JP6969560B2 - 偏光解消素子 - Google Patents
偏光解消素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6969560B2 JP6969560B2 JP2018537374A JP2018537374A JP6969560B2 JP 6969560 B2 JP6969560 B2 JP 6969560B2 JP 2018537374 A JP2018537374 A JP 2018537374A JP 2018537374 A JP2018537374 A JP 2018537374A JP 6969560 B2 JP6969560 B2 JP 6969560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- depolarizing element
- crystal layer
- wavelength
- element according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
Description
Nz=(Rth/Re)+0.5
で表されるNz係数について、波長450nmのときのNz係数をN450、波長550nmのときのNz係数をN550としたとき、
N450<N550−0.1
が成り立つものとすることができる。
Δn450>Δn550>Δn650
の関係としてもよい。
ここで各波長の「複屈折率」は、ガラス基材上に液晶を配向させ、位相差測定後、液晶膜厚で割ることで求めた。
そして、この偏光解消素子を用いたときに、偏光板を具備して画像を出射する表示ユニットと、表示ユニットの画像出射側に配置される上記偏光解消素子と、を備え、上記2枚の偏光板の一方が、上記表示ユニットに備えられる偏光板である、表示装置を提供することもできる。
そしてその厚さは10μm以上1000μm以下の範囲で構成することができる。
本形態では凸条13は、四角形断面を有した四角柱状であり、複数の凸条13が、その柱状の軸線が平行になるように、基材11の一方の面に沿って並べられている。
製造過程としては、押出し成形、賦型、及びフォトリソグラフィー等を挙げることができる。押し出し成型で製造された場合においては、基材11、及び凹凸形成層12が一体的に形成され得る。また、賦型によって製造する場合には、基材11上に凹凸形成層12を賦型して形成することができ、この場合には基材層11と凹凸形成層12とが、同一の樹脂材料であっても、異なる材料であってもよい。
一方、液晶層15のうち、凹凸面側とは反対側の面は本形態では平滑面とされている。ただしこれに限定されることなく、他の凹凸面が形成されていてもよい。
Δn450>Δn550>Δn650
の関係とすることもできる。すなわち、可視光領域において短波長側から長波長側にかけて位相差が小さくなる波長分散性(正分散性)を有している液晶層を用いることもできる。ここで各波長の「複屈折率」は、ガラス基材上に液晶を配向させ、位相差測定後、液晶膜厚で割ることで求めた。
従来において、正分散性とは逆の特性を有する逆分散性(すなわち、可視光領域において短波長側から長波長側にかけて位相差が大きくなる波長分散性)の材料としては、フルオレンを用いたポリカーボネート共重合樹脂が知られているが、これを用いると部材が厚くなってしまう。
液晶材料についてみると逆分散性を有する重合性液晶化合物が挙げられる。しかしながら、このような重合性液晶化合物では薄膜化は可能になるが、正分散性材料よりコストが高く、広く製品を供給する観点からは問題がある。
これに対して、本形態では上記構成にすることにより、正分散性の液晶材料を使用し、コストを抑えつつも色味がつかず、より薄い偏光解消素子とすることができる。
本形態では凹凸形成層12により、液晶層15が2種類の異なる厚さ領域が交互に配置されるようになっている。すなわち、図2にd1で示した液晶厚さを有する領域と、d2で示した液晶厚さを有する領域である。d1で示した液晶厚さは液晶層15の凸部15aによる領域の厚さであり、d2で示した液晶厚さは液晶層15の凹部15bによる領域の厚さである。このような液晶層が後の説明のように作用するための液晶層15の厚さ(d1)は、1μm以上10μm以下の範囲とすることができる。1μm以上5μm以下の範囲でも効果を得ることが可能である。
液晶層15では、最も厚い部位(本形態ではd1の部位)、と最も薄い部位(本形態ではd2の部位)の厚さの差が5μm以下であることが好ましい。
