JP6969293B2 - センシング装置、制御方法、プログラム - Google Patents

センシング装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、センシング装置、制御方法、プログラムに関する。
インターネットなどの通信ネットワークに接続しセンシング装置が測定対象をセンシングして得た情報を通信ネットワークに接続されたサーバ装置に送信する技術が今後も多く利用される。センシング技術の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術ではアナログ信号処理とデジタル信号処理とを共に用いている。
特開2007−93408号公報
上述のようなセンシング技術においてはセンシング対象の物理量の検出精度の向上が求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決するセンシング装置、制御方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、センシング装置は、デジタルセンサと接続された第一演算部と、アナログセンサと接続された第二演算部と、前記第一演算部と、前記第二演算部の何れを動作させるかを判定する動作判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、制御方法は、第一演算部がデジタルセンサと接続し、第二演算部がアナログセンサと接続し、動作判定部が、前記第一演算部と、前記第二演算部の何れを動作させるかを判定することを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、デジタルセンサと接続された第一演算部と、アナログセンサと接続された第二演算部と、を備えたセンシング装置のコンピュータを、前記第一演算部と、前記第二演算部の何れを動作させるかを判定する動作判定手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、センシング対象の物理量の検出精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるセンシング装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるメインボードとサブボードの機能ブロック図である。 第一の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。 第二の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。 第三の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。 第四の実施形態による異常判定処理のフローを示す図である。 第五の実施形態による異常判定処理のフローを示す図である。 本発明の一実施形態によるセンシング装置の最小構成図である。
以下、本発明の一実施形態によるセンシング装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態によるセンシング装置の構成を示すブロック図である。
この図で示すようにセンシング装置1は、メインボード10、サブボード20、センサボード30を備える。メインボード10にはCPU11、メモリ12が備わる。サブボード20にもCPU21、メモリ22が備わる。センサボード30には信号処理部31が備わる。信号処理部31にはAFE(Analog front End)32と、A/D変換部33が備わる。
メインボード10は無線通信装置50と接続され、当該無線通信装置50を介してセンシング情報を上位サーバへ送信する処理を行う。メインボード10はデジタルセンサ2とも接続される。デジタルセンサ2のセンシング情報はCPU11が取得する。
サブボード20はセンサボード30を介して接続されたアナログセンサ3と接続される。アナログセンサ3のセンシング情報はCPU21が取得する。
センサボード30はアナログセンサ3のセンシング情報をAFE32で受信する。AFE32はアナログ信号のセンシング情報を増幅、フィルタリング等を行い、A/D変換部33でそのアナログ信号をデジタル情報に変換してサブボード20のCPU21へ出力する。サブボード20のCPU21はアナログセンサ3のセンシング情報をデジタル情報により取得する。
メインボード10のCPU11とサブボード20のCPU21はバスを介して相互に通信接続する。
図2はメインボードとサブボードの機能ブロック図である。
メインボード10のCPU11は予めメモリ12等で記憶するプログラムを実行する。当該プログラムの実行によりCPU11には制御部101、センシング情報取得部102、動作判定部103、通信処理部104の各機能が備わる。
