JP6969190B2 - 可変移相器 - Google Patents

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Description

本発明は、連続的に位相を変化させることができる反射型の可変移相器に関する。
ビームの方向を変化させることが可能なフェーズドアレーアンテナでは、各アンテナ素子に接続する移相器によって位相を変化させている。ビームの方向を連続的に大きく変化させるためには、移相器によって位相を連続的に大きく変化させる必要がある。
非特許文献1には、長さλ/4の2つのスタブをλ/4の間隔を空けて2つ接続し、2つのスタブの端部に可変容量素子を設けた構成の移相器が記載されている。この非特許文献1の移相器は、高い伝送効率を維持しつつ、位相を連続的に120°変化させることができる。
非特許文献2には、90°ハイブリッド回路の4つのポートを時計回りに第1〜4ポートとして、第1ポートを入力ポート、第4ポートを出力ポートとし、第2、3ポートには、接地するか否かを選択可能なスイッチと、長さλ/4のスタブの一端と接続するか否かを選択す可能なスイッチを設け、さらにスタブの他端に接地するか否かを選択するスイッチを設けた反射型移相器が記載されている。この非特許文献2の反射型移相器では、スイッチの選択によって0°、90°、180°、270°の離散的な位相変化が可能となっている。
特許文献1には、線路長の異なる経路をスイッチで選択することにより、0°、90°、180°、270°の位相を選択し、その後に反射型移相器を用いて連続的に位相を変化させることにより、0〜360°の連続的な位相変化を実現した移相器が記載されている。
特開2003−304136号公報
森川大輔 他、"チューナブルフィルタを用いたマイクロストリップ線路移相器の一構成法、"電子情報通信学会論文誌C、J88−C(12)、1049−1056、2005 後藤篤矢 他、"反射型2ビット移相器の設計、"電子情報通信学会総合大会講演論文集、2016
しかし、非特許文献1の移相器は位相の変化量が120°と狭く、360°の位相変化量を実現するには多段化する必要があった。しかし、多段化すると、回路の規模が大きくなってしまったり、伝送効率が低下するなどの問題があった。
また、非特許文献2の移相器は、位相の変化が離散的であり、連続的に位相を変化させることができないという問題があった。
また、特許文献1の移相器は、2段の構成となっているため、回路の規模が大きくなってしまう問題があった。
そこで本発明は、1段の構成でありながら、連続的に大きく位相を変化させることが可能な可変移相器を実現することである。
本発明は、第1〜4ポートを有し、第1ポートからの波長λの信号の入力に対して、第2、3ポートに位相差90°で出力し、第4ポートには出力しない90°ハイブリッド回路と、第2ポートおよび第3ポートにそれぞれ設けられた1対のスイッチと、スイッチにそれぞれ接続された1対の第1の可変リアクタンス素子と、スイッチに一端がそれぞれ接続された1対の第1スタブと、第1スタブの他端にそれぞれ接続された一対の第2の可変リアクタンス素子と、を有し、スイッチは、第1の可変リアクタンス素子との接続と、第1スタブの一端との接続とを切り換える、ことを特徴とする可変移相器である。
スイッチは、FETスイッチ、ダイオードスイッチ、MEMSスイッチなどによって接続を切り換えるものであってもよいし、第1の可変リアクタンス素子のリアクタンスを変化させることでオープン状態とショート状態を実現して切り換えるものであってもよい。
第1スタブの長さはλ/4とするとよい。0〜360°の連続的な位相変化を実現できる。
第1スタブとは異なる長さの1個以上の第2スタブを1対さらに有し、1対におけるそれぞれの第2スタブが複数個である場合には互いに長さが異なり、第1スタブおよび第2スタブはスイッチを介して並列に接続され、スイッチは、第1スタブおよび第2スタブのうち1つの一端と接続するように切り換える構成とするとよい。位相変化できないギャップが生じないようにすることができ、0〜360°の連続的な位相変化を実現することがより容易となる。また、第1の可変リアクタンス素子および第2の可変リアクタンス素子の容量可変範囲を実施例1に比べて低減することができる。また、スイッチは第2、3ポートにそれぞれ1箇所であり、スイッチング損失は少なく、伝送効率も高い。