また、1ピッチの間における凸部15aと凹部15bとの割合は特に限定されることなく、必要な偏光解消及び波長ごとの透過率特性に基づいて適宜設定することができる。ただし、後で実施例で説明するようにその割合によってさらに顕著な効果を奏するものになる。
また、可撓性を有する材料により構成することができるので、素子に可撓性を持たせ、偏光解消素子10を適用する対象の形状に対して柔軟に対応することが可能である。
位相が揃った(所定の偏光状態にある)光が偏光解消素子10に入射する。そしてこの光は液晶層15を透過する。
ここで、本形態の偏光解消素子10では、液晶層15において、凸部15aからなる厚さd1の領域と、凹部15bからなる厚さd2の領域と、の厚さが異なる2種類の領域を有している。
液晶層を透過する光に発生する位相差(Re:リタデーション)は、液晶材料に依存する複屈折光の屈折率差Δnと、液晶層の厚さdの積で決まる。すなわち、
Re=Δn・d
である。
Re1=Δn・d1
Re2=Δn・d2
である2種類の位相差を有する光となり、単一の位相差(偏光)状態を解消することができる。
図3からわかるように、凸部15aの領域における透過率の特性と、凹部15bの領域における透過率の特性と、を合成した透過率が偏光解消素子10の全体の透過率となる。従って、波長ごとの透過率が一定(例えば0.5付近)となるように各領域の透過率特性を調整すれば、全体として波長による透過率の偏りを抑制した透過率特性を有する素子とすることができる。
これにより偏光解消素子10では可視光域における波長による透過率の差を抑えることができ、色の変化を抑制しつつ光を透過することが可能となる。すなわち、偏光解消素子10を画像表示装置やサングラス等に用いた場合でも、オリジナルの画像の色に対する色の変化を抑えて観察者に提供することができる。従って、従来の偏光解消素子において透過光における色の変化が問題となることがあったが、このような課題を解決することが可能となる。
従来の技術では、素子内を斜めに進行した光が他の位相差領域にまたがって進んでしまうため、予定した位相差状態を得られなかったり、色の変化が生じたりしてしまうことがあった。従ってこのような設計どおりの位相差状態及び色変化を精度よく実現する課題に対しても本形態の偏光解消素子により、当該課題を解決することができる。
Nz=(Rth/Re)+0.5
で表されるが、本形態の偏光解消素子では、波長450nmのときのNz係数であるN450と、波長550nmのときのNz係数であるN550との間で、
N450<N550−0.1
とすることも可能である。これは用いた液晶の材料特性とは反対にすることができることを意味する(後述の実施例参照)。
このように偏光解消素子では、凹凸と当該凹凸を形成する液晶材料との組み合わせにより材料特性の範囲を超えて位相差を制御することも可能であり、設計自由度の高い偏光解消素子となる。
このように形成された基材11及び凹凸形成層12のうち凹凸形成層12が配置された側に液晶層15となる液晶材料を塗布することにより液晶層15とし、偏光解消素子10を得る。
また、後述する形態のように、配向膜を用いる場合にはその偏光露光で決めた任意の方向を光軸とすることができ、この場合にも光軸制御を精度よく容易に行うことができる。
そのため、偏光解消素子10の液晶層15における厚さが異なる各領域で光軸が揃っていることが好ましい。具体的には各領域間で遅相軸の向きが±1°の範囲で揃っていることが好ましい。
すなわち、凹凸形成層22が、第一凸部22a、第一凸部22aとは高さ(厚さ)が異なる第二凸部22b、及び凹部22cを備えている。従って、第一凸部22aと第二凸部22bとの間に凹部22cが形成されている。そして、これに対応して、液晶層25が凸部25a、第一凹部25b、第二凹部25cを備えるものである。基本的な構成は偏光解消素子10と同様である。
これによれば、図4にも表したように、液晶層25において、凸部25aの領域で最も厚くなり(厚さd21)、次に第一凹部25bの領域が厚く(厚さd22)、及び第二凹部25cの領域で最も薄く(厚さd23)なる。
このような偏光解消素子30によれば、さらに素子を薄くすることができる。
偏光解消素子30は、基材11のうち凹凸形成層12、及び液晶層15が積層される側の面に剥離をしやすくする処理(例えば離型剤の塗布)を施しておき、基材11に凹凸形成層12を賦形し、液晶層15を塗布して形成した後に、基材11を剥離することにより作製することができる。
このような偏光解消素子30によれば、偏光解消素子10に比べて素子を薄くすることができる。
または、液晶層15に用いる液晶材料を、基材層11及び凹凸形成層12から剥離しやすい材料とすることにより、基材11及び凹凸形成層12を液晶層15から剥離して偏光解消素子40を作製することもできる。