サブボード20のCPU21は予めメモリ22等で記憶するプログラムを実行する。当該プログラムの実行によりCPU21には制御部201、センシング情報取得部202、センシング情報転送部203の各機能が備わる。
なおデジタルセンサ2から得られるセンシング情報を用いて処理を行うメインボード10の回路全体の消費電力は、アナログセンサ3から得られるセンシング情報を用いて処理を行うセンサボード30とサブボード20の回路全体の消費電力と比較して消費電力が低い。
デジタルセンサ2は、例としては温度センサ、加速度センサ等の半導体プロセスを使った小型センサである。デジタルセンサ2はアナログセンサ3と比べ計測可能な感度が違い、アナログセンサ3よりもセンシング情報の測定精度は低いものの動作する上での消費電力が低い。デジタルセンサ2は、内部でセンシング情報の値をデジタル化する機能を有しており、接続されるCPU11側の処理負荷を低くすることができる。このためCPU11は消費電力の低い安価なCPUにより構成することが可能となる。なお、デジタルセンサ2は加速度を検出する場合には、一例としてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサが用いられる。またデジタルセンサ2は温度を検出する場合には、一例として温度センサICが用いられる。
アナログセンサ3は、デジタルセンサ2と比べてセンシング情報の測定精度が高いものの、比較的処理能力の高いCPUが必要となる場合が多い。アナログセンサ3は加速度を検出する場合には一例として圧電型加速度センサが用いられる。アナログセンサ3は温度を検出する場合には一例として熱電対、測温抵抗体などが用いられる。
本実施形態のセンシング装置1は、少なくともデジタルセンサ2と接続されたCPU11(第一演算部)と、アナログセンサ3と接続されたCPU21(第二演算部)と、CPU11と、CPU21の何れを動作させるかを判定する動作判定部103を備える。これによりセンシング装置1は、センシング対象の物理量の検出精度を向上させる。
<第一の実施形態>
図3は第一の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。
次に第一の実施形態の処理フローについて順を追って説明する。
本実施形態においてセンシング装置1は、起動した直後にメインボード10のCPU11がメインボード10の各構成の電源をONして(ステップS301)、メインボード10のCPU11がメインに動作する。初期状態においてサブボード20はスタンバイモードまたは電源OFFとなっている。なおセンシング装置1はデジタルセンサ2の電源をONに制御し(ステップS302)、またアナログセンサ3の電源をOFFに制御する。この状態でメインボード10のCPU11内のセンシング情報取得部102はデジタルセンサ2から第一センシング情報(第一計測値)を取得する。動作判定部103は第一センシング情報を取得する(ステップS303)。動作判定部103は第一センシング情報をメモリ12に記録する(ステップS304)。動作判定部103は第一センシング情報をメモリ12に記録する代わりに上位サーバへ送信する処理を行ってもよい。動作判定部103は記録した第一センシング情報の値が正常な範囲の上下の閾値を超えた異常値であるかを判定する(ステップS305)。動作判定部103は第一センシング情報の値が正常値の範囲である場合には、ステップS303、ステップS304の処理を繰り返す。
動作判定部103は第一センシング情報の値が異常値である場合には、アナログセンサ3の取得する第二センシング情報(第二計測値)を取得すると判定する。この場合、動作判定部103はウェイクアップ信号をサブボード20へ出力する(ステップS306)。サブボード20はウェイクアップ信号を受信する(ステップS307)。するとCPU21が起動し、CPU21がサブボード20の各機能の電源をONし起動する(ステップS308)。CPU21はセンサボード30の電源をONし起動させる(ステップS309)。これによりセンサボード30が電源ONし起動する。またCPU21はセンサボード30を介してアナログセンサ3の電源をONし起動する(ステップS310)。これによりアナログセンサ3は第二センシング情報をセンサボード30へ出力する。センサボード30の信号処理部31は第二センシング情報をサブボード20のCPU21へ出力する。
CPU21においてセンシング情報取得部202が第二センシング情報を取得する(ステップS311)。センシング情報取得部202は第二センシング情報をメモリ22に記録する(ステップS312)。センシング情報取得部202は第二センシング情報をセンシング情報転送部203へ出力する。センシング情報転送部203は第二センシング情報を、バスを介して接続されたメインボード10へ出力する(ステップS313)。
