態及びその変形例について詳細に説明する。なお、図面全体において同一符号が付された構成要素は、同一構成及び同一機能を有するものとする。
図1は、本開示に係る光半導体素子1の概略構成の一例を示す断面図である。光半導体素子1は、受光器もしくは光変調器などの光能動素子、または、光合波器もしくは光分波器などの光受動素子として機能するように形成可能である。
図1に示されるように光半導体素子1は、単結晶層13Pを最外層として含む半導体基板10Pと、単結晶層13P上に成膜された絶縁膜20Pと、絶縁膜20Pに形成されている主開口部20a内で選択的にエピタキシャル成長した主エピタキシャル膜22と、絶縁膜20Pに形成されているダミー開口部20d内で選択的にエピタキシャル成長したダミーエピタキシャル膜23と、主エピタキシャル膜22及びダミーエピタキシャル膜23を被覆するように形成された層間絶縁膜24と、層間絶縁膜24を縦方向(層間絶縁膜24の厚み方向)に貫通するコンタクトホール24a,24bと、コンタクトホール24a,24b内にそれぞれ埋設された導電性のコンタクトプラグ26,27と、コンタクトプラグ26,27とそれぞれ導通するように層間絶縁膜24上に形成された配線層28,29とを備えている。
本実施形態の半導体基板10Pは、支持基板(支持層)11と、支持基板11上に形成された埋め込み絶縁膜12と、埋め込み絶縁膜12上に形成された単結晶シリコン層である単結晶層13PとからなるSOI(Silicon−On−Insulator)基板である。
主開口部20a及びダミー開口部20dは、絶縁膜20Pを縦方向(絶縁膜20Pの厚み方向)に貫通して単結晶層13Pの上面に到達するように形成されている。ダミー開口部20dは、主開口部20aから離間距離Dだけ離れた周辺領域に形成されている。主エピタキシャル膜22は、選択エピタキシャル成長法(selective epitaxial growth)の成膜プロセスにより単結晶層13Pを下地として主開口部20a内に単数または複数の単結晶膜をエピタキシャル成長させることにより成膜される。ダミーエピタキシャル膜23は、選択エピタキシャル成長法の成膜プロセスにより単結晶層13Pを下地としてダミー開口部20d内に単数または複数の単結晶膜をエピタキシャル成長させることにより成膜される。
主エピタキシャル膜22とダミーエピタキシャル膜23とは、同一の成膜プロセスで同時並行に成膜される。その成膜プロセスにおいて、絶縁膜20P上をマイグレートする成膜前駆体は、絶縁膜20P上で多結晶核を形成する前に、主開口部20aまたはダミー開口部20dのいずれかに高い確率で到達して単結晶化することができるので、当該成膜前駆体が多結晶化する確率を低くすることができる。これにより、絶縁膜20P上での多結晶粒すなわち異物欠陥の発生を抑制することが可能となる。
本発明者らは、ダミー開口部20dのサイズを調整するとともに、主開口部20aとダミー開口部20dとの離間距離Dすなわち主エピタキシャル膜22とダミーエピタキシャル膜23との離間距離Dを調整することで、当該異物欠陥の発生を顕著に抑制することができることを見いだした。当該異物欠陥の発生を抑制する観点からは、離間距離Dは100μm以下の範囲内が好ましい。離間距離Dが短すぎると、主エピタキシャル膜22からダミーエピタキシャル膜23へ光が漏れるおそれがあるので、離間距離Dは4μm以上であることが好ましい。当該異物欠陥の発生をより効果的に抑制する観点からは、離間距離Dは、50μm以下の範囲内が好ましく、特に20μm以下の範囲内が好ましい。さらに、当該異物欠陥の発生を抑制するために、上方から視たときのダミー開口部20dの形状を1μm×1μm以上の面積をもつ矩形状とすることができる。
主エピタキシャル膜22及びダミーエピタキシャル膜23は、たとえば、単結晶層13Pの構成材料(Si)と同じIV族半導体であるゲルマニウム(Ge)を構成材料とする、Ge膜もしくはシリコンゲルマニウム(SiGe)膜、または、Ge膜とSiGe膜とを含む積層体として形成されることが好ましいが、これに限定されるものではない。単結晶層13P上にエピタキシャル成長するエピタキシャル膜であれば、主エピタキシャル膜22及びダミーエピタキシャル膜23は、Ge膜、SiGe膜及び当該積層体に限定されるものではない。