このような製造方法によれば、厚さの異なる部位である凸部15aと凹部15bがあっても、円滑に液晶層15を剥離することが可能となり、途中で切れたり、しわが発生したりすることを防止し、いわゆる不良品を減らし、製造における歩留まり向上及び生産性の向上が図られる。従って、偏光解消素子40のような形態を歩留まりよく高い生産性で作製する課題に対してはこのような手段により解決することができる。
これにより液晶層15内の液晶分子の配向状態を所望の姿勢にすることができる。そして、この配向膜により任意の方向に光軸を設定することが可能であるため、光軸制御を精度よく容易に行うことができる。例えば、液晶層として重合性棒状液晶を用いた場合において、配向膜を用いて該重合性棒状液晶の遅相軸の方向が、液晶層の凸部が延びる方向と異なるように設定することもできる。
配向膜51の具体的態様は必要に応じて公知の形態のものを適用することができる。また、配向膜はその種類によって必ずしも液晶層に積層した形で残っている必要はなく、製造段階において配向膜を使用した場合であっても、最終的に配向膜を残さないようにすることもできる。
また、配向膜51を用いることにより剥離性を高めることができるので特に追加の処理を必要とすることなく剥離を円滑におこなうことができる。さらには、配向膜51に用いる材料に架橋剤や密着助剤などの添加剤を用いてさらに剥離させやすくすることも可能である。
通常の液晶表示装置では、該液晶表示装置から出射される光は液晶パネルの性質上、所定の偏光状態となっているので、偏光サングラスをかけて通常の液晶表示装置による画面を見た場合、画像がほとんど見えないことがある。これに対して液晶表示ユニット2の出射側に偏光解消素子10を配置して液晶表示装置1を形成すれば、観察者は偏光状態が解消された映像光を見ることができるので、例えば偏光サングラスをかけた状態でも映像を見ることができる。
液晶表示ユニット2には、公知の通り、液晶からなる層と、該液晶からなる層の表裏(光源側と観察者側)のそれぞれに偏光板と、が配置されている。これら偏光板のうち観察者側に配置されている偏光板を準備し(偏光板a)、さらにこの偏光板aの透過軸に直交する透過軸を有する他の偏光板を準備し(偏光板b)、偏光板aと偏光板bとの間に偏光解消素子10を配置する。このとき、偏光解消素子10の光軸が偏光板aの吸収軸に対して正面からみて45度となるように設置する。
このような偏光板a、偏光解消素子10、及び偏光板bの積層体に対して偏光板a側から光を照射し、出光側にて分光光度計で測定したとき、可視光領域である波長380nm以上780nm以下の範囲において、いずれの波長でも透過率が0.2以上0.8以下であることが好ましい。より好ましくはいずれの波長でも透過率が0.3以上0.7以下、最も好ましくは0.4以上0.6以下である。
このような偏光板a、偏光解消素子10、及び偏光板bの積層体に対して偏光板a側から光を照射し、出光側にて分光光度計で測定したとき、可視光領域である波長380nm以上780nm以下の範囲において、いずれの波長でも透過率が0.2以上0.8以下であることが好ましい。より好ましくはいずれの波長でも透過率が0.3以上0.7以下、最も好ましくは0.4以上0.6以下である。
これに対して本形態の偏光解消素子によれば、凹凸のピッチ、凹凸が延びる方向、延びる方向における形状(直線状、波型等)、凹凸の大きさ等、変更することができる要素が多いため、上記した効果を有しつつ、モアレが発生しない形態とすることが可能となる。例えば、外形(縁の形状)が四角形である偏光解消素子において、凹凸が伸びる方向を当該縁の辺に対して平行となる及び直交する角度以外の角度(0度より大きく90度より小さい角度)を有して形成しておけば、画素の規則的な配列方向に対して0度より大きく90度より小さい角度で傾けることができ、モアレの発生を抑制できるとともに、製造時において偏光解消素子を貼り付ける際にも効率よく行うことができる。
ここでは、実施例1として偏光解消素子を作製し、比較例1として凹凸を具備しない液晶層による積層体を作製して、両者を対比した。
凹凸形成層12の凹凸のピッチ(図2のp参照)は40μmとし、厚さは、配向膜も含めて、図2のd1に相当する厚さが2μm程度、d2に相当する厚さが1μm程度となるように形成した。具体的には次のように作製した。
・共重合樹脂溶液(固形分50%)を16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー・ジャパン株式会社SR399)を24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社エピコート180S70)を4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オンを4質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテルを52質量部