メインボード10のCPU11においては、センシング情報取得部102がサブボード20から第二センシング情報を取得する(ステップS314)。動作判定部103は第二センシング情報を取得する。動作判定部103は第二センシング情報の値に基づいてその値が正常な範囲の上下の閾値を超えた異常値であるかを判定する(ステップS315)。動作判定部103は第二センシング情報の値が正常値の範囲である場合には無線通信装置50を用いて第二センシング情報をメモリに記録する(ステップS316)。また動作判定部103は第二センシング情報が正常であった場合には、再びサブボード20、センサボード30、アナログセンサ3が電源OFFとなるようにスリープ要求信号をサブボード20へ出力する(ステップS317)。サブボード20においてCPU21の制御部201はアナログセンサ3、センサボード30、サブボード20を電源OFF等のスリープ状態に移行させる制御を行う。
動作判定部103は第二センシング情報の値が異常値である場合には、デジタルセンサ2から取得した第一センシング情報と、アナログセンサ3から取得した第二センシング情報の両方が異常値であることとなるため、上位サーバに第一センシング情報と第二センシング情報の少なくとも一方を送信すると判定する。この場合、動作判定部103は第一センシング情報と第二センシング情報の少なくとも一方を通信処理部104へ出力し上位サーバへの送信を指示する。通信処理部104は無線通信装置50を用いて第一センシング情報と第二センシング情報の少なくとも一方を上位サーバへ送信する(ステップS318)。上位サーバは、異常値を示す第一センシング情報と第二センシングの少なくとも一方を用いて、センシング情報が異常値である場合の処理を行う。動作判定部103は処理を終了するかを判定する(ステップS319)。処理を終了しない場合、センシング装置1はステップS303の処理から繰り返す。
上述の処理は、動作判定部103が、第一センシング情報を用いて所定の処理(メモリへの記録)を行うと判定し、所定のタイミングでCPU21(第二演算部)を起動し、第一センシング情報と共に、または第一センシング情報に代えて、CPU21がアナログセンサ3から取得した第二センシング情報を用いて所定の処理を行うと判定する処理の一態様である。
上記センシング装置1の処理によれば、デジタルセンサ2から取得した第一センシング情報の値に異常がある場合には、第二センシング情報の値を用いて所定の処理を行うこととなる為、センシング対象の物理量の検出精度を向上させることができる。
また第一センシング情報の値が正常値の範囲である場合には、サブボード20、センサボード30、アナログセンサ3をスリープ状態に移行しておくことができるため、消費電力を抑えつつ、センシング対象の物理量の検出精度を向上させることができる。
なお上述のセンシング装置1においては、無線通信装置50がメインボード10のみに接続されているが、サブボード20に接続されていてもよい。この場合、CPU21にCPU11と同等の各機能部が備わり、CPU21が無線通信装置50を介して第二センシング情報を上位サーバへ送信するようにしてもよい。この場合、CPU21において動作判定部103と同等の機能部が、第二センシング情報の値が異常値であるかを判定するようにしてもよい。
またCPU11やCPU21が、上位サーバの代わりに異常値を示す第一センシング情報と第二センシングの少なくとも一方を用いて、センシング情報が異常値である場合の処理を行うようにしてもよい。センシング情報が異常値である場合の処理とは、例えば警告情報をモニタリング装置等に出力する等の処理であってよい。
また上述のセンシング装置1においてメインボード10のCPU11は複数のデジタルセンサ2と接続されてもよい。この場合、CPU11は各デジタルセンサ2の値が異常であるかを判定するようにしてもよい。
また上述のセンシング装置1においてアナログセンサ3、センサボード30、サブボード20のセットを複数セット備え、各セットがメインボード10とバスにより接続されていてもよい。この場合CPU11の動作判定部103は、第一センシング情報の値が異常である場合、全てのセットに含まれるアナログセンサ3、センサボード30、サブボード20を起動させてもよいし、複数のセットのうちの何れか1つまたは複数のセットのアナログセンサ3、センサボード30、サブボード20を起動させてもよい。
<第二の実施形態>
センシング装置1は、通常はデジタルセンサ2から取得した第一センシング情報を用いて所定の処理を行い、第一センシング情報の値が異常値である場合にアナログセンサ3から取得した第二センシング情報を用いて所定の処理を行っている。しかしながらセンシング装置1は、デジタルセンサ2から取得した第一センシング情報を用いた所定の処理を一日に一回行い、アナログセンサ3から取得した第二センシング情報を用いた当該所定の処理を一月に一回行うようにしてもよい。
この処理は、動作判定部103が、CPU11デジタルセンサ2から第一センシング情報を取得する間隔よりも長い間隔で、CPU21を起動し当該CPU21がアナログセンサの計測する第二センシング情報を取得するよう制御する場合の一態様である。
図4は第二の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。
第二の実施形態によるセンシング装置1において、ステップS401〜ステップS404までの処理は第一の実施形態のステップS301〜ステップS304処理と同様である。そして動作判定部103は第二センシング情報を取得するタイミングであるかを判定する(ステップS405)。例えば、動作判定部103は計時カウンタから取得した値に基づいて一ヶ月が経過したと判定した場合には第二センシング情報を取得するタイミングであると判定する。第二センシング情報を取得するタイミングである場合、動作判定部103はウェイクアップ信号を出力する(ステップS406)。すると、第一の実施形態におけるステップS307〜ステップS313の処理と同様の処理ステップS407〜ステップS413をサブボード20のCPU21が行う。
そして、メインボード10のCPU11においては、センシング情報取得部102がサブボード20から第二センシング情報を取得する(ステップS414)。動作判定部103は第二センシング情報を取得する。動作判定部103は第二センシング情報をメモリに記録する(ステップS415)。また動作判定部103は、再びサブボード20、センサボード30、アナログセンサ3が電源OFFとなるようにスリープ要求信号をサブボード20へ出力する(ステップS416)。サブボード20においてCPU21の制御部201はアナログセンサ3、センサボード30、サブボード20を電源OFF等のスリープ状態に移行させる制御を行う。
動作判定部103は一日に一回のデジタルセンサ2からのセンシング情報の取得を行うかを判定する(ステップS417)。Yesの場合にはステップS403からの処理を繰り返す。動作判定部103は処理を終了するかを判定する(ステップS418)。処理を終了しない場合、センシング装置1はステップS403の処理から繰り返す。
上述の第二の実施形態によるセンシング装置1の処理によれば、第一の所定の間隔でデジタルセンサ2から取得した第一センシング情報の取得以外に、第一の所定の期間よりも長い間隔で第一センシング情報と同じ対象のセンシング情報である第二センシング情報を取得する。これにより、消費電力を抑えつつ、センシング対象の物理量の検出精度を向上させることができる。
<第三の実施形態>
図5は第三の実施形態によるセンシング装置の処理フローを示す図である。
センシング装置1において、動作判定部103は、CPU11がデジタルセンサ2から取得した第一センシング情報の値と、CPU21を起動した後に当該CPU21から取得した第二センシング情報の値とを用いて、それら第一センシング情報の値と第二センシング情報の値の何れが異常かを判定するようにしてもよい。この場合、動作判定部103は、 第一センシング情報の値と第二センシング情報の値との誤差に基づいて第一センシング情報または第二センシング情報の異常を判定する。
第三の実施形態によるセンシング装置1は第二の実施形態において以下の異常判定処理(ステップS501)を行う。
まずステップS405においては第一センシング情報を記録した場合には必ず第二センシング情報取得タイミングであると判定する。そして、第二の実施形態のステップS415において第二センシング情報を取得すると、動作判定部103は、ステップS404で記録した第一センシング情報の値と、ステップS415において取得した第二センシング情報の値との誤差を算出する。動作判定部103はその誤差が閾値以上である場合には、第一センシング情報と第二センシング情報の何れかが異常であると判定する。制御部101は、第一センシング情報と第二センシング情報の何れかが異常であると判定された場合には故障を示すアラームをモニタリング装置に対して出力するようにしてもよい。その後、第二の実施形態によるステップS416からの処理が行われてよい。
上述の処理によれば、デジタルセンサ2とアナログセンサ3のいずれかの故障をセンシング装置1の動作中に検知することができる。
<第四の実施形態>
センシング装置1においては所定の基準値とセンシング情報が示す値とを比較してもよい。
例えば、デジタルセンサ2から過去に取得した正常時の第一センシング情報の値や、アナログセンサ3から過去に取得した正常時の第二センシング情報の値を基準値として記録しておき、その基準値と、新たに取得した第一センシング情報や第二センシング情報の、対応する基準値との誤差に基づいて、第一センシング情報や第二センシング情報の異常を判定してもよい。
第四の実施形態によるセンシング装置1は、図5で示す第三の実施形態におけるステップS501の異常判定処理に代えて、以下の異常判定処理を行う。
図6は第四の実施形態による異常判定処理のフローを示す図である。
まず動作判定部103は第一センシング情報と第二センシング情報の取得が初回かを判定する(ステップS5011)。動作判定部103は第一センシング情報と第二センシング情報の取得が初回である場合、ステップS404で記録した第一センシング情報を第一基準値として記録し、ステップS415で記録した第二センシング情報を第二基準値として記録する(ステップS5012)。
動作判定部103は第一センシング情報と第二センシング情報の取得が2回目以降である場合、アナログセンサ3から取得した第二センシング情報の値を基準としたデジタルセンサ2から取得した第一センシング情報の値の誤差を算出する(ステップS5013)。動作判定部103はこの誤差をメモリ12に記録する(ステップS5014)。
動作判定部103は第二センシング情報の値を基準とした第一センシング情報の値の誤差が所定の基準誤差範囲内であるかを判定する(ステップS5015)。誤差が所定の基準誤差範囲内である場合には、動作判定部103第一センシング情報を所定の処理に利用すると判定する(ステップS5016)。このような処理によりより精度の高い可能性のあるアナログセンサ3から取得したセンシング情報を基準として、デジタルセンサ2から取得したセンシング情報が信頼できる精度を情報であるかを判定することができる。
動作判定部103は誤差が所定の基準誤差範囲内でない場合には、第一センシング情報と第二センシング情報の何れかが異常である。したがって動作判定部103は、第一センシング情報と第一基準値とを比較して所定の閾値以上の誤差があるかを判定する(ステップS5017)。動作判定部103は、第一センシング情報と第一基準値とを比較して所定の閾値以上の誤差がある場合にはデジタルセンサ2の異常と判定する(ステップS5018)。
また動作判定部103は誤差が所定の基準誤差範囲内でない場合には、動作判定部103は、第二センシング情報と第二基準値とを比較して所定の閾値以上の誤差があるかを判定する(ステップS5019)。動作判定部103は、第二センシング情報と第二基準値とを比較して所定の閾値以上の誤差がある場合にはアナログセンサ3の異常と判定する(ステップS5020)。
これによりデジタルセンサ2とアナログセンサ3の何れかのセンサの異常を特定することができる。
<第五の実施形態>
センシング装置1においては所定の基準値とその基準値に対応するセンシング情報の示す値とを比較してもよい。
例えば、デジタルセンサ2から取得した第一センシング情報の値や、アナログセンサ3から取得した第二センシング情報の値を基準値として記録しておき、その基準値と、新たに取得した第一センシング情報や第二センシング情報の、対応する基準値との誤差に基づいて、第一センシング情報や第二センシング情報の異常を判定してもよい。
第四の実施形態によるセンシング装置1は、図5で示すステップS501の異常判定処理において以下の様な処理を行う。
図7は第五の実施形態による異常判定処理のフローを示す図である。
まず動作判定部103は前回の異常判定から所定時間経過したかを判定する(ステップS5071)。所定時間経過した場合、動作判定部103はデジタルセンサ2から取得した第一センシング情報が示すデジタルセンシング領域の各値と、アナログセンサ3から取得した第二センシング情報が示すアナログセンシング領域の各値とを比較する。なおデジタルセンシング領域とは例えばセンシング情報が振動であれば振動の周波数領域、センシング情報が音であれば音の周波数領域等である。通常はデジタルセンシング領域よりもアナログセンシング領域は広範囲である。動作判定部103はデジタルセンシング領域に重ならないアナログセンシング領域においてアナログセンシング情報が有意な検出値を示すかを判定する(ステップS5072)。有意な検出値は所定の閾値以上の検出値であるかどうかにより判定すればよい。動作判定部103は、デジタルセンシング領域に重ならないアナログセンシング領域においてアナログセンシング情報が有意な検出値を示していない場合、サブボード20、センサボード30、アナログセンサ3が電源OFFとなるようにスリープ要求信号をサブボード20へ出力する(ステップS5073)。そして動作判定部103はデジタルセンサ2からの第一センシング情報の取得と記録を継続する(ステップS5074)。
動作判定部103は、デジタルセンシング領域に重ならないアナログセンシング領域においてアナログセンシング情報が有意な検出値を示している場合、デジタルセンサ2の電源をOFFに制御する(ステップS5075)。そして動作判定部103はアナログセンサ3からの第二センシング情報の取得と記録を継続する(ステップS5076)。
上述の第五の実施形態による異常判定処理によれば、これから取得するセンシング情報を、デジタルセンサ2とアナログセンサ3のどちらから取得すべきかをセンシング領域における検出領域で判断する。これにより、消費電力を削減すると共に、アナログセンシング領域においてより広範囲に検出値が得られている場合にはアナログセンサ3からのセンシング情報を採用することで、より精度の高いセンシング情報を取得することができる。
<第六の実施形態>
上述の各実施形態のセンシング装置1はデジタルセンサ2とアナログセンサ3のそれぞれ一つずつと接続されている。しかしながらセンシング装置1は、デジタルセンサ2とアナログセンサ3を1組とする複数組のデジタルセンサ2とアナログセンサ3のそれぞれと接続し、各センサからセンシング情報を取得してよい。この場合、各組は別々の測定対象や、同一測定対象の別々の位置におけるセンシング情報を測定してよい。
またアナログセンサ3とデジタルセンサ2とが同一測定対象の別々の位置におけるセンシング情報を測定してもよい。例えば、測定対象の低周波の振動が多く発生する箇所をデジタルセンサ2を用いて測定し、同一の測定対象の高周波の振動が多く発生する箇所をアナログセンサ3を用いて測定する。これにより、それぞれのセンサの故障検知に適した場所での測定が可能になるため、異常値発生場所の特定が容易となる。
図8はセンシング装置の最小構成図である。
この図が示すようにセンシング装置1は、デジタルセンサ2と接続された第一演算部(CPU11)と、アナログセンサ3と接続された第二演算部(CPU11)と、何れの演算部を動作させるかを判定する動作判定部103の機能を備えればよい。
上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・センシング装置
2・・・デジタルセンサ
3・・・アナログセンサ
10・・・メインボード
11,21・・・CPU
12,22・・・メモリ
20・・・サブボード
30・・・センサボード
50・・・無線通信装置
101,201・・・制御部
102,202・・・センシング情報取得部
103・・・動作判定部
104・・・通信処理部
203・・・センシング情報転送部

Claims (9)

  1. デジタルセンサと接続され前記デジタルセンサから第一計測値を取得する第一演算部と、
    アナログセンサと接続され前記アナログセンサから第二計測値を取得する第二演算部と、
    前記第一演算部前記第二演算部の何れを動作させるかを判定する動作判定部と、
    を備え
    前記動作判定部は、前記第一計測値に異常がない場合には前記アナログセンサと接続された第二演算部の動作を少なくとも停止すると判定する
    センシング装置。
  2. 前記動作判定部は、前記第一演算部が前記デジタルセンサから取得した前記第一計測値を用いて所定の処理を行うと判定し、前記動作判定部は所定のタイミングで前記第二演算部を起動し、前記第二演算部が前記アナログセンサから取得した前記第二計測値を用いて所定の処理を行うと判定する
    請求項1に記載のセンシング装置。
  3. 前記動作判定部は、前記第一演算部が前記デジタルセンサから第一計測値を取得する間隔よりも長い間隔で、前記第二演算部を起動し、当該第二演算部が前記アナログセンサの計測する第二計測値を取得するよう制御する
    請求項2に記載のセンシング装置。
  4. 前記動作判定部は、前記第一演算部が前記デジタルセンサから取得した第一計測値と、前記第二演算部を起動した後に、当該第二演算部から取得した第二計測値とを用いて、それら第一計測値と第二計測値の何れが異常かを判定する
    請求項2または請求項3に記載のセンシング装置。
  5. 前記動作判定部は、前記第一計測値と前記第二計測値との誤差に基づいて前記第一計測値または前記第二計測値の異常を判定する
    請求項2から請求項4の何れか一項に記載のセンシング装置。
  6. 前記動作判定部は、前記第一計測値と前記第二計測値とを記憶し、当該記憶した第一計測値と新たに取得した第一計測値との比較に基づいて、前記第一計測値の異常を判定し、当該記憶した第二計測値と新たに取得した第二計測値との比較とに基づいて前記第二計測値の異常を判定する
    請求項2から請求項4の何れか一項に記載のセンシング装置。
  7. 前記動作判定部は、前記第一計測値に異常がある場合には前記デジタルセンサから取得した前記第一計測値に代えて、前記アナログセンサから取得した前記第二計測値を用いて所定の処理を行う
    請求項2から請求項の何れか一項に記載のセンシング装置。
  8. 第一演算部がデジタルセンサと接続して前記デジタルセンサから第一計測値を取得し、
    第二演算部がアナログセンサと接続して前記アナログセンサから第二計測値を取得し、
    動作判定部が、前記第一演算部前記第二演算部の何れを動作させるかを判定し、前記第一計測値に異常がない場合には前記アナログセンサと接続された第二演算部の動作を少なくとも停止すると判定する
    制御方法。
  9. デジタルセンサと接続され前記デジタルセンサから第一計測値を取得する第一演算部と、アナログセンサと接続され前記アナログセンサから第二計測値を取得する第二演算部と、を備えたセンシング装置のコンピュータを、
    前記第一演算部前記第二演算部の何れを動作させるかを判定し、前記第一計測値に異常がない場合には前記アナログセンサと接続された第二演算部の動作を少なくとも停止すると判定する動作判定部と、
    として機能させるプログラム。
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