たとえば、光半導体素子1が受光器として形成される場合には、主エピタキシャル膜22は、光導波路として機能するようにパターニングされた単結晶層13P内を伝播した光を受光する受光膜、または、おもて面側(図1の上方)から入射された光を受光する受光膜として機能する。主エピタキシャル膜22は、PIN構造の少なくとも一部の機能を構成するように形成され得る。たとえば、p型シリコンからなる単結晶層13Pと、i型Ge層またはi型SiGe層からなる主エピタキシャル膜22と、主エピタキシャル膜22の上面に接合するn型シリコン膜(図示せず)とでPIN構造が形成されてもよい。上記のとおり、光半導体素子1は受光器以外の光能動素子または光受動素子の機能を有するように形成可能である。主エピタキシャル膜22は、光半導体素子1の機能の一部を担う膜であるのに対し、ダミーエピタキシャル膜23は、光半導体素子1の機能の一部を担わない膜である。
なお、図1の例では、主エピタキシャル膜22と配線層28との間の層間絶縁膜24内にコンタクトプラグ26が埋設されているが、このようなコンタクトプラグ26が埋設されない形態もあり得る。また、図1の例では、主エピタキシャル膜22の側方の領域で単結晶層13と配線層29との間の層間絶縁膜24内にコンタクトプラグ27が埋設されているが、このようなコンタクトプラグ27が埋設されない形態もあり得る。
次に、図2〜図9を参照しつつ、図1に示した光半導体素子1の製造方法の例を以下に説明する。図2〜図9の各々は、当該製造方法の工程を説明するための概略断面図である。
先ず、図2に示されるような半導体基板10を用意する。この半導体基板10は、支持基板(支持層)11と、支持基板11上に形成されたシリコン酸化膜などの埋め込み絶縁膜12と、埋め込み絶縁膜12上に形成された単結晶シリコン層である単結晶層13とを有するSOI基板である。
次に、図2に示される単結晶層13の所定領域に対して、不純物イオン注入、もしくは公知のリソグラフィ技術を用いたエッチング、または不純物イオン注入とエッチングとの組合せといった前処理を実行する。これにより、図3に示されるように単結晶層13Pを最外層として有する半導体基板10Pが作製される。
次に、たとえば化学気相堆積法(CVD法:Chemical Vapor Deposition)により、単結晶層13P上に酸化膜、窒化膜または酸窒化膜を堆積することによって、図4に示されるような0.1μm〜2μm程度の厚みの絶縁膜20を形成する。
次に、リソグラフィ技術を用いて絶縁膜20をパターニングする。具体的には、図5に示されるように、絶縁膜20上に開口部21a,21dを有するレジストパターン21を形成する。次いで、レジストパターン21をマスクとして用いる異方性エッチングにより絶縁膜20を選択的にエッチングし、その後にレジストパターン21を除去する。結果として、図6に示されるように主開口部20a及びダミー開口部20dを有する絶縁膜20Pが単結晶層13P上に形成される。ダミー開口部20dは、上面視で(上方から視て)、1μm×1μm以上の面積をもつ矩形状を有するように形成されればよい。主開口部20a及びダミー開口部20dでは、単結晶層13Pの上面13a,13dがそれぞれ露出している。
次に、超高真空化学気相堆積法(UHV−CVD法:Ultra−High Vacuum Chemical Vapor Deposition)または減圧化学気相堆積法(RP−CVD法:Reduced−Pressure Chemical Vapor Deposition)といったCVD法により、主開口部20a内及びダミー開口部20d内で単結晶層13Pの上面13a,13dを下地として単数または複数の単結晶膜をエピタキシャル成長させる。当該単結晶膜は、Ge膜またはSiGe膜として形成され得る。これにより、図7に示されるように、主開口部20aに主エピタキシャル膜22が成膜され、ダミー開口部20dにダミーエピタキシャル膜23が成膜される。
このときの成膜条件は、たとえば、成膜温度(ウエハ温度):380℃〜520℃、原料ガス:ゲルマン(GeH)ガス、キャリアガス:水素(H)ガス、成膜制御用ガス:塩素ガス、成膜レート:5nm/分〜80nm/分とすればよい。主エピタキシャル膜22及びダミーエピタキシャル膜23の各々の厚みは、光半導体素子1の機能に応じて、たとえば約300nm〜2000nmの範囲内となるように制御すればよい。また、主エピタキシャル膜22と単結晶層13Pとの間には、下地となる単結晶層13Pとの格子不整合を緩和するための緩衝層(図示せず)が形成されてもよい。このような緩衝層を設けることで、格子不整合による貫通転位の発生を抑制することができる。たとえば、緩衝層として、Ge含有比率の低いSiGe膜、あるいは、低温で成膜されたGe膜が使用可能である。たとえば、380℃の基板温度で100nm程度の厚みのGe膜を緩衝層として堆積することで、貫通転位密度を10×10cm-2程度にまで低減することができる。