Nz=(Rth/Re)+0.5
を算出した結果を図12に表した。図12では横軸に波長(nm)、縦軸にNz係数を表している。
図12からわかるように、波長450nmのときのNz係数であるN450と、波長550nmのときのNz係数であるN550との差を見ると、比較例1ではその差が0.05であるのに対して、実施例では、0.33である。従って、実施例1にかかる偏光解消素子では、波長450nmのときのNz係数であるN450と、波長550nmのときのNz係数であるN550との間で、
N450<N550−0.1
を満たす。
実施例2〜実施例8では凹凸の厚さ、凸部と凹部との割合、断面形状を変化させてその性能を確認した。また、比較例2として比較例1と同様に凹凸のない例で対比をおこなった。各例に用いた材料は実施例1の通りである。各例における液晶層の形態を図13〜図16、及び表1に示した。
3点:色の差が気にならない。
2点:色の差が若干あるが問題ない。
1点:色の差があるが、実使用上問題ない。
0点:色の差がひどく気になり、問題あり。
そして、平均点が2.5点以上を「特に良好」、平均点が1.7点以上2.5点未満を「良好」、平均点が1.0点以上1.7点未満を「可」、及び1.0未満を「不可」とした。
なお、本例ではより効果がわかり易い直交ニコルによる測定を行ったが、平行ニコルによる測定でも同様の効果を奏するものとなる。
図15にAで示したようにテーパを形成したことにより、この部位における急激な透過率変化が緩和され、波長ごとによる透過率の変動を小さくすることができた。
また、実施例6、及び実施例8のように、液晶層の凸部及び凹部が正方形又は長方形断面でなくても効果を奏するものとなる。
評価項目及び評価方法は上記実施例2〜実施例8と同じである。表2に形状及び評価結果を示す。
C−0.4<A+B<C+0.4
であることが色味再現性及び透過率特性の観点から好ましく、より好ましくは、
C−0.25<A+B<C+0.25
である。
11 基材
12 凹凸形成層
13 凸条
15 液晶層
15a 凸部
15b 凹部
Claims (18)
- 入射した光に対して複数の位相差を与えて出射する偏光解消素子であって、
厚さが異なる複数の領域が配列された液晶からなる液晶層を有し、
前記液晶層は、少なくとも一方の面に所定の断面を有して一方向に延びる凸部による複数の前記領域と、隣り合う前記凸部の間に形成される凹部による前記領域と、を有し、
前記液晶層の複数の前記領域のうち最も厚い領域の幅の比率をA、最も薄い領域の幅の比率をC、及び、その他の領域の幅の比率をBとし、前記Cの比率を1.00で表したとき、
A≦B<C、且つ
C−0.4<A+B<C+0.4
である、偏光解消素子。 - 前記液晶層は、前記凸部と前記凹部と、が不規則的に配列される請求項1に記載の偏光解消素子。
- 前記凹部には透明樹脂からなる凹凸形成層が設けられている請求項1又は2に記載の偏光解消素子。
- 透明な基材の一方の面に前記液晶層及び前記凹凸形成層が積層されている請求項3に記載の偏光解消素子。
- 前記偏光解消素子の四角形の外形の縁に対して前記凸部が延びる方向が0度より大きく90度より小さい範囲で傾いている請求項1乃至4のいずれかに記載の偏光解消素子。
- 前記液晶層が重合性棒状液晶材料、又は円盤状液晶材料からなり、
前記凸部が延びる方向と、前記重合性棒状液晶材料又は前記円盤状液晶材料の遅相軸の方向とが、異なる請求項1乃至5のいずれかに記載の偏光解消素子。 - 前記液晶層が重合性棒状液晶材料、又は円盤状液晶材料からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の偏光解消素子。
- 前記液晶層は最も厚い部位と最も薄い部位との厚さの差が5μm以下である請求項1乃至7のいずれかに記載の偏光解消素子。
- 正面位相差をRe、厚み位相差をRthとしたとき、
Nz=(Rth/Re)+0.5
で表されるNz係数について、波長450nmのときのNz係数をN450、波長550nmのときのNz係数をN550としたとき、
N450<N550−0.1
が成り立つ、請求項1乃至8のいずれかに記載の偏光解消素子。 - 前記液晶層の液晶について、波長450nmにおける複屈折率をΔn450、波長550nmにおける複屈折率をΔn550、波長650nmにおける複屈折率をΔn650としたとき、