第1スタブおよび第2スタブを、長さの異なるn個(nは2以上の自然数)のスタブで構成する場合、それぞれの長さは、λ/(2(n+1))、2λ/(2(n+1))、・・・、nλ/(2(n+1))とするとよい。より容易に0〜360°の連続的な位相変化を実現することができる。
第1スタブおよび第2スタブは、第2ポートあるいは第3ポートを中心として放射状に配置するとよい。
また、1対の第1スタブそれぞれについて、複数の第3スタブをスイッチによって直列接続し、そのスイッチによる第3スタブ間の接続、切断の選択によって第1スタブの長さを選択可能とした構成としてもよい。位相変化できないギャップが生じないようにすることができ、0〜360°の連続的な位相変化を実現することがより容易となる。また、第1の可変リアクタンス素子および第2の可変リアクタンス素子の容量可変範囲を実施例1に比べて低減することができる。また、この場合、n個(nは2以上の自然数)のλ/(2(n+1))の長さの第3スタブをスイッチによって直列接続した構成とするとよい。より容易に0〜360°の連続的な位相変化を実現することができる。
本発明の可変移相器によれば、連続的に大きく位相を変化させることが可能であり、特に0〜360°の位相変化も実現可能である。また、本発明の可変移相器は、1段の構成であるため、回路面積を小さくすることができ、小型の可変移相器を実現することができる。
実施例1の可変移相器の構成を示した図。 実施例1の可変移相器の動作を模式的に示した図。 容量と移相量の関係を示したグラフ。 伝送効率を示したグラフ。 実施例2の可変移相器の構成を示した図。 実施例2の可変移相器の動作を模式的に示した図。 実施例3の可変移相器の構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1の可変移相器の構成を示した図である。この実施例1の可変移相器は、波長λの信号の位相を0〜360°の範囲で連続的に可変とすることができる移相器である。たとえば、5.8GHz帯の信号の位相を変化させるために用いる。図1のように、実施例1の可変移相器は、90°ハイブリッド回路1と、第1の可変容量素子2A、Bと、スタブ3A、Bと、第2の可変容量素子4A、Bと、スイッチ5A、Bと、によって構成されている。
90°ハイブリッド回路1は、図1のように、一辺の長さがλ/4の正方形の線路で構成されており、その正方形の角部に4つのポートを備えている。この4つのポートを時計回りに第1〜4ポートP1〜4とし、第1ポートP1を入力ポート、第4ポートP4を出力ポートとする。第1ポートP1には信号入力用の線路6が接続され、第4ポートP4には信号出力用の線路7が接続されている。信号入力用の線路6、90°ハイブリッド回路1のうち第1ポートP1と第4ポートP4間の線路、および信号出力用の線路7は、一の直線を成している。また、第2、3ポートには、スイッチ5A、Bがそれぞれ接続されている。
なお、実施例1では、正方形型の線路の90°ハイブリッド回路を用いており、一般的にもこのような正方形型の線路で構成されることが多いが、他の従来知られる任意の形状に構成されていてよく、第1〜4ポートを有し、第1ポートからの信号の入力に対して、第2、3ポートに位相差90°で出力し、第4ポートには出力しない他の任意の構造の90°ハイブリッド回路を用いてよい。
スイッチ5A、Bは、90°ハイブリッド回路1の第2、3ポートP2、3にそれぞれ設けられている。スイッチ5Aは、第2ポートP2と第1の可変容量素子2Aの一端との接続と、第2ポートP2とスタブ3Aとの接続とを切り換えるものである。つまり、スタブ3Aが第2ポートP2に接続された状態とされていない状態とを切り換えるものである。また、スイッチ5Bは、第3ポートP3と第1の可変容量素子2Bの一端との接続と、第3ポートP3とスタブ3Bとの接続とを切り換えるものである。つまり、スタブ3Bが第3ポートP3に接続された状態とされていない状態とを切り換えるものである。