また、主エピタキシャル膜22としてGe膜またはSiGe膜を成長させた後に高温(約800〜900℃)で熱処理を施してもよい。これにより、Ge膜またはSiGe膜中の結晶欠陥を少なくして高品質の主エピタキシャル膜22を成膜することができる。
主開口部20aとダミー開口部20dとの離間距離Dを調整することで、絶縁膜20P上での多結晶粒すなわち異物欠陥の発生を抑制することができる。選択エピタキシャル成長法の成膜プロセスでは、絶縁膜20P上を成膜前駆体がマイグレートしている。離間距離Dが大きすぎると、当該成膜前駆体は、主開口部20a及びダミー開口部20dの領域に到達する前に、絶縁膜20P上で多結晶粒を形成する確率が高くなる。多結晶粒の発生を抑制する観点からは、離間距離Dは100μm以下の範囲内が好ましい。多結晶粒の発生をより効果的に抑制する観点からは、離間距離Dは、50μm以下の範囲内が好ましく、特に20μm以下の範囲内が好ましい。図10は、そのような多結晶粒23X,23Yを有する従来の構造を示す概略断面図である。図10に示されるように絶縁膜100Pに開口部100aが形成されており、この開口部100aに主エピタキシャル膜22が形成されているが、ダミー開口部及びダミーエピタキシャル膜は形成されていない。絶縁膜100P上には多結晶粒23X,23Yが生じている。
図7に示した構造が形成された後は、絶縁膜20P,主エピタキシャル膜22及びダミーエピタキシャル膜23の上に、酸化膜、窒化膜または酸窒化膜などの絶縁膜を堆積させる。次いで、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により当該絶縁膜の上面を平坦化する。その後、リソグラフィ技術とエッチングとによりこの絶縁膜をパターニングすることで、図8に示されるように、主エピタキシャル膜22の上面に到達するコンタクトホール24aと、単結晶層13Pの上面に到達するコンタクトホール24bとを有する層間絶縁膜24が形成される。
次に、図9に示されるように、たとえばCVD法により、コンタクトホール24a,24b内に、タングステン(W)などの導電性金属からなるコンタクトプラグ26,27を埋設する。その後は、コンタクトプラグ26,27上にアルミニウム(Al)や銅(Cu)などの材料からなる配線層28,29を形成することで、図1に示した光半導体素子1が作製される。
図11は、多結晶粒密度すなわち異物欠陥密度を調べる実験のために、SOI基板を用いて形成されたエピタキシャル膜パターンを概略的に示す上面図である。この実験のために、SOI基板上の絶縁膜(シリコン酸化膜)に複数の開口部からなる開口部パターンが形成され、その後、これら開口部にそれぞれGeのエピタキシャル膜GP(0,0)〜GP(2,2)がエピタキシャル成長させられた。エピタキシャル成長時の成膜条件は、Hガス流量12SLM,Geガス流量1SLM,全圧力10Torr,Ge分圧1.54Torr,成膜温度500℃,成膜レート0.22μm/分、であった。エピタキシャル膜GP(0,0)〜GP(2,2)の各々は、上面視で一辺の長さがLの矩形状を有している。横方向に隣接するエピタキシャル膜間の離間距離はD、縦方向に隣接するエピタキシャル膜間の離間距離もDである。
図12は、実験結果を表形式で示す図である。図12の表は、図11のエピタキシャル膜パターンの離間距離D及び一辺の長さLの組合せと、絶縁膜上に生成された多結晶粒の密度(単位:個/cm)との関係を示している。たとえばD=4μm及びL=1μmの組合せでは、5個/cmの多結晶粒密度が観測された。図13は、図12の表の数値から作成されたグラフである。このグラフにおいて、横軸は、一辺の長さL(単位μm)に対応し、縦軸は、多結晶粒密度である異物欠陥密度(単位:個/cm)に対応する。エピタキシャル膜のパターンがない場合、約70個/cmの多結晶粒密度が観測された。このグラフによれば、多結晶粒を低減させる効果は離間距離Dに強く依存し、離間距離Dが100μm以下の範囲内であるときに大きな効果が得られていることが分かる。さらに離間距離Dが50μm以下の範囲内、特には離間距離Dが20μm以下の範囲内のときに顕著な効果が現れている。