Δn450>Δn550>Δn650
の関係である、請求項1乃至9のいずれかに記載の偏光解消素子。 - 波長380nm以上780nm以下の波長範囲において、いずれの波長でも透過率が0.2以上0.8以下である請求項1乃至10のいずれかに記載の偏光解消素子。
- 吸収軸が直交又は平行に配置された2枚の偏光板の間に、前記吸収軸に対して平面視で45°で光軸が傾くように前記偏光解消素子を配置したときに、波長380nm以上780nm以下の波長範囲において、いずれの波長でも透過率が0.2以上0.8以下である請求項11に記載の偏光解消素子。
- 厚さが20μm以下である請求項1乃至12のいずれかに記載の偏光解消素子。
- ヘイズ値が5%以下である請求項1乃至13のいずれかに記載の偏光解消素子。
- 画像を出射する表示ユニットと、
前記表示ユニットの画像出射側に配置される請求項1乃至14のいずれかに記載の偏光解消素子と、を備える表示装置。 - 偏光板を具備して画像を出射する表示ユニットと、
前記表示ユニットの画像出射側に配置される請求項12に記載の偏光解消素子と、を備え、
請求項12に記載の前記2枚の偏光板の一方が、前記表示ユニットに備えられる前記偏光板である、表示装置。 - 前記偏光解消素子の前記凸部が延びる方向は、前記表示ユニットの画素が配列される方向に対して0度より大きく90度より小さい範囲で傾いている、請求項15又は16に記載の表示装置。
- モアレが発生しない請求項15乃至17に記載の表示装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016167835 | 2016-08-30 | ||
JP2016167835 | 2016-08-30 | ||
PCT/JP2017/031280 WO2018043618A1 (ja) | 2016-08-30 | 2017-08-30 | 偏光解消素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2018043618A1 JPWO2018043618A1 (ja) | 2019-06-24 |
JP6969560B2 true JP6969560B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=61300972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018537374A Active JP6969560B2 (ja) | 2016-08-30 | 2017-08-30 | 偏光解消素子 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6969560B2 (ja) |
TW (1) | TWI746623B (ja) |
WO (1) | WO2018043618A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6972543B2 (ja) * | 2016-12-05 | 2021-11-24 | 大日本印刷株式会社 | 偏光解消素子 |
CN116400529A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-07-07 | 四川大学 | 一种基于随机位相差的液晶退偏器及确定其偏振度的方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3144011B2 (ja) * | 1992-01-06 | 2001-03-07 | 日本電気株式会社 | 液晶位相格子 |
JP5184944B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-04-17 | 日東電工株式会社 | 偏光解消フィルム、その製造方法、光学フィルムおよび液晶表示装置 |
WO2011007669A1 (ja) * | 2009-07-17 | 2011-01-20 | チッソ株式会社 | 光反応性基を有する液晶性ポリイミドよりなる位相差膜を有する液晶表示装置 |
JP2011257479A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光解消フィルムおよびこれを用いた偏光板 |
JP2012173452A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Tokyo Univ Of Agriculture & Technology | 偏光解消素子 |