スイッチ5A、Bの切り替え動作は連動しており、スイッチ5Aがスタブ3Aと接続するように動作すると、スイッチ5Bもスタブ3Bと接続するように動作し、スイッチ5Aが第1の可変容量素子2Aと接続するように動作すると、スイッチ5Bも第1の可変容量素子2Bと接続するように動作する。
スイッチ5A、Bは、たとえばFETスイッチ、ダイオードスイッチ、MEMSスイッチなどである。
スタブ3A、Bは、第2、3ポートP2、P3の近傍に設けられた長さλ/4の線路である。スタブ3Aは、90°ハイブリッド回路1の線路のうち第1ポートP1と第2ポートP2とを結ぶ線路と同一直線上に配置されている。また、スタブ3Bは、90°ハイブリッド回路1の線路のうち第3ポートP3と第4ポートP4とを結ぶ線路と同一直線上に配置されている。
スタブ3A、Bの両端のうち、第2、3ポートP2、3側の一端は、スイッチ5A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は第2の可変容量素子4A、Bの一端がそれぞれ接続されている。
なお、スタブ3A、Bの配置は実施例1のような配置に限らず、スタブ3A、B間で電気的な結合が生じない範囲で任意である。たとえば、90°ハイブリッド回路1の線路で囲われた正方形の領域内に設けてもよい。この場合、可変移相器の面積をより小さくすることができ、より小型の可変移相器を実現できる。
また、スタブ3A、Bの長さをλ/4としているが、必ずしもこの長さとする必要はなく、いずれの長さであっても大きな位相変化を得ることができる。ただし、0〜360°の移相変化を実現するためには、実施例1のようにλ/4とすることが望ましい。もちろん、厳密にλ/4でなくともよく、20%程度の誤差は許容される。
第1の可変容量素子2A、B、および第2の可変容量素子4A、Bは、バラクタダイオードであり、逆電圧の印加により容量を連続的かつ単調に変化させることができる素子である。第1の可変容量素子2A、B、および第2の可変容量素子4A、Bは、同一特性のものを用いる。第1の可変容量素子2A、Bと第2の可変容量素子4A、Bは必ずしも同一特性のものでなくともよいが、位相量の制御の容易さから同一特性のものを用いるのがよい。
第1の可変容量素子2A、Bの一端は、スイッチ5A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は接地されている。また、第2の可変容量素子4A、Bの一端は、スタブ3A、Bのスイッチ5A、B接続側とは反対側の一端と接続され、他端は接地されている。
なお、実施例1では、第1の可変容量素子2A、B、および第2の可変容量素子4A、Bとしてバラクタダイオードを用いて容量を可変としているが、強誘電体キャパシタなど任意の可変容量素子を用いることができる。可変容量素子を並列接続することで、容量の可変範囲を広げてもよい。さらには、容量を可変とするものに限らず、リアクタンスを可変とする素子であってもよい。たとえば、可変インダクタンス素子を用いてもよいし、可変容量素子と可変インダクタンス素子を併用してもよい。また、2つのバラクタダイオードを逆向きに対向させて直列接続してもよく、高調波を抑制することができる。
また、スイッチ5A、Bのスイッチング動作は、第1の可変容量素子2A、Bの容量可変によるオープン状態とショート状態の動作で実現することも可能である。この場合、第1の可変容量素子2A、Bに電流が流れるおそれがある。そこで、第1の可変容量素子2A、Bに幅の細い線路を直列に接続し、電流を抑制するとよい。また、ダイオードを逆向きに直列接続することで電流を抑制してもよく、このダイオードとして第1の可変容量素子2A、Bと同一特性のバラクタダイオードを用いることも可能である。この場合、高調波も抑制することができる。
次に、実施例1の可変移相器の動作について、図2を参照に説明する。
まず、スイッチ5A、Bによって、第2、3ポートP2、3と第1の可変容量素子2A、Bとがそれぞれ接続されている場合(スタブ3A、Bと接続されていない場合)について説明する。第1の可変容量素子2A、Bには同じ逆電圧を印加して、同じ容量となるようにしておく。
この場合、90°ハイブリッド回路1を用いた従来の反射型の可変移相器と同様に動作する。すなわち、第1ポートP1に入力された信号は、正方形の線路の各辺の長さがλ/4に設定されているため、第2、3ポートP2、3から出力され、第4ポートP4からは出力されない。また、第2、3ポートP2、3から出力される信号は、互いに位相がπ/2ずれている。そして、第2、3ポートP2、3には抵抗成分が0で第1の可変容量素子2A、Bによる容量成分のみの負荷が接続されているため、第2、3ポートでは全反射が生じる。
この全反射では、第1の可変容量素子2A、Bの容量に応じて位相が変化する。第1の可変容量素子2A、Bには同じ逆電圧が印加されており、同じ容量となるように設定されているため、その容量による位相変化量は同じφである。全反射により第2、第3ポートに信号が入力されるが、互いに位相がπ/2ずれていて、正方形の線路の各辺の長さがλ/4に設定されているため、第1ポートP1からは出力されず、第4ポートP4から合成されて出力される。90°ハイブリッド回路1による位相の変化量は−3π/2であるため、結局、第4ポートP4から出力される信号は、入力信号に対してφ−3π/2となる。
ここで、第1の可変容量素子2A、Bに印加する逆電圧値によって第1の可変容量素子2A、Bの容量は連続的かつ単調に変化させることができ、その容量に応じて位相変化量φも連続的かつ単調に変化する。具体的には、図2のように、容量が0では位相変化量は180°であり、容量が増加するに従って次第に位相変化量が減少していく。そして、減少は飽和していき、容量が無限大で位相変化量は0°となる。
その結果、実施例1の可変移相器は、スイッチ5A、Bによりスタブ3A、Bと接続されていない場合には、図2のように、第1の可変容量素子2A、Bの容量を変化させることで0〜180°の位相変化を実現することができる。
次に、スイッチ5A、Bによって、第2、3ポートP2、3とスタブ3A、Bが接続されている場合について説明する。第2の可変容量素子4A、Bには同じ逆電圧を印加して、同じ容量となるようにしておく。
この場合、信号はスタブ3A、Bを伝送し、第2の可変容量素子4A、B接続側の端部で全反射されて、第2、3ポートP2、3へと戻る。ここで、スタブ3A、Bの長さがλ/4であるため、位相はスタブ3A、Bの長さの2倍分、つまりπ遅れる。よって、第2、3ポートP2、3に再び入力される信号は、第2の可変容量素子4A、Bの容量に応じた位相変化量φと、スタブ3A、Bの線路長に応じた位相変化量−πとを合わせたφ−πの位相変化量となる。
すなわち、容量−位相変化量の特性曲線は、スタブ3A、Bを接続していない場合の特性曲線を下方に180°ずらした形となる。具体的には、図2のように、容量が0では位相変化量は0°であり、容量が増加するに従って次第に位相変化量が減少していく。そして、減少は飽和していき、容量が無限大で位相変化量は−180°となる。
その結果、実施例1の可変移相器は、スイッチ5A、Bによりスタブ3A、Bと接続されている場合には、図2のように、第2の可変容量素子4A、Bの容量を変化させることで、−180〜0°の位相変化を実現することができる。
したがって、実施例1の可変移相器は、スイッチ5A、Bによるスタブ3A、Bの接続の有無(つまり、固定の位相変化量の選択)と、第1の可変容量素子2A、Bあるいは第2の可変容量素子4A、Bの容量変化(つまり、連続的な位相変化量の選択)とにより、0〜360°の連続的な位相変化を実現することができる。
また、実施例1の可変移相器は、図1に示すように1段の構成である。そのため、回路面積を小さくすることができ、小型にすることができる。また、原理的には損失は銅損のみであり、伝送効率も高い。さらに、実施例1の可変移相器は反射型であるため、インピーダンス整合を気にする必要がなく、利便性が高い。
図3は、実施例1の可変移相器について、位相量の変化をシミュレーションにより算出した結果である。図3において、実線は、スイッチ5A、Bにより第1の可変容量素子2A、B側に接続した場合(スタブ3A、Bと接続しない場合)を示し、破線は、スイッチ5A、Bによりスタブ3A、B側に接続した場合を示している。周波数は2.45GHz、線路幅は2.1mmとした。
図3のように、第1の可変容量素子2A、B側に接続し、第1の可変容量素子2A、Bの容量を0〜20pFの範囲で変化させると、位相は180°から0°まで連続的かつ単調に減少していくことがわかる。また、スタブ3A、B側に接続し、第2の可変容量素子4A、Bを0〜20pFの範囲で変化させると、位相は0°から−170°付近まで連続的かつ単調に減少していくことがわかる。−180°から−170°の領域に位相変化できないギャップがあるが、第1の可変容量素子2A、Bの容量を十分に大きくすれば、−180°〜−170°の範囲でも位相変化可能となる。このように、実施例1の可変移相器では、0〜360°まで連続的に位相を変化させることができる。
図4は、実施例1の可変移相器について、伝送効率をシミュレーションにより算出した結果である。実線、破線は、図3の場合と同様である。
図4のように、スタブ3A、Bと接続しない場合、接続する場合のいずれにおいても、第1の可変容量素子2A、Bあるいは第2の可変容量素子4A、Bを0〜20pFに変化させた範囲では、非常に高い伝送効率を示し、損失は1dB以下であった。
図5は、実施例2の可変移相器の構成を示した図である。図5のように、実施例2の可変移相器は、実施例1の可変移相器における第2、3ポートP2、3の接続部分を、以下のように変更したものであり、他の構成は実施例1の可変移相器と同様である。なお、図5中、実施例1の可変移相器と同一構成部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
実施例2の可変移相器は、図5のように、90°ハイブリッド回路1の第2、3ポートP2、3にそれぞれ設けられたスイッチ25A、Bを有している。
スイッチ25Aは、第2ポートP2と、第1の可変容量素子2Aの一端、スタブ21Aの一端、スタブ22Aの一端、またはスタブ23Aの一端のいずれか1つとの接続を切り換えるものである。
また、スイッチ25Bは、第3ポートP3と第1の可変容量素子2Bの一端、スタブ21Bの一端、スタブ22Bの一端、またはスタブ23Bの一端のいずれか1つとの接続を切り換えるものである。
スイッチ25A、Bの切り替え動作は連動しており、次のように動作する。スイッチ25Aがスタブ21Aと接続するように動作すると、スイッチ25Bもスタブ21Bと接続するように動作する。また、スイッチ25Aがスタブ22Aと接続するように動作すると、スイッチ25Bもスタブ22Bと接続するように動作する。また、スイッチ25Aがスタブ23Aと接続するように動作すると、スイッチ25Bもスタブ23Bと接続するように動作する。また、スイッチ25Aが第1の可変容量素子2Aと接続するように動作すると、スイッチ25Bも第1の可変容量素子2Bと接続するように動作する。
スタブ21A〜23Aは、図5のように、第2ポートP2近傍を中心にして放射状に配置され、等間隔に離間して配置されている。また、スタブ21B〜23Bも同様に、第3ポートP3近傍を中心にして放射状に配置され、等間隔に離間して配置されている。このように放射状に配置することで、線路間の結合を低減している。また、入出力ポート間を挟んで線対称となるようにスタブ21〜23A、Bが配置されている。
なお、スタブ21〜23A、Bの配置は、必ずしも実施例2のような配置に限るものではなく、各スタブや線路との間で電気的な結合が生じない範囲であれば任意の配置でよい。回路面積を低減するために、スタブ21〜23A、Bの一部ないし全部を、90°ハイブリッド回路1の線路で囲われた正方形の領域内に設けてもよい。
スタブ21A、Bは長さλ/8、スタブ22A、Bは長さλ/4、スタブ23A、Bは長さ3λ/8である。
スタブ21A、Bの両端のうち、第2、3ポートP2、3側の一端は、スイッチ25A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は第2の可変容量素子26A、Bの一端がそれぞれ接続されている。また、スタブ22A、Bの両端のうち、第2、3ポートP2、3側の一端は、スイッチ25A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は第2の可変容量素子27A、Bの一端がそれぞれ接続されている。また、スタブ23A、Bの両端のうち、第2、3ポートP2、3側の一端は、スイッチ25A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は第2の可変容量素子28A、Bの一端がそれぞれ接続されている。
第2の可変容量素子26〜28A、Bは、バラクタダイオードであり、逆電圧の印加により容量を連続的かつ単調に変化させることができる素子である。第1の可変容量素子2A、B、および第2の可変容量素子26〜28A、Bは、同一特性のものを用いる。
第1の可変容量素子2A、Bの一端は、スイッチ25A、Bによって第2、3ポートP2、3とそれぞれ選択的に接続され、他端は接地されている。また、第2の可変容量素子26〜28A、Bの一端は、スタブ3A、Bのスイッチ25A、B接続側とは反対側の一端と接続され、他端は接地されている。
次に、実施例2の可変移相器の動作について、図6を参照に説明する。
実施例1の動作原理で説明したように、第2、3ポートP2、3がスタブと接続されている場合、スタブの長さによって固定された位相変化と、可変容量素子による位相変化とを合わせた量の位相変化が得られる。
実施例2の場合、スタブの長さは、スタブ21A、Bがλ/8、スタブ22A、Bがλ/4、スタブ23A、Bが3λ/8となっているため、それぞれπ/2、π、3π/2の位相遅れが加わる。
したがって、スイッチ25A、Bによる各選択によって容量−位相変化量の特性曲線は、図6のように変化する。すなわち、スタブ21A、Bと接続されている場合における容量−位相変化量の特性曲線は、スタブが接続されていない場合の特性曲線を下方に90°ずらした形となる。また、スタブ22A、Bと接続されている場合における容量−位相変化量の特性曲線は、スタブが接続されていない場合の特性曲線を下方に180°ずらした形となる。また、スタブ23A、Bと接続されている場合における容量−位相変化量の特性曲線は、スタブが接続されていない場合の特性曲線を下方に270°ずらした形となる。
このように、実施例2の可変移相器においても、スイッチ25A、Bによる接続先の選択、および第1の可変容量素子2A、Bあるいは第2の可変容量素子26〜28A、Bの容量変化とにより、0〜360°の連続的な位相変化を実現することができる。
また、実施例2の可変移相器は、実施例1の可変位相器に対して次のような利点がある。実施例1の可変位相器では、第1の可変容量素子2A、B、第2の可変容量素子4A、Bの容量可変範囲によっては、位相変化を十分に広げることができず、スタブ3A、Bが接続している状態と接続していない状態とで位相可変範囲が重ならない領域が生じ、その結果、0°近傍、あるいは180°近傍に位相変化できないギャップが生じる可能性がある。
しかし、実施例2の可変移相器では、各スタブ21〜23A、Bが接続してる状態としていない状態とで、位相可変範囲を一部重複させることができる(図6参照)。したがって、実施例2の可変移相器では、位相変化できないギャップが生じないようにすることができ、0〜360°の連続的な位相変化を実現することがより容易となる。
また、実施例2の可変移相器は、第1の可変容量素子2A、Bおよび第2の可変容量素子26〜28A、Bの容量可変範囲を実施例1に比べて低減することができる。たとえば、実施例1では0〜360°の移相変化のために第1の可変容量素子2A、B、および第2の可変容量素子4A、Bの容量可変範囲が0〜20pF必要なところ、実施例2の可変移相器では、第1の可変容量素子2A、Bおよび第2の可変容量素子26〜28A、Bの容量可変範囲が0〜約7pFで済む。そのため、より簡便かつ制御性よく、0〜360°の位相変化を実現することができる。
また、実施例2の可変移相器は、スイッチ25Aを介して第1の可変容量素子2A、スタブ21〜23Aとが、スイッチ25Bを介して第1の可変容量素子2B、スタブ21〜23Bとが、並列に接続される構成となっている。つまり、第2、3ポートP2、3それぞれ1箇所にスイッチ25A、Bが設けられる構成であるため、スイッチング損失が小さく、伝送効率が高いという利点がある。
なお、実施例2では、第2、3ポートP2、3に並列接続するスタブの数を3つとし、それぞれの長さをλ/8、λ/4、3λ/8としているが、スタブの数が2つ以上で、それぞれの長さが異なるようにすれば任意でよい。ただし、スタブの数が多いと回路レイアウトの設計が難しくなるため、3本以下の数とするのが望ましい。また、スタブの長さによる位相変化量が360°を等分割するように設定することが望ましく、スタブの数をn(nは2以上の自然数)として、λ/(2(n+1))、2λ/(2(n+1))、・・・、nλ/(2(n+1))とすることが望ましい。より容易に0〜360°の連続的な位相変化を実現することができる。もちろん、厳密にこのような長さでなくともよく、20%程度の誤差は許容される。たとえば、スタブの数を2とし、それぞれの長さをλ/6、λ/3としてもよい。
図7は、実施例3の可変移相器の構成を示した図である。実施例3の可変移相器は、実施例1の可変移相器において、実施例1の可変移相器における第2、3ポートP2、3の接続部分を、以下のように変更したものであり、他の構成は実施例1の可変移相器と同様である。なお、図5中、実施例1の可変移相器と同一構成部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
実施例3の可変移相器では、図7のように、90°ハイブリッド回路1の第2ポートP2に、スイッチ35A〜Cを介してλ/8の長さの3つのスタブ31〜33Aが直列に接続されている。また、第3ポートP3に、スイッチ35D〜Fを介してλ/8の長さの3つのスタブ31〜33Bが直列に接続されている。
スイッチ35A、Dは、スタブ31A、Bまたは第1の可変容量素子2A、Bのどちらかと選択的に接続され、スイッチ35B、Eは、スタブ32A、Bまたは第2の可変容量素子36A、Bのどちらかと選択的に接続され、スイッチ35C、Fは、スタブ33A、Bまたは第2の可変容量素子37A、Bのどちらかと選択的に接続される。また、スタブ33A、Bのスイッチ35C、F接続側とは単体側の端部は、第2の可変容量素子38A、Bが接続されている。また、第1の可変容量素子2A、Bおよび第2の可変容量素子36A、B、37A、Bのスイッチ側とは反対側の一端は接地されており、第2の可変容量素子38A、Bのスタブ33A、B側とは反対側の一端は接地されている。
実施例3の可変移相器では、スイッチ35A〜Fによって、以下の4つの状態のいずれかを選択する。スイッチ35A、Dを第1の可変容量素子2A、B側に接続することで、スタブが接続されていない状態とする。また、スイッチ35A、Dをスタブ31A、B側に接続し、スイッチ35B、Eを第2の可変容量素子36A、B側に接続することで、長さλ/8のスタブが接続された状態とする。また、スイッチ35A、Dをスタブ31A、B側に接続し、スイッチ35B、Eをスタブ32A、Bに接続し、スイッチ35C、Fを第2の可変容量素子37A、B側に接続することで、長さλ/4のスタブが接続された状態とする。また、スイッチ35A、Dをスタブ31A、B側に接続し、スイッチ35B、Eをスタブ32A、Bに接続し、スイッチ35C、Fをスタブ33A、B側に接続することで、長さ3λ/8のスタブが接続された状態とする。
このように、実施例3の可変移相器は、スイッチ35A〜Fによってスタブ全体の長さをλ/8、λ/4、3λ/8の3通りに選択することができる。そのため、スイッチ35A〜Fによるスタブの長さの選択と、そのスタブの一端に接続された可変容量素子の容量変化とにより、図6に示すような実施例2の可変移相器と同様の位相変化を実現することができる。
また、実施例3の可変移相器は、実施例2の可変移相器と同様に、位相変化できないギャップが生じないようにすることができ、0〜360°の連続的な位相変化を実現することがより容易となる。
また、実施例3の可変移相器は、実施例2の可変移相器と同様に、第1の可変容量素子2A、Bおよび第2の可変容量素子36〜28A、Bの容量可変範囲を実施例1に比べて低減することができる。そのため、より簡便かつ制御性よく、0〜360°の位相変化を実現することができる。
また、実施例3の可変移相器は、スイッチ35A〜Fが多いためスイッチング損失は大きくなるが、回路面積は小さくすることができ、可変移相器の小型化に有利である。
なお、実施例3では、第2、3ポートP2、3にそれぞれ直列接続するスタブの数を3つとし、長さをλ/8としているが、スタブの数が2つ以上であれば任意でよく、スタブの長さを同一とする必要もない。要するに、複数のスタブをスイッチによって直列接続し、そのスイッチによるスタブ間の接続、切断の選択によってスタブの長さを選択可能に構成されていればよい。ただし、スタブの数が多いと回路レイアウトの設計が難しくなるため、3本以下の数とするのが望ましい。また、直列接続するスタブの長さを等しくし、スタブの数をn(nは2以上の自然数)として、λ/(2(n+1))とすることが望ましい。もちろん、厳密にこのような長さでなくともよく、20%程度の誤差は許容される。たとえば、スタブの数を2とし、長さをλ/6としてもよい。
(変形例)
実施例2は、スイッチ25A、Bを介して第2ポートP2とスタブ21〜23A、第3ポートP3とスタブ21〜23Bを並列に接続するものであり、実施例3はスイッチ35A〜Fを介して第2ポートP2とスタブ31〜33A、第3ポートP3とスタブ31〜33Bを直列に接続するものであったが、並列接続と直列接続を組み合わせてもよい。
また、実施例では、第2、3ポートP2、3と第1の可変容量素子2A、Bとを直接接続しているが、スタブとは異なる長さの線路を間に設けて間接的に接続する構成としてもよい。
本発明の可変移相器は、アレーアンテナの指向性制御などに利用することができる。
1:90°ハイブリッド回路
2A、B:第1の可変容量素子
3A、B:スタブ
4A、B:第2の可変容量素子
5A、B:スイッチ
6:信号入力用の線路
7:信号出力用の線路

Claims (8)

  1. 第1〜4ポートを有し、第1ポートからの波長λの信号の入力に対して、第2、3ポートに位相差90°で出力し、第4ポートには出力しない90°ハイブリッド回路と、
    前記第2ポートおよび前記第3ポートにそれぞれ設けられた1対のスイッチと、
    前記スイッチにそれぞれ接続された1対の第1の可変リアクタンス素子と、
    前記スイッチに一端がそれぞれ接続された1対の第1スタブと、
    前記第1スタプの他端にそれぞれ接続された一対の第2の可変リアクタンス素子と、
    を有し、
    前記スイッチは、第1の可変リアクタンス素子との接続と、前記第1スタブの一端との接続とを切り換える、
    ことを特徴とする可変移相器。
  2. 前記スイッチは、前記第1の可変リアクタンス素子のリアクタンスを変化させることでオープン状態とショート状態を実現して切り換えるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の可変移相器。
  3. 前記第1スタブの長さはλ/4である、ことを特徴とする請求項1に記載の可変移相器。
  4. 前記第1スタブとは異なる長さの1個以上の第2スタブを1対さらに有し、1対におけるそれぞれの前記第2スタブが複数個である場合には互いに長さが異なり、
    前記第1スタブおよび前記第2スタブは前記スイッチを介して並列に接続され、
    前記スイッチは、前記第1スタブおよび前記第2スタブのうち1つの一端と接続するように切り換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変移相器。
  5. 前記第1スタブおよび前記第2スタブは、長さの異なるn個(nは2以上の自然数)であり、それぞれの長さは、λ/(2(n+1))、2λ/(2(n+1))、・・・、nλ/(2(n+1))である、ことを特徴とする請求項4に記載の可変移相器。
  6. 前記第1スタブおよび前記第2スタブは、前記第2ポートあるいは前記第3ポートを中心として放射状に配置されている、ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の可変移相器。
  7. 前記第1スタブは、複数の第3スタブをスイッチによって直列接続し、そのスイッチによる第3スタブ間の接続、切断の選択によって前記第1スタブの長さを選択可能としたものである、ことを特徴とする請求項1に記載の可変移相器。
  8. 前記第3スタブは、n個(nは2以上の自然数)のλ/(2(n+1))の長さの前記第3スタブをスイッチによって直列接続したものである、ことを特徴とする請求項7に記載の可変移相器。
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