このような効果は、絶縁膜の表面に吸着した成膜前駆体がその表面上を酔歩的にマイグレートするうちに、多結晶粒を形成する前に開口部パターンに到達したと考えることで合理的に説明できる。
また、上記の効果は、数学的な確率過程の観点から考えることもできる。一般に、時刻tにおけるシステムの状態を確率変数X(t)で表し、考察の対象となる時刻の集合をTaで表すとき、{X(t),t∈Ta}を確率過程という。ここで、システムの状態は、スカラー量として考えるものとする。成膜前駆体の位置は、当該システムの状態に相当する。粒子のランダムウォークにおいて時間の刻み幅と当該粒子の移動する幅とをゼロに近付けた場合(連続時間及び連続状態の場合)、当該粒子の運動は、ブラウン運動として考えられることが知られている。ブラウン運動の数学的な定義は次のとおりである。
連続時間かつ連続状態の確率過程{X(t),t≧0}がブラウン運動(過程)であるとは、次の(A)〜(C)の条件を満たす場合をいう。
(A)X(0)=0。
(B)独立増分(independent increments)をもつ。
(C)任意のt>0,s≧0に対して、X(t+s)−X(s)は、平均0,分散σtの正規分布に従う。よって、X(t+s)−X(s)≦xとなる確率P(X(t+s)−X(s)≦x)は、次式(1)で表現され得る。
Figure 0006970845
式(1)中の分布関数Φ(z)は次式(2)で表される。
Figure 0006970845
特に、σ=1の場合のブラウン運動は、標準ブラウン運動と呼ばれている。標準ブラウン運動の確率過程を{B(t),t≧0}で表すものとする。特に、区間[0,T]における標準ブラウン運動{B(t),0≦t≦T}について、その最大値をR(T)としたとき、R(T)>a(>0)となる確率を表す補分布関数P(R(T)>a)は、次式(3)で与えられることが知られている。
Figure 0006970845
図14は、補分布関数P(R(T)>a)に基づいて計算されたグラフである。このグラフにおいて、横軸は変数aに対応し、縦軸は補分布関数P(R(T)>a)の値に対応する。図14において、分布曲線F10は分散σt=10の場合の曲線、分布曲線F20は分散σt=20の場合の曲線、分布曲線F50は分散σt=50の場合の曲線、分布曲線F100は分散σt=100の場合の曲線である。補分布関数P(R(T)>a)は、ブラウン運動する粒子(成膜前駆体)が時刻Tまでに移動する最大の距離(最大移動距離)R(T)がaを超える確率を表すものということができる。ダミーエピタキシャル膜の一辺が十分に大きい場合、ダミーエピタキシャル膜の間の領域、あるいはダミーエピタキシャル膜と主エピタキシャル膜との間の領域に付着した成膜前駆体は、おおよそ離間距離Dの1/2程度の距離を走行すれば、エピタキシャル成長領域に安定的に吸着すると考えられる。したがって、式(3)は、離間距離Dと異物欠陥の減少量との関係を示していると考えることができる。
以上に説明したとおり、上記実施形態の光半導体素子1及びその製造方法では、主エピタキシャル膜22に加えてダミー開口部20dにダミーエピタキシャル膜23が形成されており、主エピタキシャル膜22とダミーエピタキシャル膜23との離間距離Dが4μm以上でかつ100μm以下の範囲内に制限されている。よって、選択的エピタキシャル成長法の成膜プロセス中に、絶縁膜20P上をマイグレートする前駆体は、多結晶核を形成する前にダミー開口部20dの領域に到達して単結晶化する確率が高いので、絶縁膜20P上の多結晶粒の発生を効果的に抑制することが可能となる。従来の光半導体素子及びその製造方法では、成膜条件を調整することでエピタキシャル膜の選択性を十分に確保したと思われる状況であっても、絶縁膜上に10個/cm〜100個/cmというごく低密度の多結晶粒が発生し、これら多結晶粒が光半導体素子の性能を劣化させるという課題があった。これに対し、上記実施形態では、絶縁膜20P上の多結晶粒の発生が効果的に抑制されるので、光半導体素子1の性能劣化を抑制することが可能である。
なお、成膜前駆体がダミー開口部20dの領域に到達する確率を向上させて異物欠陥の発生を抑制する観点からは、ダミーエピタキシャル膜23のデータ率(ダミーエピタキシャル膜23の面積が全体の面積に占める割合)は1%〜20%の範囲内に調整されることが望ましい。
さらに、光半導体素子1が集積された光集積回路では、ダミーエピタキシャル膜23の光吸収係数の高さを利用して、光集積回路中の迷光(信号光以外の不要な光)を吸収して除去する迷光吸収体の機能をダミーエピタキシャル膜23に付与することができる。たとえば、光集積回路内を伝播する信号光の不測の反射または散乱により迷光が発生し、あるいは、外部光源から入射された光の一部が光集積回路内の光導波路と結合せずに迷光となることがある。そのような迷光をダミーエピタキシャル膜23に吸収させて除去することが可能である。
次に、図15及び図16は、それぞれ、他の実施形態の光半導体素子2,3の構成を概略的に示す上面図である。光半導体素子2,3の各々は、光導波路型の受光器として構成されている。なお、図15及び図16では、説明の便宜上、絶縁膜の表示は省略されている。
図15に示される光半導体素子2は、SOI基板の単結晶層(最外層)をパターニングすることで形成された光導波路構造30と、光導波路構造30上に形成された主エピタキシャル膜32と、主エピタキシャル膜32を取り囲む周辺領域に形成されたダミーエピタキシャル膜33〜3310と、主エピタキシャル膜32の上面に導通するように形成されたコンタクトプラグ34〜34と、主エピタキシャル膜32の側方の領域で単結晶層(光導波路構造30の一部)に導通するように形成されたコンタクトプラグ35〜35,36〜36と、コンタクトプラグ34〜34の上端に導通するように形成された上部配線層37と、コンタクトプラグ35〜35の上端に導通するように形成された上部配線層38と、コンタクトプラグ36〜36の上端に導通するように形成された上部配線層39とを備えている。主エピタキシャル膜32は受光膜として機能する。
一方、図16に示される光半導体素子3は、光半導体素子2と同様に、光導波路構造30、主エピタキシャル膜32、コンタクトプラグ34〜34,35〜35,36〜36、及び、上部配線層37,38,39を備えている。光半導体素子3は、さらに、主エピタキシャル膜32を取り囲む周辺領域に形成されたダミーエピタキシャル膜3321〜3336を備えている。光半導体素子3のダミーエピタキシャル膜3321〜3336は、光半導体素子2のダミーエピタキシャル膜33〜3310と比べると、主エピタキシャル膜32にさらに近い領域に密に配置されているので、ダミーエピタキシャル膜3321〜3336のデータ率は、ダミーエピタキシャル膜33〜3310のそれよりも高い。したがって、光半導体素子3の異物欠陥密度は、光半導体素子2のそれよりも低いことが期待できる。また、光半導体素子2,3に入射された光の一部、あるいは光半導体素子2,3内を伝播する光の一部が光導波路構造30または主エピタキシャル膜32と結合しないことで迷光が発生しても、そのような迷光はダミーエピタキシャル膜33〜3310,3321〜3336に吸収されて除去されることが期待できる。
以上、種々の実施形態及びその変形例について説明したが、上記の実施形態及びその変形例は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、上記実施形態の変更、追加及び改良を適宜行うことができることが理解されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基づいて解釈されるべきであり、さらにその均等物を含むものと理解されるべきである。
本開示に係る光半導体素子及びその製造方法は、選択的エピタキシャル成長法を用いて形成される光能動素子及び光受動素子並びにこれらの製造方法に好適に利用できるものである。
1〜3:光半導体素子、10,10p:半導体基板(SOI基板)、11:支持基板(支持層)、11:支持基板、12:埋め込み絶縁膜、13,13P:単結晶層(単結晶シリコン層)、20,20P:絶縁膜、20a:主開口部、20d:ダミー開口部、21:レジストパターン、22:主エピタキシャル膜、23:ダミーエピタキシャル膜、23X,23Y:多結晶粒、24:層間絶縁膜、24a,24b:コンタクトホール、26,27:コンタクトプラグ、28,29:配線層、30:光導波路構造、32:主エピタキシャル膜、33〜3310,3321〜3336:ダミーエピタキシャル膜、34〜34,35〜35,36〜36:コンタクトプラグ、37〜39:上部配線層、100P:絶縁膜、100a:開口部。

Claims (12)

  1. 光受動素子または光能動素子として機能する光半導体素子であって、
    単結晶層を最外層として含む半導体基板と、
    前記単結晶層上に形成された、互いに離間する主開口部及び少なくとも1つのダミー開口部を有する絶縁膜と、
    前記単結晶層上に前記主開口部内で選択的にエピタキシャル成長した主エピタキシャル膜と、
    前記単結晶層上に前記ダミー開口部内で選択的にエピタキシャル成長したダミーエピタキシャル膜と
    を備え、
    前記主エピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担う膜であり、
    前記ダミーエピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担わない膜であり、
    前記主エピタキシャル膜及び前記ダミーエピタキシャル膜の各々は、ゲルマニウム膜またはシリコンゲルマニウム膜を含み、
    前記主エピタキシャル膜と前記ダミーエピタキシャル膜との離間距離は4μm以上でかつ20μm未満の範囲内である、
    ことを特徴とする光半導体素子。
  2. 請求項1に記載の光半導体素子であって、前記ダミー開口部の形状は、1μm×1μm以上の面積を有する矩形状である、光半導体素子。
  3. 請求項1または2に記載の光半導体素子であって、前記単結晶層はシリコン層である、光半導体素子。
  4. 請求項に記載の光半導体素子であって、
    前記半導体基板は、支持層と、前記支持層上に形成された埋め込み絶縁膜と、前記埋め込み絶縁膜上に形成された単結晶シリコン層とを含むSOI基板であり、
    前記シリコン層は前記単結晶シリコン層からなる、光半導体素子。
  5. 請求項1からのうちのいずれか1項に記載の光半導体素子であって、前記ダミーエピタキシャル膜のデータ率は1%以上でかつ20%以下の範囲内である、光半導体素子。
  6. 請求項1からのうちのいずれか1項に記載の光半導体素子であって、前記主エピタキシャル膜は受光膜として機能する、光半導体素子。
  7. 光半導体素子の製造方法であって、
    単結晶層を最外層として含む半導体基板を用意する工程と、
    前記単結晶層上に絶縁膜を形成する工程と、
    リソグラフィ技術により前記絶縁膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンを用いたエッチングにより前記絶縁膜に主開口部及びダミー開口部を形成する工程と、
    選択エピタキシャル成長法により前記主開口部内及び前記ダミー開口部内で前記単結晶層上に主エピタキシャル膜及びダミーエピタキシャル膜をそれぞれ同時並行にエピタキシャル成長させる工程と
    を備え、
    前記主エピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担う膜であり、
    前記ダミーエピタキシャル膜は、前記光半導体素子の機能の一部を担わない膜であり、
    前記主エピタキシャル膜及び前記ダミーエピタキシャル膜の各々は、ゲルマニウム膜またはシリコンゲルマニウム膜を含み、
    前記主エピタキシャル膜と前記ダミーエピタキシャル膜との離間距離は4μm以上でかつ20μm未満の範囲内である、
    ことを特徴とする製造方法。
  8. 請求項に記載の製造方法であって、前記ダミー開口部の形状は、1μm×1μm以上の面積をもつ矩形状である、製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の製造方法であって、前記単結晶層はシリコン層である、製造方法。
  10. 請求項に記載の製造方法であって、
    前記半導体基板は、支持層と、前記支持層上に形成された埋め込み絶縁膜と、前記埋め込み絶縁膜上に形成された単結晶シリコン層とを含むSOI基板であり、
    前記シリコン層は前記単結晶シリコン層からなる、製造方法。
  11. 請求項から10のうちのいずれか1項に記載の製造方法であって、前記ダミーエピタキシャル膜のデータ率は1%以上でかつ20%以下の範囲内である、製造方法。
  12. 請求項から11のうちのいずれか1項に記載の製造方法であって、前記主エピタキシャル膜は受光膜として機能する、製造方法。
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