JP2012194221A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | 偏光解消素子および投射型表示装置 |
KR20150145139A (ko) * | 2014-06-18 | 2015-12-29 | 제일모직주식회사 | 편광 해소 필름 및 이의 제조방법 |
JP6409383B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2018-10-24 | Agc株式会社 | 画像光投影用スクリーンおよび表示システム |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2018537374A patent/JP6969560B2/ja active Active
- 2017-08-30 WO PCT/JP2017/031280 patent/WO2018043618A1/ja active Application Filing
- 2017-08-30 TW TW106129486A patent/TWI746623B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI746623B (zh) | 2021-11-21 |
TW201812410A (zh) | 2018-04-01 |
JPWO2018043618A1 (ja) | 2019-06-24 |
WO2018043618A1 (ja) | 2018-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9091815B2 (en) | Retardation element and display | |
KR101927681B1 (ko) | 광확산 소자 및 광확산 소자를 가진 편광판 | |
CN109752784B (zh) | 光学膜、偏光板以及液晶显示设备 | |
CN104204924A (zh) | 液晶显示设备 | |
KR102018363B1 (ko) | 편광판 및 이를 포함하는 광학표시장치 | |
TWI777073B (zh) | 偏光板和包括偏光板的光學顯示器 | |
JP5536506B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
TWI703382B (zh) | 光學膜、偏光板以及液晶顯示設備 | |
JP6969560B2 (ja) | 偏光解消素子 | |
KR20160083585A (ko) | 편광판 및 이를 포함하는 액정표시장치 | |
US20120300159A1 (en) | Optical Film For Reducing Color Shift And Liquid Crystal Display Having The Same | |
TWI667502B (zh) | 偏光片和包括其的光學顯示器 | |
TWI719878B (zh) | 偏光板及包括其的光學顯示裝置 | |
WO2015076409A1 (ja) | 光学部材および表示装置 | |
WO2013018750A1 (ja) | 表示装置 | |
JP5768447B2 (ja) | 立体液晶表示装置 | |
JP6972543B2 (ja) | 偏光解消素子 | |
KR102514151B1 (ko) | 편광판 및 이를 포함하는 광학표시장치 | |
CN110873917B (zh) | 偏光板和包括其的液晶显示器 | |
TWM510466U (zh) | 具有光分配結構之偏振模組以及其液晶顯示器 | |
JP6611002B2 (ja) | 面光源装置及び画像表示装置 | |
TWI810353B (zh) | 偏光板及包括其的液晶顯示器 | |
US11982826B2 (en) | Polarizing plate and liquid crystal display comprising the same | |
US20220342133A1 (en) | Birefringence film, manufacturing method for birefringence film, and display device | |
JP2009204894A (ja) | ワイヤグリッド偏光素子及びその製造方法、液晶ディスプレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6969560 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |